このページでは雨森常夫参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○雨森常夫君 第三班は鈴木委員と松浦委員と私と三人で参つたのでありますが、本日は両委員とも御欠席でありますので、私から極く概略御報告申上げます。 なお私どもの参りました福岡、大分両県を含みますところの九州地方は、御承知の通り数日来の大水害で農作物或いは農業施設等の被害が非常に大きかつたのでございます。私どもが参りましたときの様相とは全く一変いたしておるだろうと考えます。例えて申しますれば、足で蹴飛ばされて、立上ろうとしたところを又倒されて踏みにじられたというような恰好に相成つておると思うのであります。従いまして、私どもが参りましたときに強く要望せられました点、これらも他の地方と大体同じであり……
○雨森常夫君 救農土木事業の件ですが、冷害の被害の石数なんというものは、農林省のほうで統計調査部で作られましたものを基準にして救農土木事業をおやりになるのでしようが、基礎はやはり建設省のほうの土木と農林省のほうの関係と両方が一つの基礎で行くと、こういうことになるのだろうと思います。従つて大蔵省のほうでは、この事業分量をきめるのに、建設省の関係と農林省の関係とどういうふうに按配してこの金額を出されるのか、おわかりでございましたら伺いたい。
【次の発言】 そうすると、分けるときに両省で協議して……。
○雨森常夫君 救農の土木事業に関連して水害地の救農ということについてお伺いいたしたいのですが、元来冷害地は災害の復旧費がないから救農土木事業を起す。水害地は復旧事業に補助金、国費が出るから、それで賃金がとれるというような考え方であろうと思いますが、御承知のように本年の水害は何百町歩、何千町歩というような大面積の収穫皆無の地域が相当各地にある。そのようなわけで、承わりますれば本年度の予算では全体の一割七分くらいしか復旧費がないというようなことで、かような土地については農民は非常に困るだろうと思う。この点について何かお考えになつておるのかどうか。
○雨森常夫君 冷害対策の場合国の補助が農道三割とか、或いは五割見当で、あと五割或いは七割というものが地元の融資を受けなければやつて行けん。今までの土地改良あたりの状態を見ますというと、地元負担分の八割を限度に貸すということになつておりますが、それにしても今までの資金源がないので、或いは貸し渋ると言いますか、四割程度にしかなつておらんというようなことにも聞いておるのですが、今度の冷害の場合には地元負担金全部を貸すことにならなければ困るのじやないかと思いますが、その点ちよつと……。
【次の発言】 あとの二割は。
【次の発言】 それからもう一つ。この四億五千万円の臨時救農ですか、これに括弧して「土木……
○雨森常夫君 私は一、二の点について農林当局の御意向を承わりたいのでありますが、第一点は総代の数でありますが、これは改正前と比べますと大体半数になつておりますが、農林省としてはこの半数ぐらいの数字になされた何か根拠があるのかどうか。なお私の希望といたしましては、もつと少いことを希望するわけであります。第二点は、市町村が工事をやることになるわけでありますが、市町村がやる場合と従来の土地改良区がやる場合と同じように奨励される御意思かどうか、この点を承わりたい。
【次の発言】 今のお話を承わると、市町村が行う場合は例外的に考えるというお話でありますが、市町村がやりたいということを申出た場合に、農林省……
○雨森常夫君 一つお尋ねいたしますが、この資金のほうの関係で経営資金は施設復旧資金のところに三分五厘と六分五厘二通り出ておる。政令で定めるという今お話があつたのですが、どういうふうな標準でどちらに属するということをきめることになるのですか。
【次の発言】 そうすると、ちよつと今おつしやつた、随分広範囲なのですが、その中で県ごとにきまつておるのですか。
【次の発言】 如何に小さくとつて参りましても、三分五厘と六分五厘では大分開きがあるので、まあ画然とした境はないと思う。そういう点について十分一つ委員会のほうでも御研究になつて頂けたら結構であります。
