中西功 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは中西功参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

中西功[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、今回政府が発表しました緊急対策並びに経済白書に関連して、時間の都合上、特に物價と賃金の惡循環の問題について所見を述べ、政府当局の所信を質したいと思います。先の社会党の代表の方も、又先刻の栗山氏も、やはり私と同じような点について述べられたわけでありますが、私は多少視覚を変えて論じて見たいと思います。  私の質問したい第一の点は、政府はインフレーシヨンという問題を物價と労賃の惡循環という問題に還元してしまつて、そうして結局物價問題の本質を全く取り違えておるという点であります。周知のごとく、労賃は幾万或いは幾百万とありますところの物價の一種でありまして、……

第1回国会 参議院本会議 第20号(1947/08/08、1期、日本共産党)

○中西功君 今回上程されました石炭増産決議案に対しまして、我々共産党も切なる賛意を表したいと思います。ところで我々がこの決議案に賛意を表するに当りまして第一に指摘いたしたいと思いますことは、國民の代表である我々の感謝を捧げるべき人々が誰であるかということであります。それはいうまでもなく、地下千尺乃至は三千尺の、あの苦しい所で本当に働いておる労働者諸君であり、又職員諸君であります。この労働者諸君が、いかに苦しい悲惨な労働條件、待遇條件の下で働いておるかということについては、今更私が改めて申すまでもないと思います。この人々は、石炭増産が祖國日本の再建の原動力であるということをはつきり知つております……

第1回国会 参議院本会議 第23号(1947/08/18、1期、日本共産党)

○中西功君 共産党は中野重治君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第28号(1947/08/29、1期、日本共産党)

○中西功君 本院最初の少数意見の報告を申上げます。私並びに共産党は、この法案に対して反対せざるを得ないのであります。何故かならば、これは徒らに私的銀行を救済するに止まるに過ぎないからであります。そもそも金融機構の整備は、これは戰時中並びに戰後に蓄積された厖大な擬制資本を徹底的に整理するというところに根本の眼目があるわけであります。ところが從來その根本方針が常に曲げられて來ている。保守勢力は事ごとにこの根本精神に対して抵抗を加えて來ている。軍需補償の打切に反対したり、或いは又折角捕捉した第二封鎖をいつの間にか流してしまつた。その他いろいろのことがあります。水ぶくれ評價によつてやろうとするのも、そ……

第1回国会 参議院本会議 第29号(1947/08/30、1期、日本共産党)

○中西功君 我々共産党は労働省の設立には大賛成なのであります。それにも拘わちずこの労働省を設立しようとする昭和二十二年度一般会計予算補正第一号に対して、何故に賛成できないのでしようか、それは我々が反対せんがために反対するのではなくして、眞に労働省設立の意義を、その予算面においても解決したいと思うからであります。労働基準法の第一條にははつきりと、労働條件は労働者が人間として生き得るに足るだけのものを與えなければならない。そういう意味のことがはつきりと明記してあるのであります。ところでこの労働基準法を守つて行くところの官公廳の職員諸君が、果して、その基準法に掲られた條項を充足し得るような條件が與え……

第1回国会 参議院本会議 第30号(1947/09/15、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は板野勝次君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、日本共産党)

○中西功君 先程來皆様の御討議を聴きまして非常に感じましたことは、この問題を燒つて二つの流れがはつきりあるということであります。一つの流れは、有る者から、即ち大闇屋、或いは新円利得者から取る。そうして千八百円、そうしたものを解決して、税務官吏の生活を保障して行く。そういう行き方と、今一つは、ますます大衆課税を強化して行くというふうな行き方であります。これがこの自由討議においてはつきりした点でありますが、こういうふうに見ますれば、この税源並びに徴税方法の問題も大きな政治問題であります。決して単なる技術では解決しない問題であると思います。この点について私がやはり大きく感じましたことは、この問題は一……

第1回国会 参議院本会議 第42号(1947/10/31、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は板野勝次君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第50号(1947/11/12、1期、日本共産党)

○中西功君 私は、政治家の生命は問題をごまかさないこと、嘘を言わないこと、十分に政治責任を取るごとにあると思う。今、私は日本労働者階級と共産党の名において、この追加予算の本質を明白にしたいと思うのでありますが、先ず最初に私は閣僚諸君が問題をごまかさないように要求したいと思います。片山首相は本年の八月「危機突破の道」におきまして、「私は当面をごまかして人氣を繋ごうとすることは旧式の政治のやり方であり、又経済の現実は一時のごまかしによつて決して救われるものではないと考える」というふうに言つております。全くその通りであります。この古いやり方とごまかしの典型は石橋財政であつた。彼はインフレではないと称……

第1回国会 参議院本会議 第58号(1947/11/28、1期、日本共産党)

○中西功君 所得税法の一部を改正する等の法律案と非戦災者特別税法の二法案について我々日本共産党は反対であります。その少数意見を今から報告いたします。  現在の税制並びに徴税機構が危機に頻しているということについては殆んど万人が認めていることであります。從つて又参議院におきましても、徴税機構の問題について特別に自由討議がなされたのであります。その際各党派から沢山の意見が出ました。又改革意見が出ました。併しこの度の追加予算に絡まるところのこの税制の改革には、そういうものが殆んど採用されていないのであります。私は本院の権威から申しましても、我々のそうした意見が殆んど採用されなかつたということについて……

第1回国会 参議院本会議 第59号(1947/11/29、1期、日本共産党)

○中西功君 先に委員長から報告がありましたごとく、我々日本共産党はこの追加予算に全面的に反対する次第であります。この追加予算の内容につきまして、我々がいかなる見解を持つておるかということについては、すでに大蔵大臣の演説に対する質問において非常にはつきり述べておるところでありまして、今更詳しく述べる必要はないと思います。私が今日述べます点は、主としてこの重要な追加予算法案を繞る諸問題でありまして、これに関する我々共産党の見解を表示したいと思います。  第一は、この追加予算予算案は極めて重大な法案であると思います。私が言うまでもなく、この第一回國会に提出された最も中心的な法案であります。然るにこの……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第10号(1948/02/03、1期、日本共産党)

○中西功君 片山内閣成立当時におきましては、インフレの克服につきましてかなり多くの期待が持たれ、また種々の手が打たれたわけでありますが、それが今日になりまして、結局インフレを克服できなかつたということは、現実の事実として現われたわけであります。この結果、インフレとは何か、この根本問題をはつきり考えて、根本的な対策を立てなければならないというふうな状態に来ておると思います。例えば片山首相は、第一回国会の施政演説におきましては、「政府は現在インフレ進行の主要原因が政府支出の増大にあることを率直に認め」云々、こういうような考え方を持つております。併し現実にこの施策が破綻した今日においてはどういう事を……

第2回国会 参議院本会議 第12号(1948/02/06、1期、日本共産党)

○中西功君 前國会において復興金融金庫の三百億の増資が問題になりました時は、我が党は、この金庫が極めて非民主的に運営され、その貸出に多くの問題があり、徒らに私企業を救済するのみで、生産復興の実績はなく、その融資がインフレを助長するものであることを十分知つていたわけでありますが、重要産業が行詰まり、労賃の支拂いにさえ行詰まりを感じておる、或いは又労働組合側の賃上げ要求をそうした理由で拒絶しておるというふうな事態を慎重に考慮いたしまして、不満ながらも一應栗栖蔵相並びに大蔵省の政府委員が、原則として債券を市中消化いたしますと約束いたしておりましたので、賛成的態度を取つた次第であります。又更に我々とい……

第2回国会 参議院本会議 第27号(1948/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの暫定予算案に対する反対意見を述べるものでありますが、この予算案は從來の予算案の單なる延長であるということ、或いは又これに私たちが從來申して來ました種々の欠点があるというふうなことを私はここで諄々と述べるのではないのでありますが、ただ現在皆様も御存じのように、官公廳の労働爭議、それは未だ円満なる解決に達していないのであります。そのために全財を初め政府機構は全く麻痺状態に陥つております。事ここに至つた経緯或いは原因につきましては私詳しく申しませんが、政府側にも重大なる落度、不誠意のあつたことも事実であります。こういうふうな状態に置いて置きながら、而も……

第2回国会 参議院本会議 第40号(1948/05/26、1期、日本共産党)

○中西功君 私たち共産党は、本決議案に賛意を表したいと思います。この海外同胞或いは軍人達の引揚促進につきましては、本議院或いは衆議院におきましても度々引揚促進の決議はなされたわけでありますが、引揚者の援護対策について決議がなされましたのは、今度初めてだと私は記憶しております。そういう意味において特に私達は賛意を表したいと思うのであります。  從來から我々共産党は、軍に引揚促進だけではなくして、この引揚者の援護対策について非常に大きな関心を示し、積極的に働いて來ましたのでありますが、併し或る場合には、そういうふうに廣い意味の受入態勢ができていないということを我々が強調すると、あたかも引揚促進を希……

第2回国会 参議院本会議 第42号(1948/05/31、1期、日本共産党)

○中西功君 私も栗山氏に引続きまして、この法案に反対せざるを得ない理由を御説明申上げたいと思います。  政府は如何に協定違反をしておるかという内容につきましては、すでに栗山議員から詳細にここに報告されております。從つて私はその点を成るたけ省略いたしたいと思うのでありますが、ただ一言申しますれば、曾つて四月の暫定予算がここに上程されましたときに、私はやはりここから当時の全官公の爭議に対して、如何に政府が無誠意のことをしておるか、團体交渉権を無理に無視するようなことをして、それが却つて組合側の感情を刺戟し、爭議を不必要に激化さしておるという事情を指摘したと思うのでありますが、その大爭議が漸くにして……

第2回国会 参議院本会議 第46号(1948/06/09、1期、日本共産党)

○中西功君 私は先ず最初、日本國民とそうして諸君の前に、前代未聞の珍文書を紹介する必要があるように思うのであります。それはこの税制演説正誤表であります。この正誤表は、大藏大臣の財政演説のプリントが発表されましてから、数時間して提出されたように記憶しておりますが、この正誤の焦点は、御存じのように二十九頁の外資関係にあります。即ち約四億ドルが削除され、合計六七億が、それが数億に変り、今年七月に始まる予算案に計上された云々というのが削除されておる。恐らく國務大臣の演説において、こうした正誤表が出たのは、正に前代未聞のことだと思うのでありますが、同時に僅かに数時間にして、國務大臣の演説の中心部分がこの……

第2回国会 参議院本会議 第47号(1948/06/10、1期、日本共産党)

○中西功君 私は、日本共産党を代表いたしまして、且つ昨日正式発足いたしました労農連絡会の打合せに基づきまして、昨日に引続き、特に物價改訂を中心にして、我々の所信を披瀝し、政府の見解を伺いたいと思うのであります。最初に、一体物價改訂問題とはどんな問題であるか、我々共産党は、これに対してどう考えておるかということを簡単に結論的に申上げたいと思うのであります。  我々は、今日なぜ物價改訂をせざるを得なかつたということは、昨日も申しましたごとく、政府の経済政策の失敗の結果である、そう思うのであります。更に物價改訂もいろいろの方式がある。今日日本政府が取つておるところの方式は、いわゆる資本家的物價改訂方……

第2回国会 参議院本会議 第58号(1948/07/03、1期、日本共産党)

○中西功君 このたび政府から出されました修正案に対しまして、簡單に質疑を申上げます。今民主自由党の石坂議員からもこの点につきましてはいろいろの質疑が出ましたのでありますが、我々は、政府がこの会期迫つた今日に至つてこの修正案を出さざるを得なかつたということは、これは日本の予算審議上未曾有のことであると共に、これは決して政府が國民の意思に副うた民主主義をやつてるというふうなことでは絶対にない。一つは、今の芦田内閣は與党三派からさえも完全には信頼されていないということを最もよく現わしておると思うのであります。(拍手)更にこれは修正が、恰かも民主主義に副うた、國民の意思に副うようなことを言つております……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、提出されました予算案に反対し、これを返上するための意見を述べたいと思うのであります。(「何でも反対だから樂だ」と呼ぶ者あり)  私達は、生まれてそうして今日まで育つて知つておる範囲内で、このような予算案が提出され、又今日この國会でなされましたような審議がなされたのは初めてであります。(「初めて出たのだろう」と呼ぶ者あり、笑声)私が最初申しましたように、そもそも大藏大臣の演説が前代未聞の正誤表を附けて出されたということ自身が奇怪な事実でありますが、更に会期迫つて與党によつて修正案が作られ、更に衆議院の委員会では否決され、本会議では僅か四十一票で漸く通……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの法案に反対いたします。  第三國会以來、可分か不可分かということが、こういう問題について非常に問題になりましたが、勿論本質的にこれは不可分であります。併しその不可分であるということは、決して公務員法案と予算案を一緒に出すとか出さないとかいうことでなくて、もつと、はつきり言いますならば、公務員法だけ出して食い逃げ解散をしようという人人は、本案において五千三百円を押し付けようとしておるからであります。そこが可分なのでありまして、公務員法案に絶対反対して、そうして七千三百円を支持するというのが不可分なのであります。これは、ここに出されておる日本國有鉄道……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 参議院本会議 第18号(1948/12/21、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表てこの法案に反対するものであります。  今岩開議員が述べられましたごとく、今日の政府職員の窮状は正に言語に絶するもがあるのであります。我我が直接、接しておる面におきましても、殆んど毎日のように、この國会に実に激しい陳情が彼ら自身によつてなされております。給料袋を今日においては一ケ月二つに分けて、而もその中から交通費を引くならば殆んど残つていない、これが今日の政府職員の現状です。どうして彼らたちがこの窮状を打開しておるか。一つは僅かにある超過勤務手当、そうしたものによつて非常に激しい労働強化をやつたり、或いは実際に種々の内職を行つておる。或る場合には実に言うに堪え……

第4回国会 参議院本会議 第19号(1948/12/22、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表しまして、この二法案を返上し、政府に対して組替を要求するものであります。この度出されておる予算案は、これは徹頭徹尾インチキです。(「その通りだ」「失言」「失言じやないよ」と呼ぶ者あり、笑声)この予算の編成を見ても、先程松村議員からはつきり指摘されたことく、財政法第二十四條に完全に違反しておる。それだけではない。この予備費の内訳を今日始めて政府は発表した。我々は最初からこの内訳を要求しておつた。発表します、しますと言つて、発表したのは今日である。而も價格調整費の五十億の内訳に至つてはまだ依然として判明しない。(「よく聽いて置けよ」と呼ぶ者あり)今一松議員が、審議を……

第4回国会 参議院本会議 第20号(1948/12/23、1期、日本共産党)

