松原一彦 参議院議員
2期国会発言一覧

松原一彦[参]在籍期 : | 2期|- 3期
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このページでは松原一彦参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

松原一彦[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第5号(1950/11/28、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は第一クラブに所属しておりますが、クラブの性質上代表ではございません。同意を得まして私の所信を私の責任において申述べようと思います。  私は総理大臣にお尋ねを申したいのでありますが、この民主主義の政治のあり方は、初めから結論を決めたものが喧嘩をし合うのではなくて、熟議懇談によつて相手方に納得して貰うものであり、総智を集めて妥当な結論を出すのが正しいと思つております。従つてもう最初から結論付けてしまつて置いて、そうして相手の言うことは一切耳に入れないで突ばねてしまうというようなことでは困ると思うのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)どうか吉田首相におきましても、私は決して御無……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 健康保險法の一部を改正する法律案に対しまして、第一クラブの総意を代表しまして反対を表明いたします。(拍手)  もうこの理由は、すでに只今の藤原議員の長い御説明で十分にわかつております。私はくだくだしく申上げることを避けたいと思いますが、この法律案は政府管掌の下における労務者三百四十万人を対象といたしたものであります。すべての社会保險の各方面に現われました最近の現象はどこでも行詰つておるのであります。特に市町村を單立とする国民健康保險のごときは、御承知の通り頻々として休止いたしており、まさに瀕死の状態に陷つておるのであります。従つてこれが根本的改善策は至るところに考えられております……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第19号(1951/11/17、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私はこの際国会の権成と国会議員の身分尊重に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、世界の将来はたとえ幾多の困難なる過程を踏まねばならぬといたしましても、結局平和に徹底した日本国憲法の精神を基調とする世界連邦的大構想の上に築き上げねばならんものだという堅い信念を持つておるものであります。この意味から申しましても、老首相が遠くサンフランシスコ会議に臨まれて、「世界のどこにも、将来の世代の人々を戦争の惨禍から救うために全力を盡そうとする決意が日本以上に強いものはない」と声明せられたることに共鳴と敬意を表するものであります。(拍手)このことは、世界恒久の平和を念願とし……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第24号(1952/03/25、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 第一クラブは個々人の意思によつて動いておりますから、代表するということは滅多にないのでございますが、この賛成だけは全員の代表としてお聞きを願いたいと思います。(拍手)  この日米行政協定が憲法の下における性質と更に法理論的な問題については、もう只今まで言い盡されておりまするからして、私は縷説を省略いたします。極めて簡單に、私は、この條約の本質とその国民に及ぼす政治的影響、並びに政府の求められておる効果が果してこのような態度の下に行われて挙がるものか否かということに、深く懸念を持つものであるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)外務省から発表せられておりまするところの行政協定の……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、改進党)

○松原一彦君 私は改進党を代表しまして、主として保安庁法案に対する反対を申したいと思うのでございますが、その前に、今回七十日以上を費しまして、非常な時間をかけたる、行政機構の整理が審議せられたのでございますが、この二十七件に亘るところの大きな法案の整理の結果が、誠に骨抜きになつたというふうに伝わつておりますが、これは私は誠に遺憾と思うのであります。それならば、誠に骨を抜いてしまつては相済まないのでありますが、もともとこの法案の中には骨はないのであります。(笑声、拍手)ない骨の抜かれるはずはないのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)と申しますのは、この中で若し現内閣の性格的な基本政策から出て……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第25号(1953/02/24、2期、改進党)

○松原一君 改進党を代表しまして、首相並びに文部大臣に質問します。  今回御提案になりました義務教育学校職員法案は、その御説明の通りに、義務教育に関する国の責任を明らかにするため、義務教育学校職員の地位及び待遇を保障し、その全額を国が負担して義務教育無償の実を挙げ、以て義務教育の水準の維持向上を図るということでありますから、それならば、私は教育界の出身でありますが、数十年来希望し通して参つたことであり、改進党も又かねてこのことをば標榜して参つておるものであります。異存のあろうはずがありません。結構至極であります。私どもはむしろ感謝を以てこの案が成立することを希望するものでありますが、併しながら……

第15回国会 参議院本会議 第29号(1953/03/02、2期、改進党)

○松原一彦君 この問題は、いろいろ多岐に分れます。詳細は委員会のほうでお尋することとしまして、私は三つの質問と一つの希望とを申述べたいと思います。  第一は、政府は元軍人に対して如何なるお考えをお持ちになるかという根本の考え方を一つお聞きいたしたいのであります。戦争終結後における占領軍の治下にありましては、戦争という思想を根絶し、そうして軍事に加担したる者は子々孫々に災いがあるぞよという、一つの懲りさせる手段をとつて参つたのであります。従つて勅令第六十八号のごとき、軍人を殆んど懲罰に付するような性質のものをも用いたのでありますが、併しこれは占領治下であります。政府も止むを得ずこれに同ぜられたも……

松原一彦[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

松原一彦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1950/10/03、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 第四班は山下委員長、藤原委員と私が参つたのでございます。地域は高知県と愛媛県と大分県、大分県は公式には私の名がございませんが、便宜随行いたしました。総合的に見まするというと、厚生施設は平和なる文化国家の建設の上に基礎的必須條件ではありますが、開始以来日が浅いことと、日本の富力がこれに添わぬために施設が不十分であること、担当者に適材を得ておらぬというようなところからして、概して形式的な名目の羅列に止まつて、一般的に貧弱幼稚の譏りを免れないように思われます。特に経済力の不均衡から生ずる地方差が、この施設の上に甚しいということを認めざるを得ないのでごさいました。その一例といたしまして、……

第8回国会 厚生委員会 第閉会後2号(1950/10/04、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 中に含まれておるのですか。
【次の発言】 局長に伺いますが、今の学校給食の経営主体は誰なんですか。学校長ですか。又は経費の責任はどこにありますか、伺いたい。
【次の発言】 そうすると、文部省は今のお話では漸次全国に及ぼしたいというのは、学校給食というものを一つの教育的理想として教育の責任の範囲において、学校長が学校長の教育的責任の範囲においてこれを法的な措置としてやらせようとする将来のお見通しをお持ちでございますか。
【次の発言】 大臣の来るまでに……、いろいろ問題が起つて文部省でも御心配のことと思うのですが、この学校給食は私は非常に結構なことと思うのです。将来大量に、殊に廉価に……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと伺いますが、その利率の計算は日にちで計算しますか、月で計算しますか。
【次の発言】 そうしますと月末に預けたものが翌月に早く取出した場合にやはり二ケ月としておりますか。

第8回国会 厚生委員会 第閉会後4号(1950/11/06、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 委員の一人として、私はかねて希望しておつた社会保障制度をば、この国情に照らしてここまでおまとめ頂きました大内会長に敬意を表します。一点お伺いしたいのでありますが、今度の保障制度の試案の冒頭にもありましたように、これは従来の封建的な特権というものを一切取除いて、社会公平の原則に従つて平等に国民の福祉を増進するという御趣旨に立つたものであるというふうに了解しております。が、そのうちに公務員に対する態度について、一部に一般の被用者と区別せられた点があると思います。養老年金のところにおいて、それがはつきり出ておりますが、これはこの事務局で編纂せられました二百三十八頁にあります第一の、国家……

第8回国会 厚生委員会 第閉会後5号(1950/11/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 まだ統計や御報告をば完全には読んでおりませんから分らないのですが、結核を計画的になくする方面に積極的な努力を拂つてその成績の最も顯著な地方を三三お示し下さいませんか。
【次の発言】 こういう地方はございませんか。この予防や衛生の施設若しくは積極的な栄養施設等が非常によくなつた結果無結核村といつたようなところはございませんか。あつてこれを表彰せられるといつたような明るい面からの結核予防の何か道はないでしようか。私は昨晩読んだ新聞に酪農の奬励を実地に見て来てそれを報告してある記事がありましたが、鳥取県の一部には一軒の家で牛乳を一日に二升自家用としてとつておる、各家庭に非常にバターが還……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/12/04、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 法務総裁に伺いますが、私どもこの請願書を見て驚いたのであります。そうしてこの請願者に接して事情を聞きました。誠に乱暴極まる処置だと思うのであります。この七万五千名の集団的な、而も多額の国費を使つて新らしく組織せられた部隊が、何ら自分上の保障もないというような根本的の面に誤りがあるし、その故に病気になれば直ちに片道の旅費を與えて郷里に帰してしまうというような残酷無情なことが一体どこから考えられたかということを私は疑つたのであります。又只今の御説明によつてほぼ分りましたが、中央はそういう命令を出したことはない、これは連絡土の誤りであつたと言われまするけれどもか、五百名に上るこの患者と……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣に伺いますが、今回一般職の給与に関する法律の一部が改正せられまして、かねて待望の給与増額ができるようになりましたことは、内容においては極めて不満ではありますけれども、いささか明るい喜びを持つものであります。併し厚生大臣御所管の癩、結核、精神病関係職員の調整号俸が非常に削減せられておる。このことにつきましてはかねて閣議でもあつたことでありますが、厚生大臣はどういう御所見をお持ちになつて、かような処置をおとりになつたのでありましようか。一つ詳細に承わりたいのでございます。
【次の発言】 一応善後措置をおとりになる御計画があるということは承わりましたが、これは重大な問題でござい……

