杉原荒太 参議院議員
3期国会発言一覧

杉原荒太[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期
杉原荒太[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは杉原荒太参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

杉原荒太[参]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第36号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 只今外務大臣から中間報告がございましたが、その中で我々が一番深い関心を持つておりまする、この日本の引受けなくちやならん六つの義務については、御報告がなかつた。いろいろと重要な点について明らかにして頂きたい点が多々あるのでありまするけれども、私は今日は質問の範囲を極く限定いたしまして、ただ一つの問題についてお尋ねしたいと思います。  MSAの協定によつて、日本側が防衛力の増強の義務を負うことは明らかである。先ほど外務大臣は防衛力の発展という言葉を使われましたが、同じ意味に私は、つまりデヴエロプする、つまり防衛を増強しなければならん、こういう義務を負うことは明らかである。そこで、その……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第2号(1954/12/01、3期、日本民主党)

○杉原荒太君 外遊からお帰りになりました吉田総理に対し、日本民主党を代表して質問いたします。質問の主題は、主として外交問題に関するものでありまするが、これを五つの項目に分けてお尋ねいたします。  第一の項目は、我が国の独立完成に関することであります。我が国は平和条約の結果、一応独立回復の形を得たのでありまするが、実質的に見まするならば、日本の独立は今なお未完成の状態にあるものと申さなければなりません。而して独立完成の実を挙げるためには、国政の全般に亘つて一大刷新を要するものがあることは勿論でありまするが、外政の方面から見ましても、独立完成の実を挙げることは、今日の日本外交の一つの大きな目標でな……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第5号(1955/03/25、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) 小瀧君にお答えいたします。  防衛と外交の関係につきましては、この二つが両々相待って国の安全、平和の維持、戦争の防止ということが私は可能だと考えております。  第二に、極東の情勢につきまして、今後数年にわたっての見通しを言えということでございます。極東の情勢を見まするとき、今、そして小滝君のおっしゃることは、極東の情勢といっても、それは平和か戦争かという角度から見た情勢を言っておられることと思いますが、今、極東の情勢を見まするというと、台湾海峡を差しはさんでの国際の緊張を初めとし、その他の方面におきましても、あるいは潜在的に、あるいは顕在的に、いろいろの危険が実在して……

第22回国会 参議院本会議 第10号(1955/04/27、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) 左藤さんの御質問の第一点の防衛庁の予算外契約、国庫債務負担行為が非常にふえたという点に対してお答えいたします。これはなるほどふえております。それを大体分けてみますというと、一つは施設整備関係でありますが、これは官舎とか飛行場その他港湾施設等、従来と比較しまして別に特に説明をするまでもないと思います。(「はっきり言えと呼ぶ者あり)それからその中で船舶建造費、これはなるほど相当大幅にふえております。そのわけは、最近アメリカ側からの供与を期待しておりました警備艦の二隻というものが、その後だんだん話し合いましたが、向うからの供与が期待できないということがはっきりいたしましたの……

第22回国会 参議院本会議 第11号(1955/04/28、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。  第一の御質問でありますが、昨日の本議場でお答えいたしました通りでございまして、今回の分担金交渉で、これは当然に日本側のこの防衛努力という点が確かに問題になりました。その際、外務大臣もこの安保条約の一つの根本的条件をなしておりますこの自衛力の漸増というものは、これは日本側もやっていく方針だ、そうしてまたそれについては、この国力に見合った漸増ということが必要であるから、今政府においては、経済の再建について六カ年計画をせっかく立ててやっていこうという方針でやっていっておる。それからそれに見合う防衛の長期計画を立てていくつもりだ、こういうことをはっきり……

第22回国会 参議院本会議 第12号(1955/04/30、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) お答えいたします。  政府といたしましては経済六カ年計画に見合う長期防衛計画を作成する方針をとっておりますから、防衛庁といたしましても当然の職責といたしまして、策案をせっかく準備、研究いたしております。が、まだ防衛庁自体といたしましてもいろいろ検討を要する点が残っておりまして、固まった結論を得るに至っておりません。従って政府としての成案をまだ得るに至っていない段階でございます。  それからさらに、この六カ年計画の検討に当りまして、私らのところでは、今、徴兵制度は考えておりません。   [国務大臣三木武夫君登壇〕

第22回国会 参議院本会議 第19号(1955/06/03、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) 今回提出いたしました国防会議の構成等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  御承知の通り、さきに第十九回国会において成立をみました防衛庁設置法は、その第三章におきまして国防会議のことを規定いたしておるのであります。すなわち内閣に国防会議を置くこととし、国防の基本方針、防衛計画の大綱、防衛計画に関連する産業等の調整計画の大綱、防衛出動の可否等につきまして、内閣総理大臣は国防会議に諮問すべきものとし、また国防会議は、国防に関する重要事項について、必要に応じ、内閣総理大臣に対し意見を述べることができるものといたしております。しかして国……

第22回国会 参議院本会議 第32号(1955/07/04、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。  わが国の平和と独立を守るということが自衛隊の使命であり、自衛隊は子の使命に徹することによって、国民の負託にこたうべきものと考えておりすす。

第22回国会 参議院本会議 第42号(1955/07/29、3期、日本民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。  アメリカ側からのこの点についての連絡の点につきましては、ただいま外務大臣からお答え申し上げた通りでございます。ただいま吉田議員から、この伝えられる兵器の性能等についての御質問がございましたが、一般的に、アメリカの原子砲だとか、あるいはいわゆるオネスト・ジョーン等についての性能等については、専門の雑誌等においてその性能等はある程度承知いたしておりますが、現に今問題になっておりますのが、どういうものであるかということは、わかっておりませんのでございます。今外務大臣から申されたように、この点についての情報について、すべて問い合せ中でございます。その結……

第22回国会 参議院本会議 第43号(1955/07/30、3期、自由党)【政府役職:】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。  アメリカに派遣しております自衛隊には、原子兵器操作の訓練を受けておる者はございません。(「共同防衛の問題どうした」「共同防衛の説明をなさい」と呼ぶ者あり)  共同防衛の点について、原子兵器を持ち込むことについて協定があるかという御質問、これにつきましては、外務大臣から先ほどお答え申し上げた通りでございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。  行政協定の第二十四条によりまして、日本区域において敵対行為が発生した場合及び敵対行為の急迫した事態が発生したときは、日本防衛のために両国政府は共同防衛のためにとるべき共同の措置について協議するとございま……

