安部キミ子 参議院議員
3期国会発言一覧

安部キミ子[参]在籍期 : | 3期|- 4期
安部キミ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは安部キミ子参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

安部キミ子[参]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第32号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私はこの際、原爆実験についての岡崎外務大臣言明に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、先ず総理大臣にお尋ねいたします。去る四月五日、本議場において万場一致で決議されました原子力国際管理並びに原子兵器禁止に関する決議について、その後吉田総理大臣は、どのような熱意を以て処理にあたられ、又どのような決意を大臣自身がお待ちであるかをお尋ねする次第でございます。  そもそも第十九国会の成立開会以来、予算案の審議を初めといたしまして、MSA受入れの問題、或いは教育二法案の問題、警察法改悪の問題等々多くの問題を審議して参り、又現在審議中でござ……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第26号(1955/06/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私はこの際、在鮮同胞引揚促進及び日鮮貿易問題に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は社会党第四控室を代表いたしまして質問いたします。  最近の国際政局は、それぞれの国が話し合いによって国際的懸案を平和的に解決しようとする動きが顕著になって参りました。国際的緊張は、雪解けのようにゆるんできつつあります。日本政府がソ連邦とロンドンで国交正常化についての交渉を開始していることは、この意味から誠に時宜に適した措置だと思います。中華人民共和国と日本との間も、最近貿易協定が締結され、通商代表部を相互に設置する準備が進められており、日中両国は国交正常化に向って着実に前進し……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第8号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になりました日韓問題に関する決議案に賛成の意見を表明せんとするものであります。  李承晩政権は、国際慣行を無視し、一方的に李ラインの設定を行い、今日まで数多くの暴虐をほしいままにして参りました。日本国民は、かような李承晩政府の一方的な措置についても、あくまで隠忍自重して平和的に解決しようと、極力今日まで努力して参ったのであります。しかるに十一月十七日、韓国連合参謀本部は、いわゆる李承晩を侵略した日本漁船は砲撃し、必要によっては撃沈するとの声明をしたことは、日本国民の間に深い不安と疑念を巻き起しておるものであります。  われわれ日本人……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第49号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 私はこの際、基地問題並びに秋吉台の米軍演習地使用に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま問題になっております基地における土地の強制収用と秋吉台米軍演習地使用について質問いたします。  人類の英知はようやくにして平和の具体的な方途を発見し始めました。昨年確立されたバンドン会議の十原則、ジュネーヴ精神、アジア、アラブ諸国の国連における活動、ソ同盟の第二十回共産党大会の自己批判、最近ではブルガーニン、フルシチョフの英国訪問等に見られるように、世界の動向は平和へ平和へと具体的な進展を見せつつあります。しかし日本は、この歴史の歯車……

安部キミ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

安部キミ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後3号(1953/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 炊出し費ですが、私どもは八十円という要求を政府に強く主張して来たのですが、併し未だに四十円の計算でここに報告が出ておりますが、実際にはこういうふうな少額の炊出し費ではどうにもならないのじやないですか。パン一つ買つても十円二十円かかりますが、一日四十円では現場の人たちは急場の凌ぎをどういうふうに過ごしておるかということを御報告頂きたいと思います。
【次の発言】 それでは四十円をもう動かさないという御意向なのですか。
【次の発言】 そのままにして現場が事実これでやつて行けたかどうか。その現実の問題をあなたはどういうふうに取扱つておりますか。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後4号(1953/09/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 自治庁長官にお尋ねいたしますが、長官は地方自治擁護のために日夜いろいろ御心配頂いておることと思います。ところがこのたびの災害につきまして、この立法の地域指定について、基準を、公共事業の復旧費が、標準税収入を超える府県についてのみ、県全域を処置するというふうに、今なつておるやに聞いておるのでございますが、若しそのようなことになりますと、例をとつて申しますと、山口県のように、毎年のようにきまつて災害が来ておるのが実情でございます。従いまして過年度の災害がまだ未施行になつておる、総額は二百四十七億七千万円以上に上つておる次第でございます。このような厖大な金になりますと、山口県ではどう……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 運輸省のかたにお尋ねしたいのでございますが、慰問品が日教組や婦人会へ相当集まつて来るようでございますが、これらの扱い方について無料で送付してもらいたいということが一つと、その配付の方法につきましての御意見を伺いたいのでございます。それから二番目が西日本を襲いました豪雨のためにたくさんの在京学生が困つているのでございます。それらの学生は帰るには丁度月末でございまして、送金を断たれ、又自分たちの生活にも実に困つているまうな状態でございますので、とにかく何はおいても帰りたいと思う気持でおりますけれども、金がないために帰ることができない。そして金を借りて帰りました学生にいたしましても、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後9号(1953/10/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 過日副総理は、この席上で今度の地域指定については、当然政令の基準に合うように早く措置したい。過年度の災害の多いところには十分考慮して措置したいということをお話下さいましたので、私どももその言葉に大変期待をかけておりました。併しいろいろお話を承わつておりますと、政府でも財源の措置については、大変お困りのようでございますので、大変私その点は御同情申上げておるのでありますが、衆議院で先日きめましたところの地域指定では、山口県が漏れております。それで参議院ではこれは大変だというので、如何にしたら過年度の莫大な災害のある山口県を救えるかという問題につきまして、この問題だけで二時間もかかつ……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先ほど大連文部大臣に、地理歴史教育についての何か答申でも出ているのでしようか。
【次の発言】 若し答申されまして、どういう答申が出るか、それはわかりませんが、それについて反対の意見が出ましたとき、文部大臣の趣旨に反対の意見が出ましたときに、文部大臣はそれを押切つて歴史地理教育を強行しようという御意思がおありでしようかどうか。それはまあ大臣に聞かなければわかりませんが。

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 関連質問です。先日内灘の現地のほうへ視察に参りましたときに、御承知のように内灘の基地の問題は婦人が中心になつて非常に抵抗して参つております。参議院のほうへも婦人の代表が来られまして、岡崎外相、緒方副総理に最初約束した四カ月というあの約束は嘘であつたか、政府は内灘の村人を欺したと、こういう抗議に参りました。私どもはそばで聞いておりましたが、先日現地での話では、現地の子供は嘘つきということの表現を政府だと、お母さんが何か誤つて嘘でも言いますと政府だ政府だと言うそうです。子供たちの間でも嘘をつく子があると、こいつは政府だ、嘘つきだという言葉の代りに、政府だと、こう言うのです。私はこの……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 只今皆様のお話を聞きまして私も賛同するところがありますし、又全面的に賛同ができないところもありますので、後ほど私どもの考えました修正案も出ることだと思います。併し今まで私学がみじめな状態におかれていたということは異口同音に皆様も認めていらつしやいますが、生みつぱなした親がその子供を立派に育てることはこれからだと思います。併しまだ生みつぱなしの子をそのままにしておかれる学校があるのではないか、と申しますのは、私は私立学校というものの存在が学校法人或いは財団法人というふうな、れつきとした立場におかれている学校は漸くにしてこのように救い上げられるのでございますが、今日全国に各種学校と……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今日提案されました三つの法案、即ち青年学級振興法案、高等学校の定時制教育及び通信教育振興法案、勤労青年教育振興法案、この三つの法案は一貫性を持つた我が国にとりましては大事な教育施策でございましよう。併しながら今日の日本の教育体系を見てみまして、新憲法で保障され、教育基本法で以つて保障され、更に児童憲章で保障されているはずの小学校、中学校の義務教育のこの実態を我々は責任を以つてつぶさに反省し、観察しなければならない重大な段階に立つておると思うのであります。と申しますのは、今日我々の生活は終戦後幾分よくなつた、昨晩の参議院の本会議でもいろいろそういう言葉が出ましたが、未だに小学校に……

