このページでは北村一男参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○北村一男君 法務委員会は、請願第百六十二号、郡山市に仙台高等裁判所支部設置の請願、第百六十七号、北海道新冠村に法務局出張所設置の請願、第二百四号、新潟県燕町に登記所設置に関する請願、第三百号、宮崎県福島町に簡易裁判所及び検察庁設置の請願、以上四件につきまして、実情を調査し、政府並びに裁判所の所見を聞き、審議の結果、これを採択し、院議に附して内閣に送付すべきものと決定いたした次第でございます。 以上御報告申上げます。(拍手)
○北村一男君 議題に供されました無畜農家解消に関する決議案につきまして、発議者を代表いたしまして提案の理由を説明いたします。 先に本院におきましては、国際連合食糧農業機関憲章を受諾することに承認を與えるに当りまして、農林業の振興基本政策を確立することの決議をなされまして、これに対しまして、政府は、でき得る限り趣旨に副いましてこれを具体化するという力強い表明をなされました。この決議案は、先に決議なされました農林業振興基本政策確立の決議の趣旨の一環でございまして、即ち、我が国におきましては、農家のうち約半数の三百万戸が家畜を持たない無畜農家である。この三百万戸のうち、少しく力を與えますれば直ちに……
○委員長(北村一男君) それではこれより法務委員会を開会いたします。ちよつと議題に入ります前に簡單に御挨拶を申上げたいと存じます。私は先般の委員長の選挙におきまして誠に法務関係に対しましては体験も知識も浅いにかかわらず、御選任を頂きましたことは誠に恐縮に考えております。全力を盡しまして事に当る考えでございまするから、よろしく先輩各位の御指導を頂きたいと思います。 次に本院規則第三十條の二によりまして理事の互選を行います。本委員会の理事の数は三名と相成つております。互選の方法は如何いたしましたらよろしうございましようか、皆さんの御意見を承わりたいと思います。
○委員長(北村一男君) 只今より法務委員会を開会いたします。
本日の議題は検察及び裁判の運営等に関する調査でございます。本件につきましては、去る八月北海道、東北及び四国に調査のため議員派遣を行いましたので、先ず本日はこの三地方へ派遣されました方々より調査報告を伺いたいと存じます。先ず北海道でありますが、派遣委員であられた長谷山委員が欠席されておりますので、後日御報告を承わることにいたしまして、四国につきまして、山田委員の御報告をお聞きしたいと存じます。
【次の発言】 次に、東北へ行つて頂きました高橋委員から御報告を頂きたいと存じます。
○委員長(北村一男君) 只今より委員会を開きます。先ず最初にお諮り申したいことは、去十七日に本委員会の終了しました後で、委員長と理事が打合会を開きまして、検察及び裁判の運営等に関する調査の方法について協議をいたしました。その結果従前通りこの調査のため司法制度に関する小委員会、新刑事訴訟法の運用に関する小委員会、及び青少年犯罪に関する小委員会の三小委員会を設けることを決定いたしましたが、この委員長及び理事の打合会の決定の通り、この三つの小委員会を設けることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。よつて本委員会に只今申上げた司法制度に関する小委員会、新刑事訴訟法の運用に関す……
○委員長(北村一男君) それではこれより委員会を開会いたします。
先ず衆議院を通過いたしまして本委員会に付託になりました鉄道公安職員の職務に関する法律案、並びに土地家屋調査士法案について、衆議院の阿部法務委員長から提案理由の御説明を頂きたいと思います。
【次の発言】 只今御説明を頂きました両法案について質疑のおありの方は御発言を願います。
【次の発言】 鬼丸委員に承わりますが、今御出席になつておるのは衆議院の議員提出になつておりますので、法務委員長並びに法務委員会の方々でございますが……。
【次の発言】 政府でなしに、衆議院の法務委員会の御見解を御発表願つても差支えないのですか。
○委員長(北村一男君) それではこれより委員会を開きます。