杉原荒太[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

杉原荒太[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 個別自衛権、集団自衛権、平和条約に使つてあるこれらの言葉は、私が特に言うまでもなく従来の一般国際法に基くのとは少し違つた面がある。これは国連憲章によつて初めて明確に規定せられる面がある。殊に集団自衛権のごときはそうである。併し個別自衛権にしても、集団自衛権にしても、いずれも明らかなことはそうして又国連憲章自体にはつきりとその発動条件等もきめてあるのでありまするが、これは外部からの武力攻撃があつた場合に発動することを予想しておるものである。個別自衛権の場合は言うまでもなく外部からの武力攻撃に対して、これをその国自身が排除する権利である。集団自衛権というのは言うまでもなくその武力攻撃……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/14、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 私はこの協定に承認を与えることに賛成いたします。ただここではつきりとさしておきたいことがございます。政府は今回マドリツド協定に加入した後に国会承認の手続をとられました。本件の場合事情参酌すべき点もあることは認めますけれども、本来条約が対外的には確定して効力を発生じてしまつた後に至つて国会の承認を求めるということは、憲法の条章並びにその精神に鑑がみまして妥当を欠くと思いまするので、本件の承認が今後の先例とすべきものではないということをはつきりすべきだという意見でございます。できるならばそのことを委員会の意見としても、はつきりさしておく必要があるという私の見解でございます。

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 外務大臣はあと十分以内ということでありますから、私はこの問題は極めて重要な問題でありますから、この次の機会に譲りたいと思うのでありまするが、先ほどから同僚議員との問答を聞いておりまして、殊に今度の問題はただ単に両国政府の政策をただ語り合うというだけじやなくして、更にこれが協定となり、条約となり、条約上の権利義務の関係に立つことになる。それだけにこれに対する見解というものは、今の政府当局といえどもその見解は極めて客観性を持つていなければならない。単なる主観であつてはいかん。これは内閣が変つたつて、又次の内閣によつて又国全体が権利義務の関係に立つて来る。従つて非常に厳格に私は論議すべ……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 MSAの問題は極めて重要な問題であります。まだこの委員会において或いは又国会において、今の段階においても明らかにすべき問題がたくさんある、従つて他の同僚議員も終始不満に堪えないに違いない。本日はすでにもう一時間以上を経過したのでありますが、この点考慮しまして私は細部の問題はあとに残しまして、今日は大筋のところについてお尋ねいたしたいと思います。言うまでもなくこの問題は単に一内閣だけの問題ではない、国家的見地から取上げなければならないことは言うまでもない。従つて私はそういう立場からこの問題を取上げてみたいと思う。従つて政府側においても本当に虚心坦懐にお答えを願いたいと思う。公平なる……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 先ずこの條約の内容に入る前にお尋ねしたいと思いますことは、アメリカの関税政策を含む通商政策ですね、殊に、余り過去のことを言うと私答えてもらわなくてもいいのですが、今後殊に近い将来、今或いは問題点になつておるような、そういうような点を睨みながらアメリカのとつておる通商政策の問題について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 アメリカは対外通商政策の一つの憲法ともいうべき、例の互恵通商法を一年間延長するということがこの間きまつたようでありますが、その法律を一年間延長されてもあれに基く実際の交渉などを、実際に対外的に働かせるようなふうなことに今一体動いておるのかどうか、その点をお尋ね……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この条約の内容に入る前に総括的な総覧的なことでお伺いしたいことの一つですが、南方のいわゆる東南アジアの諸国、或いは更にポンド地域の諸国、そういう国がアメリカとの間じやなくしてそのほかの国と結んでいる通商条約、そういうものについてどういうふうな方針、態度をとつておるか。そういう点をお尋ねしたいのです。私のお尋ねする趣旨はややもすれば今度の日米通商条約が今後の日本のほかの国と結ぶ条約のいわゆるモデル・トリーテーとしてモデルになるのだというふうな一つの考え方もあり得るのですか。それはどうかすると私の見るところでは現実には必ずしもそうはいかんところがあるのじやないか。東南アジアの諸国、ポ……

