和田教美 参議院議員
13期国会発言一覧

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このページでは和田教美参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院13期)

和田教美[参]本会議発言(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 参議院本会議 第18号(1984/06/18、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、中曽根総理のロンドン・サミット報告に対し、公明党・国民会議を代表して質問を行い、総理初め外務、大蔵各大臣の見解を求めるものであります。  総理は、サミットが終わった直後の記者会見で、サミットは大成功であった、中身の多い、しかも中身の濃い内容であったと自画自賛されました。また国会の報告でも、サミットの課題は達成されたと述べておられます。なるほど今度のサミットでは、ロンドン経済宣言初め、合計五つの文書が採択、発表されております。中身がにぎやかだったことは事実でしょう。しかし、中身の多さが必ずしも中身の濃さを意味しないことは言うまでもありません。  例えば、民主主義の諸価値に関す……

和田教美[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院13期)

和田教美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1983/10/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうは午前中、午後のお話を聞いておりまして、総合安全保障という問題についての考え方というものが皆さんの立場立場によって非常に多岐にわたっているという感じを改めて強くいたしました。  まあこの委員会は、外交及び総合安全保障に関する調査特別委員会でございますから、せっかく委員会もできたわけですから、せめて総合安全保障という概念について、なかなかむずかしいことかもしれませんけれども、大まかな考え方の合意ということができれば大変幸いだというふうに考えております。そういう立場から幾つか御質問をさしていただきたいと思います。  まず最初に、前田参考人にお伺いしたいと思いますが前田参考人はい……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第2号(1983/11/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、いま議題となっております行政改革の関連法案の中で、特に中央省庁の簡素化、つまり行政機構の本丸の機構減らしという問題に限って御質問したいと思います。  臨時行政調査会が二年間審議を進めました過程で、国民の多くは政府の行革の行方を注目いたしておりましたし、かなりの期待感を持っていたと思います。それは一つには、臨調が増税なき財政再建というアピールが非常によかったということもあると思いますけれども、同時に、中曽根総理が行管庁長官のころから簡素化、効率化、つまり簡素で効率的な行政づくりということを盛んに強調されたというふうなことも、半信半疑ながらある程度期待したという面があったと思う……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1983/11/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 いまいろいろとお話を承りましたけれども、まず臨調の最終答申と基本答申などについてお伺いしたいと思うのですけれども、行政改革という問題についての基本的な考え方についてお尋ねしたいわけでございます。  臨調の最終答申には、いまもお話ございましたように、「行政改革は財政再建の手段ではない。」ということが書いてございますけれども、しかし実際には増税なき財政再建というものをてことして、そして行革をやるのだという趣旨のことが書いてございます。これは私流に解釈いたします と、やっぱりいまの財政の緊急状態というふうなことから見て、まず金減らしということを優先的に考えて、それが仕事減らし、人減らし……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1983/11/26、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 INFの交渉が中断ということになりました。非常に日本にも重大な関係のある問題でございますから、まずその問題についてお尋ねをしたいと思います。  ジュネーブでまる二年間にわたって行われておりました米ソの中距離核戦力制限交渉、つまりINF交渉でございますが、これが二十三日にソ連の交渉打ち切り宣言によって中断をされました。そして、アンドロポフ・ソ連共産党書記長は二十四日に早速声明を出して、西側が計画どおり米国製の新型中距離ミサイルの年内欧州配備に踏み切ったことに対して、三項目の対抗措置をとるとの声明を発表いたしました。  このINFの問題というのは、もともとソ連が新しい中距離核ミサイル……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号(1984/04/25、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 安全保障の問題を考える場合に必ず問題になるのは、何を何から何によって守るかという問題だと思うのです。それで岡崎さんがレジュメをつくられたのに適用しますと、これは要するに国の安全、国民生活の安定をさまざまな多種多様な脅威から外交、防衛、経済等の諸施策によって守る、こういうことになると思うのですが、総合安全保障的な考え方からいけば、そういう考え方は私も大体妥当だと思います。  ただ、先ほど岡崎さんの名著が盛んに出ているわけですけれども、私も何回か読ましていただいて大変興味のあるところが多いのですけれども、「デモクラシーで戦えるか」という章がございますね。その中に自由と民主主義という問……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第6号(1984/06/27、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 時間の関係もございますので、私はこの委員会が外交及び総合安全保障に関する調査特別委員会でございますので、専ら総合安全保障、経済安全保障という観点に絞って参考人の方々に御質問をいたしたいと思います。  まず最初に深海先生に二点ばかしお伺いしたいと思います。  私はこの安全保障という問題は、二言で言えば自国の国民生活をさまざまな脅威から守ることだというふうに定義していいんじゃないかと思うんです。ですから、本来安全保障政策というのは総合的なものだというふうに思うんです。ところが、経済安全保障という考え方が日本で盛んに論じられるようになったのは、言うまでもなく、先生もお触れになったかと思……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第8号(1984/07/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、山村農林水産大臣にお伺いしたいと思います。  四年続きの不作、そこで五十三年産の超古米を出すということになると今度は残留臭素の騒ぎ、そして韓国米十五万トンの緊急輸入というふうな、こういう一連の事態を見ておりますと、完全に自給できるはずの唯一の食糧である米の需給が農林水産省の場当たり農政の結果、全く危い綱渡りをしていることを暴露したというふうに言わざるを得ないと思うんです。  中曽根総理はこの間、国民に心配をかけて相済まぬというふうなことをおっしゃっておりましたけれども、済まぬだけでは済まない問題でございまして、一体農林水産大臣はこの政治的な責任という問題をどうお考えになって……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第9号(1984/08/01、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 平和の確保の問題について若干見解を述べます。  まず、中曽根内閣の登場以来、一枚看板になった感じさえします抑止と均衡論についてでございます。  委員長報告にもありますとおり、政府側は現在の世界の平和は力の均衡によって維持されており、日米安保体制による核を中心とする抑止力に依存することは絶対に必要だと強調しました。またこの立場から、政府側は核トマホークの配備についても抑止力の維持強化、米ソの戦域核バランスの回復という観点から日本の安全にとって有益であるという見解を表明しました。  我々は、戦後東西の軍事的対抗関係の中で米軍 の強大な軍事力が抑止力として機能した一面を否定するものでは……

