このページでは松本昇参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○松本昇君 私は自由党を代表いたしまして、只今議題となりました中小企業金融促進に関する決議案に賛成をするものであります。提案の理由の説明にもありました通り、中小企業の重要性は非常に大なるものがあります。それと同時に、本決議案が今回提出をされるに至つた動機が奈辺にあつたかを考えてみたいと思うのであります。在来の中小企業に対する考え方と施策をこの際一新し、中小企業の窮乏を救うと同時に、その育成を図り、以て日本産業の基盤を確立したい希望が、たまたま衆参両院において本件が超党派的に意見の一致を見たためであると存ずるのであります。そうして趣旨を同じうする決議案が、両院時を同じくして提出されるに至つた次第……
○松本昇君 あとがいいですね。
○松本昇君 ちよつとお伺いいたします。今のお話の自動許可制ということになりますと、まだ品目が決つておらないようですし、業者といたしましても、これを購入したいと、そういうものがあつた場合に届出によつてやつて行くと言われるのですが、その点はどうなのですか。
【次の発言】 その場合に、政府の方で方針なり或いは品目等をお決めになる前に、予め国家としてはこういうものが必要だろうという意味で業者の方から願い出て来るというようなことはどうでしようか。
【次の発言】 速記を始めて。それでは委員長は事故がありますので私代理いたします。
今一応は説明が終つたのでございますが、これに対する何か御質疑がございました……
○松本昇君 大分時間が過ぎておりますからちよつと簡單に一つ。私どもは貿易について頗る素人でありますが、大体バイヤーとかセーラーというような者で日本に来ておるところの、いわばブローカー、又は直接に代表者も来ておるようですが、これらによつてなされたところの輸出入の額と、直ちにこちらの商社から海外の商社に電報、その他の普通のビジネスとして取引をしたものとのその比較、量の関係、それから又海外に、政府は最近各所に派出員を出しておりますが、これらがどういう方法を以て事業先の見込その他についての情報を、通産省の貿易課に電報、その他の文字によつてどういう通信が行われておるかというようなことを承わることができれ……
○松本昇君 私も個人としてはやはり今の長官のアイデアが正式のもののように考えます。
○委員長代理(松本昇君) 只今より委員会を開催いたします。本日の委員会は最初通産委員会のうちの中小企業に関する小委員会において中小企業の実際のかたがたから年末金融について御意見を承わる計画であつたのでありますが、小委員会でなく本委員会として承わつておいたほうがよいとの御意見がありまして、通産委員会として御意見を拝聴することになつたのであります。その関係上委員長席も本来ならば委員長不在のときは理事のかたが代行することになつておりますけれども、右のような行掛りから小委員会の長たる私に司会するようにという理事のかたがたからの御申出がありましたので、僭越ながら委員長の席をけがさせて頂きたいと存じます。……
○松本昇君 私はまだ質問があるのですが、大蔵大臣の出席を非常に期待しておつたのですが、あいにくとお見えにならんということでありますから、私もその点を留保したいと思います。
○松本昇君 それは一時で結構でありまするが、そのときに、今出てはありませんが、海外からの原材料の輸入あたりについては、現在の企業の合理化をして行く上においてもかなりむずかしい状態にあるのですが、そういう、輸入面についてのこともそのときに一つ御答弁を願えるようにお願いしたいと思います。資金関係、その他について……。
【次の発言】 大蔵大臣に一つお願いと実情を申述べたいと存じますが、大臣となさいましては、中小企業に対しては非常な深い御理解を持つていろいろ特別な施策をしておいでになるようでありまするが、その一端として政府預金十三億を引揚を中止なさつたり、その他の方法を講じていらつしやるのでありますか……
