藤原道子 参議院議員
3期国会発言一覧

藤原道子[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期
藤原道子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは藤原道子参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

藤原道子[参]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第7号(1953/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私はこの際、中共よりの引揚に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、中共からの帰国に関しまして、その後の経過並びに引揚後における擁護の実情につきまして、政府に御質問申上げたいと存じます。  先ず第一に、中国及びソ連地区に未だ帰らざる同胞を多数残して終戦となりました。国内におきまして、その肉親はこれらの同胞の帰国を一日千秋の思いで待ち焦がれて参りました。あらゆる方法を以て政府にこれを要望し、或いは総理官邸に夜通しの提訴と相成つたこともあつたのでございます。けれども、政府の無能は何らなすことを得ず、結局、昨年中国の紅十字社の好意によりまして、これが民間団体の……

第16回国会 参議院本会議 第35号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今提案されましたらい予防法案に対しまして反対の意を表せんとするものでございます。  本法案が上程されまするや、全国一万二千の患者は蹶然と立ち上りまして、この法案を何とぞ人間的涙ある法案に改めて欲しい。相変らず療養所よりもむしろ収容所的な空気の強いこの法案に対しまして絶対反対の運動を展開いたしたわけでございます。私たちは、この不幸なる病に侵されましたる人たちの人権を飽くまでも尊重し、温かく保護することによつて、社会全般も又その福祉を受け、社会全般も又保護される。こういう意味においてこの法案が制定されるべきものと思うのでございます。只今委員長から御……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第6号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は日本社会党を代表いたしまして只今上程になりました昭和二十八年度一般会計補正予算並びに特別会計補正予算案に対し、反対の意思を表明いたすものであります。  政府は今国会の召集に当つて救農国会と称し、予算も災害、冷害対策に限定し、これによつて罹災者に緊急処置の温情を匂わせ、あたかも異常なる災害に悩む人々に大きな希望と期待を持たせ得るかのように装つておるのでありますが、果してこの予算案が救農一枚看板で貫かれた国会にふさわしい内容を持つた補正予算案でありましようか。私は、政府のその誠意の微塵をも見出だすことができないのでございます。而も大蔵大臣が責任を以て提出したと称する予算案を、大蔵……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第28号(1954/04/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今上程されました厚生年金保険法案に対しまして、数点に対しての御質問を申上げたいと存じます。  先ほど来自由党の谷口議員、緑風会の常岡議員の御質問に対しましても、私は心から賛同の意を表し、拍手を以て御声援申上げたわけでございますが、(拍手)只今上程になりました本法案は、当初勤労力の増強の国家的要請に基きまして、当時審議会ができまして、而もその委員といたしましでは吉田内閣総理大臣、緒方副総理らが委員として参画され、種々審議されまして、昭和十七年六月一日に発足したはずだと私は記憶いたしております。ところがこの当時には、一般労働者の資格期間が二十年、坑……

第19回国会 参議院本会議 第56号(1954/06/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は、この際、中国紅十字代表招聘に関する決議に対する政府の措置についての緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、過日本院におきまして、中国の紅十字代表李徳全女史招聘に関する決議案が、全会一致で決定いたしたのでございます。本問題に対しましては、肉身の上を案ずるその留守家族の切実なる要望は、この李徳全女史を招聘することによつて、そこに何らかの希望を求めている我々に対しましても、絶えずこうした涙ぐましい留守家族からの手紙が寄せられているのでございます。私ども厚生委員会におきましては、昨年十一月十一日の委員会におきまして、日赤の代表を招き、その実情をいろいろと調査いたしたの……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第4号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案につきまして、本法律案の趣旨、提案理由、委員会における審議の経過を御報告いたします。  現行の労働組合法におきましては、労働争議の斡旋、調停及び仲裁等を行う権限を有する地方労働委員会は、労働者委員、使用者委員、公益委員、各三人、又は各五人、各七人のうち、政令で定める数を以て組織いたすことになつております。而して、政令により、労、使、公それぞれ三人の委員を以て定数と定められております所は、山梨県、鳥取県、島根県の三県に置かれておる地方労働委員会だけでございまして、他はすべて各七人又は五人の委員を以て組織されておるのであります。  ……

第20回国会 参議院本会議 第8号(1954/12/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今議題となりました請願八件の労働委員会における審査の結果を御報告申上げます。  先ず請願第十四号、第二百六号は、日雇労務者の生活は年末が近付くに従つて窮迫の度が深刻化しているから、これの救済措置を要請しておるのであります。  以上、請願二件は、願意おおむね妥当なるべきものと認めてこれを採択し、議院の会議に付し、就労増加及び年末手当については、できるだけ政府の善処を要望する旨意見を付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。  次に、請願第三十九号は、失業対策事業関係予算を大幅に増額して、就労人員を増加せしめることを要請しておるのであります。次に、請願第七十八号、第百二十一号、……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第13号(1955/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私はこの際、頻発する人身売買事件に関し緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、最近頻発する人身売買事件等に対して、政府に対し御質問を申し上げたいと存じます。そしてまた、その責任ある御答弁を伺いたいのでございます。  私は昨年二月、本議場におきまして、同じく軍事基地周辺における米軍の暴行事件に関連いたしまして、この人身売買あるいはまた売春問題についての御質問を展開いたしました。ところが同じような問題を取り上げなければならないというこの日本の実情に対して、深い悲しみを抱いているものでございます。  まず第一に総理にお伺いいたしたいと存じますこ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第51号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま委員長の報告されました売春防止法案に対しまして、幾多の不平と不満はありますが、最低ぎりぎりの線で賛成をいたすものでございます。(拍手)  思えば幾百年の長い日本女性の悲劇の歴史、これに対しまして、とにもかくにも終止符を打たんとする本法の討論に立ちまして、感無量のものがございます。明治五年以来、実に八十五年の長きにわたりまして叫び続けられました人身売買の禁止と白色奴隷の解放、婦人の解放への悲願が、今、ようやく日の目を見ようといたしておるのでございます。国家の意思といたしまして、売春の悪であることを規定いたしますことは、何としても大きな意義を……

藤原道子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

藤原道子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私ちよつと時間がございませんから簡単に申上げますが、先ほど中山先生から御質問の癩の問題でございますが、先ほど来のお話で経過はわかつたのです。併し作業放棄をしたことに対してどういうような手を打つておいでになるか、聞くところによると看護婦等で過労のために倒れる者がぞくぞく出ておる。それからこういうものは放置して置けばいつか片付くというふうにお考えになつておいでになるかどうか、非常に私たちは重大な問題だと思つておりますので、これに対する厚生省のお考えを簡単に而も明確にお伺いをしたい。  いま一つは先日局長、次長等がおいでになつたときん患者が満足を得られなかつたというので、聞くところによ……

第16回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(藤原道子君) それでは只今から厚生委員会を開きます。  社会保障制度に関する調査を議題といたします  この調査は第四回国会以来継続して実施して参りまして、第十六回国会閉会に際しましても議長の承認を受け、閉会中も調査を続けて来たのでありますが、調査が広汎多岐に亙るため完了いたしませんので、未了報告書を議長宛提出いたしたいと存じます。その手続きについては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それから委員長が議長に提出する報告書には多数意見者の署名を付することになつておりますので、御異議のないかたは順次御署名をお願いいたします。 ……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 すでに時間も遅くなりましたし、同僚委員から各方面からの御質問がございましたので、昨日質問の通告をいたしましたことを極く簡潔に、なお皆様の御質問洩れの点だけをお伺いいたしたいと思います。  先ず第一に私お伺いいたしたいことは、法律が作られていてもそれが実行されていない、予算に縛られていると言えばそれまででございますが、それでは余りに情ないと思うのでございます。そこで私は以下三点についてお伺いをしたいと思いますが、先ず第一にお伺いいたしたい点は基地附近における衛生状態についてでございます。先ず第一に過日の前国会の予算委員会でも御質問いたしましたので、その後改正されておるかと思つて先日……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちよつとお伺いいたしますが、この法が制定されて今日までに学校が全国でどのくらいできておるか、その在校生がどのくらい、学校を卒業した人がどのくらいあるか、お伺いいたします。
【次の発言】 私は今回の改正の趣旨には決して反対するものではございませんが、厚生省で予定されておりますところの省令ですか、その内容を承わりたいのです。先ず第一に、この頃世の中が逆コースであるということを考えますときに、これが再び人権無視の徒弟制度に逆行するようなことがあつてはならない、こういう点を一つ憂うるものでございますが故にその内容をお伺いさして頂きたい。

第16回国会 厚生委員会 第6号(1953/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 誠に今回の災害は余りも被害が甚大なのでお互いに心を傷めるばかりでございますが、災害救助法によつていろいろ物資の調達等の状況は現在どのようになされているか、どのくらいなものが用意されていたか、今のような状態では誠に心許ないように聞けるのでございますが、その点についての御用意のほどをお伺いいたしたい。
【次の発言】 それは各県で備蓄云々ということは私も承知しているのですけれども、今度のようなときには、県全体がやられているのですから、そんな理窟だけで行けないと思いますから、それをお伺いしたわけで、それで我々のほうとしては、問題は水がひいたあとの問題ですね。防疫の問題ですね。それから現在……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/07/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 比島の戦犯の釈放問題につきましては、これは国民等しく心から念願し、あらゆる陳情を行つて来たことは、国民運動となつて現われて来たぐらいの熱願であつたわけでございます。それについて幸いにも七月四日のフイリピンの独立記念日を期して、非常な恩典によつてこれが釈放され、或いは死刑囚が減刑されるということは、誠に御同慶の至りで、比島のこの御措置に対しては、心からなる感謝を捧げるものでございます。これに対して外務省としても随分お骨折をして来られたと思いますが、今日に至りますまでの経過、向うへ交渉されて参られました経過を私は先ずお伺いをいたしたい。そうして又今度釈放されることのおよそのお見通しの……

