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草葉隆円 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

草葉隆円[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

草葉隆円参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



11回
22809文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

5回
12880文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
1回
1225文字

12回
21977文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
9回
19313文字

2回
5918文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

3回
9758文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

6回
15070文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

2回
6107文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
41回
94519文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
10回
20538文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

2期
外務政務次官政府、第9回国会)

3期
厚生大臣政府、第19回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第2回国会 参議院本会議 第52号(1948/06/23、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 私は民主自由党を代表いたしまして、本決議案に対して双手を挙げて賛成するものであります。地方出先機関は、一日も速かに整理しなければならないということは、地方自治法施行以來、強い國民の輿論でありまして、諸君も齊しく痛感されておるのであると存じます。然るに本問題が今日まで未解決のままに遷延されておるということは、どういうわけであるか、本日この決議案が本院に上程されなければならない状態に相成つたことを深く我々は考えねば相成らんと存ずるのであります。  中央官廳は地方自治が確立いたしまして以來、恰かも自分の手足がもぎ取られたような感を起して、整理どころか、むしろ増強する傾向を示して参つたの……

第3回国会 参議院本会議 第13号(1948/11/17、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今上程になりました海外残留同胞引揚促進に関する決議案につきまして、発議者を代表して、その提案理由を説明いたします。  先ず決議案文を朗読いたします。    海外残留同胞引揚促進に関する決議   終戰以來今日まで六百万人の引揚が実施されたことは連合國の好意によるもので我等の厚く感謝するところである。しかし今なお四度の冬を外地に過しつつある同胞は五十余万を算える。その引揚の速かなる完了は、留守家族はもとより全國民の熱望である。   連合國の積極的努力によつて、この冬期間においてもこれら残留同胞の送還を継続されるよう要望してやまない。   政府は本決議に基き直ちに万全の策を講ずべきで……

第3回国会 参議院本会議 第15号(1948/11/26、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今上程になりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の趣旨説明を申上げたいと存じます。  本法案は、現行の引揚同胞対策審議会設置法第三條の「審議会は委員長一人及び委員十五人」とあります十五人を「二十人」に、五名増員いたしまするのと、第二項に臨時委員制度を設けますため、「特別の事項を調査審審するため必要があるときは臨時委員十人以内を置くことができる」という一項を加えまして、更に第四項に「委員は関係各省の次官、引揚援護廳長官」とありますその次に「経済安定本部副長官」というのを加えまして、更に第五項に「臨時委員は関係各廳の官吏及び学識経驗ある者の中か……

第3回国会 参議院本会議 第16号(1948/11/27、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました引揚者に対する住宅建設の請願につきまして、特別委員会の審査の経過並びに結果を御報告申上げます。  特別委員会におきましては、これらの請願並びに陳情を小委員会に付託しまして、数次に亘り愼重審議の結果、それぞれ更に本委員会におきましてこれを審査し、その結果、いずれも院議に付して内閣に送付すべきものと決定いたした次第であります。先ず引揚者に対する住宅建設の請願でありまするが、これは北海道苫小牧市長の田中正太郎君外四名より、同市が引揚者の收容によりまして、最近人口が六千三百十戸、三万七百余人に増加を來し、そのために、これら急激に増加をいたしました引揚者の定着の第一條件……

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました請願一件、陳情二件につきまして、特別委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申上げます。  請願は、請願文書表第三百二号にありまする東京都北多摩郡田無町東京都引揚者團体連合会会長より引揚者に対する住宅建設に関する請願であります。願意の大体は、引揚が正常なる國民生活に復帰いたしまするためには、生活の基礎でありまする住宅の建設が第一でありますに拘わらず、最近の情勢はなかなか困難でありまするから、引揚者が組織いたしました住宅組合につきまして、第一に國有施設の拂下、第二に國有地の貸與、第三に資金の貸付、第四に建築資材の配給を願いたいというのであります。陳情の一つは……

第4回国会 参議院本会議 第1号(1948/12/01、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今の矢野君の動議に賛成いたします。

