八木幸吉 参議院議員
4期国会発言一覧

八木幸吉[参]在籍期 : 1期- 3期-| 4期|
八木幸吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは八木幸吉参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

八木幸吉[参]本会議発言(全期間)
1期- 3期-| 4期|
第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 参議院本会議 第5号(1956/11/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は総理に対し、日ソ交渉の焦点たる領土問題を中心としてお伺いをいたします。  最初に総理に伺いたいのは、政党の党議、公約をいかにお考えになるかということであります。昨年十一月の自民党結成大会において、領土について、一、歯舞、色丹、南千島は無条件に返還せしむること、一、その他の領土の帰属は、関係国間において国際的決定をすることの二点をきめておられますが、今回の共同宣言は党議に反しております。この党議違反の政治的責任をいかようにお考えになるか、第一に承わりたいのであります。  次に、鳩山訪ソのことでありますが、国民の間には、反対の機運が濃厚であり、党議さえもまとまらずに、閣議決定で強……

第25回国会 参議院本会議 第11号(1956/12/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本案に反対であります。  理由の第一は、戦争責任の所在が明らかにされておりません。一九四五年八月八日、モスクワで佐藤大使に、翌九日より戦争状態に入る旨の通告がありましたが、電報不着のため、ソ連の参戦を知ったのは、ポツダム宣言受諾の申し入れを、スイス並びにスエーデン国政府を通じて連合国側に伝達し、降伏の意思表示をした後であります。当時は日ソ中立条約有効期間中で、満州国への領土不可侵をも確約しておったにもかかわらず、ソ連は千島、南樺太、満州、北鮮を侵略し、数十億ドルの権益を略奪し、数十万の邦人を拉致し、耐えがたき苦痛を与えました。これが日ソ戦争の実態であります。私ども日本国民は、……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 参議院本会議 第22号(1957/03/31、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、昭和三十二年度予算三案に対し反対するものであります。(拍手)  反対理由の第一は、自然増収に比較して減税額が少いことであります。臨時税制調査会の答申の基礎は、自然増収六百億円であって、その後の経済界の情勢により、所得税で一千億円の減税と、特別措置の整理、間接税の増徴によって、差引六百二十九億円の純減税をする案でありました。本予算案では、自然増収を約二千億円と見込み所得税で一千九十一億円減税し、これに対し、租税特別措置の整理、合理化、揮発油税、印紙税等の増徴で、差引純減税額は七百二十億円であります。しかるに、その後の国民所得の増高等を考えるならば、なおこの上に八百五十億円の自……

第26回国会 参議院本会議 第38号(1957/05/18、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、第十七控室を代表いたしまして、国会閉会中委員会が審査を行う場合の委員の審査雑費に関する法律案に反対の意見を表せんとするものであります。  本案は、従来、一千五百万円の予算であった審査雑費を一億二千五百万円に増加し、実質的に一億一千万円の無税の歳費を値上げせんとするものであります。  反対理由の第一は、現在、私ども国会議員は、戦前の議員に比較いたしまして、格段の優遇をされておるということであります。戦前は歳費三千円、しかるに、現在は歳費は、期末手当を含めて年額百六万一千七百円、課税の対象とならない通信費、滞在費計四十二万円、なお、このほかに審査雑費も支給されております。また、……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第22号(1958/04/16、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は第十七控室を代表し、本案に反対するものであります。  第一に、本案第一条は、互助の精神にのっとり、国会法第三十六条の規定に基くとありますが、この中には二つの考え方が並存するのであります。すなわち互助精神にのっとりと言えば、お互いの醵金によって年金の全額をまかなうという意味であり、国会法第三十六条によって年金を支給するとあるは、掛金によらずして国家の費用でこれを給付するという意味であります。この考え方は、第二十四条においてさらに端的に示されて「互助年金に要する費用は、国庫が負担する。」と明記されております。もしこれが事務手続に要する費用のみなりという意味であれば、その旨を明記す……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 参議院本会議 第7号(1958/06/25、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、本案に関連いたしまして、蚕糸業の根本対策について若干の質問をいたしたいと存ずるものであります。  第一にお伺いいたしたいのは、政府が、今回さらに百億円を限度として日本輸出生糸保管会社から生糸を買い入れて、将来損をせずに売れるお見込みがあるかどうか、もしあれば、その時期と根拠をお示し願いたい。  第二に伺いたいことは、生糸と繭を、百五十億円を限度として買い入れましても、私は将来、生糸が二十三万円で売れるとは考えないのでありますが、国庫に負担をかけないとの御確信がおありになるかどうか。また、国庫の負担を覚悟して本案を御提出になったとすれば、その金額の見込みは大体どれくらいである……