第16回国会 厚生委員会 第17号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私はこの際お伺いいたしたいと存じますのは、今回の水害は非常に目を蔽うがごとき大惨害でございまして、その地方住民の生活の困難さは想像に余りあるものがあるのでございます。そこで今回罹災地の遺族の人々からいろいろと陳情がございまして傷痍金として五万円の公債が遺族に渡つておりますが、これを是非共現金化して欲しい。この現金化の際には生活に困難な人というようなことはあるけれども、この際災害地の遺族に対しましては、若し要求があつたならば、是非とも無条件で現金化してやつて欲しい、こういうふうに考えるのでございますが、政府はこれに対してどのようなお考えを持つておいでになるか。政府のほうへも恐らく私……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は水野さんにちよつとお伺いしたいのですが、先ほど生活保護法は患者が受けたがらないから余りこれはやらない。そういうふうなお話ですが、患者が受けたがらんという理由は、やはり生活保護法を受ける場合にいろいろうるさいものがある、僅かなものを持つておつてもこれは駄目だというような妙なことがあるから、同時に秘密が漏洩するというようなことから受けたがらないのじやないかと思うのですが、北野さんどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それではこれは参考人のかた全部にお伺いしたいのですが、これは先ほど榊原先生からお話がございましたが、病名変更のことです。らい者の気持にならなければこの問題……

第16回国会 厚生委員会 第19号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 この問題だけ……、私も同じことを伺うことになるのですけれども、先程から聞いていると私は納得ができないのです。らいというものは極く限られた人数なんです。ですから一家の働きの中心をなしている人が療養所へ入所するというような場合には、家族全体の生活が非常に困難に陥ることは明らかなんです。それが一年とか二年で必ず帰えれるというのではなくて相当長期に互つての療養を止むを得ず家族と隔離の上において行わなければならない。即ち家庭生活というものは破壊されてしまうんです。であると同時に又一方政府がこんな大騒ぎをしながら、このらい予防法の審議をいたしておりますのは、一時も早く患者に療養の機会を与えた……

第16回国会 厚生委員会 第20号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 それは保険の性質から考えまして、保険財政に影響があるからといつて安易な方法で保険者にこれを負担せしめるということに反対なんです。だからこそ保険財政が困るから、国庫負担を二割これを国保並みにやるべきであるという主張を持つておるのでございますが、政府はどう考えておられますか。
【次の発言】 すでに同僚湯山委員からあつたと思いますから、私の質問はこれで終ります。
【次の発言】 私はらい予防法につきまして先ず大臣に御質疑を申上げたいと思います。昨日同僚委員諸君からいろいろ御質疑があつたのでございますが、なお私には理解しがたい点がございますので、重ねて御質疑を申上げたいのでございます。  ……

第16回国会 厚生委員会 第21号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今の湯山さんの御質問に関連してでございますが、公務に基因する病気ということでございますが、基準をどういうふうに置いているのですか。
【次の発言】 今度は非常に認定が困難だと思うのですね、只今あなたのおつしやつたように、非常に困難な実情にございましたので、私は少くとも動員されておるうちに発病したものというような場合には余りやかましい規定をつける必要はないのじやないかと思う。援護法の場合におきましてはそれが相当たくさんのケースでもないと思うのですが、どのくらいのケースだと考えておられますか、その判定のつかない、公務に起因する病気というほうに入らないと今お考えになつておる件数はどのく……

第16回国会 厚生委員会 第23号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 生活に困つたという程度は、どの程度かということが問題になるのですね。それはどういうふうにお考えでございましようか。
【次の発言】 私はその点をよほど明確にして置いて頂かないと困りますのは、今度家が流された人がたくさんあるのですね。あれは困つても相当資力のある人は復旧できるのですが、資力のない人は本当に困難な状態に追い込まれて、随分泣きついて来ているのがあるわけです。ですから、生活保護法は受けていなくても、今度の水害によつて生活困難になつた者は、これの適用を受げる、これはそう理解してよろしうございますか。
【次の発言】 それから、くどいようでございますが、山下先生の御質問の相当期間……

第16回国会 厚生委員会 第25号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私どもは今重大な事態を控えて、目の前にして、この法案の審議に当つておるものでございます。これは申上げるまでもないことであります。そこで私といたしましては、成るほど昨晩ここを引揚げました。廣瀬さん聞いて下さい。だから任せます。併しながら……廣瀬さんこつちを向いて下さい。昨晩私は確かに皆さまの御決定に従いますということを申上げて帰つたのでございます。その御決定がどうなつたかということを我々に報告する義務はあるでしよう。私は小委員を解除された覚えはございません。それから榊原さんも小委員であるならば私も小委員であります。山下さんも小委員なんです。それなのに理事、委員長の打合せ会におきまし……

第16回国会 厚生委員会 第26号(1953/08/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は大臣の御病気のことでございますから、大体を省略いたしまして、ただ一点だけをお伺いいたしておきたいと思いますのは、職員の待遇並びに増員につきまして、是非ともこの際一つ実現してもらわなければならない、かように存じます。この職員の増員ということには、一つにはらい患者の福祉になる、今のような実情では、本当に療養所の態勢が整わない。ここにおいて、働らく職員の職務が如何に困難な状態にあるかということは、私どもも申上げるまでもございませんので、一切を省略いたしますから、大臣はこの増員に対して、どのようなお考えを持つておいでになるか、そしてその待遇の点でございますが、調整号俸等につきましても……

第16回国会 厚生委員会 第29号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私お伺いしたいことが大体もう今までの質疑で尽きておるのでございますけれども、なおお伺いしたいのは社会事業は非常に困つておると、これはどうしても必要とする、そこまで困つておるのに対して政府は今日までどういう考えを持つて来られたか、何が原因で社会事業がそこまで困つておるかという点について政府に……。(「政府はおらん」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は政府にお伺いしたいのですが、社会事業は今日非常に困窮しておられるということは私どもよく知つている。ですからこの法律に反対という意味じやない、けれども憲法に規定しておりますように、すべて国民はというところで、政府の責任においてすべてのものを……

第16回国会 厚生委員会 第30号(1953/08/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 その前に厚生省にちよつと一言聞きたい。それ聞いてから……。局長にちよつとお伺いしたいのでございますが、この遺族会の理事を御決定になりまして、ここにずらつと並んでおるのでございますが、これがどういう人だかわからないのであります。遺族のかたであるか、そうして又どういう経歴を持つておいでになるかたかということを一応お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 筑波さんというのはどういうかたですか。
【次の発言】 これをお選びになるのは、どういう方法でお選びになりましたのですか。
【次の発言】 今朝高野先生に対する御答弁がちよつと落ちたと思うのですが、遺族会というのは遺族が構成しておるもの……

第16回国会 厚生委員会 第31号(1953/08/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今の山下さんの御質疑の中に、同一ケースのものは、つまり一つの判例ですか、のようなものができたら全国に示して、それを参考にしてやるのだというようなふうに伺いました。そうですが。
【次の発言】 現在未処理件数が非常に激増して来て、その処理のために困るということが、まあこういうことになつて来たと思うのです。こういう御答弁であつたと思うのですが、結局これは運営の面で処理できるものもたくさんあると同時に、そういうことでやるならば、今後そういう判例ができて来れば、現在は困るけれども、もつと累積するかもわからないけれども、そういう判例ができて来れば、その後においては相当楽に行くのじやなかろう……

第16回国会 厚生委員会 第32号(1953/08/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 過日、まだ質疑は継続中でございましたが、それはすでに中山委員も御承知の通りであります。私どもはこの重大なる法案を、多数で押切つて質疑を打切ろうとするようなことに対しては、了承するわけに参りません。大事な法案であるが故に、もつと審議を尽されんことを要望いたします。
【次の発言】 私は、先ほど来の中山さんの御発言の中に、厚生当局は質疑は済んだものと思う、こういうような重大な発言をしておるのです。私は質疑は保留してある点が多々あるということは、これ又速記録を見て頂けばわかることなんです。私ども議員といたしましては、国民に責任を果せるだけの質疑をいたしますことは当然の権利だと思います。而……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 千田さんの先ほど来の御質問に対して、全く同感なんです。で仮にこれを定着後一カ月と枠を拡げたとしても、ほかの問題と違つて病気ですから、病気でないのに入院する馬鹿はないんです。従つて私はそのくらいの親心は持つべきだと思う。そうして地方で生活保護法の手続をいたしましても、御承知のようになかなかそうすぐには行かないのです。ところがそれを遡つてはやつてくれない。手続が済まなければそれが恩恵に浴せないというような実情等もお考え下さいまして、これはもう当然弾力を持たすべきであると思う。私もそう思いますので、この点特に考えて頂きたい。