第9回国会 厚生委員会 第6号(1950/12/08、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今回保險料率を増額しなくてはならない理由を先日来お聞きしておるのですけれども、一つは徴収不能のものがあり、そこから赤字が出ている。十一月末は七割二分といつたような不成績であるというのであります。九割と見込んでおりますが、果して九割を年度末までに徴収ができる確信をお持ちであろうかどうか、それともその九割ができたときになお且つ赤字は残るのであります。料率が上つた際すらもこれほどの多くの徴収未納ができている、未済ができているのでありますが、更に保險料率を上げた後の一体徴収の可能性をどう御覽になるか。私共は料率が上れば、今日の物価高の際に非常に生活は窮迫しているときでありますから、僅かで……

第9回国会 厚生委員会 第7号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 反対意見を申述べます。社会保險の窮状はもはや尋常のことでは救済すべからざる程度のところまで陷つております。中山委員もすでにこれを十二分にお認めになつておるのであります。この際には何とかして根本的の考慮を払わねばなりませんのにかかわらず、政府は極めて安易に保險料金の料率の増額によつてのみ片付けようとする態度を否定します。  第二は、このたびの増率を、たとえ可といたしましても赤字はすでに十一億円に達する見込であります。増率による本年度内の收人増は三億五千円に過ぎません。八億円というものは明年度に赤字として繰越さねばならんということは政府当局のほうでもすでに言つておられる通りであります……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/05/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) これより委員会を開きます。成規により私がこの席を汚します。早速委員長を互選いたしたく存じますが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 只今の御動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よつて堀末治君を委員長と決定いたしました。それでは委員長とこの席を代ります。(拍手)

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1951/05/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私のほうは御承知のような思い思いの意見でございまして、まだまとまつたものはございません。いずれ希望を徴しておりますから申上げる時期があろうと思います。ただ私は選挙法は成るべく国民の自由を束縛しないようにありたいという希望を持つております。そうして金のかからないような選挙ということが要望せられておりますが、その金のかからない選挙というものの一番よい方法は、やはり比例選挙法ではないか。政党が今日のごとく発達して参つたのでありますから、比例選挙法によりまして国民の意思が政策批判であるところに行かなければ本当に徹底した公正な選挙はできないように思う。この点につきましてはいろいろ研究もいた……

第10回国会 厚生委員会 第1号(1950/12/11、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は社会保障制度の関連事項として、人事院における恩給法の改正が只今問題になつておるのでありますが、この件につきましては、最近アメリカからロバート・マイヤース氏が来朝せられまして、去る九日に恩給法に関する勧告を政府のほうにしておらるるやに聞いておるのであります。幸い本日は人事院の恩給課長坂中氏が見えておられますから、坂中氏にこのロバート・マイヤース氏の勧告案の概要を一応述べて頂きたいと思います。
【次の発言】 国家公務員法によりますと、恩給というものに対する特別の節が設けられて、これに定義が付せられて、そうして第百八條では、保険数理によつて健全なる財政の基礎の下に、新らしい恩給法……

第10回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1951/07/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私からもお尋ね申上げたいと思います。政府は厚生行政に対してどういうふうな熱意を持つておられるであろうかとかねて思つておつたのでありまするが、先般来新聞に伝えるところを以てするというと、どうも大した熱意は持つておられないように思う。只今厚生大臣、殊に新鋭の、信頼すべき手腕をお持ちになつていると思われる厚生大臣を配せられたのでありまするから、まさかとは思いますものの、併し伝えるものはやはり幾らかのものはその事実があつてのことだと思われるのあります。例えば結核予防対策費のごときも、漸く今日癩病をほぼ片付けて、これから日本国民病としての民族の非常な悩みである結核対策を国策に取上げて八十四……

第10回国会 厚生委員会 第閉会後2号(1951/07/27、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は給与局の慶徳次長、それから坂中恩給課長がお見えでございますから、この際マイヤース氏の勧告による新恩給法の梗概について、できるだけのことを伺いたいのでございます。承わりますというと、まだ新恩給法の全貌は完成もしておらんし、人事官会議も経ておらんということでございますから、責任ある当局としてはお述べにくい点もあろうかと思いますので、これは速記を止めまして、内輪だけの話として御報告できるものを、せいぜい親切に骨子だけでもお話を願いたいと思うのでございます。皆さんの御賛成を願います。

第10回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は第一クラブを代表して遺憾ながら絶対的ではなく、相対的に反対いたします。と申しますのは、社会保障制度が促進せらるれば、社会保障制度の計算によるというと千分の四十六まで医療費が上ることになつたのであります。社会保障制度を急ぎ、且つかねて厚生大臣も医療費の方面に国費の支出がなければならないという御要望があるのでありまして、それを促進する意味において、この法案が簡単に通過したというのであつてはならんと思う。私は明年度においても黒川厚生大臣が大蔵大臣からその方面の予算を取るか、或いは社会保障制度に向つての進行を早めるかをお助け申す意味において私はこれに反対いたします。そうして今後二度と……

第10回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1951/08/06、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと私は委員長を通して参議院の事務当局に御警告を願いたいことがあるのです。それは現行薬事法におきましても、医師以外の者が調剤することができないと、これは先般医薬分業問題のときに随分やかましく論じた問題でありますが、にもかかわらずその立法の府である国会、殊に参議院の医務室の中には薬剤師がいないのであります。看護婦がすべて全部調剤いたしておる、これは皆さん御承知の通りであります。私もあそこに行つてそれはいけない、いずれにしても立法の府がみずから法律を守らないことはいけないのだから、少くともここに女の子でもよろしいから薬剤師を一人入れて、看護婦の定員を一人減しても薬剤師を置いて、小……

第10回国会 厚生委員会 第4号(1951/02/02、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 政府に伺いますが、このうちですでにもう法案の整備を終えて、その筋の了解も得られて、提案に決定しておりますものはどれとどれか。その提案の時期、それから大体の順序、確実性のあるものを御願にお示し願いたいと思います。
【次の発言】 政府に希望しますが、第二にお出しになるというあれは、他に関連事項があつて、これができなければ例の傷痍軍人のほうが済まんのですから、成るべく至急に御提案になつて傷痍軍人のほうを進めるように、内閣、総理府のほうと御連絡をお願いしたいのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 文部省の関係者がおいでになつておるようですから、今この場で即答を求めるわけ……

第10回国会 厚生委員会 第5号(1951/02/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 三万九千でございますか、ざつと。
【次の発言】 この問題はちよつとデリケートなものがありますが、速記をとどめて、文部省の関係からざつくばらんに打合けてお聞きした方がよいかと思うのですが、如何でしようか。

第10回国会 厚生委員会 第8号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 それは価格は幾らですか。
【次の発言】 専門員の今言われたのは、これは販売業者が持つておるものですか。
【次の発言】 説明員の言われたのは、製造業者、この二口ですね、それを価格にしたものは出ませんか。それは何処から集められた材料ですか。
【次の発言】 政府の行政的な話合い、懇談の上から、製造業者が自粛して漸次その製造を縮小し、若しくは廃止しておるということは想像もつきます。私ども大日本製薬を見たときにも、殆んど良心的に今ではそういうものをやめておるということであつたのであります。それはわかりますが、併しそういうことをする一方に使用者に対するところの取締がなかなかつかないという事実……

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 只今御説明になりました癩のほうの調整額はほぼわかりましたが、それを結核、精神病にまで及ぼしたときの二五%の率がどの程度低下するかお示し願いたい。
【次の発言】 厚生大臣がおられるうちにと思いましたけれども、帰られましたから、人事課長おいででしたらお伝え願いたいのですが、私は極く生々しい材料でお願いして置きたいのですが、極く近い先日広島療養所とそれから和歌山県の延壽ヶ浜療養所との二つを見ましたのですが、広島療養所は地域も広いし位置もよいし、誠によい結核療養所でありまして、定員は一千人であります。然るに只今入つておる者は八百五十一人、どうしてこんなに少いかと、定員に対して收容の実数が……

第10回国会 厚生委員会 第14号(1951/03/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私が今回派遣をせられました一人でございますので、これから調査報告をいたしたいと思いますが、お許しを得たいと思います。よろしうございますか。
【次の発言】 院議により地方の厚生行政の実情について調査に参りましたので、その報告をいたします。  今回の調査は主として国民健康保險及び健康保險運営の実態と結核施設の実情その他厚生関係事務の概要等を調査いたしました。調査地は山口、広一島、和歌山の三具で、私のほかに草間専門員、渡邊委員部第二課長が同道されまして、二月二十五日から一週間調査して参りました。その概要を御報告申上げます。  山口県の結核は年々著しい減少を示しておりまして、昭和二十二年……

第10回国会 厚生委員会 第17号(1951/03/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 社会福祉事業に関する小委員会の状況を御報告申上げます。  社会福祉事業法案の重要性に鑑みまして、特に小委員会を設けて審議することに相成り、私がその小委員長に互選せられたのでありますが、小委員会は去る二十日及び本二十二日の両回に亘り開会いたしまして、慎重審議を尽した結果、左の要望事項を全会一致で決定いたしたのでございます。実は重要法案であります上に、この法案にはまだ幾多の疑義もございますので、ゆつくり審議をいたしたい、実施は六月一日となつておりまするから、審議の余裕もあると思いまして、そういう意見も出たのでありますが、併し当局のほうでは、この中の一部は四月一日から実施せなければなら……