○松本昇君 私は自由党を代表いたしまして、結論においては本案に賛成であります。ただ只今まで各委員から要望されましたように、中小企業のこの商工組合中央金庫の改正案は、法案はできましたが、これが裏付になる金融ということが実際大蔵大臣の御説明によると差当つてないし、この方面に向つての御考慮がどうかと思われる点がありますので、これは單に年末金融だけでなく、我々としても心配いたしておりまするのは、來春あたりも相当中小企業あたりは困ることは相当深刻なものがあるのじやないかというふうに考えられますので、年末金融も最も大事でありますが、それと同時にやはりこの來春あたり、殊に三、四月頃まではなおかなり深刻になつ……
○松本昇君 中小企業に関する小委員会に関して御報告を申上げます。 本委員会は御承知の通り中小企業対策の研究を目的として、委員十名を以ちまして、去る十一月六日に設置せられた次第でありますが、その第一回の開会を十一月十四日に行いました。同日の議題は特に「年末金融対策を中心とし併せて中小企業信用保險法並びに商工組合金庫法の各一部改正法案の審議に資すること」といたしまして、政府側の説明者として大蔵省の銀行局長などが出席し、委員との間に熟心な質疑が交され、又各種の要望が述べられました。 その主なるものは、資金源充足に関する具体策、商工中金と各中小金融機関との対比、地方銀行設立の促進及び通産、大蔵両省……
○松本昇君 私も今の加藤委員と同じような問題でありますが、今のところでは通産省としては油脂工業についてはどういうふうにお考えになつておりますか。
○松本昇君 今の井上局長のお話の料率ですが、丁種の分を三円から十円というのは何を基準にして三円から十円というのですか。
【次の発言】 商品別に変るのですか。
○松本昇君 中島さんにお伺いしたいのですが、どうも中小企業と申しますと、商業も工業も含めてお話になつておりますが、中小企業という場合に、工業に重点をおいて、商業という面がどうも閑却されやすいように今まで私ども思うのでありますが、これは工業は勿論大事であります。中小企業の工業勿論大事でありますが、商業の部門も全国の数から言つたら相当の数になる、販売業者にしましても、サービス業にしても相当の数があるのですが、商業も工業も一括してすべて中小企業という一つの下に取扱われておるところに、いろいろな專門的になつていないために、部門的に分れていないために、かなり矛盾ということもありましようが、ぴつたり合つて……
○松本昇君 この中小企業の協同組合法の一部の改正ですが、私ども常々この中小企業と申しまするが、今まで範囲が非常に人員において制限を受けておるので、実際の日本の中小企業と申しますものは、今までのところは零細企業みたような人数で……実際の仕事をして行くには……もつと人数をたくさん使つておる人間が大体中小企業の中核をなしておるのじやないかというふうに常々考えておつたのですが、今度はそれがずつと人員も殖えて結構なんでありまするが、それと同時に商業と工業とがどうも……中小企業と申しますとどうも工業のほうが普通考えられて、人員からすべてが工業が中心となつて、商業が何だかのけものになるような感じが実はするの……
○理事(松本昇君) 只今より委員会を開きます。日程に入る前にお諮り申上げたいのでありますが、本委員会に予備付託になつております特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に関し、経済安定委員長から連合審査をして欲しいという申出があります。連合審査をすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう取計らいます。本案の議事日程については委員長に御一任願います。
【次の発言】 本日の日程はかねて御通知申上げました通り通商及び産業一般に関する調査の一環として、我が国貿易に関する基本政策について参考人の皆様から御意見を承わる予定になつております。参考人の皆様には時局柄御多忙のところ誠に有難うござ……
○理事(松本昇君) これより委員会を開会いたします。本日は御案内の通り中小企業の金融の実情に関し参考人のかたがたから御意見を承わりまして、中小企業金融対策の確立に資したいというのが趣旨でございます。参考人のかたがたは御多忙のところ本委員会のためにわざわざ御出席を頂きまして誠に有難うございます。本委員会では中小企業の問題に頗る大きな関心を持つておりまして、中小企業に関する小委員会を特に設けてこれが検討をいたしておる次第でありまして、先日は商工中金を初めといたしまして、各種中小企業金融の專門機関から金融事情を聴取いたし、本日は事実上その継続でありまして、従つて業者側から御覧になりましたところの実際……