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 これは質問というよりもむしろ議事の進行に関連するのでございますが、両方に関連するのですが今度の協法によりますと、更に協定の実施のためにその細目は両国政府間の協議できめるということになつておる。これは勿論そういう必要があろうかと思います。それにしましてもこの日本とフイリピンとの現在の関係というものを、殊にこういう賠償問題を中心にして考えますと非常にデリケートな状態にあるものだと思います。それで自然そこからして日本側とフイリピン側との間にいろいろとデリケートな話合もする必要が生ずるのじやないかと想像するのであります。そういうことがあり得るだろうということはよくわかります。併し我々はこ……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この間私が質問しておいたのに対して一つ先に答弁して頂きたいのです。あの仲裁判断についての執行判決の問題です。
【次の発言】 もう少し正確に言うと、つまり執行判決の要件がこれで充足しているか、これだけでそういうことを定める趣旨の規定かどうかという点です。これだつたら少くともこの文字の上からすれば、そういうふうにまあ一応読めますがね。それだから、執行判決を求めますね、そのときに一定の要件を備えていなくちやならんですね。その要件がここに掲げていただけの要件を備えておれば、日本の裁判所ではすべて執行判決を与えるについての必要な要件が全部これで充たされているんだと、こういうふうに取らなくち……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 これはあとで又……
【次の発言】 第四条についてはこの間も随分いろいろ質問したのですが、もう一つこの四条の一番末段の所、いわゆる第二項の末段、これも非常にわかりにくい条文ですが、ここの承認というのはどういう性質のもので、どういう法律効果を生ずるものですか。
【次の発言】 つまり仲裁判断の確定力についても又執行力についてもそういうことになるのだということなんですね。
【次の発言】 そうすると、ここの一番初めの見出しのアメリカ合衆国の領事官のなされた判断、例えば日本でなされた判断も当然適用を受けて来るね。そうするとそこでアメリカの他の州で判断された承認というものと同種の限度においての……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 今の八条の第三項と第一条の関係はどうなるのですか。
【次の発言】 今のだけかね。そうじやないのじやないかね、そういうものももちろんある。こういう文化活動に従事する者が日本に入つて来るというときは、その第一条に関係するけれども併し第八条の第三項というのはそれだけじやない。それだけじやなく、入つちや来ないで向うにおつてこの事業だけをこつちでやるというのに対しては適用のある規定じやないか。
【次の発言】 ついでに聞いておくけれども、同様のことは第七条のこの事業活動についてもそうでしよう。
【次の発言】 外務大臣に一つ対外経済関係についてお尋ねしたいのですが、政府では、殊に解散後新たにで……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 極く簡単な問題なんですが、ちよつとお尋ねしておきたいのですが、前文で明らかになつておるように従前の条約と違つて、最恵国待遇について今度無条件主義に変つておるわけなんだが、今、世界で、殊に日本との通商関係などがあるようなところで、有条件主義をとつておるところがあるかどうかということと、あるとすればどこかということを参考のため心知つておきたい。それから時間をなるべく節約する上で一度にもう一つだけ質問しますが、これはもう極く念のために伺つておくのだけれども、この前文のところに、この条約を「締結することに決定し、」とある、その締結というのを、どういう意味に解しているのかということを、一つ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後3号(1953/09/16、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 極く簡単に二つの点をお尋ねしておきたいのですが、第一は、この新らしい特例法を中心にした緊急対策に要する国の支出の経費の総額の枠ですね。まあきちんとしたというものは無理だと思いますけれども、極く大体の見当ですな、これすら或いは非常に無理かとも思いますが、併し一方お聞きしますというと、この月末までには大体政令の枠も政府側としても決める。そういうものを決めるに当つても大体は併し総額に対する見当というものを、而もこれが最低どれくらいは少くもかかる、或いはこれ以上無理だろうというような大体の見当をおつけになるのじやないかと思うが、その辺のところがわかれば率直にこの際お漏らし願いたいというこ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後4号(1953/09/17、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 原主計局次長にお尋ねしたいのでありますが、二つの点をお尋ねしたい。いずれも財源の問題であります。一昨日もこの委員会で、水害対策の財源の問題について質問があつたのに対して、緒方副総理はその際に、前年度からの繰越が二百億あるということを言われた。必ずしもそれはすぐこれに向けるという意味ではないかも知れませんけれども、とにかくそういう金があるということを言われた。そこで私がお尋ねしたいのは、その繰越の二百億という金は、その使用目的等がどういう内容のものであるか、いろいろのものが集まつての二百億だろうけれども、そうしてその中で災害復旧という目的のためのものが幾らくらいあるか、併し災害復旧……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後6号(1953/09/19、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 補助災害額というのと公共事業復旧費というものを比較対照してみた場合、その結果内容と実態において差異を来すかどうかということです。
【次の発言】 私が質問しようとしておる趣旨を説明しなかつたからそういうお答えになつたと思いますが、委員長もさつき言われたが、基準を定める一つの要素として公共事業復旧費という言葉で表現した場合、それが何ら疑問の余地なく、今のあなたの言われた補助災害復旧費というものと、その範囲がぴつたり合うかどうだろうか、という点をお尋ねしたい。

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 副総理と外務大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。私はこの間の外務委員会において、MSAの問題につきまして、今度日本が受けるであろうところの援助の種類の問題、それからMSA協定の結果によつて日本が負担するところの義務と日本の予算措置との関係の問題、それから第三には、MSAの協定によつて日本が負担するところの義務、殊に防衛力増強の義務と憲法九条との関係について一応お尋ねをしたのであります。それに対する外務大臣の答弁の中には、まだ更に確かめてみなければならんと思う点があつたのでありまするけれども、時間の都合上差し控えておつたのであります。今日この席で私が特に明らかにして頂きたいと思いま……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この国連軍との協定は問題の内容からすると、いずれももうずつと前に実は協定ができておらにやならん性質のものだ。それが殊に今度の刑事裁判権の問題のごときは日米行政協定の問題との関連などもあつてこう延びておるのだが、そのほかの問題、いわゆる財政経済というかいろいろ税金の問題とか地代の問題とかあるわけですが、こういうことは今まで未解決なものはこちらから何もそういうものはとつていないのですか。
【次の発言】 それだからそういう問題はもう事柄からすれば実におかしな話で、もうあなた、国連軍だつて朝鮮事変が終つてしまえば、その間の問題なんで、もう実際は事態というものはそれつきりで済んでしまつて問……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 今日は外務大臣に防衛問題についてお尋ねしたいと思つておつたのですけれども、同僚の議員のかたの御質問もありますし、問題は極めて多岐に亘つてお尋ねいたすことがあります。  先ず第一MSA問題の中で大体私二つばかりお尋ねしておきたいと思います。  第一は私が八月七日の参議院の本会議で外務大臣に質問したことに関連することであります。その際私は外務大臣に対して今度MSAの協定によつて日本側は防衛力を増強するという義務を負担することになることは明瞭であるが、併しこの防衛力増強の負担の義務の中からは、単文は戦力の保持ということはこれを除外するのだというこの日米間の合意をつくる、そういう条約作成……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 少し質問したい。余り重要なことじやないのだけれども、今度のこの議定書で取扱つている問題について公務執行中の犯罪なりや否やということが非常に一つの重要な点になつておるわけだから、その公務執行中の作為又は不作為による罪ということ、民事事件でしたら、この公務執行に当つて例えば損害賠償の原因となるようなことを作つたというようなことは非常によくはつきりするのですが、刑法上の犯罪について、公務執行中の犯罪というとき、先ず問題が二つあると思うのですがね、一つは公務執行中というのが、公務を執行しておる時と時を同じうしてという意味、それから公務執行行為それ自体についてという場合と二つある。これは民……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/02、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の日本側で実際上権利としてだけではなく、権利の行使として実行上においてアメリカ人に対してはこういう自由職業を認めないように措置するというのですね。それについての関係各省の意向の内容は弁護士と建築士というのですね。そうするとその意味だが、それはつまり弁護士を一例にとつて言うと、弁護士が弁護士たるの資格要件を日本の国内法において持つこと自体を認めんということと、それから向うの法律によつて弁護士たるの資格を持つておる者をこつちにおいて弁護士と同じように法律事務を行うことを認めるということとは別個の問題であります。それで今関係各省で考えておるというのは、その私の今言つた前のほうで、日本……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/03/15、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと。まだ採決する時期じやないのですね。
【次の発言】 今ですか。
【次の発言】 それではちよつと。大体の外務省のほうのお考えをお尋ねしておきたいと思つておつたことがあります。それは丁度これに多少関連がありますからお尋ねいたします。仲裁裁判とか国際司法裁判所に対する提訴というようなこと、これは極く一般的に抽象的に考えれば、普通の外交手段で解決ができない場合、問題の性質によつてそういう手段に訴えるということは一つは合理的だというふうに考えられるわけです。けれどもそういつた一種の公式的な考え方でなくて現実に具体的に問題を仲裁裁判に付するとか国際裁判に付するということは、非常な慎重……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連いたしますからお伺いするのですが、御両氏にお尋ねします。今のお二人のおつしやつたことでお考えになつておることは大体わかつたようでありますけれども、なお念のためですね、はつきりさせておきたいと私は思うのです。それは今度の協定に言う防衛力なるものの範囲ですね、防衛力と言うからにはその範囲、それと憲法に言うところの陸海空軍その他の戦力という、この概念ですね、その範囲ですね、それがぴたつと合致するものだというふうに解釈しておられるかどうか、それだからもう少しわけて言えば、つまり全然その範囲が合致するとこう認めておられるのか、それから合致しない場合に、或る部分が陸海空軍その他の戦……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと簡単なことですが、極く最近アメリカから人が来て、そしてその人が日本の今後の防衛生産のあり方について一つの構想を打ち、そして自分たちの構想について日本側の意向というものを打診のために来たということを私は聞いておるのですが、新谷さんにお聞きしたいのは、詳しいことではないのですが、その人とお会いになる機会があつたか、或いは直接お会いにならなくとも、その人の打つておる構想は大体間接的にお聞きになつておるかどうかということだけお聞きしたい。