第10回国会 厚生委員会 第18号(1951/03/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は同感でございます。今有馬委員から指摘されましたこの文芸春秋の「結核撲滅策の撲滅」という武見太郎氏の提案は大きな話題を投げかけておつて私は方々で、もう毎日のようにこれを取上げたるいろいろの意見を聞かされるのであります。厚生省当局は一体これに対してどういう考えを持つておるのであるか。現に今朝も訪問せられたる医師関係のかたはこの意見に同感であると、こう言つておる。そうしてその対策をここに持つて来ておられます。これは相当手嚴しい論断であつて、最後の所に、日本にフアツシヨ再現の危機ありとすれば、それはヒューマニズムと科学性とを欠如する官僚行政の復活を以て、その第一歩を踏出すであろう。そ……

第10回国会 厚生委員会 第22号(1951/03/30、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私も本案並びに小委員長から報告せられました要望事項、この全部を添えて賛成の意を表するものであります。  この際簡単に所見を申上げます。結核は日本民族の前進を蝕む最大の障害と私は信じております。民族自衛の問題が盛んに唱えられておりますが、民族の自衛は戦争ばかりではございません。この結核による民族を蝕む最大なる障害を、この際何とかして排除せなければ、日本民族の将来が思われるのであります。結核はその中でも最も大きな障害の一つでありますが、併し日本の医療陣営の進歩、その技術、又保健行政がだんだんと進んで参りましたこの実績から見て、私は過去の癩病を今日の程度にまで平らげましたように、結核の……

第10回国会 厚生委員会 第23号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この医薬分業の問題は、非常に重大な問題でありまして、世間を騒がせております。私どもは公正な立場、特に医者の側の立場でもなく、薬剤師の側の立場でもなく、診療を受ける国民の立場から、広く国民の意見を聞いて、この問題を愼重に処理したいと思います。よつてこの問題の審議の過程には公聴会、証人の喚問、その他あらゆる方法をとつて問題の審議を進めて行くというふうにいたしたいと思います。御賛成を願います。

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私はこの方面の知識が浅くて、まだ資料全部に目を通しておりませんから素人考えの質問になるかも知れませんが、この法案によるというと、或る条件を除いては医師の調剤は禁止になつておるのでありますが、又薬剤師のかたがたから出されたものを読んで見ますというと、医者が調剤をすることは畑違いであるというふうにも書いてあります。そういうふうにも言われるかも知れませんが、併し一部或る条件の下においては、医者も又調剤することができるようになつておるのであります。医者が調剤をする能力がないというような前提のない限りに法律を以て医者の調剤を禁止しておる実例がどこか世界にあるのでしようか。この変遷を読んで見……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/08、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 清水公述人に伺いますが、あなたの御職業は何でしようか。
【次の発言】 薬剤師とは御関係ありませんか。
【次の発言】 農村改善協議会長というのは御職業ではないのですね。
【次の発言】 わかりました。

第10回国会 厚生委員会 第26号(1951/05/11、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 塩田先生午後お帰りだと思いますし、今日の御証人の中ではただ一人のお医者さんのように私は拝見したのでお伺いしたいんですが、この法律が成立しますというと、原則として医者は調剤ができない、こういうことになるのでありますが、薬事法二  十二條のままでこの法律が改正せられれば、特定の場合を除いては医者は調剤することができないのでありますが、医者は、一体その医者の調剤を法律において禁止するということの根本の理由は、医者は調剤能力がないのでしようか。或いは調剤能力は一応はあるが、不備であつて危險である、だから原則として医者に調剤は任せられない、こういうことなのでありましようか。いずれ近いうちに……

第10回国会 厚生委員会 第27号(1951/05/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 勝俣証人にお尋ねしますが、勝俣証人は第一案を支持せられ、第三案が行われたのでは困ると言われましたが、その困るという点は何ですか。その点を明らかにして頂きたい。第三案では困るということは何を基礎としたる困る困らんですか。
【次の発言】 困るというのは誰が困るのですか。国民が困るのですか、医師が困るのですか。
【次の発言】 その同調がむずかしいというのは、その調査会の同調がむずかしいのですか。私のお聞きしたいのは、これを法律にした場合における全国民が医療を受け、その医療を新体制によつて進めねばならないという修正の上に、何か困る理論的根拠、或いは実際的根拠がおありになつての困る困らんで……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 只今委員長から、目頭の本日御証言を願う要点は盡されたように思いますが、私も念のために是非お願いしたいことがございます。それは今日、私どもが審議を託されております法案は、世にいわゆる医学分業法であります。これは明治二年以来の懸案に終止符を打とうという重大な問題でございます。ここに日本の医療史上における法律上の一時期を画するものでございますからして、十分に念を入れて、公正に誤りのないようにしなければならんという考えを持つております。これは私どもの責任でございます。今日は、当代医学界の権威であり、又医者を養成し、薬剤師を養成しておいでになる尊敬すべきかたがたから、この重大な画時代的な法……

第10回国会 厚生委員会 第29号(1951/05/23、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 先般院議によりまして、医薬分業の問題に関する多数国民の意見を徴するために、本員ほか三名が中部地方に派遣を命ぜられたのでございます。五月二十一日、愛知県庁におきまして、医薬分業について意見を聞く会を開催いたしましたのであります。年長の故を以ちまして、私が座長に推されました関係上、私からその概要を御報告申上げます。  先ず本会の目的は、只今審議中の医薬分業問題について国民の意見を聽取することが主眼でありまして、厚生委員会からは本員のほかに有馬君、堂森君、川崎君、中山君、藤森君、藤原君と、事務局側からは多田専門員ほか三名がこれに参加いたしたのでありました。当日公述人は愛知、岐阜、三重各……

第10回国会 厚生委員会 第30号(1951/05/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君  医師が今日まで調剤して来た行為は、七十年来のこの立法の変遷を見ましても、やはり本則ではない。薬剤師が扱うのが本則になつておる。その点については疑いはないのでございます。併し日本の今日の文化、経済等の程度におきまして、たとえ不足ながらもこの法律の中には、今ここに薬事法第二十二条第一項によつて除外されるというものの内容が参つております。これは多分厚生省から出したものと思いますが、一、緊急治療の場合にはよろしい。二、所要の医薬品を医師のみが処理する場合においてはよろしい。なおその他審議会において十分研究の上に必要と考えられる場合はよろしい、こういうことになりまして、絶対禁止でなく制限……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/06/01、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 あとに法案がたくさんありませんことでございますしなかなかむづかしい点もあるようでございますから、一つ政府当局から大体逐條読みながら御説明を聞いてそうして案を確めて行きたいと思うのですが如何でしようか。
【次の発言】 その通りでございます。簡易な條項は抜いて行つて結構でございますから、重大な点について御指摘願つてそうして説明を頂けば審議は早く進むと思いますから。
【次の発言】 この法案の画期的な收獲は、医師は適正妥当な技術に対する診療費を取り、調剤は原則として薬剤師の手にゆだねるということであります。但し医師の診療に対しましては必ず処方箋を出すということが原則になつたのであります。……

第10回国会 厚生委員会 第38号(1951/06/02、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと伺いますが、この特例によつて今日まで医科、歯科の免許状を與えられた者が何人ぐらいございますか。

第10回国会 内閣委員会 第17号(1951/03/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外議員としての発言をお許し頂きまして有難うございます。  私は質問を申上げます前にお礼を申上げたいと思うのでありまするが、恩給は給與ベースの改訂と同時に、即時受恩給者に対しましでも比例して恩給額の増額が実施されるように、かねて受恩給者は切望いたしておつたのでございます。然るに数次これまで給與ベース・アツプはございましたが、恩給の即時スライドはなかつたのでございます。昭和二十四年の一月から今日までの六千三百円べースに上昇いたしましたが、これに伴うところの恩給はやはり三千七百円ベースであつたのであります。それでいろいろ請願等いたしました結果、一年ずれまして、二十五年……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/08/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) 只今より委員会を開きます。  私が最年長の故を以て成規によりこの席を汚しております。  早速委員長を互選いたさねばなりませんが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 只今の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて委員長は堀末治君と決定いたされました。  なお、御承知の通り堀末治君は目下渡米不在中でありますので、理事の互選、それから委員長不在中代理を務めるべき理事の決定、この二つの議事の終了するまで、僭越ながら最年長ということに免じまして、便宜私か引続きこの席を汚さして頂きたいと存じますが、御異議ありませんか。

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後1号(1951/10/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私が小委員長の御不在の間代理を仰せ付かりましたから、私から報告さして頂きます。この委員会において最初に選挙法改正に関する方針を確認いたしました。それを改めて申上げます。  一、改正の範囲を、原則として過般の地方選挙の結果に鑑みたる現行公職選挙法の改正に限り、選挙区等の根本問題には触れぬこと。  二、改正立案のための根本原則を(一)言論の自由、(二)公営の徹底化、(三)費用の適正化、の三点に置くこと。  以上の方針を確定いたしまして、各党から御提出になりましたところの文書による改正意見を先ず基本として、これを整理しまして小委員会で審議いたしました結果、只今申上げまするようなことに一……

