このページでは溝口三郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○溝口三郎君 私は食糧増産と土地改良問題についてお伺いいたしたいのであります。 先程大臣の御説明でも食糧の国内の自給化を図りたい。それには土地改良を第一に考えるという誠に結構なお話でありますが、これにつきましては前国会でも総理の施政演説にも国内の食糧の自給化と農地の改良保全をやりたいというようなことでごさいましたが、本年度等の事情を見ますと、美は土地改良、土地改良ということか非常に言われておりますが、土地改良の予算は僅かに本年度あたりは三十億くらいしかないのであります。それで増産の目標はいくらかといいますと、二十九万石であります。今輸入食糧が三百万トン入つているときに、食糧の国内の自給化を図……
○溝口三郎君 事後割当にする場合に農家の保有量の計算等については大体従前の方針を続けて行かれる予定なんですか。それとも別な考え方をおとりになつておりますか。
【次の発言】 事前割当を今までやられえていたが、大体私共承知しておりますのは、前五年を平均にして大体割当をやつておらつれたのですが、そうすると、土地改良と増産というようなものは直接の関連なしにやつておられたように私は承知しておりますが、土地改良や何かやつて、若し事前割当をやる場合に二月か、三月頃決める。そうしてその後植付までに土地改良をやりますと、その分は増産になり、これは農家の余裕になつて来て超過の方に廻るというように、できるだけ土地改……
○溝口三郎君 事務次官にお伺いいたしたいのでございますが、未墾地の国有地についてでございますが、未墾地を買收した面積は百十万町歩ぐらいになつておるのでございますが、今それを売渡したのは大体四分の一ぐらい、あと残つたものはまだ八十五、六万町歩ありますが、これは大体開墾の進行中のものもあり、開墾の遅れているように見えますが、できるだけ開墾して頂きたいのでございますが、先程もお話のありましたように、昭和二十三年くらいには県割当をして、一気に末墾地を買收してしまう、非常に無計画であつて、その後それが開墾にはならないのである。開墾の不適地だというようなことが、大体はつきりしておりまして、各府県の残つてお……
○理事(溝口三郎君) 只今より決算委員会を開会いたします。委員長は病気のために御出席ができませんので、理事の私に職務の代行を委託されましたので、私が委員長の代理を行います。
最初に公団等の経理に関する小委員会から左記の証人の出頭要求が出ておりますが、如何いたしましようか。大橋武夫君、増田甲子七君、特別調達庁長官根道広吉君、足利板金工業株式会社社長田中平吉君、足利板金工業株式会社元專務高橋正吉君、以上であります。
【次の発言】 如何でございますか。外に別に何か御発言ありませんか。
【次の発言】 証人の喚問について如何いたしましようか。採決によつてきめることにいたしましようか。
○溝口三郎君 先ほど小委員長から御報告がありました通り、この問題は非常に重大な問題と考えるのでございます。小委員会で調査したときにおきまして、まだ最終の結論までには至りませんでしたが、殊に私は終戦処理費の経理上の問題におきまして、まだ契約当時の事情から過払いになつた事情等について、終戦処理費の経理等については未だ非常に調査を重ねるところが多いことと考えるものでございます。そこへたまたま派生的な、只今栗山さんや小林さんからのお話がありました通り、大橋総裁の問題が出て参りました。これらの問題についても、これは徹底して究明する必要があると思いまするので、いろいろ問題が複雑しておるのですが、これをどう……
○溝口三郎君 ちよつとお伺いしたいのですが、過年度災害でございますが、過年度災害のほうは、これは非常に地方に行きますとでき過ぎといいますか、予算以上に実はできておるものがあるのでございますが、そういうものにつきまして、二十五年度末あたりには大体過年度災害の七割以上くらいもできるのじやないかと思うのですが、予算の方は四割くらいしか行つていない。その点でき過ぎというようなものについてはどういうふうに農林省のほうでは考えてやつておるか。何かそういうようなものについては利子補給でもしてやつて、できたものについてはできるだけ植付けまでに早くやる。大体災害の年度割当なんかも今年のもそうだと思いますが、三年……
○溝口三郎君 私は都城の軍用地のことにつきまして当局にお伺いいたしたいと思いますが、実は都城の軍用地の問題につきましては、私ども昨年の夏実地調査に参つたのでありまして、その調査につきましては、御報告をなしてありますから御覧頂きたいと思います。私ども調査の結果は会計検査院の批難なさつておることが少し弧すぎるのじやないかというような結論に調査の結果はなつたのですが、先ほど大蔵省のかたから御説明があつたのですやが、私どもは大体坪二十二円とか十八円というのが大体妥当であろうというふうに考えておつたのでありますが、大蔵省では先ほどのお話では安すぎるというようなふうにちよつと伺つたのですが、安すぎるのだか……
○溝口三郎君 会計検査院にお伺いいたしたいのですが、経費の年度区分を乱すものに三件ありますが、私は会計を乱すことについて御指摘の通り嚴重にこれをやらなければいかん問題だと思つております。初めの二件は年度内に完了しないものを完了したようにしたいということ、もう一つは前年度に完了しておるものを翌年度に支払つたもの、どつちも御指摘の通りなすべきものだと思います。ここに関連して私はこの際会計検査院の御見解を承わつて置きたいと思うのでございますが、ちよつと委員長、速記を止めて頂きたいと思います。
