このページでは原口忠次郎参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○原口忠次郎君 住宅問題に関しましては、去る七月政府の発表いたしました経済実相報告書によりますると僅かに二十数行を費やしたのみでありまして、現実の把握はもちろん、將來の見通しも困難であります。今日戰災復興院総裁の御説明を拜廳いたしましても、前途甚だ心細いものを感ずるのでございます。第一次欧州大戰後、敗戰各國は勿論、戰勝國すら住宅の復興には二十数ヶ年を要したのであります。従いまして日本の住宅問題は今後國民を悩まし続けることおそらく二十ヶ年、三十ヶ年、あるいは下手をいたしますると五十ヶ年も続くのではないかということを虞れられる重大問題でございます。大雜把に二十ヶ年後を考えて見ますと、先程総裁の御説……
○原口忠次郎君 只今議題となりました檢察官適格審査委員会の委員の選挙は、成規の手続を省略して、その指名を議長に一任するの動議を提出いたします。
○原口忠次郎君 日本社会党は大野幸一君を指名いたします。
【次の発言】 先程の星野芳樹議員の発言中、不穏当の言辞があつたと思いますが、これは議院の品位を汚すものであると考えますから、議長よりお取消しなされるよう要求いたします。
○原口忠次郎君 この法律案は曾て建設省設置法案が第二國会に上程されましたとき、下條決算委員長より報告せられました「政府は建設行政の一元化は國家復旧の絶対條件たることを認識し、國家行政組織法の施行までに農林、商工、運輸、厚生、文部、法務等の各省及び廳に分散する建設行政を総合するためあらゆる方途を講ずべし」という本院の院議を満足せしめる何らの措置をも講じてないのであります。私は中途半端な建設行政でなく、総合的な建設省の発足を議員諸賢に訴えるものであります。例えば例を利根川にとりましよう。上流の山腹は農林省の砂防、溪流は建設省の砂防、又発電地点では商工省の水力発電、中下流部は建設省の河川と農林省の用……
○原口忠次郎君 只今の兼岩君の御報告結構ですが、今日の議題は水害のことについての問題だから、全面的な御報告であつたようですが、その中から特に水害關係についての討議と言いますか、或は委員會としての方向を決めて頂くことを切望いたします。いろいろ問題があつたようですが、それは後に廻しまして、特に水害の問題について……。
【次の発言】 石川さんの御報告にもありましたように、遊水地を耕地として……又どなたかの御報告にもありましたが、遊水地の被害が大きかつた。この遊水地というのは上流にあるのでありましようか。
【次の発言】 局長にちよつとお伺いいたしますが、今お話しの三分の二は基準の問題で、縣の財政に應じ……
○原口忠次郎君 大臣の御説明によつて災害について御心配をしておられることはよく承りました。非常に意を強くするのであります。私は少し災害とは離れますけれども、今局長から戰災復興院と國土局が一緒になるというお話でありましたので、私が今考えておることを一言申上げて大臣の御判斷を願いたいのでありますが、それは災害の問題について只今閣議で決定されたということを承つたのでありますが、この災害の問題は非常に重大であります。補助の問題とか全體の災害についてどういうふうに國が方針を持つていくか、これは大きな問題だから勿論閣議あたりで決定されなければならん問題と思います。從つてこの國土局が所管しておる全國的な河川……
○原口忠次郎君 私遅く参りまして申訳ないのですが、今の御議論の中心はどういうことなんですか。
【次の発言】 私は調査なさることは非常に結構だと思いますが、非常にむづかしい問題だと思います。災害が起きたからその原因を調査する、こういうことはいろいろございます。いろいろあると思いますが、譬えて考えまして、それでは日本のみがこういうふうな災害を受けておるかということを飜つて考えますと、今年の七月にミシシッピー河は古今未曾有の大水害を受けておる。外紙の傳えるところによりますと、あの被害は一億三千万ドルと言われております。アメリカのような國でそのくらいなとに角今日水害が起きておる。治水工事というものは、……