第101回国会 外務委員会 第2号(1983/12/28、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 今度の日ソ漁業交渉は、さっきの趣旨説明にもございましたけれども、ソ連の二百海里水域内における日本の来年の漁獲割り当て量がことしより五万トン減った七十万トンということになっております。それ以外に、ソ連の漁船の小名浜港への寄港というふうな問題も初めて出てきたわけで、表面だけ見ると、どうも日本側の方がよけい譲歩を迫られたんじゃないかという印象を持つわけでございます。しかし、実際には日本側の漁獲実績は大体六、七割程度というふうに聞いておりますけれども、そうなりますと、来年の削減量の五万トンというのは、実績からいって余り実害の及ばない範囲のものである、減船の必要もないというふうに思われるわ……

第101回国会 外務委員会 第4号(1984/04/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、五十九年度予算案についてお尋ねする前に、まず二、三の問題についてお尋ねしたいと思います。  そこで、去年の十一月の八日に日米間で取り交わされて発効いたしました対米武器技術の供与に関する交換公文についてお尋ねしたいと思います。これは御承知のとおり、政府は去年の一月でございましたが、我が国が米国の要諦に応じてアメリカに対して武器技術を供与する道を開くこととして、その供与に当たっては政府がこれまでとってきた武器輸出三原則並びに武器輸出に関する政府方針を適用しないということを決めたわけでございます。それで、この交換公文はそれに基づきまして対米武器技術供与を実施するための大枠を決めた……

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/17、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 牛肉、オレンジの輸入枠拡大をめぐる日米農産物交渉がこの間妥結いたしました。これは、日米の経済摩擦のいわば象徴的な存在になっておったわけで、確かにこの妥結によって一つのハードルを越したと思います。しかし現在、十六日、十七日とワシントンで、今、日米円・ドル特別会合の第三回作業部会が開かれておりまして、いわゆる円の国際化、それから金融の自由化というふうな問題についての日米交渉も一つの山に差しかかっておるという状況でございます。そこできょうは、議題に入る前にこの日米経済摩擦の問題を少し集中的に私取り上げてみたいと、御質問したいと思っております。  日米経済摩擦というのは、その解決いたしま……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、今議題になっております出版物の国際交換に関する二つの条約について御質問したいんですけれども、その前に、二十二日、パリ郊外で起こりました日本のソニーの子会社ソニー・フランスなど二カ所での爆発テロ事件、これについてちょっとお尋ねをしたいと思います。  爆弾のテロ事件というのは最近ヨーロッパでは別に珍しいことではございませんし、二十日の夜にはロンドンのヒースロー空港でも爆発、爆弾事件が起こっております。しかし、パリでは日本の関係施設や日本企業への犯行は近ごろ余りなかった、ほとんどなかったわけでございまして、それだけに我々も非常に関心を持つわけでございます。しかしまだよくわからない……