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、自由党)

○杉原荒太君 さつき海上保安庁のかたが言われた外務省のほうに三つのことを申入れるということであつたが、それを向いて私は随分驚いたんです。今更そういうことを申入れるということは非常に奇異に感ずるのです。そういう三つのことなどはとつくに初めからそういうことははつきりしておらなければならんことだと思う。どうしてそういうふうになつておるか。そうして又それについて外務省からどうされたという報告もなかつたが、一体今それはどうしているか。
【次の発言】 それからもう一つ、いわゆるこの危険区域というのは、つまりその実験をやるときだけ指定されておるというのじやなくて、一年中しよつちゆう危験区域として指定されてお……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、自由党)

○杉原荒太君 私が発言を求めて申上げようと思つていたことも実は今曾祢君の言われた結論のほうのことと同じなんです。つまり委員長から官房長官を通じて七日から十二日までのうちに一日は必ず出席するということをあらかじめ明確に総理が言明をされて、そうしてされるかどうかという点を今聞いておられるのですが、私はそれを待つということ、そうして丁度明日はすでにほかのほうと連合委員会ということになつておりますから、時間もありますし、結局曾祢君が言われたように進むのが一番私は穏当であろうと思います。

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の中田さんのに関連しますが、こういう種類の条約の審議というのはただ条文だけ何してもいかんのですよ。そういつた非常に国際的な砂糖事情というような実体的なものを先ず頭に入れて、それとの結び付きで考えなければ審議できるものではないのですから。この次は実体的なことを説明のできる人を呼んで頂きたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、自由党)

○杉原荒太君 少し外務大臣にお尋ねいたします。  先ず第一に、この協定の内容に立入る前に、この協定を結ぶに至つたこと、それから今後この協定の締結の結果いろいろのことが予想されるわけでありまするが、これと基本的な外交政策との関係についてお尋ねしたいと思うのです。この協定は直接間接日本の国政全般に非常な関係を持つておる。なかんづく日本の今後の国防政策、又日本の外交政策というものに非常に重要な関係を持つている。そこで私が合日お尋ねしたいのは、この中の特にその外交政策との関係です。その中でも特需戦争の防止、平和の維持ということを目標にした外交政策といいますかそういうものとの関連。又更にもう少し別の方面……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと鶴見委員の先ほどの御質問に関連しまして、一言だけ外務大臣にお尋ねしておきたい。農産物の購入に関する件ですが、農産物の購入に関する協定とそれからそれに関連する経済措置に関する協定、これを見ると私疑問の点は、これはこの前のほうの農産物の購入に関する協定のほうの第一条以外のすべての条項、それからこの経済措置に関する協定のほう、これはつまり一般的に農産物の購入に関連してずつと継続的になつて行く関係を規律するために作つたのか、それとも今年の六月三十日までに買入れる、つまりアメリカの現会計年度で買うその農産物だけに限定したのか、そこのところが必ずしも協定の作り方がはつきりしないように……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/04/10、3期、自由党)

○杉原荒太君 私は昨日大臣に御質問しましたが、今日はたつた一つだけ極く簡単な点を若干お伺いするのですが、実はこの協定によつて設定される理事会の事務局、これは常設的なものだろうと思うのだが、そこのスタツフの大体の規模と、そういうものをそれではどこに設けられようとするのか、それからその中の相当重要なところに日本側からも代表を送る、或いは送る予定なのか、その辺のところをちよつとお伺いしたい。
【次の発言】 私はこの協定に賛成の意を表するものてあります。この協定の狙いとしておりまする趣旨はわかるのでありますが、併し果してこの目的か容易に実勢できるであろうかどうかということの予想は、この規定が非常にルー……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、自由党)

