このページでは関根久蔵参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○関根久藏君 私は原案に賛成いたします。
○関根久藏君 今のお話の百六十九億というのは共済金の百五十億が入るのですか。再保険の百十億が入るのですか。どちらなんですか。
○関根久藏君 本問題につきましては、非常にもうあのときから見ると時期がズレておるのであります。下部のほうではもう非常に困つておる。衆議院のほうの修正点も一々結構なことでありますので、何とか一つ一刻も早く御審議を願つてこの法律案を成立せしめるように御配慮願いたいと思います。
【次の発言】 只今議題になりました法律案も、やはりこの融資法と内容においては同じなんであります。これ又一日も早く成立せしめて農家の救済に当らなければならんと思います。本案につきましても原案に賛成を表するものであります。
○関根久藏君 只今森下委員からも御質問があつたんですが、郡連合会を含めた全部の連合会に適用するというふうに、まあ法律の表面的の解釈はされるのですが、郡連合会に適用しないというのは、結局再建整備連合会にりみそれを当てはめる、こういうふうなお考えなんですか。
【次の発言】 その除くという考え方が、再建整備法の適用の組合そのものに限定をしてやるというふうな基本的なお考えなんですか。
【次の発言】 今のお話の系統金融機関の固定化債権の流動化、これが第一の狙いたろうと、こういうお話なんでありますが、郡連がやはり系統機関に固定化債権を持つておるものも相当あると思うのです。その趣旨から行けば、やはり郡連もこ……
○関根久藏君 これは何ですか、外米のほうは精米で内地米のほうは玄米ですか。
【次の発言】 九十七万五千トンというのは精米ですか。
【次の発言】 この表は全部玄米トンでございますか。
【次の発言】 この製造にはパテントか何かあるのですか。
【次の発言】 そうすると、先ほど陳情のあつた何というのですか、強化米協会というのですか、これがパテントを持つているのですか。
○関根久藏君 只今お話の土木事業やその他の事業に融資をする、その補助の八割ということですが、地元負担はちよくちよく本会議等で、大臣や何かは地元負担の意味に充てるということを言明されているのですが、八割というのはどういうのですか。
【次の発言】 救農土木事業その他の本来の使命から言つても、余りけちけちしないで全部貸すような方法を講ずべきではないかと思いますが。
○関根久藏君 この第一条の施設のうちに、農機具、畜舎、堆肥舎、サイロ、穀物乾燥炉及び農産物加工施設とするとありますが、このうちに蚕室がないのはどういう理由なんですか。
【次の発言】 ここには挙げなくもいいんですね。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 この営農資金の貸出について、中金では再建整備組合には貸さんといつておるそうですが、これはこの施策を実行するためにさようなことであるとすれば、如何なる方法をとるお考えですか。
【次の発言】 そういう命令を下して、中央金庫をしてどういうものにでもそこを経由して貸せるということにできるのですか。
○関根久藏君 今般税制調査会の答申に基きまして、政府は所得税を軽減するために間接税等の新設、増設をやろうと考えておるようであります。そのうちに特に蚕糸の問題につきまして消費税をとる、かような答申がなされておるのでありますが、それが原糸に課税するか、織物に課税するか、それはいずれにしても、政府はどちらかをとるべしというふうな、二つの何と言いますか、極めて自信のない答申をしておるのであります目下のいろいろな情勢では原糸課税のほうを採用するやに見えておるのであります。さような場合になりますと、生糸一俵について仮に一五%の原糸税を課税をいたしますというと、三万六千円になるのであります。現在の禁止価格の……
○関根久藏君 只今のお話で、法案があとになつて、それまでは何とか或いは信連とか県に心配してもらう、大蔵省とも打合せをしたと、こういうお話なんですが、併し法案ができなくも災害は救済をしなくてはならないので、さような場合に財政法の関係があるかどうかは知りませんけれども、何らかのそこに救済の措置を講ずるような方法は政府としては当然あるべきじやないでしようか、その途はないのですか。