本日は土地家屋調査士法案を議題に供します。本法に対して質疑のおありの方は御発言をお願いいたします……。別段御発言がございませんければ本法案は御承知のように第七国会におきまして衆議院で立案されまして、本委員会においても可決せられましたのでございまして、それと殆んど同一内容のものでございますから、質疑を打切りまして直ちに討論採決に入ることに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議がございませんければ直ちに討論に入りますが、討論御希望の方は御発言をお願いいたします……。別段御発言がなければ討論は省略いたしまして直ちに採決に入り……
○委員長(北村一男君) それではこれより開会いたします。速記を止めて。
午前十一時四分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。これより鉄道公安職員の職務に関する法律案を議題といたしまして質疑の継続をいたしますから御発言を願います。
【次の発言】 了承いたしました。一松委員よろしうございますか、次回に運輸大臣の出席を……。
【次の発言】 まだ論議は盡きませんので、明日午後一時から委員会を開会して、更に御質疑を御継続願うことにいたしたいと思いますが、如何ですか。
【次の発言】 それでは本日はこれで散会いたします。
午後零時二十九分散会
出席者は左の通り。
委員長 北……
○委員長(北村一男君) これより委員会を開きます。昨日一松委員より運輸大臣の出席を要求されておりましたが、只今御出席になりましたので、今一度質問の要点を明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと一松委員に申上げますが、大臣はお忙しいようですが……。
【次の発言】 本日はこの鉄道公安職員の職務に関する法律案を、会期の関係がありますからできるだけ審議を進めたいと存じますので、承わつて置きまして次回の委員会において法務総裁の出席を要求することに御了承頂きたいと思いますが、如何でしようか。
【次の発言】 長谷山委員に申しますが、もう一遍御質問の趣旨を明らかにして頂きたいと思います。
○委員長(北村一男君) 只今より委員会を開会いたします。
先づ始めにお諮りいたしたいことがございます。当委員会は今期国会も例の検察及び裁判の運営等に関する調査をいたしておりましりたが、会期も終りに近づきましたので、本件に関する調査報告書を提出いたしたいと存じます。本報告書は未了の報告でございます。これを提出することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。報告書には多数意見者の署名を要することとなつておりますから順次署名をお願いします。
多数意見者署名
齋 武雄 宮城タマヨ
須藤 五郎 長谷山行毅
鈴木 安孝 岡部 常
棚橋 小虎 ……
○北村一男君 法務委員会におきましては、別段取立てて大橋法務総裁を証人又は本問題で調査をしたことはございません。従つて大橋法務総裁に尋ねたこともございません。
○委員長(北村一男君) 只今より委員会を開きます。
先ず初めにお諮り申したいことがございます。当委員会は検察及び裁判の運営等に関する調査につきまして従来司法制度に関する小委員、新刑事訴訟法の運用に関する小委員、青少年犯罪に関する小委員の三つの委員会を設置いたしておりましたが、今期國会におきましても以上の三小委員を設けることといたしまして、且つその小委員長及び小委員は前國会の通りといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものといたしましてさよう決定いたします。
尚特に小委員の変更その他御希望がございます方は後刻委員長までお申出を願います。
○委員長(北村一男君) これより委員会を開きます。 先ず昨日本委員会に付託されました訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案及び裁判所職員の定員に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして政府の御説明を願います。尚訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案は本院先議でありまして、裁判所職員の定員に関する法律等の一部改正法律案は予備審査でございます。政府の説明を願います。
○委員長(北村一男君) 只今より委員会を開きます。
本日は先ず先般議員派遣を行いましたうち、まだ北海道班の御報告が残つておりますので、御報告を願います。