第11回国会 厚生委員会 第1号(1951/08/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 曾つて医薬分業問題のやかましいときに、薬剤師側からも特に薬剤の取扱いは薬剤師でなくてはならないという主張がありまして、医師といえども薬剤の取扱いはできない。法律で以て強制的に分業しなければならんという主張があつたのであります。それほどにむずかしい薬の取扱いであるならば、薬剤師が薬室において助手を使つてやらせることができるかという私は質問をした記憶があります。そのときには当局の側から、薬剤の取扱いに助手を使うことはできないという御返答があつたと思つております。今承わりますというと、高等学校を卒業したばかりの素人を、何ら薬剤の知識のないものを助手に使つておる。一体そういう慣例があるの……

第11回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1951/09/12、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 貞明皇后仰せの御下賜金か何かあつて、これを二億円に増額して癩の療養所の完成を図るということが新聞にありますが、これはどの程度まで進んでおりますか。
【次の発言】 大変結構なことで、私は感謝いたしますし、なおこれは大口募金で以て、小口はあまり大きな期待は持てないということは非常に結構なことだと思います。最近私も癩の療養所をほうぼう見て参りまして、日本の癩の療養所の施設その他は非常に大きな成功だろうと思う。これは大成功であつて、厚生事業のうちでも後代に残る事業であろうと思います。中の管理状態も成るほどどこを見ても非常に立派でございますし、敬愛院等の問題がありますが、これも解決したと思……

第11回国会 厚生委員会 第2号(1951/08/17、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 人事課長、今の委員長の質問とあなたのお答えにちよつと誤解があると私は思うのです。実は私もよく知らん、初めて聞いた問題でありますが、国家公務員であろうと地方公務員であろうと今日の恩給法は一本でありますから、恩給をとつておる者が復職した場合には今日の恩給法では恩給年限は継続しないことになつておる。そこで恩給を差引くこともどうすることもできない、まるで別個の又職務につくのですから。そこで地方のこれは慣例か申合せか知りませんけれども、例えば中学校の教員をしておつた者が退職して恩給をとつた、それが定時制高等学校の教員になるときには、そういう人に限つて本任用をしないで講師命令を以てこれを採用……

第11回国会 厚生委員会 第3号(1951/08/18、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣に質問いたしたいのでありますが、質問の要項は、問題となつております傷痍軍人並びに遺族の援護に関する問題であります。これは御承知のように非常に重要な問題で、これは前から見まするともう当然至極の、傷痍軍人の手当並びに戦死者の遺族に対する扶助料であります。若し普通の姿でありましたならば、これは手厚く待遇せられるものでありまして、問題はないのでありますけれども、敗戦の結果ポツダム宣言を全面的に受諾してああいうふうに抑えられてしまつたために、ここ六年間非常な難境に陥つて、見るも無惨な姿を街頭にさらしておる、全国に二百万に余る遺族の悲嘆の涙を見ておるのであります。これは到底占領治下に……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/10/23、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) 只今より委員会を開きます。私が最年長者の故を以ちまして、成規によりまして、この席を汚しております。御承認を願います。  早速委員長を互選いたさねばなりませんが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 御賛成がございました。よつて御異議はないものと認めます。委員長は赤澤與仁君と決定いたしました。私はこれより委員長にこの席を譲ります。

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 手続は、この委員会の相談の結果、手続を踏んで頂いたんですが、今御開会になつたのは、その御報告でございますか。
【次の発言】 私はただ手続きをしただけではいかんので、手続とした以上は先方から諾否、出席か否かの回答があるはずです。それによつてお開らきになつたのだと思つたのですが、ただやりつ放しでお開らきになつたのは非常に遺憾でありますから、暫らく厚生大臣の来るまで休憩を求めます。
【次の発言】 回答の来るまで休憩を求めます。
【次の発言】 よろしうございます。
【次の発言】 いや、その報告を求めます。

第12回国会 厚生委員会 第3号(1951/10/17、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 傷痍軍人の悲惨な姿は、今日まで国民感情として見るに堪えなかつたのでありますが、今日の大臣の御言明で以て非常に意を強うするものがあります。遅れたりといえどもでき得る限りお急ぎを願いたいのでありますが、私に一つの不安がある。それは今日まで国民感情としては、ああしておいてはならないということに一致いたしておるのであります。それは今日までできなかつたのは、一にかかつて関係国の政策によつて、その方針が旧軍人には一切の栄典を与えてはならないという手厳しい圧力があつた。それが障害となつて政府も口を緘して語らず、国民もどうにも手が付けられないということであつたのであります。今や、講和は成立しよう……

第12回国会 厚生委員会 第5号(1951/10/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 塩田博士に伺いますが、権威のある日本学術会議がこの問題に非常な心配を持たれて、厚生大臣に御進言になつたことは、誠に然るべきことだと思うのであります。厚生大臣の話によりますと、権威のある学術会議のかたがたからこういうふうな御進言があつたので、それではどういう御調査があつて、どういうような反証をお持ちになるのであるか、ということをお尋ねしたらば、それはすでにできておる、いずれ文書にしてお届けすると、こういうことがあつたのだと、それで立派な御研究もあることと信じて、急遽箱根に行つて首相に会つて、権威のあるかたがたからかようなお申入れがあつたのだから、これは事によつたらば取りやめにしなき……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/10/25、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私も内村先生にお尋ね申上げたいのですが、去る十月四日付を以て厚生大臣に日本学術会議会員有志として御提案になりましたものを読みますというと、「強制接種については現段階において世上にいろいろ問題があり、医界にも疑惑を抱く者があつて、なお研究の余地があるものと思われるから、政府においてはこの点について慎重に調査して」と、こういう条件でお出しになつたように拝見するのでありますが、この厚生大臣にお求めになる点は、今藤森委員の御質問に対して、最後の遺憾なきを期せられたいということであるそうでありますけれども、調査を御要求になつたのでありますか、強制接種は今直ぐにやめねばならんと、こういう条件……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/10/31、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 久下次長にお聞きしますが、この種類の診療所は一体数はわかつておりましようか。
【次の発言】 どのくらいでございましようか、ベッド数と共に……。

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私今初めて承わつたことですが、この問題については前に二回ほど総理と話をしておられるというお話ですが、そういうことはあつたのかと今初めて承わつたのですが、どういうお話をどなたからお出しになつたのでしようか。総理からお話があつたのでしようか。厚生大臣からお話があつたのでしようか。二回のお話の内容をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 これは私初めて承わつたので、二回も総理とお会いになつて愼重にお打合せになつたというのでありますが、それならばその後に大臣のおとりになつたあの発表は、私はやはりあのとき私があなたをお咎め申した、軽卒だという信念はいま一層強くなつた。というのは、学術的な問題に対……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外の発言をお許し願いとうございます。
【次の発言】 大切な御審議の時間を頂いて恐縮でございますが、当局にも聞いて頂き且つ内閣委員のかたがたの御審議に御念をお入れ頂きたいと思いますので、政務次官に伺いますが、私は行政整理はすべきものだと思います。しなければならんものだと思いまして大きな期待をかけておるものでございますが、併しこれは「かんな」を一様に平等にかけるようなものではなくして、ただならしに何%減らすというようなものではないと私は初めから期待しておつたのであります。と申しますのは、厚生省の所管事務のごときは民族の生命を管理しておる最も大切な條件のものでございま……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会 第2号(1951/12/14、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この際動議を提出いたしたいと思います。保険経済の問題は今非常な紛糾をいたしております。又遺族援護に関する問題も、恩給にするか定額制の社会保障的なものにするか等の問題も差迫つて解決を要しております。そのほか結核、癩、看護等に関する従来通りの小委員会をこの際設けまして、その数及び委員の指名及びその小委員長は挙げて委員長の御指名に一任するという動議を提出いたしたいと思います。御賛成を願います
【次の発言】 私の動議は挙げて委員長にその御指名をば御一任申すという動議であります。
【次の発言】 只今の欠員は適当に委員長において御考慮になつた上で御発表を願いたいと思います。

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/02/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣にお伺いしますが、この軍人に関する特典は、かねて占領政策として一切廃絶の形になつておつたのは御承知の通りで、それが今度ぼつぼつ復活して、何だかいつの間にやら復活したような、しないような形で以て、さつきお話のあつた本格的に取上げる時期が来たと考えていいのでしようか、どうなんでしようか。まだ実はこの軍人に対する特典的なものは今日六年間一切触れられなかつた。触れられればもつと早く片付いた、そしてもつと有利にもつと研究して片付くものがあつたのに、今日まで触れられないために荏苒六年間を空白にして、そうして今触れられるというときが来たときに、これが本格的に立法府独自の立場からも、政府……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は順序を追つて長く御質問したいと思いますが、なんなら書いて出しますからお答えを願いたいのですが、そのうち今のに関連してお聞きするのですが、一体その七割を引いたあとの三割をなぜ国が取らねばならん理由があるのですか、その根本のところはどこが……、国は地方の、あの財政の貧弱な、而もこれからつぎ足しもしなければならんし、黒字の経営はできない現状において、何故にその三割でも国は地方に負担させねばならない根本の理由があるのですか。その三割を徴収して一体どのくらいの收入になるのか、その收入がモデル病院、その他国の厚生施設に特にそれだけはつぎ足しができるのかどうなのか。その取らねばならぬ理由、……