【次の発言】 実質上の効果を挙げるために、あとになつてそういうことをするのでなしに、やはり政府の責任においてさようなことはできないのですか、利子補給をするとか、損失補償をするとか、そういうことはできないのですか。
○関根久藏君 大蔵省の当局が見えましてから御質問申上げたいと思うのでありますが、先ずその前に蚕糸局長と繊維局長が見えられておりますので、蚕糸局長には先般の委員会におきまして詳細に御質問申上げておりますので、繊維局長に御質問申上げたいと思うのであります。先般税制調査会におきましては、政府に向いまして織物消費税の課税問題を答申しているのでありますが、それに原糸に課税するか、或いは織物に課税するか、それは挙げて政府の決定に待つ、かような答申をしているのであります。これが原糸に課税されますか、或いは織物に課税されますか、それは一にかかつて政府の決定するところであろうと思うのでありますが、大蔵省が参りま……
○関根久藏君 只今いろいろ繭価安定の問題等についてお話があつたが、現在非常な異常天候によりまして、夏秋蚕は現実の問題として大減産を予想されており、目先に迫つております秋蚕のごときは大体半分か乃至はそれ以下であろう、晩秋蚕に至りましても先ほどもお話が出ましたけれども非常な冷害にでも会つた場合には、これ又予測のできないようなことになるだろう、生産の状況はさようなんでありまして、特に本年の春蚕の取引におきましては、例年でありますれば切り売り、切り買というようなものが全国的に相当多額にありまして、養蚕組合等が扱いました表面の数字以外に非常に多額な事実上の生産がある、本年はそれが残らず大体全国的に表面に……
○関根久藏君 本年の政府の麦の保管倉庫の指定に際しまして、非常な厳格な方法をとつた関係から、一例を挙げますというと、埼玉県におきましては、最近は農協関係で約千三百棟指定になつたのでありますが、本年は僅かに五百棟でありますから、収容能力に至りましては非常な激減を来たしておるところへ持つて参りまして、昨年以来のものがまだ四百四十万俵入つております。本年の麦の売渡しに際しまして、収容し切れないというので、政府の指定倉庫でなければ金を支払わん、金は取れないという関係から、小麦が農協で二千百十八円もしておるやつが、二千円から、二千円を判るような取引も散見されておる。又大麦なぞもやはり千八百円が千七百円か……
○関根久藏君 先ほど蚕糸の問題で清澤さんから御質問があり、農林大臣も今のままでは到底これは蚕糸業全体からみても、或いは農村全体からみても、国全体からみてもしようがなくなつてしまうのじやないか、何らかの処置を考えていると、かような御答弁でありましたが、私どもこれは何とかしなければならんということはよくわかつておるのであります。併し輸出振興の最大の狙いは結局増産にあると思うのです。増産の最も重大な点は結局価格にあると思うのです。養蚕家が生産意欲をなくしてしまうような価格で抑えたのでは、これは結局本末を顛倒してしまうと思うのです。そこで結局この問題を煎じ詰めてみますと、結局は価格の点になると思うので……
○関根久藏君 そうしますと、調査ができ上れば、その調査によつて最低価格をその通りにやる、こういうお考えでございますか。
【次の発言】 そうしますと、大体お話の点から考え合わしてみますというと、糸の値にして大体二十万くらいは最低というふうにお考えですか。
【次の発言】 申上げかねるというお話でございますけれども、大体私が申上げたようなことは局長お認めになりますか、およその見当で結構なんですよ。
【次の発言】 今お話の価格は、これ以上私も申上げませんが、然らば先ほど来だんだんお話があるこの臨時措置要領によりまして、政府は最低価格を保証する適当な処置を講ずる、かようにお考えになるのでありますか、その……
○関根久藏君 この清掃法案にあるように、清掃事業の能率的な運営によつて都市の生活環境を綺麗にするということにつきましては、これは公衆衛生の見地から勿論でありますが、提案の理由にもあるようでありますが、汚い物を処理した、その汚い物のその後の利用問題については説明がないのでありますが、ところがこれは又我が国の農業には非常に重大な問題であります。古くからこれは都市を綺麗にするという要請から屎尿や塵芥の利用を図つておるのであります。例えば屎尿につきましては、農林省の推定によれば、昭和二十六年中に全国において農業上利用いたしました量は約二千六百万トンであります。そのうちに含まれております屎尿の成分を化学……