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 このことにつきましては、荒木先生の意見をまだ一度も伺つていないわけなんです。今日はまだ昨日の続きがあるということで、私打合せもいたしておりませんので、私が荒木先生の意見として代理をするわけには参りません。それは越権だと思いますので御了承頂きたい。

第16回国会 文部委員会 第20号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私は只今議題に上りました青年学級振興法案に対しまして社会党第四控室を代表いたしまして反対の意見を表明いたします。  先ほど相馬委員から非常に当を得た反対意見がございましたが、私も同じでございます。今国会を通して私が反省いたしてみまするに、自由党乃至政府御当局が出されました提案は概して再軍備に繋がる提案が多いように思います。そこには何か国際的な、或いは国内的な一貫した軍備を中心として政治が動いているという感じを深くいたしておる次第であります。その観点からいたしましてもこの青年学級法案というものが再び戦争への一段階としての教育の場として使われようとしているのではないか、ということを……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先ほど大臣は池田さんの発言は池田さん個人の発言であるとおつしやいましたが、三十日の参議院の本会議では、あれは私の代りにやつたものだと吉田首相はおつしやつておる。と申しますと、結論的に申しまして、即吉田首相の私は意思だと思うのであります。吉田首相が内閣を組織するに当りまして、自分の意思を最も具体的に、而も忠実に実現させてくれるのは大達文部大臣よりほかにないとお考えになつておられるからこそ今日大臣がこの席におられると思うのであります。それは結局においてMSAを受けるに十分な教育態勢ができるには、文部大臣大達氏よりほかにないという、この信念の下に私はそういう人事行政をやつておられると……

第17回国会 文部委員会 第閉会後1号(1953/11/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 冷害地と申しましても文部省の計算の中には北海道の僻地で見てきましたようなみじめな農村の子供の対象はどういうふうになつておるのでございましようか。全然入つておりませんでしようか。
【次の発言】 釧路の奥のほうの標茶とか、この間報告しましたあのようなところの僻地の子供は、このたびの冷害地に当つておりますでしようか、どうでしようか。
【次の発言】 そういうふうなお答えでしたらここでは話になりませんけれども、ああした土地ではそういう特別な冷害がなくとも、当然私は国庫で全額を持つて、早く給食をしてもらいたいと思つておりますのですが、そういう意味でも、過日の僻地の視察によつても、私どもは何……

第17回国会 文部委員会 第閉会後2号(1953/11/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 それに関連して、この度の全国における冷害水害におきまして、各県共に去年の状態とは地方の財政が建つて来ておるのです。今、奈良県の例を申されましたが、先日奈良県を視察に参りましたときにも、知事さんがおつしやるには、この県は標準税収がたしか四億か五億くらい、いわゆる貧乏県なんです。そういう貧乏県を又去年のような割合で出す。或いは確か全体の災害が二百五十億くらいあつた。まあ一応の知事さんのほうの報告では、そのように私ども視察に参つたとき受けたのでございますが、そういう実情は奈良県だけではないのでございますが、各県が今年度は冷害水害で非常に困つておる。税が思つておるように入らないというよ……

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今日は剱木委員が急にお休みになられましたので、私が代つて報告をいたします。  第一班として北海道班、期日は十日間でございまして八月の二十九日から九月の七日まで、人員は剱木委員、吉田調査員、安部の三名でございました。調査の目的は教育文化一般に関する調査、主としてこの前十六国会で僻地教育振興促進法案なるものの案が出ております。そうした関係から僻地教育の現状を見て参つたつもりでございます。それに合わせて教員の養成の状況、それから地方教育委員会の状況、それから文化財保護の状況について調査して参りました。  先ず僻地教育の現状といたしまして、調査の対象のところは根釧地区、即ち根室管内、釧……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会 第25号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 理事互選の方法は成規の手続を省略して、委員長の指名をせられんことの動議を提出いたします。

第19回国会 厚生委員会 第27号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私が昨日本会議で質問いたしました厚生大臣の答弁と、それから岡崎外務大臣並びに緒方副総理の答弁を聞きまして、特に私が遺憾だと思いましたことは、岡崎大臣及び緒方副総理が日米協会で岡崎大臣の発言には間違いはないし、又今もそのような趣旨の考えを変えていないというような発言でございまして、私は非常に残念だと思いました。そこで昨日のラヂオを聞きましても第二吉祥丸が又被害を受けて帰つて来ておるようでございます。又今後も限りなくこういうふうな被害が出て、いつまでもいつまでも限りなく尾を引くのではないかという心配もございます。そういうようなことになりますと、先ほど大臣がいろいろと補償について或い……

第19回国会 厚生委員会 第33号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私は十二村さんにお尋ねいたしますが、先ほど定額制の問題と、只今停年制の二つの問題が出ましてお二人の御意見が出ましたが、その場合にあなたは実際に労働組合のほうから出ておいでになるようでございますが、お二方の意見を実際に当てた場合に、労働組合の中のいわゆる労働者でございますね。炭鉱坑夫たちはどういう現象になるのでございましようか、このことをちよつと詳しくお話聞かして頂きたい。

第19回国会 厚生委員会 第34号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私初めてでございますので、よく様子わかりませんですが、厚生省所管の総定員ですね、所管の総定員は何人でございますか。
【次の発言】 そうしますと、この定員の数の通りに予算は要求してあるのでございますね、今年度の予算はこの通りに要求してございますのですね。
【次の発言】 それでは昨年の定員は何名で、予算はどのくらいでございますか。
【次の発言】 そうしますと、欠員は、昨年は何名でございましたでしよう。
【次の発言】 そういたしますと、一千七十名の予算は今年度、前年度の予算が余つているわけですか。
【次の発言】 そうしますと、その余した予算はどうしておられますか。