第101回国会 外務委員会 第9号(1984/04/26、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ESCAP総会に出席した民主カンボジア連合政府のキュー・サムファン副大統領だとか、あるいはベトナムのハ・バン・ラウ外務次官と外務大臣は接触をされて、さらに二十四日には外務次官がラウ外務次官と話し合って、カンボジア問題についての日本の独自的な和平努力といいますか、その初期段階が一段落したと思うんで、それに関連して少し質問をしたいんですが、この一連の会談で、秋の国連総会で外務大臣と向こうのベトナムの外務大臣との会談を安倍さんはオファーされたわけだけれども、それは固まったと見ていいんですか、その辺はどうでしょうか。
【次の発言】 そうするとまだ決まったというわけではないわけですね。

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/05/10、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ソ連がこの夏のロサンゼルス・オリンピックの不参加を発表しまして、波紋が全世界的に広がってるわけですけども、ソ連がなぜ不参加に踏み切ったかということについては幾つかの理由があるように伝えられておりますが、その理由をいろいろ見てもどうももう一つ納得ができない。何かオリンピックというものを国際政治の道具に使っているという印象をぬぐえないわけでございます。そういう意味ではまことに残念なことである、遺憾なことであると言わざるを得ないわけでございます。このような形で、この前のモスクワ・オリンピック、さらに今度のロスのオリンピックと、片肺オリンピックが続くということになると、これはオリンピック……

第101回国会 外務委員会 第13号(1984/07/31、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、外交特権の問題についてお尋ねしたいと思います。  新聞報道によりますと、警視庁の調べで、台湾駐在のドミニカ共和国大使が外交特権を悪用して、空港の税関の目を逃れて数回に分けて大量の覚せい剤を我が国に持ち込んだ疑いが持たれております。最近、ロンドンで起こったリビア人民代表部の一員による自動小銃の乱射事件だとか、あるいはまたイギリスに亡命中のナイジェリア前運輸相が誘拐の後で人間荷物としてナイジェリアに送り返されようとしたという事件、こういうふうな外交官あるいは外交特権の乱用というふうな問題と絡んだ事件がいろいろ起こっておりまして、非常に話題になっておるわけでございますが、しかし今……

第101回国会 予算委員会 第8号(1984/03/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 二月の初めにアメリカのワインバーガー国防長官が議会に提出いたしました八五年度国防報告の中で、次のようなくだりがございます。鈴木首相は八一年五月、日本の領土領空及び千マイルまでのシーレーン防衛は憲法で許されているものであり、事実上日本の国家政策になっていると言明した、こういうくだりでございます。  そこで、中曽根総理にまずお伺いしたいんですけれども、シーレーン防衛は国家政策と御認識になっているかどうか。
【次の発言】 鈴木さんの言葉がどうとかこうとかということじゃなくて、総理自身が今シーレーン防衛というのは国家政策とお考えになっているかどうか。

第101回国会 予算委員会 第17号(1984/04/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、まず軍縮問題について御質問をしたいと思います。  去年の十一月、十二月と、INF、つまり中距離核戦力の削減交渉、それからSTART、戦略兵器削減交渉というのが相次いで中断をいたしました。これが極度に冷却化した米ソ関係、これのいわば象徴だというふうに見られておるわけでございます。ソ連のチェルネンコ新体制ができましてから、一時この冷え切った東西関係に何らかの緊張緩和の動きが出てくるのではないかというふうな楽観的な見方もあったんですけれども、最近ではやっぱりだめか、INFなどの早期再開は当面望めないのではないかという見方がだんだん多くなってきているようでございます。一部には秋のア……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1985/04/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 自民党の藤尾政調会長の話を聞きましたら、名古屋のアメリカンフェアというのがございましたね。非常に人気があったのだけれども、結局売れたのはカリフォルニアワインと牛肉だというのです。さっきも久保田さんがおっしゃったように、要するに理由は簡単で、安いからだ。高い物は一向に売れなかったということのようですが、日本の消費者もなかなか最近は利口で、幾ら中曽根総理が輸入品を買ってくれと言っても、高い物じゃだめなのですね。  そこで、今堤さんがおっしゃったように、そういういろいろな手続的なものからどうしても倍ぐらいにはなるということなのですが、それじゃとても舶来品は大量に売れないと思うのです。そ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1985/06/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 十分五九中業の問題で議論が出ておりますけれども、私も五九中業の現状の問題点というようなことを中心に防衛庁長官に主としてお尋ねしたいと思います。  この委員会は調査特別委員会でございますから、あまり揚げ足取りだとか重箱の隅をほじくるような質問はいたしませんから、警戒態勢は余りとらずにお答えを願いたいというふうに思います。  まず、先ほどから出ております、長官は、今度の訪米でワインバーガー・アメリカ国防長官との防衛首脳協議の席で、五九中業によって防衛計画大綱の水準の達成を期しているということを表明して、五九中業作成に当たっての基本的な考え方を説明したというふうに報道されております。特……