○原口忠次郎君 和田長官に特にお話申上げて置きたいことは、大藏省の査定が、災害だとできるだけ全額に近いものを査定するけれども、一般の土木事業には非常に査定が辛いという方針なんです。この方針はいろいろ事情もございましようけれども、そういうような方針だということが分つておりますので、田舍の非常に財政の豐かでない縣あたりでは、少しばかり前以て注意すれば、或いは金を掛ければいいような仕事も、わざと災害が來るのを待つておる。それは初め金を掛ければ自分の方の縣でやらなければならんが、災害であると國費でやる。こういうようなことで災害だと大藏省が澤山出すから、災害の來るのを待つておつて、そうして初めていろいろ……
○原口忠次郎君 河川を全體聽くと仰つしやるが、それは大變なことで、大體アウト・ラインでも聽くことにしたらどうですか。
【次の発言】 それじや私が紹介議員になつておりますから御説明申し上げます。表六甲河川竝びに砂防工事が、昭和十三年に非常に大災害を受けまして、十四年から砂防工事が十ケ年計畫、それから河川工事が八ケ年計畫だつたと思います。十四年度から始まつたのです。しかし他の砂防、河川と同じように、物價の暴騰と、それから戰爭のために豫算が段々と削減されまして、そして今日まだ約既定計畫の三割程度しかできていない。その工事を急速に進めて貰いたい。これは非常に表六甲の山が最近薪炭不足の結果、段段裸山にな……
○原口忠次郎君 國土局長のさつきのお話、私ちよつと中座しましたから聞き洩らしたかも知れませんけれども、公共事業費から災害費を前借して、そうして追加予算で返す。そうしますと追加予算に盛られた、予定しておつた金はどうなりますか、二十二年度の追加予算というのは、災害復旧を見込んでの費用じやないのですか。
【次の発言】 私ちよつと自分の考えをこの際述べさして頂きたいと思います。先程來各委員からいろいろ河川の洪水問題についてお話がありました。結局伺つておりますと、皆さんの仰しやることを虚心担懷に聽いておりますと、結局洪水は簡單に申上げますと、砂防工事をやれば除かれるのではないか、こういうふうな感じが非常……
○原口忠次郎君 今後の利根川の改修をどうするか、今度の決潰に鑑みて当然研究さるべき問題だと思います。それでこの間の委員会で決まりました視察旅行の主眼は決潰口をつぶさに見るということも勿論入つておりますけれども、今後の利根川の問題については江戸川をどんなふうに拡張しなければならんか、それから渡良瀬川をどうすればいいかという大きな問題があります。それで本当は三日間も四日間もかからなければ見られないところを特にいろいろな方法を使つて、江戸川は行徳から江戸川全線、それから利根川を関宿から栗橋それから渡良瀬川の出口、そうして殊に内務省が決定している昭和十四年からの船橋への放水路あの附近まで見ようという非……
○原口忠次郎君 今御説明なさつた経済効果のことですが、これが今から十五年先の昭和三十七年における效果になるのですが、どういうふうなことを御勘定なさつていらつしやるのでしようか。例えば山地をやつて米が百二十万石も増加されるとか、麦が百三十万石も増加されるというその根拠はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 只今の御説明ではつきりしたようでありますけれども、木材が直接十ケ年乃至十五ケ年経つたら石数が出て來るというようなことははつきりいたしましたけれども、その山を植林をやつたために、麓にある不毛の土地からこれだけの石数が上がるという根拠が何かはつきりしないのです。それでこれで拜見しますると、……
○原口忠次郎君 ちよつと私用事がございますから、先にやらせて頂きます。
【次の発言】 それでは調査報告を申上げます。お手許に調査報告書を差上げてございます。簡單にいたしますために條文は讀んで頂くことにいたします。
それで十二日の夜上野を立ちまして、十三日の朝八時富山に著きました。著きましたところが縣廳から直ぐ來てくれという話がありまして、縣廳からどういうわけかさつぱり分らなかつたのですけれども、知事や縣會議長が全部待つているからというので、それから參りました。そういたしましたところが縣廳へ行つて話を聞きますと、富山縣の縣内の水利利用料の値上問題を盛んに言われました。これは後で申上げますけれど……