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先ほどから大蔵大臣のお話を承わつておりまして、私率直にこれは要望でございますので、意見を添えて申したいのでございますが、先ほどからの資金運用部の審議委員の名簿の委員の構成についての皆さんの要望、それから年金の国家保障、そのほか資金の運用の扱い方など、総じて先ほどの発言を通して感じましたことは、やはり大臣は資本家を擁護するという強い意志がはつきり出ている、余りに露骨に出ていると私は思います。これでは日本の国は、而も労働者は喜んで働くことができないと思うのです。成るほど今日の機構が資本主義の機構で、而も自由党政府は資本家擁護の代表の政府だと私は率直に思つておりまするけれども、余りに……

第19回国会 厚生委員会 第40号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 局長さんにお尋ねしたいのですけれども、昨年大山さんがソ連へ参られまして、それがきつかけになつて引揚の動機になつたと私どもは理解しておりますが、今のような日本の国交のあり方では正式な交渉もできないし、それからあなたのお話を聞いておりましても、何かしら不安で、もどかしくてしようがないような印象を受けるのです。と申しますのは、結局日本が外交を開始していない、正式な国交を回復していないということが原因になつていると思うのでありますが、聞くところによりますと、只今もオスロで国際赤十字大会がある、それから来月の、六月の下旬にはストックホルムで平和会議がある、こういうようなことも聞いておりま……

第19回国会 文部委員会 第閉会後1号(1954/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今まで各委員からいろいろな質問が出ましたので節約実行予算についての実態というものが大体明らかになつて来ました。併しながら私は国会閉会後数県に亙つて歩きました中で、勿論私出身の山口県のいろいろな実情も聞いて参りまして、今のような実情では到底教育は立派に守つて行けないということをいろいろな角度で私は直接ぶつかつて参りましたが、大達大臣の直接関係のあります島根県でもいろいろなことが私のほうへ陳情されて来ました。今一番問題になつておりますのは、本年度は児童数が百万人も殖えて、島根県でも一万人の児童数が殖えております。これに対して府県では一人の増員もしていないのであります。これを県会へか……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 文部大臣にお尋ねいたします。先ほどから教育の中立性ということについて大変議論が沸騰しております。そこで私は現場の先生が、どのように教育の中立性を理解しているかについて非常に混乱するだろうと思うのであリます。で、最もわかりやすく私が具体的に、私は曾つて長い間教壇に立つておりましたし、それから現在も小さな子供を扱つておりますので、子供の教育というものは実に偽りのないものであると私は信じております。そういう意味において、先ほど文部大臣が教壇の問題だと、こうした事実に基いて言われたことに対しては、私は敬意を表したい。ただお役人さんというようなかたたちが、観念的にこうであるべきだというよ……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先日静岡の教組の調査に参りましたときにも、警官が或る先生の友だちの名を籍りて呼出して調査をした。このことは本会議で湯山さんが質問なさいましたので、このことについても江口国警隊長が認めておられるのですが、そういうときには国警のほらでは、その担当の責任者の立場ではどういうふうな態度をとつて処理をしておられますですか。
【次の発言】 ちよつともう一度。その日に国警隊長とお会いしましたときに、最後の結論として、国警隊長は新聞紙上に出ましたように、遺憾であるという意味の声明書を出されました。そのときに隊長が指令をなさつたのかということを追及しました際に、そうじやないということをおつしやい……

第19回国会 文部委員会 第閉会後4号(1954/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 大蔵省にお伺いいたします。御承知のように、今年度は大変緊縮予算でございまして、かようにしわ寄せがあらゆる階層に、あらゆる部門に恐ろしい結果になつて現れております。勿論文部行政のほうでも私どもが予期しないところに悪い結果が出ておりますが、一体二百億もの多額の実行予算を切り詰めておいでになつたという大蔵省の目的は何にあるかということを聞かして頂きたい、この点が一点。  それからその中で文部省へのしわ寄せが九億五千三百万円という結果になつておりますが、この九億五千三百万円はどうしてもあなたが努力なさつてもどうにもならなかつたかどうかということ、それに対して文部省はあなたのほうへどのよ……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 義務教育教科書の無償配付でございますが、この現行法規の中で、新たに入学する児童に対する教科書用図書の給与に関する法律の中でこれを無償配付するということが法律できまつておる。この法規をそのままにしてこちらでこれを抹殺されるということができますでございましようか。

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 では提案理由を説明いたします。  盲学校、ろう学校及び養護学校の生徒、児童等に対する修学の奨励に関する法律案提案理由。盲学校、ろう学校及び養護学校の生徒、児童等に対する修学の奨励に関する法律」案につきまして、発議瀞を代表して、私から本法案の立案の趣旨を御説明いたしますと共に、その内容について申上げたいと思います。  御承知の通り、憲法及び教育基本法はすべての国民に対し、ひとしくその能力に応ずる教育を受ける権利を保障いたしており、戦後、発足いたしました我が国の新教育制度は、この趣旨の実現を目指して発展して参つたわけであります。  然るに、このような教育の機会均等の原則にも拘わりま……

第19回国会 文部委員会 第閉会後6号(1954/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 過ぐる七月の二十八日に山口県では、文部省から係りのかたがいらつしやいまして、この二法案に対する説明会がございました。その際に、例の官公労の佐久間事務局長の例を引かれまして、このような事例もあることだから、今日集まつておられる教育委員会及び教育長は十分な注意をしてもらいたい、こういうふうな意向を漏らされたということを聞いております。ということは、結局文部省は、この佐久間氏を教育二法に違反しておるものだというはつきりした断定のもとにごのような発言がなされたかどうか。それから山口県に行かれましたかたはどなたでありましようか、ちよつとお名前をお聞きしたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 併し私は概略というふうなことでなしに、初めから終りまで全部読んで頂きたい、そういうことを提案します。

第19回国会 文部委員会 第閉会後8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 小委員長にお尋ねいたしますが、学校給食の対象の中で、中学校及び定時制高校、私は更に幼稚園を入れてもらいたいと思つておりましたが、幼稚園が抜けておるのはどういう意味でしようか。
【次の発言】 劔木先生にお尋ねしますけれども、幼稚園は入つていないとおつしやいましたが、それは確かでしようか。私、幼稚園は入つていると思つておりましたが、それは確かでしようか。その対象に入つていないと、こういう観点からは、それは先生のおつしやる通りかと思いますけれども、現実の給食では、やはり幼稚園の存在というものが、私は相当大きいと思うのです。保育所では、あのように厚生省がいろいろの補助をして、給食をして……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今教官旅費の問題が出ましたので、ちよつとお尋ねしたいのですが、各大学共に春秋二季に亘つてそれぞれ学界の発表がございますが、その際に先生がたに、例えば女子の先生に旅費を幾ら出しておいでになりますでしようか。
【次の発言】 それではもう一つお尋ねしたいのでございますけれども、教授の研究費の単価でございますが、東大というふうな、昔の国立大学のそうした大きな大学においては文科系の先生、教授には何ぼ出して、理科系の教授には幾ら出しておいでになりますか。その点をちよつとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私立の大学の各部の先生がたの研究費に比べまして公立の、国立の学校が非常に少いように……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 ちよつと関連質問でありますが、昨日ですね、衆議院の厚生委員会で今日問題になつているビキニ被災者につきましての都築博士の研究費の問題が話題になりましたときに、都築博士は年間に百八十万円しか研究費がないと、これでは今日のような重大な責任は全うすることはできないという発言があつたということを聞いておりますが、事実はそうでございますか。
【次の発言】 それでは明年度は何ぼくらいの予算を考えていらつしやいましようか。
【次の発言】 先日それとちよつと何ですが、研究費の単価の問題でございますが、先日教授のかたで年七万円、それから理科系統のかたで二十万円というお話でございましたね。