第102回国会 外務委員会 第2号(1984/12/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題となっておりますこの日ソ漁業協定ですけれども、これは今説明がございましたように、日ソ・ソ日漁業暫定協定を一本化する、そして、従来は有効期間が一年刻みということであったのが、とにかく三年間有効、そして自動延長条項がつくというふうなことで、ソ連の二百海里水域における我が国漁船の操業にとってはより安定的な枠組みができたという意味では一歩前進だと思います。  しかし、問題はいろいろあるということは、今、菅野委員からも御指摘があったとおりでございますが、その三年間の有効期間になったということにつきましてこれをどう見るかということですが、今の答弁では、ソ連側は大体三年を原則としているとい……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/04/02、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 六十年度の外務省予算についての質問に先立ちまして、二、三当面の外交問題についてお伺いします。  まずSDIについて、SDIの研究について日本に参加を求めてきているワインバーガー書簡、この問題についてお尋ねしたいんですけれども、あの書簡の内容を見ますと、六十日以内にひとつ返事をくれというふうな、やや高飛車な感じのする内容がありますけれども、そのことはともかくといたしまして、政府もおっしゃっているように、とにかくSDIそのものが非常にわからない点が多いということも事実でございますから、アメリカ側から専門家に来てもらって説明を受けるということは、これはまあ必要なことじゃないかというふう……

第102回国会 外務委員会 第5号(1985/04/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、外務大臣に、深刻化しております日米通商摩擦の問題について一点お伺いいたします。  アメリカの上院財政委員会で対日報復法案が可決されたわけですが、この法案については、ドール共和党院内総務が、この法案を五月初めのサミット前には本会議にかけないというふうなことを言ったという報道がなされております。またきのうは、松永駐米大使がボルドリッジ商務長官に会われて、電気通信機器の市場開放問題について話し合われたようですけれども、全体として一時は猛烈に急ピッチで進むんじゃないかと思われたアメリカのこの対日不満、批判というものがややトーンダウンというか、そこまでいかないにしても、やや調子が変わ……

第102回国会 外務委員会 第6号(1985/04/09、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、万国郵便連合憲章についてお聞きします。  万国郵便連合には我が国は明治十年以来参加して、もう大変な古顔でございますけれども、どうもこの国際機関では最近、例えばユネスコなどに見られるように先進国と開発途上国との運営の問題とかあるいは経費負担なんかの問題をめぐって対立が見られるようなことがあるわけですけれども、UPUについてはそういうことは全くないのかどうか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 UPU日体あるいはUPUの地域ごとの限定連合だと思うんですけれども、アジア太平洋郵便連合というのがございますけれども、そこでの日本の開発途上国、東南アジアなどの開発途上国……

第102回国会 外務委員会 第8号(1985/04/25、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題となっております国際原子力機関憲章の改正につきましては、中国が既存の理事国の地位に影響を及ぼさない形で、原子力先進国として理事会に名を連ねるということでございますから、適当な措置でございまして、全く異存はございません。  そこで、このIAEA関係の質問は後で二、三いたしたいと思うんですけれども、まず、目前に迫りましたボン・サミットの問題についてお尋ねをしたいと思います。  今午前中、外務大臣からボン・サミットの主な議題、予想される討議内容というふうなものの詳しい説明がございましたけれども、我々経済問題については、何といっても欧米にかなり潜在的に出てきております保護貿易主義の台……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/05/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 日ソ漁業協力新協定の交渉は、今お話がございましたように、約一年間、非常に難航したということでございますが、なぜ難航したかということについて先ほど外務大臣のお答えもございました。つまり、ソ連は母川国主義に基づいて母川国の権利を非常に強く主張したことに対して、日本側がいわば伝統的な漁業国としての実績の確保を主張して対立をして難航したということの説明でございましたけれども、それはそれで よくわかるんですけれども、ひとつ外務大臣にお答え願いたいんですけれども、この交渉期間の大部分はいわゆる米ソ対立が非常に激しかった、そして日ソ関係も非常に冷却化しておった、こういう厳しい国際環境のもとで行……