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第閉会後1号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちよつとお伺いしますが、今度帰る者は戦犯とかというものに限つてあるのですか。婦人なんというものは全然含まれていないのでしようか。抑留されておる中に婦人も相当いると思うのですが、そういうデーターはどうなつているのでしようか。
【次の発言】 更に調べたいとおつしやるのですが、今まで婦人はもうソ連にはいないというふうなつもりで今日まで来ておるのですか。それとも婦人はいるかもわからないが、その調査が未だにできていないということになるのでしようか。
【次の発言】 要するに今引揚の対象になつた多くの者は、今千田先生がおつしやつたような戦争関係の者だけが取上げられておるのですか、そういうわけで……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第3号(1953/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私も山下委員の動議に賛成いたしますが、私午後は、午前中の委員会と予定いたしておりましたので出席ができません。従つて二、三ここで続行して質問させて頂きたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんから簡単にいたします。  すでに同僚委員からいろいろあらゆる観点からご質問がございましたので問題は明らかになつている。結局責任者の御出席を求めなければならん段階だと思います。ただ私はこの際一、二の点について、御質疑を伺つておりまして納得できない点についてちよつと話してみたいと思います。  先ず外務省にお伺いしたいのでございますが、先ほどの御答弁のうちに、日本の帰国される人たちが中国から非……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第6号(1953/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今山下委員の動議によりまして、加賀尾さんに対する感謝決議が決定されましたことは、私、非常に嬉しゆうございます。実は先ほど来、涙なくしては聞き得ない御報告を伺いまして、丁度昨年の今月の二十六日、明日、モンテンルパでお目にかかつたわけでございます。あのモンテンルパで約一時間半に亙ります涙の会見は、もう永久に私は忘れることができないと思います。あの加賀尾さんのお部屋に観音さんをお祭りになり、処刑されました十四名の方のお位牌を飾つて、朝に晩に加賀尾さんが霊を慰めておいでになる、そこへもう何から何まで慈父のように加賀尾さんを慕つて、本当に日常茶飯事まで加賀尾さんを頼つて生きていられました……

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は常々総理を初め政府当局から道義の高揚という言葉をしばしば聞いているのでございますが、併しそのことは一片の指示や法律の制定にあるものではなくて、実に政治の貧困に起因するものであると考えられるのでございます。先ずそこで私は首相にお伺いいたしたいと存じますことは、立法府といたしまして、いろいろ国民生活の安定とその擁護のために立法いたして参りましたが、ところが最近におきまして、この法律が十分に適用されていない。先ず私は、法は正しく適用されるべきものと考えておりますが、作文とお考えでございましようか、この法律は正しく守られるべきものとお考えでございましようか、総理の御見解を先ずお伺いい……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連してお伺いしたいのでございますが、先ほど三橋さんの食糧増産計画についての御質問を伺つていたのでございますが、今非常に食糧の増産が急がれますときに、軍事基地施設に非常に農地が使われておるのみならず、その周辺に歓楽街が次々に建てられておりますが、これが農地をどんどん潰して行つております。これが聞くところによると、正当の正規の議を経ないので、委員会の議を経ないで勝手に農地が潰されておるというケースが非常に多いのでございます。或るところに参りますと、農地の名目になつておりながら立派な歓楽街になつておる。そうして供出等に対しましては、悪徳業者が闇値で米を買つてそうしてこれを、納めてもな……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連質問……。只今伺つておりますと、法務大臣は売春を認めておいでになるような感じを与える。私非常に遺憾なんです。売春を禁じたとき仕事がないと困るから、仕事ができてから売春を取締る、これは私納得できません。食えないから泥棒する、併しそのときに仕事がないから泥棒を認めておるということにも言えるのではないでございましようか。私は世界各国がこの売春を禁止しているにもかかわらず、日本がこういう実情であるからこそ、日本は淫売の国だ、こういうことを世界各国に吹聴されておるのではございませんか。私は方法がないから困るというけれども、厚生省のほうにはやはり特殊婦人の指導に関する施設はあるはずです。……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちよつとそれに関連して。只今大臣は学校で十分教育することが大事であるというようなことをおつしやつたのでありますが、今の日本の学校の実情を考えまするとき、それでよろしいのでしようか。私は、学校でいろいろな面を教えましても、片方には新らしいビルはどんどん建つておる、併し家はない、家へ帰れば戦争後未だに防空壕の中で生活をしておる、こういう実情である。又一方におきましては、過日も申上げましたが、立川におきましては、学校で学びたくても学ぶことができない子供がたくさんある。ジェット戦闘機の爆撃のために教育が十分に受けられない。戦争も軍人もないはずの日本におきまして、学んでおる教室は爆弾の破片……

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連して……。
【次の発言】 関連質問。
【次の発言】 労働大臣に。
【次の発言】 私は大臣にこの際お伺いしたと思いますが、労働省は飽くまでもサービス省だと思つたおりましたが、そうだとおつしやりながら、先ほどは労働者はかわいくてしようがないけれども、ときに余り乱暴すれば叱らなければならない、こういうお言葉があつた。そこでそうならばおとなしくて而も弱い立場に置かれておる女子労働者に対してその保護はどうなつているか。最近婦人労働者が非常に職場から追われておる傾向にございますが、これに対してどういう理由からそういうふうになつておるかということをちよつとお伺いしたい。それとこれら追われま……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 厚生委員会 第1号(1953/10/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(藤原道子君) それでは只今から厚生委員会を開会いたします。社会保障制度に関する調査を議題といたしまして、先ず小委員設置に関する件につきましてお諮りいたします。前回、前国会の継続調査中に設置いたしました国民生活改善に関する小委員会を今国会においてもこれを設置することとしその数、委員、小委員長、副小委員長は前回通りとすることにいたしたいと思いますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めます。よつて国民生活改善に関する小委員会を設け、その数、委員、小委員長、副小委員長の氏名は前回国会の通り決定いたしました。御参考のため前回の小委員の数その他を申上げます。……

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(藤原道子君) それでは只今から厚生委員会を開きます。前回に引続き覚せい剤取締に関する件を議題といたします。本日は犬養法務大臣、山縣厚生大臣の出席を願いました。どうぞ御質疑をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ほかに御質疑ございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。私から、じやお伺いしたいのでございますが、法の麻薬は七年で、覚醒剤は三年で非常に軽いというお答えでございますが、現在密造、密売が、取締つた場合にどうも法の判決が非常に軽いと思うんですが、それは体刑が三年というのがありながら殆んど罰金刑で解決がついているように思うんです。これらについては大臣はどういうふ……

第17回国会 厚生委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 この際ちよつとお伺いしたいのは、保安隊の医療ということは大変重大な問題でございますが、ちよつと明確にして頂きたいと思いますのは、今保安隊の病気の中でどういう病気が、病気の順位ですね、これを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 性病関係はどうなつておりますか。
【次の発言】 私最近ちよつと耳にしたことでございますが、この保安隊の使用する薬でございますね。これが購入等はどういうふうな方法でやつておられるか知りませんけれども、非常に濫費されているのじやないかという感じがするのでございますね。まあ予算がたくさんあるからたくさんお使いになるか知りませんけれども、我々民間ではなかなか手に入……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は農林大臣に今の小林さんの質問に関連してお伺いしたいと思います。最近災害地へ参りますと、今度の罹災農民と申しましようか、これらに何と申しますか、還元配給と申しますか、食糧確保、農民の……、それに対して、転落農家に対しましては配給量は二合七勺である、普通の百姓には三合七勺だが、転落農家に対しては二合七勺と御決定になつたように聞きまして、地元におきましては非常に憂慮いたしております。配給を受けなければならないからといつて、転落農家になつたからといつて、百姓をする労力においては変りないと思うのでありますが、これに対して一合の差をおつけになつた理由をお伺いしたい。それから労働者にも加配……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 厚生委員会 第1号(1953/11/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(藤原道子君) 只今から厚生委員会を開きます。  社会保障制度に関する調査を議題といたします。この調査に第四回国会以来継続して実施して参りました。第十七回国会閉会に際しても議長の承認を受け、閉会中も調査を続けて来たのでありますが、調査が広汎多岐に亘るために完了いたしませんので、未了報告書を議長宛提出いたしたいと存じます。この手続については委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それから委員長が議院に提出する報告書には多数意見者の署名を附することになつておりますので、御異議のないかたは順次御署名をお願いいたします。   多数意見者……

第18回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連して、次官は大分まあ苦しい答弁をしていらつしやるのですけれども、次官といえどもやはり我々と同じ気持だろうと思うのです。ところが外務大臣はこれはもう呼ばないとはつきり言明しておられるように私は聞いておるのでございますが、率直にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 三団体から言われたかどうかは知らないけれども、あれは島津さんが直接向うへお約束されたのじやないのですか、私たちはさように解釈しております。
【次の発言】 それは次官がちよつとお苦しい立場に立たれたかもわかりませんけれども、それは大きな人道上の問題だし、事実約束し、向うじやいろいろなものを持つて来ようというときに、……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私はこの際落穂拾いと申しましようか、社会から忘れられようとしている、即ち社会の下積みになつている人たちの声なき声を代表して暫く御質問を申上げたいと存じます。持時間の関係上、極く簡潔にお伺いいたしますが、御答弁は一つ明確に、具体的に、どうかこれら対象者に対する温い愛情を持つてお答えを願いたいと思います。  先ず第一に日雇労務者の問題でございますが、今日物価高の……。
【次の発言】 大蔵当局は見えないのですか。
【次の発言】 それではこれはあと廻しといたしまして、厚生大臣にお伺いいたしますが、恐らく要保護者と推定される者が七百数十万人あるはずでございますが、而も補助を受けております者……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1954/08/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 先ほど来、局長の御答弁を伺つておりますと、だんだんわからなくなつてしまう。結局中共政府と云々ということを言われますけれども、日本政府と中共の政府との間ではどうにも話合いがつかない。国交の回復ができていない現状といたしましては、そういう段階にある。それを赤十字その他の三国体の力によつて引揚が促進されたことは、これはもう否定することのできない事実であります。これを然らば国民が求めていないかといえば、国民はもう寝る間も寝ないで、引揚の一日も早からんことを祈り続けて来た。それが紅十字会の好意によつてとにかく引揚ができたというこの事実に対しては、あなたも否定はできないと思う。これに対して今……