第5回国会 参議院本会議 第28号(1949/05/16、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました決議案につきまして、発議者を代表いたしましてその趣旨の説明を申上げたいと存じます。  先ず決議文を朗読いたします。    未亡人並びに戰歿者遺族の福祉に関する決議   夫を失つた婦人は所謂未亡人と呼ばれ、封建的因襲のままに社会的冷遇をうけ、か弱き女手にいたいけな子供や老人を背負い、社会混乱の渦中に漂流し、或いはいばらの道に難行し、その生活苦を原因とする悲惨事件は、近時一層の深刻さを加えているが、これが福祉に関する施策は皆無に等しい。   又一家の主柱を失い、人生の光明を失つた所謂戰歿者遺族の多くは、精神的にも物質的にも、その窮状は看るに忍びざる状況にあることは……

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 私は星野芳樹君の懲罰の動議を、その内容を説明するに当りまして、本日、星野議員が本議場におられませないことを誠に遺憾に存ずる次第であります。(「眞直ぐ向いて言え」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)実は在外同胞引揚問題に関しまする特別委員会におきましては、御案内のように先般來いわゆる吉村隊長事件に対する調査に当つて、各委員、殊に世論の相当大きな焦点となつておりましたので、一層愼重に審議をして参つたのであります。そうして、その最後の結論を得つつありまする際に、我々はその結論を求めんとする委員会におきまして、遅々としてその進行が進まず、これらの点を憂慮いたしておつたのでありまするが、本……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 (「しつかりやれ」と呼ぶ者あり)私は本日悲痛なる心情を以ちまして本懲罰動議を提出せざるを得ないことを悲しむ次第であります。私は最も愼重な態度と議員としてのみずからの嚴正なる批判とを以ちまして本動議を提出いたしましたことを、どうぞ十分御了承を賜わりたい次第であります。帝國憲法はすでに(「何、帝國」と呼ぶ者あり、笑声)廃止され、暴力は否定され、(拍手)新日本の基本たる憲法は民主主義日本の基礎を確立いたしまして、この基本によつて國権の最高機関として、將又國の唯一の立法機関としての國会は、他の如何なる機関にも比し最も重大なる使命を有しておりますることは、私が今更多言を要しないところであり……

第5回国会 参議院本会議 第38号(1949/05/30、1期、民主自由党)

○草葉隆圓君 極く簡單でありますから自席から発言することをお許し願います。
【次の発言】 私の先日の懲罰動議に対しまする趣旨説明の中に、かくのごとき暴力議員はこれを追放除名すべしという言葉がありましたが、追放除名ということは懲罰委員会の権限に属しておりまするから、この際誤解を生ずる虞れがありまするので、除名云々の言葉をこれを取消しいたしたいと存じます。
【次の発言】(続) 追放除名という言葉はこれを取消したいと存じます。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第34号(1950/03/29、1期、自由党)

○草葉隆圓君 本員はこの際、在外同胞引揚問題に関する特別委員長の報告に基きまして、政府に対し本件に関する真相を究明し、適切なる処置をとるべきことを勧告することの動議を提出いたします。(「賛成」「反対」と呼ぶ者あり、その発言する者多し)
【次の発言】 (「肩張つてやれ」「気取つている、少し」「默つて聞け」と呼ぶ者あり)私が只今この問題について動議の説明をいたしておりまする只今の時間も、ソヴイエトにおきましては我が幾万の同胞が(笑声)ノルマの下に汗を流して働いております。(「その通り」と呼ぶ者あり)而もその留守家族は、終戰以来すでに五年、血涙を呑んで同胞の帰還を待ち佗びているのであります。(「本論……


2期(1950/06/04〜)

第9回国会 参議院本会議 第8号(1950/12/07、2期、自由党)【政府役職:外務政務次官】

○政府委員(草葉隆圓君) 只今千田君の御質問の中で、外務省関係のことにつきましてお答え申上げます。  在外公館借入金の問題につきましてはお話の通りであります。又只今総理から御答弁申上げた通りでございますが、昨年の六月一日に在外公館等借入金整理準備審査会法が公布されまして、昨年の暮、十二月の二十日にこれが施行令を実施いたしました。併しこれだけでは借入金提供者の請求の期間が不十分ということで、本年の三月更に一部改正をいたしまして、本年の五月十八日までに請求書を提出するということに相成りました次第でございます。その後、出ました請求の総数は、只今お話になりましたように、約二十一万件余りに達しておる状態……