第29回国会 参議院本会議 第10号(1958/07/04、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、両案に反対であります。  第一に、本案は、本年度の産繭約三千万貫を対象として、百五十億円で繭換算七百五十万貫をたな上げし、これによって繭糸価の安定を期せんとするものであります。しかし、残り二千二百五十万貫に至っては何ら保証がございません。従って春繭は、すでに千円の内渡し金が払われておっても、値ぎめの際に相当の混乱が予想され、もし生糸が十九万円の希望値を維持せざる限り、養蚕、製糸いずれかが損失をこうむることは、きわめて明白であります。  第二に一生糸相場が十九万円を割っても、繭価千四百円を確保せんとすれば、繭を政府の管理に移し、二重価格で売るよりほか方法はございません。これは……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 参議院本会議 第5号(1958/12/22、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本案に反対でございます。その理由の第一は、本案が何らの根本的対策とならずして、滞貨を増加し、かえつて蚕糸等の将来に悪影響を与えるからであります。  本案は、保管会社の生糸または乾繭買い入れ限度を五十億円増額して、二百億円となし、夏秋蚕のうち三百万貫を千二百円で買い入れんとするものであります。しかしながら、夏秋蚕の値ぎめは、すでに全国を通じて八割以上、平均貫当り千百円見当で済んでおり、新たに共同保管乾繭に対し千二百円で値ぎめをすれば、すでに値ぎめの終つた養蚕家との間に不公平を生ずるのみならず、繭は残らず、金は余る結果となります。春繭でさえ十八億円余つておるのであります。さらに、……

第31回国会 参議院本会議 第21号(1959/03/31、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、この予算三案に反対であります。(拍手)  理由の第一、昨年、政府は、実勢相場を無視して、繭、生糸のたな上げを行いこれがために五十億円の損失を来たし、一般会計よりの繰り入れ二十億円と資本の取りつぶし三十億円とをもって穴埋めすることとしましたが、結局この五十億円の損失は国民の血税によって償われるものであります。しかも、当時糸価十九万円確保を言明した農林大臣は、これに対する責任を明らかにせず、加うるに、今回新たに繭価つり上げのほか、何ら蚕糸業の根本対策とならざる日本蚕繭事業団に十億円を出資するがごとき、国費の乱費たることはもちろん、無反省のはなはだしきものと断ぜざるを得ません。現……