○杉原荒太君 今日は私初めに法制局長官にお尋ねしたいと思います。政府を代表した法律上の見解についてお尋ねしたいと思います。  二つありますが、先ず第一間のほうからお尋ねします。それはここには今でもたびたび問題にもなり、又なつたところでございますけれども、最後のしめくくりというような意味を以て更に明確にしておいて頂きたい。これはこの条約の今後の解釈上非常に大な点だと思いますからお尋ねするわけであります。その第一間と申しますのは、今度の防衛協定にいうところの防衛力というもの、それから憲法九条にいう陸海空軍の軍ということ、それから更にそれを分けてお尋ねするのですが、憲法九条にいう軍というもの、それか……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと恐縮ですが一つだけ最後にお聞きしたいのですが、私のお尋ねしたいのは少しデリケートなことてすから、場合によつては委員長の御判断で、又外務大臣の御答弁の都合で、速記はとめにして頂いたほうがいいかとも考えますが、適当に一つ。私の希望いたしますのは、外務大臣から極めてフランクなところを一つ御答弁願いたいと思います。それは新しい問題じやないのですが、例の戦犯の問題です。これは誰しも考えていることであり、政府でも特に考えておられるに違いないのですが、このMSA交渉の機会において特に戦犯の問題についてアメリカ側と話合になつたか。それでそうしてその結論が今すぐ現われなくても、アメリカ側で……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、自由党)

○杉原荒太君 前文に入る前のもう一つ協定の表題ですがね、相互防衛援助協定、これはどうしてそういうふうにきめたか。今まで政府の説明によると一方的のいわゆるアメリカの援助を受けるということが主体で、事実そうだろうと思う。どうしてわざわざこういうふうに名を一体付けたのか、つまり相互援助というのだから日本側からの防衛援助は一体何であるか、成るほど協定文を見ると、これはあとのほうに関連するけれども、一条、二条の形の上ではそれができておるけれども、実際の実の上でどういう援助で防衛しよう、この辺どうですか。これは私なぜ質問するかというとこの表題がこうなつている。そうして而も前文というのが非常に広範な大事な基……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつとこれに関連しますが、今のこの協定にはこう書いてあるでしよう。この協定の実施に関連するアメリカの行政事務費及び関連経費とかあるのだが、これは、顧問関係以外にもあるのか。この書き方が、この協定、例えばもつと限定して第七条の第一項に関連すると書いてあれば、その範囲が非常にはつきりするけれども、この協定の実施に関連をするとあるのだから、非常に範囲が漠として、どこまで行くのかはつきりわからない。なぜこういう規定の仕方をしたのか。顧問関係以外のことまで含まれるのか。どういうわけなのか。
【次の発言】 さつきの条約局長の説明ぶりについて、私ちよつと一言申上げておきたいのですが、条約局長……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、自由党)

○杉原荒太君 協定自体でなく、日本とカナダとの間の通商関係の実態について極く要領よく説明してもらいたいと思います。  それから現に実際上問題になつておる事案があればそういうのを説明してもらいたい。
【次の発言】 この協定は有効期間が一応一年ということで、あとに継続する場合でも予告期間は僅か三カ月で、非常に短くて衆議院でも問題になつたように伺つておりますが、これはどういうつもりなんですか。炭はこの協定の内容を見ると、範囲が非常に限定されておつて、エタブリスマンだとか、或いは航海というようなものはこの中に含まれていない、そういうものを含んだ通商航海条約を今作ろうとしているのかどうなのか、その辺どう……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、自由党)

○杉原荒太君 この協定ができた場合に、この協定の適用を実際に受けるであろう具体的のケースというものは、日本、スウェーデンそれぞれどういうものですか。
【次の発言】 今お尋ねした点はわかつたのですが、もう一つ、工業所有権の中で権利の性質によつて区別して、特許権とか実用新案とか商標権とか、大体そういうのが出て来るのはどういうものが多いのですか、わかつている件数の中で。
【次の発言】 これに附属して交換公文が附いているのだから、今度の協定が平和条約の規定の中に影響を及ぼさないという当り前の、むしろああいうことをやるほうが却つて疑問を起すくらいなんだが、それは一体どういう事情から。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、自由党)

○杉原荒太君 意見になるが、今の議事進行ですが、今の条約局長の言われることは、それはそれとしてのわかつていての御意見だと思うし、この点についての条約局長の言われた点はその通りだけれども、具体的にどういう計画であるかということはそれとして、これの審議に当つて政府側のあれはむしろ当り前のことだと思う。要求がなくても通産当局としてはここに来ておつて、然るべきだと思う。何もこれは政府側でもこだわることでもない、通産当局から来てもらつたらいいと思う。
【次の発言】 厚生省の方にお尋ねしたいんですが、この協定自体じやないんだけれもいろいろのこういうものについて取締法ができ取締がなされても、現実にそれをやる……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連して。今曾祢君が質問しておる点は当然なことで、私もその通りだと思うのですが、これは今外務省とか特調のほうで説明ができんというだけでなく、政府としてその点が説明できないというのではないかと思う。いやしくも財政負担を伴う補償等に関する法案を提案しておいてそれに伴う財源のほうが何も説明もできないという、そういうものじやなかろと思う。若し特調のほうなどで説明できないとすれば、大蔵省の人からでも一つ説明してもらいたい。
【次の発言】 さつきの条約局長の説明の中に、十五条のことがあつたのだが、ここの一国際辻合の軍隊を維持することに伴うすべての経費」、この「伴う」という具体的の範囲で……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの協定を承認することに賛成いたします。  この協定の内容自体を見ますと、おおむねこれは妥当だと思います。ただ一言附言しておきたいと思いますが、今中田委員からは、この協定の締結が非常に遅れてその間非常に不手際があつたということを指摘された。成るほどこの協定の締結が非常に遅れて、日本の国会がこういう協定を今頃審議せなければならんという点は私も非常に遺憾だと思うんです。本来からいえばこのいわゆる吉田・アチソン交換公文なるものと同時に、又遅くとも講和条約発効のとき、占領終結のとき、独立回復のときまでにはこういう協定が実はできておらなければならん事柄だと思うんです。そういう点からもこ……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/05/18、3期、自由党)

○杉原荒太君 今日まで国際的な二重課税の現象というのはどう処理しておつたか、日本の国内的の処理は。
【次の発言】 そうすると今度の協定によつて、もう初めから二重課税という現象か起らんようにそれを回避するためにいろいろな規定を設けておるわけですね。併しそれで現実に全部に二重課税を回避し得るかどうかは、これは僕は一々各個の場合について検討していないけれども、これは一体この協定を実施すれば二重課税というものはもう起らんように全部そうなるのか。或いはこの協定でなお且つ二重課税という現象が実際上起ることがあるのか、その点どうですか。そうして仮にありとすればその点はどう処理するか。今言われたような規定はも……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、自由党)