第102回国会 外務委員会 第11号(1985/05/16、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうは議題になっております海上捜索救助条約を中心に御質問したいと思っているんですが、それに先立ちまして、先ほどの政府筋の情報によりますと、けさ八時過ぎに沿海州の沖合いの日本海で、ソ連機と思われる飛行機が行方不明になって墜落したというニュースがございます。そして、これは防衛庁の情報によると、日本の防空識別圏には入っていないということで軍用機か民間機かまだはっきりしない、未確認だということでございますが、今までに政府に入っている情報を外務大臣からひとつ御報告を願いたい。  それから、もし旅客機だとすれば、日本人が乗っているのかどうかという問題も含めてお聞きしたいと思います。

第102回国会 外務委員会 第12号(1985/05/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はアジアにおける緊張緩和、軍縮軍備管理という問題について若干御質問したいと思います。  まず北東アジアの緊張緩和という問題を考える場合に当面非常に注目されますのは、南北対話、朝鮮半島における南北対話の再開というものがどう進展していくかという問題ではないかと思います。  半年ぶりに南北の経済会談が開かれましたけれども、これは、十七日の会談は南北の主張がすれ違いというふうな形で余り実質的な実のある合意はできませんでした。しかし、会談は継続するということで、六月の二十日に第三回会談をやるということに決まったわけでございます。それから、二十八日からはソウルで十二年ぶりに南北の赤十字本会……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/23、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は米州投資公社に関する質問を中心にお伺いしたいと思うのですが、その前に二、三の点についてお伺いしたいと思います。  まず第一は、ゴルバチョフソ連共産党書記長が二十一日の夜にインドのガンジー首相の歓迎夕食会で、十年前にヘルシンキで行われました全欧安保協力会議型の全アジア安保会議の開催を提案いたしました。これについての外務省の反響という ものがきょうの新聞に出ておりますけれども、外務省高官の見解というものの受け取り方がまちまちでございます。全欧安保会議のような国境線の現状固定を前提とする構想には北方領土問題を抱えている日本として応ずることはできないというふうな否定的な発言をされたよ……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/28、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 今の議題になっております米州投資公社の問題については、私この前の委員会で詳しく質問いたしましたので、きょうは一般的な問題について少しお尋ねしたいと思います。  アメリカの商務省が最近発表したところによりますと、ことしの第一・四半期のアメリカのGNPが、成長率が年率にして〇・七%ぐらいにダウンするというふうなことで、景気の減速という傾向が出ておるわけでございます。まあ過去二年間非常に順調に拡大をしてきたんだけれども、ここで転換点に立っているということは明らかだと思うんで、そのために公定歩合も少し下げるというふうな動きもあるわけでございます。これはやっぱり日本のこれからの経済運営にと……

第102回国会 外務委員会 第15号(1985/06/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず最初に、女子差別撤廃条約、この国会承認を求めるに当たっての政府の基本姿勢について外務大臣の考えを聞きたいと思います。  この条約の国会承認、批准は、私は全くほんの第一歩にすぎないというふうに考えるわけで、これで事足れりというふうなことではなくて、今後いかにして条約の実効性ある実施に努めるかということが一番ポイントになってくると思うんです。ところが、この条約の批准に先立ちまして、このほど成立しました男女雇用機会均等法については、審議の過程で野党からその内容が条約の基本理念から大きくかけ離れているという、そして不十分でなまぬるいものだというふうな厳しい批判がございました。例えば、……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/06/18、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 女子差別撤廃条約に先立ちまして、当面の問題について二、三お尋ねしたいと思 います。  午前中黒柳委員も取り上げた問題ですけれども、内閣官房に対外政策の調整を担当する外政調整室を設けるというこの臨時行革審の分科会の報告の問題ですけれども、外務大臣の答弁はこれが二元外交になったら大変だというふうなお話でございましたけれども、私は、この機構が非常に強力なものであれば二元外交になる危険性が極めて強い、といって、全く外務省の出先――今の国防会議が防衛庁の出先であるごとく、であれば屋上屋を重ねて意味がないと、こういうふうに思うわけなんですが、しかし同時に、こういう意見が出てくるという背景には……