○雨森常夫君 私もこの法案には大賛成であります。併しながら先ほど農林当局の御説明によりますと、畑地潅漑をやるべき土地が全国で約二十万町歩ある、二万五千円かかるとすれば、経費が五百億になるはずであります。併しながら現在の予算を承わりますと、二億五千万円というようなことを承わりましたが、大変な僅かなものであつて、これを全部をなし遂げるのには相当年数がかかる。然るにこの法案を見ますというと、三十四年に大体効力を失うことになつておりますので、この法案が成立いたしました暁には、農林当局は是非この予算のほうの裏付を十分御考慮になることを希望いたしまして、本法案に賛成いたします。
○雨森常夫君 救農事業を割当てられますのは、農林本省では県までにされますのか、或いは町村別までおやりになるのか。
【次の発言】 これは私のお願いでありますが、割当てせられますときに、これは勿論御配慮になるとは思いますが、例えば都市附近の、就労の機会がある程度ほかに求められる地方と、山間地方のごとき、就労の機会がないところでは御考慮を願いたいということ、それからもう一つ、この前の委員会で官房長が、あれは北委員だと思いますが、質問でお答えになつたのですが、冷害地の既設の既定予算で組んでおる経費は節減の対象にしないとおつしやつたように記憶しておるのですが、それはその通り行うのでありますか。それをもう……
○雨森常夫君 組合の委員長さんにちよつと参考のためにお伺いしたいのですが、現行基準から申しましても、又仲裁裁定の額から申しましても、林野関係の職員の給与は非常に低い。これは先ほどもお話が出ましたが、大体地域給が大きな原因をなしているのだろうと思いますが、それに比較しまして、この組合の要求額が最高になつている。これは何か特別な根本的な考え方が違う分子が入つているのかどうか、それをちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 今のお話、僻地手当というような考え方のものが一つ入つているわけでございますね。
【次の発言】 例えば家族数が非常に多いものが大多数あつた、或いは年齢からいつて他の現業官庁よりも非常に……
○雨森常夫君 この政令に調つてあります「これらの施設を利用する農林業者」というのは、これは県知事が出して来たものを農林省は査定を、査定と言いますか、内容を検討する暇は恐らくないと思うのですが、この農業者の数というものによつて五割と九割に変つて来るという重要なものであろうかと思うのですが、農林省の現在の人員では恐らくこれまで手が付かんと思うのですが、その点どういうふうにお考えになつていますか。
【次の発言】 後日間違つておつたことが発見されればと言うのですが、発見されるのには農林省で何か調べなければ発見する機会は恐らくないと思うのだが。
○雨森常夫君 検査院のかたにちよつとお聞きしたいのでございますが、四百七十一号の問題に関してでありますが、そのときの発注するときの仕事の関係、或いは指名する業者の関係等によりましては非常にとてつもない安い値段で受合つてやるというような場合が往々にしてある。そういうふうなことを防ぐために最低価格を設けたいという意向でやつたんじやないかと思うんですが、この場合内容を知りませんが、そういうふうな場合には法規では許されないかも知れんが、実際はすでにそのほうが当を得た措置のように思うんですが、どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今のお話を承るというと、その場合によつて最低線を引いてもいたし……
○雨森常夫君 この九百十二のは、これは余り大きい金額ではないと思いますが、検査院のあれを見ますと、担当者が多忙を理由としてと、こう書いてありますのですが、この担当者が多忙な場合には、こういうことをたびたびやられるのかどうか。又検査院のほうで、予定価格を業者に計算させたということは、どうしてお調べ……、偶然に発見なさつたのか。ほかに見逃しているやつがたくさんあるのじやないか、こういう例が……。こういうことを疑問に思うのだが、御質問いたします。
【次の発言】 経験者がなかつた場合だつたらば、これは経験者を入れればいいのですが、忙しかつたからという理由だと、たびたびやる可能性があるように思われるので……
○雨森常夫君 主として大蔵省当局の点を伺いたいと思います。先ほど伺いますというと、二十八年度災害については大蔵省において三割の査定をして、そして農林及び建設両省に再査定をやらせる。こういうお話のように聞えたんです。三割を査定されたというのは、過去の経験から考えて不正であるとか、或いは不当な工事があるから、そのときについて大体三割ぐらい査定する、こういう考え方のようでございますけれども、私が考えるのは、先ほどからお話が出ておりますように、抜打検査でやつている以上は、お考えのように三割査定したものに不正、不当なやつが全部入つて、残つた七割が全部正当なものだとは限らんと思う。抜打検査でやつた以上、や……