○原口忠次郎君 今の御説明についてちよつとお伺いしますが、國民の委員會に關與するというのはどういうのでありますか。
【次の発言】 今國民が委員會に關與するという言葉がありましたが、それは結局委員を選擧するということになると思いますが、そうなると大變だと思いますが……。
○原口忠次郎君 それでは私が百十號の請願の紹介議員でありますから御説明申上げます。これは水力發電工事の問題でございますが、今年の第二四半期のセメントの配給量が各現場で非常に少くなつたということに起因いたしまして、セメントがこんなに少くなつたのだから、今後の工事は、修繕も、新しく取り掛つている工事も全部中止されるのではないかというようなことが巷間に傳えられ、非常に危惧の念を、工事をやつておる者が起したわけなんです。それで御承知の通り水力發電工事場は非常に不便な土地で、いろいろな仕事をいたしますのに相當な設備をされている。而もそういうふうな邊鄙な所に、特定な勞働者が入つて仕事をしておるものが、若し……
○原口忠次郎君 結構です。私参ることにいたしましよう。
○原口忠次郎君 私は今議題になつておりまする決議案の即時上程を希望いたします。それは災害復旧費の予算は緊急支出をする分と、次に支出する分と大体ございます。今までの内閣は、一つの内閣でありますと、緊急支出する分に対しては直ぐ支出することになつていた。併し今度内閣が変わりましたが、緊急支出しなければならない災害復旧費が今出ておりません。それがために各府縣の地方におきましては非常に困つておりますから、とにかく災害復旧は五百億もございまして、そうして僅かに今出ようというのは四十八億かそこらのものでございます。四十八億くらいの災害費は内容を調べる必要は余りないかと思うのです。私は建設委員会に諮りましても……
○原口忠次郎君 私、社会党といたしまして、佐々木委員長の発言に賛成いたします。
【次の発言】 私は先程佐々木委員の動議に賛成すると申上げたのですが、それは昨日の岡部議員の、動議に対しては理論的には私賛成いたしております。先程門屋議員のお話の点も了解はしておりましたが、中井委員長の御説明を聞いた上で判断いたしますと、中井委員長はすでに二十九日、三十日の二日あれば事務的に何とかできる、こういうふうに言つたとおつしやつております。それに昨日の岡部議員の御発言は二十七日までというお話でございました。ここにもすでに食違いができておるし、当の委員長が二十九、三十日の二日あれば何とか事務的にできるのだ、こう……
○原口忠次郎君 私が社会党において聞いたところによると関係方面の意向としては、修正は部分的なもののみを認めるということでありいますから、これで今種々申出をしてもその効果がないのではないかと思います。
○原口忠次郎君 今の議題になつておりまする問題については賛成いたしますけれども、これはこういうことをやらなければどういう不便がございますか。こういう書類を出さなければ……。こういう事項を調査するのがこの委員会の任務じやございませんか。
【次の発言】 私はお二人の提案に賛成いたします。全面的に賛成いたしますが、第二國会の時に、私はやはり住宅問題を非常に申上げまして、その結果小委員会ができた。そうして私がその委員長になつて住宅問題をやり出した。ところがなかなかお集まりが願えない。それでいつもやり出しますと人が足りませんで、結局流会ということになり勝ちであつた。それで折角小委員会まで作りましたけれど……
○原口忠次郎君 私は先程の矢野君のお説に全面的に賛成いたします。ただこの予算調書を拜見しますと、國会運営に関する経費として一億九千八百万円、それから事務局に関する経費が一億七千万円、第五の手当及び給與金の一億一千六百万円、これがどういうわけでここに出ておるか知りませんけれども、これは当然事務局の費用だと思います。そうしますと、事務局の費用が二億九千七百万円、それから國会運営に関する経費が一億九千八百万円、先程矢野さんのおつしやつたように、勿論事務局の費用は十分であるようにしなければならないのですけれども、國会運営に関する経費が全額で一億九千万円、事務局に関する経費が全体で二億九千万円、これはち……