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 関連して。近いうちに衆議院で航空学校設置法に関する件というのが通過する話を聞きましたが、これはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 そうしますと名は学校という名がつきますね、それにもかかわらず文部省とは全然関係がないということになりますのですか。

第19回国会 文部委員会 第閉会後12号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先ほど相馬先生そのほかの先生方からもいろいろと大学の再検討の段階に入つておる、又文部当局でもいろいろな諮問機関を通してそらのことを国として根本的にやつて行こう、そうした心構えがおありになることは私は最も時宜を得たものだと思いますが、それが制度改革という美名に隠れて七十三もあるという大学のその処理について、目的について、どいうふうなお考えでおやりになるつもりでございましようか。例えばその数が多いから統合するとか格下げをして整理するとかいうふうな考えの下にそういう方向におやりになるんでしようか。その点を伺いたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第閉会後13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 ちよつと大臣に…。先ほどから縷々来年度の予算に関する方針が述べられまして了承した点もありますし、又もつと掘下げてお尋ねしたいと思いますが、今までの説明の中では、高等学校又は国立大学、更に私立学校、これは私立の大学も含めてでございますが、これらに対する方針というものが述べられておりません。予算に対する来年度の方針ですね、そういうものを一括して簡単に説明して頂きたい。
【次の発言】 それでは時間がありませんので、又この次に質問いたします。
【次の発言】 今竹下先生の発言で一応いいと思いますけれども、ただこれをこのままにして大臣の意思のきまるまで待つということはどういう意味なんですか……

第19回国会 文部委員会 第閉会後15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 ちよつと根本の問題に触れますが、中央教育審議会の性格といいますか、その文部省との関連ですね、そういうものはどの程度に権限があるのでございますか。その点をお伺いいたします。
【次の発言】 そういう場合に中教審の答申と文部省の意見との食い違いのときに、どういうふうに調整をされますか。
【次の発言】 例えば教育二法案の内容なんかも先ほど相馬さんがおつしやいましたように発表されませんので、中教審の態度というものは詳しく知ることはできません。併し世論の伝えるところによりますと、あの二法案にいたしましてもいろいろな異論があつて収拾できなかつたというふうな意見も聞いておりますし、とすれば、そ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後16号(1954/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 荒木先生の質問に関連いたしまして。これらの校舎の補助金も五カ年計画で政府のほうで案を立つていらつしやいますですか。どういうふうな比率で五カ年計画を遂行するというふうに、具体的な案ができておりましたらお教え頂きたいと思います。予算はどういうふうに組んでおられるか、お願いします。
【次の発言】 そうしますと何だか危かしくなつて来まして、もうこれ以上質問しても本当のことがわからないのが本当じやないかと思いますが、そこで先ほど危険校舎の坪数は〇・八、中学校は〇・九、こういう比率で予算を組まれる計画でございますか。それから高等学校ではどういう比率で予算を組まれる計画ですか。

第19回国会 文部委員会 第閉会後17号(1954/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 瀬口さんにお尋ねします。私はあなたのお話を初めの頃は大変立派なP・T・Aの会長さんだと、どちらにも偏しないところに、而も学校の行政については立ち入つた、口を挾んだとか、或いは権力を行使するというようなそういうふうなこともなさらない妥当なP・T・Aの会長さんだというふうに話を聞いておりました。ところがあなたの話が進むにつれて、あなたがこれに反対だ、その最も旗頭じやないかというような印象を受けるのであります。と申しますのは、あなたは医者である。ですからこの癩という病気の性格などについては他の反対者の方たちよりも一番よく理解されておられるはずだと思います。従いまして、賛成、反対のこの……

第19回国会 文部委員会 第閉会後18号(1954/10/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私は厚生省の方にお尋ねするのですが、昨日の賛成者、反対者の両者の意見を聞きまして一番難点は、私は厚生省の健康管理にあつたように思います。このことが厚生省がはつきり只今荒木委員がおつしやいましたように、国民にも地域社会の人たちにも納得行かないところに問題がますます紛糾しておるようです。例えば昨日の陳情の中で癩患者の父兄が保育園にやつて来て、そうしてお母ちやんと言つて、その癩の父兄にすがりついて別れを措しむというそれは、人間的な親子の感情とすれば私はそうしたことも否定できないとは思いますけれども、併しこの三省の打合せ決定事項で解決して行こうとすれば、健康診断をするのだと、その結果を……

第19回国会 文部委員会 第閉会後19号(1954/10/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今遭難事件についての質問がありましたが、私はこれに関連して通学の学生、生徒、児童というものが全国到る所で非常な無理な現状で通学しておると思います。私の田舎におきましても小さい子供がバスで通つておりますが、あれでは怪我をするのじやないかと思われるようなのが通つております。それから中学生や高等学校の生徒でも学校の行き帰りに非常に通学の訓練がよくできていなくて、鈴なりのようた恰好で通学しております。これらのことも、もう少し学校当局として事故が起つて騒いだのではしようがございませんので、それらの通学の実態というものをよく調査下さいまして、事故の起らないように前以て注意を与えてもらいたい……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(安部キミ子君) 私は今日このように発言するということを考えておりませんでしたが、先ほどの四人のかたの証言を聞きまして、この問題をもつとはつきりさすために、昨年の四月まで山口県で県の教育委員をいたしておりました関係上、山口県の教育の在り方、動向乃至は県の政治的分野というものが如何になつているかということを御了承頂きますことが、この問題を正しく理解する上に必要である、こう考えまして、大変我がままをさせて頂く次第でございますので、よろしく御了承下さい。  私が県の教育委員になりましたのは昭和二十五年の十一月でございました。勿論、私は教組の出身でもありませんし、又、仕事の関係上、保育園と……