【次の発言】 工事の不正事件ということにつきまして先ほどいろいろお話が出ましたが、私どもも工事の不正防遏、……
○溝口三郎君 四百八十五号につきましてこの前に御説明を伺いましたが、もう二、三厚生省御当局にお伺いいたしたいと思います。四百八十五番は、これは検査院の批難せられたところは、当初から売渡すものを保管さして置いた、それが処置が当を得ていないということになつておりますが、私はこれはその通りだと思いますが、ただそのことか続いていろいろ経理上の問題につきまして遺憾な点があるように私は考えるのでございます。そこで二、三の点をお伺いいたしたいのでございますが、山之内製薬会社というものを配給代行機関という特殊な名称を用いられておるということ、配給を全国的に一手に引受けさしておる点でございますが、この点について……
○溝口三郎君 四百九十三号の砂糖の問題につきまして、会計検査院の批難事項は売買を作為して、公団の損失の七億五千万円を農林省は支出をして公団に利益を得させたという事項でございますが、農林省の政府委員の御説明では、これは関係方面から指示されたので、関係各省と協議の上で止むを得ず処置しておる、売買行為で、公団の損失を補てんしたんだというようなことで、会計検査院と農林省との見解が若干私は食い違つて来ておるように個つたのですが、こういう非常な大金が価格政策上といいますか、書類を作為してそうして動いておるというようなことを私は伺いまして、非常にこれは大きな問題もあるのではないかというように考えられるのでご……
○溝口三郎君 前年度繰越が商品代に二十六億もあつたのはどういうのかというのが私のこの前の質問で、収束過程における各方面の公団等でいろいろの不当事件或いは不正事件があつたので、且つ薪炭需給特別会計は第六国会以来国民の関心を持つておるところであつたので、決算の報告に二十六億繰越しておるということがあると、一応これを伺つて置きたいと思つてお聞きしたので、中金と国有林の特別会計に支払うべきものが繰越しになつておるということがはつきりして私は非常に結構と思います。なお運搬費を三分の二くらい使つて、三分の一は翌年度に繰越したのはこれは事実上入荷が少なかつたのか。それから途中で運搬賃は卸のものも山元のものも……
○溝口三郎君 五百三十六番と、五百三十七番についてお伺いいたしたいと思います。 五百三十六番は、物品の売渡に関し経理処置当を得ないもの、ということでございます。東京鉄道局で制輪子二万個帳簿価格が四百三十一万六千円の物を不用品として鉄道弘済会に百四十四万円で売渡した。これは殊更に手持貯蔵品を組替えて不用品として鉄道弘済会に売渡したもので処置当を得ないという会計検査院の指摘されているところでありまして、これに対して運輸省の弁明によりますと、外註した品物で入つたのは四万二千個くらいで、自家製作と比してそれに品質が劣るので、従来の使用実績等を勘案の上二万個を未稼働品として処理することとした。責任者に……
○理事(溝口三郎君) 開会いたします。本日は委員長が渉外関係で御欠席でございますから、私が委員長の代理をいたします。
労働省の一般会計歳入歳出の案件五百六十四号から五百六十七号までございますが、これを一括して問題にいたします。会計検査院の大澤第二局長が御出席でございます。一括して成るべく時間の関係がありますから要点をお願いします。
【次の発言】 労働省の亀井会計課長から御説明を願います。
【次の発言】 労働省関係の全部の案件四件について何か御質疑がございましたら……。
【次の発言】 只今のカニエ委員の御要求の資料の提出をお願いします。
別に御質疑がないようでございますから、労働省関係の質問……
○理事(溝口三郎君) 只今から決算委員会を開会いたします。本日は逓信省、建設省、大蔵省及び農林省関係の残りの分を御審議をお願いいたしますが、只今郵政大臣が御出席になつておられますから、最初に逓信省関係の批難事項のうち、郵政省関係の御質疑をお願いいたしまして、順次建設省、大蔵省、農林省関係の質疑に入りたいと存じます。では逓信省関係の御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 郵政大臣には別にほかに御質問ございませんか。それでは只今の事項につきまして郵政省の監査課長が御出席になつておりますが、事項別にその要点だけ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 電気通信省の肥爪経理局長がお出でになりますから……
○理事(溝口三郎君) 只今から委員会を開会いたします。本日は建設省関係の残りと、大蔵省の特別会計の関係に入りますが、最初に建設省の五百八十七号の質問を留保していた問題につきまして、建設省の植田会計課長から御説明をお伺いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問はございませんか。御質問がないようならば……。
【次の発言】 只今のカニエさんの御意見に関連しまして私からちよつと建設省にお伺いしたいのですが、災害の復旧工事の補助金につきましては、これは現在の財政の上から、一つ災害がありますと三、四年かかるようなことで、いわゆるやり越し工事というものが非常にたくさん出ているのであります。先ほど会計検査院か……