【次の発言】 長谷山委員の御報告に対して御質疑のあるかたは御発言を願います。別に御質疑もないようでありまするから、本件はこの程度にいたしまして、次に、法案の審議に入ります。
【次の発言】 了承いたしました。
それでは裁判所法の一部を改正する法律案、刑事訴訟法施行法の一部を改正する法律案、民事訴訟法等の一部を改正する法律案、裁判所職員の定員に関する法律等の一部を改正する法律案、以上四案を便宜一括して議題に供します。御質疑のおありのかたは御発……
○委員長(北村一男君) それでは委員会を開きます。
刑事訴訟法施行法の一部を改正する法律案に対して衆議院において修正せられましたので、この修正点を便宜政府委員より御説明願います。
【次の発言】 そのほかに本審査として付託されております四件、即ち裁判所職員の定員に関する法律等の一部を改正する法律案、裁判所法の一部を改正する法律案、刑事訴訟法施行法の一部を改正する法律案、民事訴訟法等の一部を改正する法律案、この四件につきまして御質疑のある方は御発言願います。
【次の発言】 最高裁判所のほうから御答弁を求められますかどうですか。
【次の発言】 羽仁さん、ございませんか。
○委員長(北村一男君) 只今より委員会を開きます。
先ず初めにお諮りいたしたいことがございますが、本委員会は第八国会閉会中に引続き、今国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行なつて参つたのでありますが、会期も終りになりましたので、今期国会中の調査について未了の報告書を提出いたさなければなりませんが、この報告書を提出することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めましてさように取計らいます。なおこの報告書の案文は、便宜委員長に御一任願いたいと思いますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。御賛成の方の御署名をお願いいたします。
多数……
○北村一男君 それでは御指名により私から小委員会の経過を報告します。 小委員会は七月十二日、二十七日、二十八日の三日に亘り調査を進めたのでありますが、不日召集を予想されるに至つた臨時国会までに成案を得ることが到底困難であると見通されたので、その後の審議を打切つた次第であります。なおその間、小委員会において決定を見た事項を申添えれば次の通りであります。即ち(一)、改正の範囲を原則として過般の地方選挙の結果に鑑みたる現行公職選挙法の改正に限り、選挙区等に関する根本問題には触れぬこと、(二)、改正のための根本原則を(1)言論の自由、(2)公営の徹底化、(3)費用の適正化の三点におくこと。以上二項を申……
○北村一男君 きまつておるかおらぬかということになりますと、まだ我々の自由党の方面におきましても確定いたさない部分がございますが、差当り過般の地方選挙の結果に鑑みまして、かような点について改正の必要があるのではないかということの打合せの結果を申上げて御参考までに供したいと思いますが、それは一つは戸別訪問の禁止であります。これは候補者といえども禁止するということが第一点であります。それからポスターはこれは公営で製作し、貼つてもらいたい。但しその場合におきましてはポスターを各自が作らんで連名で、候補者全部の名前を連記いたしまして、而もその枚数をどういうふうにするかということは、人口と選挙区の面積と……
○北村一男君 委員長の互選は、成規の手続を省略いたしまして、前回同様堀末治君を推選するの動議を提出いたします。
【次の発言】 本委員会の顔振れは、全く前回同様でありますので、理事の互選も成規の手続を省略いたしまして、前回の理事のかたがたに引続き理事をお願いする動議を提出いたします。
○北村一男君 どうぞよろしく。(拍手)
○北村一男君 そこで農林大臣は、今も統制の問題が出ましたが、我々与党の立場からもお伺いしたいのですが、そういう場合はやはり増産に対して、來年度は相当の予算が計上されるような傾向がありますが、土地改良とか、或いは明日本院で決議されると思いますが、畜産の増殖というような点について御熱意を持つて來年度の予算に対して御要求になるような御意向がございますか。
○北村一男君 戰利品ということと賠償ということはどんな関連がありますか。ちよつと……。