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/28、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣にお尋ねしたいのですが、一つ楽にお答えを願います。私も掛けたままで発言いたします。  今回の援護措置に関する件でありますが、閣議が決定したと一昨日の夕刊に出ましたが、決定いたしましたものでしようか。
【次の発言】 新聞に出ました要綱は、ほぼ誤まりはございますまいか。そのまま信じてよろしうございましようか。
【次の発言】 ほぼ誤まりがないものとしますならば、そこで今度の援護措置に対する疑問的な問題を四つほど伺つておきたいと思います。今日は別に私は議論をするのではございませんから、お考えを承わればいいのです。明確にどうぞ腹蔵なく……。この法の本質は一体何でございましようか。生……

第13回国会 厚生委員会 第13号(1952/03/28、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今のに関連してですね。今朝の新聞にも中共方面から金が来たということがある。それでこれは残留者から正式の金が来たというのは今度が初めてだということでありますが、何かそういう方面のことも附加えて御報告が承われるならこの際一緒で結構ですから……。
【次の発言】 ちよつと一つ関連して、先般の御説明の中に、ソ連とあるけれども、実はソ連内ではなくして中共満洲への移動が多数認められておるというお話があつた。今のところで移動したり中共満洲への移動と、それから実際にソ連領内に残つておるものとの推定数がわかりますか。
【次の発言】 その七万七千というのは、そのうちですでに中共に来ているものが相当いる……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/04/03、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 それに関連してお尋ねしますが、これはお見込では、従来のように非常に高価なものでしようか。大量生産になつたならば比較的安く分けられることになりましようか、どうなんでしようか。
【次の発言】 ついでに、これは錠剤であつて注射は割合少いということが書いてあるのですが、錠剤なんでしようか。
【次の発言】 そういうふうにその錠剤であると非常に使いいいし、使用量を誤ることもないし、それが比較的大量生産ができて安く取扱われるということになりますと非常に福音だと思うのです。今まで私は未復員の結核患者、特例患者の取扱でどうしたらよかろうかと思つて今から頭を痛めているのですが、一つ政府でああして困つ……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/04/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は敗戦国とは言え日本罠族が今度の戦争に従事し、且つその犠牲となつた人々に対する感謝を表する点につきまして、今日まで遷延いたして参つたことに対して非常に遺憾に思つておつたのでございますが、この心を暗くいたしておりました問題がとにかくここに一応の緒につきましたことについて、賛意を表するものでございます。従つて今回小委員長から修正案が御提案になりましたことに対しまして賛成をいたします。併し私はこの法案の本旨そのものについて非常に遺憾に思うものであります。この点を申添えまして、二つの要望をつけて討論をいたしたいのでありますが、一つはこれが援護法の各を以て出ましたことに対して、少なからざ……

第13回国会 懲罰委員会 第3号(1952/07/12、2期、改進党)

○松原一彦君 私は前後の事情をよく知らないのですが、あのときはもう各派の交渉も決裂し、議長はすべて職権によつてやつておいでになつたものと思うのですが、間違いありませんか。
【次の発言】 そうしますと、議長が職権によつておやりなさるということになれば、規則通りのことをおやりにならなければならんという一つの制約があると思うのですね。慣行もなく先例もないようなことをおやりになれば、これは当然紛争を起すと、こういうことになるのでありますが、この大勢の者が駈け上つたというあの動議は、すべての人が言う通りに、あの小林君の動議をお取り上げになつた議長のその措置が規則に背いていると、こういう認識の下に、それは……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/07/24、2期、改進党)

○松原一彦君 出所は。
【次の発言】 時間のお示しが二時四十四分とも言われ、二時二十四分とも言われ、或いは午後十時四十六分とも一言われておつて、どうもまちまちでありますが、こういうことは従来の記録になることでありますから、それははつきりお示しを願います。
【次の発言】 念のためにこの写真の出所を一つお伺いいたしておきます。
【次の発言】 何新聞ですか。
【次の発言】  一つだけ、今の写真はこれは有力な証拠になるのでありますが、これは新聞社の御名前は控えられて結構でありますが、新聞社のほうから積極的に提供を頂いたのか、特に溝淵議員その他のかたがたから要請をされてこれが出されたのか、そのあたりだけ……

第13回国会 懲罰委員会 第5号(1952/07/28、2期、改進党)

○松原一彦君 議長さんの只今の経過と御心境を承わつて、非常によく了得いたしたのであります。当時の困難な議場を御整理になる重い御責任について、私は非常に御苦心のあつたことを拝察申上げます。且つ私の拝見しておるところでは、議長は議事のお裁きの上においては、今日御自身が御言明になつた通りに、公平過ぎるほど公平におやりになつておられる、これは與党側からもそういう声が出ております。が、公平に今日までお取扱い頂いておつて、いわゆる権道を弄するかたではなかつた、私はかように拝見しております。これは非常に結構なことであつて、與党とか多数党から議長が出ると、得てしてそういうことがあるというので、英国あたりでは少……

第13回国会 懲罰委員会 第6号(1952/07/29、2期、改進党)

○松原一彦君 私は、やはり懲罰事犯の性質は、早く処理しないというと、その人の身分が次の表決にも影響するというものでありますから、成るべくその国会中において処理するということにいたしたいとかねて思つております。併し今回の被懲罰者は、十七名の多数に上つておる。従来のごとき、一人か二人の言動についての判決ならば、これは極めて短時日にでき得るが、多数の中から十七人も御指名になつたところに非常に困難が伴つて来る。これは、いやしくも事国会議員という国民代表の身辺の行動に対する懲罰でありますから、念を入れてやらなければならないことは当然であります。で、若しその純理から言いますというと、十七人の審判ということ……

第13回国会 内閣委員会 第22号(1952/05/13、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 新聞に名前が載つたというので大分物議をかもしておるようですが、今のお答えで大体明瞭でありますものの、先般連合審査会のときにもそういうようなお話がありました。私立学校の代表者の人は利益代表のような意味も含まれるので、利益代表は成るたけ避けたい、もつと大所高所から人選したいというような意味の御説明があつたように私は記憶しておるのでございますが、今の日本の現状では、私立学校というものの持つておる負担は相当大きいのであります。そういう意味からして私学関係の人々を何か殊更に除いてあるかのような印象を受けておるのでありますが、この点につきましてはどういうお考えでございますか。

第13回国会 内閣委員会 第24号(1952/05/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 関連して長官にお尋ねしますが、先にお述べになりましたように、恩給が現行給與の延長であつて、退職後における生活を保障する意味のことを多量に含んでおるという意味から、かねて人事院のほうでは保険数理によつて恩給法を作るということを国家公務員法の中に明記して、それで以てずつと進んで参つておつたと私は心得ております。ところがここにそれに伴わないところの軍人恩給の復活等が今現われて参つております。これは従来の恩給法と新らしく作ろうという恩給法とは全然構想の違つたものである。非常に又量としても大きい。これまでをも含めて人事院の所管とするか。現行恩給法と新しく生まれる恩給法とは全然観念の異つたも……

第13回国会 内閣委員会 第25号(1952/05/19、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は佐藤法制意見長官もおいでですから、この根本の問題、今竹下さんの御質問に関連して一つ伺つておきたいのですが、私どもは今日までまあ解釈しておつたのですが、このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令はすべて六ヶ月後にはこれは消滅するものであつて、あとは本来の法律によつて保障したものはこれが復活するものだと、特別の法律を以て制限せざる限りは復元するものとのみ信じておつたのでありますが、その点に対しまして、今保利官房長官や恩給局長のお答えの中にはどうも不明なものがあるのであります。この点につきま旧して、若しこの法案がここで否決せられた場合に、旧軍人の持つておつた既得権は消滅するものでござ……

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/21、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今の楠見委員の質問に関連して私も伺いますが、私は文化財保護法による文化財保護委員会のほうに所管せしめたほうがいいのじやないかという先般の質問に対して、私も疑問を持つのでありますが今回の近代美術館というものは私の考えておる想像しておるところでは、近代美術の比較的よいもの、価値の高いものを文部省が買上げられて、これを社会教育的に展覧するというのであつてその中から後代に残るべき歴史上又は芸術上価値の高いもの及び考古資料としての有形文化財を文化財保護法で以て保護するのでありますから、この中から選別して後代に残るのが文化財保護のほうに移つて、比較的流行性などの強い現在の所産である美術は、そ……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は極く新らしいんで沿革を知りませんが、今度の次長が監に変つた場合における條件でございますね、それは技術者としての方面から御撰択になるのか、つまり今特殊の技能に優れた人を御撰択するのであつて、今の次長が名を変えて監になると心得てよいのでございますか。
【次の発言】 念のために伺いますが、部長が監に変るというのは幾つあるのでございますか。
【次の発言】 部長です。
【次の発言】 例えば厚生省のところなんかも、国立公園部長が国立公園監に変る、併し部屋もその組織もまあ少しも異動はしないというように私たちは聞いております。技術者が事務的な仕事をして局長にもなつておられる例もある、技監とい……