○中西功君 昨日の私の発言に関して今懲罰動議が出されたようでありますが、皆様も私の速記録を見れば分かりますように、若しこの言葉が悪ければ私は幾らでも取消しますということは二度もここで言つておるのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)このように私が率直に問題を取消しておるのに、尚民自党がこのような問題をここに出すということになりますならば、私はやはりここで私としても一言言わなければならないのであります。ふりかかつた火は我々拂わなければならないのであります。(「恥を知れ」と呼ぶ者あり)海を引いて見ますと、「野郎」という字はどういうふうな言葉に解されておるかと言いますれば、三つの言葉に解されておる。……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第7号(1949/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、只今上程されました財政法の一部改正法律案に対して反対の意見を述べんとするものであります。財政法が憲法附属の法律であり、我が國の財政の根本をなす極めて重大な法律であることは、これは申すまでもないのであります。而も今政府はこれを改正するに当つて、この改正は極めて技術的なことであるというふうに説明しておりますが、決してこれはそのような簡單なことではないのであります。我々は今度の改正が、むしろこの財政法の根本を変えてしまう程の重大なものであると思いますが故に、ここにその数点に亘つて、その詳細な意見を述べたいと思うのであります。  九十二議会において、この財……

第5回国会 参議院本会議 第17号(1949/04/20、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、政府提出並びに衆議院送付のこの予算案原案に対しまして全面的に反対するものであります。(拍手)そうして我々はこの根本的な組替を要求するものであります。  この予算案を我々は審議いたしまして、極めて明白になつたことは、單にこの予算案の個々の数字に問題があるのではない。根本は、現在の吉田内閣がやろうとするところのその政策、この全体に問題があるのであります。從つて又そこから、今日多くの委員から指摘されておりますような、この予算の全く矛盾撞着したようなものが出て來るのであります。現在の吉田内閣の政策の根本は何であるか。それは現在輸出振興という名によつて強行さ……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの法案に反対いたします。反対の理由は簡單です。八百三十三億の輸入調整金を削つて、そうして四十八億の逓信の赤字を埋めた方が、うんと國民のためであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)これが私の反対理由です。終ります。(拍手)
【次の発言】 私は日間共産党を代表いたしまして米國対日援助見返会計法案に反対いたします。この見返資金特別会計は、経済九原則、單一爲替の設定と並んで、我が國経済にとつて極めて重大な意義を持つもので、正に日本経済の方向に画期的のエポツクを画するものである。周知のように、この資金は以前は貿易資金特別会計のうちで極めて不明朗に処理されており……

第5回国会 参議院本会議 第24号(1949/05/11、1期、日本共産党)

○中西功君 本員は中國との貿易関係に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は中國との貿易問題に関しまして、首相並びに関係閣僚に緊急質問をいたしたいと思います。  今、中國においては人民解放軍が大なる勝利を成しつつある。近く中國に新らしい政府ができるであろうことは、すでに万人が認めております。私がここで緊急質問をしようというのは、單に近く中國に新らしい政府ができるから、それとの貿易関係を考えねばならないというふうなものではないのであります。今日の中日貿易の我我にとつての緊急性というものは実に切実なものであります。日本政府によつて貿易計画は非常に華やかに大きく立てられております。……

第5回国会 参議院本会議 第26号(1949/05/13、1期、日本共産党)

○中西功君 本員は森下議員の動議に賛成いたします。
【次の発言】 本員は木下議員の動議に賛成いたします。

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの法案に反対であります。  この條文を見ますと、非常に些細なと言いますか、殆んど問題がないごとく見えるのであります。我々も又單に法文だけならば勿論取立てて私がここで反対討論をする必要もない程のものだと思うのでありますが、併し私たちはこの法案の根本的な問題について非常に大きな疑義を持つておるのであります。即ちこれは外國の保險事業者に関する法律でありまして、これは我が國と、そうして諸外國との関係を律する上におきまして、非常に大きな問題を投げかけるのであります。然るに現実に我が國のこの対外関係或いは國際関係がどうなつておるかということを考えて見まするとき、未だ我々自身もこれ……

第5回国会 参議院本会議 第31号(1949/05/22、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの通商産業省非常にむずかしい通商産業省設置法案に対して反対いたします。この舌を噛むような名前の法案に対して反対いたします。(「うまい」と呼ぶ者あり、拍手)この通商産業省設置法案については、すでに前討論者において微に入り細を穿つて、よくそのいけない点が論じ盡されております。私もいろいろ詳しい点については申したいところがありますが、第一に、私は我々がこの通商産業省設置法案に鉄して反対する根本的な建前について、即ち我々共産党としては、一体如何なる行政機構を望んでおるのかということを先ず申上げて、我々の反対の立場というものをはつきりさせたいと思うのであります。  一体行政機構……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、日本共産党)

○中西功君 電氣通信省設置法の一部を改正する法律案、郵政省設置法の一部を改正する法律案並びのこの施行に関する法律案の三法案に対しまして、我我日本共産党は全面的に反対するのであります。  次にこの法案を我々が反対いたしますところの理由を述べたいと思います。特にこの両法案につきましては、すでに第三回の國会においてその設置法が決定されました。併し未だにそれが実施されないでおるとき、再び今回のような改正案が出たわけであります。これは実は國家行政組織法がまだ実施されるに至らないのに今日滅茶苦茶に変更を見つつあるのと非常によく似ておりまして、一度決定されたことが殆んど定まらず、直ちに次ぎ次ぎと変えられて行……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、日本共産党)

○中西功君 傍聽席の方々の方が遥かに眞劍なように見えるこの議場において、私は氣を腐らすことなく、我々日本共産党の、この定員法に対する反対意見をここに述べんとするものであります。この定員法は單なる官吏の首切り法案ではない。これこそ日本民族の運命に関する問題であります。この定員法こそは日本を植民地化し、日本経済を破壊し、日本を退歩させ、労働者農民を塗炭の苦しみに突き落そうとする一切の反動政策を強行しようとするための新らしい官僚機構を作らんとするものであります。(「見解の相違」と呼ぶ者あり)これは未曾有の惡法であり、我が日本共産党は断乎としてこれに反対するものであります。私は先ず政府がこの行政整理を……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は、この日本銀行法の一部改正案に反対であります。その反対の理由は、すでに労農党並びに社会党の代表によつて述べられたところと基本的に同じであります。この法案の骨子は、すでに説明されましたごとく、政府の金融統制に関する一部の権限を、或る意味では基本的な権限を、日本銀行に設置される政策委員会に移讓するという点にあるのであります。細かいそれに基いたいろいろの点については勿論問題もありましようが、我々はこの度の法案の基本点は以上の点にあると考えます。そこで我々はこの基本点に対して反対なのであります。これを少しく具体的に申上げます。  この度、日本銀行に政策委員会が設立されたというこ……

第5回国会 参議院本会議 第38号(1949/05/30、1期、日本共産党)

○中西功君 草葉議員から提出されました私に関します懲罰動議につきまして、私の一身上の弁明をいたしたいと思います。  私は先ず最初に当時の私の心境について述べます。我々共産党の者は定員法、大学校、食管法、國立病院特別会計法、日銀改正法、鉄道拂下法案等々の提案に対しましては絶対に反対でありまして、これが通過することは日本の経済と國民を塗炭の苦しみの中に陷れるものと確信している。絶対にこれが通過は默許できなかつたのであります。又私は國民の代表の一人として選挙した全國の労働者や、農民や、学生の人々が、毎日のように陳情文や或いは反対決議をいたして詰めかけて來ました。正にこれらの重要法案は、この人人にとつ……

中西功[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

中西功[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1947/08/05、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと外務大臣にお聞きしたいのですが、一つの點は、さつさソ聯の方の事情は今までよく分らなかつたというふうな話があつたと思います。それはどういう意味で分らなかつたのか。もう一つは、實は日本の巷にはソ聯に抑留されておる同胞の現状について、今までいろいろのことが云われておるわけです。非常に虐待されておるとか、或いはそれに類したことが澤山あります。今までこういうふうな噂が非常に廣まつておるということに對して、政府はソ聯の我々同胞の實際の状態について政府自身の責任ある報告をしていない。而もそういう噂によつて、國民は非常に心配しておる、或いは惑わされておる、というふうな時には、その噂は或いは……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1947/08/09、1期、日本共産党)

○中西功君 もう一度讀んで下さい。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1947/08/21、1期、日本共産党)

○中西功君 これは質問ですが、專門調査員という法制上のものじやなくて、顧問とか嘱託とかいうものは委員會に置けるのですか、置けないのですか、これは豫算委員會でも實は問題になつて、置いたらよいじやないかという話が出たのです。顧問とか囑託とかいうような形で置ければいろいろに法律上の問題は多少樂になりますが、一應これは質問なんですが……。

第1回国会 財政及び金融委員会 第2号(1947/07/07、1期、日本共産党)

○中西功君 もう一つ、今までの配給会社が五つか六つありますね。酒類販賣株式会社など五つありますが、この会社のあらましが分るような……いわゆる統制会社ですね。こういう資料を一つ出していただきたい。
【次の発言】 私が知りたいのは、結局今までどうして酒類が統制されていたかということを知りたいのであります。  それからもう一つは、これが実は二十三年の四月一日ですか、そういう期限付になつております。しかも今は二十二年の七月なのです。でこれをやつて行く場合に非常にむづかしいようなものであるかどうか、実際やる場合にですね。現在の統制をやつておるやり方について、どんな会社がどういうふうにやつているか、それに……

第1回国会 財政及び金融委員会 第3号(1947/07/10、1期、日本共産党)

○中西功君 賛成です。

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/05、1期、日本共産党)

○中西功君 私、この貯蓄運動がどれだけの效果を奏したかという政府委員の話は聽かなかつたのですか、このままで行つては、この國民貯蓄運動はその意味がない、殆ど成果も期待できないだろうと思うのです。で、第一は、一體今貯蓄し得る者が誰かということを考えなければいけないと思うのです。誰に金があるか、今勞働者や一般の市民には殆ど金はないと思うのです。それは分つているのですが、そういう點で、とにかくあるところには非常にある、前に波多野さんからも言われましたように、闇金融があるし、一般の市場や、大きなところには澤山あるわけです。そういうところから取つて來るという積極的な案を立てなければ、これは無意味だと思うの……

第1回国会 財政及び金融委員会 第11号(1947/08/14、1期、日本共産党)

○中西功君 さつきの政府委員の方の説明に關聯して少し質問する譯ですが、一つはこの中央會ができましてときに協榮生命という會社があつた。又その他損害保險の方にもこれは昭和火災ですか、東亞ですか……。
【次の発言】 東亞火災というのがあつたという譯ですが、それが一體どんなふうな資本關係で、どういう仕事をしておつたのかということを一つ聽きたいのと、もう一つはこの中央會ができましてから、その中央會、或いは又損害保險中央會に對して政府は政府資金の融資なり、或いはその他政府の援助はどの位あつたか、又それに對して政府は今までどの位損害を受けたのか、それをちよつと聽きたい。その二點です。

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/21、1期、日本共産党)

○中西功君 どういう點なんですか内容は……
【次の発言】 お願いしたいと思います。
【次の発言】 金融機關の整備の現状と、それについて少し一問一答の形で政府委員の人に質問したいのですが、この金融機關再建整備は、現實にはどこまで進んでおるわけですか。
【次の発言】 それで實は各主要な銀行について、どういうふうな影響を各銀行が受けるかという點を、以前も實はこの最初の懇談會でちよつと私も聽いたのですが、もう一度簡單に説明して貰いたい。
【次の発言】 こういたしますと、大觀いたしまして、今までこういう日本の金融機關の資本金というのは三十億圓ぐらいあつたのじやないかと思うのでありますが、そうすると一應正……

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、1期、日本共産党)

○中西功君 二百十億の政府の補償が整備についてあつたわけだと思うのでありますが、その豫算二百十億は既に使つてしまつたという以前の説明なんですが、大體どんなふうにそれが使われておるのかということを聞きたいのであります。
【次の発言】 もう一點、市中銀行の問題ですが、今の政府の一般の方き方では、市中銀行が獨立獨歩で十分金融機能を果して行くように育てるというふうな點に向けられておるような氣がするのですが、現状で以て果して市中銀行は、そういうふうな獨立獨歩でこの重要な金融機能を負擔し得るかどうかという問題なんですが、それについて一つの點は、日銀或いは國庫というようなものから相當の援助を實際に受けておる……

第1回国会 財政及び金融委員会 第16号(1947/08/28、1期、日本共産党)

○中西功君 この生命保險中央會竝びに損害保險中央會の整理状態は、現に大體見透しが付いておるというさつきのお話でありましたが、一體どんないわゆる權利義務、それに絡まる整理の状態というものはどのぐらいになるか、できる數字を教えて頂きたい。
【次の発言】 第二條の最後の損失を補償するというのは、直接には、これには今後の見透しは五億圓竝びに三十五億圓と大體されておるわけでありますね。
【次の発言】 そうしてこれをわざわざ協榮生命保險株式會社、或いは東亞火災というふうな私的な會社によつて整理されるわけでありますが、これをどうして國家の責任において、いわば國營的にこれを處理しないのか、その理由はどこにあり……

第1回国会 財政及び金融委員会 第17号(1947/08/29、1期、日本共産党)

○中西功君 賛成なんですが、ちよつとその前に分らん點があるので、この復興金融金庫自體の問題でなく、今度の増資の點に關してちとつと質問さして頂きます。  さつき赤澤さんのおつしやつたことと同じになるのですが、どうも私はその點了解できないのです。政府の方の六十億の拂込がまだ濟んでいないわけなんですが、この際急遽三百億の増資をするという事情なんです。これは六十億の政府の出資が、財政上の理由で非常に困難であるために、市中からこれをとつて來ようというので、三百億の増資の問題が出たのか。それともそういうことに關連なく、ただとにかく今金がないので、その増資をしてくれということなのか。その點ですね。政府はただ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第21号(1947/10/06、1期、日本共産党)

○中西功君 がお伺いしたい一つの点は、この千八百円水準に引上げて、千六百円との差二百円を支給するというのがはつきりした趣旨だと思うのですが、これはこの法案の方ではそういう点が全然書かれずに、ただ一時資金をこの際支給するというふうなことが書いてあるわけでございます。どういうわけでここに政府としては千八百円に引上げるということを決定したら、その差額二百円を三ケ月間に亘つてこれを支給したいというふうなはつきりしたことを書かれなかつたのか。  それからもう一つの質問は、最後に大藏大臣がこの一時資金を支給したとしても、それは千八百円問題とは全然関聯がないのだということを言われたのですが、私はどうもその意……

第1回国会 財政及び金融委員会 第22号(1947/10/09、1期、日本共産党)

○中西功君 私今までこの質疑に參加していなかつたので、或いはダブるかも知れませんが、さつきからの政府側の説明では、缺損が出ておるというのは、主として輸入物資の關係で、それを統制値段によつて賣渡すためだ、主としてそこから出て來ておるというお話なんですが、その場合に普通の状態を考えれば、輸入においてそういうふうな、いわばマイナスがあれば、反對に輸出においてプラスを出して操作をする、普通の貿易が行われておればそういうことになると思うのであります。ただ特殊な状態の下における貿易なので、そういうことはむずかしいと思いますが、そういう操作、即ち輸入と輸出とを見合わして、そうしてそのマイナスを成るべく調整す……

