小杉イ子 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは小杉イ子参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

小杉イ子[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第23号(1947/08/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は非常時、混乱時期において、いつまでも死んだ兒の年を数えるような、又悲憤を思い出すようなことを言う時間は、救急処置を語る時間に当てるとか、又は直接工作に取かかる時間に当てた方がいいと思うて來ました。聴き苦しいかも知れませんが、関東大震災の時には、明日綺麗な着物を送るよりも、着のみ着のままで飛び出した人たちだから、古くともよい、今木綿のねまきを送る方がいいと思つて、家族、看護婦総動員でテント等に包んだ大きい四個を作りまして、そうして金四百五十円は朝日新聞社に託しましたが、衣類は運送上ちと早過ぎたくらいでありました。そのくらいでありました。その流儀で終戰直後、まだ婦人参政権の附與さ……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第10号(1948/02/03、1期、緑風会)

○小杉イ子君 今朝登壇することを知りまして聊か慌てております。  誰もが予想していたインフレーシヨンが廻つて来ました。その対策を申上げる前に、最も初めに私のこの防止思想を申上げますと、私は十七八年前に、日米若し戦わば食糧はどうするか、破壊は早い、建設は長いと申し、この戦わばの声の消え去らんことを希望した者であります。それにその甲斐もなく、イタリー対エチオピヤ式の戦いとなりました。私は最も天皇擁護崇拝者でありながら、断じて國防婦人会にも愛國婦人会に入会いたしませんでした。田舎で竹槍を持つた婦人たちを見て笑いました時、スパイだと申し追出されました。それに某飛行場の約一千名の工員の教育係を寮母を一人……

第2回国会 参議院本会議 第32号(1948/04/14、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は二十五年前に、各党から優秀人格者を選拔した連立内閣を組織することを主張いたしまた。今その連立内閣に向つて、幸い自由討議方ともなりましたので、政府はどうしたら財政豊かになれるか、その歳入歳出、徴税、減税等に関し、小さいことでも紙上を以て各大臣に質問も、要求もいたしたいと思います。  先ず第一に、安本長官の、歳入の確保のためには脱税防止、インフレ利得、ヤミ利得を徹底的に追及し、徴税の徹底を期したい、と申された項につきまして申上げますと、今度の徴税で、不平も聞きましたが、又当然という声も聞きました。某組合は一人前五千円出して減税して貰つた、その方が余程得だと申しております。これらの……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、緑風会)

○小杉イ子君 今回の鉄道運賃値上げは、鉄道財政の均衡を保つためでも、亦赤字克服のためでもなく、従業員の待遇改善でも、汽車線路の修理、修繕でもなく、これは今、潮のように押し掛けて來る、全國の各種事業に当てる予算要求に、政府としては十分とは申されなくても、それにできるだけ振当てたいための苦心の結果であつて、これを財源に当てられたものであることはよく承知いたしております。私は政府予算の一日も早く通過いたさんことを希つておるのでございます。それに私は運賃値上げに遺憾ながら絶対に反対いたさなければなりません。(「うまいぞ」と呼ぶ者あり)理由は実は私は通信料値上げにも反対でありました。がよく考えて見まする……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第23号(1949/05/09、1期、緑風会)

○小杉イ子君 吉田内閣は公約を実行せぬとよく責められましたが、実は私も「私はこうして主食を出す」という公約が三ケ年目の今日までそのままとなつております。それにつき、経済九原則完遂に最も関連する生産減退のストにつき、主食、克己、耐乏につき、私の考え方を申したいと思います。  第二回國会終了間際のことでございますが、議場取巻の数列長蛇のスト行列を三階の委員会室から見ましたとき、今の吉田内閣では到底手は着けられまい、それにしてもマツカーサー氏はこの状態をどう思つて呉れておるのだろうか、したい放題にするがよいと思つておるのかと他人にも語りました。ところが七月二十二日にマツカーサー氏の國家公務員法に関す……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第16号(1950/02/08、1期、緑風会)

○小杉イ子君 緑風会の小杉イ子でございます。  私は前泉山大蔵大臣が無駄をしているところから財源を捻出すると申されたことに対し大いに期待しておりましたが、或る日大臣は桃色の顏で重大事の議場に現われ、苦しそうに頬のあたりを撫で廻し、そうして歳入は増酒によると申されたので驚きました。その数日後、世界的ニユースを出来されました。併しそれはおかしい愛でも恋でもなく、偉大なアルコールの作用によつて倒れ、倒されたのであります。私は大臣が財源捻出と言われたその言葉につけて、税制改革、シヤウプ勧告の第九章のAB、即ち酒税と煙草に関する種々の問題と、歳入、歳出、減税方法につきまして、專門的でも理論的でもない、た……

小杉イ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

小杉イ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/30、1期、緑風会)

○小杉イ子君 昔松浦有志太郎先生は満州に行くと大変結核が多いと言つて帰つて來るが、満州ほど結核にならない空氣の所はないとおつしやつたことがあります。その原因は、満鉄には大変石炭があつて、部室を煖め過ぎるため肺が悪くなる、それほど部室を温くしておるのが結核の原因であるということをおつしやつたことがございますが、田舎では衞生思想がございませんので、よく痰唾を庭に吐きます。するとそれを鶏が好きなものでからつつつきますが、その肉から結核菌が出るかどうか、こういうことも研究の一つじやないかと思います。それからよく附近から法定傳染病が出ますと、蝿を取れというような綺麗なポスターが参りますが、私はこれは防止……

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は第二條の第三と第四と、最後の保健所の機能強化ということの三つを伺いたいと思います。これは質問でなく希望を申上げたいと思います。  飲食店の衞生という所で私が申上げたいのは、外食券で食べておるような人は皆淋しい家庭から來ておる人でございますから、食べ物などに氣をつけなければなりませんが、私が最近見ました例は、十五六日目に初めて米粒を拜んだわけでありますが、今度はちよいちよい拜みます。その中に鼠の糞が二つ入つておりまして、虫が一つ入つておりました。そうして味噌汁の中に大根がそのまま切らないで入つております。それは大きいことはございません小さい大根です。それは余りですから私は神戸に……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/08/07、1期、緑風会)

○小杉イ子君 青少年禁酒法案提出者小杉イ子でございます。  もと、二十五歳禁酒法案として大正十四年に衆議院を通過いたしましてから二十三年目の今日では、反対議員の入替えや、闇取引もしないで審議せねばならんことになつたことは、新憲法のお蔭だと深く感謝いたす次第でございます。  実は、その間、昭和四年に、衆議院の最長年者熊谷五右衞門先生が委員長の際、あちこちの子供や母親たちから酒から起る悲劇を訴えられて泣かれましたとき、どうしてもこの案を通過させなければならんと努力されました結果、委員会を通過いたしましたのであります。そのとき、私共同志は札幌に大会を開きまして、長い行列で先生をお迎えいたして壇上に奉……

第1回国会 厚生委員会 第7号(1947/08/09、1期、緑風会)