第19回国会 文部委員会 第閉会後20号(1954/11/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今も劔木委員からお話がありましたように、私もそのように考えます。ただ委員会の日が二十日までですからもそれから後ということになりますと次の委員会を招集するのにも時間がかかりますのでも一応この委員会中にどなたか代表して頂いて、新らしいワグナー大佐にお会いして、その結果で次の委員会の日取りを早くきめてもらつて行つたほうがいいのではないかと思いますが、どうでしようか。そうしてその労を次長さんのほうなり委員長さんのほうにとつて頂きたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第閉会後21号(1954/11/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 時間が大分過ぎましたので簡単にお伺いしたいと思います。  両県のかたにお伺いしますが、県行政の機構についてですけれども、御県では文教委員会という委員会が県会のほうに持たれておりますでしようか。
【次の発言】 ありますか。島根県のほうは……。
【次の発言】 それでは島根県のかたに申上げたいのですけれども、実は私は山口県でございますので或る程度島根県のことは存じ上げております。曾つては教育委員でもありましたので、御県の教育委員のかたでも面識のあるかたが多いのでございます。先日私は島根県へ参りましたときに、今年度は児童が一方殖えたにもかかわらず先生が一人も増員されていない、こういうこ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後22号(1954/11/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 お三人にお尋ねいたすのでございますが、今までの御報告を聞きまして、それぞれの県での事情かよくわかりました。併しお話の内容を承わりますと、主として中小炭鉱のこの助成政策に対する不況の実況であつたと思いますが、極く最近のラジオや新聞を通して聞きまするところでは、大手十社の会社でも出炭の制限をしようということを約束したそうですが、御承知でございましようか、御承知なんですれ。そうなりますと、早晩首切りというようなことも起つて来ると思います。従いまして又失業者も出て参りますが、それに対しましてあなたのほうではどういうふうな用意ができておりますでしようか。それは主として学校関係、教育関係に……

第19回国会 文部委員会 第閉会後23号(1954/11/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 文部大臣にお尋ねいたします。山口県の水産学校の学生が去る十月二十二日下関の漁業組合の委託実習生としてさばのはね釣りに出ましたところが韓国から拿捕されてあちらに抑留されている実情でございます。時日も相当たつておりますので、学校初め父兄一同が大変心配いたしまして、何しろ寒さも迫つて来ることだし、卒業期も三月でございますので、学習も遅れます。又いろいろの就職の面などがありますので、一日も早くこの問題を文部省のほうで善処頂いて、何とか早く返してもらいたいという要望でございます。従いまして文部省当局では今までどのような交渉をなされておられますか、又今後この対策にどのような配慮を図ろうとな……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 ちよつと二、三点お尋ねしたいのですけれども、先ほど局長さんは養護学校の実態、養護学校について、又これらの対象になる児童についての実態が十分把握されてないので今から本格的に調査をすると、こういう御意見のように承わりましたが、それに間違いございませんですか。
【次の発言】 先ほどの報告によりますと、養護学校が全国に四学校とおつしやいましたが、それはどことどこでございましよう。
【次の発言】 この報告によりますと、憲法が約束いたしておりますところの教育の機会均等ということは全く無視されたような行き方で、而も公立の学校は一校ということになるようでございます。あとはみな私立で賄つているよ……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 時間もございませんので、私総括的に自分の感想なり又大臣に要望したいと思います。  私が昨年こちらに参りまして一年以上になりまして、殊に大臣とはいろいろな点で接触いたしておりますので、今日大臣の文教政策が、日本の教育なり日本の将来にどういうふうな影響を及ぼしたかということにつきましては、大臣にもいろいろな点で反省がおありになるんじやないかと思います。と申しますのは、先ほども問題になりましたように、およそ大臣がたくさん法案を出されましたけれども、ややもすればちつとも地についていない観念的な私は法案だと思うのです。高田先生のお話のお答えでは、僻地教育の実態も十分よく知らないというよう……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 文教委員会 第2号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 ちょっと、一分で結構ですから大臣にお尋ねしたいのですが……。
【次の発言】 まことに恐縮でございますが、実は山口県の下関にございます吉見の水産講習所、これは農林省の所管になっております。それが実質的には大学の性格を帯びて教育が施されておりますので、私どもはこれをいつまでも農林省の所管にそのまま放置しておくんでは、文部省としても責任があるんではないかという考えから、地元の学校当局をはじめ、学生あるいは父兄あるいは地域の水産業界の人たち、特別の人たちがこぞってこれを単科の国立水産大学にしてもらいたいという要望が熾烈でございます。この問題につきまして、先般来水産庁との折衝も私直接当り……

第22回国会 文教委員会 第閉会後2号(1955/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私が今度視察に行きました中で、最も印象的だった僻地の実態をこの前竹下さんから報告がありましたけれども、ここでもう一度事例をあげて皆さんに御認識いただきたいと思います。それは飛騨の山中の吉城郡河合村の保、これはたもっと言っておりますが、中学校、小学校一帯でありまして、戸数は百戸足らずの寒村でございます。そういう中で親たちが子供に教育しなきゃならないという熱意は非常なものでありまして、私はその点心から歎きもし感謝もし、また頭が下つたのであります。で、どういう実態かと申しますと、時には零下二十度以下も下るという、いわゆる海中の孤島といってもいいくらいな村でございますので、交通の不便で……

第22回国会 文教委員会 第閉会後3号(1955/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 先ほどから、教官研究費の問題で非常に議論が出たようでございますが、私が参りました三ヵ所の大学、そのほか県立の大学などで聞きました中で、一番困難な問題は光熱水道費の問題でありまして、これは学生に対しては鉄道では割引を出しているし、映画などでは割引をしているというふうにサービスをしておるのでございますが、鉄道の方と同じような行き方で、電気会社とかあるいは水道局あたりが、特別にそうした大学に配慮するという手続なり方法なりを文部省の方で何とかされたことはありませんでしょうか。
【次の発言】 これは政務次官とそれから局長と、二方にお尋ねしますけれども、神戸市へ参りまして、 いろいろの国立……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 私は文部大臣がお見えになりましたから、一点だけお尋ねしておきたいと思います。と申しますのは、私は四月の初めにアジアの諸国会議へ出席します前日に文部大臣に、下関の吉見の水濃講習所、これは農林省の所管になっている学校でありますが、学校とは言いませんけれども、実際的には学校のような教育をするところでありますが、その水産講習所を文部省に移管して、単科の大学にする意思はないかどうかということをお尋ねした次第でございます。ところが大臣は、ただいま聞いたばかりのことだから、よく研究しておくとおっしゃいましたが、すでにもう三ヵ月もたちますので、大臣には、いろいろ十分なる御研究ができたと思います……

