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中西功 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

中西功[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

中西功参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
 下記リンクから各項目に飛ぶことができます。

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



35回
128322文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
35回
128322文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、今回政府が発表しました緊急対策並びに経済白書に関連して、時間の都合上、特に物價と賃金の惡循環の問題について所見を述べ、政府当局の所信を質したいと思います。先の社会党の代表の方も、又先刻の栗山氏も、やはり私と同じような点について述べられたわけでありますが、私は多少視覚を変えて論じて見たいと思います。  私の質問したい第一の点は、政府はインフレーシヨンという問題を物價と労賃の惡循環という問題に還元してしまつて、そうして結局物價問題の本質を全く取り違えておるという点であります。周知のごとく、労賃は幾万或いは幾百万とありますところの物價の一種でありまして、……

第1回国会 参議院本会議 第20号(1947/08/08、1期、日本共産党)

○中西功君 今回上程されました石炭増産決議案に対しまして、我々共産党も切なる賛意を表したいと思います。ところで我々がこの決議案に賛意を表するに当りまして第一に指摘いたしたいと思いますことは、國民の代表である我々の感謝を捧げるべき人々が誰であるかということであります。それはいうまでもなく、地下千尺乃至は三千尺の、あの苦しい所で本当に働いておる労働者諸君であり、又職員諸君であります。この労働者諸君が、いかに苦しい悲惨な労働條件、待遇條件の下で働いておるかということについては、今更私が改めて申すまでもないと思います。この人々は、石炭増産が祖國日本の再建の原動力であるということをはつきり知つております……

第1回国会 参議院本会議 第23号(1947/08/18、1期、日本共産党)

○中西功君 共産党は中野重治君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第28号(1947/08/29、1期、日本共産党)

○中西功君 本院最初の少数意見の報告を申上げます。私並びに共産党は、この法案に対して反対せざるを得ないのであります。何故かならば、これは徒らに私的銀行を救済するに止まるに過ぎないからであります。そもそも金融機構の整備は、これは戰時中並びに戰後に蓄積された厖大な擬制資本を徹底的に整理するというところに根本の眼目があるわけであります。ところが從來その根本方針が常に曲げられて來ている。保守勢力は事ごとにこの根本精神に対して抵抗を加えて來ている。軍需補償の打切に反対したり、或いは又折角捕捉した第二封鎖をいつの間にか流してしまつた。その他いろいろのことがあります。水ぶくれ評價によつてやろうとするのも、そ……

第1回国会 参議院本会議 第29号(1947/08/30、1期、日本共産党)

○中西功君 我々共産党は労働省の設立には大賛成なのであります。それにも拘わちずこの労働省を設立しようとする昭和二十二年度一般会計予算補正第一号に対して、何故に賛成できないのでしようか、それは我々が反対せんがために反対するのではなくして、眞に労働省設立の意義を、その予算面においても解決したいと思うからであります。労働基準法の第一條にははつきりと、労働條件は労働者が人間として生き得るに足るだけのものを與えなければならない。そういう意味のことがはつきりと明記してあるのであります。ところでこの労働基準法を守つて行くところの官公廳の職員諸君が、果して、その基準法に掲られた條項を充足し得るような條件が與え……

第1回国会 参議院本会議 第30号(1947/09/15、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は板野勝次君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、日本共産党)

○中西功君 先程來皆様の御討議を聴きまして非常に感じましたことは、この問題を燒つて二つの流れがはつきりあるということであります。一つの流れは、有る者から、即ち大闇屋、或いは新円利得者から取る。そうして千八百円、そうしたものを解決して、税務官吏の生活を保障して行く。そういう行き方と、今一つは、ますます大衆課税を強化して行くというふうな行き方であります。これがこの自由討議においてはつきりした点でありますが、こういうふうに見ますれば、この税源並びに徴税方法の問題も大きな政治問題であります。決して単なる技術では解決しない問題であると思います。この点について私がやはり大きく感じましたことは、この問題は一……

第1回国会 参議院本会議 第42号(1947/10/31、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は板野勝次君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第50号(1947/11/12、1期、日本共産党)

○中西功君 私は、政治家の生命は問題をごまかさないこと、嘘を言わないこと、十分に政治責任を取るごとにあると思う。今、私は日本労働者階級と共産党の名において、この追加予算の本質を明白にしたいと思うのでありますが、先ず最初に私は閣僚諸君が問題をごまかさないように要求したいと思います。片山首相は本年の八月「危機突破の道」におきまして、「私は当面をごまかして人氣を繋ごうとすることは旧式の政治のやり方であり、又経済の現実は一時のごまかしによつて決して救われるものではないと考える」というふうに言つております。全くその通りであります。この古いやり方とごまかしの典型は石橋財政であつた。彼はインフレではないと称……