○原口忠次郎君 只今の門屋さんのお話のようなことも考えられますけれども、先程の大藏大臣の説明によりますと、今日一日中という言葉があつたのです。そうすると今日一日中というと十二時までなのですから、そういうふうに解釈して、お決め願いたいと思います。それですから先程矢野さんの発言に私は賛成いたします。
○原口忠次郎君 私の方は、先程の第一番目の矢野さんの御提案の趣旨は非常に賛成ですけれども、今直ぐ首相の指名に入ることは私の党としては非常に困る。できるならば午後にして頂きたい、と申しますのは、今私の方は十時から中央執行委員会を開いていろいろと協議することになつておりますから……。
【次の発言】 できるならば今日中に成るたけ済まして頂いて、明日から自然休会に入ることを私は社会党として希望いたします。
○原口忠次郎君 只今問題になりましたことは賛成でありますが、それに関連いたしまして事務局にちよつと伺いたいと思うのですけれども、あとまだ二ヶ月もございますのに時日が非常に足らないというようなことは一体どういう……何か特別の理由がございますか。
【次の発言】 まだ三月一杯あるのですが、派遣もなかなか困難でしようが……。
【次の発言】 それに関連しまして、來年の予算を拜見しまして、二十三年度、二十四年度と要求されている予算の増額が、議員及び委員会の運営に関する費用の増額が外のところと比較して少いのです。二十四年度は例えば議員の歳費とか旅費とかそういうものの二十三年度と二十四年度の増加分の比率と事務……
○原口忠次郎君 河川局長にお伺いしますが、デラ台風とヘスター台風と両方の災害額は百七十六億くらいになる、それでこの百七十六億の災害に対して先つきの御説明では、十二億とそれからヘスター台風について六億くらいの融資を考えつつある、こういうお話だつたんですが、一体政府の方針は、百七十六億の災害に対して十億や十五億の災害費を出してあとの費用はどうなさるおつもりか、百七十六億の災害に対して十億や二十億出しても全部これを仕上げるのには十年も掛かる、そうすると毎年こういうふうな災害が出て來ると結局災害亡國というような形に行くんじやないか。こういうふうな感じがするんですが、國費をお出しになる限度が何を根拠にし……
○原口忠次郎君 この表で見ますと、結局公共事業費を、本年度は五百億近くあるから、それで或る程度の失業者は救えるのだというふうな世の中の一般の空氣なんですけれども、この表で見ますと、昨年度よりは公共事業費だけでも約八万人の失業者を出しておるということなんですね。そういうことになりますね。そうすると公共事業費があるから、それで失業者を救えるというのは詭弁も甚しいですね。反対なんですな。公共事業そのものから昨年度よりは毎日八万くらいは失業者を出しておる。こういうことなんですね。
【次の発言】 そういうことを言えるのじやなくて、そういう結果なんですね。結局だから失業者が他のところで出るが、それは或る程……
○理事(原口忠次郎君) 只今より委員会を開会いたします。
先ず、議員派遣につきまして、事後承認をお願いたしたいと思います。それは、島津忠彦君が八月二十七日からジュデイス台風の被害視察のため鹿兒島縣へ出張いたしております。この点について御承認を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは次に、本日出頭を求めておりました証人が変更いたしましたので、改めて御承認をお願いいたします。それは新潟縣知事岡田正平氏の代りに同縣土木部長の五十嵐眞作氏、福島縣知事石原幹一郎氏の代りに、同縣土木部長井関正雄氏をそれぞれ証人として出頭を求めることにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
○原口忠次郎君 只今のお話の中のことじやないのですけれども、先程もちよつと申上げましたように、建設省の今後の、今年度の各省整備法案ですが、あれに盛られる大体の構想はどういう構想になつておりますか。
【次の発言】 ええ、そうです。
【次の発言】 私は地方に最近までおつたのですが、新聞を拜見しまして、建設省の今お話の五局の案が出ておつたのです。あれを見て実はがつかりしたのです。というのは、今総務局長からお話しになつたように、建設省の大体の方針として二通りあるというようなお話なんですが、そういう高邁な理論は別としまして、私共あの建設院が建設省になるときは、あのまま建設省になるということには賛成できな……