第13回国会 参議院本会議 第24号(1952/03/25、2期、自由党)

○草葉隆圓君 私は自由党を代表しまして本決議案に反対するものであります。その理由を、第一には国際法上から又純法理論的な立場から、第二は実際的な政治的な立場から、この二つの立場から時間の範囲内において十分検討いたしたいと存じます。  第一の場合におきましては、この理由書が只今配付になりましたが、理由書の第一より第三、なお第八の問題について、純然たる国際法的な理論的な立場から申上げたいと思います。(「大きいぞ」「君は知つているのか」と呼ぶ者あり)日本国憲法によりますると、内閣が国際的に又国家間に取り交しました取極は、ここにもありまするように、憲法第七十三條第三号によつて「事前に、時宜によつては事後……

第13回国会 参議院本会議 第48号(1952/06/06、2期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました一般職の職員の給與に関する法律の一部を改正する法律案両院協議会成案につきまして、その協議会の経過並びに結果について御報告申上げます。  協議会は五月二十九日、五月三十一日、六月二日並びに六月四日の四回に亘りまして開かれ、愼重且つ熱心に協議が行われたのであります。先ず衆議院側を代表して田中不破三君は、衆議院議決の理由につきまして、「一、参議院の修正は、衆議院議決の原案について部分的地域的には不均衡の是正が行われたのであるが、これを全国的に見た場合、なお不均衡が残つている。二、参議院修正は予算措置の確たる見通しもなく行われたものであり、到底実施は困難である。」とい……

第13回国会 参議院本会議 第73号(1952/07/31、2期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました保安庁職員給與法案両院協議会成案につままして、その協議会の経過並びに結果について御報告を申上げます。  先ず衆議院を代表いたしまして青木正君は、衆議院が両院協議会を求められました理由につきまして、保安庁職員給與法案は、保安庁法案がすでに両院協議会の成案を得まして成立いたしておりまするし、明八月一日より施行されまする関係上、これと一体をなしておりまする職員給與法案は、是非成立させまする必要がありますることの点を縷々説明があつたのでございます。  次いで衆議院側におきましては、田中伊三次君より、衆議院人事委員会におきまして検討いたしました修正案について説明され、こ……

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました町村の警察維持に関する責任転移の時期の特例に関する法律案についての両院協議会の審議の経過及び結果を御報告申上げます。  両院協議会における本院側の議長には私が、副議長には館哲二君が互選せられ、衆議院側の議長は福永健司君、副議長は石坂繁君に決定されました。協議会は本二十四日開かれまして、先ず衆議院側から、本院の修正案に対して不同意の議決をなしました趣旨及び両院協議会を求むるに至つた理由につきまして述べられたのであります。即ち十一月一日以後町村の警察廃止を決定した町村は翌々年の四月一日から警察責任の転移が行われることになり、その間すでに警察責任の転移の意思が決定さ……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 参議院本会議 第18号(1953/07/06、3期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申上げます。  本案は、各議院における各会派に対し立法事務費を交付しようとするものでありまして全文八ヵ条及び附則の経過規定から成つております。  その主な点を御説明申上げますると、この立法事務費は、毎月各会派の所属議員数に応じ、議員一人につき一万円の割合を以ちまして算定した金額を交付するものでありまして立法事務費の交付を受けるべき会派の範囲につきましては、本案第五条において一般的にその会派の認定は、各議院の議院運営委員会の議決によつて決定することとなつてお……

第16回国会 参議院本会議 第36号(1953/08/07、3期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました昭和二十八年度における国会議員の秘書の期末手当の支給の特例に関する法律案につきまして、その内容及び議院運営委員会におきまする審査の経過並びに結果を御報告申上げます。  本法律案は、先般成立いたしました昭和二十八年度における期末手当の支給の特例に関する法律に準じまして、国会議員の秘書に対しても、最近における諸般の情勢に鑑みまして年末に支給すべき期末手当に相当する額の一部を繰上げ支給するための措置として衆議院から提出されたものでありまして、その骨子とするところは、大体、先の昭和二十八年度における期末手当の支給の特例に関する法律と同様であります。  議院運営委員会と……