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/14、1期、日本共産党)

○中西功君 少し沢山質問するのですが、最初にこの法律案ではただ一時手当を支給することが書かれてあるだけで、千八百円と千六百円のそれが差額であるということは全然書かれてないわけであります。併し説明においては政府ははつきりと、これが千八百円ベースということを言つているわけであります。何故この法律案の上にそういうことを書かないで單に一時手当ということにしたのか、その理由を最初にちよつと聽きたいと思います。
【次の発言】 それで非常に結構だと思うのでありますが、そうしますと、政府のそういう説明は一應千八百円ということが前提になつているわけですね。そうして我々がここでこれを賛成いたしますると、我々の賛成……

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/16、1期、日本共産党)

○中西功君 今大蔵大臣が答弁されたようになると、非常に問題が簡單だと思うのです。ところが最初政府委員の方から、或いは又大藏大臣から説明されましたときには、これは千八百円と千六百円の差額二百円であるという説明と、もう一つは、併しこれは官公廳の労働組合との間ではまだ別の覚書がある。即ち官公廳の労働組合と交わされた覚書の中においては、千八百円問題については官公廳側は異議がある。併しこの際非常に職員たちは生活に困つておる。とにかく政府の責任において一時手当を支給するについては、労働組合側も異議がないというふうな覚書があるわけであります。その場合説明がいわば二元的になつておつたために、從來からの質問が甚……

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/20、1期、日本共産党)

○中西功君 ここでは大藏大臣の権限でこういう審議会を置いて、審議会の方に多少強い発言権を與えろというふうなことがこの内容だと思うのですがそれじや今まで大藏大臣がその責任者としてやつて來たということが、即ちこういう審議会の十分な権限とか援助ということがなかつた場合に、今までどんな不都合といいますか、欠陷といいますか、或いは又実際の面において、非常にこういう点はまずいというふうなことがあつたかどうか。あれば、まあできれば具体的に一つ述べて貰いたいと思います。
【次の発言】 それでさつきから皆さんのいろいろ意見にもありますように、ここでは発行量を一應適正にしようというのが、目的なわけでありますが、併……

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/11/01、1期、日本共産党)

○中西功君 異議ありません。

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/20、1期、日本共産党)

○中西功君 第三十四條の四、「第二会社が退職金を支給するため留保を必要とする金額を定めることができる。」となつておりますが、これだけの金額を第一会社から第二会社に持つて行くことができるという意味なのか、最高任意積立金の三分の一という説があるが、この額を特別管理人が勝手に決め得るかどうかという点、どうなつておりますか。
【次の発言】 そのときに債権者及び株主の同意が必要ということになつていますね。それは例えば組合側としては、こういう問題を團体交渉権で獲得するという場合には、結局團体交渉権の相手である会社の責任者に当るわけですが、その場合、團体交渉権の問題と、その株主及び債権者の同意を必要とすると……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/22、1期、日本共産党)

○中西功君 これに直接に関聯はないですが、最近の中労委の裁定に対する政府側の最近の経緯について、大藏大臣より少し報告して頂きたいと思います。
【次の発言】 この金融機関再建整備の法案に関しては、一番第一等の金融機関の再建整備法、この原案に対して我々は共産党は反対いたしました。それは主としてその整備の仕方が非常に不健全的なものを残す、何よりも我々の主張として戰時公債の即時整理ということが言われておるわけでありますが、そうしたものをあの整備法は活かす、そうして一應活かす建前になつておるわけです。これは端的な点ですが、そういう点から見ても、あの元の金融機関再建整備法案には反対したわけであります。更に……

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと速記お止めて下さい。
【次の発言】 この法案が通過してそうして具体的指定がなされて行きますときに、私共一番差当り問題となると思いますのは、大抵の今までのいわば綜合的な企業では、そこの各單位の経営形態というものは決して均一でないと思います。或る中心的な部門において黒字を上げれば、他の單位において多少赤字でも済まして行くというふうな経理関係が現に成立つておると思います。それは物價の関係、公定價の問題その他と絡み合つておりまして、その点は現実には非常に複雜なのです。それで問題はそういうことを切り離す場合に、最近の企業再建整備とかち合いまして、結局企業再建整備の惡い面を非常に強化す……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、1期、日本共産党)

○中西功君 僕も森下さんの問題と関聯して伺います。第一にこのインフレが非常に昂進しておることはこれは皆認めておるわけですが、それならばいわゆるインフレ前の税負擔竝びにインフレ後の税負擔がどうなつておるかというような數字を政府において、そういうような統計を作つたことがあるかどうか、例えば以前千圓の收入或いは千二百圓の收入というふうなところから税が取られておつたと思います。現在又多少はそれが上つておるわけですが、例えば現在一萬或いは一萬五千圓程度で、事業所得にしろ、給與所得にしろ一應その程度から納めておるといたします。そういう人はこれはいわば現在の最低クラスなんですが、それが、それじやインフレ以前……

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/28、1期、日本共産党)

○中西功君 沢山あるのですが、一つの問題は、給與所得税と、それからその他の所得税、例えば地主の山林所有から來る利益に対してかかる税金並びに事業所得税、この三つを收入三万円として大体どの程度違うか、それを数字を少し示して欲しいと思います。  その次に、大体國民所得が安本の発表で九千億、或いは正確にいうともつと少いでしようが、九千億ということになつておる。これが即ち國民所得になつておる。この所得に若し平均の所得の課税をかけたら一体どうなるかということなんです。若し平均して四割五分というふうな率を引用するとすれば、ここからは千四百億を超える税金が取れて來るはずなのです。ところが実際において所得税は、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第45号(1947/12/02、1期、日本共産党)

○中西功君 食糧の輸入税ですが、これは一年間にしたというのはどういうことでありますか。
【次の発言】 只今頂きました表を見ますと、私が要求した数字と大分違つておりますが、私は実に何回かこれについて要求しておるわけなんでありますが、なぜ私の要求しておる数字がここに出ていないということは実に不思議なんであります。私の要求した数字はこの四月以來各月別に大藏省で行つておる官廳特配とか、そうしたものの配給先を知らせろという要求だつたわけであります。これは官廳特配だと思いますが、三百三十一石が上半期分のものとしてここに掲げられております。私の聞いておるのは、こういうふうな大雜把な数字ではないのであります。……

第1回国会 財政及び金融委員会 第52号(1947/12/09、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと待つて下さい。これはこの修正案こう直ぐ出されてこれまだ見てないし、もうちよつと見せて下さい。實際のこと言つてなんのことか分らんので。この修正案について、提案者からもう少し具體的に説明して貰うわけには行かないのですか。
【次の発言】 若しも人までの會社が編成替されて、第二會社になつた。謂わば名前が變つたりなんかしたり、第二會社になつたというふうな場合の適用はどうなるのですか。
【次の発言】 分りました。現實に例えば三井とか、三菱とかいう銀行がいろいろ株式を持つておるとか、或いはその他その會社をいろいろな形で支配しておるというような場合には、具體的に言つたらどういう措置がとられ……

第1回国会 予算委員会 第3号(1947/08/20、1期、日本共産党)

○中西功君 私の質疑は實は物件費竝びに人件費の單價、特に千八百圓基準の内容について。それから最近安本から發歳されました十二月に至れば、三百九十圓内外の黒字になるというふうな見通しの基礎について質問をしたいわけでありますが、そうなりますと、主として大藏大臣竝びに安本長官に聽かなければいけないのであります。ところがその兩大臣がお見えていないわけでありまして、その中の一部について米窪國務大臣にお聽きしたいと思いますが、…大藏大臣が見えたようでありますから、大藏大臣に最初少し質問いたします。それは第一はこの補正第一號の我我に提出されたものの中では、物件費竝びに人件費がどういうふうになつているかというこ……

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/22、1期、日本共産党)

○中西功君 實は今日の新聞で見たわけでありますが、全官公廳の組合が危機突破二千圓を要求して、今囘政府の容れるところとならなかつたわけでありますが、その政府がこれを拒否した理由を簡單に説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 この度の官公廳の勞働組合の要求は、千八百圓を上げてくれということよりも、一月以來の、一月から六月までの間の實際の生計費と、掛つた費用と、それから給與されて貰つたものとの差が、結局本人二千圓、家族一千圓という額となつたと思うのであります。これはだから千八百圓基準を守るか守らないかということとは一應別個であるわけだと思います。  尚もう一つの問題でありますが、七月七日に政府が……

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/26、1期、日本共産党)

○中西功君 私が先だつて來要求して置いたのは、今日配布されたこれなんですね。これは一般に公表周知させていいのですね。

第1回国会 予算委員会 第6号(1947/08/28、1期、日本共産党)

○中西功君 私は先日來千八百圓基準の問題について安本當局の答辯を求めるため長官の出席を要求しておつたのでありますが、毎會來られなかつた。今日も亦來られないのであります。私その點を非常に遺憾に思います。  最初私たちに提出されましたこの表の二、三の個所について少し申上げますが、この一番最後の住居費以下の項目は、これは八月から十一月まで皆同じ數字であります。これは不動の數字であります。そしてこの數字を我々が詳細に檢討いたしますと、全くこれはでたらめと言うより外に形容がないのであります。例えば一番最後の交通通信費というところを見ますと、働く者の通勤代、それが六キロということになつております。六キロと……

第1回国会 予算委員会 第7号(1947/09/16、1期、日本共産党)

○中西功君 私の質問は非常に簡單なんですが、この私に渡された資料の中で、職員の地域別分布状況というのがあります。この中で特地、甲地、乙地というように三つに分れておりますが、元來丙がもう一つあつたように記憶しておるのですが、この丙というのはもうなくなつたのか、それともこの平均百圓を支給する場合にだけ丙というのがないのか、最初そういうことをまずお聽きしたいと思います。
【次の発言】 それでこの括弧の中に、「その後地域指定に變更のあつたものは推定を加えた」、こういうことがありますが、このいわば地域指定はもう完全に終つたものでしようか、それともまだ今後いろいろの事情でそれは變えるわけでしようか。

第1回国会 予算委員会 第8号(1947/09/26、1期、日本共産党)

○中西功君 これは皇室費ということになつているのですが、天皇家のあれになつているのですが、天皇家のあれは又別に出るわけですか。
【次の発言】 どうして二つに分けられたのですか、一緒に出されなかつたのですか。
【次の発言】 次の点は、各宮家に大体の家計予算というふうなものがあるのですか、若しあれば典型的なもので結構ですから、大体どういうふうにそういう家計が使われてあるのかということを一つ説明して貰いたいと思います。
【次の発言】 それではそういうような内容が分からなくてこれはどうして計算が立つたのですか。
【次の発言】 それでは要するに、その各宮家の家計は、現実の家計は政府委員は知らないわけです……

第1回国会 予算委員会 第9号(1947/10/02、1期、日本共産党)

○中西功君 この前の質疑で、皇族を離脱される方に対して一時金を支給する。この一時金に対して所得税が掛かるか掛からないかという問題をこの前の質疑で質疑をいたしたのでありますが、その時に掛からないというような政府委員の説明でありました。それで新らしい所得税法では、確かに「皇室経済法第四條第一項及び第六條第一項の規定により年額により受ける給付」は所得税を課さないということが書いてあります。ところがこの皇室経済法第六條第一項というのは、「皇族費は、皇族としての品位保持の資に充てるために、年額により毎年支出するもの及び皇族であつた者としての品位保持の資に充てるために、一時金額により皇族の身分を離れる際に……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/13、1期、日本共産党)

○中西功君 補正第四号の三十四頁の中程に旧陸海軍恤旧金等の未整理分の受入見込額というのがございますが、確かこういう項目は今まで殆んど出て來なかつたように記憶しているのですが、これは從來どういうふうに処理されておつて、今大体どこでこういうことをやつているのか、それを説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、当然この項から入つて來る收益が相当あるわけでありますか。
【次の発言】 若干でなくて、今の計算では、私少し正確に聞取れなかつた点もありますが、國防献金、恤兵金、学術技藝奬励金その他を合せまして、皆で総額はどれだけになるのですか。

第1回国会 予算委員会 第12号(1947/10/15、1期、日本共産党)

○中西功君 その前に補正第三号の実施並びに皇室経済会議の結果の一時金のことについて、一應報告を願つたらよいじやないかと思います。
【次の発言】 配給状況の質問は、確か川上さんがなさつたと思うのですが、本人が今ちよつとおられないのですが、この問題については、千八百円問題ともいろいろ関聯しまして、私たちもつと詳しく聞きたいと思う点があります。岡本さんの質問もあるようですけれども、これは時間も迫つておるので、もう一回後にしてやりたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第13号(1947/10/21、1期、日本共産党)

○中西功君 木村さんの提案に対しまして、又同時に西郷さんから言われたような趣旨において私も賛成いたしたいと思います。
【次の発言】 僕はこの予算委員会がこういう問題を非常に緊急の問題として採り上げたという趣旨からいうならば、やはり第一分科会に任せずに、この中で小委員会を作ることが非常によいと思うのです。と申しますのは、予算が出ました場合には、どうせ第一分科会は非常に忙がしくなる。そういう点から考えましても、本來の第一分科会の仕事は相当忙がしいわけでありますから、そういう意味においても小委員会を別に……、といつて結局同じことでありましようけれども、ここでなるたけ積極的にその面に関心を持ち、又経驗……

第1回国会 予算委員会 第15号(1947/11/04、1期、日本共産党)

○中西功君 二つの点質したいのですが、一つはこの度軍籍にあつた皇族の一時資金を取り止めたわけでありますが、一体それは、その一時資金がどういうふうな性質のもの、或いは又どういうような法規といいますか、或いは命令といいますか、それの支給を取り止めるかという点なんであります。結局はつきり申しますれば、この一時資金というものの性格ということをはつきりさせたいという点が私の意図です。從つてそれを取り止めるという場合に、どういうような現にある法規、不文法でも成文法でもいいわけですが、そうしたものを適用して、取り止めることにしたかという点を第一にお聞きしたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/13、1期、日本共産党)

○中西功君 新物價體系は、実に難航を極めていると思うのです。それでこれについては根本的にいろいろと問題はあると思うのですが、さつき川上さんから指摘されましたように、この中に非常に不均衡がある。でこぼこがあるということも、勿論大きな問題ですが、その実は不均衡の最たるものは、結局は勞銀といわゆる物價の不均衡だと思うのです。で、ここに結局新物價體系の一番の弱さがあると思う。私しては結局闇、並びにインフレを撲滅するという全方針の中で、この流通を掴んで、そうして何かやろうということよりも、むしろ重点は生産や、或いは金融方面にもつと持つて行かなければいけないと思うのですが、そういう問題は一応別といたします……