第19回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は島津社長初め皆さまに大変な御努力を頂きまして、誠に御苦労さまでございまして感謝をいたします。  ちよつとこの際お尋ねいたしますが、すでに同僚委員からいろいろ御質問があつたのでございますが、ただ一点お伺いしたいことは、島津社長が中共の引揚の問題のときは紅十字会の李徳全女史ですか、日本にお招きをしたらどうかということでお約束をされたとかいように伺つております。私たちも大変この引揚問題に対しての今後のむずかしい問題を処理して行くにはあらゆる手を打たなければならない、そういうことも大きな役割を果すと実は非常に期待をかけていたのでございますが、その後なかなかこれは具体的になつて来ない、……

第19回国会 厚生委員会 第閉会後2号(1954/08/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 一つもつとびくびくしないで、言葉尻をとられるかと思つてびくびくしているから、本当のことが言えないのです。もつと真剣なことを答弁して下さい。ごまかしでなく。
【次の発言】 私、只今山下さんが言われましたように、一番の責任はやはり厚生大臣だ。今日我々は国民の保健を担当する厚生大臣、特にその中でも責任の衝を受持つておるところの環境衛生部長としての答弁を求めておるのであります。ところがそれがどうも納得行かない。私は大臣お急ぎのようでございますから、端的にお伺いいたしますが、過日の御発表によりますと、今あなた方は基準、基準と言つて、基準にばかりとらわれております。それならば全部のお米を検査……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1953/12/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 衆議院との関係で中座ばかりしておりまして、看護婦さんたちが相当どつか連れて行かれたというような例も聞くのでありますが、そういう日本の婦人は全然ソ連では消息はわかりませんか。
【次の発言】 全然残つておるという消息はどなたもお聞きになりませんか。
【次の発言】 皆さんがお帰りになりましてからそれぞれお家がおありになりますか。
【次の発言】 私も過日横山委員と共に、岩手、秋田県下へ派遣されまして、冷害地における生活保護実施状況や或いは児童福祉対策、又人身売買の実情等について視察して来たのでございますが、ここに報告書を作成してございますので、同じく速記録に載せて頂きまして、皆さまにそれ……

第19回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1954/08/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 今お伺いいたしましたが、この入退所基準を出されますときに、厚生省内においては関係各局と相談の上でお出しになつたんですか。
【次の発言】 私どもがこの前にお伺いしたときには、生活保護の患者であつても、治療を要する者に対してむげにあれをするものではない。もうすでに治療の段階を過ぎた者、ベッドを占拠しているような者、いわゆる政治患者というような者に対してのベッドの回転等を考えてこういうことをしているのだ、決して生活保護の予算を節約する意味ではないというようなことが言われたと思うのでございますが、そうでしようね、たしか……。
【次の発言】 言葉は違うかわかりません。

第19回国会 厚生委員会 第5号(1954/02/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連して、看護婦のその問題は医務局からはどのくらい要求されてこういう程度になつたのか。初めからこの程度より予定していなかつたのかということを一つ伺いたい。  又洩れ聞くところによると、保安隊の看護婦を三百人今度一般から募集するということを聞いておりますが、そういうことになると非常に足りない看護婦が余計足らなくなるのであります。だからそれに対して何ら手を打たないで、それでこういう養成所をそのままにして置いてそういうことをされるということは非常に困る。どこの病院に行つても非常に看護婦が足りない。看護婦が足りないためにベッドの遊んでいるところがたくさんあるわけであります。そういう点につ……

第19回国会 厚生委員会 第6号(1954/02/11、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(藤原道子君) それではこれより厚生委員会を開きます。  社会保障制度に関する調査の一環として、厚生省関係昭和二十九年度予算を議題といたします。前回に引続き公衆衛生、薬務関係についての質疑を続行いたします。先ず薬務関係を御質疑願います。
【次の発言】 そういうふうに運んでよろしうございますね。それでは薬務局長から一つ一応の簡潔な御説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは皆様の御質問をお願いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問ございますか。よろしうございますか。それでは一応薬務関係はこれで打切つてあと公衆衛生関係についてお伺いいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

第19回国会 厚生委員会 第7号(1954/02/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 今の湯山委員の御質問に関連いたしまして、一つお伺いしたいのですが、率直に一つお答えを願いたいと思うのです。成るほど今度は日赤に委託してやるということでございますが、その日赤が李徳全女史を招ぶ。いろいろ感謝の意味と併せ今後の引揚に便ならしめるにはこうしたほうがいいという観点から、向うで李徳全女史を日本にお迎えするということの約束をして来たのです。これは日赤ではそうすることが引揚にプラスであるという観点に立つてやつたと思うのです。ところが今度は外務省のほうでこれを許可しないということになると、日赤の意図するところと外務省の考え方と非常に相違が出て来る。こういうことが引揚に影響はないと……

第19回国会 厚生委員会 第8号(1954/02/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ただ一つお伺いしたいのでありますが、生活保護法の不足分ですね、これの処理についてどうも納得の行かない点があるので、大臣から責任ある御見解を伺いたい。二十億は入つておりますね。併し今度は十二億とか……ところが全部行けば四十五億か七億不足しておるんですね。大体生活保護法の不足分は私どもの計算では行つておるんですが、これはどういうふうになつておるんですか。
【次の発言】 厚生省の発表でも最初は四十五億ぐらいというふうなことでしたのが、だんだん切り詰められて来たのがしわ寄せして行つたのじやないでしようか。現実にこれは地方におきましては非常に混乱を起しておるのですが、そのために非常にきびし……

第19回国会 厚生委員会 第閉会後11号(1954/10/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 この際なお一応私確認しておきたいのですが、さつき部長は黄変米は一切配給していないということでございましたが、それは一切やつていないのですか、何%かはやつておるのですかその点を一つ。  それから農林省と厚生省との間に意見が統一していないように思うのでございますが、その点非常に不安に思うのです。この前保利農林大臣は、あなたがたが見たつてわからないのですから、配給されても知らないでしよう、それを発表したほうが親切なんだというような暴言さえ吐いておるので、今部長のお話を聞くと、五〇%の最近のものには菌があるということを……、現実に我々が外米の配給を受けておるということになれば、一切配給し……

第19回国会 厚生委員会 第13号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 一つだけお伺いしておきたいのですが、私も全国を廻つてみると、非常にオーバー・ロードで倒れる人が多いのですね、非常に苦痛を訴えられるのです。局長は何人ぐらい受持つてやることが妥当と考えておられるか。今非常に過重労働だと思うのですが、これに対しての対策をお考えになつているかどうかということが一つお伺いしたい。  それからいま一つは、ベッド数が足りないために、入院させる場合にすぐ入つて手術ができてすぐ帰れる人、こういう人を優先的に入院させているのですが、それで相当菌が出ておるにもかかわらず、長期を要する手術の対象患者でない場合には入院が認められない、こういう状態になつているのです。私ど……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は前回欠席しておりましたので、或いは御質疑があつたかと思いますが、あの予算が余りに過少であるのに、こういう法律を改正して、果して目的が達せられるのですか。
【次の発言】 各県四、五十万円でどの程度のことができるのでしようか。
【次の発言】 これは努力されたけれども予算が取れなかつたのですか。最初はどのくらい要求されて、そうして査定が今のようになつたのですか、どのくらい要求されたのです。
【次の発言】 これはこの法律で結構でございますが、傷痍軍人のほうでございますけれども、ああいう法律が出ても今なお結局生活ができないほどの補助しかできないために、まだ汽車の中で或いは街頭で募金をし……

第19回国会 厚生委員会 第16号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ソ連地区がらり引揚者状況調査のために、院議によつて、常岡、藤原両委員及び事務局より斎藤参事を帯同いたしまして、三月十八日より二十一日まで舞鶴に出張いたしたのでございますが、その状況につきまして簡単に御報告をいたしたいと思います。  先ず引揚者受入の状況でございますが、舞鶴におきまして、上陸後の休憩、宿舎、衣食給与その他医療設備等も、従来の経験に鑑みまして、次々と改善せられて、準備は誠に良好でございました。特に前回ソ連引揚者に歯の悪い人が非常に多かつたということから、今回は医務室に歯科治療所を設けたことなど、細心の注意を払つている模様でありました。又患者の長期治療を要する者のために……

第19回国会 厚生委員会 第閉会後16号(1954/11/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私も、時間がございませんので簡単にちよつとお伺いしたいのですが、先ほど来宮田先生からもお話のございますように、医者と薬剤師は夫婦のような立場でなければならないと思います。それがこの頃は相憎み合うというような状態で、このままで参りますと一番困るのは国民なのでございます。今のところ医者と薬剤師と保健組合、三者相争つておる現状でございます。これは誠に歎かわしいと思うのです。で、私の医師会にお伺いしたい、医師会としても先ほど山下先生からお話がございましたような、資料が目下調査中ということでは少し手ぬるいと思う。とにかくあの法律ができてから三年経つております。反対されるならば反対される理論……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 わかつたような、わからないようなんでございますが、平衡交付金に入つておるとすればどのぐらい見込んで入つておるのでございますか。
【次の発言】 あれですか、これは平衡交付金に廻ると、とかく弱い面は削られてしまうというのがいつも問題になつておるのです。平衡交付金に廻して、その後の運営が正しく行かれているか行かれていないかということを局長は御調査になつたことがあるでしようか。
【次の発言】 問題は法律で国が負担するとなつておるのですから、是非そういう方向に、湯山さんに続くようですけれども、そういうふうにやつて頂きたい。これはちよつとまだ正式に質しておりませんので言うことはどうかと思うの……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 たしかこの問題については、前回改正のときには、三年で全部の患者がなおるかという質問に対して、一応三年としている、若しなおらなくても、そのときは又そのときの方法として、一応三年間と限つて、なおらない場合には国家の大きな犠牲者なんであるから、なおるまでは何らかの方法で見なければならんと思うというように暗に再びこれを延長するようなことを当委員会ではお答えになつたと思うのです。この際期限が切れるのをこのままにして、この改正で見逃しておいて、何やらうやむやに過ごしておるということは私困ると思うのです。生活保護法と言つても、今生活保護法の適用は非常にきびしくなつている。これは本当に温い思いや……