第18回国会 参議院本会議 第6号(1953/12/08、3期、自由党)

○草葉隆圓君 只今議題となりました国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、議院運営委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず本案の内容を御説明いたしますると、このたびの一般職の国家公務員の給与の改訂、期末手当及び勤勉手当の増額に伴いまして、第一に、議員秘書の給料を現行月額一万九千二百円から月額二万一千九百円に引上げようとするものであります。第二に、本年十二月に支給されまする議員秘書の勤勉手当の額を、給料月額の最高〇・二五カ月分増額支給しますると共に、明年以降は、議員秘書に対し、六月に〇・二五カ月分、十二月に〇・五カ月分、合計年間〇・……

第19回国会 参議院本会議 第7号(1954/01/30、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 失業対策費の問題につきましては大体労働大臣の答弁で尽きていると存じますが、ただその中で私のほうに関係いたしまするいわゆる要保護関係に相当影響を来たしている、これに対してどういう処置をとる考えかというのが中心であろうと存じます。併し私はこれに対しましては、要保護世帯が急速に激増するとは考えておりません。但し産業の影響なり或いは人口の増加の影響等によりまして、或いは生活保護世帯の増加ということは当然これは考えて来なければならないのでありますから、明年度予算におきまして、これを考えて、増額をしながら提案をいたして御審議を頂いている次第であります。  更に、これに関連しまして……

第19回国会 参議院本会議 第18号(1954/03/15、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 結核対策の一環といたしまして、結核病棟の増床は、つとに私ども政府の要望し、又従来計画いたして参つた点でございます。二十九年度におきましては、財政等の関係から、これらの増床を九千床といたしまして、国立療養所等、二十九年度は政府の予算におきましては見込んでおらなかつたのでありまするが、三党協定の修正におきまして、これらが一千床増床と相成つたのであります。  そこで今千葉君のお話のように一千床増床をいたしますると、或いは医療法等の関係から、医師四十三名、看護婦二百二十一名、その他百三十六名、合計四百名の当然の基準による増員を必要とするのではないか、こういう御質問。併せて、本……

第19回国会 参議院本会議 第23号(1954/03/26、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 食料の安全性確保はどうだという御質問の御要旨と承知いたしますが、食料の問題、殊にまぐろ等の問題につきましては、現在の科学の力を以てなし得る最大の方法を以て検査をし、処置をいたし、殊に南方から参りまする漁船につきましては、五つの漁港を指定してそこで全部検査の結果市場に出しておりまするので、全国民御安心を頂いて食膳に供して頂きたいと存じます。何ら不等はないと確信いたしております。その後のまぐろにつきましても同様でございます。  なお、治療につきましては、現在二十三名のうちで二名が東大附属病院に入り、他は焼津の北病院に入つておりまするが、治療の万全を期しまするために、近く焼……

第19回国会 参議院本会議 第28号(1954/04/02、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 今回提出いたしました厚生年金保険法案につきまして、提案の理由並びにその内容の概略を御説明いたします。  現行の厚生年金保険法は、終戦後の困難な国内経済の事情に対応して、寡婦年金、遺児年金等を新設いたしますると共に、未だ支給期に到達していなかつた養老年金を年額千二百円程度まで圧縮し、それによつて保険料率を引下げる等の臨時応急的な措置を講じたままになつているのでありまして、当時から、或る程度経済の安定した暁には、その全面的な改正が予期されていたのであります。その後、我が国の経済は、急速に立ち直りを示しておりますると共に、他面勤労者の生活保障のための社会保障制度の拡充整備は……

第19回国会 参議院本会議 第32号(1954/04/12、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 原爆疾患者の治療につきましては、只今もお話がございましたが、東大と東一とに入れまして、東大、七名、東一、十三名、それぞれ現在の我が国におきまする医学並びに科学の最高の力を総合して治療に当つておる次第でございます。現在放射能が内部に入つておる状態でございますから、従つて治療はなかなか困難のようでございます。患者自身につきましても十分これらの病態を注意しながら、まだ安心した状態ではございませんので、あらゆる点を十分なる注意を以て総合的な力を注いで治療の万全を期しておる次第でございます。治療費の問題につきましては、従つて治療費の制約をすることなしに、要るだけの費用は十分出し……