○溝口三郎君 私は小委員会におきまして、なお審議を十分に重ねて頂きたいということを申上げたのでありますが、時日の関係もあるし、採決をする時期になつたということで、私は棄権をいたしたのでございますが、今日は詳細な御報告を伺つたのでございますが、なおその事件等につきまして速記録ができ上りましたら、それに基いて私は慎重に審議をした上に、この問題を私どもの態度をきめたいと思つております。今日はこの程度で取やめて頂くように願いたいと思います。
○溝口三郎君 三月十四日小委員会におきまして、小委員長から報告資料の説明がありまして、そのときに小委員会は小委員長報告通り可決になつたのであります。私はその当時なお審議が盡されていないということから、採決につきましては棄権をいたしたのであります。その午後の本委員会におきましても、この報告書の内容を十分に研究した上に態度を決すべきだということを私は考えていたのでございますが、今まで長い間かかつて小委員会で証人等を喚問して審査をしていたのでございます。そして三月の十四日に、こういう委員長からの御報告があつたのでございますが、私は長い間かかつて、この問題を何とかして真相を究明したいのだということから……
○溝口三郎君 撤回は決定したのですか。
【次の発言】 只今高橋委員から大橋氏の偽証は告発すべからずという採択第二十二号の動議が出されましたが、只今の段階におきましては偽証の告発すべきものと決すべき段階ではないと私は認められると共に、カニエ委員からの只今告発の動議を撤回されることが決定になつたのでございますが、今改めて高橋君の動議の採択も必要がないと認められるのでございますが、高橋君もこの動議は撤回されたら如何でございましようか。(「異議なし」、「反対」と呼ぶ者あり)
○溝口三郎君 郡政務次官にお尋ねいたしたいと思います。先ほど灌漑排水用の電力料金につきまして、郡政務次官は、物価庁でもその問題については特に考えて、現在でも割引の制度があるから、それと同じ方針で進みたいというように私は承わつたのでありますが、灌漑排水用の電力料金につきましては、今に実は始つたことではないのであります。非常に農業上に重大な問題でございまして、数年来から実は問題があつたのであります。そうして二十四年の十二月の電力料金が一斉に三割二分値上げになつたときに、灌漑排水用の電気はこれは約二倍に実は上つたのでございます。それと申しますのは、実は二十一年来電力料がだんだんだんに上つております。……
○溝口三郎君 農政局長にお伺いいたしたいのですが、農業委員会法案、これは前の農業調整委員会の考え方から非常に変つて来まして、農村の本格的な立場から問題になつておるこの農民代表機関としてできるものだと思うのですが、農業生産力の発展、農業経営の合理化を図り、農民の地位の向上に寄与するというような、こういう第一條の目的を達するために、その所掌事項と言いますか、第八條でありますか、その第三項は、これは私は最も今の第一條の目的を達するには必要ではないかと思います。農地の開発、改良等によつて土地利用の高度化を図り、農業技術の改良、その他農業生産に関する事項、農畜産物の加工、販売その他処理に関する事項、こう……
○溝口三郎君 只今農地局長から本年度の一災害の概況を伺いましたが、近年頻発する災害がだんだんに多くなりまして、殊に本年は今までになく早く災害が来た恰好でございますが、これからまだこの植付中にも、或いは大きな災害が来るような予感もあるのでございます。先ほどお伺いいたしました百五十億くらいの災害について今後助成なり金融のほうを大体どういうお見通しでやつて頂くのか。昨日もこの委員会閉会後に秋田のかたがたが大挙して陳情に来られておりまして、青森あたりからも数十名のかたが何とか早く金融の途なり補助金を早く交付するようにして頂きたいというような陳情をしておられたのでございますが、これらの補助金等については……
○溝口三郎君 未墾地買収の面積が百二十五万町歩で、売渡しの面積が三十五万町歩、残りの面積が九十万町歩になつておりますが、この数字は昨年の七月頃御発表になつた数字とどのように変化しているか、これをお伺いいたしたいと思います。進捗の状況をお伺いいたしたいと思います。なお百二十五万町歩買収未墾地の中には、話に聞くところによりますと、四十万町歩ぐらいの開墾不能地が含まれている、そのまま放置しておけば、これは国土の荒廃にもなり、前の所有者にも迷惑をかけるから、速かにこういうものは適当の措置をとるべきであるというので、第八国会におきまして、農地調整法の改正の場合に、未墾地の買収したものは、開拓用地以外でも……
○溝口三郎君 蚕糸の復興計画を、新らしく五カ年計画というようなことをお考えになつておるように承わりますが、その施策としては、桑園の反当の収穫量を殖やす、これは技術の改良等によつてやつて行く、もう一つは桑園の面積を殖やして行く、それについて先ほど片柳委員からも話がありましたように、桑園の面積を殖やすならばはつきり目標を立てて、農林省全体としてやつて行くべきであると私はこう考えるのでございますが、そこで先ほど蚕糸局長は、桑園の面積を殖やす、殖やすには適地適作で将来やつて行きたいというお考えのようでございますが、従来でも実は桑園の増加については、この十数年来始終蚕糸局のほうでお考えになつてはいられた……
○溝口三郎君 農林漁業の資金融通法案がこのたび提案されましたことは、私ども年来の融通資金の開放の法案が出たことで非常に喜んでいるのでございます。この融通資金の問題が年来要望されておりましたことは、これは御承知のように農林省の補助政策ということが近時資金の方面へだんだん移行されて来ているのだ、その上にこの数年前から小規模の土地改良、殊に耕地整理とか暗渠排水、客土というようなものはこれは補助金が全然公共事業としては出なくなつた、そこで公共事業費の予算も割合がだんだん少くなつて来た、一方食糧増産は是非とも積極的にやらなければならんということから公共事業費の不足の分を資金融通をして、そして食糧増産のプ……