第19回国会 厚生委員会 第19号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 いま一つ、私この間舞鶴でいろいろお伺いしたのでございますが、そのときのお話の中に、手続がこの前の帰国希望者のときの調査に洩れた人たち、辺鄙な地にいて名簿に載せることができなかつた人たちが、今度も帰ろうとしたけれども、名簿に記載されていないので残留の止むなきに至つたというようなお話があつたと思うのでございますが、そういう人たちはどのくらいあるようなお見込みでしようか。これは座談会のときにそういうお話があつたと思うのですけれども……。
【次の発言】 集結地まで来ていて、てんかんのために帰れなかつたのですか。
【次の発言】 私はもう一つ違つた角度から伺いたいのですが、ソ連の生活状況は大……

第19回国会 厚生委員会 第閉会後19号(1954/11/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 これは警視総監にお伺いしたいのですが、警視庁として大変にこの取締りに力を入れていて頂くことに対しては、非常に嬉しいと思うのです。ところが、その検挙とか調査等に対して、非常に困難を極めるという事態が多いというふうに聞いておりますが、そういう状況を一つお伺いしたいということが一点。それからヒロポンの密売等が、赤線基地或いはパチンコ屋等々が、その仲介場所になつている、そこがヒロポンの源泉になつているというようなことを聞くのでございますが、それらについての様子を私、伺わして頂きたい。
【次の発言】 刑を強化して来たと言われますけれども、成るほど執行猶予日は先ほどのお話でなくなつたようであ……

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 今の湯山さんのあれに関連するのですが、狂犬の場合には、結局山へ逃げ込んだ。それがたまたま禁猟地区の山であつたというような場合には、これを毒殺、劇薬等を使えばこれに対しては罰則が、一年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処すという、ことに厳重な罰則ができておるのですね。これらについてもこれは何とか考えなければならないことになるのじやありませんか、厳密に言つて……、罰則が付いているのですよ。五万円以下の罰金、一年以下の懲役というふうになつているのです。これなんかは全然問題にならなかつたのですか。
【次の発言】 八百円ぐらい……。

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 この点は今御説明にもございましたように、全国の未亡人から強い要望があつたわけでございまして、適切な修正であると思いまして、私はむしろ感謝してこれは質問はございません。非常に結構でございます。
【次の発言】 今高野委員からの御質問の点でございますが、昨年これは衆議院からの議員立法でございまして、そのときにも私どもはやはり二重の手間をしなくても、それでもできるという議論も出たのです。けれども育英会のほうが非常に限られた金額しかないわけですね。それからそれを又こちらから申請しましても、とかく母子家庭の者は、いろいろな点で不利な点がございまして、就職等においても、健全な家庭の子供と言うの……

第19回国会 厚生委員会 第22号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 政府にお尋ねするのでありますが、これは私もどうも、恩給法の体系が納得できないのでありますが、そちらのほうでこの問題をどういうふうに考えておるんでしようか。田辺さん知りませんでしようか、恩給法の改正の場合……。
【次の発言】 この問題は確かに新民法と旧民法との調整はなかなか困難ではありますけれども、困難だからといつて、一時しのぎの便法でやるということもおかしなもんでございますね。この問題は衆議院で穴を塞いで頂いたという廣瀬委員のお言葉の通り、この措置は大変結構だと思う。これで救われる人がたくさん出るということになれば、大変結構に思いますが、ちよつとその点で納得の行かないような気がす……

第19回国会 厚生委員会 第24号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(藤原道子君) 委員外質問ですが、こういう法律が出てから、先ほど来伺つておると、あとで困るというお話でしたが、結局清掃事業というものは看過することのできないほど追い詰められておる。これは環境衛生部長にも伺うのでございますが、大蔵省なり自治庁で、仕事の重要度というものですね。これは認識して頂かなければならないと思う。今どういう状態に放置されておるかという現場を見て頂いたことがあるでしようか。実は私どもも、困る困るとは聞いていたのでございますが、この前現場を視察いたしまして、もう本当に大変だという気持に駆り立てられておるのです。ですから、資金の面においてもやはり放置することができない段……

第19回国会 厚生委員会 第27号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 只今の大臣の御答弁を伺いまして、大臣としてはそれ以上言えないのかもわかりませんけれども事は、厚生大臣、なんですね、世界各国にもいろいろ輿論は起つておりますが、日本が原子爆弾の第一回、第二回と被害を受けて、又今度水爆の実験の被害をこうむつた。そうして日本のビキニ被爆患者の問題が全世界に強い衝動を与えておるということは、もう私が言うまでもないことなんです。従つて日本の厚生大臣としてもつと強く世界人類の福祉の面からも、もつと強く世界にアツピールするというような私は御決意が欲しいのです。過日予算総会におきまして改進党の鶴見祐輔さんが吉田総理に対してこういう質問をしておいでになる。親米とか……

第19回国会 厚生委員会 第31号(1954/04/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(藤原道子君) すでに各委員から御質疑があつたように承わつておりますので、私は極く簡単に二、三の点についてお伺いいたしたいと存じます。  先ずお伺いいたしたいのは、この癩予防法については、昨年非常に社会に衝動を与えるような大問題となつた法案でありまして、これを施行するについては、よほど心してやつて頂かなければならないわけでございますが、その後の在宅患者の収容の状況は如何な状態でございましようか。それを先ずお伺いをさして頂きたいと思います
【次の発言】 政府はしばしば秘密漏洩はよほど心しておると言われるのでありますが、法案審議に当つてもこの点が一番問題になつた。ところがその後政府の答……

第19回国会 厚生委員会 第33号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私喜多村さんにお伺いしたいのですが、先ほど来の老齢年金の開始年齢でございますけれどもあなたの先ほどの御意見から参りますと、外国でも云々というお言葉があつたわけなんでございます。私外国人と日本人との体力と申しましようか、そういうものの相違も一つ考えられる。いま一つは平均寿命が延びましたことは、乳幼児の死亡率が非常に激減して来たということ、それからいま一つは青年期における結核死亡者が非常に減つて来たというようなことから、平均年齢としては延びておりますけれども、実際労働寿命と平均寿命とは違うと思うのでございます。果して日本人の場合六十まで働けるかどうか、労働力は年をとると急激に消耗しか……

第19回国会 厚生委員会 第34号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私お伺いしたいのでございますけれども、医療法で医者も看護婦も定員がはつきりきまつておる。ところが三千五百床もベツトが増床されながら、定員を補充しない。そして今日までやつて来たということの理由を伺いたい。
【次の発言】 私その程度のことは知つておるのですが、医療法の問題、看護婦のベツトについての幾人くらいのことは、私も承知もいたしておりますが、併しそれがなされていないということ、それを私は伺つておる。それから先ほどどなたかの質問に対して又欠員があつてもやつて行ける、無理ではあるけれどもやつて行けるというようなことがあつたと思うのでございますが、それは大体において看護婦の、或いはその……

第19回国会 厚生委員会 第35号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連でございますが、二十年後に三回くらいに段階をつけて改正する……、その頃になると六十歳まで、今は五十五歳が停年制です。六十になつても働く職場が与えられるという見通しでございますか。寿命が延びたということと労働する場所が与えられるということとは一致しないのです。
【次の発言】 それは保険経済の上から考えておいでになるとそうかもわかりませんが、実質に受ける人は人間でございますから、働く場所もないのにここで五年間の空白がある。何によつて食つて行くか。結局食えなければ生活保護法というようなことになるとなれば、僅かな給料の中から営々として掛金しておきながら、その五年間の生活に不安を来たす……

第19回国会 厚生委員会 第36号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 どことどこが出席してるんですか。
【次の発言】 大蔵省へちよつとお伺いしたいのでございますが、昨日も要望しておいたわけでございますが、この資金運用部から貸出しております融資に対する利子はどの程度になつているかということを、先ずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これで、ここで計算しているあれがないのですが、利子の収入は年間どのくらいになつておりますか。
【次の発言】 併しこれが、厚生年金のほうが八百三十一億九千八百万円ですか、ということになると、それで割れば出るわけですね。
【次の発言】 この利子はどういうふうに処理されておるのですか。

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 大蔵大臣にお伺いしたいのでございますが、この前資金運用部資金の運営委員ですか、それの機構について大臣は十分検討するというお答えでございましたが、これについてどういうふうに今後なさる御所存であるか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】  あの中にもそういう代表した委員の人もいるとおつしやるのは誰のことでございましようか。私たちの見たところでは全然いないのでございますが、資本家代表はいるけれども、労働者代表というようなものは一人もいないと私は思うのですが。
【次の発言】 私は大蔵大臣を御信頼しているのでございますが、そういうことでは誠に甚だ心許ないのでございます。資本家代表と労働者代……

第19回国会 厚生委員会 第38号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は本法案に対しまして修正の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は本法案を別紙の通り修正するの動議を提出いたします。修正案はお手許に送付してございますので、一つ朗読を省略さして頂きたいと思いますが、なおその主要な点だけを申上げてみたいと思います。  厚生年金保険法案に対しましては、「老令年金の受給資格年令を原案より五歳引き下げて、坑内夫及び女子については五十歳とし、その他の者については五十五歳とすること。なお、これに伴つて、高年令者措置の労働年数を十五年から十三年に引き下げること。」又「遺族年金につき、妻に関しては、その受給資格年令を三十七歳(原案は四十歳)に引き下げ、又その……