第19回国会 参議院本会議 第45号(1954/05/12、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 最近覚醒剤の中毒者によりまする凶悪犯罪が発生いたしておりますることは誠に遺憾と存ずるのであります。これらの中毒患者につきましては、精神病院、教護院或いは少年院等、その他の機関の協力によりまして、これが保護、治療並びに防止に努めて参つておる次第でございます。  なお、これらに使用されておりまする覚醒剤は、その殆んど全部が密造、密売によると思われまするから、警察当局の行いまする取締と共に、薬事監視員を協力せしめまして、これが取締を徹底いたし、且つ関係各省庁の協力によりまして、新たな中毒患者の発生を防止いたしまするために、強く啓発宣伝をも行なつて参つておるのであります。この……

第19回国会 参議院本会議 第56号(1954/06/01、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) お話のように、中共には、なお多数の残留者がある状態に鑑みまして、これらの人々の一日も早い帰還促進を熱望し、従つて残留者の調査なり、留守家族の援護なり、延いては引揚げの促進に努力をいたして参つておりますることは御承知の通りであります。この李徳全女史の招聘につきましては、只今外務大臣から答えられましたように、十分協力をいたして、相談をいたしておる次第でありまして、厚生委員会並びに理事会等の御要望の点も相談をいたしながら話合つておる次第でございます。(「相談とは何だ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 政府が引揚促進並びに引揚げにつきまして、熱情を持ち涙を持つて当つておりまするこ……

第20回国会 参議院本会議 第3号(1954/12/02、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) 最近の困窮世帯の状態が、だんだん急激に殖えておるというお話に対しまする、これの対策でございまするが、私どもの調査によりますると、二十七年度が、生活保護の関係で申上げますると、大体百九十万乃至百八十万台であります。二十八年度が百七十万台になりまして、二十八年の終り頃になりますると百八十万台をちよつと割るようになりまして、本年になりましてからは大体百六十万台になつて参り、本年の一月は百六十九万四千、この七月の実数は百六十四万五千、こういう状態になつております。従つて、全体から申しますると、この七月までの趨勢では、今申上げましたようにずつと減つて参つておる。ただ、最近のいろ……

第20回国会 参議院本会議 第5号(1954/12/06、3期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(草葉隆圓君) ヒロポンの濫用の害毒を一日も早く根絶することは、私どもの強く念願をいたしておる点であります。実は政府におきましてヒロポンを作つておりまする数量は、二つの会社を指定して、この六月までに僅かに三百四十四グラムにしか過ぎません。これは必要限度の薬用に使つておるのでありまして、現在巷間で用いられておりますのは、全部密造、密輸入、密売と申上げて過言ではないと思います。従つてこれより起つておりまする災害は、誠にいろいろな社会問題を起す現状になつておりまするから、私どもは、これが根絶に十分な方法をとつて参る。できれば、来年度一ばいくらいに根絶する計画の下に進んで参りたいと考えまして……


4期(1956/07/08〜)

第31回国会 参議院本会議 第22号(1959/04/02、4期、自由民主党)

○草葉隆圓君 秋山議員の御質問にお答え申し上げます。秋山君の御質問は幾つかの項目に分れておりますから、その内容を一括してお答え申し上げたいと存じまするから、御了承をいただきたいと存じます。(発言する者多く、議場騒然)秋山君の御質問にはいろいろ傾聴に値する点が多々あるのでありまするが、第一の、提出した理由は、会期がなお五月二日まであるのに、中間で、このような時期に中間報告を求める動議の提案はおかしいではないか、会期が押し詰まったような際に初めて中間報告を求めるべきものではないかという御趣旨であったと存じます。しかし私は、国会法その他の国会関係法規において中間報告をなし得る道を開いておりますのは、……

第31回国会 参議院本会議 第23号(1959/04/03、4期、自由民主党)