○小杉イ子君 死体を四十八時間以上置いて、腐るとか何とかに対して藥を用いておられましようが、若し何年も待たなければならないということがございましたならば、どういう方法で保存して置かれるのでありましようか。余り費用が掛ることは私も好みませんので、高い藥を使うということはどうかと思います。
【次の発言】 私はやはりおさかなの料理と一緒で、余り古くなるから腐るということは、研究上大変御損害である。そういう保存のための費用は國家的な大損害ではないかということで成るべく早く死体を解剖に使われることを希望いたします。
【次の発言】 普通民間から解剖を希望する数は、学術研究のための数はそう沢山はないのでござ……

第1回国会 厚生委員会 第8号(1947/08/19、1期、緑風会)

○小杉イ子君 優生学上で見ますことで、不良少年審判所の調べでは、全部煙草を吸つておる。煙草というものは抵抗力がないから……
【次の発言】 それと劣等兒の母親たちが酒飲みで大変惡いということ、それからどういう方を委員にお選びになるか、これを伺いたいのであります。妊産婦でございましたならば、やはり婦人の人は妊娠からお産をするまでの苦しさもよく知つておるし、兒童の教育にしても、又兒童は三つではこう、七つではこう、九つではこういう心理と動作であるということは、やはり男子よりも女の方がよく知つておるのではなかろうか、こう思いまして、この委員には婦人もお入れになるつもりであるかということを伺いたい。

第1回国会 厚生委員会 第9号(1947/08/20、1期、緑風会)

○小杉イ子君 兒童福祉法案では、少年とは満十八歳に達するまでの者と書いでございますが、第三十三條の第五項の所に満十五歳に満たない兒童に酒席に待する行爲を業務としてさせる行爲はいけないとなつております。ここでは未成年禁酒法案は申しませんけれども十五歳に満たない者でも十六歳に満ちたならばその行爲をさせても宜いかという疑問が起るのでございますがこの点の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 第三十五條に「助産施設は、保健上必要があるにもかかわらず経済的理由により、入院助産を受けることができない妊産婦を入所させて助産を受けることを目的とする施設とする。こう書いてございますが、これは全く病院でなければ……

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/22、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は先日質問いたしましたきりでおりましたのでございますが、第三十三條の第五項でありますが、満十五歳に満たない兒童に酒席に侍する行爲と業務とさせてはならないという点でありますが、この点は未成年者禁酒法があるのでありますから、まだまだこれを記入せんでもよいとこう思うのであります。若し記入するならは満十五歳は削除する方がよい。どうしてもわざわざ兒童のために念のために記入するとするならば、十八歳までと修正しなければいけないということを提唱いたします。修正すべきことは修正するのが委員会で、削除すべきところは檢討して削除するのが委員会でありまして、殊に宮城先生のお説などは、大いに修正の必要が……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこれが改正になりまするならば、技術吏員と兒童委員に対しまして、一言希望を申し上げたいと思います。質問ではありません、昨日宮城委員が申し述べられました絹蒲團を兒童に用いない。固い蒲團を用いるということは、兒童の性問題、早熟する虞れがあるということを言われたものでありますが、こんな心理を掴み得るところの人はただ技術吏員だけでは分らないと思います。大学を出たばかりの人達にも分らない。獨身の男でも分らない。子供を育てたその階段的な心理を掴み得るところの女でなければならない。こういう人を使用して貰いたいことであります。又妊産婦を取扱い、これを愛護するためには看護婦産婆は申すまでもござい……

第1回国会 厚生委員会 第13号(1947/09/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 今結婚の話が出ましたから、ちよつと重複しますが一言申し上げます。どんな血液檢査をいたしても、又どんな健康な体格をもつて結婚いたしましても、結婚後飲酒のために白血球が殺菌作用を失うと性病にかかり易い。私は遊郭にたびたび行つて番台に座つたことがございますが、そのときに來る人は皆一杯機嫌で参りますそうするとそういうときに参つた者はどうしても性病にかかり易い。性病にかかり易いというと、自然と梅毒性の後天的の不良兒ができる精神的に……そういうことを思いますときに、今日の様子を見ますと、厚生省ではどうもこの飲酒という問題に対して非常に冷淡なように考えているのであります。この不良兒のできる根源……

第1回国会 厚生委員会 第14号(1947/09/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 昨日厚生大臣の医師会及び歯科医師会或いは医療團解散に対する御説明を聞きまして、私はこれに全面的の賛成を致す者でございます。医師会の方は余り詳しく存じませんけれども、私は歯科医師会の解散についてどれくらい喜ぶ人が多いかということを存じております。その理由といたしましては、会の権利として共食いになるから何町か離れた所には開業ができないというようなことを、法律でございますか、規定にあるか存じませんけれでも、新らしい人に開業させないことも事実でございます。又こういうことはどこにでもあつたことでございまするが、この医師会の役員だという人たちが配給物を余分に頂いたと本人が言うておりますが、そ……

第1回国会 厚生委員会 第15号(1947/09/19、1期、緑風会)

○小杉イ子君 大阪の弁護士会長をなさつておられました故林龍太郎先生は、時間と金にあり余つて、その時間とすべての本を読むということに決心なさつて、あらゆる本、読まない本はないほど読んだ、そうして最後には社会事業ということに突き当つた、そうしてその社会事業の根源を突き止めた、それは即ち酒害問題である、これを解決するにあらざれば社会事業というものはないということを申されたのであります。そうして、この問題に関して私財を投げ出して大いにこれを研究なされましたが、豈図らんや、社会に行くというと、社会ではこの問題を冷淡に取扱つている、この大きな問題を社会事業家に至つても取扱わないということを非常に嘆かれて亡……

第1回国会 厚生委員会 第17号(1947/09/22、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は第十三條の大臣の説明に対しましては大いに賛成するものでございます。その通りでなければならんと思うのであります。ただ立ち入り檢査をするという点に対する官吏の態度、ここに一つの技巧が要ると思つております。礼儀的に重きを置いて檢査をすればそれでよいと思います。又飢餓を救わんとして檢査する、買收をすることは断じて人権蹂躪ではないと思います。今日までの主食以外のすべての物が闇に流れているということも、余りに人民を丁寧にし過ぎて遠慮し過ぎて、そうして人権尊重、人権尊重と言つたからであると思うのであります。又一つは勇敢で命懸けの政治家が出でないからであると思います。救急をせんがためには、急……

第1回国会 厚生委員会 第18号(1947/09/25、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこの度の救急措置といたしましては、どうしても食糧問題が根本であると思つております。そのために、私が当選いたしました時朝日新聞に参りましたところが、あなたは何故禁酒問題を提げて出なんだ、大変残念に思うと言われましたが、決して私が提げないわけではありません。提げておるのでございます。それがために新内閣が酒と食糧と風紀問題を含む高級料理屋に休業を命じたことは、徳川時代よりの一大英断で、北條時頼の識見に近いもので、大いに政府を親頼するものであるということを申しております。そうして内閣の成立当時、総理大臣はお酒を口に持つていらつしやつたけれども、召し上らなかつた。そうして同窓会でも酒を……

第1回国会 厚生委員会 第22号(1947/10/10、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は先程草葉委員の申されました兒童相談所に委してはどうか、それから助産婦という件につきまして、全然賛成でございます。それからこの二十二條の入院助産を受け得ない者は、助産施設に入所させるということが軽々しく書いてあるところを見ると、やはり私は男子ばかりの頭で書かれたものだと思うのでございます。この点は母子保護という意味合いから、今日社会事業で非常に擁護なさつておることで、大変ないいことと思います。併しここで助産婦に助産をさせるということになれば、先に申上げましたが、婦人科に要する一個の医療機械が不足でも、これはできないことでありますから、病院施設が要るのではないかということを申上げ……