第19回国会 厚生委員会 第39号(1954/05/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 本日は御多忙のところ本当に御苦労様でございました。皆様方が長い間病める人々のために献身的な御努力を頂きました点、本当に私感謝に堪えないのでありますが、殊に本日は宮中へお招きをお受けになつていらつしやるその前の一ときを、私どもが皆様から二、三お伺いを申上げたい、かように存じましてお伺いをいたすのでありますが、先ず小野さんにお伺いしたいと思います。随分長い間のお仕事中に、いろいろこうしたら今後まあ看護婦さんたちがよくなるのじやないかというような点をお考えになられる点があるのじやないかと思うのでございますが、何かそれらについて御意見ございましたらちよつとお伺いいたしたいと思います。随分……

第19回国会 厚生委員会 第41号(1954/05/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私課長にちよつとお伺いしたいのですが、現在二十歳まで延長することを妥当とすると思われるような者はどれくらいあるのでしようか。
【次の発言】 大体そういう場合には、全部がというわけでもないでしようから、この請願の趣旨は認めるべきだと思います。
【次の発言】 政府のほうへお伺いするのでございますが、保育所とそれから児童収容所との費用の差をちよつと詳しくお伺いしたい。
【次の発言】 少年院はわかりませんか。
【次の発言】 厚生省の施設と法務省の施設と二つあるのですよ。どうも聞くところによると、法務省のほうが食費を高くもらつておるという話なんです。そういうことは、同じ児童を扱つつておるの……

第19回国会 厚生委員会 第42号(1954/05/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連して。予算の範囲内でとさつき楠本さん言われて、確かにあなたならそう言う以外にはないと思いますが、こんな重要な問題が予算の範囲内という、百八十万円ですか、それも五ヵ月ですか、そんなべらぼうなことはないと思うのです。それは成るほどプラスになる面もあると言えるのです。それはいつも一定にある場合の問題なんで、今度の問題などはいつ降つて来るのだか全然わからないのです。この国民の不安な感情というものは我々の想像以上だと思います。だからもつと強い、これではできんということでもつと強い態度で折衝してもらわなければ困る。それからいま一つ伺いたいのは、今度台湾方面からとつて来たお魚からも内臓から……

第19回国会 厚生委員会 第43号(1954/05/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は先ず社会局長にお伺いしたいのでございますが、最近生活保護法の適用が非常に厳しくなつて、そういうことはないということがしばしば局長から言明せられているにもかかわらず、そういう事例が頻発しておるのでございますが、特に最近における生活保護法の運営に関して、局長は何らかの特別な方針をおとりになつていられるのかどうかという点について、先ずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 確かに医療扶助を受ける家庭が殖えて来ておることは事実でございますが、その殖えて来るには、殖えて来るだけの原因があるのであつて、殖えて来たから即濫給だというような考え方には私たちは異議があるのです。これは大きな問題……

第19回国会 厚生委員会 第44号(1954/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は今提案だけ聞くのかと思つてうつかりしていたんでございますが、看護婦や保健婦の従事証をなぜおよしになるんでございますか。
【次の発言】 私はまだよくわからないのですが、それならば、ほかの制度と同じように一年に一回の届出制度に切換えるのでございましようか。その従事証の交付をやめるというような御説明のように聞いたのですが、だからその点をもう少し明確にして欲しいと思います。だつたら看護婦の実態を把握するのに何らかの方法がなければ私はいけないと思う。事務の簡素化ということは大事でございましよう。だからと言つて必要なことまでなくしてしまうような傾向が見えるのです。だからそれはどういうふう……

第19回国会 厚生委員会 第51号(1954/06/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は只今議題となつている児童福祉に関する件に対し、別紙の通り、本委員会において決議することの動議を提出いたします。
【次の発言】 決議文を朗読いたします。    決議案   児童措置費は、昭和二十八年度より国庫補助金制度に復元され、児童福祉増進上多大の期待を寄せられたにも拘わらず、最近における保育所の実情を観るに、経費不足その他の事由により運営上幾多の支障を来している。   仍つて政府は、保育所の運営を円滑ならしめ、児童福祉の増進を期するため、速かに最低基準の緩和、措置費の増額、施設の拡充等を図り万全の措置を講ずべきである。   右決議する。   昭和二十九年六月三日  以上でご……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連質問。いつもベツドだけができて、人件費等はいつもそれがなおざりにされております。昭和二十七年度も二十八年度もこの人件費で看護婦等の定員が考慮されていないのでございます。弱い看護婦の上に過重労働が押付けられておる。而も今度看護婦、医者の減員等も考えられておるようでありますが、これは真剣に、別途考慮しますということでなくて、ベッドが完成したならば、これが動かなければ意味をなさないのでございますから、それに対するお答えを十分に頂戴いたしたいと思います。
【次の発言】 現在でも国立療養所、国立病院等におきましては、すでに看護婦は足りないのです。オーバー労働になつているのですから、その……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 質問に入る前に、ちよつと緊急質問を許して頂きたいと思います。  私緒方副総理にお伺いいたしたいのでございますが、今期の読売新聞によりますと、アメリカの原爆だか何だかの原子力の試験をいたしました結果、ビキニ環礁におけるアメリカの試験の結果、八十マイルも隔たつたところに操業していた日本の漁船に対して、非常な被害を与えた。雨のようなものが降つて来たと思つていたら、それが灰であつた。そうしてだんだん体に変調が来るので、驚いて東大において診察してもらつた結果は、非常に恐るべき原子病におかされておるというような記事が載つておるのでございますが、こうした場合に危険なものを試験するわけでございま……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 昨日私の緊急質問に対しましてビキニ島の問題は非常に重大である、目下調査中であるがという御答弁でありましたが、是非劈頭にこの調査の結果を伺いたいと思います。非常に重大な人道上の問題であるこの点につきまして委員長より然るべく至急その報告を求めるように一つお願いいたします。
【次の発言】 関連質問……私は外務大臣に申上げたいのですが、これは大きな人道上の問題だと思うのです。どうもアメリカの立場でなくて日本国民の立場、延いては世界人類上の問題としてお答えを願いたい。今度のビキニ島の問題はアメリカ自身においても予期以上の爆破力であつたというようなことが発表されておる。ですからそれに参加した……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 その点に関連して。聞くところによりますとあの法律が通つて以来、アメリカでは燃焼しないような研究がずつと続けられているということが報ぜられております。我が国におきましては施行細則は未だ明らかでないとしてもその法律が通つたことは現実なのでございます。その後国内の生産業者に対してそうしたことについての指導を今までやつておいでになつたか、その研究をしておいでになつたかという点を一つ付け加えてお伺いをいたしたい。

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 関連して……。今の加藤さんの質問にお答えになつた犬養さんの御答弁はちよつと間違つているのです。加藤さんがお聞きになりましたのは、両親及び祖父母の問題なんです。未亡人の場合には無論結婚するとこれはもう駄目になるのです。喪失することは認めておる。併し両親及び祖父母が氏を変えないで結婚した場合には恩恵の対象になるのです。氏を変身た場合には失格するのです。これはおかしいではないか。大体において結婚によつて氏を変えるのはやはり女のほうが多いのです。そうですね。そうすると男のほうはお嫁さんをもらつても対象になるのです。ところがお母さんが結婚した場合には氏を変えると、その対象にならない。これで……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 労働委員会 第1号(1954/12/02、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) 只今から労働委員会を開会いたします。  私実は今回労働委員長に就任することに相成りまして、このいろいろ問題の多いときに私のような者では誠に重責に過ぎると非常に心配いたしておりますが、幸い同僚委員諸君の絶大なる御協力によりましてこの責を全ういたしたいと、かように存じておりますので、何とぞよろしく御協力のほどをお願い申し上げます、誠に簡単でございますが、一言御挨拶を申し上げます。(拍手)
【次の発言】 先ず理事の補欠互選の件を問題に供します。当労働委員会は今般理事井上清一君の委員辞任に伴いまして、理事が一名欠員になつておりますので、この際その補欠互選を行いたいと存じますが、……

第20回国会 労働委員会 第2号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) 只今から委員会を開会いたします。  先ず労働組合法の一部を改正する法律案を議題に供します。発議者より提案理由の説明を聴収いたしたいと思います。
【次の発言】 本法案に対し御質疑あるかたは順次発言をお願いいたします。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。よろしうございますか。では他に御発言もないようでございますから、質疑は尽きたものと認め御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、これより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。御意見ございませんか。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 労働委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) 只今から委員会を開会いたします。  第二十回国会の閉会に伴いまして、従来調査して参りました事件である労働情勢一般に関する調査が切れてしまいましたので、この際新らしく本院規則第三十四条に基きまして調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じます。  なお諸般の情勢より本会期も長期に亙るとも思われませんので、事件の名称は従来通り労働情勢一般に関する調査とすることといたしまして、要求書の案文、その他の手続きは委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 では御異議ないものと認め、さように決定いたします。

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/20、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) では只今から労働委員会を開会いたします。  この際委員のかたにお諮りいたします。当委員会は先に劒木理事が一時委員を辞任されたため、理事が一名欠員になつておりましたが、このたび劒木君が再び委員に戻られましたので、この際劒木君を理事に指名いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めさように決定いたします。
【次の発言】 それでは次に自動車交通運輸労務者の労働問題を議題に供します。御質疑のおありのかたは順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 別に御質問ございませんか。
【次の発言】 田畑さん如何ですか。