○関根久藏君 只今お話の玉糸の問題ですが、今度の輸出確保のための安定法の改正案のうちに、さようなお考えのようなことを入れるお考えはないのですか、入れることはできないのですか。
【次の発言】 それはできないのですか、入れないのですか。
【次の発言】 それから今目先の問題で、もう少し経つて見るというと春の繭が出て来ると思うのですが、購繭資金の問題について、日銀のスタンプ手形制度、あれが今のところ何だか非常にもやもやしておつて、昨年の四〇%くらいだと、こういうふうなお話がもつぱら伝わつておるのですが、現在の状況はさようであるかどうか。
【次の発言】 いろいろ御心配を願つておりますことは感謝申上げるの……
○関根久藏君 そうしますと、只今のお話で大体昨年の二百五十億ですか、その実績はスタンプ手形として確保できる、その見通しは付いたわけですか。
【次の発言】 地方銀行が昨年よりか何分か窮屈だというお話ですが、今年は非常に地方銀行のほうが製糸業を警戒し、又資金関係で窮屈な状態を今から大変現わしておる、このほうがむしろ大変だろうと思う。それとこの農林中金関係の資金も、御承知のように営農資金関係等は皆系統内の金から出ておるのであります。ここらも必然的にそういう面からも窮屈にならざるを得ない、両々相待つて中金なり、或いは市中銀行なりの分は、昨年から比べて昨年以上に窮屈にならざるを得ないような状態にあるので……
○関根久藏君 この酪農のほうの何は、今お話の協同組合の問題ですが、これは形式的の協同組合のほうでやつているのがどのくらいか、それから名実ともに申合団体みたいなので、この乳業者に連絡しているのがどのくらいか、本格的に名実共にこの協同組合でやつているのがどのくらいか、そういうようなものはなかつたのですか、若しなければ又あとで資料として御提出願いたいのですが。
【次の発言】 詳細にそれを一応お願いします。
【次の発言】 どのぐらいが隷属しておるか、何パーセントの部類ぐらいが真の協同組合としてやつておるか、さようなことを私は伺いたいのです。まあ大体河野さんからもお話があつたのですが、何だかどうもこの法……
○関根久藏君 小委員会のこの意見は、今お話の森田さんの任意加入とか、強制加入とか、そうでなくて、強制加入ということなんだ、これは……。
【次の発言】 ない。こういう資格条件を整えるものは除外すると、こういうことで、飽くまでこれは強制加入、だから任意加入じやない。
【次の発言】 それが問題だと思う。
○関根久藏君 第二班は鈴木委員と私と宮出調査員と栃木県下の被害状況を見て参つたのであります。栃木県は昨年も凍霜害にかかりまして、又冷害で稲も被害を受けた県であります。農家経済が相当痛めつけられていたところへ、今年も又凍霜害を受けましたので、精神的にも大きな打撃を受けているようであります。昨年も被害を受けたので今年も十分手配をしていたようでありますが、四月以来天候不順で、四月十日、二十一日、二十八日と結霜を見たのでありますが、特に二十八日の降霜は被害甚大で、県北養蚕地帯の桑園に殆んど全滅に近い被害を受けたようであります。その地表類、馬鈴薯、果樹、煙草、大麻等もそれぞれ被害を受けたようでありますが……
○関根久藏君 今酪農のほうには大分資金をお出しになるようなお話をされたのですが、会社等に出す場合の、例えば内容の是非は別問題として、かような金を出すことは法律的に中央金庫ではどういう根拠があるのですか。
【次の発言】 まあ雪印のような場合には短期資金とは申さず、とにかく十年から十五年間も連続して……。
【次の発言】 一々これは認可を得てやつているんですか。
○関根久藏君 私は只今議題になつておりまする農林漁業組合連合会整備促進法の一部を改正する法律案に対しまして、附帯決議を附して賛成いたしたいと思います。この附帯決議の案文を朗読いたします。 農林漁業組合連合会整備促進法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 一 政府は、本法の施行に当つて、調整勘定閉鎖認可申請等の諸手続を極力簡素にし、認可等の事務をできるだけ迅速に処理し且つ国庫納付金の分割納付等の便法を設ける等本法が所期する成果の達成に対して遺憾なく措置すること。 二 政府において、本法第十九条第一項の規定による納付金に伴う予算を編成するに当つては、再建整備又は整備を促進するため既に実……