第22回国会 文教委員会 第15号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 それでは大臣にお尋ねいたします。  昨日本会議で緊急質問しました中で、文部大臣から答弁があるべきだったのでございますが、都合でそれができなかったので、引き続いて質問申したいと思います。実は私どもが北朝鮮の訪問をしました際に、教育相、今日日本でいえば文部大臣に当るところの白雲南という方ともいろいろ懇談したわけであります。その際に白雲南教育相のおっしゃいますことには、朝鮮の教育児童がたくさんおる、現在六十万人に余る在日朝鮮人がおるし、就学しなくちゃならない児童が十二万余りおるということを聞いておるが、その教育状況はどういう実情であろうか、このような質問を受けたのであります。私も現在……

第22回国会 文教委員会 第17号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 関連して。ただいま矢嶋さんから外務政務次官に対する絶賛の言葉を述べられまして、私もぜひそうあってほしいと思う次第でございますが、過日インドのニューデリーで開かれましたアジア諸国会議の決議にもありましたように、アジアの諸国との文化交流をぜひ実践してもらいたい、特に具体的に申しますれば、中華人民共和国の方から先日来日本から歌舞伎を招きたいという要請がありまして、その筋の人たちが盛んに外務省なりあるいはその関係の省に交渉しておられますが、いまだにその許可がないということは、今度園田さんが政務次官になられましたので、どういうふうにお取り計らい下さいましょうか、この点が一つと、その次に北……

第22回国会 文教委員会 第25号(1955/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 文部省にお尋ねします。ただいまあなたのおっしゃいました小学校中学校が建ちますと、高等学校が二十万坪の危険校舎の見積りだとおっしゃいますが、この認定はどういう基準でしておいでになるのでしょうか。
【次の発言】 文部省の百二十万という数字と、それから日教組あたりあるいはそのほかのそういう関係から出ている数字とちょっと食い違っているように思いますが、どういうところが食い違っておるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると文部省の発表になっておるこの数字には確信が持てる、責任が持てるということになっておりますね。
【次の発言】 それではそれを一応了解するといたしまして、今のこの予算は木造……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 文教委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 ちょっと数字の点でお尋ねしたいのですが、今大臣が発言になりましたように、〇・三五は地方公共団体に、もう初めから計算に入れているのだと、こういう御答弁でございましたが、文部省では、この期末一・五〇の計算は文部省所管で総額幾らになりますでしょうか。文部省関係全部入れて、国家公務員も――。
【次の発言】 そうしますと、先ほど問題になりました地方の財源が乏しいので、国にぜひあとの地方の分も大臣にお願いしたいというのが、このわれわれの念願なんでございますので、もし全部地方までお世話いただくということにでもなると、何ぼになりますか。

第23回国会 文教委員会 第3号(1955/12/08、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 公報にそれでは委員会を開くということを出していただけますね。

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/12、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 私初め大臣と緒方さんの二つの答弁を聞いておりますときには、意見の根本的な食い違いであると思っておったのですが、ところが今大臣の答弁聞いていると、大臣の答弁自身の矛盾が今度できていくと思うのです。問題になっている高等学校課程の問題も、この問題は先ほどからるる述べておられますように、国家百年の大計を見通して、慎重に審議しなくちゃいけない。しかし、だが急いでいるので、臨時教育制度審議会を設けて、緊急に、まあ一年くらいで答申を得たいと、そうしてその基礎に沿ってやりたいと、こうおつしゃるんですね。そういうふうなことになりますと、大臣自身の答弁に非常に矛盾があるんですよ。たった一年で答申が……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 決算委員会 第3号(1956/02/03、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 院長にお尋ねいたしますが、きのうの新聞にもきょうの新聞にも、いろいろ不正な事項が取り上げられて、しかもそれが文部省関係というふうな重大な教育に関連して起っているようであります。私が過日九州を調査に参りました際も、その検査院の方の努力に対しましては、私率直に敬意を表しているものであります。  私自身のことを申し上げては失礼でありますが、予定の時間がきましたので、食事を中途にして自動車に乗って調査しまして、私としては、これは自分としては大へんいいことだと思いまして、ある県の課長さんに話しましたら、いや、そうじゃない、会計検査院の方は七つ道具を持っておられて、天井の上、それから床の下……

第24回国会 決算委員会 第7号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 私はただいま議題に上りました裁判所の不当不正の行為につきまして、まことに驚くとともに遺憾の意を表するもので、裁判所というものは最も正しいところを主張するところであって、いわばものさしだと思うのですが、そのものさしが曲ってしまったりあるいは折れていたのでは、もちろん国の政治が悪いということにも結論的にはなるかもしれませんけれども、これは日本の国の将来が思いやられると思うのであります。そういう観点から今、大阪地方裁判所の三名と、それから神戸地方裁判所の四名が問題になっておりますが、これらの疑惑の点、今までの過程について裁判所の方で相当詳しい情報もあることかと思いますので、一々の方の……

第24回国会 決算委員会 第8号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 大臣にお尋ねいたしますが、私は法務省というようなところからこのような不正行為が出るとは実は思っておりませんでした。ただいまいろいろ詳しくお話を聞きまして、こういうことであるから、法務省でさえがこういうことをやるのだから、まして各省からこのようにたくさんな不正行為が出てくるのは当然だというような、これは極端な私の感覚かもしれませんが、そういうような印象を受けるわけなんですが、その点について法務大臣はどう考えておりますか。
【次の発言】 このような不正行為が出た原因について大臣はどうしたらいいというようなお考えを持っておられますか。

第24回国会 決算委員会 第9号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 決算委員会委員派遣第一班(福岡県、大分県)口答報告をいたします。  期日は一月十五日から二十二日までの八日間、方面は福岡県と大分県、参加者は白井委員と安部委員であります。この委員派遣においては、二十九年度決算検査報告事項中福岡県下と大分県下の分についてできるだけの調査を実施して参りましたが、調査の結果、全般的な問題点として特に感じた五点についてまずその概要と所見を申し上げます。  第一は国庫補助金等国庫支出金が県に交付される時期が全般的におくれているという点についてであります。大分県の例によりますと、二十九年度県の国庫支出金収入総額約四十二億円の収納状況は、前半期に約十五億円、……

第24回国会 決算委員会 第10号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 防衛庁の在庫品はこの管理法の対象になりますか。なるとすればその莫大な在庫数は検査院は確認しておられますか、どうですか。
【次の発言】 それで第二の質問ですが、その莫大な在庫品は検査院は確認しておられますか。
【次の発言】 そのように確認しておられながら、防衛庁の在庫品についてはいろいろな不詳事件が起っているんですが、その点はどういう原因でそういうことになっているのでしょうか。
【次の発言】 そこで私が先日小郡の自衛隊を視察しましたときに、ちょうど雨の激しい最中でございましたが、その状況を見ますと、ジープだとかトラクターだとか、その他いろいろな機械類が雨ざらしになっている。何の雨……