第1回国会 参議院本会議 第58号(1947/11/28、1期、日本共産党)

○中西功君 所得税法の一部を改正する等の法律案と非戦災者特別税法の二法案について我々日本共産党は反対であります。その少数意見を今から報告いたします。  現在の税制並びに徴税機構が危機に頻しているということについては殆んど万人が認めていることであります。從つて又参議院におきましても、徴税機構の問題について特別に自由討議がなされたのであります。その際各党派から沢山の意見が出ました。又改革意見が出ました。併しこの度の追加予算に絡まるところのこの税制の改革には、そういうものが殆んど採用されていないのであります。私は本院の権威から申しましても、我々のそうした意見が殆んど採用されなかつたということについて……

第1回国会 参議院本会議 第59号(1947/11/29、1期、日本共産党)

○中西功君 先に委員長から報告がありましたごとく、我々日本共産党はこの追加予算に全面的に反対する次第であります。この追加予算の内容につきまして、我々がいかなる見解を持つておるかということについては、すでに大蔵大臣の演説に対する質問において非常にはつきり述べておるところでありまして、今更詳しく述べる必要はないと思います。私が今日述べます点は、主としてこの重要な追加予算法案を繞る諸問題でありまして、これに関する我々共産党の見解を表示したいと思います。  第一は、この追加予算予算案は極めて重大な法案であると思います。私が言うまでもなく、この第一回國会に提出された最も中心的な法案であります。然るにこの……

第2回国会 参議院本会議 第10号(1948/02/03、1期、日本共産党)

○中西功君 片山内閣成立当時におきましては、インフレの克服につきましてかなり多くの期待が持たれ、また種々の手が打たれたわけでありますが、それが今日になりまして、結局インフレを克服できなかつたということは、現実の事実として現われたわけであります。この結果、インフレとは何か、この根本問題をはつきり考えて、根本的な対策を立てなければならないというふうな状態に来ておると思います。例えば片山首相は、第一回国会の施政演説におきましては、「政府は現在インフレ進行の主要原因が政府支出の増大にあることを率直に認め」云々、こういうような考え方を持つております。併し現実にこの施策が破綻した今日においてはどういう事を……

第2回国会 参議院本会議 第12号(1948/02/06、1期、日本共産党)

○中西功君 前國会において復興金融金庫の三百億の増資が問題になりました時は、我が党は、この金庫が極めて非民主的に運営され、その貸出に多くの問題があり、徒らに私企業を救済するのみで、生産復興の実績はなく、その融資がインフレを助長するものであることを十分知つていたわけでありますが、重要産業が行詰まり、労賃の支拂いにさえ行詰まりを感じておる、或いは又労働組合側の賃上げ要求をそうした理由で拒絶しておるというふうな事態を慎重に考慮いたしまして、不満ながらも一應栗栖蔵相並びに大蔵省の政府委員が、原則として債券を市中消化いたしますと約束いたしておりましたので、賛成的態度を取つた次第であります。又更に我々とい……

第2回国会 参議院本会議 第27号(1948/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの暫定予算案に対する反対意見を述べるものでありますが、この予算案は從來の予算案の單なる延長であるということ、或いは又これに私たちが從來申して來ました種々の欠点があるというふうなことを私はここで諄々と述べるのではないのでありますが、ただ現在皆様も御存じのように、官公廳の労働爭議、それは未だ円満なる解決に達していないのであります。そのために全財を初め政府機構は全く麻痺状態に陥つております。事ここに至つた経緯或いは原因につきましては私詳しく申しませんが、政府側にも重大なる落度、不誠意のあつたことも事実であります。こういうふうな状態に置いて置きながら、而も……

第2回国会 参議院本会議 第40号(1948/05/26、1期、日本共産党)

○中西功君 私たち共産党は、本決議案に賛意を表したいと思います。この海外同胞或いは軍人達の引揚促進につきましては、本議院或いは衆議院におきましても度々引揚促進の決議はなされたわけでありますが、引揚者の援護対策について決議がなされましたのは、今度初めてだと私は記憶しております。そういう意味において特に私達は賛意を表したいと思うのであります。  從來から我々共産党は、軍に引揚促進だけではなくして、この引揚者の援護対策について非常に大きな関心を示し、積極的に働いて來ましたのでありますが、併し或る場合には、そういうふうに廣い意味の受入態勢ができていないということを我々が強調すると、あたかも引揚促進を希……