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/11/08、1期、緑風会)

○小杉イ子君 兒童福祉法案に對するその教養法とか又は刑罰方法につきましては申上げたいことは幾らでもございます。けれども今日ではもうすでにその理想案も言い盡されて、又今日も十分申されたと思います。そうしてただ田中先生の先程おつしやつた點を修正してこれを解決するときではないかと私は思うのでございますが、如何でございましようか。
【次の発言】 運営につきまして今日のような本會議のある時には、私共本會議に出席したいと思います。そうして質問が重なつたり、又は政府の説明が二度も三度も聞かなければならんような場合がありましては、誠にどちらにも氣が落著きませんので、どうかしてこれをよく運営して頂くようにして頂……

第1回国会 厚生委員会 第24号(1947/11/11、1期、緑風会)

○小杉イ子君 議事進行上何も申すまいと控えておりましたが、先程牛乳不足対策が論じられました。これに対して非常にいいことを聽いて頂きたいと思うのでございます。私も牛乳と摺粉で子供を大変いい成績で育てたものでございますが、体質によりまして乳の出る人がございますが、その人が出なくなることがございます。その出る方法でございます。これも大きな問題であろうと思います。それは乳母の食べ物、お米が不足があるためにお乳が出なくなつた、何とかして出して貰いたいとせがまれたことがよくございますが、それはお米をよく食べること、御飯を沢山食べます。普通で出しつけておる人で五、六合、七合八合も食べます。そのお米を食べたら……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、緑風会)

○小杉イ子君 小川委員の申訳は誠に貧弱であると思います。小川委員は牛乳不足のためにこれを否決するというようにおつしやいますが、牛乳のことについては幾度おつしやつたか、政府は幾度御説明なされたか、それが出る方法、出す方法、作る方法を構ずることが考えられなければならん、そのためにどれくらい議事進行が不進行であつたかということを思つて頂かなければならん、三遍も四遍も同じことを言う必要はないと思します。このことは一つ不足を申上げて置きます。

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/11/20、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私も傷病兵の恩給改正となることになりましたならば、草葉委員と同じ要求を申上げたいと思つておりました。私は傷病兵に対する恩給が、元の給與によつて決められるということは、誠にこれは当を得ないものであると思います。本当に千田委員のおつしやる通り大將であろうがなんであろうが、その傷病、その怪我の程度によつて決めるべきではないかと思つております。本当に目を失つた人は勿論でありますが、片手どころか両方の手を失つた人もございます。そうして両足を失つた人も生きております。片足の人もおります。先達つてもこういう人たちが見えまして、四十何円とか、五十円とか貰つておる。そうして子供が五、六人もいると申……

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、緑風会)

○小杉イ子君 酒は薬局では毒物の部になつていますが、ここでは量の多少で毒物に入れませんか。
【次の発言】 今まで見ておりますと、よく赤ん坊が台所でお酒を飲んで死んだという話をちょいちょい聞いておりますので、お尋したのでございます。
【次の発言】 皮膚変更の点でありますが、ニコチンは色を黒くし、避妊法にさえなると言われます。又蛇は小さいものですと煙を吹きかけただけで死にます。それでこれは量を明かにしなければならないと思うのであります。  それから染色、髪染粉を呑むと死ぬと申しますが、私はまだ死んだのを見たことはございません。若し死ぬとすれば毒藥外に入らないと思います。  それから飲酒喫煙で食慾を……

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は盲唖学校を視察いたしましてから考え出したのでございますが、私は整骨施術者で、目明きや片輪でそういうことをやつておる者を沢山知つておる。それで如何に触覚の強い盲人でありましても、骨折、脱臼だけの患者ばかりを扱うことはなかろうと思います。その点におきまして盲人でないことを希望しております。それからあん摩、はり、きゆう営業者として、今度公認の学校、養成所を卒業した者に、都道府縣知事が資格を與えることになることは、時代の然らしむることと思います。私がここで痛切に感じますことは、これに対して政府の規定よりも……規則は別といたしまして、学校長、養成所の校長なり職員がこれならば確実に資格が……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/02/24、1期、緑風会)

○小杉イ子君 引揚援護が終了になりました後の檢疫所の費用は、今までの援護所の費用を充てると申されましたが、それで足るのでございましようか。足らんのでございましようか。きつちり合つておるのでございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第4号(1948/05/19、1期、緑風会)

○小杉イ子君 井上委員も、先程から感想を申出られたい御希望でありますが、私もああいう長いことを申上げましたが、一言感想希望を申述べたいと思います。申込んで置きますから、この次にどうぞ発言する機会を與えて欲しいと思います。

第2回国会 厚生委員会 第5号(1948/05/25、1期、緑風会)

○小杉イ子君 母子寮についての感想です。
【次の発言】 私は主に母子寮の視察感想を申上げたいと思います。母子寮では世間の信用がないので仕事もさせて貰えんと申して、ミシンを二十一臺……。
【次の発言】 これは議員として、政府としてしなければならんことを申上げたいのですけれども……。
【次の発言】 如何でございますか。
【次の発言】 私は一言言わして頂きたいのですが、まだ後に機會がございますか。三分間以上は決して言いませんから、二分間ぐらいで……。
【次の発言】 二十一臺遊ばせておると申しました。今日それを貸したなら多額の貸賃が取れるものと思いました。そうして經營困難をかこつておりました。某縣では……

第2回国会 厚生委員会 第6号(1948/05/27、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつとお伺いいたします。どんな豪壯な墓地所有者でも地面を余り廣く所有しておりませんようでございますが、一つについて幾坪の制限でございましようか、これをお伺いしたい。  次に私は墓は余り重きをおきませんでしたが、民主主義の思想に合わんかも知れませんが、墓場は豊かにしておきたいという希望を持つております。区画整理のときには必ず問題とされるであろうと思いますことは、今後百年、二百年経過するに從つて、今日見る墓地は田畑、住宅に追われること確実と思いますが、この意味において墓の制限がいる。私の主義主張は、今日では墓石一本だけを立て、先祖代々その墓として遺骨一センチぐらいのものを記念する意……

第2回国会 厚生委員会 第7号(1948/05/29、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は死んだら解剖をして貰おうと公言しておりますが、お墓にしないで自分の屋敷がございませんけれども、屋敷のようなところへ一つの棒みたいなものを立てて置くだけにしたいと思いますが、これはやはり違反となりますか、自由でございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第8号(1948/05/31、1期、緑風会)

○小杉イ子君 いろいろ研究いたしますとむずかしくなりますが、これは最初寄港したところで埋葬届ができるといたしましても、例えばコレラとか疫痢のような急死亡者を次々と出したような場合には、例えば衞生課か或いはその係の人がこれを取扱うとしましても、長い航路の間に大変に船員の手不足を來すと思いまして、そうしてその船の進航を妨げることになりますが、こういうことに対して何か邪險なようでもあり、要らんことのようでございますが、水葬とでも申すような何かの方法或いは設備はできないものでございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、緑風会)