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/15、1期、日本共産党)

○中西功君 鈴木司法大臣がおいでになりますから、私考えておりますことを伺いたいと思います。最初に追放問題、資格審査委員会、或いは又追放の実際の手続、そういう問題について二、三質問をします。追放の問題については、もう私が申すまでもなく今まで衆議院の本議場なんかにおいても、非常にいろいろ問題になつておりまして、それについて詳しく申上げるわけでありませんが、第一は資格審査委員会が若し政府の管轄に入つておるのならば、それを今後どういうふうに民主化される方針があるかどうか。これが可なり非民主的なものになり、運用が又公正欠いている面が多々指摘されております。そういう点で資格審査委員会を今後どういうふうに民……

第1回国会 予算委員会 第22号(1947/11/17、1期、日本共産党)

○中西功君 私は三点、非常に簡單なんであります。第一は今度の追加予算で、終戰処理費が非常にまあ大きくなつております。それでポツダム宣言を受諾した日本國民といたしまして、終戰処理費をとにかく負担するということは、これは大なり小なり当然であると考えておるのでありますが、その額が非常に大きな負担になつておる。これが又非常な影響を持つておるということは、これはもう皆知つておる通りでありますが、問題は一体この処理費の負担ということが、今後の日本の講和会議、或いは又平和條約、或いは賠償問題ということとどう関連して來るかという点なのであります。で例えて言つて見れば、ポツダム宣言のいろいろな條項、或いは又その……

第1回国会 予算委員会 第26号(1947/11/28、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの二十二年度一般会計補正予算第七号及び特三号に対して、これが反対し、從つてこれを返上するわけであります。その理由はいろいろありますが、すでに第一分科会においても触れましたし、更に又明日本会議においても詳しく述べます。要はこれが前古未曽有の不健全予算であるという一語に盡きるわけでありまして、恐ろしい大衆課税が強いられ、同時に又一方においては、一部の金持に対しては可なりの優遇を與えておる。或いは又その必然の結果としていよいよインフレを激化する。そうして日本の生産増強にはなん等役立たず、反対に日本の生産を破壊するような結果をこの予算案自体が生むというふうな意味で、到底日本の……

第1回国会 予算委員会 第28号(1947/12/02、1期、日本共産党)

○中西功君 商工大臣にちよつとお尋ねいたしたい。こういう事実を知つておられるかどうかという点だけです。これは私の聞いた話で、見て來た訳じやないんですが、電力問題と関聯いたしておるんです。それは日鉄の或る大きな工場で自分で自家発電力を持つておる。その自家発電に対しては一定の石炭の供給を受けて、併し実際は自家発電をしていない。貫つておる石炭は他方にやつておる。そうしてそれよりもつと安い一般の電力の配給を受けておるというようなことがある訳なんです。而もそれは九州という、非常に今年の六月頃から極めて電力危機の激しい所で、そういう事実があるのであります。私も六月には実は九州に行きましたが、非常なひどい電……

第1回国会 予算委員会 第29号(1947/12/04、1期、日本共産党)

○中西功君 日本医療團解散問題について質問いたしたいのでございます。質問の要点は三、四ケ所あるわけでありしますが、その前にこの日本医療團の移管問題を政府においてどういうふうに扱つておるかといろ点を簡單に説明をして貰つた方がよいと思いますので、先にちよつと簡單に説明して貰いたいと思います。
【次の発言】 第一点は、医療團問題の、この解散した医療團を今後都通府懸の方に移管するということになつておると聞いておりますが、その場合の、そういう都道府縣移管までの間の事務といいますか、そうしたことのすべての責任者は、一体これは誰が当ると理解されておるか、誰が一体この責任者であるか、それが一つの点であります。……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 議院運営委員会 第49号(1948/06/15、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) 実は私達の当委員をしております板野君が、病気で倒れておりますので、代りまして、ここで、ちよつとこの法案について、今まで共産党がどう考えておつたかということを簡單にここで表明したいと思います。実は、この政治資金規正法案につきましては、こういうふうな形で政党を規正することに対しましては、私達は賛成できないという態度であります。このことによつて、実際に我々の一般の政治活動が非常に制約を受けるということは、憲法に明示されたいろいろの諸権利を、という結果になりますので、できますれば、こういうものができないことが極めて好ましいと考えておつたのでありますが、併し若し止むを得ない場合……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/02/05、1期、日本共産党)

○中西功君 私この問題については、いわば正式には始めて聽くわけでありますが、岡元さんから出された問題は、前の決議に基いて商工省の處置を聞くということでありましたが、それに對して、星野委員の方から新らしい問題が出たわけであります。若し星野委員の出した問題がどちらかに片附いた後で、結局岡元委員の出されたような問題が出て來るわけでありますが、時間を要することなく、この問題は簡單だと思うのであります。それ程時間を要する筈はないと思うのであります。ですから、星野委員の出された問題はノーかイエスか極めて簡単な問題でありますから、ここで極めて簡単に討議し且つ採決して頂きたい。そうすれば、若し國旗を政府の責任……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/04/26、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) では概略を報告します。私達は引揚促進全國協議會の代表の方にたのまれてお伴をしたわけでありますが、四月中に二囘行きました。最初は四月八日と記憶しますが、そのときは、四月中に引揚を再開されたいこと、残留邦人の動静や名簿を明かにしたいこと等について、こちらの希望を述べておいたのでありますが、第二囘目はその返事を聞くという形で参つたわけであります。このとき引揚促進全國協議會の代表及び家族の人々から、澤山の事柄についてソ連當局側に質問があり、それに對して一々返答があつたわけでありますがソ連側代表ヂネラロフ氏は最初次のように述べた。  即ち「はつきり申上げたいことは、ソ連當局とし……

第2回国会 財政及び金融委員会 第2号(1948/01/30、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと資料を出して貰いたいと思うのですが、十二月中に政府は非常に厖大な支拂いをしておるわけです、復金も入れてですね、八百億とか言われておるわけなんですが、それの内容を大体……今日じやなくてもいい、出して貰うことが一つです。それから第二番目には、十二月中に、ここでは六十億も出されたことになつておる、復金の融資ですね、それを少し詳細に知りたいのです。それはできれば、いろいろの形の融資があると思うのです。まあ、さつき言われたような保証というふうなものもあるでしようし、普通の融資もあるでしようし、或いは又会社側のいろいろの理由による融資もあると思うのです。成るたけティピカルなものを幾つか……

第2回国会 財政及び金融委員会 第3号(1948/01/31、1期、日本共産党)

○中西功君 昨日ちよつと当局にお頼み申して置きました歳末融資の資料は、あれは簡單な内訳でも結構ですが、今ここで述べて貰つたら……というのは、私の聞きたいのは、そういう政府支拂の中で総体的に復興金融金庫の融資がどの程度に割合を占めるかということをちよつと知りたいのです。
【次の発言】 序に一つ、日銀を通じて見た通貨増加の原因という中で、民間資本は結局回収に非常に役立つておるという、ことに、まあ結論はなるのですが、その点ちよつと、この民間資本というとおかしいのですが、この民間側の貸出、それからあれを回収するのと見合つて、結局マイナスになつておるということになるわけですか。その点もうちよつと説明を加……

第2回国会 財政及び金融委員会 第4号(1948/02/02、1期、日本共産党)

○中西功君 今塩がそう十分配給ができないような状態にあるわけですが、政府としてそれではこの塩の増産としてそういう点については何か方針が今あるわけでしようか。
【次の発言】 ここに渡されました資料、石炭金融調べという中でちよつとお聴きしたいのですが、運轉資金の中で増産準備金その他という中に二億円近くありますが、この増産準備金をいうのは一体どういうふうに使う資金なんですか。
【次の発言】 そうすると増産準備金とか或いは生産奨励金というようなものは、出炭成績に應じてそれに融資をしてやると結局増産でき、或いは生産奨励、生産のいいものはそういう意味においては余計にそういう資金が借りられるというふうなシス……

第2回国会 財政及び金融委員会 第5号(1948/02/04、1期、日本共産党)

○中西功君 一つは、復興金融金庫の資金の効率、回轉率といいますか、その状況を知りたいのですが、具体的には一体延滯手形というふうなものの金額や枚数がどれだけあるかということを知りたいと思います。
【次の発言】 そうするとそういう重要産業へ復金が金を貸付けられる場合に大体期限は平均どういうことになつておるのですか。
【次の発言】 私が今質問いたしましたのは、さつき次官から説明されたような歴然とした延滞がどれだけあるかということではなくて、そういうふうに現実に殆ど書換書換で以て行つておると思うのです。そういうものを実は知りたかつた。そこの点に、今復金がいわばインフレ金庫見たいになつておる原因の一つが……

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/19、1期、日本共産党)

○中西功君 この政府職員の俸給等に關する法律案、これと、それから第一囘國會で我々が何囘かに亙つて審議いたしました政府職員の俸給等に關する法律案と比較いたしますと、非常に違つておると思うのであります。即ち當時千八百圓竝びに千六百圓の差額二百圓を支給するというふうなときの法律案は非常に簡單でありまして、こういうふうな附則は全然付いていなかつたのであります。ところが、この度は附則が付いている。而も仰々しい附則が澤山付いておるというところが非常に特徴でありまして、前、千六百圓と千八百圓の差額を、政府が支給するというときには、御存じのように、當時官公廳勞組は千八百圓を認めていなかつたのであります。併し、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/20、1期、日本共産党)

○中西功君 その第一の囘答の要旨、通告書によつて支拂うという通告書の内容は三月十三日ですか。
【次の発言】 實は豫算委員會におけるこの問題に關する私の質疑が中途半端になつたわけでありますが、大藏省給與局長が昨日午前中になした「政府職員の俸給等に閲する法律」による暫定給與支給準則、この問題について私は大藏大臣に質問をしておつた。ところが、大藏大臣の囘答はなかつたわけであります。それで私のそのときにした質問の要點は、手配を準備よくするということは尤もであるが、すでに或る個所から、まだ國會は通つていないじやないか、こうした質問に對しては、いや今日中に通るのだからというふうなことで、こういうふうな發言……

第2回国会 財政及び金融委員会 第15号(1948/03/31、1期、日本共産党)

○中西功君 その證券取引委員會というのと、それから若しこれを證券……何か局とか、そういうふうなものと、實際どこがどう、何故違うかという點なんですが、三人の委員を以て組織しておる、その下に官吏がずつと付いてこれを輔佐しておるわけですが、これが實際いわゆる委員會というような名前に値いするものかどうか、わざわざ委員會という名を付ける必要があるかどうかという點なんですが、これは丁度まあ私よく分らんが、證券取引部なら部というものにしておいて、そうしてそこへ官吏を、通常な專門官吏を置けばそれでよいようなもので、わざわざ委員會という名前をなぜ付けるのかという點が少しよく分らないのですが……。

第2回国会 財政及び金融委員会 第19号(1948/04/06、1期、日本共産党)

○中西功君 この財政法の特例に関する法律が出された趣旨を、私は説明を聞かなかつたのですが、この煙草や通信料金を除いて、そうしてその他は國会の議決を経なくても決定し得るというふうな法律の趣旨になつておるのですが、こういう三つのものを除いたあと、一体政府は何を自分で独自に決定したくつて、こういう特例案を出したのか、まあいわばその狙いですね、具体的に言つて、狙いはどこにあるのかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 いや私はこの政府が、今後行う新物價体系と言いますか、或いは又物價改訂というふうな時に、差当りこの特例というようなものが非常に必要になつて出されたんではないかと思つたのですが、そう……

第2回国会 財政及び金融委員会 第28号(1948/05/29、1期、日本共産党)

○中西功君 私は昨日大蔵大臣始め、西尾副総理、加藤労相の三人の大臣の出席を要求しておつたのであります。それは私としては三人の大臣に、はつきりと統一したものを聞きたいという見地から要求しておりました。特に私が西尾副総理の出席を要求いたしまするのは、私自身が以前の全官公の争議に多少関係いたしました。そうしてその交渉の過程で、加藤氏とそれから西尾氏との間に非常な意見の相違を私は発見し、法第十二号の理解の仕方においても非常に違つておつて、特に西尾氏がこういうことを言つた。議会で北村大臣や、或いは加藤労相がどういうふうに答弁したかは自分は知らんけれども、自分が今披瀝しておるのは、これが政府の見解である。……

第2回国会 財政及び金融委員会 第29号(1948/05/31、1期、日本共産党)

○中西功君 栗山氏の質問は一應保留ということにして頂きまして、私から少し質問いたします。一つの問題は、今西尾國務相は、これに政府が組合側との協定を超えたものを入れたについて、協定に反していないということを申されたのでありますが、その協定に反していないというのは、具体的に一体どういうふうに反していないか、私達は明かに反しておると思つておるのでありますが、ですから政府がそもそもこういう協定を超えたものを挿入した、自分の責任で挿入した限界、如何なる必要に基いてこれを挿入したか、而もそれはどういうふうなわけで協定に反しないかということをはつきり説明して頂きたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第31号(1948/06/03、1期、日本共産党)

○中西功君 食管について出せる資料はどんな資料か……。
【次の発言】 それに附加して……。
【次の発言】 ついでに私も資料をもう少し要求したいのであります。それと食糧管理特別会計法の、これはもうすでに予算の方には出るべく準備されておるんだろうと思うのですが、できれば昨年一年の大体の内容を、それともう一つここに食糧配給公團があるのですが、食糧配給公團の大体の業務内容についても資料を取つて貰いたいと思います。それからもう一つは、農林中央金庫、即ちできれば現在の農村金融について、それを見るに必要な資料を少し整理して貰いたいと思います。まあ大体三つなのですが、一つできればお願いしたいのです。

第2回国会 財政及び金融委員会 第32号(1948/06/07、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつとここで一言……小委員長の伊藤さんにちよつとお願いして置きたいのです。というのは今税制改革について澤山請願が來ていると思うのです。間もなくこの委員會にも税制問題が出ますから、できる限り税制に關するものを先にやつて貰つて、報告なり、或いは委員會に持出さずにやつて貰えば非常に助かるのでありますが……。

第2回国会 財政及び金融委員会 第35号(1948/06/11、1期、日本共産党)

○中西功君 この附則に、一月一日から支拂うというようなことになつております。勿論これはこの點について別冊に異議はないのでありますが、最近政府の方では一般的にバツク・ペイはしないというような原則があるとかないとかいうふうなことが言われておるのですが、これとこのたび官公吏の給與を四月から拂うか拂わないかという問題も絡んで來ると思うのです。そういう一般的な意味で、これからはもうバツク・ぺイはしないのだということを政府として決めておるのか、決めてないのか、これを一つお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、今度の總理大臣の二萬五千圓水準と言いますか、新らしい給與はこれはいつを基準にして決めて……