○溝口三郎君 單作地帶の対策につきましては、私は根本的の対策は單作地帶を解消するにあるんだということを従来言うておりましたが、これは技術的にも私は可能性があると信じているのでございます。代表的な單作地帶、新潟とか富山、石川等の日本海沿岸等におきましては、従来耕地整理とか土地改良というものが相当に実は発達をしているのでございますが、現在におきましてもまだそれは二毛作をするという段階には実は行つておらないのでございまして、簡單なことでございますが、私は最近完全乾田化とか変作田ということを主張しているのでございます。二毛作よりかも、もつと三毛作、四毛作もこれはとれるんだと、それは排水路の計画というも……
○溝口三郎君 今江田委員から経費の、点について御質問があつたのですが、私は別の意味から経費の点についてお伺いいたしたいと思います。従来農地委員会、農業調整委員会、改良委員会、この三つの農民の団体がありまして、それぞれの目的を以て農地改革の事務、供出の事務、改良の事務というものを行なつておつた。この組織を簡素化し、そうして総合化して一つの農業委員会というものに一元化したのであります。それらの事業分量は当局の御説明では農地改革等は、今までは一年間に五十万町歩の売買をやつたのが、今度は五千町歩以下になつた。一応農地改革の仕事も済み、供出の事務も減つたから、〇・六人ずつの事務員を合せて一本のようなふう……
○溝口三郎君 只今官房長からお話がありましたが、今度の預金部賞金の四十五億、その配分計画の資料を頂くと同時に、先ほど一応七十億ぐらいの見通しをつけたものがあるというようなお話でございましたが、それも併せて御提出をお願いいたしたい。どういうふうに前は考えていた、今度は減つた、むしろこれは非常に減らすことはいいのでございますが、土地改良等はそのままになつている、前の計画からこのくらいになつている、そういうようなことで事業分量が減つてしまうというような結果になるわけでありますが、これをどういうふうにお考えであるか、一応新旧併せて資料を頂きたいと思います。
○溝口三郎君 公益事業委員会がアメリカのOCIと契約して、日本の諸河川について水力電気の開発についての広汎な調査をなさつておられますので、先ほどお話を承わりましたが、アメリカのOCIからエキスパートのかたが四、五人来ておられて、そうしてその作業には電源開発調査会が当るのだという御説明でございましたが、電源開発につきまして、私は他産業との関係、殊に下流の農業関係につきましてはこれは重大な関連があるのでございますが、そういう面について従来電力開発の面から余り考慮を拂われていなかつたのでありますが、そのために下流の農業が非常に困つている事実がほうぼうに実はあるのでございます。今でもピークの問題には、……
○溝口三郎君 一昨日、十八日の本会議におきまして、社会党の三輪議員から災害復旧に関する緊急質問の中で、本年七月十一日に起りました京都府下平和池の決潰の問題につきまして質問がありましたが、それに対して根本農林大臣からの答弁があつたのでありますが、質問の要点は京都府下の平和池は農林省の所有地であつて農林省の直轄事業である。そしてそれは二十二年度から着手した防災溜池である。決潰の原因は七月十一日の豪雨のさなかに、工事施行の欠陷から決潰したのだということ。その結果百名ぐらいの死傷者を出し、家屋の流失倒壊も多数あり、耕地堤防等の流失したり埋没したりしたそれらの損害も非常に激しく、今日におきましても家屋を……
○溝口三郎君 私、昨年技術的の内容等につきまして御説明をお願いいたしたのでございます。時間がなかつたので……一言政務次官に御質問いたしたいのでございますが、それは災害の対策といたしまして今までもいろいろ御苦心をなさり善後措置をとられてはいたのでございます。今後引続いての問題といたしましては、これは地元におきましても一刻も早く、一日も遅れずに適切有効な復旧、復興の対策を確立せられて、それを速かに実行に移すようにして頂きたいと思うということが、目下地元等においても最大の要望であるのであります。そこで具体的の要望といたしまして二、三地元方から私は陳情を伺つたのでございますが、それはできるだけ早くバラ……
○理事(溝口三郎君) それでは総括的な質問はこれで打切ることにいたしまして、二十九から二百六十一まで、「租税の徴收過不足を是正させたもの」の各項目を議題にいたします。
【次の発言】 ちよつと私から申上げますが、速記が三時でなくなることになつておるのでありますが、速記がないと審議いたしましても効果がないと考えますが、今日はこれで散会したら如何かと思いますが、如回でございますか。
【次の発言】 森委員から二十九から二百六十一までは審査をこの程度で打切ることにしたらどうかという御発言がありましたが、如何でございますか。
【次の発言】 皆さん御異議ありませんか。
○溝口三郎君 十月十四日の夕方、鹿児島県の枕崎港に上陸しましたルース台風は、未曾有の大被害を九州各地から中国、四国に残して逃げ去つたのでございます。只今農地局長から概要の御説明を伺いましたが、政府においても、これの対策について種々御配慮になつていられるようでございますが、今日まで満一カ月終つているのでございますが、いろいろの問題についてもはつきりした御方針もまだ立つていないようでございます。できるだけ速かに確定した方針を発表されて、そうして地元の被害県民が安心して復旧に努力できるような方向に向けて頂くことを是非お願いいたしたいのでございます。ルース台風が非常に被害の大きかつたことに対して、参議……