○小杉イ子君 毎度見ることでございますが、その時も政府の係員が時も待たず押掛け、突掛け發言中に、委員長に申されまして、委員長としては止むを得ずされたことであつたと私は思います。併し提案者に取つて、説明中にこういうことになるということは、實に残念この上ないことでございます。併し藤森先生はその時に三囘自分の説明はあとでよろしいと仰つしやつた、それで私は何の不滿もなくお讓りなさつたものと、こう思つておりました。それがあとからこうして沸騰するということは意外に考えまするから、成るべくよろしく御了承願いたいと私はこう思つております。
【次の発言】 これは兒童福祉法を守らんと申しましようか、十八歳を過ぎ、……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/12、1期、緑風会)

○小杉イ子君 今のバンパン・ガールの性病は、如何にも歸國軍人によつて傳染されたようにいわれておりますが、軍人は全治するまで歸國を許されないというようなことが行われておるようでありますが、今もそれが行われておるのですか。又今も引揚者の性病が大變多い、うつかり結婚はならんということを聞いておりますが、これに對して入港の際の診斷書の中に性病の方の統計は出ておるのでございましようか、如何でございましようか。  それから私は豫防策として、いろいろ考えまして、性病の映畫が今日できておりますが、あの映畫を新聞社のようなところの二階とか三階などでやらないで私は有樂町のような人通りの多い見易い所で樂に入つて見ら……

第2回国会 厚生委員会 第12号(1948/06/16、1期、緑風会)

○小杉イ子君 性病の根治ができるまでは、それに対する費用もなかなか大した費用であろうと思います。この案は、性病に罹かつてから、第三條のお終いの方に、「性病にかかつたときは、速やかに医師の治療を受けなければならない。」と書いてありますが、性病に罹かつてからの防除法だけに全力が挙げられていると思います。今まで産見制限法まで提案されたこともありましようが、私は良いものの性は勿論奨励する者でありますが、梅毒などは、第一期、第二期などに最も傳染それますので、すでに罹かつた者に対しては、産兒制限と申しましても、器具などを使用して制限することは、最も不可能なことと私は思つております。それでその性病の種類によ……

第2回国会 厚生委員会 第14号(1948/06/22、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第十三條の四号と、それから三項のところでございますが、強姦によつて妊娠した場合とございます。これは公にできないことで、本当に強姦されたものかどうかということは知ることができませんし、嘘も言えます。又第三の所には「第一項の同意は、配偶者が知れないとき」、これも私生兒を意味するものと思いますがこういう者に対して易々と手術をするということになると、大変な風紀問題を起すということになりますが、この辺はどんなものでございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第16号(1948/06/25、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第二十五條の「麻藥製造業者は、各業務所につき翌月十日までに左に掲げる事項を厚生大臣に報告しなければならない。」、この項に対しましては、私は非常な不安を感ずるものでございます。その一、二、三、四、五項の品名及び数量並びに容器の讓渡の時期、これを本当に正直に報告するか、せんかということに、もう少し何か力をお入れなさつては如何かと、こう思います。夜中によく出て行く婦人がございまして、何処に行くのかと尾いて行きましたところが、毎晩阿片吸入に行く、こういうことがございましたり、又麻藥を密賣しておる者も現にございます。こういうことがありますというと、賣つたものと又残つたものとの報告が、本当は……

第2回国会 厚生委員会 第17号(1948/06/26、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は外の方の面から申します。医は仁術と昔から今に至るまで言われておりますが……
【次の発言】 原案に賛成する者でございます。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第二條の第二項でございますが「調劑及び交付に関する実務を行う者であつて、厚生大臣の免許を受けたものをいう。」こう書いてございます。そうして藥劑師の學説試驗を受けんとする者は十四條の第一に、「大學において、藥學の正規の課程を修めて卒業した者」、こう書いてございますがそれから一つ飛びまして、草葉委員と重復いたすかも知れませんが、私共は醫者が処方するというこんな結構なことはないと思いますが、醫者が自分みずから調劑をするということではなくて、処方せんを出したり、人にさせたりするということは、ここで資格があるということを厚生大臣はこれを認めておるのでありましようか。これが藥劑師の免許がある……

第2回国会 厚生委員会 第23号(1948/07/03、1期、緑風会)

○小杉イ子君 本案に賛成いたしますが、收容者の職業についても特段の考慮を拂つて欲しいと思います。
【次の発言】 本案に賛成いたします。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 厚生委員会 第5号(1948/11/25、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は大臣を引受けられたばかりの現厚生大臣を責めたいとは決して思いません。併しながら小さいことであるのでございますが、注射液の許可を受けたいと思つて厚生省に幾度か、いくら御馳走をしても許可がございません不幸な者もございます。又小さいことではございますが、あのマッチなどは、厚生省はどうして國民のために許可したか。これは良い物として許可したものであるか。それとも替玉で許可したものであるか。それとも何かの事情で許可したものであるか。例えば五円のものを十円にも二十円にもつくようにマッチを配給していることは、一度責めたいと思つておりました。これは今までの厚生省が不注意であつたこと証明するもの……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/11、1期、緑風会)

○小杉イ子君 井上委員の今お尋ねしたことと同じことでございますが、私申添えたいと思います。  第五條の第四号でありますが、この中に医師も歯科医師も、藥剤師もその通りございますが、この社会保險は、「B」篇でなく、「イ」篇の健、社会保健という意味から、私はどうしてもこれには産婆、看護婦という者が、この椅子は多くなるかも知れませんが、記入して頂きたい、こう思つております。最もこれが必要で、これが根本でないかと私は思つております。併しながらここにこう書いてあることは、やはりこれは一つの差別待遇でありまして、昔からあの金持の奥樣は元は看護婦でなかつたか、あの人は元産婆でなかつたかという蔑視的の観念があつ……

第4回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1949/02/07、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第三号の三ページの二でございますが、ニユージーランドは貧富の階級的懸隔がない、いわゆる貧民窟層がない、そうして乳兒の死亡率は低いことは世界一である。こういうような國では入院費の三分の二は國庫負担となつていますが、こうしないでできることはないでしようか、やはりしなければいかんのでしようか。
【次の発言】 今は全額負担しているのですか。
【次の発言】 第三章の「保險給付の種類」というところでございますが、ソ連ではこういうものを拵えて保險金を支拂うという條項がありますが、実際これをやつておるのでしようか。やつて來たのでございましようか。よく聞きますと、大分教育などは行き届いていないと伺……

第4回国会 厚生委員会 第3号(1948/12/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこういう場合があると思いますのです。派遣看護婦会というものがございまして、よく結核療養所の派遣をいたします。そうすると看護婦を非常に病院で要望される場合がございます。それが選拔されて、引拔かれることがございます。そういう方法もございますのですから、それなども、まあ看護婦会は大目に見て、病院に要望されるがままにやるということはいいことであると、こう思つております。
【次の発言】 ちよつと政府にお伺いしますが、結核療養所あたりでは主に看護婦を御使用になつておるのでございましようか、保健婦を御使用なさつておるのでございましようか。先頃から聞きますと、看護婦の手当は大変惡いように聞い……