○草葉隆圓君 最低賃金法案に対する自由民主党及び緑風会の共同提案にかかりまする修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。  内閣提出の最低賃金法案は、わが国経済の複雑な構成、特に広範にいろいろ存在しておりまする経済力の乏しい中小企業の実情を十分考慮いたしまして、中央賃金審議会の答申に基いて作成されたものでありまして、きわめて妥当なものであると存ずる次第であります。しかしながら、本法案に対しまする各界の意見を考慮いたしますとき、次の諸点について修正を行うことが、本法案に対する無用の不安や疑義を一掃する上において必要であると存じますとともに、法の趣旨を一そう生かすこととなると存じまして、ここに……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 参議院本会議 第4号(1959/10/29、5期、自由民主党)

○草葉隆圓君 私は、自由民主党を代表いたしまして、以下数点について総理大臣初め関係大臣に質問いたしたいと存じます。  まず第一に、風水害対策についてであります。去る七、八月の水害に引き続いて、九月二十六日、三重、愛知、岐阜を中心として襲来いたしました伊勢湾台風は、その被害の甚大なる点におきまして、わが国台風災害史上空前のものでありました。その風速は、過去の二大台風である室戸台風、枕崎台風にも比すべきものでありまするが、その被害の甚大なる点におきましては、はるかにこれを上回っておる未曾有の災害をもたらしたのであります。この惨状が伝わりまするや、天皇陛下の御名代として、皇太子殿下には親しく現地を視……

第33回国会 参議院本会議 第18号(1959/12/23、5期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいま議題となりました日本国とヴィエトナム共和国との間の賠償協定の締結について承認を求めるの件、及び日本国とヴィエトナム共和国との間の借款に関する協定の締結について承認を求めるの件につきまして、外務委員会における審議の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。  この両件につきましては、さきに本会議において藤山外務大臣より趣旨説明が行なわれましたので、その経緯、内容に関する詳細な説明は省略し、簡単に両協定の骨子を申し上げますと、まず賠償協定は、わが国が三千九百万ドルに等しい円に相当する生産物及び役務を五年の期間内に賠償としてベトナムに供与することを約束したものであり、借款に関……

第34回国会 参議院本会議 第26号(1960/06/20、5期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約等の締結に伴う関係法令の整理に関する法律案につきまして特別委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本法律案は、題名の示す通り、現行の日米安全保障条約及び行政協定にかわる新安全保障条約及び地位協定の締結に伴い、国内関係法令の整理を行なうものでありまして、内容といたしましては、改正される法律三十一件及びポツダム政令一件に及んでおりますが、大部分は関係法令中に引用されております条約及び協定の名称変更等にかかる技術的なものであります。現行行政協定の規定が地位協定において改められたことに伴う国……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 参議院本会議 第29号(1963/06/29、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいまの藤田進君からの御質問に対しましてお答えを申し上げたいと思います。  藤田君は、先ほど御発言の中にありましたように、ともに議院運営委員会その他におきまして、国会の運営に、ともどもに従来からお世話になって参ったのでありまして、私自身たいへん尊敬をいたしておる次第でございます。ことにただいまの御質問は、まことに真剣な御質問でありました。  第一点の、二十八日の折衝では、与野党の間には、中間報告は考えていないと言うておったのではないか、それを突如として君の名前で提案したことは、まことに不可解である、という意味の御質問であったと存じます。しかしこれは、二十八日の夕刻、午後五時後の……

第46回国会 参議院本会議 第8号(1964/02/21、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 旧金鵄勲章年金受給者に関する特別措置法案の提案につきまして、趣旨説明を申し上げたいと存じます。  旧金鵄勲章年金令は明治二十七年勅令第百七十三号によりまして制定されたものでありますが、昭和十六年に至り、勅令第七百二十五号をもちまして廃止され、昭和十五年四月二十九日以降の叙勲者に対しましては一時金として公債が交付されることとなりましたが、同日以前の叙勲者につきましては、引き続き旧令による年金が支給されてまいった次第でございます。しかるに、終戦後、昭和二十一年三月に至りまして、この勲章年金の支給は、昭和二十年十二月末日を限りとし、一切廃止され、また、一時金として交付されておりました公……