○雨森常夫君 土地改良事業のごとき、今度の法律改正によらなくても、補助率を低下するもの、これらについてまあ二十九年度の予算の大蔵省の編成方針は、補助率を一律にずつと下げて行くという方針であるようでありますが、農林省では現在大蔵省とその点について折角折衝中のようにも聞いておるのでありますが、この点どういうふうになつておりますか。
○雨森常夫君 救農土木の御説明がありましたが、その中で一、二お伺いしたいのですが、内地分の三億一千五百万円ですか、この補助金はどういう区域に配分されるのか、その地域をお伺いしたいことと、それからもう一つ北海道が非常に大きく救農土木事業を施行することになりますが、これは御承知のように雪が降りまして仕事が非常に困難であろうと思う。これだけの大量の仕事を来年三月までに実施することができるかどうか。農林密のほうの仕事の種類の採用の仕方にもよりましようけれども、農林省の確固たる自信があるかどうか、それを伺いたい。それからもう一つ入植の家屋の倒壊したものの補助金でありますが、これは全壊だけをとつておられる……
○雨森常夫君 三億円は四億五千万円に衆議院で修正になつたわけですか、一億五千万円……。
【次の発言】 この該当しておる府県等をお知らせ下さい。
【次の発言】 九州は全部……。
【次の発言】 五月ですか、五月ならもうきまつておるんじやないのですか。
【次の発言】 今言つたものは入つていない…。
○雨森常夫君 先ほどお聞きしておりますと、北小路さんのお話によりますと、先生はアカハタを読むことは自由だと、成るほどその通りでございます。併しながら教室内で教えるなり、生徒の前で話をしたことは聞いていないと、こういうお話でございましたが、これは先ほど福田さんがおつしやつたのと大分食違いがあると思いますので、私は福田さんにもう一度繰返すようでございますが、お願いいたしま
○雨森常夫君 第二班は、予定通り、九月十五日から二十一日の七日間、私と加賀山委員と二人になつたのでありますが、実は高田委員も御参加になるはずでありましたが、前日突然の御病気で参加できなかったことは非常に残念でございました。調査室から生田君、法制局から斎藤君、文部省から松平君が参りまして、長野・富山、石川の各県における大学教育、僻地教育、定時制教育並びに教科課程等について調査を行いました。 その内容については、時間の関係もございますので、おもな問題点であるとか、あるいは現地における要望意見などを申し上げることにとどめたいと存じます。 まず第一に、大学教育についてでございますが、今回調査いた……
○雨森常夫君 今の問題に関連してですが、給与ベースに比例して出すように考えておる、変えるように考えておるというお話しなんですが、どういうふうな御研究の結果か存じませんが、私ちょっと考えつくことは、校長あたりになれば非常にまあけつこうだと思いますが、そういうことになると、今度少壮有為な教員が僻地へ行くことをいやがる、給与の関係で。というようなことがありはせんか、こういうふうに考えますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 現在の支給の基準額よりも下るということは、これはもちろんだれも考えることはないのですが、まあ多いほどいいわけなんですが、予算の関係もありますし、そう十分なことができまいと思う……
○雨森常夫君 ちょっとお伺いいたしますが、先ほど御説明で、危険校舎というのが点数で鑑定した場合に、義務教育の方が百二十万坪、高校の方が三十万坪程度というお話になりましたが、本年度の二十億の予算で大体何年ぐらい解消するのにかかるのですか。
【次の発言】 文部省では今回高校を中に入れられますというと、毎年義務制の方と高校の方とを、予算の配分のときにどういうふうに考えてどちらにウエートを置くというような何かお考えがあるのですか。
【次の発言】 私はこの義務制と高校の場合とは一方は義務制であるから当然国としては重く見るべきがこれは当り前のことでありますけれども、これは国としては補助率が違っておるので、……