第4回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1949/02/09、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつとお願いいたします。諸國の報告はそれぞれ信ぜられますが、ソ連の社会保障制度には幾多の疑問がございましたので、一昨日いろいろと質問したのでございます。  それからもう一つ伺いたいのは、ニユージーランドの項であると思いますが、十六歳の者が社会保障に対する税金を納るめことになると伺いましたが、この期間は大低普通教育期間でありますが、この納入する金額は親が代つて納めるのか、それとも通学して試驗、宿題で追われておるこの年齢者が何か内職でもできて納め得られるのか、どういうふうになつておるのでございまするか。
【次の発言】 若しその子の資産があるとすれば、それから出してやるということは、……

第4回国会 厚生委員会 第4号(1948/12/20、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこの事件の根源はただ一注射によつたものであるとこう考えます。それにつきましては、注射液として厚生省が檢査して、その使用方法を許可した藥と判断しなければなりませんときに、その責任は製業者にも責任はございましようが、これらを檢査許可したところの厚生省当局には最も責任があると私は思うのであります。若しも責を受ける場合、厚生省はどのような取扱いを受けるのでございましようか、これを伺いたいと思います。現今でもいろいろインチキの避姙藥などが許可されているようでございますが、どうも当局の責任の点を私は思わんわけには行きません。
【次の発言】 御説明は分りましたが、一方製藥の方はその藥を以て……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 厚生委員会 第閉会後2号(1949/07/25、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつと二つだけお尋ねいたします。失業対策につきまして輸出産業の点でございますが、これも今のところでは輸出不合格品が余りにも多く帰つて参りますところでございます。これはその筋の專門家がよく審査したものを輸出させるものと思うが、こういうことになるとこの振興を増すことになりませんので、さような憂目になる前に取調べられないものか、これらは失業者を出すばかりになるのであります。この大問題に対する御返事を私頂きたいのであります。二番目は愛知縣の半田の用水期成会のこれは至れり盡せりの失業救済対策の保護制度と申さなければならん、それは用水、畜産、漁業、農業などの有らゆる事業に及んでおります。政……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1949/07/26、1期、緑風会)

○小杉イ子君 宮崎縣、鹿兒島縣は両方共私の生れ故郷でありますが、あそこらの今の報告通りの所でございます。そうして今度は丁度七日の日まで天皇陛下のお見送りをいたしまして、七日から降り続けて四十日程降りました。そういうひどい雨があつたから城山が崩れたのだろうと思つております。ところがあの辺の家は非常に貧弱な所でございまして、皆つつぱりをしております。雨よりも風がこわいのでございます。これからでもたびたび家は倒懷することが多いだろうと思います。ところがあちらの人は大変燒酎を飲むためにつつぱりの柱も買わない。それであの辺を教育して、家なんかも柱の大きなものを建てるようにいろいろな対策をしないと、始終援……

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/06、1期、緑風会)

○小杉イ子君 戰災者、引揚者、未亡人援助につきましては、私も非常に痛感しておつた者の一人でございまして、この案の出る日を待つておつたのでございます。併しながら私は政府としてこの援助に対して無條件であつてはならないということを考えております。この援助については嚴密に調べた上でなければならんと思います。ちよつとその調べでございますが、三万五千人ぐらいの母子のことでありますが、ここで七百人程援助を受けております。この援助を受けている者の中には、病人の者もあり、或いは又病人でない者もあります。いつまでも子供は小さくございません。先日某引揚者の座談会で火鉢を囲んで七、八人の人が煙草を喫つておつた。これは……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後4号(1949/08/20、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこの質問も枠から離れておるのでございますけれども、それでも社会制度と又労働賃金などとは根本的に関係がある酒とたばこのことについて大臣に伺いたいと思うのでございます。  私は労働賃金の最高最低によつてその人の生活安定、不安定、幸不幸は限定できない、こう思つております。一例を申上げますが、或る藥屋に相当の賃金で働いておりました青年は幼年学校に入学できた程の優秀でありましたが、酒も大好きでたばこは蚊帳の中でも吸いつづけて、はらはらさせられる程でありました。私はこの労働者を見ましてこれ程の金がどこから出るか、月給から出るかと思つておりましたところが、果してそれは丁度不良ジフテリヤ注射……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/12、1期、緑風会)

○小杉イ子君 これはどうして使いますか。
【次の発言】 塗つて嵌るのですか。
【次の発言】 只今一番安全とおつしやつたのはどれでございますか。
【次の発言】 私三つお伺いしたいことがございます。睾丸炎を患つた人、子宮内膜炎疾患中の人は確かに妊娠しませんか、しますかということ。それから二は、殊に切賣りで頻繁に接容しておつた昔の例えば娼妓でございます。これらが比較的受胎しませんが、それから廃めてからも余りしておりませんが、こういう理由はどういう理由でございましようか。それから第三番目には品行の良い人が惡い人より子供が沢山できるようでございますが、これはどういうわけがあるのでございましようか。どうで……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後7号(1949/10/24、1期、緑風会)

○小杉イ子君 共同募金について感想と、それから実行法について一言言わせて頂きます。
【次の発言】 いろいろお話が出たようですから……。
【次の発言】 けれども共同募金を沢山言つていらつしやいますが。
【次の発言】 その方法について……。
【次の発言】 その処置について言います。只今これに関しまして社会事業小委員会が詳細に御審査に相成つたことを承わりまして、誠に嬉しく思います。草葉委員、山下委員が申されたように、これに当る人物のことでありまして、実は先日或る新聞で前の共同募金の幾万円でしたか横領した者があり、それを明らかにせんといけないという記事を書いておりました。成る程これからは全国民が安心し……

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、1期、緑風会)

○小杉イ子君 厚生委員会といたしましては、もつともつと援助しなければならん、こう考えておりますところに、割合にどうにかやつて行けるというお話を伺つて、案外であつたかと私は思つております。皆さんの御意思の大変心強いことであつたと考えております。併しまだまだ世の中には無知な者が沢山未亡人でもございますから、これに対する施設は大いに必要であるということを感じますが、政府がこの事業の援助をそうたやすくできるかどうか。今日までも政府としては約束してもできないで、どこへ行つても大変お叱りを受ける、何もするするといつて、できないじやないかというお叱りを受けておりますなら、余程愼重の態度でこれをやらなければな……

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 社会事業の根拠は今までなら戰争などが大きな理由でございましたが、今後は千種万様の天災によつてが一つと、又経済問題との二つであると私は思つておりますが、天災は不可抗力でありますが、そこに不可抗力でなく、大きい経済問題が根源をなしておると思いますが、それは今日、そういう因子によつて妻子が困るとか、予定以外の不景氣のために家庭が困つておるところが多いのでございますが、この点は現在問題に入つておるのでございましようか。入つていないのでございましようか。お伺いいたします。

第5回国会 厚生委員会 第11号(1949/04/19、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私もいろいろ伺いたいことがございますけれども、時間がございませんので、ただ戰争未亡人のことについてお伺いいたします。戰争未亡人は今まを威張つておつたので、思い知つたかと言わんばかりに役場あたりでは至極冷淡であります。戰争未亡人は今は唾さえかける人がないという程、冷遇されておるということを聞いて、私はここでも二度程話をしております。引揚者に対するすべての條件は努力によつてするすると要望が議会を通つて割合に進んでおるのに、戰争に行つたものでもない軍人未亡人までが冷淡にされておることは、私に取つては非常に不幸でございます。私は傷痍軍人に対してもどういう補助をしておるかと申しましたところ……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/21、1期、緑風会)