第46回国会 参議院本会議 第14号(1964/03/31、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題とされております昭和三十九年度一般会計予算外二件について、賛成の討論を申し述べるものでございます。  申すまでもなく、本年は、IMF八条国への移行、OECDへの加盟など、本格的な開放経済体制への移行を目前にいたしまして、わが国の経済体質の一段の強化を急務といたします画期的な年でございます。今日わが国がこのような重大な転機を迎え得るに至りましたことは、もとより国民の勤勉と英知のたまものでありますることは申すまでもないことでございまするが、一方におきまして、わが党の経済政策の成功の結果にほかならぬのでありまして、ともどもに御同慶にたえな……

第46回国会 参議院本会議 第21号(1964/05/08、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいま議題となりました条約及び法律案について御報告を申し上げます。  まず、外交関係に関するウィーン条約は、国家間の外交関係の開設、大公使の派遣と接受、大公使館及び外交官に与えられる特権、免除等に関し、従来もっぱら国際慣行と礼譲により律せられておりましたのを、成文化したものでございます。また、関係議定書は、この条約の解釈または適用から生ずる紛争を、国際司法裁判所による解決その他の平和的解決手続に付すべきことを定めたものでございます。

第46回国会 参議院本会議 第22号(1964/05/13、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 議員野村吉三郎君の御逝去は、まことに痛恨にたえません。巨星墜つの感慨を深くいたすものでございまして、同僚議員といたしまして、つつしんで深く哀悼の意を表します。  顧みますれば、野村君は、昭和二十九年六月参議院議員に御当選以来、終始外務委員として重きをなし、また、自由民主党の参議院議員会長、外交調査会会長等をつとめられましたが、同君の円熟した人柄、広い視野、高邁なる識見は、接する者の敬慕を集め、参議院をして真に国民の信頼にこたえる良識の府たらしめる上に、常に大きな力でありましたことは、私どものひとしく忘れ得ないところでございます。  野村君は、明治十年和歌山市に生まれられ、幼にして……

第48回国会 参議院本会議 第22号(1965/05/27、6期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいまの成瀬幡治先生の御質問に対しまして、お答えを申し上げたいと思います。  成瀬さんは、ただいまお話にありましたように、私と同郷であり、選挙も同時でありまして、最初からずっとお世話になっておる、まことに親しい間柄でございます。したがいまして、ただいまいろいろの問題につきまして御質問がありましたので、私の承知しておりまする範囲において、率直にお答えを申し上げたいと存じます。  一体、中間報告は、いままで何べんぐらいあったか。――ちょうど今回で、国会は、戦後の新憲法以来四十八回でございまするが、その四十八回の中で、参議院で中間報告をいたしましたことが、いままで九回でございます。し……


7期(1965/07/04〜)

第50回国会 参議院本会議 第8号(1965/11/19、7期、自由民主党)

○草葉隆圓君 私は、自由民主党を代表しまして、ただいま上程されました日韓関係諸案件につきまして、政府の所信をただそうとするものであります。  その前に、一言伺いたいと存じますることは、戦後のわが国の国会におきまして、ことに外交案件に関しまして、激しい意見の対立があり、そのため国会の運営がややともいたしますると混乱してまいりましたことは、はなはだ不幸なことであると存じます。ことに、平和条約、安保条約など、わが国の独立と安全にとりまして最も重要な条約、しかも、国民の多数の賛成と支持とがありまするにもかかわらず、一部に暴力的手段をもってしてもこれに反対せんとする勢力がありますることは、まことに遺憾に……

第50回国会 参議院本会議 第14号(1965/12/11、7期、自由民主党)

○草葉隆圓君 ただいま議題となりました日韓基本関係条約等の締結について承認を求めるの件及び関係三法律案につきまして、日韓条約等特別委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  わが国と韓国との間の諸懸案を解決し、国交を正常化するための交渉は、十四年の長きにわたって行なわれました結果、ようやく妥結し、本年六月二十二日、基本条約、四協定等の署名が行なわれたのであります。  まず、基本関係条約は、両国間の外交及び領事関係の開設、国連決議百九十五号(III)を引用することによる韓国政府の基本的性格の確認、国連憲章の原則に適合する協力等、両国岡の国交を正常化するための基本的な事項を規定した……


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データ更新日:2022/12/09

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