第13回国会 内閣委員会 第28号(1952/05/23、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 戦争犯罪人を国内犯罪人と同一視するかどうかということでありますが、その点について。

第13回国会 内閣委員会 第29号(1952/05/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君  一度承わつておきますが、そうしますと、戦犯として刑を受けた者は、特例法によつて恩給権を失つたと、それは特例法がなくなつても永久に失権したものとみなさるべきものでありますか。或いは今官房長官のお話はよく了解しますが、旧軍人の恩給復活以前に復活することは、国際信義にも背くし、先方の趣旨の点にも背くので、早急の取扱いはできないけれども、旧軍人の恩給復活と同時に独立したる日本の国の政府の判断によつて、恩給権の復活ということも考えられ得るのかどうか。永久に失つたものならば復活の道はないのであります。この点につきまして御見解を承わります。

第13回国会 内閣委員会 第31号(1952/05/27、2期、改進党)

○松原一彦君 私は最近まで厚生委員をいたしておつて折衝をいたすことの多かつた関係上、若干この厚生省の機構については苦になるものを感ずるのでありますが、当然こうありたいと思う点につきまして政務次官に御質問します。  第一は、引揚援護庁を内局として引揚援護局にするということは、引揚事務が若干減つて参つたというところから一応尤もだとは思います。これを内局にしても差支えはないと思うのでありますが、併し昨年来一億円の国費を投じて全国的に軍人の遺家族の調査をいたし、更に傷痍軍人等に関する援護の事務をとつておられる、これは実に厖大なものであります。本年度におきましては八百八十億円の公債を出し、更に二百三十六……

第13回国会 内閣委員会 第33号(1952/05/30、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官のいるときに御説明を伺つておきたいのですが、今後ここには官房長が新たにできますが、一体官房長を置くとか置かんとかいうものにはどういう標準があるのでしようか。
【次の発言】 置く必要がないとか置く必要があるとかという、その何かそこに一つの標準があるのでしようか。例えば局が五つ以上あるところは官房長を置くとか、それ以下は置かんとかいつたようなことを聞いたのですが、そういうような内部規定が、或いはあなたのほうの御査定の上の標準があるのでしようか、ないのでしようか。
【次の発言】 それはまあそのただ必要があるとかないとかというのは見方の一つでありますが、例えば今後ここでも五局で官……

第13回国会 内閣委員会 第34号(1952/05/31、2期、改進党)

○松原一彦君 これは長官の責任を問う意味ではありませんですけれども、私は今度の調達庁の扱いは日本政府の一つの失敗ではないか。二つの観点から申しますと、一つは費用は日本が負担する、併し購買は向うが負担する、こうなつたときに、購買の先はどこかというと、必ずしも日本品のみを購買してくれるとは限らない。それは先方からも相当売り込みが来ておるに違いないから、直接アメリカ辺の購買も相当あると思う。この点から言いますと、物品の購入は業者に大きな打撃がありはせんか。それから第二は、それが非常に高くなりやせんだろうか。これはもうたくさんな例があり、調達庁にも相当の汚職が出ておる。けれどもその汚職の分量は、私は本……

第13回国会 内閣委員会 第35号(1952/06/03、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官にこの間うちお願いしておきました官房長を置く省と置かない省との比較表、その所管事務等に関する比較表をお願いしておいたのですが、その資料を頂けますでしようか。
【次の発言】 もう一つお尋ねしますが、私は官房がある以上は官房長があるというのが大体の建前で、ないのが異例かと思うのでありますけれども、従来は五局以下には官房長を置かん、六局以上には官房長を置くというような標準があるかに聞いておつた。よく私は知らないのでありますが……その点につきまして行政機構の建前から何か官房長を置く置かんということに対する標準がおありになるでしようか。あつたら承わりたいと思います。

第13回国会 内閣委員会 第36号(1952/06/06、2期、改進党)

○松原一彦君 私も議事の進行について希望を申述べますが、中川さんの御希望は会期末に迫つての設置法の審議を急がねばならんから簡潔にという御要求であります。それは御尤もだと思います。併し三好君の今掘下げておりますこの質疑は非常に重要なる基本的なものでありまして、この保安隊を持つことはいけないという結論ではないのであります。私はさように拝聴しておるし、どうすれば日本の現実にかなうようなことが法理的にも国際的にも可能であるかということを研究いたしておる、私もこれについては質問がまだある、私はやはりこの点につきましては理想論と現実論との間のことにむ質問があります。軍隊でなければ本当の治安の維持はできない……

第13回国会 内閣委員会 第37号(1952/06/07、2期、改進党)

○松原一彦君 ついでに附加えて小笠原の七千人が帰りたがつているのがなお復帰できない、白系の人間だけが残つておるというようなことは非常な不公平ですが、これに対する経過を一つやはり資料としてお願いしたいと思います。
【次の発言】 私よく知らないのですが、従来も直接先方での調達があつて、又一部を日本が調達した。こういう関係になつておつたのでしようか。
【次の発言】 どれくらいな分量の……パーセンテージは……。
【次の発言】 どちらが多いですか。
【次の発言】 この前は長官お見えになりませんでしたから、私もただ想像だけでお尋ねしたんですが、今度は直接調達になつて、調達庁の事務は不動産の処理とその後始末……

第13回国会 内閣委員会 第39号(1952/06/10、2期、改進党)

○松原一彦君 官房長がおいでになるようでありますが、従来農林省には次長というのが何人おつたのでしようか。
【次の発言】 野田さんも昨日お聞きでありますが、厚生省のほうでは次長を減らしたのですね。ありますのを次長を削つたのです。削つた理由を聞きますと、本来次長は要らんものなんだ、次長がなくなれば課長の中の相当な人がこれを補つて行く、こういう厚生省の所管大臣のお答えでした。それから官房長も、厚生省は今度七局になりましたけれども、官房長はないがどういうわけかということを聞きましたら、官房長というものは本来要らないものだ、それは次官がこれをカバーして行くので、官房長は本来なくてもいいものなので、別に官……

第13回国会 内閣委員会 第42号(1952/06/14、2期、改進党)

○松原一彦君 今折角資料をお配り頂きましたから、この資料の御説明をお聞きしたら如何でしようか調達庁の……。但し、ちよつと速記をやめてくれ。
【次の発言】 伺つておきたいのは、今回の整理がどこまでで切れるか、よくはわかりませんけれども、今回調達庁で一番減員が多いのでありますが、減員せられる整理人員は約二千人、その中で建設省、保安庁、営繕のほうに廻る者が五百人、保安庁文官が百人、保安庁隊員がおよそ百人といつたような配置転換があるやに聞いておりますが、残り千三百人に対しての何かの職業上の御斡旋等につきまして、お見込が立つておりましようか。立つておりましたならば、いずれの機会かに一つ詳しくお話を頂きた……

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官にお聞きするのですが、私どもの机の上に毎日破防法絶対反対といつたような葉書が無数に参つておりますが、この人たちの言うところは、政府は労働法規を改め、破防法のごときものを出して、自由を奪うということを頻りに叫ぶのです。相当の誤解も私はあると思う。私は破防法必ずしも絶対否認するものじやありませんから、誤解も相当ありますけれどもね。一方においては特高警察、若しくは治安維持法が再現するであろう非常な危惧を人民に感ぜさせつつ、一方に人権擁護局をばなくしてしまうのじやないかという、局という名がなくなつて課に落ちるということになりますと、如何にも世間への響きは、現内閣は危険な人権を無視……

第13回国会 内閣委員会 第45号(1952/06/18、2期、改進党)

○松原一彦君 首相の時間はもうございませんか。
【次の発言】 先般御要求申して置きましたが、第十六条第六項の衆議院修正に関するその趣旨について、衆議院側から来て頂くということでありましたが、この手続は如何なつていましようか。
【次の発言】 それは今日に来てもらうと大変都合がいいのですが。
【次の発言】 石原次官にお聞きしたいのですが、先般ちよつとお話もあつたようですが、小笠原の住民が非常に帰島を願つておるのですが、今残つておるのは白系の原住民だけでまだ一人も復帰しないりじやないかと思うのですが、その状態を一つお話して頂きたいのです。人数、所在、今後の見通し等について承わりたいのです。

第13回国会 内閣委員会 第46号(1952/06/19、2期、改進党)

○松原一彦君 一つお伺いします。たくさんお伺いしたいのでありますが、これは場所が違いますから省きまして、文相が非常に御苦心なさつていらつしやる大学教育のエクステンシヨンは非常に結構で、通信教育によつて、向学心に燃える地方の青年、若い人々に機会を与えることは非常にいいことですが、あの中に面接教育という期間が区切つてあつて、夏などになりますと小学校の先生、県庁の若い吏員、その他のものが二カ月間東京に来て非常な苦労をするのです。その費用も又厖大です。全国のものが東京の最も非衛生的な狭いところに押込んで来て、机の上に寝るとか廊下まで寝てやつておる。これは私は非常に気の毒に堪えない。何とかこれは大臣は、……

第13回国会 内閣委員会 第47号(1952/06/20、2期、改進党)