第2回国会 財政及び金融委員会 第40号(1948/06/21、1期、日本共産党)

○中西功君 食糧管理特別会計の予算ですが、この中に食糧の賣拂による收入千九百十一億何ぼというものが出ております。この收入の中に、いわゆる救済物資として出されたものは恐らく入つていないだろうと思うのですが、その点一つ確かめたいと思います。
【次の発言】 それから不用物品の拂下代その他いろいろの收入として十億以上が出ておるわけですが、この不用物品の拂下というのは一体どういうふうな種類が大部分を占めているか、それを少し聞かして頂きます。
【次の発言】 そういうのは食糧配給公團でやつておるわけではないのですか。それは食糧配給公團でも扱うにふさわしいと思うのですが、それはどうなのですか。

第2回国会 財政及び金融委員会 第41号(1948/06/22、1期、日本共産党)

○中西功君 國有財産についての基礎的な問題ですが、終戰後國有財産については非常に大きな変化があつたと思うのでありますが、大雜把に見てどのような変化があつたか。ここに國有財産種類別、区分別数量及び價格調という資料が來ておりますが、この大体の数字について、終戰後において起つた主なる変化について説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 これは実に幼稚な質問なんですが、終戰前にこういうふうに元陸海軍所管財産とか航空局所管財産とか、或いは大藏省所管財産とかいうように分れておつたわけでありますが、これがやはり一應官有財産といいますか、國有財産といいますか、そういう点では一應同じだつたと思うんでありますが……

第2回国会 財政及び金融委員会 第42号(1948/06/24、1期、日本共産党)

○中西功君 さつきちよつと天田さんの質問の中で、法人税について、超過法人税はこの度は三割以上について大体取るというようになつておるから、事実上は大体取らないというふうなお話でありましたが、そういたしますと、今度の予算に租税收入として載つておる中で、超過法人税の税額は殆んど見積つてないというふうに見ていいかどうか、それをお聞きしたいのであります。
【次の発言】 いやそれは分りました。実はこの所得税の問題ですが、昨年の暮から今年の初めにかけまして、この所得税が非常に、更正決定が嚴しかつたということもありまして、税金問題は確かに深刻な問題になつたと思うのであります。そういうことから可なりいろいろのこ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第45号(1948/06/28、1期、日本共産党)

○中西功君 共産黨はこの二法案に反対いたします。その反対の理由は極めて簡単であり、明瞭でありまして、我々日本國民が二千九百二十円ベース、或いはこの度政府は三千七百円ベースを確定しておりますが、こういうようなべースでは到底食えない。食えないことにはつきりしておりますが、ともかくも國民に対してはそういうような極めて食えないようなベースを押付けて來ておるという、こういう実情でありながら、他方においては皇室の経費として二千万円も出すというふうなことは、これは絶対あり得べからざることたと思うのです。実際この二千万円を今の皇室の家族で若し割つて見たならば、一人当りの経費が出て來ると思います。これだけでなく……

第2回国会 財政及び金融委員会 第46号(1948/06/30、1期、日本共産党)

○中西功君 私は今出されました修正案に賛成するのでありますが、少し今日の政府が採つておる「たばこ」政策について我々の考えを述べたいと思います。  この「たばこ」の今日の値上或いは又「たばこ」の價格自体が全く大衆課税であるということについては殆んど異議はないと思います。その点については先程栗山委員からも非常に明瞭に述べられております。政府はこの度これを値上するに当りまして、「たばこ」は嗜好品であるというふうなことを構想しておりますが、こういうことは全くでたらめである。明らかに大衆課税だと思います。そうしてこれが我々の生活に非常な影響を持つことは極めて当然でありますが、尚私は申上げたいのは、恐らく……

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/07/01、1期、日本共産党)

○中西功君 昨日も問題になつたのでずが、端的に申しますと、今現に貿易資金特別会計において使用されておりますところの資金、即ちガリオア・フアンドによつて輸入された物資が放出されて、それを政府が賣つて得た資金なんであります。その資金が貿易特別会計において使用されておるということは、これは政府委員の説明なんかによつても明瞭にされております。問題はこの資金がどう使われておるかと、いうこともありますけれども、それよりもこの資金は明らかに政府の資金、円資金であります。それで政府としてはこれだけの資金、円資金が入つておる以上、これをどう使うかについては、やはり一應は國会の承認というふうなものも必要でありまし……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/07/05、1期、日本共産党)

○中西功君 これは四十五億七千九百万円程度の不足となるとありますが、これは預金部なのですが、これはどうしてこれが損失になつておるのか、その内訳をちよつと知りたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、その三分五厘というものは、今の状態から見れば非常に安いのですが、更に銀行の利子も引上げがあつたのですが、今後これを変えるという意向はないのでしようか。
【次の発言】 そういたしますと、これで公債或いは有償証券以外に預金部が今貸附けているのは大体何パーセント、そうしてそれが大体どの方面に貸附けられているかということと、二番目に新らしい郵便貯金の殖える趨勢は大体どういうふうに政府は考えておるか……

第2回国会 予算委員会 第8号(1948/03/18、1期、日本共産党)

○中西功君 この新らしい給與水準というものの性質を先にはつきりして置いて貰いたいと思います。以前千八百圓べースが決まりましたときには、それが新物價體系の基礎であるというふうな意味で、いわゆるベースが問題になつたと思うのでありますが、この度の給與水準というのは新物價體系との間に關係があるのかないのか、又これを策定される場合にそういうことが考えられたのかどうか、この點先にはつきりして置きたいと思います。
【次の発言】 それでこの度の支給でありますが、差當り二千五百圓というものにして、その間千八百圓との差を拂うというふうな話を聞いておりましたが、これはどうなつておりますか。

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/19、1期、日本共産党)

○中西功君 大藏大臣に質問いたします。實は第一囘國會で千八百圓と千六百圓の殘額二百圓が支給された時には、御存じのようにこの度のようないろいろな、いわゆる不足とか或いは條件というようなものはなかつたのであります。この度に限つていろいろの條件が實際に出されておるわけでありますが、この度二千五百圓をともかくも支給する。ベースとしては二千・九百二十圓に決めたが、その内二千五百圓は暫定給與するというふうなことになつておりますが、この際問題が二つに分れておると思うのであります。一つは二千五百圓を暫定的に支給するという問題、これは即ち千八百圓と二千五百圓の差額、即ち七百圓を支給するという問題と、それから尚二……

第2回国会 予算委員会 第10号(1948/03/20、1期、日本共産党)

○中西功君 豫算委員會と、それから財政金融委員會とがかち合つておりまして、豫算委員長の方針では、先ずこの豫算委員會に財政金融の方の質問も集中したいというふうな意向でありましたので、私最初この政府職員の俸給等に關する法律案というものについて、質問したいと思います。  第一は、この俸給等に関する法律案のこの提案理由を見ますと、この際、差當りの措置として、職員に對し、一月以降當分の間、暫定給與を支給することとする必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。こう書いてあります。又從つてこの法律案に伴う豫算も、そういう趣旨から組まれておるものと我々は了解するものであります。それで、私は、第一にお……

第2回国会 予算委員会 第13号(1948/03/31、1期、日本共産党)

○中西功君 厚生大臣にちよつとお尋ねしたい。簡単に列擧いたしますから、一つはこの暫定豫算の中で生活保護費が五億六千萬餘圓計上されておりますが、大藏當局の説明ではこの中には生活保護費、各要保護者の支給額の引上げというのは別になかつたように説明されております。それで暫定豫算だからという考えでそうなつておるのでしようが、官吏全體の俸給が二千九百二十圓べースに引上げられる。そういうふうな事情もあります。最近の物價高は非常に物凄い状態でありまして、生活保護費の單價も當然引上げて貰わなければ、これはやつてはいけない状態になつておると思いますが、そういう暫定豫算に一應入らないとしても、厚生當局として、この生……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 大藏大臣に対しては實に沢山な質問があるのですけれども、大藏大臣の方の衆議院の方の関係もあるような都合を聽いておりますので、外の点は後に保留いたしまして関二千九百二十円ベースとそれに関連した最近の労働問題、それについてだけ今質問したいと思います。後の点は次の午後からに保留したいと思います。  その一つは、この前の衆議院の予算委員会、これは追加予算のときであります。そのときにおきましても、或いはここの参議院の予算委員会においても、大藏大臣はこの二千九百二十円、即ち一月から三月までの二十九百二十円の支給については條件としない、政府としては呑んで貰いたいということを非常に考えている。それは……

第2回国会 予算委員会 第18号(1948/04/27、1期、日本共産党)

○中西功君 私の質問は、非常に細かい點が多いのであります。  一つは、これは簡單でありますが、鐵道公債を、その筋との話し合いで、借入金に振替えるというような説明を受けておるわけでありますが、これは、どんな理由で振替えられるか。又それが鐵道の今日の經營にどんな作用をなすか。どんなことにつきまして作用をなすのか。それを聽きたいと思います。
【次の発言】 分りました。もう一つ、これも簡單でありますが、今、國家行政組織法というものが問題になつておりますが、この諸官廳の職員の定員は、大體それがいつ頃決められれるのか、又大蔵大臣、政府の意向としてどんな見込みを持つておられるのか、それを少し聽きたいと思いま……

第2回国会 予算委員会 第19号(1948/04/28、1期、日本共産党)

○中西功君 引揚費の減額されておることについては、あとで詳しく關係當局から聽きますが、引揚問題一般について簡單に質問したいと思います。  それは先だつて我々がソ連大使館の代表者と會いましたときに、ソ連側としては最善の努力をすると言いました。又本年中にできる限り六十萬人は還したい、そのように努力したいというようなことをソ連側としては申しておるわけでありますが、一つはソ連側がそのときに、日本政府のこの問題に對する努力が一方的であるというようなことを言いました。無論それについてに詳しく内容は申しませんでしたが、果して日本政府の努力に一方的なものがあると言いますか、こういうソ連側の言明に對して、政府は……

第2回国会 予算委員会 第20号(1948/04/30、1期、日本共産党)

○中西功君 引揚問題について援護院総裁に質問いたします。一つは、これは援護院総裁というむしろ厚生省に伺うわけでありますが、我々に渡された資料の中で同胞引揚費というものがありまして、その内訳に、帰還輸送費その他ということになつておりますが、帰還輸送費は四月分と五月分は同じであります。併しその他という項目において相当大きな差があります。即ち五月が非常に少くなつておるわけでありますが、勿論実は引き上げは四月中は実際には行なわれなかつたのでありまして、そうして五月から開始されたのであるから、差があるのは当然だと思いますが、この点が分かつていましたら最初に御説明を願いたいと思うのであります。

第2回国会 予算委員会 第31号(1948/06/16、1期、日本共産党)

○中西功君 私は今日質問できなかつたわけですが、三千七百円ベースを決定されましたこの基礎に関連しまして、米價をどの程度の値上げとして見込んでおられるのか。或いは又今後これを保証して行く食糧事情はどうなるかということを、これは岡田さんの今の要求に関連しておりますが、全体的な、そういう三千七百円ペースから見た食糧事情というものを、この次詳細に一つ御報告願いたいと思います。

第2回国会 予算委員会 第32号(1948/06/17、1期、日本共産党)

○中西功君  輸入物資がガリオア、フアレドの形で入つて來る。食糧や肥料や、こうした物の賣上高が、一般予算に入つてないということは、これはもう私達も不思議なことと思つております。当然入れるべきだと思つております。これは実際は、現状では特別会計で輸出のためにこれを全部補填されて行くというようなことで、この前も財政金融委員会で政府に質問して、そうして政府の、貿易長官としても、これは特別に入れて貿易特別賛金会計で勝手にやるべきものでないというような見解を個人的に持つているということでありましたが、これは財源として一般会計にどうしても入れなければならんものだと私も思うのであります。意見は同じ意見でありま……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/19、1期、日本共産党)

○中西功君 午前中木村委員がなされたこの予算案の根底となつている物價問題について、私も少し結論的に質疑をして置きたいと思います。私といたしましては主として、あと三千七百円ベース並びに税制の問題について質疑をしたいと思つております。今日午前中の質疑の重点はこうであつたと思います。このたびの全般的な物價改定をしなくても予算は組めたし、又却つて全般的な物價引上げをしないほうが負担の公平も期せられ、予算の編成も楽であつたのではないかというふうな点に重点があつたように思うのであります。しかもこの物價の値上げを基礎にして予算を組んだ結果、却つて全体のインフレが進むとともに、予算案そのものもインフレ予算にな……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/21、1期、日本共産党)

○中西功君 商工大臣が見えておりますから、先に一つ質問いたします。それは実は、この前ここで問題になりましたガリオア・フアンドの球済物資を日本で賣捌いて、その資金が何百億かあるわけでありますが、その資金を貿易資金特別会計に繰入れて処理しておるのかと思つたら、実際はその資金会計の中に出ていない。これは性質として当然一應は政府の収入になる資金なので、これをどういうふうなところに、どういう恰好で資金として処理しておるのか、それをお聴きしたいと思います。
【次の発言】 円貨として剰余が出ないから、何も会計に処理してないというわけですか。
【次の発言】 そういうふうな収支関係を聴いておるのではない。そうい……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/22、1期、日本共産党)

○中西功君 最初三千七百円ベースの問題について加藤労働大臣にお聞きいたします。すでにこの三千七百円ベースの決定については、各方面において非常な疑義が発生しておるわけであります。先だつての公聽会におきましても極めて具体的にその点が指摘されておるのでありますが、最初、今回政府がこの三千七百円を決定したその基礎的な諸條件について、果たして加藤労働大臣として、それを妥協と認められておるかどうかということを質問したいと思います。一つは月別勤労統計の数字でありますが、それは三月の数字を基準にして、六月分を推定したわけであります。ところが、勤労統計の四月分の仮集計におきましては、四月分においてすでに三千六百……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/23、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと石坂さんの御質問に関連して大藏大臣に聴きますが、やはり價格補正の措置についての中で、現在の物價情勢はこれ以上遷延を許さないということを先つき大藏大臣は説明されて、この補正は延びると狂いが來る可能性がある、こういうふうに言われたのであります。その狂いが來るというのは、勿論明らかにこの予算に狂いが來るということなのでありますが、一体具体的にどんな狂いが來るのか、それがもつとはつきりさせられなければいけないと思います。ところが実際には、この予算の組立て方と物價の問題では、先にも申されました通り、一般の物價は七〇%というようなところで押える、更に闇は六月以降絶対に上らない、こういう……

第2回国会 予算委員会 第38号(1948/06/29、1期、日本共産党)