○溝口三郎君 只今議題になつておりまする法案の名称とその目的についてお伺いいたします。名称は繭糸価格安定法案となつております。その目的は第一條で、「この法律は、生糸の輸出の増進及び蚕糸業の経営の安定を図るために、繭及び生糸の価格の異常な変動を防止することを目的とする。」ということになつておるのでございます。十月の十七日の公報で、農林省は臨時国会に提出を予想される法律案の中に糸価安定法案を予定しておるのだということを発表しておるのでございます。その要綱案によりますと、糸価安定法案の目的は、本法は、生糸の異常な変動を防止することによつて、生糸の輸出増進と蚕糸業の経営安定を図り、蚕糸業の健全な発達に……
○溝口三郎君 私は本修正案に対して賛成をいたします。政府の今回提案いたしました一般職の職員の給与に関する法律の改正案は、新たに三百六十四市町村について勤務地手当の支給地域追加指定と、地域給の格上を行わんとするものでありまして、その所要経費の約七億は既定の一般及び特別会計のうちで賄うことができるとされておるのでございます。現行の地域給は昨年の十月一日から実施されているのでありますが、人事院はその後の物価、生計費等の推移に鑑み、本年の二月十二日に本案と同様な改正意見を申出まして、政府がこれを改正意見通り改正案として提案したものでありまして、この本案については全面的に私は賛成するものであります。然る……
○溝口三郎君 夏期手当が本年度初めて法律案になりまして、公式に夏期の手当で出たことは、今までお盆手当とか、年度末手当の場合にはいつもやりくりをしてやつてたのが、本年度におきましては、これが公式にできることになつたのは非常に私は結構なことだと思いまして、各官庁が一律に五割の支給を受けるという公平な給与が出ることになつたのでございまして、多ければ多いほど結構なのでございますが政府のほうの説明にもありますように、この程度が最高限度だというように言明もしていられるのでございますから、一応政府の今度出すことについての努力を了といたしまして、今後におきましては、なお年末手当等の場合においては昨年と同様、又……
○溝口三郎君 ちよつと川島さんにお伺いしたいのですが、今林野庁の現業職員のお話がありましたのですが、只今労働関係法の改正法案が審議されているのですが、公労法を改正しまして、林野のほかに企業体のような性格を持つている郵政、それから専売、印刷、造幣というようなものが、一連の現業が公労法が適用されるようになるということになりますと、特別立法で林野だけの問題を切り離してやると、 ほかのほうも一応の関連が私はあるのじやないか、それと単純労務者のお話もありましたが、単純労務者は今度の公労法改正には入つていないわけですが、これも今問題にはなつているわけでありますが、この際至急に特別法を林野関係だけについて……
○政府委員(溝口三郎君) 労働省設置法の一部を改正する法律案を審議せられるに当り、提案の理由を御説明いたします。 御承知のごとく、政府といたしましては、我が国の自主自立態勢に即応し、現在の国力にふさわしい簡素且つ能率的で而も民主主義の原則に則る行政機構を樹立するため、行政機構の改革を行うこととしたのでありますが、その一環として労働省につきましても、労働統計調査部を廃止して統計調査監を置くこととし、なお併せてこの際婦人少年室を本省の地方支分部局として設置法に摘記すべき旨を閣議決定いたしましたので、これに基き労働省設置法の一部を改正することとし、本案を提案いたした次第であります。以下その要点を御……
○政府委員(溝口三郎君) 只今上條さんから御質問で部を改正しまして監になつたのだが、その権限等については、これは一般的の問題でございますから、行政管理庁のほうからお答えいたすことにいたしたいと思います。
【次の発言】 労働省におきまして、従来の統計調査部を廃止して統計調査監が統計に関する事務を掌理するということになつたのでございますが、その内容におきましては従前通りの事務を掌理することにいたしております。
【次の発言】 上條さんからの御質問でございますが、労働省におきます労働調査並びに統計の事務は、労働省におきまして特に重要な仕事の一つでございまして、年来労働に関する統計調査の充実については、……
○政府委員(溝口三郎君) 労働賃金のことにつきまして、イギリス等において低賃金の問題がしばしば出て参り、国際的にもこういう賃金等については、実態をできるだけ正確なものを収集して、これを提供する。なおこういう賃金等について実態を把握して、正確な統計を羅針板にして労使の紛争等にこれを利用するようなふうにせよという上條さんの御意見でございますが、労働省におきましても、労働統計は労働行政の本質的なものとしまして、できるだけ労働統計の資料に正確なものを作り上げたいというので努力しておるのでございますが、現状におきましては、まだその人員等につきましても、やはり私どもから考えましても貧弱な程度でございまして……
○政府委員(溝口三郎君) 今回提案されました昭和二十七年度一般会計及び特別会計予算中、労働省所管分につきましてその概要を御説明申上げます。 労働省所管の会計は、一般会計と労働者災害補償保険及び失業保険の両特別会計に分れておりまして、先ず第一に、昭和二十七年度労働省所管一般会計歳入歳出予算について申上げますと、歳入において総額一億九千九百三十三万三千円で、前年度の二億一千三百十一万四千円に比較して一千三百七十八万一千円の減となつておりますが、これは歳入の主である労務供給事業の免許料の減額と、特別会計等の失業者退職手当負担金の受入額の減少つによるものであります。なお歳入については、ほかに郵政省所……