○理事(原口忠次郎君) 三重縣の方をお願いいたします。
【次の発言】 それでは質問を続行いたします。
【次の発言】 それでは午前の委員会をこれで止めまして、午後は一時から開会いたします。
午後十一時五十七分休憩
【次の発言】 それでは午前に引続きまして委員会を開会いたします。
【次の発言】 私からお伺いいたします。三重縣にお伺いいたしますが、先程のお話では縣としては考えていない、こういうお話であつたと思います。そうして二番目の新日本化学の計画を御説明になつた。縣としては新日本化学の計画に対して縣の当事者は賛成しておられる。全面的なお話を承つて非常に賛成しておられるということが察知できると……
○原口忠次郎君 さつき御説明がありましたように、道路の維持修繕というのは、非常に厖大な費用を要するのですが、これは國費で全部賄うということはなかなか困難だと將來思うのでありますが、これについてガソリン税とか何とかいうことを地方あたりでも考えておつたのですが、ガソリン税についてどういうふうになつたのか。今年の税金、國の予算にガソリン税というのは入つておられるように思いますが、これは道路関係に、特にガソリンを何か道路方面に使うという了解は得られなかつたのですか、その点どういうのですか。
【次の発言】 只今の御説明でよく分りましたのですが、私共はガソリン税は是非とも道路の維持修繕に使用して貰いたい、……
○原口忠次郎君 私氣象台にお願いがあるのですが、それはこの間のキテイ台風で、余り沢山は聞いておりませんけれども、信濃川の流域が今までにない氣象台と連絡が取れて、非常に河川防禦がうまく行つたということをこの間新潟の土木部長から聞いたのです。この前の國会で通つた水防法案が出た直後であるからなかなかうまく行かないのじやないかと思つておつたのですが、そういう例があるのです。それでさつきのお話の通信網が若し切れた場合には情報ができない。そういうふうな危險が非常に多いと思いますから、無電の設備はもう是非急速して充実して頂きたい、こういうふうに思います。信濃川の沿線の氣象台の方は非常に努力されたそうです。こ……
○原口忠次郎君 今大臣の御説明で新らしくできる建設省の構想はよく分るのでございますけれども、建設省ができますときに本委員会、元これは國土計画委員会と言つておつたのですが、この委員会、それから衆議院の國土計画委員会も、当時の建設省のできることには不満であつたのであります。と申しますのは、建設行政の統一のために大きな機構の建設省を作つて貰いたいということが、もう第一國会の当時からの議題になつておりました。そうして建設院ができるときも、建設省を作るようにと言つたのですが、到頭建設省ができなくて建建院ができた、建設院が更に建設省になりますときも、本委員会では大多数の空氣は、小さな現在のような建設省では……
○原口忠次郎君 私遅れて参りましたから、或いは重複するところがあるかも知れませんが、お許し願いたいと思います。
行政機構の改革は新聞で拜見いたしますと、大体決まつたようでございますが、もう閣議決定で、動かすことができない最後的なものとなりましたかどうか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 もう一つお伺いいたしたいことは、今度の行政機構改革について、建設省の組織をどうするかということは、やはり外の商工省とか、或いは農林省、そういうものと一緒に現在、省があるそのものを、六局から五局にするとか、或いは何を減らすと、そういうふうにお考えになりましたでしようか。それとも建設省ができるときに衆参両……
○原口忠次郎君 今の御発言もあるようですけれども……
【次の発言】 やはり質問したいと思いますから……一割五分の話がありましたが、これは結局むずかしく書いてあるようですけれども、宅地の價格の総額の算定の方法は政令でこれを定めるというのですが、どういうふうにお定めになつて、一割五分減少する部分に対して今後は支拂うという方針であるのか。それから予算との関係は今までどういうふうになつておるのか。そういうことはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 何條ですか。