○雨森常夫君 第五条の二項にあります「その他政令で定める特別の事由」とありますが、その「特別の事由」というのはどういうふうなものですか。一つ二つ何か例をあげて下さい。
【次の発言】 微量配分というのは。
【次の発言】 それからもう一つ、一・〇八というのはこれは修正部分だからお聞きするのはどうかと思いますけれども、一・〇八には何か根拠があるんですか。
○雨森常夫君 今の木造、鉄筋の比率の問題に関連するのですが、たとえばその年度で緊急度によって採択してゆかれるんでしょうが、その年度々々であるいは一五%が今年は二〇%になる、こういう場合もあり得ると思うのですが、一五%というのは鉄則、何か規則があるのですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 五ですけれども、もう一ぺんお伺いしたいと思います。わからんのですが。
【次の発言】 わかったような気もするのですけれども(笑声)、この数字を見ますというと、公立学校の方は月額の基本給のみであった二万六千円と私立学校の方は諸手当を加えたもので一万一千円と、そう書いてあるものだから、この数字は間違いな……
○雨森常夫君 この間懇談の間に私提案者の方に御説明をお願いしたのですけれども、なおそれに関連して文部当局の方ではどういうふうに考えておられるかということをお尋ねしたいと思うのであります。この前お何しました公立学校の月額平均が一万六千円であり、私立学校の平均が一万一千円である。しかもなお公立学校の方の一万六千円は基本給であり、私立学校の方の一万一千円は諸給与を含めたものであるという御説明でありましたが、かように違うのはどういうわけかということをちょっと疑問に思うのであります。ところがこの間の提案者の方の御説明によりますというと、大学から幼稚園までの各種に分けての加入者の数字を承わったのであります……
○雨森常夫君 私はこの決議案に賛成をするのでございますけれども、先ほど懇談の中でいろいろ承わりましたので、大体私の疑問といたしておる点は了承をいたしたのであります。ただ懇談中に承わりますというと、積雪寒冷地帯における既定の予算で過去数年の間に約十六万坪ほど実施し、なおその地方においては十九万坪あまり残存しておるという状態であります。かような状態にありますときに、既定の予算の中で温暖地方にこの予算を分けて使うということはその時期でないと考えるものでありますから、文部当局におかれましては、この既定の予算を三十 一年度以降も十分確保すると申しますか、より以上に増額すると同時に、この決議に沿って新し……
○雨森常夫君 二十六日のこの委員会で今回出されております法律案の第三十三条に関して若干の質疑応答があったのであります。そのときの大臣御答弁を要約して申しますというと、第一項において「管理運営の基本的事項について、必要な教育委員会規則を定める」となっておる。これを受けて、第二項の、教科書以外の教材の使用について、委員会に届け出させる、そういう定めを作る、こういうお話しであったのでありますから、結局教科書以外の教材を用うべきものは基本的な重要事項、こういうふうに考えておられると思うのでありますが、なお、その教科書以外の教材のうちどういうものが重要と認めて届け出させるのか、そういう点をお伺いいたしま……
○雨森常夫君 先ほど昨日の理事会の結果を御報告承わったのですが、お話しの、本日の五時ごろにこの委員会を終って、あとのことについては、また理事会を開いて協議する、こういうお話しでありましたが、本日の五時ごろに委員会を休憩でありますか、あるいは散会後になったのでありますか。
○雨森常夫君 非常に御熱心な公述をお聞かせ願いまして、まことにありがたく存ずる次第でございますが、私が聞いておりますというと、久野先生は非常にこの法案について先走った心配をしておられるように考えるのであります。これは私のお聞きしておる感じであります。たとえば例にあげられました十九条の三項で、どこにこの指揮命令監督をするように考えられるか、指導主事……。あるいはまた三十三条の教科書以外の教材、これは今おあげになりましたように、教科書以外の教材を使うのは、毎日心々のことでありまして、たとえばラジオのスイッチを入れるのにしても、一々届出をしなきゃならぬというようなことをお考になるのは、少し心配し過ぎ……
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