○杉原荒太君 これは特に重要なことでもないけれども、いつぞやこの整理に関する法案を内閣から出したことがあるのですが、あのときこれはなぜ一緒にやつておかなかつたのですか、何か実際上今までは残しておく必要があつたのですか。

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、自由党)

○杉原荒太君 増原次長にお尋ねしますが、二十九年度の防衛増強計画の中で、海上部隊の部分について要点と申しますか、それを伺いたい。
【次の発言】 二十九年度で増強する海上部隊の中で、而もアメリカから借りる今度の駆逐艦等を中心にしたあとの十七隻というのは、これは任務の上からすると、その駆逐艦などと同一の一つの統一的の任務、それに系統付けられたものなんですか、又全然別個のものなんですか。
【次の発言】 もう一つ、今の段階で海上部隊を増強されるその目的の一番の重点ですね。いわゆる海軍といつても、その中で戦闘の任務を主にしたものとかいろいろあるだろうと思う。商船の護衛だとか、そういう点でずつと……、併し……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の質疑応答を叩いておつて、私は明らかにしておく必要があると思う点があるのですが、それはこのずつと附表の中に追加して行けばいいとか悪いとかの問題のもう一つ前にですよ、前に、この協定にすでに署名はしてあるわけですが、その署名するときの意思が、こつちの意思が、この協定の内容をどう確定しているかという問題ですよ。そういうものは、つまり十七隻以外の船はこれには含まれていないのだ、そういう意思でこれが署名されたのかどうかということ、この点はこの内容の確定の問題だから非常に大事な点ですよ。その点はどうなんです。そうして日本側としては、どういう意思の下に作つて、而もその意思が先方と、アメリカ側……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、自由党)

○杉原荒太君 私は自由党を代表して本協定を承認することに賛成をいたすものであります。  先に日米相互防衛援助協定に賛成の立場をとりました我々といたしましては、この協定に賛成する理由につきましては、ここに改めてくどくどしく申述べる必要はないと存じます。何となれば、本協定の目的といたしまするところは、先に国会の承認を得ましたところの日米相互援助防衛協定において明らかにされておりますところと同じ精神に基くものであるからであります。只今羽生委員のお説を拝聴いたしました。その間にいろいろありましたが、私らも国の防衛の措置を考えるに当つて、外国からの援助を受けるという問題については極めて慎重に考えなければ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本民主党)

○杉原荒太君 本案は我が国の対外関係の打開上極めて重要な意義を持つものでありますが、その内容においておおむね妥当と認めまするので、この条約の交渉に当られた前内閣及びビルマ政府当局の御努力に対して敬意を表しまして、民主党を代表して賛成いたします。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/13、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 十一日のこの委員会の際に、ただいま委員長からのお言葉がありましたような事情によりまして、大変御迷惑をかけまして恐縮に存じております。
【次の発言】 ただいまの梶原委員の御質問にお答えいたします。この防衛についての大体の考え方の基本は、吉田内閣以来ずっと、先ほど梶原委員のおっしゃったような方向できておると思います。基本的には私もやはり吉田内閣時代からとられておる方針と特に違ったふうには考えておりません。これは特に私から申し上げるまでもなく、わが国の独立の実を上げるという上からしまして、いろいろとまだなすべきことが各般にわたっておるのでありまするけれども、その間にあって、……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/23、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 二十八年度の保安庁経費の決算につきまして御説明申し上げます。  二十八年度は保安庁の経費、補正後の保安庁経費が六百十一億一千万円、前年度からの繰り越し額が二百八十九億五千万円、合計歳出予算現額が九百億六千万円でございましたが、これに対しまして、歳出の支出済み額は六百二十八億六千万円ございまして、翌二十九年度への繰り越し額が二百五十七億一千万円、不用となりました額が十四億八千万円でございます。  二十九年度への繰り越し額二百五十七億一千万円のおもなる内訳を申し上げますというと、機材費におきまして百十九億二千万円、施設整備費が九十億八千万円、船舶建造費が三十五億二千万円と……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/25、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 防衛庁の経費が相当多額に上っておる。保安庁時代、今御審議を願っておりますこの決算、二十八年度当時におきましても、相当多額の、それから繰り越しも多額に上っておる。申し上げるまでもなく、国民のいわば血税とも言うべき大事な額がかかるわけでございますから、いやしくも乱費などということのないようにしなくちゃならぬということは当り前の話で、また特に会計検査院から指摘されるまでもなく、われわれ局に当っておる者が予算の適正な、またできるだけ効率的な使用ということに最大の努力をしていく責務があるわけであります。そういう点私も、実はこれは前任者以来もそうでございますが、私も実はその点非常……

第22回国会 内閣委員会 第6号(1955/05/20、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 三十年度の防衛庁の予算につきまして大要を御説明申し上げます。  三十年度の歳出予算案の総額は約八百六十八億百万円でございます。その内訳を現態勢維持に要する経費と、それから三十年度に増勢いたします分とに分けて申し上げますというと、現態勢維持に要する分が六百一億八千四百万円、それから増勢の分が二百六十六億一千六百万円といたしております。  それから国庫債務負担行為に計上いたしました金額は総額が百五十四億八千万円でございます。その内訳を申し上げますると、施設整備費が二十五億九千五百万円、それかり船舶建造費が六十億五百万円、器材費は二つに分けて申し上げますと、航空機の調達のた……