【次の発言】 そうしますとですね、今まで一割五分はむしろ提供させるということを決めておつたのですが、それは全部今のような方針でおやり……
○理事(原口忠次郎君) 只今より建設委員会を開会いたします。速記を止めて……。
午後二時一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。
それでは只今より当委員会に付託になつております特別都市計画法の一部を改正する法律案を議題に供し、引続きまして質疑を行いたいと思います。
【次の発言】 他に御質問ございませんか。他に御発言もございませんようですから、質疑は盡きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方はそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。
○原口忠次郎君 余り法文を読まないでこんなことを質問するものも工合惡いのですが、一体この測量法案なんかの本当の狙いはどこにございますか、今お話を聽いておると地積の測量、昔は参謀本部でやつておつたような測量がこの法律に入るのであつて、小道路とか土地の面積を小さく計るのは入らない、そうすると結局地理調査所でやる測量の事柄のみがこの法律で縛られるというような形になつて來て、地理調査所がやられるような仕事は外に官廳もないのに自分の官廳で使う測量士に大きな罰則を法律で設けるということになりやしませんか、その辺が私はつきり分らんのですが……
【次の発言】 今のお話で分つたような分らんような氣がするのでござ……
○原口忠次郎君 ちよつとお伺いしますが、この五條の「公共測量」というものは、國又は公共團体が負担する費用であつたら、そういうところでやる小さな土地の測量とか建物、小道路でも、すべてこれはこの法律の適用を受けるということになるのでございますか。
【次の発言】 そうすると、今度は局地測量は全部建設大臣の許可を受けなければならんことになるのですか。
【次の発言】 そうすると、第四十五條はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 私は測量法の全体について不賛成の意思を表明いたします。この法令のために、測量が結局ブレーキをかけられるという結果になるだろうと私は思うのです。併し委員会として御採用なさるこ……
○理事(原口忠次郎君) ちよつと待つて下さい。ちよつと申上げますがあとまだ証人の方が四人程残つておられますが、一應御意見を全部お伺いしてからの方が、あなたの御質問なさることに、やはり又次の方も何か御発言があると思いますから……
【次の発言】 証人の方がまだあと四人ございます――それはあとで伺いいたします。では青戸証人にお願いいたします。
【次の発言】 皆さんの御意見を拜聽いたしておりますと、この法律案が出されることが今までの建設業者に対して、非常に有意義であり、社会的地位を高め、片務契約であつたものを対等の地位に立てて契約させるようになるというような点から、御賛成のようでございますが、そういう……
○理事(原口忠次郎君) それでは只今より開会いたします。
本委員会に付託になつております建設業法案を議題に供しまして質疑を行います。
【次の発言】 外に御発言もございませんようですから、質疑は盡きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方はそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを頂きたいと思います。
【次の発言】 北條委員に伺いますが、そうすると只今の御意見は、修正すするということを希望なさるだけであつて、それが條件とか何とかいうわけじやないわけですね。