第2回国会 参議院本会議 第42号(1948/05/31、1期、日本共産党)

○中西功君 私も栗山氏に引続きまして、この法案に反対せざるを得ない理由を御説明申上げたいと思います。  政府は如何に協定違反をしておるかという内容につきましては、すでに栗山議員から詳細にここに報告されております。從つて私はその点を成るたけ省略いたしたいと思うのでありますが、ただ一言申しますれば、曾つて四月の暫定予算がここに上程されましたときに、私はやはりここから当時の全官公の爭議に対して、如何に政府が無誠意のことをしておるか、團体交渉権を無理に無視するようなことをして、それが却つて組合側の感情を刺戟し、爭議を不必要に激化さしておるという事情を指摘したと思うのでありますが、その大爭議が漸くにして……

第2回国会 参議院本会議 第46号(1948/06/09、1期、日本共産党)

○中西功君 私は先ず最初、日本國民とそうして諸君の前に、前代未聞の珍文書を紹介する必要があるように思うのであります。それはこの税制演説正誤表であります。この正誤表は、大藏大臣の財政演説のプリントが発表されましてから、数時間して提出されたように記憶しておりますが、この正誤の焦点は、御存じのように二十九頁の外資関係にあります。即ち約四億ドルが削除され、合計六七億が、それが数億に変り、今年七月に始まる予算案に計上された云々というのが削除されておる。恐らく國務大臣の演説において、こうした正誤表が出たのは、正に前代未聞のことだと思うのでありますが、同時に僅かに数時間にして、國務大臣の演説の中心部分がこの……

第2回国会 参議院本会議 第47号(1948/06/10、1期、日本共産党)

○中西功君 私は、日本共産党を代表いたしまして、且つ昨日正式発足いたしました労農連絡会の打合せに基づきまして、昨日に引続き、特に物價改訂を中心にして、我々の所信を披瀝し、政府の見解を伺いたいと思うのであります。最初に、一体物價改訂問題とはどんな問題であるか、我々共産党は、これに対してどう考えておるかということを簡単に結論的に申上げたいと思うのであります。  我々は、今日なぜ物價改訂をせざるを得なかつたということは、昨日も申しましたごとく、政府の経済政策の失敗の結果である、そう思うのであります。更に物價改訂もいろいろの方式がある。今日日本政府が取つておるところの方式は、いわゆる資本家的物價改訂方……

第2回国会 参議院本会議 第58号(1948/07/03、1期、日本共産党)

○中西功君 このたび政府から出されました修正案に対しまして、簡單に質疑を申上げます。今民主自由党の石坂議員からもこの点につきましてはいろいろの質疑が出ましたのでありますが、我々は、政府がこの会期迫つた今日に至つてこの修正案を出さざるを得なかつたということは、これは日本の予算審議上未曾有のことであると共に、これは決して政府が國民の意思に副うた民主主義をやつてるというふうなことでは絶対にない。一つは、今の芦田内閣は與党三派からさえも完全には信頼されていないということを最もよく現わしておると思うのであります。(拍手)更にこれは修正が、恰かも民主主義に副うた、國民の意思に副うようなことを言つております……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、提出されました予算案に反対し、これを返上するための意見を述べたいと思うのであります。(「何でも反対だから樂だ」と呼ぶ者あり)  私達は、生まれてそうして今日まで育つて知つておる範囲内で、このような予算案が提出され、又今日この國会でなされましたような審議がなされたのは初めてであります。(「初めて出たのだろう」と呼ぶ者あり、笑声)私が最初申しましたように、そもそも大藏大臣の演説が前代未聞の正誤表を附けて出されたということ自身が奇怪な事実でありますが、更に会期迫つて與党によつて修正案が作られ、更に衆議院の委員会では否決され、本会議では僅か四十一票で漸く通……

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの法案に反対いたします。  第三國会以來、可分か不可分かということが、こういう問題について非常に問題になりましたが、勿論本質的にこれは不可分であります。併しその不可分であるということは、決して公務員法案と予算案を一緒に出すとか出さないとかいうことでなくて、もつと、はつきり言いますならば、公務員法だけ出して食い逃げ解散をしようという人人は、本案において五千三百円を押し付けようとしておるからであります。そこが可分なのでありまして、公務員法案に絶対反対して、そうして七千三百円を支持するというのが不可分なのであります。これは、ここに出されておる日本國有鉄道……