第22回国会 内閣委員会 第8号(1955/06/02、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  まず、別途提案いたしました自衛隊法の一部改正法案によりまして、海士長以下の海上自衛官及び空士長以下の航空自衛官にも陸士長以下の陸上自衛官と同様に任用期間を設けることといたしましたので、これらの者にも陸士長以下の陸上自衛官と同様な特別退職手当を支給することとして所要の規定の改正を行うこととしたのでございます。  次に、ジェット機搭乗員、落下さん隊員等の訓練の本格化に伴いまして、その勤務の実情に即応した手当を設けることとし、このために必要な規定の改正を……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 今回提出いたしました国防会議の構成等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  御承知の通り、さきに第十九回国会において成立をみました防衛庁設置法は、その第三章におきまして国防会議のことを規定いたしておるのであります。すなわち内閣に国防会議を置くこととし、国防の基本方針、防衛計画の大綱、防衛計画に関連する産業等の調整計画の大綱、防衛出動の可否等につきまして、内閣総理大臣は国防会議に諮問すべきものとし、また国防会議は、国防に関する重要事項について、必要に応じ、内閣総理大臣に対し意見を述べることができるものといたしております。しかして国……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/25、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまの……。
【次の発言】 お答え申し上げます。今日までいろいろ新聞等にも伝えられておるということを申さ、れておるのでありますが、私新聞の記事についてかれこれ今ここで申し上げる気持はございませんでございますが、この防衛についてのこれは一定の計画を立ててやって行った方がよろしい、その方がどこまで一体漸増といっても行くのか、大体五、六年先には大体この限度ということを示した方が、これは国民に防衛についてのこれを理解してもらい、それを支援してもらうという上からしても、また防衛そのものが、やはり防衛力の建設ということは計画的にやって行かなきゃならぬ、そういうところから、やは……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。これはここの分担金というのは必ずしも地上軍たけではございません。空軍、海軍も含まっている趣旨のものであることは当然であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。アメリカの陸上部隊が全然いなくなったというような場合には、それは当然この分担金というものは減額される根拠がそこにできてくるわけです。ここの一億五千五百万ドルというものはそのままということじゃないようにあれしております。
【次の発言】 防衛分担金の問題につきましては、この二十五条とともに、これに関連する岡崎、ラスクの公式議事録というものがあるというのは御承知の通りでございます。公式議事録です……

第22回国会 内閣委員会 第35号(1955/07/27、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。その訓練をやったことは事実でございます。そうしてこれは海上自衛隊の任務といたしましては、わが商船の護衛ということも、掃海のことや、あるいは港湾、水路等の防備と相並んで重要なことであることは当然だと私は思っております。従いまして、これの訓練をやったわけでございます。そうしてこれは輸送船団ではございません。わが商船の船団護衛というものの訓練をしたわけでございます。その際これに対してかりに潜水艦から攻撃を受けた場合を仮想いたしまして、仮定いたしまして訓練をするわけでございますが、その潜水艦がまだ日本にございませんので、アメリカ側のその潜水艦の協力を得て、……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。いわゆる動員計画というものにつきまして人と物とに分けて考え得ることかと思います。人の場合につきましては今まで法律制度の上で認められておりますのが、いわゆる動員計画に関連するものとして認められておりますのが予備自衛官の制度というものがあることは皆さん御承知の通りでございます。そしてこの予備自衛官の法律上の定数は一万五千人ということに相なっておるわけでございます。現実にそれでは今日までどれくらいの予備自衛官が確保できておるかと申し上げますと、最近約四千人近くなっておりますが、まだ四千人を欠けております。応募しておりますのは七月一日現在で四千四百名、そし……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 私の聞いておりますところでは、原子砲はもちろん原子弾を発射し得るともに、また普通のたまも発射するのにも使われる、こういうふうに私は聞いております。
【次の発言】 普通そういうふうに私らも常識的に考えておるのでありますが、しかし事実原子のたまだけでなく、ほかのたまも撃つのに使われるというように私は聞いております。
【次の発言】 外務大臣が問い合せられました結果のことを先ほど総理からお答えになりましたが、その結果は、原子爆弾を持ってきたということではないという意味のことを外務大臣がアメリカ大使館の方から確かめられた、こういうことでございます。

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまおっしゃいました理由によりまして、今回の問題になっております兵器は原子兵器ではないと思っております。
【次の発言】 その点は御質問の通りに考えております。
【次の発言】 今問題になっております兵器を原子兵器と呼ぶことは適当でない。原子兵器ではない、こう考えております。
【次の発言】 もし、たとえば飛行機でも原子爆弾を運び得る、用い得る、そういうものは原子兵器というふうに……、その場合と同じでありまして、この場合でも、これを原子兵器という言葉では、世界の軍事的の標準的の言葉ではそうは解していない、こう解釈いたします。

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) この事件はまことに不幸な事件で、そして罹災者の方々に対しまして、ほんとうにお気の毒だと存じます。その点、私らも非常に実は深く関心を持ちまして、従いまして、私自身もこの問題につきましては詳細に調べもしておるものでございます。もちろん自衛隊の行動によって、そこに故意はもちろんあるはずはありませんけれども、過失でもあって、それによって法的に責任があるということが立証せられます場合には、もちろんこれは補償をすべきことは当然で、法に従ってやるべきであります。今日まで実はその立証の点につきまして、まだこれらのことが不明確であったというところで、一方漁民の方々に対する救済の必要とい……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいま議題となりました日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  昨年、わが国は、アメリカ合衆国との間に、日本国に対する合衆国艦艇の貸与に関する協定を締結し、すでに艦艇の受領を開始いたしておるのでありますが、同協定中には、さきに締結いたしました日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定及び日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定の場合と同様に、貸与された艦艇について所要の秘密保護の措置を講ずべきことが規定されているのであります。御承知のように、さきの二協定に関する秘密保護の措置につきましては、す……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。この本法は防衛上の秘密の必要という点と、それから基本的の人権といったような原則的な大事な事柄とも、調和といいますか、その関係からできていると思うのでありますが、そうしてまたこれができます際に、国会におきましても衆参両院とも、それぞれの委員会において非常に熱心な御審議があったことを私ども承知いたしているのであります。ことに参議院の委員会におきましては、いろいろとこの内容にわたって深く御研究、御審議があり、そうしてその結果または法案自体についても、改正が加えられた、それからさらに、これの運用上きわめて大事なこととして、法文自体の中に、この法律の条項とい……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答えいたします。先ほどから永井さんからいろいろ防衛の問題についてお話がございました。この経済再建の六カ年計画ということをかけてやっていきたいということを政府で考えておるわけでございます。そうして更に防衛の問題につきまして、前内閣時代ずっと、従来いわゆる自衛力の漸増という方針をとって来ておるわけでございますが、そのいわゆる漸増というものが年々、そのつど、国民の間でも、それじや一体この防衛の限度というものはどこにあるのだという点についていろいろと不安もあるだろうと思うのです。それで私らといたしましては、そういう点について、五、六年先には大体どの程度だということの一つのめ……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 今アメリカの陸上兵力が約二個師団半、航空勢力、海軍勢力については私ここでお答えすることを差し控えます。
【次の発言】 その点は御承知の通り、今日本の機密に関する法律もございまするし、また法律の問題は別にしましても、今ここでお答えをすることはできません。
【次の発言】 私はあえてそう佐多さんのおっしゃったことを議論がましく言うのではございませんが、先ほども申しましたように、私法律のみを根拠にして申し上げておるわけじゃございませんが、事柄の性質上ここで私申し上げることができないことは御了解いただきたいと思います。(「それはおかしいじゃないか」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。私の方では特に宣伝というようなことは実は従来あまりしていないのでありますが、ただしかし、防衛庁の所掌事務につきまして、よく国民の御理解をいただく、そうしてまた私らの方で周知するように努力するという点は心がけております。ただこれの実際の手段方法といたしましては、募集の際になるべく、たとえば地方公共団体に委託いたしまして、自衛隊に関する巡回映画など見せる、こういうための経費は多少とっております。それからただいま御指摘になりました富士とか、その他の問題、これは御承知の通り私の方の所管ではございませんが、しかしこういう点やはり御指摘の通り、またよく地元の人……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 駐留軍の陸空海というものの総体のことは実は私の方でも承知いたしておりません。陸に関しましては、約二個師団半ということを承知しております。それから今まで減ったかどうかという点、この点も実は私はっきりとせぬ点がございますが、あまり減っていないというのです。しかし最近約一混成団が近く撤退するということは承知しております。
【次の発言】 それは特に朝鮮事変のために出たり入ったりしたのでありますから、本来の日本の駐留のことを申し上げている次第であります。
【次の発言】 この分担金の関係におきましては、本来の日本を守るためにもちろん駐留しているためのものでございます。それから先ほ……