第24回国会 決算委員会 第14号(1956/04/19、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 ただいま八木委員からの要望がございましたように、行政管理庁がこのたび国有財産の調査経過をある程度発表になったことは、非常に私は大事なことだと思うわけです。しかしせっかくのその努力がこの紙の半ぺらくらいの報告書で終ったというようなことは、私はちょっと無責任じゃないかと思うのです。もっと今、八木委員がおっしゃいましたように、われわれも国民も納得がいくような調査報告が私はほしいと思いますので、重ねて、いろいろ困難もあるかと思いますけれども、全力をあげて御努力をいただきたいと、こういうふうに考え、またお願いしておく次第でございます。

第24回国会 文教委員会 第2号(1956/02/09、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 大臣にお尋ねいたしますが、新聞によりますと、こういうふうな事態が起ったのも結論的に言って文教予算が少いからというふうに報じております。と申しますのは、その費用を個人のために使ったかというふうに考えますと、そうではなくて、これは公金である、教育委員会の予算が少いから、その教育委員会のために事務費だとか、あるいは滞在費だとか、旅費だとかいうふうに使った、こういうふうに当事者は言っているようでございますが、こういうことになりますと、文部予算が少い、教育予算が少いというふうな発言は、結局これは文部大臣の責任であるのじゃないかと、こういうふうに考えますが、大臣はどう考えられますか。

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 ちょっと関連して。大野郡の住先生にお尋ねしますが、私も昨年の九月に御地方をつぶさに視察して参ったものでございます。で、そのときの実情を今思い出しまして、へき地の学校に赴任する若い先生方が峠を越えて未知の学校に赴任する際に、最初にびっくり峠と名のついておる峠を通るときに、全く田舎だからびっくりしちゃったと思っておると、また果しなく続いておる道の先に思案峠というのがある。そこでこういうふうな山の赴任地に自分が教員にならなければならないかというので思案をするというところまで私は記憶しております。私ども実際に参りまして、こんな田舎に、同じ先生をするのにまあ都会の非常に恵まれたところに教……

第24回国会 文教委員会 第9号(1956/03/13、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 稻田局長にお尋ねしますが、先日NHKの街頭録音でこの問題が取り上げられたのを私聞きまして、なるほど今在学中の皆さんには直接関係がないようでありますけれども、また国の予算の関係とか、あるいは他の私立の大学の関係からしまして、もう少し受益者からの負担もあってしかるべきだという考え方も一応は考えられるかもしれませんけれども、  一ぺんに五割という金額の上げ方がちょっと多過ぎるのじゃないか、まあ上げないで済めばこれよりこしたことありませんし、また私立の学校の学生が必ずしも金持ちのむすこさんばかりとはいい切れませんけれども、どちらかといえば私立の学校の学生さんは恵まれた方が多いように伺っ……

第24回国会 文教委員会 第13号(1956/03/29、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 私はこの法案の根本的な問題に立ち返って御質問してみたいと思います。それは、数日前にラジオを聞いておりましたところが、学校給食のことで、父兄や先生や子供の声を聞きました。そのときに、一年から六年まで今まで給食をやっておられた中で、パンの大きさが同じであった。ところが、今度改めて一年の子供にはパンを小さくして、六年の子供には大きなパンを与えるようになったということがまあ議題の中心だったわけです。今までこの給食法案ができて何年かになりますのに、まだこういうふうな根本的な基準というふうなもの、カロリーというふうなものを一体文部省は等閑にされておったのでございましょうか。

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 三本建の問題について、先ほど大臣が御答弁になった中で、松村前文部大臣もこの不合理性については認めていられるという話から発展いたしまして、あなたの御答弁は松村君には罪がないのだ。当時私もそれにはいろいろ参与しておったがというような意味の言葉がありましたが、そういうふうにたしかにあの当時は自由党がこの案を出しまして、改進党が賛成なさっていらっしゃるのですね。そのように現に今この問題が不合理だということは、あなたもお認めになっておると思う。それだから研究なさらなければならない段階になっておる。これは先ほど他の委員からおっしゃいましたように、もうはっきり小学校の二年生くらいの子供に聞か……

第24回国会 文教委員会 第19号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 ただいまの委員長の発言で聞きますと、何だか社会党だけがこの重要法案に取り組んで審議をするというふうに聞こえますけれども、私はこのような大事な法案は、おそらく緑風会も、それから自由民主党の皆様方もいろいろ疑義があり、また、おそらく皆様も子供の教育という大きな問題については関心を持っておられると思いますが、ほかの委員さんの質問はどうなっておるのでございましょうか。
【次の発言】 それを聞いて安心しました。
【次の発言】 私総理大臣にお尋ねいたします。きょうからいよいよ本委員会でただいまの新教育法案が審議されることになったわけでございますが、さきに、衆議院でこの法案がかかりました際に……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 関連質問です。大臣にお尋ねしますが、ただいま二十七年に教育委員会制度ができてというふうなことをおっしゃいましたけれども、二十七年の選挙で教育委員会制度が始まったのじゃない。
【次の発言】 それじゃさっきのは失言でございますね。それから大事なことをお尋ねしますが、大臣の発言から受けます印象は、いろいろ賛否両論がある。しかし、大臣は主としてこれを教育委員会制度を廃止した方が強い、という意向の方が国民の世論として多いのだ、こういうふうな考え方からこれを廃止しようと、こういうふうな考えに立っておられるのですか。
【次の発言】 公選です。

第24回国会 文教委員会 第22号(1956/05/04、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 いろいろ皆さんの意見もありましたが、私委員長にお尋ねしたいんです。この法案は重要法案だというので、日本の国民が非常に関心を持っております。で、衆議院であのようにろくろく審議もされないで、しかも中間報告というような強引なやり方で参議院に送られたので、国民は参議院の良識がどのように発揮されるかということを、非常に期待していると思う。わけても、加賀山先生は緑風会という立場から委員長になっておられますので、加賀山先生の……、先生と私はあえて言いますが、先生の態度というものがその国民の期待に沿うか沿わないかという決定的なかぎになると思います。先日来各種の団体が加賀山先生に陳情に来られまし……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/05/07、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 ただいま矢嶋委員からお話がありましたように、私は四日の委員会では、常識ある加賀山先生に大へん期待をかけて、あの日も、あんなような形で委員会が終るものとは考えなかったのでございますが、まことに遺憾だと思います。そういう点で今後ともこれからの審議に当りましては、十分なる、親切な気持で、私ども野党の委員にも当っていただきたい、なるほど多数党の自民党からいろいろの注文があり、また、緑風会が新聞にも出ておりますように、与党化してきたというふうな世論もあります。そのことについては、私どもはそういうふうな態度で今後加賀山委員長が処理なさるようであれば、私どもとしても今までの緑風会というものが……