○小杉イ子君 そういうふうの施設に対しまして、一向婦人が入りにくいということはこういうわけでございますか、私は自分も入れとおつしやつても入りませんけれども、婦人をお入れにならないということはどういう理由ですか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 私はそういう婦人に対して、性問題に対しては、特に女が男よりか知る所が多いと思います。どうしてもこれは私は反対でございます。
【次の発言】 私は全然そういうものには入らんことにしております。外に委員がいらつしやるようでありますが婦人の、そのために私は申すのであります。
【次の発言】 それなら結構です。

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/22、1期、緑風会)

○小杉イ子君 関連して、これは要求ではございませんけれども、政府が約束したその支拂をせんということも大変なことであると思います。で私は、これは前政府が約束したのであるから、現政府を責めてはならないと思いますけれども、ここにこういうのがございます。保險医の報酬を支拂つて貰いたいというのです。「政府はよろしく全力を盡し診療報酬支拂の正常化に邁進し以て保險医の生活の安定を図り社会保險制度の発達に努力すべきである。」こういうのでありますが、要求に対しても支拂つて貰わなければならないでしようけれども、せめてこの約束だけでも守つて頂かなければならないと私は思うのでございます。これは約束を守つて頂けないもの……

第5回国会 厚生委員会 第16号(1949/04/26、1期、緑風会)

○小杉イ子君 十二日の委員会で、私は保險医に対する手術科、診察料の支拂が遅れておると、こう申しましたところが、それは保險事業に対する大変発達を妨げるから、早く拂つて頂きたいと申しましたら、大蔵省の係の方は、今後はそういうことがないように支拂をするとおつしやいました。その後神戸に帰りましてそのことを聽いてみましたところが、先程中平委員の御質問の中にも入つておつたと思いますが、保險料をその会社が集めて、それを融通することがある。それがために自然と治療代が遅れるのであるということを聽いたのでございますが、そういうことはございますか。
【次の発言】 私はこの案に全面的に賛成する者でございます。その理由……

第5回国会 厚生委員会 第19号(1949/05/07、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は第七條の一、二を予算面からお伺いしたいと思います。三十日以後を経過したものは解剖ができますかどうか。それから夏などでございますと防腐剤をお使いになるでしようが、大したこれは金額だろうと思います。  それからもう一つ、或る村に行倒れがありますと、村長は村の掲示板に掲示いたします。併しの本人の家が遠くて分らなかつたら、その他に新聞、ラジオでも今ならお知らせになるでしようが、こういう費用は樂に政府から出るものでございましようか、私は大したこれは金額になりはせんかと、こういうことを思うのですが……

第5回国会 厚生委員会 第21号(1949/05/10、1期、緑風会)

○小杉イ子君 報告を聞いておりますと、何一つ希望するにも予算にかからんことにはできないので、できるかどうかということが先が分らんのでございますが、未亡人だけには十分保護権を與えて貰いたいということを私は希望するのでございますが、ところがこの頃生活保護を受けておる人に対し、今塚本先生のおつしやつた通り、調べの不行届きから、一向その受けておる人が努力心、奮発心がないという声が高いのであります。これについては、大いに調査をして頂かなければならんことであります。私は未亡人、特に戰爭未亡人の援護を主張した者でありますが、援護法といたしまして、只今母子寮におる人は、いろいろな手仕事ならば母子同居でできるの……

第5回国会 厚生委員会 第23号(1949/05/14、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は伺つても伺つても、滅多に質問はできませんが、今日は一つだけ質問さして頂きます。質問は後戻りすると思いますが、いかがわしい出版物、映画などについては勧告をすると申しましたが、勧告ぐらいで徹底いたしますかどうか、今まで幾多の諸法令が一向成績が挙がらんということは、法律ができれば利己主義者がその利己主義を発揮してそれを逃れることを研究するようになるので、この勧告をもつと強い意味に現わされることはできませんでしようが、どうでしようか。

第5回国会 厚生委員会 第24号(1949/05/17、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつとあと戻りですけれども質問をさして頂きます。私はこの兒童福祉法案が出ましたときに、一番目についたことは、先程姫井委員がおつしやつた兒童福祉司という文句であります、これはそのとき申しましたことは、神主さんのような氣がする、又ものを司るというようないかめしい氣分がするから、これは廃止して貰いたいというようにそのときにお願いしたのでございます。これは何故かと申しますと、兒童とか又は妊産婦を取扱うところの仕事に対してそういういかめしい名前はいけないということを私は言つたのでございます。それからその福祉司に対して官吏又は吏員、技術者、学識者、こういうようないかめしい人がなつているので……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 厚生委員会 第2号(1949/10/27、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は看護婦ということにつきまして、政府の今の御意見に賛成するものでございます。看護婦の中でもこれは看護婦に入りませんが、附添とか保健婦なども世話をやつております。併しこの大学教育にするということは全く冗員に近くなつて来るに違いないと思います。一方附添を使う、病人を看護させるということになりますと、こういう段階があつて最高まで行かない方がいいと思います。それはなぜかと申しますと、大学を出た看護婦ということになりますと、例えば婦人病なんかになりますと余り格式はないと申しましても、そういう格式の方は病人のおしもの用事をしましたときなどは、看護婦や保健婦あたりの方が気が楽で非常に病人が助……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつと伺います。これは中平先生にも伺うことですが、先にこういう題が出ましたとき、夫婦を同室に置くということを許すことはいいというお説がございましたが、今でもやはりそれは実行されておるのでございますか、隔離されておるのでございますか。
【次の発言】 私は結婚問題が起りましたときには、らい病質でないかということをいろいろ吟味いたしまして、今は伝染する病気であるということを聞きますけれども、そのらい病が何年かの後のひよつこりと出るということがございましたりいたします関係から、そういうことを思いますというと、遺伝であるということを思うときに、こういう夫婦生活を避けるということは絶対反対……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 厚生委員会 第2号(1949/12/19、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は今度の募金方法につきまして、先きに不正事件があつたことなどは明らかにして置かなければいけないということを主張いたしましたところが、そういうことはない、自分の知る限りそうい方ことはないと申しておりましたが、ありましたと私は申して置いたのでありますが、それが又再びこういうことがあつたことは誠に遺憾に堪えません。ところが社会事業家に対しまして、監督せよ、警戒心を起せよということは間違いであると思います。何故かと声しますと、社会事業そのものに携わるということがすでに人格者と見られるのであります。そうして又小僧とか子供ではあるまいし、これなどは私はする必要はないと思つております。ただ何……

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/01/31、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第一回のとき、又昨年も医薬分業の論が出ましたときに、私は同じことを三遍申しますが、私はそれ程にむずかしいことではないと思つております。米国が行なつておることをすべて真似しなければならないということはございませんけれども、私はこれは遠からず分業とされなければならんものと信じております。そこで又医師が調剤してはならんということもなかろうと思います。それには薬剤師という資格を取ればよいじやないか。こういうのでございますけれども折角の専門の薬剤師となつたものをこれを重要視しないというようなことは折角の職業に対して大変よくないことである。それはやはり政府はこれは分業として明らかにさせるべく……