○松原一彦君 私は申上げたいこともたくさんありますが、沿革的に見まして、昭和二十三年七月に恩給の非常に低い、釘付になつておつた低いものをば引上げるために仮定法を設けた。 そのときの責任者は、実は私どもが提案者であつた。素人であるために恩給局その他の専門家につきまして仮定法を作つて出しましたが、そこに誤りがありまして、その結果として累年ベース・アツプに伴うスライド・アツプするごとに不均衡が顕著に現われまして、今日まで何年かの間に旧恩給受給者のかたがたの不満を買つて参つたのであります。でありますからして、こういう是正のときには正確なるベース、あとに禍いを残さないようなベースを定めませんというと、な……

第13回国会 内閣委員会 第49号(1952/06/25、2期、改進党)

○松原一彦君 成瀬、三好と御指名でしたけれども、私は保安庁法案につきましては、特に武器の問題について答弁を求めております。

第13回国会 内閣委員会 第50号(1952/06/26、2期、改進党)

○松原一彦君 野田行政長官に伺うのですが、今朝の新聞どの新聞を見ましても自由党の国会対策委員会は会期を六十日延長してと書いあるところもありますし、もつと少いところもありますが、参議院で議決せないもの若しくは議決しても政府の気に入らないものは衆議院において三分の二の多数を以てこれを修正するといつたようなふうな記事がどの新聞にも見られるのでありますが、そういうような御決議をなさつたのであるかどうかを公式に一つお答えを願いたい。
【次の発言】 先刻私的にもそのことは伺つたのでありますけれどもが、実はこの内閣委員会は行政機構の改革に対して二十数案件を抱えて五月の八日から審議に入つて、すでに衆議院で可決……

第13回国会 内閣委員会 第54号(1952/07/11、2期、改進党)

○松原一彦君 大橋国務大臣に一つ伺いますが、六月二十六日の毎日新聞によりますると、今度「観測、てい察、連絡のため本年度中に米国から百機程度の軽飛行機を貸与される予定で、隊員中の飛行経験者から選抜した乗員の訓練は八月頃から開始する。飛行機は主として保安庁第一幕僚監部、方面管区各総監部の連絡および中口径砲(十五榴)を持つ特科連隊の射弾観測用として配属の予定である。」云々ということがありますが、どうもこういうことは我々一向伺つたことがないのですが、こういう御計画があるならば一つお示し願いたい。
【次の発言】 私二、三日止むを得んことで欠席いたしましたので、すでにどなたかからお聞きになつたことかと思い……

第13回国会 内閣委員会 第55号(1952/07/12、2期、改進党)

○松原一彦君 三好君がこれにつきましては精細に何か調査をして、その上で御質問申すような用意を持つておるのですが、只今止むを得ないことで席を外したようでありますから、三好君の質問はどうぞあとに保留しておいて頂きます。  私から少し伺いたいのでありますが、誠に明確なお答えを得まして満足いたします。こうあるべきだろうと思います。一つこの際附加えてお聞きいたしたいのは、借入要求の種目、数量等は只今まで現われておる通りのものでございますか、なおこのほかにもあるのでしようか。明年度に要求するといつたようなものも、すでにおわかりになつておるのでしようか、この点をお示し頂きたいと思うのでありますが。

第13回国会 内閣委員会 第59号(1952/07/23、2期、改進党)

○松原一彦君 私は野田国務大臣にお尋ねをいたしたいと思うのですが、行政組織法上に現われたる行政の諸機関は時の政府が行政責任を果す上の必要な手段でありますから、政府の性格或いは政策によつてきめらるべきものであると信じております。従つてこれが改廃につきましては、その行政責任が果されやすいようにすることが当然でありますから、できる限り政府提案を承認いたしたいのであります。若しそうでなかつたならば否認すべきものであろうと思います。これを性格を一変するような改廃を加えるべきものではないと私はこう思うのです。若し政府の立案の本旨に背いたような大改正を国会が加えた場合は、これは当然政府の不信任を意味するのだ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 厚生委員会 第19号(1953/02/19、2期、改進党)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外の発言をお許し頂きましたので二、三お尋ねいたしますが、この問題につきましては、かねて論議もありましたし、実は私は学生の側から多数の数次の要望を受けておりますので、自然学生側の意見を代弁するかのごとくなりますが、これは世論に聞くという意味で一応お聞きとりを願つて御善処頂きたいと思うのであります。  第一は、インターンというものの要求は、医師になろうとする者の側から出たのか、国家が要求するのかということです。この問題を先ずお考えを頂きたい。昔は専門学校でも医者になれた、今日は相当長期の医育を受けるようにした。而もその医科大学の條件の中には、必ず附属の病院も持つてお……

第15回国会 内閣委員会 第2号(1952/12/02、2期、改進党)

○松原一彦君 これは宮家のほうは全部を挙げての御賜與であつて少しも残りはないと、こう見ていいのですか。
【次の発言】 次にこの動機は県のほうからの申出でがあつたのでございますか、或いは宮家から整理のためといつたような思召なんでございますか。その点お伺いいたします。
【次の発言】 さつき御説明のあつたときに、元の所有者から返還の陳情、請願が何回か出ておるというお話でありましたが、法律的にそういう義務は仮にないとしましても、御不用になつた土地が処理せられるときには、元の所有者に優先的にその使用権等を考慮してやるということは必要じやないかと思いますが、これに対してその陳情、請願の内容から国会のほうで……

第15回国会 内閣委員会 第4号(1952/12/19、2期、改進党)

○松原一彦君 提案者にお聞きします。これは政府は必要がないと飽くまで突つぱねておられたのですが、政府も必要を認められたと信じていいのですか。
【次の発言】 そこは非常に割り切れないものがある。私どもは最初からこれは反対なのですから最初から反対し通して来ておるけれども、すでにもう国の法律としてなつたのですから、できておる法律そのものを政府はこれでよろしいよろしいと今日まで言い通して来ておられる。今説明員をして言われたけれども、まあ政府の側においても、どうも政府から出すのは体裁が悪いからして、議員提出でやつてくれというような依頼を受けておやりになつたようにとれたのですが、どうでしようかね。

第15回国会 内閣委員会 第6号(1952/12/23、2期、改進党)

○松原一彦君 念のために伺つておきますが、これは今後まだ御拡充になる御予定かどうか、御拡充になるならばその段階、国防力の漸増としての段階か、或いは単なる沿岸警備の効力を、今言われたように、上條君はこんなものじや大した効力じやないという話でしたが、それを是認せられての長官のお言葉もあつたし……、より充実した沿岸警備の態勢をとるとすれば、どういう将来御計画をお持ちであるか、その限界等も承われるならば承わつておきたいと思います。
【次の発言】 この問題に関しての審議は随分長いことかかつておりますので、私どもには感慨無量のものが実はあるのです。併し結論として改進党はこれを承認することにしましたので、今……

第15回国会 内閣委員会 第7号(1952/12/24、2期、改進党)

○松原一彦君 改進党は今回の船舶貸借協定を承認することを党議を以て決定いたしております。その前提条件であるこの保安庁法の一部改正は当然これに関連して承認しなければならない立場を持つております。従つて私は改進党を代表いたしまして本案に賛成いたします。但し従来の本問題が経過して参つたところのあとを振返つて見まするというと、頗る遺憾な点が多々なお残るのであります。又将来日本の沿岸警備その他治安の大任におつきになる隊員諸君の心境等を考えて見るときに、かようなこの不明朗な議論の間に揉まれつつこの仕事を果されることに対しては私はお気の毒に堪えないのです。これでは誠に済まない感じを私は持ちます。どうかこうい……

第15回国会 内閣委員会 第8号(1953/02/17、2期、改進党)

○松原一彦君 文官恩給に関する質問要領は、文書を以てすでに当局のかたがたにお目にかけてありますから、御用意下さつておることと思うのでありますが、念のために緒方官房長官に一項目ずつ承わりたいと思います。  第一は、国家公務員法に定められました恩給制度の趣旨に鑑み、退職者が相応の生活を営むことができるように、文官恩給を現職者の給与改訂に伴つて比例的に増額することは、過去二回に亘つて政府がすでに自発的に措置をされて参つたことであります。これは過去二回の厳たる事実に鑑みましても、すでに不文律、慣行法となつておりますので、受給者は当然かかる措置がとられるものと固く期待をいたしておつたのでございますが、然……

第15回国会 内閣委員会 第10号(1953/02/25、2期、改進党)

○松原一彦君 審議会委員としての石黒先生にお尋ねを申上げますが、新しい民主的な平和文化国家としてできました日本の栄典制度としては、概観しましたとき、旧日本の型が余りにも強く勲章等に残りはせんかという私は懸念を持つ。勲章は御承知のようにユニフオームに付けるものであると大体考える。陸海軍の軍服とか、大礼服とか、議会服とか、或いは華族その他の大礼服、制服といつたようなものに付ける一つのアクセサリーのようなもので、こういうふうに額にも出て来ているように、背広その他の服装にはどうも付けにくい、付けようがない、あの巾の広い大綬とでも言いますか、私ども将来もらう気づかいはないから心配はいりませんけれども、一……

第15回国会 内閣委員会 第13号(1953/03/03、2期、改進党)