【次の発言】 ソ連が満洲国から撤去して参りましたいろいろの施設を、一応ソ連は戰利品という解釈をとつているのじやないかと思いますが、條約局長が衆議院の塚田君の貿疑に対してお答えになつた中に、これは将来中国との間に若し平和條約のようなものが成立いたしました際は、こういう物件を対象にして清算すべきものであるかのような御答弁があつたように思いまするが、ソ連の戰利品というものと、この同じものが清算の対象になるという事柄については、ちよつとこの彼我の解釈に食い違いがあると思いますが、條約局長はそれについてどういうふうに……
○北村一男君 今日まで多数の請願がありまするが、その内容をよく検討いたしますと、一々尤もの点があると思いますから、各党派におきまして、所属議員などの意見を質しまして、その会派の意見をまとめまして、二十八日までに委員長のお手許まで案を出しまして、その案について懇談の際木下君から仰せになつたような基準を作りまして、その調整を図り、そこでまとまりましたものを修正案として議題に供されんことをお願いいたします。
○北村一男君 自由党は、公務員の給与をできる限り引上げるいう精神には異論がありませんが、一面財政事情等を睨み合わせて処置すべきものと考えますので、原案はそういう調整をとつた案であると認めまして、原案に賛成いたしまして、従いましてこの修正案には反対いたします。
【次の発言】 今実は村上さんが、この採決の場合、自分も参加したいと言うので呼びに行つてますから、もうちよつとお待ち願えませんか。閣議か何かへ出まして……。出たいと言つておられますので。
【次の発言】 今迎えに行つた者が帰つて来ますから……。
【次の発言】 それでは止むを得ません
○北村一男君 会期切迫の折からですから、いつ出発しますか、日によつてはこれはなかなか人が集まらんと思うのであります。
【次の発言】 その点ですね、私もまだ早々で、確定した案も持つておりません。次回に御披露申上げて御協力を頂きたいと存じます。
【次の発言】 この法律は別段趣旨において御異論のあるかたはないと思いますし、極めて妥当の案と思いますから、質疑を省略して、本日直ちに採決に入られんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 三日間しかないので、委員会だけでも上げて、本会議上程は千葉君の言うように内閣委員会の行政機構改革の本ぎまりになつて上程された直後でも差支えないのだが、これを本日片を附け……
○北村一男君 なかなかこの法文にはわかりにくいところがございまするが、これは或いは本委員会の問題でありませんから……、差当りお伺いしたいことは、第二条のこの法律において「事業者」とは、「工業、鉱業、電気事業、ガス事業、運輸業、」その他とここにございまするが、「その他政令で定める事業を営む者をいう。」この事業者にはあとの法文を拝見すると、相当有利な恩典が与えられるわけでありますが、この工業です、一番初めに書いてありまする工業が「その他政令で定める事業を営む者をいう。」この二つの中にはこれは農業としても相当関係、関心が深いものがありますが、この中に農林業関係の事業を包含されるお考えがあるかどうか、……
○北村一男君 千葉君の御質疑も相当長時間になつたようでありまするし、只今の御意見をいずれ又尊重して検討を加えなければならん日も来ると存じまするので、本日は本法案に対しましてはこの程度で質疑を打切りまして討論に入らんことの動議を提出いたします。(「反対々々」「異議なし」「反対だ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 時間が迫つているんだから。
【次の発言】 時間を守つて頂かないと衆議院も待つているんだから、そう参議院だけで時間を延ばすということはできない、ただ時間を限つてやられるなら私は同意いたします。
【次の発言】 簡単に申上げます。自由党はこの政府原案並びに三浦委員御提出の修正案に賛成いたします。
……
○北村一男君 今島村委員の申入れは至極賛成です。一つ大蔵省からも来てもらつてやはり農林当局と大蔵当局と来てここできめてもらわなければ困ると思います。だから大蔵当局の御出席を願つて本委員会において申入れなり決定をするようにお取計らい願いたい、かように考えます。(「賛成」と呼ぶ者あり)
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