第21回国会 労働委員会 第3号(1955/01/21、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) それではただいまから労働委員会を開会いたします。  まず駐留軍の労務者の労働問題及び調達庁における人員整理の問題を議題といたしたいと思います。  ただいま外務省の安川第三課長と労働省の中西労政局長が御出席でございますので、御質疑をお願いいたしたいと思います。調達庁の長官は内閣委員会のほうへただいま出ておられますので、後刻こちらへ御出席でございますから、あらかじめ申し上げておきます。ただいま安川課長が三時で退席されたいということでございますので、この面から御質疑をお願いしたいと思います。では本件につきましては、最近の交渉、その他について要求いたしておきましたので、その後の……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第9号(1955/05/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私も今日は質問を申し上げるつもりではないのでしたが、ちょっと関連して一点だけお伺いしておきたい。もしお答えができなかったら、資料といたしまして御提出を願いたいと思うのでございますが、先ほど来質疑応答を伺っておりまして、私非常に不満足なのでございます。きれいごとでは私は解決できない事態に立ち至っておると思います。しかも今の政治の悪いしわ寄せ、その犠牲は弱い面へ、弱い面へと集約されております。賃金が不払いであるため、あるいは失業者の家庭であるため、今どんな困難な状態であるかということは、ここで質疑応答をしておるような状態ではないと思うのです。妻を売り、子供を売り、まことに悲惨な状態に……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(藤原道子君) 島村参考人にお伺いしたいのですが、つき添いの許可の問題でございますが、一人に一人ときまっているのに、あえて二人づきをきせなければならないのは、これは必要なりというので許可の申請をしても現在許可にならないから、やむを得ず無理をしてもつき添いを二人に一人つけなければならないのか。それとも申請をなさらないでそういう操作をしておいでになるのかという一点がお伺いしたいことと、それから私どもが各病院を調査いたしましても、非常に看護婦の定員に無理があると思う。一般の人たちは六人に一人といえば、絶えず六人の患者にその人が常時いるものと解しやすいのであります。ところがこれは夜間の前夜……

第22回国会 法務委員会 第1号(1955/03/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) それではこれより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に一言ごあいさつを申し上げます。私今回法務委員長に御選任いただきましたので、まことに至らない者ではございますが、皆様の御協力をいただきまして、ぜひこの大任を果さしていただきたいと存じます。私の希望といたしましては、最も大事なこの当委員会におきましてこの委員会の運営は、あくまでも党派にこだわることなく、公正な立場で慎重に委員の運営をいたして参りたいということを心から念願いたしておる者でございます。どうぞ委員各位におかれましては、全くのしろうとであって、不なれな委員長で心もとない点も多々おありのことと存じますが、私……

第22回国会 法務委員会 第閉会後1号(1955/10/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私はただいま中山委員並びに榊原委員の申されたことに全く同感でございます。ことに私は遺憾に思いますのは、当然薬局方の薬を使わなければならないのに、それを第二燐酸ソーダを使っておる。工業用の薬を使っておる。そうしてこの起った事件に対して、当局のお調べが私はどうも手ぬるいと思うのです。中山委員からも言われましたように、当面責任者だけが処罰されて、そうしてそれが上の方には及ばない。しかも今伺っていると、お菓子に使った方面については何ら調査がなされていない。こういうことに対して私たちは、まあ特に母親の立場を考えるときに、ふんまんやる方ないものを感ずるのであります。もっと真剣に御調査願って、……

第22回国会 法務委員会 第2号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(藤原道子君) それではこれより委員会を開会いたします。  本日の案件は、検察及び裁判の運営等に関する調査でございますが、公報に掲げてございますように、公職選挙法違反事件の処理について、それから戦争犯罪人の刑の執行及び赦免について、それから出入国管理に関する問題について、それから売春問題対策協議会の協議経過について、それから交通事件即決裁判手続法の実施状況についてまず当局の御説明を伺いたいと思います。  まず第一に、公職選挙法違反被疑事件の処理状況について伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは関連がございますので、続きまして公職選挙法違反事件の処理及び審理状況について最高裁判所事……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちょっと関連をして……。法務大臣に本会議でお伺いしたときとお答えが同じなのです。結局売春対策協議会の結論を待っているとおっしゃいましたが、その後協議会の開催を督促されたことがおありになるかどうか。それからいま一つ私が聞く範囲においては、鳩山内閣になってからは、この協議会が開かれていないと聞いております。それからもう一つ聞くところによると、すでに協議会では一つの結論が出ている、これは法務省に対しても答申がなされておるというふうにも聞いておるのでございますが、これについての大臣の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 さらに一点、もしおわかりでしたら事務当局から……。いつその後お……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ところがこの少年院法では、大体のところでは何かしなければならないとか、なければならないとか、何とかするとかという、かうに言い切っているのですね。ところがここで十一条の七項の場合には、「裁判所から決定の通知があるまで収容を継続することができる」、こういうのなら私たちは理解ができるのです。けれども、十四条の規定だけをこのままに受け取れば、やはりこの場合と同じような解釈でなければ、これが強制権があるというふうにはどうしても受け取れないのです。で、児童福祉法なんかを見ても、何とかすることができるという表現の場合には、やはりしなくてもいいということが考えられる、納得できるようなところへでき……

第22回国会 法務委員会 第9号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちょっと先ほどの大臣の御答弁の中に自傷少年が百何人かあったとかいう御答弁がございますが、それは何人とおっしゃったのですか。それから何人現在少年院に在院しておる者がいて、その中の幾名が自傷されたかということをちょっとお伺いしたいのです。
【次の発言】 百五十八人。
【次の発言】 自傷しまたは自傷しようとした者、これを合せてですか。
【次の発言】 自傷したものは何人くらい。
【次の発言】 自殺した子供がございますか。
【次の発言】 どういう理由で。
【次の発言】 そこで私も宮城委員の言われるように手錠をはめるというようなことには絶対に反対なのです。そもそも少年院なるものの精神から参り……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 参考人の方が何か遠慮しておられるのか、どうもほんとうのことを言っておいでにならないように思うのです。どうぞ大事な法律の審議でございますから、そのものずばりでお答えを願うよう御注意を願いたい。
【次の発言】 ちょっと関連して。万やむを得ずにいたしましても、どうしてもそういうものがなければ輸送その他に危険だという場合の手錠ならば、職員がたまたま持っているものを借りるということじゃなくて、それは堂々とやはり要求なさってやるべきじゃないでしょうか。私は今まで法にも出ない、手錠の備えもない、それでも相当使っておいでになったということを耳にしておるのです。それをここにこうして公然と手錠という……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私は警察庁にちょっと要求したいことがあります。最近続発しております人身売買問題なんでございますが、私昨日真実とは信じられないような報告を受けたのです。実はきょう調査に行きたいと思っておりましたが、少し午前中健康が悪くて行きそこねたので、あなたの方から調査して、そうして当委員会へその調査の結果をお知らせ願いたい。その問題は、台東区の本田警察、そこにあげられている事件でございますが、葛飾区の西篠原町一番地の橋本国太郎という者の娘でございますが、母が継母である上に、父が失職したその結果その娘を女中に出したというのです。しかもそれが台東第二中学校の一年生、当年十四才です。それを昨年女中と……

第22回国会 法務委員会 第15号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 ちょっと一つ、先ほど先生から裁判官をうんとふやして……、手が足りないから結局そういうことにもなるのだという御意見でございましたけれども、この間の参考人からもそういう御意見があったのです。ということになれば私たちはほんとうに生命は全地球よりも重しという考えに立って、私もしろうとながらに死刑廃止論なのでございます。そういう立場からいって裁判はあくまでも公正妥当に行われなければならない。それが予算の関係であるとか、あるいは裁判所の人員構成の立場から省略されるなどということは許せないと思うのです。従いまして先生はこの間の参考人の御意見がございましたけれども、どの程度に増員したならば、やれ……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 赤松委員の質問にちょっと付随して一言、同じことですが、私は宮城委員、赤松委員の言われたことと同感なんです。私は矯正教育の根本精神が最近くずれてきていると思う。私は年令を引き上げたからむずかしくなったというようなことは許さない。年令を引き上げたらかくなるべきという、その当時考えなければならん、それならそれで対策が立てられなければならぬ。それと同時に過日参考人を呼びましたときに、参考人の方とあとで懇談したときに、増員ができるならば、つまり職員の充実ができるならば手錠をはめなくても済むとはっきり言っておいでになる。それならばなぜ職員をふやすことに努力しないか。私はこの少年院法の精神から……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 私も松尾さんにお伺いしたいのです。先ほど来教育的な面から非常に憂えておいでになった。私たちもそこに根本があるわけであります。で、このごろ非常に子供たちの間にすら性行為が行われておる。そういうものを見ると、あの青線であるとか赤線であるとか、あるいは進駐軍関係のああした露骨な性行為、こういうものが非常に童心を傷つけ、あるいは思春期の子供を刺戟して、そういう方向へかり立てておる、こういう点についても非常に憂えておる。そうしてまたああした状態が許されておるということは、売春ということが許されておるのだ。たれでも性本能というものはある。けれどもそれを性道徳によって抑制するところに人間として……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 社会労働委員会 第4号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は先ほどから大臣の御答弁を聞いておりまして大へん率直で、これはよかったと思っているのです。ぜひ一つ、厚生大臣としていろいろな点で大臣に期待するところが私は非常に大きいのでございますから、まずそのことを今後力をもって御推進願いたいということをまず最初にお願いしておきます。  そこで、最近年末を担えての助け合い運動というようなものに際して毎日のラジオを聞いておりますと、これが人間の社会で許されるべきことだろうかというような、非常に暗いことばかりが放送されております。私は助け合い運動というような美名に責任を転嫁するわけにはいかないと思います。結局声なき者の声を取り上げるのが政治だ、か……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 社会労働委員会 第35号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○藤原道子君 関連して。私は大臣のお答えを聞いて、実にもうがまんがならないのです。保険というものの性質はどんなものでしょうか。あなたはいつも、口を開けば、社会保障の確立と言っていらっしゃる。今の政府は社会保障の拡大をもって去年の選挙には臨んだはずなんです。ところが、この考え方は一体どういうわけなんです。保険をかけておる人が病気になって、入院して、一部負担ができなければ別途方針がある、生活保護を適用することも考えられる、というお言葉を伺うに至っては、あなたの社会保障に対する考えを根本的に追及していかなければならないのですが、それは私は関連質問でございますから、あまり時間もいただけませんけれども、……