第4回国会 参議院本会議 第18号(1948/12/21、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表てこの法案に反対するものであります。  今岩開議員が述べられましたごとく、今日の政府職員の窮状は正に言語に絶するもがあるのであります。我我が直接、接しておる面におきましても、殆んど毎日のように、この國会に実に激しい陳情が彼ら自身によつてなされております。給料袋を今日においては一ケ月二つに分けて、而もその中から交通費を引くならば殆んど残つていない、これが今日の政府職員の現状です。どうして彼らたちがこの窮状を打開しておるか。一つは僅かにある超過勤務手当、そうしたものによつて非常に激しい労働強化をやつたり、或いは実際に種々の内職を行つておる。或る場合には実に言うに堪え……

第4回国会 参議院本会議 第19号(1948/12/22、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表しまして、この二法案を返上し、政府に対して組替を要求するものであります。この度出されておる予算案は、これは徹頭徹尾インチキです。(「その通りだ」「失言」「失言じやないよ」と呼ぶ者あり、笑声)この予算の編成を見ても、先程松村議員からはつきり指摘されたことく、財政法第二十四條に完全に違反しておる。それだけではない。この予備費の内訳を今日始めて政府は発表した。我々は最初からこの内訳を要求しておつた。発表します、しますと言つて、発表したのは今日である。而も價格調整費の五十億の内訳に至つてはまだ依然として判明しない。(「よく聽いて置けよ」と呼ぶ者あり)今一松議員が、審議を……

第4回国会 参議院本会議 第20号(1948/12/23、1期、日本共産党)

○中西功君 昨日の私の発言に関して今懲罰動議が出されたようでありますが、皆様も私の速記録を見れば分かりますように、若しこの言葉が悪ければ私は幾らでも取消しますということは二度もここで言つておるのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)このように私が率直に問題を取消しておるのに、尚民自党がこのような問題をここに出すということになりますならば、私はやはりここで私としても一言言わなければならないのであります。ふりかかつた火は我々拂わなければならないのであります。(「恥を知れ」と呼ぶ者あり)海を引いて見ますと、「野郎」という字はどういうふうな言葉に解されておるかと言いますれば、三つの言葉に解されておる。……

第5回国会 参議院本会議 第7号(1949/04/01、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、只今上程されました財政法の一部改正法律案に対して反対の意見を述べんとするものであります。財政法が憲法附属の法律であり、我が國の財政の根本をなす極めて重大な法律であることは、これは申すまでもないのであります。而も今政府はこれを改正するに当つて、この改正は極めて技術的なことであるというふうに説明しておりますが、決してこれはそのような簡單なことではないのであります。我々は今度の改正が、むしろこの財政法の根本を変えてしまう程の重大なものであると思いますが故に、ここにその数点に亘つて、その詳細な意見を述べたいと思うのであります。  九十二議会において、この財……

第5回国会 参議院本会議 第17号(1949/04/20、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしまして、政府提出並びに衆議院送付のこの予算案原案に対しまして全面的に反対するものであります。(拍手)そうして我々はこの根本的な組替を要求するものであります。  この予算案を我々は審議いたしまして、極めて明白になつたことは、單にこの予算案の個々の数字に問題があるのではない。根本は、現在の吉田内閣がやろうとするところのその政策、この全体に問題があるのであります。從つて又そこから、今日多くの委員から指摘されておりますような、この予算の全く矛盾撞着したようなものが出て來るのであります。現在の吉田内閣の政策の根本は何であるか。それは現在輸出振興という名によつて強行さ……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、日本共産党)

○中西功君 私は日本共産党を代表いたしましてこの法案に反対いたします。反対の理由は簡單です。八百三十三億の輸入調整金を削つて、そうして四十八億の逓信の赤字を埋めた方が、うんと國民のためであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)これが私の反対理由です。終ります。(拍手)
【次の発言】 私は日間共産党を代表いたしまして米國対日援助見返会計法案に反対いたします。この見返資金特別会計は、経済九原則、單一爲替の設定と並んで、我が國経済にとつて極めて重大な意義を持つもので、正に日本経済の方向に画期的のエポツクを画するものである。周知のように、この資金は以前は貿易資金特別会計のうちで極めて不明朗に処理されており……

第5回国会 参議院本会議 第24号(1949/05/11、1期、日本共産党)

○中西功君 本員は中國との貿易関係に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は中國との貿易問題に関しまして、首相並びに関係閣僚に緊急質問をいたしたいと思います。  今、中國においては人民解放軍が大なる勝利を成しつつある。近く中國に新らしい政府ができるであろうことは、すでに万人が認めております。私がここで緊急質問をしようというのは、單に近く中國に新らしい政府ができるから、それとの貿易関係を考えねばならないというふうなものではないのであります。今日の中日貿易の我我にとつての緊急性というものは実に切実なものであります。日本政府によつて貿易計画は非常に華やかに大きく立てられております。……