○政府委員(溝口三郎君) 失業保險法の一部を改正する法律案を審議されるに当りまして、本法律案の提案理由を御説明申し上げます。 今回の改正の内容は、第一に失業保險事業運営の現況に鑑み、現行保險料率を二割引き下げること、第二に延滞金の免除規定を整備することの二点であります。 第一の保險料率の引下げにつきましては、最近における失業保險事業運営の状況を見ますと、一昨年六月の朝鮮動乱以後の雇用情勢を反映して、保險経済の状況も著しく好転して参りましたので、従来の運営の実績に基き、且つ、将来の保險経済の推移を考慮に入れて現行保險料率百分の二を三割引き下げて千分の十大としたのであります。即ち、失業保險給付……
○溝口三郎君 先の特別国会におきまして、国家公務員等の退職手当の臨時措置法の改正法案が提出されたわけでありますが、それによりますと、本年の三月三十一日限り効力を失うのを、将来恩給法又は共済組合法などの総合した恒久的な退職手当の制度のできるまで、いわば期限なしにこの法律の効力を持たせる、なおそれと同時に退職手当に対して手当の率の引上をすることにしたいという改正法案が出たわけでございますが、それに基きまして昭和二十八年度の当初予算におきましては、退職手当が年間で一般会計、特別会計、政府機関等併せて約三十八億計上されていたようでございます。今回期限を五月三十一日まで延長して暫定予算を組む場合に、三十……
○委員外議員(溝口三郎君) 江田委員から灌漑水温について御質問がありました点に関連いたしまして、委員外の発言をお許し頂きまして有難うございます。この機会に政府当局にお伺いいたしたいと思いますのは、ふだん建設大臣は利水事業について、潅流水温のことについて非常に御理解のあることを伺いまして非常に敬服に堪えないところであります。建設大臣のお考えは、十分に利水の方面に努力して、将来研究をして行くということでございますが、これはどなたもそういうことは言われていることで、当然やつて頂かなくては困ると思います。お説のようにこれから先の水資源の開発、これはダム式によつてやる電源開発、殊にこれから先のやつはダム……
○溝口三郎君 公務員制度の審議につきましては、この次に廻して頂いて、提案理由の説明だけ願います。
○溝口三郎君 公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の改正案につきまして、先日提案理由の御説明をお願いいたしたんですが、そのときの御説明では、現行の退職手当の臨時措置の法律は二十七年度限りで効力を失うから、引続いて二十八年度以降もその効力を持たせることを主眼にしているんだ、併せて退職手当の支給額とか勤続期間の計算等の所要の改正をすることになつたという御説明がございました。それと関連いたしまして、改正法案の第一条におきまして、この法律案は、今後別に法律を以て恩給法、公務員共済組合法の規定による退職給付、及びこの法律の規定による退職手当等を総合的に新たな恒久的退職給与制度が制定実施されるま……
○溝口三郎君 先ほど高田委員からのお話に関連いたしまして、進駐軍の労務者が国家公務員の身分を失つた場合に、身分を失うからこの際退職資金をもらいたいというようなお話が当時あつたやに私ども聞いておりますが、今のお話で参りますと覚書があるというように伺つたのでございますが、昨年の十二月の衆議院の委員会で調達庁の長官はその当時に労働協約があつたんだ、そして労働者と話合いをして、それを更新して又同じような労働協約があるような御答弁があつたのでございます。私は労働協約という字がありましたから疑問に思つたんですが、特別職の者は国家公務員でも団体交渉をやつて労働協約を結んでも差支えないのかどうか。若し差支えな……
○溝口三郎君 調達庁長官にお伺いいたします。昨年の十二月二十三日の衆議院の人事委員会におきまする調達庁長官の御答弁と、一昨日の本委員会における菅野副官房長官及び政府委員等の説明を総合いたしまして、私の御質問をいたす前に、私の大体了解いたした要点を一応確認して頂く必要があると思いますから、その点について御意見をお伺いいたします。 政府は二十七年の四月二十八日に支払うべき駐留軍労務者の退職金の未払、それが現在では約七十億あるが、これを今度の改正法律案によつてできるだけ一時払のできるように努力をしておるのだ、この改正法案の成立を、これは議員立法でありますが、希望しておられるような意向のように承わつ……
○溝口三郎君 四月、五月の暫定予算につきまして大蔵大臣の説明を聞きますと、一般の公共事業、食糧増産対策事業等は最小限度の事業を実施する経費を計上したというように聞いております。予算編成の一般方針につきまして、公共事業、開拓、土地改良等、又事業の性質上、前年度予算の四分の一、即ち三カ月分を御用意になつておりますが、こういうことは、これは暫定予算として提出されているので、こ の際は手違いのないように願いますが、食糧増産対策のうちで特に需要な肥料対策、これはその季節性に鑑みて年間予算の二分の一を計上したというようになつておりますが、そういたしますと、暫定予算は大蔵当局の手心で季節的なものは二分の一……