第7回国会 厚生委員会 第6号(1950/02/01、1期、緑風会)

○小杉イ子君 ちよつと伺いますが、これはすべて消費経費でございますが、病院の中の患者でも、又身体障害者の中にも、機械生産によつて幾らか予算を減ずる所得がある筈でございますが、これは予算の中に加算されてございますか。又はどこかで差引いてございますのでしようか。
【次の発言】 ちよつと伺います。七・五坪住宅は幾人と定められておるのでございましようか。又独り者であつた場合はどういう組合せをおとりになるのでありますか。
【次の発言】 この頃の引揚者の場合は、金品の額は如何程のものを持つて帰られますか。やはり昔と一緒でございますか。

第7回国会 厚生委員会 第11号(1950/02/10、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私の質問は三項目で七、八分でありますが、先ず不良青少年と酒、たばこに関して少年局長と社会局長の御意見を伺いたいのであります。  今全国的に行われておりますところの少年不良化防止策として各省、各庁、市町村並びに有識者によつて防止行事は巡回相談、不良兒等発見、兒童生徒の自伝組織の結成、俗惡書の駆逐その他でいずれもよい防止策でありますが、併し私はこれにはただの防止策だけでは六億円の予算を食う割に効果挙げ得ないと思います。なぜなら統計に示す通り不良は飲酒家、犯罪者に生れた因果の子が主で、時には孤兒もおりますが、それ以外は始めから不良に生れたのではございません。それは食糧の不足や、文房具等……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/02/14、1期、緑風会)

○小杉イ子君 伺います。健康保險医の歯科医師の万でございますが、某県におきましては税金が大変收入よりか高いので、そうしてその税金を負けて貰うためにその会において税金を安くして呉れる税吏に対して報酬をやらなければならんと言つてそれを徴收しておるのでございますが、そうしてその会長になる者は最も税金が安いということで、それを実際調べておりませんけれども、それが若し本当でございまならば、保險局の方で何とか取締る方法がございますでしようか。ちよつと関係がありますから伺いますが……。
【次の発言】 「まだ調べておりませんけれども、」そう私は申すつもりでしたが、申したかどうか知りませんけれども、ただ噂に聞い……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/01、1期、緑風会)

○小杉イ子君 この頃すでに各党におきまして、医師会と薬剤師会から詳しい説明をして貰つておられると私は思います。いずれも伺えば御尤もな点が沢山ございます。それで私がこの説明を、どうして担当者の委員会の方々にもう一層力強く説明なさらないかと、こう申しておりましたので、幸いに石原委員のお説の通り、一度これに対する熱心な研究をなさつて頂きたい、こう思つております。

第7回国会 厚生委員会 第23号(1950/03/30、1期、緑風会)

○小杉イ子君 この問題につきましては、二日ばかり熟読する期間もございましたし、又多数によつて審議もされたのでございますから、この度は早速採否の決を取つて頂きたいと思います。

第7回国会 厚生委員会 第27号(1950/04/11、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は教授と同じ意見のところは、第二十一條の二項でございますが、「社会福祉主事は、事務吏員をもつて充て、政令の定める資格を有する者の中から任用しなければならない。」と、こういうところは、私はその事業をなさる方なら、大抵生活に困らない人でありますから、又そういう人でなけれぎならんということをかねてから主張しておる点で、先生と同じ意味合を持つておるのでございますが、これがこのまま通るということは、これまでの民生委員の働きを全くなくする意味を含んでおると思います。その理由は、生活保護を受けるということは、余り手柄ではございません。それで自尊心のある人は、人に知られたくない。殊に近所あたり……

第7回国会 厚生委員会 第29号(1950/04/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は第七條のところを少し説明をして頂きたいと思います。
【次の発言】 私もこの説明によりましてよく分かりました。そうしてこの法律案のように書いてある通り私も了承しておるのですけれども、どうも世間の人が第七條を非常に問題にするものですから、それでお伺いしたわけでございます。
【次の発言】 私は公聴会で申しましたことを再びここで申上げまして、これははつきりしたいことでございます。それは第二十一條の二項でございます。これは私ははつきり申すと、削除して頂きたい程に感ずるのでございます。理由は後で申しますが、それから石原委員の申されたように、「協力する者とする。」これも削除か訂正かして頂か……

第7回国会 厚生委員会 第36号(1950/05/01、1期、緑風会)

○小杉イ子君 第一條にこれは公衆衛生目的のことを書いてございますが、これはドライ・クリーニングは揮発油で洗いますけれども、その他の洗濯ということになりますと、敷布のような、例えば肺結核もございますが、外の伝染病の汚れた敷布等を持つて来た場合には、普通の湯で洗いますから黴菌は死ぬと思いますが、又外のものはアイロンをかけましたならば必ずそういう黴菌が、伝染病菌が死ぬが、どこの隅に黴菌がいるやら分らない。又私は気にする方でございますから、そういうことを考えますが、又若しそういう伝染病者の品物と、いいものと混ぜた場合、それからそれを持つている事業者が結核、又は法定伝染、皮膚病菌を持つている場合は、これ……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1950/02/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 只今証人が朝鮮人である場合には外に変えるということでございましたが、私は朝鮮人であるが故に一層よく調べた方がいいことではないか、必要ではないかと思いますが……。
【次の発言】 私はここに家を空け渡すとか或いは痴情という問題が出ておりますが、こういうことも非常に調べて頂かなければならん。農地の問題だけではない、痴情というものは本当に命懸けのことになることもありますから、これなども問題の中の重きをなしておると考えます。
【次の発言】 私は今お話がありましたように、本当に農地委員の暴挙と思つてやつたことのように思いますが、これについてちよつと横道に入りますが、本当に年寄は食う物も食わな……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第15号(1950/03/16、1期、緑風会)

○小杉イ子君 これも徳田書記長に対しては愚劣なお尋ねかもしれませんけれども、先程委員長のお尋ねになりましたところの演説の記録があるとすれば、今日の問題となつておるところの、反動分子は還さんようにするようにと言われたというその言葉と、九分九厘までが同意味に思われませんですか。又普通の人は常識的にこれをさように思うではなかろうかとは思われませんでしようか。
【次の発言】 私も同じ意見でございますが、中野委員の御主張通り、その手続方法は別といたしまして、喚問なさることを希望いたします。
【次の発言】 中野委員の御申出の共産党の方の証人の喚問はどうなるのでございますか。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1950/03/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私はこれを決定するのにそう時間はかからぬと思います。私は今読まれたように、惡例を残すことは、又一つは習慣を付けることは、又運営進捗を妨げることは、議会は無論のことでありますが、これが延いては諸問題を遅延さすということになります。このことが延いては国家の負担ともなり、又国民の増税にもなることになります。又わざわざ衆議院議員が参議院にまで來て妨害したということは、二重の妨害であります。又議員でも傍聽者として発言不可能であるということは知つておるのが議員でなければなりません。この点においても、これにはこれ相当の処置をとられんことを私は提案いたします。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1950/03/22、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私二つ程伺います……。
【次の発言】 私は土岐証人に一つお伺いしたいと思いますことは、一つの会でさえもなかなかやり遂げなれないものでありますのに、土岐証人におきましてはこの名前はむずかくて長いから申しませんが、労働、勤労、引揚、その三つの会をお開きなさつて、そうして命令なさつてこれを整理なさつたということはなかなかおつしやつた通りであるならば、我々はこれは非常に感謝しなければならん。日本として感謝しなければならん。こう思うのでございます。  質したいのは、一人でなさるわけじやないと思う。その人員とか、人件費、食糧、救われた人達に與えられたところの額、それが正確であるか、土岐証人の……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号(1950/03/24、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は委員長に伺いたいと思います。今までの証人は学歴を申されましたが、小島証人の学歴もお伺いできないものでしようか。
【次の発言】 小島証人に伺いますが、その初め二人突然訪れた。その二人の人は自分がアカハタの記者であるとか、又はこういう職名の者であるとかいうことを言わないで、突然話し掛けたのですか。又それをあなたはお聞きになりませんでしたか。その場合…
【次の発言】 記者だというのは、どこの新聞の記者だとか申しましたのですか。
【次の発言】 そこでさつきのその人は、それをお尋ねになつても申さなんだのですか。
【次の発言】 小島証人に伺いますが、小島証人はアカハタ新聞にそういうことが……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第19号(1950/03/27、1期、緑風会)