○中西功君 最初に、この委員会においても或いは又分科会においても、今まで各省の実員に関する統計をたびたび要求しておるわけでありますが、未だに我々の手許には來ないわけであります。この点について、なぜこれ程資料の提出が遅れるのかという点について、船田國務大臣の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 今の答弁は甚だ曖昧な答弁でありますが、それならばこの度予算定員の一割五分を削減するという案が出ておるわけでありますが、これに対して行政調査部としては、どんな見地からこれの立案に参加じたり、或いは又参加されていないかも知れませんが、行政調査部としてはこの度の予算定員の一割五分削減に対して、どんな考えを……

第2回国会 予算委員会 第39号(1948/07/01、1期、日本共産党)

○中西功君  それでは三千七百円ベースについて、大藏大臣と加藤大臣とがおいでになりますので、重要点について御質問申上げたいと思います。この三千七百円が本予算、又今日出された修正案においても依然として根底になつておるわけでありますが、この基礎かどうか、又これで食えるかというような問題は一應別にいたしまして今まで大藏大臣が、年間これによつて維持するつもりである。從つてそれに関しては…… それに関しては、補正予算を出さないという御意向をはつきり御説明されておつたわけであります。ところが加藤労働大臣等は、三千七百円を確定した基礎、即ち基礎統計であります、そういうようなものがすでに懷われておる。普通なら……

第2回国会 予算委員会 第40号(1948/07/03、1期、日本共産党)

○中西功君 一、二点伺います。それならば、この度三千七百九十一円ペースを策定されて今後進んで行かれるといたしまして、又この予算案が一應通過いたしたといたしまして、恐らく全官公労働組合は五千二百ペースを堅持して譲らんで行くだろうと思います。そうすると、あとが相当長引くと思います。それならば若しこの組合側で三千七百九十一円を了承しなかつたならば、やはりその組合にはこの三千七百円は支拂わないという態度を採られるのかどうか。それをお聞きして置きたいと思います。
【次の発言】 それはおかしいと思うのであります。この前の二千九百二十円、あれが我々の議題となりました時には、政府ははつきりと了承しない組合には……

第2回国会 予算委員会 第41号(1948/07/04、1期、日本共産党)

○中西功君 議事進行について……。尚安本長官、それから加藤労働大臣、それから行政整理の問題については、その責任官省の大臣、まだ十分結論を聽いていないのでありますから、それも序に呼んで頂きたいと思います。
【次の発言】 大藏大臣に一つお聽きしたい点は、この度の予算審議における政府の資料提出問題でありますが、財政法第二十八條には、「國会に提出する予算には、参考のために左の書類を添附しなければならない。」というふうに規定して、以下九項目があるわけであります。これはすでによく御承知の通り歳入予算明細書、各省各廳の予定経費要求書及び國庫債務負担行爲要求書を初めとして、國が、出資している主要な法人の資産、……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 大蔵委員会 第5号(1948/11/29、1期、日本共産党)

○中西功君 これは衆議院で僕のところの書記長がちよつと聽いて答弁がなかつた問題なんですが、技術的な点なので貿易廳長官に聽きます。実は鉄鉱石なんかを輸入する場合に、アメリカのものでありますと、山元の價格は六ドル、日本の港渡しは確か二十ドル、石炭で言いますと、アメリカの山元が五・五ドル、日本港渡しが確か二十九ドル、もつと沢山例を引けば皆こういう例になるのです。こういうこの数字は大体これでいいのか惡いのか、そうして又これだけの差が一体普通の商賣行爲として考えた場合、こんなに差があつていいものかどうか、その点をお聽きしたいと思います。
【次の発言】 もう一つ聽きます。輸出なんですが、光学機械は、これは……

第3回国会 大蔵委員会 第6号(1948/11/30、1期、日本共産党)

○中西功君 どうも大藏大臣の答弁は非常につらいらしいですが、あの衆議院の修正案の中に、ここに公社職員をやはり加えることになつております。その公社職員を加えるについて、これは加え方が非常に違うと思うのであります。職員は御存じのように労働組合、それから職員組合があるわけです。從つてそういう組合と相談するか、或いは組合の任命に委せるか或いは職員といつても必ずしも組合と関係ない人もおるだろうと思いますが、そういうふうな人を大藏大臣が任命するのか、そういう点をどう考えておるかお聽きしたいと思います。
【次の発言】 修正案についてですね、公社職員を加え、こういうことになつております。そうなつた場合具体的に……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/21、1期、日本共産党)

○中西功君 先きの質問がまだ終結していないのです。簡單にお尋ねいたします。先きの行政整理のことに関連して大体三割くらい切るという考えを民主自由党として持つている。こういうお話でありましたが、そのとき退職資金をどの程度考えているか、傳えられているところによると一律に大体三ケ月程度というふうなことも言われているのであります。そういうふうに了承していいかどうか、増田労働大臣にお聽きしたいと思います。
【次の発言】 これはちよつとこの新給與法案の修正問題に絡んだ問題でありますが、五千三百三十円案を政府が出すとき、もう今はいないんですが、泉山前の大藏大臣は、我々の質問に対して、確か必ずしも財源がないから……

第4回国会 懲罰委員会 第4号(1948/12/23、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) 私の昨日の発言について、懲罰が問題になつているわけでありますが、今速記録をちよつと見ますと、公務員法を押しつけるような野郎は、このような安い賃金ベースを、このようなものを作るのであると、その次に、野郎という言葉が惡ければ、私は幾らでも取り消しますというふうになつております。更に一番ずつと後の方になりまして、取消せ、失言、というような沢山の言葉がありました時に、私はちやんと取消してある。こういうふうに言つております。從つて私はこの本会議の議場において、この問題を取り消しているわけであります。從つてこの上なぜこのような問題を取り立てて、そして懲罰動議を出さなければならない……

第4回国会 予算委員会 第3号(1948/12/08、1期、日本共産党)

○中西功君 海員のこの度の爭議に関連し、同時に又船舶運営会への補助金の内容について、お聞きしたいのですが、船舶運営会の経費不足を補うために、二十五億円が出されておる、そのうち從業員の給與改善に充てる金額は五億円を超えてはならないという説明がついております。そうすると二十億円というものは、これは給與改善ではなくて、他の方に廻るわけであります。第一に聞きたいことは一般の印象ではこの度の追加予算は給與予算であるという意味で、非常に給與が各方面で上つた関係からこの予算が組まれておるというわけであるが、この船舶運営会の補助金の二十五億のうち、給與改善には僅か五億しか使われないと明記されておりますが、後の……

第4回国会 予算委員会 第4号(1948/12/09、1期、日本共産党)

○中西功君 先に土橋さんから詳しいいろいろ数字が出まして、二百六十億を組んで置きながら、実質上この半分の百三十億しかやらないということに実際なつております。羊頭を掲げて拘肉を賣るといいますか、そういういうような面が非常に出ていると思うのであります。私は土橋さんに直接お聞きしたいと思いますのは、今全官公の組合員諸君がいろいろの関係で、もうこの、年が越せないという実情がはつきり出て來ていると思うのであります。
【次の発言】 それに單に今度の五千三百円ベースという問題が低いというだけでなく、先に言われた寒冷地手当もそうでありますが、今までにおいてすでに非常に苦しい。その上に、今度は歳末調整で殆んど十……

第4回国会 予算委員会 第5号(1948/12/09、1期、日本共産党)

○中西功君 最初、ちよつと石炭のことで質問したいのですが、それは御存じのように、今炭鉱方面で、新勘定の上に生じた赤字をどうするかということが問題になつておると思います。而もそれが問題になつておるのが非常に奇怪な状態にある。即ち炭鉱資本家は二百二十三億五千百万円という赤字を、どうしても國庫で補償して呉れなければならんというように大いに宣傳しておる。これに対して政府側の方でも、いろいろ意見がある、石炭廳が作つた案では、聞きますところによると、まあこれは百五十六億くらいに見積つておる。安定本部の方では九十三億くらいでいいんじやないか、こういうふうな話がある。この三者においては、非常な大きな距たりがあ……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/10、1期、日本共産党)

○中西功君 今労働委員の答弁を聞いておりまして、私は憤慨に堪えない。
【次の発言】 労働委員でも余り変らん。ところでこの下で一体何が起つておる。この無所属クラブの控室の中で今何が起つておる。これは大屋商工大臣を呼んで商工省の職員諸君が押し掛けて來ておる。そうして越冬資金、或いは補給金、その問題でもう必死の叫びを挙げておる。若い女の人も青年も來ておりますが、一月二千円ぐらいの、而もそれが分割拂いで一体どうして食つて行ける。今出ておつた話は実に聞くに堪えないことであるけれども、もうすぐに副業が非常に発展しておるし、而もその副業の中には、実際には闇の女と変らないようなことさえ起つておる。もう食つて行……

第4回国会 予算委員会 第7号(1948/12/11、1期、日本共産党)

○中西功君 私も私学の点について聽きたいことがあるのですが、それは省略いたしまして、この間も文部大臣に少し個人的に話した点をもう一遍問題にして質問したいのですが、文部次官通牒によつて学生の政治運動に対する制約が加えられた、ところが文部大臣自身の解釈ではそれは次官通牒は決して命令でも何でもないので、ただそういう一定の方向を示唆したに過ぎないのだというふうなお考えですが、併し実際にそれに基いて学校当局としては極力回避されねばならないというような文句を、これを禁止するというふうに解釈して、現実に日大のごときは共産党の学生の退学処分をしているというふうなことが起つているわけであります。私がお聽きしたい……

第4回国会 予算委員会 第8号(1948/12/12、1期、日本共産党)

○中西功君 吉田首相に沢山な質問があるんですが、時間もありませんので簡單に要点だけ三点を質問したいと思います。第一は今日の読賣新聞には、共産党の惡質宣傳の取締という見出しで、昨日の衆議院の予算委員会において中曽根氏の質問に対して首相が答えられたその中で、「共産党の宣傳特に北海道地区におけるものには極めて惡質のものが多くこれは沿岸警備の不備に乘ずる一部密航分子のデマに基くものと思い関係方面の協力を得て極力これが防止に努めているが、更に強力な取締を必要と考え目下具体策を考慮している、」こういうふうなことが出ております。北海道地方で、極めて惡質なるものが多いということと、それが沿岸警備の不備に乘ずる……

第4回国会 予算委員会 第9号(1948/12/13、1期、日本共産党)

○中西功君 最初大藏大臣に予算編成問題についてお聽きしたいんですが、ずつと懸案になつております予備金四十五億の内容並びに價格調整費五十九億が予備費になつておるのですが、その内訳を今日ここで発表して貰えると思うのですが、一つお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 非常に私たちおかしいと思います。それでですね。どういう理由でその内訳を発表することができないのか、それを聽きたいと思います。
【次の発言】 予備費として審議を願つておるが、政府としてはなるだけはつきり……なんとかいうふうなことでですね、私の申上げておるのは、これは昨日からも言われておりますように、純然たる予備費ではないのであります。……

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、日本共産党)

○中西功君 一番最初に僕は大藏大臣に、復興計画の問題について、更に最近出されました九原則との関連について少し意見を聞きたいと思います。  今度の場合は、追加予算、殊に給與に絡まる追加予算ということになつておりまして、まだ吉田内閣全体の政策は或いは出ていないと言い得るかも知れませんが、併し一應我々は、吉田内閣がどういうように日本の今後の政策をやつて行くかということを考えなければなりませんし、更に又これと関連して、一番これが明確に具体的に出るのは、今後の日本の復興計画というものをどういうふうに考えて行くかということだと思うのであります。この復興計画については、片山内閣の末期から計画された五ヶ年計画……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第閉会後3号(1949/07/22、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) 今緊急失業対策関係の費用として、百億ということが大体言われておりますが、その外に災害の復旧費、或いは今滯貨で非常に困つておりますがこの滯貨に対して或る種の融資をしなければならん、これはもう緊急の問題だと思うのです。それでなければ今に貿易産業でさえも潰れてしまうという状況に來ておると思います。その他六・三制の問題も、一應政府としてもこれは何とか辻褄を付けなければならん。一般の産業資金においても然りだと思いますが、一体そのような失業対策だけでなくて、緊急に出さなければならん資金、そういうものを大体どの程度に政府は考えておるか、それを先ず聞いて置きたいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第30号(1949/05/13、1期、日本共産党)

○中西功君 政府は最初から、この間の本会議の緊急質問に対しても延長しないと言つておる。意思はなかつた。而も法案はこれほど山積しておるというのを知つているのです。一体これほどとにかく沢山法案を出して、そうして最初から延長する意思がないというような態度を取つて來ておる。こういうことは政府は非常に無責任です。こうなればこれに対して我々の態度というのは、それならそれでいいのです。審議未了になつてもいいのです。我々も堂々と十分参議院の畫すべきところを畫せばいいのです。(「その議論は済んだよ、前のと同じような意見ばかりやつて行つたら何時間あつても足らんじやないか」と呼ぶ者あり)いや、そういうふうな根本的な……

第5回国会 議院運営委員会 第36号(1949/05/22、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) 出すことに異議はありませんが、結構ですが、來るような何か措置は可能なんですか。
【次の発言】 それはどういう意味ですか。
【次の発言】 共産党として、麻生鉱業の問題につきまして……、今まで衆議院でも参議院でも質問しました。ところが各大臣の答弁が全く区区で、衆議院で言つていることと、参議院で言つてることと違つていて、非常におかしいのです。こういうふうな、大臣の答弁が区々だということは、非常に無責任なんですが、そういう問題について、一應はつきりして貰わんと困ると思うのですが、要するにこういう大臣の答弁に対しまして、特に麻生鉱業のは関係があるので、私緊急質問をしたいと、こう……

第5回国会 大蔵委員会 第3号(1949/03/25、1期、日本共産党)

○中西功君 ここに「契約の期限経過後」――経過してしまつたと書いてありますが、これは契約期限はいつだつたのですか。
【次の発言】 二十一年ですね。
【次の発言】 そうするとここで同営団が昭和二十二年、二十三年において受けましたそういう損失を十一億と見積つたわけですね。
【次の発言】 それでちよつてよく分らないのですが、それは十六年度から二十一年度まで同営団が受けた業務上の損失を二十四億と見積つて、そのうち、今までに十三億を補償したわけですね。
【次の発言】 それで残りは一応十一億ということになるわけですね、これは明らかに十六年から二十一年までの損失ですね、ところがこちらでは二十二年度及び二十三……

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、1期、日本共産党)

○中西功君 私説明は後の方だけしか聞かないんですけれども、私の聞きたかつたのは、一つの点は、煙草を拂下げるとか或いは國鉄の一部を拂下げるという問題が新聞にも出ますし、首相の意向としてもはつきり伝えられたと思つております。今の吉田内閣としてはこの拂下げ問題というものをどう考えているかということと、それからこの公社の発足の延期ということの間には、どんな関係があるのかということを聞きたかつたのです。
【次の発言】 いや、そういうふうなことじや私に対する答弁としては困るのです。と申しますのは、官有の財産、或いは企業の拂下げについては、すでに政府側によつても非公式でありましようが、ああいうふうな決意や、……