○溝口三郎君 食糧増産対策費の追加五億六千六百万円についてお尋ねいたします。只今御説明のありましたように、補正予算では新たに法律化されました特殊土壌地帯対策事業費補助、急傾斜地帯対策事業費補助、積雪寒冷単作地帯対策事業費補助の超過分そのほかに臨時石炭鉱害復旧法に要する経費、それを合せて五億六千六百万円ということになつておりますが、法律ができたので、あとで申訳に顔を出して来たという程度に計上されておるのでありますが、これらの事業量は相当にあると考えますし、又おのおのの法律につきましては、振興計画等について年度計画が定められていることと考えるのであります。そこで資料を要求いたしたいのでございますが……
○溝口三郎君 公務員の給与改善について、公社の職員と一般公務員の支給方法について財源が非常に違つておると思いますが、一般公務員のほうは第四四半期分の超過勤務手当の財源を繰上げて支給するということになつておる。公社の職員のほうは超過勤務手当、の繰上げというようなものはない、奨励手当とか報償金の名目で、その財源は既定経費の節約で捻出するほか予備費を利用することもある、財源について根本的に変つておるのでございますが、一般公務員の超過勤務手当はその実情に即して年内に繰上げて支給するということになつておりますが、実情に即してということが私は非常に問題だろうと考えるのでございます。当初予算におきましても、……
○溝口三郎君 今井さんの意見をお尋ねしたいと思います。今回の恩給法の改正につきましては、今までの恩給のほかに軍人の恩給を入れることが、根本になつております。先ほどのお話によりましても、軍人の恩給は現在の公務員の恩給制度に大体右にならえというようなことで、階級差の問題とか勤続年限の問題とか、現在の公務員の恩給の、特に恩給の支給額、これは原則的に十七年たつた者は百五十分の五十支給するのだ。この率は大正十二年頃に恩給法ができたときの率そのままになつておるのでございます。国家公務員法の恩給の根本原則におきましては、退職当時の条件に基いて退職後においても適当な生活を保障するに必要な金額を支給することが根……
○溝口三郎君 義務教育の職員の給与につきまして、只今文部大臣の御説明によりますと、二十八年度においては一人当り三百四十九円がベースよりか高い。そうしてその金額は約五十億くらいになるということでございますが、それは今まで府県で支弁して頂いたんだから、それも今度はその分はやはり支弁してもらえるだろうという御意向を持つておられるように伺つたのでございますが、その点につきましては先般衆議院におきます予算委員会でしたか、文部省の政府委員の答弁とは食い違つておるのでございます。政府委員の答弁では、定員は五十三万人あるのだ、そうしてその定員定額を出すなら実員は二万人欠員になつておる、丁度二万人の分は五十億く……
○溝口三郎君 ちよつとお伺いいたしたいのですが、この問題については、大橋さんは全然初めは知らなかつたというお話でごさいましたが、一番初めにこの問題の出たのは、多分二十一年の十二月頃、戦災復興院で足利工業に発注したと伺つておりますが、そのときは契約者は瀧澤という総務課長だというふうに出ておりますが、こういうような問題については、その当時次長に出されておりましたが、決算や何かはどの辺までやることになつております。
【次の発言】 わかりました。もう一つお伺いしたいのですが、先ほど過拂金の取立について、局長のほうから依頼を受けて、相談をして立会つてやつたということでごさいましたが、その当時大橋さんは足……
○溝口三郎君 昨日頂きましたこの支払状況調書には、八回に分けて九千九百万円支払つておるということですが、この二十二年の三月から二十三年の十二月まででありますが、二十一年度から二十三年度まで会計検査院の報告では二十一年の十二月に二十五万フイートを契約したということになつておりますが、それは二十一年度に全部二十五万フイートを契約したのでありますか、どういうことになつておりますか。二十一年度に契約して、それが非常に遅れて納入が二十四年分四月までに納入したのか。その三方二千フイートというものが入つていないようになつておりますが……。
【次の発言】 二十一年度くらいに一遍に二十五万フイートを発注する、そ……
○溝口三郎君 証人にお伺いいたしますが、代行というのは、特別調達庁に代つてやる、その内容は、納入とそれから輸送というようなお話でございましたが、具体的にもう少しお伺いしたいと思いますが、特別調達庁の納入、それから輸送のような業務を代行の契約をなさつたのは、特別調達庁と太平商工と申しますか、それと請負の契約をなさつたのでございますか、その点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは委員長にお願いいたしたいのですが、はつきりいたしませんので、契約の写しを一つ提出して頂くように、それに基づいて審議したほうがよかろうと思います。
【次の発言】 二重煙突の大きな問題の根源が検収制度にあつたと思い……
○溝口三郎君 私から証人にお伺いしたいのですが、この前に二重煙突につきまして太平商工の山口検定人の代理をやつた藤原というかたを証人に出て頂いて、この二重煙突の問題の発端のことについて証言を求めたのですが、それ以前に足利工業の高橋専務が証言をしておりますが、過払になりました三万五千フイートの検収調書の問題ですが、最初に高橋専務からお話を伺つたときは、年末に金が必要だからというので、作為をして検収調書、これを太平商工のほうへ、人を介して話をしたのだということを実は言つていたのであります。藤原証人に私からそのことを確かめたのでありますが、それは足利工業の高橋専務からは人を介してでも、本人からもそうい……