○関根久藏君 最近糸価が大暴落をして参りました。御承知のように、十九万何千円かになりまして、あの安定法によります最低価格の十九万円は必至であるところの情勢になつて参りました。一方丁度繭の出廻り期に際会いたしまして、養蚕家と製糸家との協定も今までに曽つてないほどの困難な場面に到達すると思うのであります。勿論これは非常な金融引締が最も大なる原因と思うのでありますが、糸価を維持するために、政府は当然最低額を割れば買上をすることになつておるのでありますが、農林省のほうでは早急にこの措置が取り得ますよう用意ができておりますかどうか、お伺いしたい。
○関根久藏君 最近糸の価格が大暴落をいたしまして、繭糸価格安定法によります最低額十九万円をやや上廻つておる。かような程度にまで下つて来たのであります。さよういたしますというと、政府は当然あの法律によりまして三十億の金を使つて、生糸を十九万円で買上げることになるのでありますが、さような準備を遺憾なくやつておりますかどうか、その点が一つ。それからやはり安定法によりまして、糸価が下り、従つて又糸価に適応しないように繭価が暴落した場合には、政府は適当の措置を講ずる。かようになつておりますので、その適当の措置とはどういうものか、具体的にどういうふうに考えているか、或いは財務当局とどういうふうに折衝されて……
○関根久藏君 昨年再建整備促進法の一部を改正いたしまして、例の信用組合連合会にありました調整勘定を閉鎖、調整勘定の利益金は国庫に納付する、納付された金を財源として政府はこれを協同組合の再建整備促進、あるいは再建整備のためにすでに予定されております費用、あるいはそれに関連しております人件費その他の費用、これ以外には使わないで、あげて再建整備促進のために協同組合の方に回す、こういうふうになったのでありますが、本年度の予算におきまして、そのうちに養蚕の信用基金の方に三千何百万円、協同組合の役職員の奨学資金に七千万円、一億円余を計上したのみで、あとの五億一千万円は計上されないのでありますが、いかなる理……
○関根久藏君 養蚕経営合理化促進費補助金の二千八百万円の修正ですが、先ほどの御説明によりますというと、一部は展示圃へ回し、一部は苗木に回すかどうか、まだ未定だというお話ですが、もう一度一つ詳しく御説明を願いたい。
【次の発言】 それでは何ですか、今お話しの予算の運用上うまい方法があれば、そういうふうに使ってもよろしいというのは、それはどなたがおっしゃるのですか。
【次の発言】 そうしますというと、話し合いがつきますればそういうふうにできるわけですか。
【次の発言】 いずれにしましても、養蚕経営合理化促進のうちの、それはまあ動力噴霧器とか、あるいはその他の何もそれは必要でありましよろし、相当の役……
○関根久藏君 空気銃が狩猟法の改正によりまして、猟銃と同じの免許制になる。すると税金の方の免許制の方のなには、従前所得税を納める者は三千何百円、ところがそれ以下は二千幾ら、こういうのですが、やはり同じ率になるということになるのですか。
【次の発言】 まあこれはそういうことになるのでしょうが、しかしこの狩猟をやることからみて、散弾銃と猟銃と空気銃と同じだということは、どうも少しその間に矛盾があるのではないかと思うのですが、何らかの特別な考慮を払えるようなことはできないものでしょうか。
【次の発言】 地方できめるというのですが、それは林野庁の方で免許制の方のなには指定するのじゃないんですか。
○関根久藏君 こまかい問題ですが、農林漁業金融公庫法第十八条第一項第八号の資金指定告示、このなんですが、そのうちのしまいの方の一の、農舎とずっとあるのですが、三に、今非常に品質改善のために回転まぶしが使用されておる。これは数年の耐久力を持っておる。蚕具という名前がついているうちでも機械というようなものもある。多分これは、蚕具というのは回転まぶしも含んでおると思うのですが、その点をお聞きしたい。 それから次の「主要農産物又は輸出農作物の生産の維持増強に必要な施設」、これには桑園の植付、新値、改植等のことも対象になると思うのですが、その点お尋ねしたいと思います。