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。ただいまのこの御質問の共同声明の中にあります文句は、外務大臣からもお答え申し上げましたように、安保条約等によりまして、またいわゆるMSA協定等によりまして、防衛力について日本がみずから、防衛についてみずから責任を負っていく、漸増的に責任を負っていく、そういうことが規定されておりますので、そういうことを前提にしての一つの政府としての意向、方針の声明でございます。それをその場合実行するに当りまして、日本の一般的の経済条件というようなものを当然考慮する、これは当然のことでございます。今アメリカとの間でも、そういう一般的の日本側の意向、方針を表明したにすぎ……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまの木村さんの御質問でございますが、私の了解しておりまするのは、ロスがこういった、ああいったということを言っていらしゃいますけれども、私そういうことを聞いておりません。これは外務大臣からお答え申し上げましょうが、私の方では、主なるものを申し上げますというと、船舶建造の関係でございます。これは日本側で警備艦を二隻建造するということを最初考え、それからアメリカ側からのMSAの援助としまして、域外買付によってそれをアメリカ側から供与してもらいたいという、こういう期待を実はもっておったのでありますが、それが期待は実現できないということに相なりました。それで船舶建造関係の……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。私、ある特定の年度、時期をさして、米軍が一般的に撤退するということは、実は私の口からは申しておりません。また申し得る段階ではございません。しかし、一般的にはアメリカ側で、ことに地上軍等につきましては、私が接触して受け取る印象からいたしますれば、撤退するように、日本側の態勢ができ次第なるべくすみやかに撤退したいという希望は持っているように、私はそう解釈いたしております。そうしてまた現に、約五千名の兵隊が近く撤退いたすものと私承知いたしております。
【次の発言】 お答え申し上げます。政府といたしましては、義務制ということは今考えておりません。

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。国力相応の自衛力ということは、自衛力の漸増ということを考えて参ります場合に一番必要と思いますことはいろいろありますけれども、一つは御承知の通り今、日本の安全、国の安全を保つという上からいたしまして、その大きな部門を外国の力に依存しておるというような状態でありまするからして、わが国の独立国としての実を上げていく上からいたしまして、やはりある程度の防衛力はぜひ必要があると考える次第でございまして、しかしその際に一番大事なことは、やはり防衛ということは申し上げるまでもなく、防衛力を作り上げるということには非常に金がかかるということ、そしてそれが結果として……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。これまで保安庁時代、たびたび批難事項が出ましたことは、まことに申しわけない次第でございます。実は今国会にも報告されております二十八年度の決算報告におきましても、会計検査院から不当事件として、二十六件にも上る指摘を受けているので、この点われわれ深く反省いたしまして、改善の実をあげるために全力を尽したいと考えている次第であります。この今までの批難事項のどういう点が悪いかという点を調べてみまするというと、おもなるもの大体三つくらいの種類に分け得られると思います。第一は調達計画の立案の基礎になります編成装備表、これの検討が十分でない。部隊において現実に使用……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。この防衛費というものが財政、国民経済の全体との関係においていろいろの意味におきまして非常に重要な関係にあることは申すまでもございませんので、実はそういう点を特に私も長期計画を考えます際も真剣に考えている次第でございます。ただいま経審の方で一応の試案として考えておられます政府購入の額とかいうようなこと、そういうことも十分私考慮に入れまして、今後国民経済にあまり無理のない範囲内において一つ防衛の計画を考えて行きたいと思います。
【次の発言】 防衛費を考えます場合には、あわせて防衛支出金の問題も考えなければならぬわけでございますが、それらを総合いたしまし……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/03/28、3期、自由民主党)

○杉原荒太君 一点だけお尋ねしたいと思います。第四条の財政協定というのはどういうことを考えておるのですか。
【次の発言】 そうだろうと私も想像しておりますけれども、財政上の協定というとおかしいような感じがするね。意味はそういうものですね。ファイナンスの方ですね。


杉原荒太[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

杉原荒太[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、自由党)

○杉原荒太君 先ほどこの法律と協定との関係について質疑応答があつたのですが、協定では秘密の保持について措置をとる建前にはなつておるわけです。ただ、その措置の具体的方法としては、その秘密を保持するための根拠法規がすでにあるならば、それに基いて行政措置でやればいい。事実上の措置をやつているわけだけれども、その根拠のない場合は、一応立法措置をとらなければならん、こういう筋合になつて来るわけだと思うのです。従つて先ほど外務大臣が、何か協定と条約との直接の繋りというようなものを非常に言うのだが、あいまいに言われるのだが、私はそういう必要はないと思う。条約で、そういう国内的の措置、その措置の中では立法措置……



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