第5回国会 大蔵委員会 第5号(1949/03/29、1期、日本共産党)

○中西功君 私も木村さんと同じ意見なんです。非常にうまく行つている。赤字もないというのに、これを廃止するということは明らかに自由経済という思想、別の考え方から來ておることは明らかなんです。現実に公團がうまく行つていないからこれを廃止するということじやなくて、外の考え方から來ておることは事実であります。先程木村さんもいろいろ御質問になつたのですが、それに附加えまして、即ち酒卸賣機構をどういうふうにするかいろいろ話がありましたが、それならば具体的にどんな商人が現在荷受機関を作るべく準備をしつつあるか、その準備状況、どういう人々が、どういう商人がやつておるかということなんです。それから廃止については……

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、1期、日本共産党)

○中西功君 この大藏委員会に今まで大藏大臣が一遍も出たことがない。こんな沢山のいろいろな法案をやつているのですから、私が曾て一度林副総理を呼んで、支もそれも殆んどほうぼうの熊で逃げて行つた状態で、これは櫻内委員長がおるとよいと思うのですが、大藏大臣か責任のある人が出て、この法案についていろいろの説明を受けなければいかんと思うので、一つ事務局の方へ計らつて、とにかく一度出るように言つて頂けませんか。
【次の発言】 今の小川委員の御質問のごときは、到底あれは大藏大臣でないと因ると思うですよ。
【次の発言】 昨日からの続きをやりますが、この閉鎖時における資産総額六十五億と、それから保有資産の換價額が……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと。
【次の発言】 昨日政府委員の方から二十四年度においては金を増産するというふうなことがあり、これに関連して今度の金資金への繰入関が問題になつておるわけであります。ところでその増産します場合に國内消費の方はかなり制限されておる、それを輸出の方に廻すというふうな話でありますが、私は、お聞きいたいのはそれを輸出に廻した場合に、一体現実にどのような方面にどのようにして使われるのか、又今後相当使われる可能性がどの程度あるのかという点が一つ。更にこれはもつと大きな問題なんですが、國内でそのように金を生産して相当の生産費が嵩んでおりますが、それを國外に持つて行きますと、昨日の話では一ト……

第5回国会 大蔵委員会 第8号(1949/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 挿入されました二十四條の意味はどういう意味ですか。
【次の発言】 その第三十三條に、「あらかじめ予算をもつて國会の議決を経た場合に限り、」というふうに書いてありますが、具体的にはこれはどういう手続になるのですか。
【次の発言】 この説明書の中に、「終戰処理費、賠償施設関係経費その他公共事業費等の特定経費につきましては、」と、こう書いてあります。一應具体的にこういうふうに書いてありますが、この外に何かまだそういうふうないわゆる特定経費が考えられるのか。それが、一つ。もう一つは、ここの一應三つ掲げてあるのは、そもそもどういう理由でこのような配賦の場合に配慮を必要とするのか、それを伺いた……

第5回国会 大蔵委員会 第15号(1949/04/21、1期、日本共産党)

○中西功君 これはもう大分やられたのですか。
【次の発言】 そのつもりでやります。これは今日でなくてよろしいのですが、首相が大藏大臣に、衆議院のそういう修正について、これは実は誰しもそう考えておつたところなんでありますが、どういう風の吹き廻しが、何故政府がこういうふうなものを國内法に盛つたかという点について、近い機会に、いつでもよろしうございますが、一度聞いてみたいと思います。今質問いたしますのはそれではなくて、見返り資金の千七百五十億というもののこの算定、これが問題なんです。今度の予算の特別会計の貿易会計から考えて見ますと、私は見返資金の運用の仕方はこのままで行くと非常に無理がある、こう思う……

第5回国会 大蔵委員会 第16号(1949/04/22、1期、日本共産党)

○中西功君 第五條、ついでにですが、その第五條の意味が私にも分らないのであります。「償還したときは、まず一般会計の負担に属する國債について償還又は償却があつたものとする。」というのは、優先的に一般会計の負担に属する國債について、償還又は償却するという意味ですか。
【次の発言】 これもそういうように書いて貰つた方が意味が通ずるのですが……。
【次の発言】 書き方としては一般会計の負担に属する國債を優先的に償還又は償却すると書いた方が……。そういう意味なんでしよう。
【次の発言】 復金債なんか、それはどういう取扱いになるのですか。あれは一般会計の負担じやないわけですね、復金債としては……。

第5回国会 大蔵委員会 第17号(1949/04/23、1期、日本共産党)

○中西功君 この見返会計法案に関連いたしまして、このたび千七百五十億というものが一應予定されたわけでありますが、最近に至りまして、爲替レートが大体確定の見通しがついたと思われますが、これについて大藏大臣はもう発表はしているのでありますか。新らしい爲替レートについて……。
【次の発言】 四月二十五日から三百六十円になるという点については、それはいつ発表になるわけですか。
【次の発言】 これは日本政府には今のところ全然まだ連絡がないことですか。
【次の発言】 そうすると、何大臣として聞いているのですか。
【次の発言】 それでも、若し四月二十五日から三百六十円になるというふうなことが発表されますれば……

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/26、1期、日本共産党)

○中西功君 取引高税の追徴金ですが、今の税務署として一般にこの追徴金はどういうふうに取つておるかということを聽きたいのです。現実に今税務署として取引高税を取るときに、申告を直しておりますし、更正決定をやつておりますから、大体において更正決定をやると同時に、追徴金を取つておることになつたおるのです。でそうした場合その税務署の更正決定が事実に基いておつて、まあ正しいということを多くの人が認めておる場合ならば、追徴金を取るということも非常にまあ意味はないかとはないのでありますが、現実には今税務署は取引高税の更正決定の場合においても、十分な基礎がなく、大体二倍、三倍というような調子でやつております。必……

第5回国会 大蔵委員会 第20号(1949/04/27、1期、日本共産党)

○中西功君 さつき新勘定の赤字のために提出していない会社が大部あると伺いましたが、どのくらいあるのですか。そうして序でに代表的は第二会社においてどのくらい赤字があるのか、ちよつと説明して頂きたい。
【次の発言】 一應第二会社を作らなければならない十社乃至は十五社というのは、具体的に言えばどういうことになるのですか。大体予想されるのは、産業別に……。
【次の発言】 この前大藏大臣に私は質問いたしましたときに、大藏大臣は、即ち三百六十円のレートが決定されたとすれば、今まで千七百五十億は三百三十円で計算しておるので、それは当然殖えます。こういうふうな答弁があつたと思うのです。その答弁と今ここでなされ……

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/28、1期、日本共産党)

○中西功君 遅れて來まして、ちよつとダブるかも知れませんので済みませんが、庶民金融庫のこの表を頂いておりますが、この中で國債証券というものが相当多く借方にある。これを処分されるときには、どういうようにされるのですか。
【次の発言】 そうすると、このままで行きまして、そして新らしい十三億追加しまして、資本金を十三億にして、この小口貸付けというふうなものは、一体どの程度に貸付けられることになるのですか。
【次の発言】 若し國債証券七億三千万円を、これを例えば今度の見返資金特別会計の金で償還するというふうな措置を取れば、この七億円だけは余分に貸す金になるわけですね。そういうふうにはなりませんか。

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/05/07、1期、日本共産党)

○中西功君 このいろいろ輸出入荷物について、税関が統計も作るし又その檢査といいますか、それもするというようになつておりますが、実際の問題として、日本の税関の方に、どれだけの実際の権限があるのですか。そういうことを実際やつてるのかどうか。
【次の発言】 いたしておるのですか。
【次の発言】 簡單に一言だけでよいのであります。さつきから特別会計にその理由がないという委員の意見に対して、まあ程度の差であるというふうな答弁があるのですが、私はそれは少しおかしいと思う。この特別会計に附する利点は大いにあると思う。それはいわゆる言われておるようなことじやなくて幾らかの赤字が必らずここに出るわけです。その赤……

第5回国会 大蔵委員会 第26号(1949/05/13、1期、日本共産党)

○中西功君 今日は出席された方々非常に熱心に、又よく調べて來られたのです。ところが今まで参議院は随分公聽会をやつておるのですが、その公聽会の結論が十分法案の中に通つたことが珍らしいと思うのです。こういうことでは私は折角ここに出向いて來られた方々に対して相済まんと思うので、一つ委員各位に公聽会におけるこういう意見は大いに尊重するといいますか、酌んで一つやつて貰う。そういうことが実質において今日來られた方々への最大の儲けだと思うのであります。一言そういう点を発言したいと思います。(「その通り」呼ぶ者あり)

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/16、1期、日本共産党)

○中西功君 以前昨年の八月ですか、司令部の方から日本銀行の改正に関するサゼツシヨンもあつて、それはその後一應は立消えの形になつておりますが、その指示と今度の政策委員会を置くことに関する日本銀行の改正案との関係について、日銀総裁は大体どのようなお考を持つておられますか、それを先ずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ではその次に、日本銀行にこのような政策委員会を置くという趣旨は、或いは精神と言つてもよいのですが、これは今回各方面に亙つて、從來の國家経営的なものが漸次民間化しつつあります。即ち專賣公社だとか或いは國鉄が公社形体になる、或いは又公團が改廃されて行く。そういう一般的な潮流の一つとして……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/18、1期、日本共産党)

○中西功君 塩の人お願いします。今外塩を入れているわけですが、その外塩のアメリカドルの價格と、その中における運賃、それからそれの國内價格、そしてそれに関連して日本の國内の製塩業者の生産費、それから又その買上價格、大体そういう点で、少し数字的に最初お聽きして置きたいと思います。
【次の発言】 私の聽きたい点は、今日本の政府の政策が外塩依存の上に立てられておつて、國内塩の製造業者、特に廣汎な塩業者が非常に困つておる。実際又今の傾向で行けば、これは廣汎に沒落してしまうというところに來ておるのですが、そういう政府の外塩依存政策が果して、いろいろな具體的な数字から見ていいかどうかという点なのであります。……

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/19、1期、日本共産党)

○中西功君 その点について大藏大臣にもう一度はつきりおききいたしますが、大藏省、並びに商工省によつて、共同に調査された復金融資先の中、大口投資の麻生鉱業株式会社に行かれた田中大藏事務官、並びに商工省の方々の現実の報告書においては、可なり詳細に会社の経理内容というものに触れておる、そこから結論としてこういうことも言われておる。「以上の仮拂金と貸付金とを合計すれば三千十五万円に達する、而してこれら資金の出所については、前記炭住資金、設備資金の檢討によつてもほぼ明らかでありますごとく、復金資金から直接流用されたものと断定できないにしても、相当多額の復金融資を受けている当社としては、かかる方面に資金を……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、日本共産党)

○中西功君 ついででありますが、この中小企業等協同組合法案の中で、保險関係が削られたと聞いておりますが、この理由或いは又それと、これは恐らく法案にならないものだと思いますが、保險のものがありますが、それとの関係を説明して貰いたいと思います。
【次の発言】 今までの市街地信用組合ですが、それは大体どの程度にはつきりしており、又いわゆる中小企業或いは庶民金融においてどの程度の役割を果しておつたか、そしてこの度中小企業等協同組合法の中に信用協同組合が設けられて編成替をされる結果、具体的にはどの程度の経済上の変化があると政府は一應見ておるかという点を御説明して頂きたいと思います。

第5回国会 懲罰委員会 第閉会後5号(1949/10/24、1期、日本共産党)

○委員外議員(中西功君) それでは簡単に私の意見を申さして頂きます。詳細は本会議の一身上の弁明で述べてありまして、その通りだと思います。細かい点について二、三申したいと思います。  第一は、いわゆる集團阻止と言われておりますところの問題でありますが、あれが計画的で、或いは集團的で、而も非常に計画的という点に重点が置かれて、更に議事を妨害したというふうになつておりますが、私といたしましてああいうふうな事態が起るということを考えて行動したのでは全然ないのであります。それは本会議における弁明の中にもありましたように、私としては本会議のベルが鳴ります直前から、すでに本会議が開かれるということは予知して……

第5回国会 予算委員会 第2号(1949/03/30、1期、日本共産党)

○中西功君 先の政府委員の説明だというと、海員の給與の水準は、官廳が六千三百円台になつたのに、海員側においては別にそういう措置が取られていなかつたので、今回大体の見通しを立てて、これだけの金を組むというようなお話なんですが、多少違いはしないかと思います。この前の第四國会の時だつたと思いますが、やはり補正予算において、船員にはここに書いてある五億円を船舶運営会補助費の一部として繰入れたわけであります。その五億円はこれは確か昨年度分の三割の差額を支給する金だ、そのとき労働委員会でしたかが裁定した船員の給與額がある。その給与額をやるためには五億円じや足りなかつたのです、あのときすでにこの問題は問題に……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 それでは大藏大臣に数点質問いたします。  第一は昨日産業設備営團の損失補償に関する法律案が大藏委員会を通らなかつたのであります。あの法案は二十三年度において交付公債を発行して、そして産業設備営團に補償するということになつておりますが、すでに二十三年度はこれでなくなつたわけであります。我々はかねがね交付公債は、これは予算外というふうになつておるけれども、これは非常におかしいのでありまして、当然予算の中に含めるべきであるという見解を持つておりましたが、從來政府はこれを予算外に勝手に飛び出させて、法案だけで通しております。而も最近、これは大藏大臣自身も声明せられたごとく、二十四年度におい……

第5回国会 予算委員会 第5号(1949/04/06、1期、日本共産党)

○中西功君 それは衆議院の予算委員今でまだ審議をやつておりませんし、大藏大臣の説明も聽いておらんわけです。ですからこちらが出しやばつて……
【次の発言】 そういうような意味で内示々々がはやりますけれども、内示ということでも結構ですが、そういう意味なら聽きたいと思います。

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、1期、日本共産党)

○中西功君 今度の予算で厚生省の費目は全滅だと思う。この費目が殆んど全滅だということは、厚生行政が全くここに崩潰するその時期に達していると思う。で厚生省としては当初の要求は五百二億要求をいたしたと僕は聞いておりますが、復活要求として三百二十六億、ところが最後の査定は結局二百九十九億というふうに聞いております。それでこういうふうな過程を取つた厚生省予算はちよつと一、二例を挙げて見れば、上下水道の施設は三十億円ぐらいから一億円に減つていると思うのです。又清掃施設設置などというような費用は零になつていると思うのです。これは一つの例に過ぎないのであつて、さつき木村委員の方からお話しになつた國立療養所の……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、1期、日本共産党)