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/20、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、女子差別撤廃条約に対する締めくくり的な質問をしたいと思うんですけれども、外務大臣はお昼に公式行事のために少し早く席を立ちたいという御希望のようなので、まず一般的な外交問題について外務大臣にまず質問を済ませておきたいと思います。  貿易摩擦の問題をまずお聞きしたいと思います。  七月の市場開放のためのアクションプログラム、この決定を前にいたしまして、アメリカだけでなくして例えばECなどからもいろいろな波状的な要求というようなものが強まってきております。今度のアクションプログラムについてはとにかくめり張りのきいた対策を打ち出すことが絶対に必要だと私も思うんですけれども、どうも現……

第102回国会 予算委員会 第11号(1985/03/20、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は軍縮問題、SDIの問題、防衛費一%枠の問題などを中心に御質問申し上げたいんですけれども、それに先立ちまして昨夜のイラン在留邦人のテヘラン緊急脱出についてお尋ねしたいと思います。  イラク軍が設定しましたイラン領空の安全航行のタイムリミットぎりぎりに、テヘラン在留邦人の大部分がトルコ航空機などによって無事脱出をできたということは大変結構で、我々もほっとしているわけでございます。しかし、政府は日航機を救援機に飛ばすというふうなことを言っておりまして、日航は十八日から救援機を待機させていたということですけれども、なぜか飛ばなかったわけでございます。テヘラン在留邦人の間には一時なぜ日……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 外務委員会 第2号(1985/12/10、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も日ソ関係の改善の問題について少しお尋ねしたいと思います。  十一月の米ソ首脳会談、これをどう評価するかということについてはいろんな見方がございますけれども、私は明らかに新しいデタントヘの出発点だというふうに評価しております。それだけに日本外交として今取り組む一番の大きな問題は、来年の一月のシェワルナゼ外務大臣の来日を受けての日ソ関係の改善であるということは言うまでもないことだというふうに思っております。ところが、どうも日本の国内には、米ソの次は日ソだ、つまり米ソ関係の改善が日ソ関係改善に連動するというふうな考え方は甘いんだという見方が依然としてあるわけです。そして、その例とし……

第103回国会 予算委員会 第3号(1985/11/05、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 二つばかり防衛問題についてお伺いしたいと思います。  総理は、先月の国連演説で核軍縮を訴えられて、米ソ両国指導者の責任は重いというふうに言われました。また我が国の武器輸出禁止政策を引き合いに出されまして、通常兵器の軍縮もまた重要であるというふうにおっしゃったわけです。まことに私もそのとおりだろうと思います。  ところが、現実に国内政策では、防衛費GNP一%枠突破の新防衛計画、これを決定されて、また武器輸出三原則の問題につきましても、五十八年十一月の対米武器技術供与の取り決めによりまして、事実上三原則に風穴をあけたというふうに我々は考えております。  そこで、国際舞台では大いに通常……

第103回国会 予算委員会 第4号(1985/11/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 十九日、二十日にジュネーブで米ソ首脳会談が開かれますけれども、それを控えてモスクワで行われておりましたシュルツ国務長官とゴルバチョフ書記長、シェワルナゼ外相との会談は非常に長時間にわたったわけでございます。そして中身が非常に濃かったというふうな報道になっておるわけでございますが、どうも米ソ首脳会談で特に核軍縮の問題について何か成果が出るのではないかという期待を持たせるような経過じゃないかというふうに思うんですが、そこで総理にお聞きしたいんですが、この問題についてどういう感じを持っておられるか、それから外務大臣には、このモスクワ会談の内容ですね、どういう情報を得ておられるか、首脳会……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1986/04/23、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はまず、SDI研究参加の問題についてお尋ねしたいと思います。  政府は、きょう、SDI研究に参加するかどうか、それを検討するための関係五閣僚協議をスタートさせたはずであります。今まで政府はSDI研究を理解という態度をとってこられたのですけれども、これによってSDI研究参加を検討するという方向へ一歩踏み出したのかどうか、そういうふうに受け取っていいのかどうか、それが第一点です。  それで、きょう、さきに帰国しましたSDI官民合同調査団のリポートというものが我々の手に も配られてきましたけれども、これを見ますと、技術的には明らかにSDI研究参加に前向きの態度を打ち出しておるというふ……