○溝口三郎君 証人に一、二お伺いいたしたいと思います。それは第一は、証人は大橋から支払促進の件を頼まれたかどうかということでございますが、大橋の証言では、二十三年の十一月の末項に加藤証人に代金二千万円の年内支払方の促進の運動をしたということを証言しておるのですが、先ほど証人は大橋からは頼まれたことがないということを言われておるのでございますが、大橋は十一月の末項でありますが、十一月の中頃のようなことを言つておられるのを私は聞いたことがあるのでございますが、その頃に大橋にお会いになつたかどうか、そうしてその大橋の証言では二千万円の年内の支払方の促進運動をしたということを言つておりますが、二千万円……
○溝口三郎君 建設大臣と農林大臣に質問いたしたいのでございますが、農林大臣の御出席かありませんので止むを得ませんから次官から御答弁願いたいと思います。北海道開発の重要度は終戦後特に最近非常に高くなつて来たのでございます。公共事業費も昨日増田長官の御説明のように一般の一四%、八十八億にも上つておる。昨年あたりよりか画期的に多くなつているという御説明があつたのであります。八十八億の中で災害が、これは主として建設省関係でございますが、十八億ぐらいあるのであります。それを引いても七十億ぐらいあるのでございますが、そのうちで河川関係は十九億ぐらい、道路は十五億ぐらい、農業関係の土地改良や開拓は二十一億に……
○副委員長(溝口三郎君) 只今より小委員会を開会いたします。今日お集まりをお願いいたしましたのは、昭和二十三年度決算検査報告批難事項第四百三十七号、即ち秋田木材株式会社に関する件の証人の喚問についてでございます。本件につきましては、去る八月二十日、閉会中の小委員会において御決定を頂きましたが、国会も改まりました関係上、念のため八月二十の決定通り、元内務省調査局第二課長大谷喜一郎、元内務省調査局長西村直己、秋田木材株式会社取締役結城亀太郎の三氏を証人として出頭を求めることに決定して御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さように決定いたします。なおその際に秋田木材株式会社深川支……
○溝口三郎君 秋田木材が略奪物資の梱包用木材の売買について、内務省の調査局と契約をいたした点につきまして、契約書の案文について内務省所管の略奪や、撤去用梱包材の買入、輸送、積卸し、保管、供給等の、こういう作業を秋木は内務省から請負いという條項に基いて、その手数料等においてはマル公の一割二分を支拂うという契約になつていたのでもが、そこで問題の四万五千石の金額を内務省で支拂つた場合には、それは検收ということは会社が言つているうちに入れていると思うのですが、そこで検收して何千石入つたという調書を会社から提出すれば、内務省はそれに対して金額を支拂うという制度になつていたと思うのですが、それを調査局長が……
○副委員長(溝口三郎君) それでは只今から決算委員会の公団等の経費に関する小委員会を開会いたします。 本日は昭和二十三年度会計検査院決算検査報告批難事項第四百三十七号秋田木材株式会社に対する連合国財産返還梱包用木材の未納の分に対する代金及び保管料等の支拂並びにこれに関連する事項に関しまして、三人の証人と一名の参考人の出席を求めまして慎重に調査をいたすことにいたした次第でございます。証人のかたがた並びに参考人のかたにおかせられましては御多忙中御出席を煩わしまして誠に有難うございます。これから証言をして頂きますが、宣誓に先立ちまして証人のかたがたに一言御注意を申上げます。証言をなさる場合に若し虚……
○溝口三郎君 この前の十月二十四日の本委員会で、私は秋木と終連との間の契約書を、その当時ほかの官庁との間の契約書との違いがあるかどうかを知りたいと思いまして、ほかの官庁の契約書の写しのようなものを提出して頂きたいということを申上げたのですが、今日出ております商工省との関係の契約書の写しは、これは木材売買でなくて、保管だけの契約のようでございますが、私こういう問題でなくて、売買の契約を実は欲しかつたのでございます。それから緊急木材搬入組合と言いますか、そういうものの規約のようなものもあつたらば提出して頂きたいと言いましたが、それは見当らんということで止むを得ないと思うのでありますがそれらにつきま……
○溝口三郎君 行政整理案の決定の順序やら方法等につきまして、食糧統制、農林統計等に関連して、橋本長官、根本大臣等からいろいろ御説明があつたのでございますが、まだどこでどういうふうにされて決定されたかというようなことについては、私納得の行かないところがあるのです。食糧統制や農林関係の大きな問題のみならず、農地局関係等の整理等についてもどういうふうにして行政整理案がきめられたか、これは整理されるほうから言うと甚だ不安心の点がまだ残つておるのでございます。橋本長官は整理案は自分できめたのだ。何千という項目について各省の意見も聞いて、閣議でもこれはどうだ、あれはどうだというようなことについて十分に検討……
○溝口三郎君 保安隊と海上警備隊の給与ですが、応募者が大分少いようですけれども、一般の公務員と給与の標準が違つているのじやないかと思うのですが、一般の公務員の現在の一万六十二円というベースに対して保安隊と海上警備隊のほうは何割くらい高いというようなことになつておりますか。
【次の発言】 補正予算でもやはり今大体同じスライドでやつていられるのですか。もう少し上げてやるというようなあれはないのですか。
【次の発言】 予備隊の施設のうちで百四十八億ですか、そのうちで土地費というものは大体どんな工合になつておりますか。それから土地のおよその面積ですが、山林と耕地…。
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