○中西功君 僕はちよつと大藏大臣に一分だけ聽きたいのですが、これは非常に現実的な問題です。銀座あたりの取引高税の通り方、この問題なんです。先日社会党の森下委員の質問に対しても、大藏大臣はまあ非常に愼重によく納得の行くように、下に通達を出したい、或いはそういうことをしておるという話ですが、実際こういう場合には大藏大臣はどういうふうに処理なさるおつもりか、聽いて置きたいのです。即ち法人税では会社の帳簿を一應信用し、そうして一定の額を決められておる。ところが間接税の取引高税の場合は、そういう法人税の決定は全然無視して、全くかけ離れた甚しい決定をしておるわけです。同じ税務署が直税の方とそれから間税の方……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/13、1期、日本共産党)

○中西功君 具体的な数字を言つてほしい……。
【次の発言】 それに関連してちよつと、序でに國民所得のことなんですが、調査された二十三年度でも、二十四年度でも結構です。結局勤労所得の場合に、勤労人口何人に見込んでおりますか。それからその一人当りのいわゆる所得を幾らに見込んでおりますか、それが一つ。  それから個人業種所得のうちBですが、これは生産と商業に分け得られるんですか。
【次の発言】 業種所得のうち営業の…
【次の発言】 それをもう少しく詳しくして貰いたいと思います。それからこの表にはありませんが、二兆九千億というものの所得の財政資金、或いはそういう方向へ配分があるわけですね。こいつは資料……

第5回国会 予算委員会 第12号(1949/04/14、1期、日本共産党)

○中西功君 先つき商工大臣は木村委員の質問に対して、價格調整費は、ここに出された二千億のものを節約する見込は自分としては考えていないというふうな答弁なんですが、一昨日鋼鉄関係の生産者價格を引上げられたわけです。引下げられた結果として、この價格調整費の節約は相当程度可能になつていると思うのです。我々に渡されたこの表は、從前の生産者價格で組んであるのです。今日新らしい生産者價格ができているのです。それが物産廳の見解としても、少くとも鉄鋼関係において八十億の節約は可能であるとはつきり言つておるのであります。だのに商工大臣が、今のここに計上された額は必要であると、頑張られるのは非常におかしいと思うので……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、日本共産党)

○中西功君 今木村委員に対する吉田首相の御回答は、私は吉田首相に賛成するのです。確かにこのドツジ案というものと、それから民自党案とは本質的にちつとも違つておらんと思うのです。そうして民自党が選挙のときにいろいろ公約したごときは、ここれは全くの欺瞞である。そういつた事実ですよ、この予算においてです。日本の独占資本は一つも損をしておらん、非常に得をしておるのです。そうしてこの民自党が、私はここに参考資料を持つておりますが、「選挙虎の巻」というのがある。「選挙虎の巻」、これにおいて如何にいろいろのことを喋つたかは、ここにちやんと証拠が残つておるわけです。税金地獄はなぜ起るか、それは官吏が多いからだ、……

第5回国会 予算委員会 第14号(1949/04/16、1期、日本共産党)

○中西功君 大藏大臣に対して最初均衡予算の問題についてお聽きしたいと思います。今、猫も杓子も均衡予算ということを言つておる時代になつたわけでありますが、この一体均衡予算とは何を指すのかということは必ずしも明瞭でないと思うのです。そこで今度の予算、いわゆる均衡予算と言われておるものの性格をはつきりさしたいと思うのです。そこで大藏大臣に均衡予算とは何かということをそのまま聽いてもよいのですが、併し極めてこれは簡單で、恐らく收支が償つているというふうなことが均衡しておることだろうと思うのでありますが、以前実は健全予算ということが非常にやかましく言われた。その健全予算と今日の均衡予算とは一体どこが違う……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、日本共産党)

○中西功君 大藏大臣に一つだけ質問いたします。第一分科会において大藏当局に対して、我々は税金の努力目標というものを二十三年度にどういうふうに樹てたかということを示せということを申したのであります。で大藏省当局の方では何か持つて來るような話でしたんですが、ところが一向にそれを持つて來ないわけです。一体そういう努力目標というふうなものは、我々國会議員には見せるべき性質のものでないのかどうか。若し見せるべきものであれば、私はこれが非常に今問題を釀しておる一つの焦点なのであります。我々はどうしてもこの二十三年度に一應どういうふうにやつたかということは示して貰いたいと思います。これが政府委員のこれに対す……


中西功[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

中西功[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第3号(1947/10/30、1期、日本共産党)

○中西功君 これは今日説明を聽かなくてもいいのですが、実は先刻一松委員が言われたように非常に漠然としておるのです。それで重要産業……まあなるたけ多い方がいいのですが、重要産業をとつて戰時中の状態と、それから戰後いろいろ財閥解体でその後変つた状態と、私的独占で変つた問題、それから更にこの度の集中排除でこれが適用を受ける、その受ける場合に、その場合今商工大臣が言われた戰時中に経済外で、例えば合同だとか何とか、人爲的に変更さしたもの、そして又先刻言われた二割と十一割の問題、或いは基準の問題が出て來ると思いますが実情について説明をして貰いたい。そうすれば経済力集中排除法の適用の影響ということも非常には……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第4号(1947/11/07、1期、日本共産党)

○中西功君 持株整理委員會のことについてちよつと質問したいのですが……。
【次の発言】 結構でございます。
【次の発言】 笹山委員長に最初ちよつとお尋ねしたいのですが、先月の二十二日の新聞だと思いますが、新聞記者團の發表の中に、もう十一月中には指定をやるのだというようなことが書いてあり、その新聞を持つて來て讀み上げると非常にいいと思うのですが、とにかくそういうような趣旨のことが記者團の發表として載つております。あれを見ておりますと、さももう議會が……、とにかくこれが議會の審議にかかつておりまして、これが通るか通らんかもまだはつきりしない。これは國會が決めるのであつてはつきりしないのですが、もう……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第3号(1947/10/08、1期、日本共産党)

○中西功君 尤もだと思いますが、社会党の修正案が非常に精細にできておるわけなんですから、それを基礎にして討議して貰つた方が早く片付きはせんかと思いますが……。

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第5号(1947/11/17、1期、日本共産党)

○中西功君 私も森下さんの御意見には贊成です。一松さんから出された動議は、結局一口にいえば修正も打切つて、いわば公團法全部を打切るという動議になると思うのですが、結局いろいろ對外關係筋との關係もあるでしようけれども、さつき森下さんがいわれたけれども、今のままの形ではこれは持つて行けない、何らかの形に變えなければいけないということは、結局これは既定の事實だと思うのです。それを公團法という形で以て、而もこれを修正して行くか、それとも全然新しく現行の機構を改革するかという二つになるのですが、それも私共が考えれば結局同じことだと思う。現行の機構を改革して行くということが起つて來ても、この點はやはり運營……

第1回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1947/11/18、1期、日本共産党)

○中西功君 これはすぐ御返事を頂かなくてもよろしいのですが、ポツダム政令で出ましたところの、名前は今それを持つて來ませんので正確には申せませんが、制限会社が確かあると思いますが、あれの違反で相当の事件が挙つて、それは大藏省当局からも新聞発表が沢山なされております。ところで今大藏大臣からそれの詳細な説明をして貰えばそれでもいいのですが、時間の都合もありますし、次の機会で結構ですが、その違反会社がどういうふな処罰を受けておるか、これは新聞にもあるわけですが、その処罰はポツダム政令違反の処罰であるのか、極めて軽くなつておる。体刑を科せらるべきものが体刑が科せられていないというのは、それはどういうわけ……

第1回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1947/11/24、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの豫算案に對して贊成することができず、これを返上するよう決定しております。その理由はいろいろありますが、大きく分けまして三つあります。一つは、この豫算案は非常な大衆課税である。而も現在の國民の富力では到底これは取れない。そういう點が一つであります。第二は、これは皆が認められているところだと思いますが、この豫算案が非常なインフレを含んでいる。そうして通貨ぞうはつ竝びに物價昂騰が必至である。こういう面から見ましても日本の經濟を非常に惡化させる一つの大きな動力となる可能性を持つております。第三は、そういうふうないろいろの結果、この豫算案が、決して日本再建には役立たずに、却つ……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第1号(1948/06/07、1期、日本共産党)

○中西功君 ちよつと資料の要求をいたしたいのです。私は遅れて來ましたので、今までに或いは出たかと思うのですが、カナダから輸入される石炭や、海南島から輸入される鐵鑛石の、これは一例なんでありますが、そういうものを結局日本の圓に換算して、幾らに業者に渡しますか。業者に渡すときは又別なんでしようか。これは爲替レートも入つて來ます。重要な商品の輸出輸入について、その爲替レートを入れた、そういう圓に換算した値段というものを、今まで發表されたかも知れませんけれども、若しできましたら、ここに表が渡されているのですが、この裏に書き込める程度で、この次に我々に報告して頂けないかと思うのでございますが……。それは……

第2回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第2号(1948/06/08、1期、日本共産党)

○中西功君 今日は少し私、系統的に日本の貿易関係について質問をしたいと思うのでありますが、最初我々に渡されたこの資料ですが、品目別の輸入実績、この資料で、いわゆるガリオア・ファンド、エロアー・ファンド、或いは又回轉基金というような今までの輸入の区別があると思うのであまりすが、できましたらば、そういう基金による区別に從つて、大体この貿易の実績の内容を説明して頂きたいと、こう思うのであります。
【次の発言】 そういたしますと、ここで綿花、これは二十三年一月から三月までの綿花で十七万……。
【次の発言】 十七万三千俵が入つておりますが、これはそういたしますと先程のトラスト・ファンドと言いますと、回轉……

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第2号(1948/05/21、1期、日本共産党)

○中西功君 いますね。
【次の発言】 栗山君の質問の點についてちよつと補足的に申しますが、この前の法第十二號の審議の時に、私の記憶に間違なければ、加藤勞働大臣は、この二千九百二十圓ぺースでは食えないということを認めると共に、これは差當り一月から三月までの間だからというふうなことを、可なり強調されたと私記憶しております。で、それは速記録を私もつと見ようと思いますが、これは決して、軍に組合側との交渉の中でそういうことか言われただけじやなくて、我々議員にもそういうことが、とむかくも説明されたと私は記憶しておるのであります。これは後程もつとよく調べまして、大臣の方からはつきりしたことを聽きたいと思いま……

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第3号(1948/05/24、1期、日本共産党)

○中西功君 この前私、局長に資料を要求しておいたのですけれども、出ましたでしようか。
【次の発言】 概數で結構ですから一應報告して頂きたいと思います。
【次の発言】  このたび官公廳の勞組側と折衝されました職階制の經緯について、簡單でいいですから報告して頂きたいと思います。
【次の発言】 それで、この七月案と、それから新らしい十五級俸に分けた給與額表との差異について、相當議論が交されたということを聞いたわけですが、その點比較して、もう少し説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 ここに先日政務次官が提案理由を説明した中で、これは十頁にありますが、從來の我が國における因習的な俸給制度を一擲し、……

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第4号(1948/05/27、1期、日本共産党)

○中西功君 今までこの法案については、政府委員の人に詳細な質問をして來たわけでありますが、その結論として大蔵大臣に少し質問しておきたいと思います。第一の点は、この法案はこれは大藏大臣が御存じのように、政府職員側といろいろ協定された事項とは相当食い違つておる、詳細な点は申しませんが、兎も角非常に沢山食い違つておる。この食い違つておるということを法案化して、政府がここに出しておるという問題であります。これはいろいろの点から考えられるわけでありますが、全官公という大きな争議がありまして、そういうふうな大きな問題であつて、そうして兎も門も最後に二千九百二十円の問題についての或る種の妥協点ができて、そう……

第2回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1948/07/04、1期、日本共産党)

○中西功君 この度修正されました個所で、價格差益納付金が増收になつておるわけでありまするが、これに関連して今まで立てられた基礎と、それから今度この増收を見込まれた根拠について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その努力によつて二十数億の増收が埋るという答弁のようでありますが、それならば、この前のいわゆる原案で一体ストツクがどの程度あつて、そうしてそれを何割の値上りと見て、そうして、その中の要徴收額をどれだけと見るかというふうな基礎数字があると思うのです。その点をもう一度説明して貰いたいと思います。
【次の発言】 それでは、そのさきの公團の手持のもの、生産者の手持のようなもの、それから販賈……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第3号(1948/12/09、1期、日本共産党)

○中西功君 官房長官に二、三質問したいのですが、一つは実は、これは今起つた問題であります。それは十一日に全官公の呼び掛けで人民廣場において大会を持ちたいというようなことが予定されておりまして、昨日その届を警視廳に待つて行きました、ところが今日行つて見ますと、これは受附けない、即ち許さないということを警視廳が言つておる、それについては理由を質しますと、公務員法ができたというようなことをまあ理由にしておる、これもはつきりしてはない、どうもそれを理由にしておるというふうにしか受取れないのですが、全官公の組合の人々が十一日の土曜日に、而も午後、即ち官廳が退けてから、そういうふうな屋外集会を持つというこ……

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第5号(1948/12/21、1期、日本共産党)

○中西功君 さつき木村さんが質問しまして点なんですが、今度の六千三百七円に直したというのは非常にうまい手品だと思うのです。それで私たち計数的な関係がよく分らないのでありまして、お聽きしたいのは、三千七百九十一円ベースで十二月以降の予算が一体どれだけ要るか。そうして三千七百九十一円をそのままのふくらましで五千三百三十円でどれだけ要るか。それからそのままのふくらましで六千三百七円の予算総額はどれだけ要るか。大体でいいのですが、三千七百九十一円のふくらましでどれだけ要るか、それをちよつとお教え願いたい。
【次の発言】 一ケ月分で結構です。
【次の発言】 それで今度いろいろの手数を掛けられて、先に木村……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1949/04/14、1期、日本共産党)

○中西功君 途中から來まして、或いはいろいろダブる点があるかも知れませんが、最初にこの地方配付税の性格について少しはつきりお聽きしたいと思います。と申しますのは大藏大臣は、これを中央が地方に補助しているかのような、或いは重く見てやつておるかのような金である、こういうふうに衆議院の大藏委員会で言つておるそうであります。私は決してそういうものではないと思うのであります。その点木村國務大臣に最初聽いて置きたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、これは先の木村委員のお説の中にありましたように、中央とそれから地方自治と、この関係から生れて來る一つの過渡的な税法であつて、この中には而も特に三十三……

第5回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1949/04/19、1期、日本共産党)

○中西功君 それで問題は、輸入補給金を多く取つているということは、さつき次官の言われた物價を上げないということだけではなくて、外國から入つて來るものが日本に非常に入りやすいということ、これが相当結果しておると思うのです。本來ならば爲替の関係で保護関税があるようなものが、それが保護関税がなくてそのまま來るという意味においては非常に入りよいのです。そういうふうな價格調整費の役割、輸入調整費の役割が多くあると思うのですが、それよりも私が今直接聽きたいと思つたのは、百八十万トンの銑鋼を生産して七十万トンを輸出するのです。で今度の價格調整費の問題を見ましても、この銑鋼の増産ということは中心眼目になつてい……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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