第104回国会 外務委員会 第2号(1986/04/02、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 フィリピン円借款をめぐるいわゆるマルコス疑惑については私はきのう予算委員会の集中審議で取り上げましたので、きょうは予算の委嘱審査ですから外務省の予算を中心にお聞きをしたいと思うんですけれども、新しい情報もございますから、このいわゆるマルコス疑惑について二、三まず冒頭にお聞きしたいと思います。  きのうの予算委員会で、アジア局長は私の質問に答えて、フィリピンに対して現段階ではいわゆるリベート関係などに関するフィリピンのアキノ新政権が押さえておるマルコス時代の文書について新しくそれを提供しろということを求める考えはないという答弁がございました。  ところが、これはきょうの朝日新聞です……

第104回国会 外務委員会 第3号(1986/04/22、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も、このフィリピン円借款プロジェクトをめぐるいわゆるマルコス疑惑の問題について二、三、お尋ねしたいと思います。  実は今、黒柳委員からも指摘がございましたように、特別委員会が始まりますし、私も特別委員会のメンバーですから、各プロジェクトの具体的な問題についてはその席に譲ることにいたしまして、きょうはそのベースになる一、二の問題についてお尋ねをしたいと思います。  私は、予算委員会の集中審議だとか、あるいは外務委員会などでこの問題は何回か取り上げてまいりましたけれども、その都度、今黒柳委員が指摘しました第一次円借款から、第十二次に至るまでの日本の受注企業の全部のリストを出しなさい……

第104回国会 外務委員会 第4号(1986/05/15、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題になっております条約、協定について幾つかお尋ねいたします。  まず、原子力の平和利用における協力のための日中協定ですけれども、ここで一番私が注目しますのは原子力の平和利用を確保するため日中両国が受領した、つまり受け取った原子力資材等に関して、IAEA、国際原子力機関に「保障措置を適用することを要請する」ということになっているわけなんです。また、合意された議事録によりますと、中国はできる限り速やかにIAEAとの間に協定を締結することとなっております。  中国は、これまで保障措置のうちでも最も直接的な手段である第三者による査察の受け入れを非常に強く拒否をしてまいりましたが、今度我……

第104回国会 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第3号(1986/05/16、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、午前中の事情聴取に関する通産省の人を食った抽象的な説明、報告について押し問答を続けるつもりはございませんけれども、確認の意味で一、二聞いておきたいと思います。  まず、黒田局長の報告の要旨は、ソラーズ文書にコミッションについて言及のある事項の中の約半数がソラーズ文書の記載どおりに手数料の支出を認めだということが一点と、それから調査した対象の企業は十二企業である、そしてその半数近くがこの手数料の支払いを認めたと、こういうことですね。
【次の発言】 十二企業の半数といえば大企業ですね。これはもう幼稚園児でもわかっていることですが、それを半数近くと言っているということは六社に満た……

第104回国会 予算委員会 第17号(1986/03/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 政府と民間企業二十一社のSDIに関する合同調査団がもう既にきょう成田を出発したはずでございます。そこで、SDIの問題をまず最初にお聞きしたいと思います。  今度で現地調査は三回目ということになるのですけれども、既に中曽根総理がSDI研究に理解を表明いたしましてからもう一年三カ月になるわけです。政府としてはもう十分、SDIというのは一体何なのか、SDIの全体像というものは一体どういうものかというふうなことについて知識なり情報なりを得ておると思います。ところが、今まではどうも断片的な答弁に終始しているということでございますから、この際、SDIとは一体何なのか、SDIの全体像についてひ……

第104回国会 予算委員会 第19号(1986/04/01、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、フィリピン円借款をめぐるいわゆるマルコス疑惑に集中して質問をいたしたいと思います。  総理はきょうもこの委員会で問題の真相究明を言明されましたし、安倍外務大臣はしばしば国会審議にはできるだけ協力をするということを言っておられます。しかし、きょうは、我々はかねがねリベートの問題で非常に問題になっておりますフィリピン円借款の受注企業の一覧表を出せということを言っておるわけですけれども、きょうの安倍外務大臣のさっきの答弁では、現段階では云云という言葉がつきまして多少ニュアンスが変わったように思うんですけれども、原則は依然としてノーでございます。さらに、きょうの委員会の政府委員の答……


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各種会議発言一覧(参議院13期)