○小杉イ子君 他の些末の問題は別といたしまして、この問題だけに対することは連絡ということにお決め下さいませ。
【次の発言】 北條委員に反対するようですが、「指令の発令者は連絡を得て帰還輸送の実際を事前に承知しありたるもの」とございますが、この指令があればこそ帰還輸送が正確に行われて来た。行われて来たというのは、指令発令者によつて連絡があつたと、こういうように私は解釈いたしますが……。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第21号(1950/04/28、1期、緑風会)

○小杉イ子君 証人のお方には誠に恐れ入りますけれども、すべての委員会は特例がございまして、緊急質問とか緊急動議がよく許されておるのでございますから、日にちに切迫いたしておりますし、委員のお集まりも惡いし、殆んど見込みのない程の出席率でございますから、それでかれこれ論議いたしますと、却つて時間をとりますから、ここで淺岡委員のお考えのようにこれを許されんことを私は賛成いたします。
【次の発言】 日下さんにお伺いいたします。ソ連には普通の捕虜でもひどい待遇を受けたように聞いておりますが、あなたは受刑中はどういうふうの待遇を受けられましたか。又どういうふうの仕事をなさつていらつしやいましたか。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第22号(1950/04/29、1期、緑風会)

○小杉イ子君 先立つても写真を見せて頂きまして伺いたいと思いましたが、撮す許可が出ておる筈ですから、勿論持つて帰られることには差支ありませんが、身体検査でも受けて何か咎められるようなことはございませんのですか。
【次の発言】 余計なことかも知れませんが、どういうふうにして隠していらつしやいましたか。
【次の発言】 與儀証人に伺います。或いはこの数字は間違つておるかも知れませんが、四千四百九十九名の中に栄養失調となつたものが二千三百名ある、これを出したこの栄養失調者に対して、ソ連はやはり労働を同じく要求するのでございましたろうか、それが一つと、それから食糧が不足であつたけれども町で貰うことができ……

第7回国会 懲罰委員会 第4号(1950/04/05、1期、緑風会)

○小杉イ子君 投票の際に、青を白にしたというようなことで、小川さん一人を詰問することは妥当でない。なぜならば私共はよく見ることですが、相手に済まんとか、又は損だとかいうときに、投票をする時間になつてから密かに逃げる人がときどきありますからであります。只今私が小川さんに聞きたいことは、小川さんが、余りに親米主義、博愛主義、勤労博愛主義のために混乱なさつたものではないかと察しますが、そうして遂に白札にしたということは、自由党の機嫌をとつて置く方が一番得だからというお考えで入れなさつたんじやないかと思いますが、どうでございますか。
【次の発言】 小川議員に伺います。初めから私共が聽いておりますと、最……

第7回国会 懲罰委員会 第5号(1950/04/07、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は緑風会を代表してではなく、ただ一議員の小杉イ子として除名に賛成せざるを得ないものであります。理由といたしましては、数名の方々が申されたことと全く同感でございます。私が最も痛感していることは、国事国政を司る者が虚僞を軽々しく言つたり、虚僞な行いをするということは、今後も国政上このような事件を起されることになるという予言をできると私は思います。そうして最もこれは国政に対して大きな損害となり、危險となり、目の前近くは議事の進行を妨げることも甚だしいものと思います。それで除名ということは小川氏の身にとつては却て仕合せではないかと思う程でございます。重ねて除名に賛成申上げます。


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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第1号(1947/09/25、1期、緑風会)【議会役職】

○仮委員長(小杉イ子君) 只今から厚生委員会住宅問題に関する小委員会を開会いたします。つきましてはこれから小委員長の互選をいたしたいのであります。
【次の発言】 それでは私から小委員長に小林勝馬さんを指名いたします。  それでは本日はこれで散会いたします。    午後一時二十二分散会  出席者は左の通り。    委員長     小林 勝馬君    委員            内村 清次君            三木 治朗君            安達 良助君            小杉 イ子君            米倉 龍也君

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第3号(1947/10/18、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私は先達て住宅問題の自由討議に出ましたのでございますがそれは余りにお偉い方が沢山ございまして、拠りどころがございません。二年、三年待つてもまだ家ができませんので、それで、何でもいいから救急住宅を提言いたしたのです。それを、七分ばかりですから、読んで、聽いて頂きましようか、いかがでしようか。
【次の発言】 まあ七分ぐらいですからお聽き下さいませ。「私は非常時は、混乱時期において、いつまでも死んだ兒の年を数えるような又悲憤を思い出すようなことを言う時間は、救急処置を語る時間に当てるとか、又は直接工作に取かかる時間に当てた方がいいと思うて來ました。聽き苦しいかも知れませんが、関東大震災……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生・労働・商業連合委員会 第1号(1948/07/05、1期、緑風会)

○小杉イ子君 私昨日、この案は衆議院を通過しておるから、明日は姫井委員の方を審議しようということを聞きましたので、どうしても明日は欠席してはならないと、こう思つておりました。一つ委員長に伺いたいことは、厚生委員会で審議して、採決、不採決することができる案を、他の委員会と合同審議せねばならんときは、どのような案のときでございますか。又いずれからこれの要望があつたのでございましようか。それを伺いたいと思います。
【次の発言】 私聞きませなんだので……。

第2回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第1号(1948/03/30、1期、緑風会)【議会役職】

○假委員(小杉イ子君) これより厚生委員會住宅問題に關する小委員會を開會いたします。年長の故を以て私が選擧監理者となります。只今より住宅問題に關する小委員長の選擧を行いたいと思います。お諮りいたしますが、選擧の方法を如何いたしたらよろしうございますか。
【次の発言】 千田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私より指名いたします。正小委員長に小林勝馬君を、副小委員長に三木治朗君を指名いたします。
【次の発言】 では小林君。

第2回国会 司法・厚生連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、緑風会)

○小杉イ子君 只今法務総裁は二十歳までの者がいかがわしいところに行くこの機会をなくするならば、犯罪の大半はなくなると申されました。それ程に二十までに多いのでございましようか。統計が出ているのでございましようか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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