○理事(松本昇君) では只今から通産委員会を開催いたします。
本日は臨時石炭鉱害復旧法案を議題といたしまして、本法案の内容の一つである農地復旧について農林委員会でも深い関心を持たれておりますので、本法案の審議の際、委員外発言によつて質疑を行いたい旨の通告を受けておりま。だんだんとその時期が遅れて参つておりますので、そこで本日は農林委員会のかたがたの発言をお許ししたらどうかというのでありますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それではさよう取計らいます。
○松本昇君 先般この委員会でも決議されました中小企業の特別会計を設置する件でありまするが、あれが、通産大臣はまあできるだけ御趣旨に副いたいというお話があつたのですが、大蔵大臣はその点については少しも特別会計については言及しなかつた。 御答弁のときになかつたのでありますが、これはできたら一つ、もう会期も迫つておりまするから、年内ということは或いは無理かもわかりませんが、今度来春早々開かれたときに第一番に一つ取上げて、そうして大蔵大臣と通産大臣と両方御出席の上で、我々が今後これに対してどういうふうに期待ができるかということを一つ確かめておきたいと思います。
○松本昇君 一旦休憩をお願いします。
○委員長(松本昇君) それでは只今より中小企業に関する小委員会を開催いたします。
本日は公報で御通知申上げました通り、中小企業金融に関し專門金融機関のかたがたから御意見なり、御事情を伺うことにいたしております。参考人のかたの御意見を伺う前にちよつとお諮りいたしたいのでありますが、本日の参考人のかたは時間を違えて順次お見えになるはずになつておりますので、順次お一人ずつ御意見を伺い、質疑を行い、一旦お帰りを願つて、そのあとで次のかたの御意見を伺う形にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではあとで一緒に願いましようか。それでは取りあえず商工組合中央金庫理事長豐田雅孝氏に……
○委員長(松本昇君) 大変お待たせ申上げました。それでは只今から通産委員会の中小企業に関する小委員会を開会いたします。委員のかたにお諮りいたしますが、先に参考人からお話を伺つた上で御質問を願うことにいたしたいと思います。御了承願います。では議題は公報で御通知申上げました通り、下請代金支払遅延問題に関する件であります。本件に関し本日は特に参考人の御出席を願い、本問題に関する事情並びに御意見を伺うことにいたしたいと思います。お暑いところわざわざ御出席頂きまして誠に有難うございました。 御承知の通り最近又々本問題は非常にやかましくなつて参りました。経団連でも去る三月に、中小企業に関する緊急対策意見……
○松本昇君 先ほど来中川委員並びに島委員からいろいろこの中小企業の問題について御質問なり、御意見、御希望があつたようでありますが、私はもうそれで大体私の言いたいことも言い盡されておると思いまするが、最後に結論だけを一点だけここに質問というよりも希望を申上げたいのです。それは大臣ももうすでに御承知の通り、今更中小企業の重要性はとやかく我々が申すまでもないことなのでありますが、今度の、今のお話によるというと、内局にしても現在のままで今後はちつとも違わないのだ。だから私はこの行政整理をせられるということも趣旨は結構だと思うのであります。ですからそれに関してとやかく申すのじやございませんが、少くとも中……
○委員長(松本昇君) これから中小企業の小委員会を開会いたします。 第一、下請代金支払遅延に関する件、これは只今御協議いたしましたように、親企業のかたがたを呼んで、一方的でなく……。今日までは下請業者を参考人としてお呼びしていろいろ意見を聴取したわけでありますが、今度は一方的でなく親企業のかたがたも呼んで、そうしてその親工業としての立場におけるいろいろな事情もよく聴取して、その上でどうするかということについて更に進めて行きたいというふうに皆さまの御意向が一致したようでありまするから、来春早々成るたけ早い機会にそういうふうな手配にいたすことにいたします。それて御異議ございませんですか。
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