第24回国会 文教委員会 第24号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 文部大臣のお説で半分くらいは了解得ましたけれども、せっかくお読みになりましたただいまの委員会法の第一条の条項でありますが、「国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきであるという自覚のもとに、公正な民意により、地方の実情に即した教育行政を行うために、教育委員会を設け、教育本来の目的を達成することを目的とする。」これで一つの条文になっているわけです。今まであなた方が国民心々とおっしゃいますけれどもそのことはまだ半分しか説明がなされていない。そこで地方の実情に即した教育行政を行うためにその地方の教育行政の直接責任を持つことは、やはり地方の直接選挙によって責任を持つことが国民の(「……

第24回国会 文教委員会 第25号(1956/05/09、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 関連質問。今ですね、政党人であるべきだという前提に立って、五人のうち二人というお考えでございますが、その政党人ということは、政党に所属しているいわゆる党員であるという前提に立って任命されましてもですね、いいですか、私はこの今度出された新教育委員会法案に疑義があるわけです。ですからですね、どうしても私は任命ということは色がつくと思う。任命される方の人にも、する方の人にも色がつき、そうして任命されようと思っていろいろな工作がされるだろう、ね、いろいろな内部的な工作がされるだろうと、こういうふうなことなど考えますと、私はいろいろな問題が起ってきますので、今高橋委員の質問に対する大臣の……

第24回国会 文教委員会 第28号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 お尋ねいたしますが、林公述人の公述を聞きましても、また先ほどの林さんの発言を聞きましても、自発的に公述に出るというような御意思であったかのように受け取れるのでありますけれども、先ほどいろいろお話を伺ってみますと、いやでいやでたまらぬのだが、文部省に頼まれてあえて出ざるを得ないではないかとか、あるいは、今になって断わるわけにはいかぬと、この際忍んで出てくれと頼まれたので出るのだとか、あるいは、頼まれて断わり切れなかったからというふうな、いろいろな自分の気持が出ているようにうかがえる。しかし林公述人の公述では、これと反対な公述が述べられておりますが、自主的に林さんが出られたというふ……

第24回国会 文教委員会 第29号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 関連して。大臣にお尋ねしますが、ただいま事務局から配付されました政党所属別知事、市長数というのがありまして、これは朝日新聞社の調べというふうに書いてあります。昭和三十年の地方選挙の各政党の実態、それから無所属というふうな表が出ております。これを全部申しますと、大へん時間がかかりますので、私、無所属というところから下の保守、革新、その他というところだけをちょっと大臣に見ていただきたいのであります。知事の方を見まして、ずっと数字を拾って見ますと、最後の改選後の四十六という数に対して、保守、革新その他といってカッコしてある中で、保守が二十七、革新が六、その他が七と、こういう数字が出て……

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 関連質問。私は県の教育委員をしておりますときに、相当に指導主事の方と現場に立っておられる――私も昔は女学校の先生をしておりましたので、昔の教育がどんなものであったかということも知っております。この終戦後の日本の新教育がいろいろな面でいいところがあったのですが、一番いいところと私が心から思ったのは、この指導主事という方が、昔のような権力でいばったような指導をしなくなったところに、私は今度の教育のよさがあると心から喜んだものです。今こういう法律ができまして、今のなごやかな指導主事とそれから先生との間のあの雰囲気がまた一歩離れて命令、監督するということが許されるということになりますと……

第24回国会 文教委員会 第33号(1956/05/23、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 今のお話しですと、まだ質問の都合で、ちょうど五時きっちりというわけにいかなければ五時は五時十分でも、五時十五分でも延びるかもしれない、その十五分延びたところで、本日の委員会は終了する、こういう意味でございますか。
【次の発言】 この一条を見まして、一条のまあ趣旨といいますか目的といいますか、そのことがはっきりしませんが、とにかく目的はこの教育委員会法の題目に書れてあります通りに、地方教育行政の組織及び運営に関する法律案であるということがはっきりしたわけでありますが、最初総括質問のときに、大臣は、この法律は教育委員会法すなわち現行法の一部修正であるというふうな意味のことをおっしゃ……


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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 文部・水産連合委員会 第2号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○安部キミ子君 今相馬先生からおつしやいましたのですけれども、私は先ほど文部省の方がいろいろ御説明なさいますのを、詳しい事情がわかりませんので、じつと洩らすまいと聞きましたのですが、あの説明の中から受けます私の率直な感情は、大逹文政の基本はどこにあるか、教育をどのように考えておられるかという、私は基本的な信念というものを伺いたく思うのです。文教が政治に優先するものであるというようなことは曾つて南原総長がおつしやいましたが、そのような手前味噌なことを私は主張するものではありませんけれども、今日の日本の情勢がだんだん先ほど森崎先生がおつしやいましたように、サーベルのほうが重きをなして、ペンや筆が折……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第1号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 鳩山総理大臣にお伺いいたします。第三次鳩山内閣が発足いたしまして、鳩山文政というものが非常に国民の注視を浴びて、しかも現段階では非常な非難の中にあると思うのであります。私は鳩山総理大臣とは個人的なつながりの感情はありますが、それは別として、やはり鳩山総理はいわゆる教育一家、鳩山教育一家といおれた家に生れておりますし、今までも教育に関する限りにおいては割合に理解があると、私もその面では非常に信頼している点もあったのでありますが、だんだん日がたつに従って、その鳩山文政というものが国民の幸福といろものよりははずれた実におそろしい、暗黒の道をたどるのじゃないかと非常に心配しておるのであ……

第24回国会 文教委員会公聴会 第1号(1956/05/11、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 先ほど先生は、山口県日記のことを申されましたが、私は当時山口県の県の教育委員をいたしておりまして、二十八年に東京へ出てきまして後にあの問題が大きくなったのです。少くとも山口県の日記については先生よりか、私の方が事情をよく知っているんじゃないかと思いますが、あなたはどの程度に山口県日記というものを認識しておいでになりますでしょうか。
【次の発言】 今のお説によりますと、私は先生の学識を少々疑うことになります。私どもが今まで教育を受けたものは、やはりある約束のもとに、その説がどのように違おうとも、ただいまのこの法案にいたしましても、あなたはこの法案はいい法案だという建前で公述をして……

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/05/12、3期、日本社会党)

○安部キミ子君 簡単に一点だけ。高木さんにお尋ねいたします。私は婦人の立場から、この子供の教育ということについてはお母さん方が大へん心配しております。過日の母親大会にいたしましても、自分の子供、自分たちの地域社会の子供をどういうふうにりっぱに教育したらいいかということに熱心に討議がされました。その討議の最中にいろいろな問題が出ましたが、まず、先ほどから問題になっておりますPTAの会費が大へん重いということ、そうしてその負担に耐えられる家庭の方はよろしいのですけれども、そうでないお母さんたちの苦しみというものは、ほんとうにもう想像に余りあるものがございます。そこで私今度の法案が通りましたら、この……



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データ更新日:2022/12/18

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