○原口忠次郎君 私はさつき申上げました水防法案があると、水防の強化には勿論なるだろうと思いますけれども、府縣知事の責任の所在が非常に不明瞭になるという考え方なんです。それが河川法の二十三條と非常に牴触しておると思う。それから更にこれを裏付ける一つの考え方として、第十六條の第三項に、費用の負担は水防管理團体とそれから應援したものの間で協議する、こういうことをこの法律は謳つておるのです。河川法の第四十條によりますと、今のような場合には府縣知事が責任を持つて補償させる。そうして又補償の價額も府縣知事が責任を持つておる、こういうふうに府縣知事に非常に大きな権限といいますか、責任を持たしておるわけであり……
○原口忠次郎君 私はこの本法の実施につきまして、賛成する者であります。賛成に当りまして、特に私が強調して置きたいことは、本法の実施と共に河川法で決められている河川管理者の権限及び責任ということとよく調整して貰いたい。そして又この水防の万全を期して貰いたいということ。それから災害救助法との関係もございますので、これも円満に行くように留意して貰いたい。 それから水防團の設置について、既設の水防團との関係をよく考慮して、徒らに消防團の上に水防團を作らせるのだという組織の機構の重複を來して、そうして地方自治團体の経費の負担を大きくするようなことは、十分愼しんで貰いたい。それから地方財政が非常に逼迫し……
○原口忠次郎君 広島と長崎の新予算で組まれたその組み方が、本年度の広島と長崎の予算と比較して増減が非常に沢山殖えるのですか、それとも大した関係がないのですか。
【次の発言】 要求と言いますか、そういう方面でもよろしいです。
【次の発言】 私の質問しておる趣旨は、広島と長崎の特別の法律が出ましたときに私共は大体賛成したのでありますけれども、広島と長崎は特殊な関係上、こういう名前が付いておる。併し大体の費用は相当に集まつているのです。外国からも非常に資金が来ておる、こういう話を聞いたのです。私が質問しておる趣旨は、長崎、広島が特別に取扱われて復興が早くでき、平和都市ができ、文化都市ができるというこ……
○原口忠次郎君 法制局関係の方はおられますか。
○原口忠次郎君 旭川でちよつと申上げて置きたいのですが、右岸の方の岡山市内の少しばかり高い所で手を着けていないところがある。あの右岸の方だけは成るべく早く先にやつて頂きたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 これは全体的のことを言つておるようですね。右岸のことを言つているのですが、全域というのはちよつと私分らないのですけれども……。
【次の発言】 是非あれは急速にやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 この霞ヶ浦の問題は非常に古くから問題のある所でありまして、今度新らしく利根川の改修計画が立案されると思いますが、その際にやはり霞ヶ浦も更に検討して頂く。そ……
○原口忠次郎君 私は國土計画委員の一人といたしまして、政府が出しておられる今度の建設省案については、非常に失望しておる者でございます。私だけじやなく参議院の國土計画委員の殆んどすべての人が失望しておるという形でございます。それで我々が一体この第一國会から建設省を是非作つて貰いたいということを盛んに叫んで來たにも拘わらず、建設省ができない、今までできなかつた。殊に第一國会におきましては、政府は建設院という法律案を出されたそのときにも、総裁は國務大臣を以て充てることができるというような案を出され、そのとき大臣は、確か厚生大臣が來ておられたと思います。あの案はやはり閣議でもお決めになつて出されたと思……
○原口忠次郎君 ちよつと御質問いたしますが、第五條の「建設省に抜監一人を置く。」それから「抜監は、上官を助け、」と、こう書いてございますが、「上官を助け」という言葉がちよつと変に聞えますが、どういう意味なんですか、大体意味は分るには分るのですが、抜監の上官というと誰を指すのでございますか。
【次の発言】 そうしますと、抜監は、職制では次官の下になるということなんですね。
【次の発言】 外にこういうような「上官を助け」という文句はございますか。
【次の発言】 只今の委員長の御質問の要旨、非常にお尤もだと思います。ただ北陸の方面が近畿地方と名古屋地方に分れておると、こういう非常に不合理な恰好になつ……
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