第24回国会 社会労働委員会 第38号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は過日関連質問で大臣にお伺いしたのでございますが、そのときの御答弁で、なお納得が参りませんので、あらためてお伺いをしてみたいと思います。先日、まあ一部負担、入院料の場合、もしこれができない人はどうするかということを申し上げたら、別途考慮するというお答えがあったのです。別途考慮するとはいかなることかとさらに進んでお伺いしたら、生活保護法等もあるじゃないかというような御答弁だったと思うのでございますが、これに対してさらに大臣の御所信を伺いたい。
【次の発言】 私はこれは健康保険の性質からいって、これは自民党だとか社会党とかいうのでなくて、実際の上から立って可能かどうか、無理であるか……

第24回国会 社会労働委員会 第41号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○藤原道子君 関連して。私もこの資料をいただいて、実に憤激にたえないのですよ。とにかくこれをどうお調べになったかしらぬけれども、ざっとここで胸算用をしてみますと、一万七千件なんですね、お調べいただいたのが。一万七千件の中で、一つも一部負担の払えなかった人がないのですか。確信をもって御答弁になられるのですか。いかなる方法でお調べになったか。私過日質問いたしましたから、質問した以上は、私もこれは調べなければならぬと思って、開業医の方五、六軒調べたのです。全部一割から一割二分くらいの一部負担未納なんですよ。ところが、これでいいとはっきり御答弁できるかどうか。将来もしこれが偽りだったら、あなたはどうな……

第24回国会 社会労働委員会 第42号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私はこの際、さらに厚生省にお伺いいたしたいことは、一部負担の点についてでございますが、最初に大臣にお伺いいたしたいのは、厚生省の昭和三十年十月において、政府管掌標準報酬月額が八千円未満の者が全被保険者の四三・〇六%を占めておるというふうな御発表でございますが、これに相違ございませんか。
【次の発言】 それではお伺い申し上げますが、前回もこの点を繰り返しお伺いいたしましたが、さらに私には納得が参りませんので、御質問を続けてみたいと思います。  私ここに持っております資料は、栃木県の開業医の成田医師の資料でございますが、結局それによりますと、世帯収入がまあ八千三十二円というような階層……

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○藤原道子君 関連して。私は大臣の御答弁を聞けば聞くほど不安でならないのです。あなた方がこの改正を、もしこれが成立いたしましたならば犠牲は医者の上にかかる。犠牲は患者の上にかかる。そしてあなたは善処だ、その善処の内容はわからない、これではわれわれは立法府の者として了承できないのです。私どもといたしましては、法律を作るということは通ったら、即それが国民の上に、その日から施行されるのですよ。従いまして、一般国民の福祉を守るにどうするかということが前提でなければなりません。言葉をごまかしても、ただ通りさえすれば責任がのがれる、こういうお考えでは困るのでございます。昨日の、特に私が危険を感じております……

第24回国会 社会労働委員会 第44号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は今回のこの貸付法を見ましてちょっとわからないのでございまするが、最初政府は、大学の方も現在を三千円に引き上げるというような御構想があったやに聞いておりますが、それは今回はずれたのでございますか。その点ちょっとお伺いしておきます。
【次の発言】 私はこの母子福祉資金の貸付法の制定されまする当初より強く要望いたしておりましたが、その点がいまだに実現されないのでございまするが、これはまた全国の未亡人からも強い要望があるわけでございますが、今日未亡人世帯といたしまして非常にこの福祉資金で助かっておることは事実なのです。ところが、政府が親心をもって決定いたしました金額すら地方財政が逼迫……

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は小田さんに心からお見舞を申し上げます。私はあの当時ちょうど尼崎へ参りましたときに、お宅のひろ子ちゃんの問題がちょうど起った直後でございまして、瓜生市会議員も非常に御心配されて、婦人会の人たちもともども捜査申し上げるというようなことでおられましたので、一日も早く見つかるようにと念願しておりましたのに、いまだにおわかりにならないお母さんの御心中、心からお察し申し上げます。  そこで私はこの際子供の施設に困難なお仕事を長く担当しておいでになる堀先生にお伺いしたいのでございますが、先生の施設の問題とはちょっとそれますけれども、いろいろ社会に不安を振りまき、さらに社会悪を犯す人の中に、……

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○藤原道子君 質疑は次回に譲られてはいかがでございましょうか、時間も四時過ぎておりますし、五時から売春会議もあるのじゃないでしょうか。

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私は売春対策審議会委員といたしまして、十分審議をいたしたわけでございます。今一松委員が最後に言われた点は、私の最も憂えておるところでございますが、私どもといたしましては、そのときにそれを突っぱねれば今度も法案が出ないだろうというようなことをおそれまして、やむを得ず少数意見で引き下ったわけであります。私どもは、社会党案が御案内の通りにすでに提案されておりましたし、私たちの理想とするところは本法案とはあまりにもかけ離れてはおりますけれども、衆議院におきまして社会党といたしましては、売春は悪なりという規定をぜひほしいという立場から一応了承いたしまして、衆議院を通過しておりますので、私も……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○藤原道子君 私はちょっと簡単に二、三お伺いしたいのでございますが、今の更生施設等に行って見ますと大へん精薄の子供が多いのでございます。そこでああした更生施設へ行っても効果が上らないのじゃないかというようなお話もちょいちょい聞くのでございますが、相当精薄がいるとすれば、厚生省としては精薄者に対する対策というようなものも何かお考えになっておるかどうか。
【次の発言】 私がお伺いしたいのは、従来とは相当変ってくるでございましょうが、売られて、玉抜きというのですか、転々とやられるような女の中には、相当精薄が多いのでございます。でございますから、精薄に対する対策が非常に大切になってくるのじゃないか。さ……


藤原道子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院3期)

藤原道子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 厚生委員会国民生活改善に関する小委員会 第1号(1953/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 その点私も同感です。先ほどから、今桜井さんの御説明にも、栄養価は厚生省で考えるからというので規格に入れなかつたということですか。厚生省で考えてどうなるのだか。一つの規格を作るときには双方の意見がまとまつて行けるものだと思うので、あとで考えるということは納得行かないので、殊に我々厚生委員会としては栄養点を重視しておるわけでございます。その点明確にして頂きたいと思います。
【次の発言】 どうも納得ができないのです。事は主食なんですよ、問題はだから今度の人造米問題に対して国民に何やら割切れないものを与えるのはそこにあると思うのです。悪いものだけれどもこれは自由だから仕方がないといつても……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 議事進行。ちよつと当連合委員会は、非常に重大だから各大臣の出席を求めるということに相成つていたのでございますが、見渡すところ大臣は一人も来ていないようでございますが、これでは大切な質問ができないのでございます。大臣が出られなかつた理由をお聞かせ願いたい。それから現在政府からは誰と誰と誰が来ておるか、そのこともこの際お示しを願いたいと思います。(「政府委員は誠に不熱心だ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 大達さんと草葉さんが出席されると言いながらもうすでに四時十五分過ぎておるのです。この委員会は何時までおやりになるのですか。出席しても閉会後に来てもらつては何にもならないので至急に督促を……

第19回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 どうも聞けば聞くほどわからなくなるのでございますが、午前中の厚生委員会でも局長と質疑をやつたのでございますけれども、ほかの問題ではいろいろ検討してから、国庫負担にしても国情に合わして行くとか何とか言つておいでになる。ところが年齢の引上げについては、諸外国が六十歳乃至六十五歳だから、こういうことをおつしやる。日本の実情はそれでやつて行けると大臣はお考えでございますか。六十歳といたしましても、停年は五十五なんです。そうしてもつと五十五以下、五十歳ぐらいで首になる会社もたくさんある。その間の生活はどうしてやつて行くというふうにお考えでございますか。それが日本の国情に合つておるとお考えで……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○藤原道子君 この問題は随分やかましく重大な問題だと思います。どんどん精神分裂症になつて、肉体だけでない、精神が破壊されて来るので、兇悪犯等もこれが相当影響をして来るので、対策は生ぬるいと思います。調査研究はできておると思いますから、その点はもつと厳重にやつてもらわなければならんと思います。
【次の発言】 大臣に対する総括質問のときに十分聞きたいと思いますから、用意しておいてもらいたい。
【次の発言】 最近皇室関係で一応民主化されて来たのがだんだん元に戻つて、そうして又皇室に対する扱いが神格化の方向に行きつつあるように思いますが、それは一体どうなんですか。それは却つて私たちはよろしくないと、こ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 社会労働委員会保険経済に関する小委員会 第4号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○担当委員外委員(藤原道子君) 私幼稚な質問でございますが、どうもちょっとそうなると納得がいかないのですが、そうすると、初診料は医者の窓口で操作するということになるのですね。ということになると、医者は金があろうとなかろうと診察しなければならない義務がありますね。そうした場合に、一部負担をする金を貧しい人たちが払えないといたしますと、そういう場合には、その赤字のしわ寄せ、未収入になるしわ寄せはだれが犠牲を負うのですか、医者でしょう。
【次の発言】 お医者様でございますと済ましていていいのですか。ところがお医者さんだって、それが数重なってくれば非常な犠牲になりますよ。このごろ生活保護なんかでも、一……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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