第5回国会 参議院本会議 第26号(1949/05/13、1期、日本共産党)

○中西功君 本員は森下議員の動議に賛成いたします。
【次の発言】 本員は木下議員の動議に賛成いたします。

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの法案に反対であります。  この條文を見ますと、非常に些細なと言いますか、殆んど問題がないごとく見えるのであります。我々も又單に法文だけならば勿論取立てて私がここで反対討論をする必要もない程のものだと思うのでありますが、併し私たちはこの法案の根本的な問題について非常に大きな疑義を持つておるのであります。即ちこれは外國の保險事業者に関する法律でありまして、これは我が國と、そうして諸外國との関係を律する上におきまして、非常に大きな問題を投げかけるのであります。然るに現実に我が國のこの対外関係或いは國際関係がどうなつておるかということを考えて見まするとき、未だ我々自身もこれ……

第5回国会 参議院本会議 第31号(1949/05/22、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党はこの通商産業省非常にむずかしい通商産業省設置法案に対して反対いたします。この舌を噛むような名前の法案に対して反対いたします。(「うまい」と呼ぶ者あり、拍手)この通商産業省設置法案については、すでに前討論者において微に入り細を穿つて、よくそのいけない点が論じ盡されております。私もいろいろ詳しい点については申したいところがありますが、第一に、私は我々がこの通商産業省設置法案に鉄して反対する根本的な建前について、即ち我々共産党としては、一体如何なる行政機構を望んでおるのかということを先ず申上げて、我々の反対の立場というものをはつきりさせたいと思うのであります。  一体行政機構……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、日本共産党)

○中西功君 電氣通信省設置法の一部を改正する法律案、郵政省設置法の一部を改正する法律案並びのこの施行に関する法律案の三法案に対しまして、我我日本共産党は全面的に反対するのであります。  次にこの法案を我々が反対いたしますところの理由を述べたいと思います。特にこの両法案につきましては、すでに第三回の國会においてその設置法が決定されました。併し未だにそれが実施されないでおるとき、再び今回のような改正案が出たわけであります。これは実は國家行政組織法がまだ実施されるに至らないのに今日滅茶苦茶に変更を見つつあるのと非常によく似ておりまして、一度決定されたことが殆んど定まらず、直ちに次ぎ次ぎと変えられて行……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、日本共産党)

○中西功君 傍聽席の方々の方が遥かに眞劍なように見えるこの議場において、私は氣を腐らすことなく、我々日本共産党の、この定員法に対する反対意見をここに述べんとするものであります。この定員法は單なる官吏の首切り法案ではない。これこそ日本民族の運命に関する問題であります。この定員法こそは日本を植民地化し、日本経済を破壊し、日本を退歩させ、労働者農民を塗炭の苦しみに突き落そうとする一切の反動政策を強行しようとするための新らしい官僚機構を作らんとするものであります。(「見解の相違」と呼ぶ者あり)これは未曾有の惡法であり、我が日本共産党は断乎としてこれに反対するものであります。私は先ず政府がこの行政整理を……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、日本共産党)

○中西功君 日本共産党は、この日本銀行法の一部改正案に反対であります。その反対の理由は、すでに労農党並びに社会党の代表によつて述べられたところと基本的に同じであります。この法案の骨子は、すでに説明されましたごとく、政府の金融統制に関する一部の権限を、或る意味では基本的な権限を、日本銀行に設置される政策委員会に移讓するという点にあるのであります。細かいそれに基いたいろいろの点については勿論問題もありましようが、我々はこの度の法案の基本点は以上の点にあると考えます。そこで我々はこの基本点に対して反対なのであります。これを少しく具体的に申上げます。  この度、日本銀行に政策委員会が設立されたというこ……

第5回国会 参議院本会議 第38号(1949/05/30、1期、日本共産党)

○中西功君 草葉議員から提出されました私に関します懲罰動議につきまして、私の一身上の弁明をいたしたいと思います。  私は先ず最初に当時の私の心境について述べます。我々共産党の者は定員法、大学校、食管法、國立病院特別会計法、日銀改正法、鉄道拂下法案等々の提案に対しましては絶対に反対でありまして、これが通過することは日本の経済と國民を塗炭の苦しみの中に陷れるものと確信している。絶対にこれが通過は默許できなかつたのであります。又私は國民の代表の一人として選挙した全國の労働者や、農民や、学生の人々が、毎日のように陳情文や或いは反対決議をいたして詰めかけて來ました。正にこれらの重要法案は、この人人にとつ……


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データ更新日:2022/12/09

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