○関根久藏君 ただいまも池田さんからお話があったのでありますが、今度の改正によりますといろと、従前は御承知の通り生糸のみの価格を安定審議会へ諮問した、今度は繭の価格本審議会において決定されることになるのであります。そこで従前の審議会におきましては、国会議員は全部オミットしておった、これはまあどういう関係であったかと私も第一回の審議会の委員でありましたけれども、国会議員は入っておらなかった。この際政府は安定審議会に国会議員も入れる意思があるかどうか。そういう用意があるかどうかお尋ねしたい。
【次の発言】 政府に設置されております各種の審議会にはほとんど漏れなく国会議員は参加しておるようであります……
○関根久藏君 森さんの御質問に関連して自治庁にお伺いしたいのですが、この制度のいわゆる信連が扱う場合の金庫としての何で、県の方でさようなことがきまった場合には、自治庁は具体的にはどういうふうな御指示をなさるのですか、先ほどのお話は何だかわかったようなわからないような、よくわからぬのですが、一つはっきり御答弁願いたいのですが。
【次の発言】 それではどうですか、この問題について、具体的にもうはっきりわかっているのですから、かりに県の方で信連をこの改良資金の金庫に指定してきた場合に、自治庁はどういうふうな――どうもないですか。
○関根久藏君 蚕糸局長にお尋ねしたいのですが、当然今度の凍霜害で、非常に産繭額が減少いたします。従って各養蚕団体は財政が逼迫して参ります。技術負の給料の支払いにも困難を生ずる向きができると思うのであります。何とか作業技術指導強化費等の増額をする必要があると思うのですが、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 それから、結局掃き立て調節が具体的に遂行せられることが一番重要な問題ですが、そういう際において共同飼育をして、あるいは予備蚕児の配給をするとかいうような場合には、これは何らかの蚕種代金やあるいは飼育経費の助成がしかるべきだと思いますが、この点についてはいかがでございますか。
○関根久藏君 先ほど農林省の方から、今回の凍霜害対策に対しまする各種の補助の問題について、せっかく今大蔵省と折衝中である、しかしながら、まだ妥結には達していないのだ、かような御報告があったのでありますが、この補助の問題につきましては、大蔵省当局にもいろいろな意見があることをほのかに承わっておるのでありますが、農林省としては、たとえば樹勢回復の肥料の補助金、あるいは、桑、茶、果樹等に対しまする農薬の補助、かようなものは何としても補助したい、かように決意をなさっておるのですか、どうですか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 それでは一つ大蔵省にお伺いしたいと思うのですが、大蔵省の方は、農林省から……
○関根久藏君 ただいまいろいろ御報告ありまして、御心配を願っておるものにつきましては感謝を申し上げるんですが、ただいまのお話がありました、樹勢回復の助成の補助率の問題ですが、二分の一ということについては非常な難色があると、かような御報告なんであります。これは、御承知のように衆議院の農林水産委員会におきましても、さような決議になっております。また一般の要望から申しましても、それは、なるほど二十八年の三分の一に比べますというと多いのでありますけれども、今回は特に被害の程度が激甚なんであります。さような見地から、何とか補助率は伸ばしてもらいたい、かようにわれわれも熱望しているのであります。どうか一つ……
○関根久藏君 農業共済の政府の再保険の概算払い問題ですが、先ほどお話のあったそれらに関係した利子補給はやれない、やらぬと、こういうわけでありますが、まあ少くとも蚕繭共済の保険金は、繭の収獲ができてそれを売るときの時期までに払うことが私は絶対必要だと思うのであります。さようなことができますかどうですか。 それから稚蚕共同桑園の設置の助成ですが、これはどんな方法でどんな割合に助成するお考えですか、それを承わりたいと思います。 それから病害虫防除の補助ですが、これはまあ桑園ならば切ったあとのカイガラムシの防除等を第一番にやるんですが、まあ関東地方あたりではそのうちにも桑は伐採してしまうんですが、……
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