質問内容きたる六月七日、米国務省特別顧問および国務省国際資源局長はじめ、米国官民代表団十余名の一行は、日米綿製品協定の推進、日米毛製品協定締結の準備、国際毛製品問題等の目的をもつて来日される。
右に関し、政府の態度、所信等について次のごとく質問いたしたい。
一 日米両国間の貿易は、日米友好通商航海条約の精神に基づき、自由にして平等互恵にしてともに内国人と同等の待遇をお互に与えあうことにより、友好通商を…
答弁内容一 今回の米代表団との会談は、両国毛製品産業の実態等につき腹蔵のない意見交換を行なうことを目的とするものであり、とくにあらかじめ議題を定め、いわゆる討議を行なうということは考えていない。
二 なお、日本政府の国際毛製品取極反対の態度は、今回の米代表の訪日に際しても従来のそれといささかも変りはない。
従つて今回の米側との会談に当つては、かりに先方から本件に言及されることがあつても、わが国の反対の…