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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 予算委員会公聴会 第1号(1984/03/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、小林先生にお伺いします。  社会保障についての日本型福祉社会ということを自民党や政府の中曽根総理なんかも時々おっしゃるのですけれども、これについてどう考えるか。私の理解によれば景気が非常によくて税収がどんどんふえるときは社会保障にもお金を出す。しかし、いよいよ緊縮財政、財政破綻というような状況になってくれば、まず福祉を切り捨てていくというふうな発想が底流にある。そうして、公的福祉というものを切り諦めて、その足らない分を例えば家族が面倒を見るとか、あるいはボランティアであるとかいうふうな考え方があるのじゃないかどいうふうに思うわけですけれども、こういう考え方をどうお考えになる……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/02/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうの小委員会は初めてでございます。私は外務省の方々のお話を聞いておりまして一つ感じましたことは、外交問題小委員会というのは、ほかの安全保障問題小委員会あるいは国際経済問題小委員会などに比べて対象分野が非常にはっきりしないという問題があるわけなんですが、たまたま理事の方々なんかで一応区分けされて、ここにもプリントがございますけれども、二国間外交、国連外交、経済技術協力、文化・人的交流等というふうなものが一つの対象というリストができているわけです。それに基づいてきょう御発言があったんだろうと思うのですが、外交問題小委員会として取り上げるべき一番大きな問題は、一体日本の外交というの……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第3号(1985/05/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 昭和五十九年版外交青書「わが外交の近況」は冒頭で、「国内に資源の乏しい我が国が繁栄を維持するためには、世界の平和・繁栄と自由な経済の交流が不可欠であり、これを維持し、発展させることが我が外交の基本課題である。」と述べています。この基本認識に関する限り私も同感であります。言葉をかえて言えば、我が外交の第一の課題は、すべての外交政策の基本的前提として現実的で有効な平和の戦略を確立し、推進することであると信じます。そして日本の平和戦略の基盤は現憲法の理念、つまり恒久平和主義、基本的人権の尊重、国民主権主義の三原理に求められなければならないと考えます。  第二次大戦後に日本が採用した平和……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第4号(1985/06/05、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、新関さんにお伺いしたいのですけれども、先ほどのお話で外交機能の強化という問題について、これからは経済問題が容易に外交問題になり政治問題になる、そういうふうなことから情報収集能力とか判断能力というものを持たなきゃいかぬということのお話がございましたけれども、そういう収集、判断能力以外に総合調整能力というものがやっぱり外務省にとって、 特に経済問題についてはこれは非常に重要な問題になってくるのではないかというふうに思うのです。現に今進行している市場開放の問題一つ取り上げても各省の縄張り争い、業界と結びついた抵抗というふうなことでなかなか進みませんね。今までの市場開放の交渉の過程……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第5号(1985/06/12、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 石井先生のこの間の発言を聞いておりましたけれども、非常に全体としては柔軟な姿勢で、これなら対話も多くの合意ができると思っているわけなのですが、ただきょうは討論でございますので、いろいろと読んでみまして、ちょっと問題点をあえて拾い上げまして、そのうち一、二の点を御質問したいと思います。  まず第一に、速記録の二ページにございますが、石井先生が、「自由主義社会に籍を置きつつ全方位平和外交を展開していくのがその柱であろうと思うのでございます。」、こうおっしゃっているわけなのですが、その後で、「アメリカとのパートナーシップの維持の強化」というふうなことが当然書かれておるわけです。全方位外……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/11/27、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 スジャトモコ学長にまずお伺いします。  スジャトモコさんは、平和の問題を単に核の問題だけに考えるのは間違いである、通常戦争の犠牲というものも非常に深刻だということを強調されましたけれども、その点は私も全く同感であります。それで、それに関連して申し上げるのですけれども、主として通常兵器ですけれども、アジアにおける地域的な軍縮の話し合いの場というものを何かつくらなければいけないのではないかということを私は考えるわけです。  と申しますのは、ヨーロッパにはジュネーブにおける各種の会議はもちろんのこと、いろいろな軍縮に関する接触の場があるわけです。と。ころが、アジアにおいてはいろいろ複雑……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1986/02/14、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、昨年五月二十九日の当小委員会で、我が国の外交の現状と今後の強化策について意見を述べましたが、その際強調した諸点について今も大筋で考え方は変わりません。そこで重複を避けるため、本日はこの意見陳述を補足する形で幾つかの項目について見解を述べたいと思います。  まず第一は、国連協力の推進についてであります。  ことしは国連が定めた国際平和年であるとともに、我が国の国連加盟三十周年に当たります。国際平和年の主な目的は、軍縮、開発、人権、環境などを柱に据えて、平和のための基本的条件について国際世論を喚起することであります。私は、国際平和年の活動の柱の中でも当面我が国にとって最も重要な……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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