○松原一彦君 お尋ねしますが、これで人員のほうはどれくらいの増になりますか。
【次の発言】 予算も増加せず、人員も配置転換だけで済ませるということであるなら結構なことですけれども、今のように密貿等が非常に多いので、これを検挙し取締るためということになると自然機構が多くなるのじやないですか。ただ看板を切替えて、長崎の支署が門司の税関の指揮を受けていたのが独立してやるというだけで、そういうような利便が増加して能率が上るということになるのでしようか、その辺の御説明をもう一つ承わりたい。
【次の発言】 非常に結構なことで、常識的にも私は何も異議はない。看板を振替えるだけ、而も独立の機関を持つ、機関があ……

第15回国会 内閣委員会 第14号(1953/03/05、2期、改進党)

○松原一彦君 毎年減りますのは幾らと見たらいいのですか。
【次の発言】 資料をたくさん頂きましたのでまだ拝見し尽しませんが、極く概念的にでもお聞かせ頂きたいのは、七項症復活の要求が非常に多いのでありまするが、七項症を復活した場合における七項症に相当する人員と、それに対する所要経費はどのくらいになりましようか。恩給局長若し材料をお持ちでしたらお話願いたい
【次の発言】 今お示しの表によりますと、七項症に該当するものはすべて合せて一万三千三百九十四人となつておりますが、これに要する費用はどのくらいかかりましようか。
【次の発言】 大要の推定で結構でございますが、今お示しになつておる別表の四の見出し……

第15回国会 内閣委員会 第15号(1953/03/06、2期、改進党)

○松原一彦君 ちよつとお伺いいたしますが、よろしうございますか。そこの「引き続く」ということ軍人として引き続くということですか。在職年限が途中で例えば一遍応召して一年切れて又応召するといつたようなのも引き続くのですか。どうですか。
【次の発言】 引き続くというのは一貫して現職におる。

第15回国会 内閣委員会 第16号(1953/03/09、2期、改進党)

○松原一彦君 内閣委員会の御決定に基きまして、私は昭和二十八年一月二十日より一月二十四日までの五日間、長崎県及び福岡県下の行政機関を視察して参りました。竹下委員長も御視察になるはずでしたが、御病気で御参加ができなくなつたために私一人の視察となつたのであります。  視察いたしました箇所は長崎県庁及び福岡県庁、長崎海上保安部、福岡管区監察局及び長崎地方監察局、福岡調達局及び同局の佐世保出張所、法務省の所管する入国者収容所及び入国管理事務所、保安隊第四管区総監部、福岡通商産業局、以上であります。  調査の目的は、昨年の行政機構改革後における各行政庁の行政運営の実情を調査する点にあります。而して調査を……

第15回国会 内閣委員会 第17号(1953/03/11、2期、改進党)

○松原一彦君 中央から下へ四号下つてですね。


松原一彦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

松原一彦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 第閉会後1号(1950/11/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 神崎証人に伺います。先刻の証言の中に、十一月一日東京のP・T・Aの大会があつた席に、川崎教育長が、このような問題は合法的に取扱われておるので只今の法律では取締の途がない。近くマクマナス氏が来られるからこのマクマナス氏に訴えて解決をしたらよかろうと言われたと言いますが、さように了承してよろしうございますか。
【次の発言】 これは委員長由々しき大問題であります。一体このような問題が日本の法律で解決ができぬ、又自治体において解決ができず、そうして司令部のほうの要職の人に訴えて解決しようという示唆を與えたことはこれは重大で聞き捨てならんことである。ややもすれば我が日本国民はみずから卑下し……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 岡安証人にお聞きします。午前中建築指導課長という方の証言がありましたが、建築指導課長という、指導という字の付いている職責はどういうものでございましようか。これを一つ。
【次の発言】 すでに指導課という名が付いている以上は、建築上の指導というのは、單なる法規的な指導ではなくて、東京都における、いわゆる日本の首都における建築理想に対する私は広義の指導があるべきものだと、こう思う。そう考えて差支えございませんか。
【次の発言】 指導課長の言われるところによりますというと、二年以上指導課長の職に付いておられるそうであります。それならば、東京都における建築が如何なるものであるかは疾くに御承……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 建設・厚生・在外同胞引揚問題に関する特別委員会連合委員会 第1号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この法案が出ましたことは従来の賃貸住宅、いわゆる庶民住宅に裏付けするものとして誠に結構なことだと思うのでありますが、一、三の点につきまして提案者にお伺いいたしたいのであります。これは公営住宅であつて特殊の目的を以て建てられるものではありますが、それは庶民の福祉の上に貢献するというものではありまするけれども、一方的な恩恵的なものではないはずである。たとえ低額所得者といえども恩恵的に取扱われて、何か一つのお役所の下に管理せられるといつたようなふうに住みにくい気持を持つようなことは希望しないと思うのであります。そういうような点におきましてこの第十三条に家賃及び敷金の変更等に関しましては……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会遺族援護に関する小委員会 第1号(1951/12/20、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今の廃止か停止かという問題どうでしようか。
【次の発言】 関連してお尋ねしたいのでありますが、恩給局長にお尋ねしますが、この敗戦によつて特別の覚書による勅令が出て軍人の恩給が支給せられないことになつておりますが、その覚書の根本條件は日本から軍国主義的な思想を抜くといつたような、初めは方針であつたように聞いてもおりますが、併し今この勅令によつて恩給の廃止を受けて困つておられる状況は、只今杉沼さんからも懇々お話がありました通りで、特に太平洋戦争に関係のない、明治、大正、昭和時代の古い軍人及びその未亡人等の扶助料まで一切が今は廃止になつておつて誠に気の毒な状況にある。今度の戦争に直接参……

第13回国会 内閣・経済安定連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、改進党)

○松原一彦君 議事進行について、私も先日安本長官からこの説明を聞いて、誠に御尤もと思つてここにアンダーラインを引いているのですが、この御尤もと思つて聞いておつたことと野田さんの御説明は全く違うのです。で総合調整をするとかいうことにしましても、基本がなくしての調整のありようがない。基本計画という一つの基準があつて、これによつて各省からばらばらに出るものをば総合調整をしなくてはならん、その基本を立てる、これは審議庁だとばかり信じて私どもは今日までおりましたが、その基本は野田さんの御説明によるというと各省で立てるのである。その総合調整をするというのは單なる走り廻り役の世話人といつたようなことであるな……

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第2号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 保利官房長官にとくと私は御懇談的に伺いたいと思うのであります。日本に前例のない敗戰の跡始末でありますから実は誰も心がまえがなかつたということは無理はないと思うのでありますが、突如として昭和二十一年に軍人恩給はすべてこれを給せずというポツダム宣言受諾に伴うあの勅令が出ましてすべての軍人が恩給を給せられなくなつたのであります。これは敗戰の結果であるからいたし方がないと言つてしまえばそうでありますが、考えてみると随分これには無理があつた。戰争に従事した者がその罪として追放を受けておる。追放を受けた者は軍人ばかりではない、文官といえども同様に追放を受けておるのであります。この追放を受けた……

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第3号(1952/06/09、2期、改進党)

○松原一彦君 厚生大臣に私伺いたいのですが、私も若干厚生委員を勤めて内部の事情も知つておりますが、今次長はのけても仕事の上に差支えはないというお答えでございましたが、医務局などは現に今度六十六の国立病院の移讓をやろうとしております。そうして医務局の仕事は相当附属機関等もあつて、医務行政、医療行政というものが今急を要しているのでありますが、殊に御承知のような医薬分業等の問題も解決しなければなりませんが、それに技術出身の技監による局長で一体捌いて行けるという御自信がおありになるでしようか、どうでしようか。私はそこにはどうしても補佐的な專門の事務官的次長がなくてはやれないのじやないかというふうに外か……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第5号(1952/05/13、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 関連して……。今御説明になつた駐留軍側の顧問というのは、一体どのくらいの人が顧問となつてこの指導に従事しておりますか。
【次の発言】 その数は……。
【次の発言】 その数も併して伺いたい。
【次の発言】 独立後におけるその今までの引続いて参つた慣習的のことは、独立後においては、一体どういう法的根拠を以てこれからお急ぎになるのですか。
【次の発言】 法的根拠……。
【次の発言】 今後の警察予備隊の幹部養成の学校、教育機関にもアメリカ側の教授と申しますか、教官をお入れになる御予定でございますか、承わりたいと思います。

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第9号(1952/06/07、2期、改進党)

○松原一彦君 私もよくわかりませんから念のために伺つておきますが、憲法で「内閣総理大臣及びその他の国務大臣は、文民でなければならない。」と、こうある。この文民の定義が今の御意見によるというと旧陸海軍人も又文民である。やはり将来内閣総理大臣その他の国務大臣も旧陸海軍人の前歴のある人から出ることは予想せられますが、そういうふうに御解釈なさいますか。
【次の発言】 一体日本に文民以外の軍人はないはずです。文民に対するものはこれは軍人でありますが、大橋国務大臣は保安隊、警備隊……、或いは保安隊も入つておりますか、これは皆文民でない、文民でないとすればこれはなんなんでございましようか。その性格はどうおと……



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データ更新日:2022/12/18

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