八木幸吉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

八木幸吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 内閣委員会 第4号(1956/11/29、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 長官に伺いますが、御承知の通り、今外務委員会で審議されておりまする日ソ共同宣言の問題で論議の中心になっておるのは、択捉、国後の問題であります。そこで長官に私お伺いいたしたいのは、わが国の漁業の基地その他産業経済の観点から、択捉、国後がわが国として国民感情以外に必要であるということはもちろんでありますけれども、防衛態勢の見地から、どの程度の重要度があるかということを伺ってみたいのであります。委員会等の論議にいたしましても、たとえば沖縄を日本に返還された場合には、国後、択捉が返還の可能性があるというふうな議論をされる方もあるし、政府の見解では、ソ連のこの両島に対する主張の強さというも……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 最初に伺いますが、スト規制法と会期延長がからんで非常に険悪な空気のようでありますが、政治に無理は禁物でありますから、会期は一応これで打ち切って、来国会も間近でありますから、そのときにあらためてスト規制法を御提案になる方がよくはないかと思いますが、総理に一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 日ソ共同宣言の国後、択捉に関する付帯決議の趣旨は当然文書でソ連に通告されると思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 御承知の通り付帯決議は二つありまして、第二の方はわが国の政府が最善の努力をしろということでありますけれども、第一の方は継続交渉には国後、択捉を含むと了解する、こういう決議……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会 第21号(1957/03/30、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今議題になっておりますこの印紙税法の改正案、これは非常に税の増徴が急激であるという点、それから、算の増額二十億円というのは過少である、こういう二点を私懸念をいたしますので、その観点からお尋ねをいたしたいと思います。  私のお尋ね申し上げます根拠は、民間商社の実績を根拠として伺うので、大蔵省は御当局のいろいろの推定等のエレメントがたくさん入っているのではなくて、実際こうなっている、だから大蔵省の考えは予算が過少ではないか、また増徴の率が非常に多いではないか、こういう意味で伺うのであります。  本年の二月十九日に日本スフ商協会、大阪スフ糸商協会、大阪合成繊維商協会、この三つの団体が、……

第26回国会 内閣委員会 第2号(1957/01/21、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 書陵部のことを伺いたのですが、書陵部陵墓管理官付というのは何人ぐらいですか。
【次の発言】 陵墓管理官というのは何名ですか。
【次の発言】 この前の、終戦当時の諸陵寮というのは三百四十七人、非常に減っているのですが、各地の陵の管理は、その定員で十分であるわけですか。
【次の発言】 もう一点伺いたいのですが、正倉院関係なんですが、正倉院の近所に観光道路ができて、御物が相当汚染されるということが一昨年来ですか、相当問題になりましたが、私らも予算委員会なんかでも伺ったことがあるのですが、あの問題は宮内庁の方で満足すべき状態で解決しておるのでありますか。

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 法務御当局は、この事件の発生が公務執行中であるのとないのとでは、裁判権の帰属が日本とアメリカと違うというお話ですが、それの法的根拠はどこにあるのか、わかりやすくお示し願いたいと思うのですが。
【次の発言】 もうちょっとゆっくりわかるように、(b)は「その他の罪については、日本国の当局が、裁判権を行使する第一次の権利を有する。」これですか。
【次の発言】 先ほど、竹下さんからお尋ねがありましたが、休憩は公務執行中であるかないかという点、大臣の御答弁がちょっとはっきりせぬのですが、たとえば、小休止というようなときと、あるいは昼飯のときに休んでいるというようなときでは公務執行中になりま……

第26回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1957/08/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連して、御答弁の前に……。私は、総理がアメリカへ行かれる前日の委員会に出て来いという要請は、常識的に無理だと当時思っておりました。ところが、先ほど永岡さんからもお話がありましたが、岸さんはあした憲法調査会の発会式に来られるのですから、その前後時間をはかってここへ出られるということは、これはもう常識的にでき得ると思うのですし、ことにこの防衛問題というのは非常に関係の深い問題であるし、国防会議も一応開かれることでありますから、ぜひ出席が望ましい。今、千葉さんからも総務長官の答弁をお求めになっているようですけれども、多少官制上私はどうかと思うので、むしろ午後なり、なるべくすみやかな機……

第26回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1957/08/16、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、第一に在日米軍の撤退のいきさつ、並びに内容についてお伺いいたします。  日米共同声明には、アメリカが日本の防衛整備計画を歓迎し、一切の在日地上軍を撤退する、こういうことがうたわれておりますが、この防衛整備計画というのは、陸上十八万、海上十二万四千トン、航空千三百機ということであると思うのですが、さらにそれよりも詳細な計画をアメリカにお話しのようでありましたならば、その内容を伺いたいと思いますのと、それから、アメリカが地上軍撤退を申し出たことは、この計画の計数そのものに賛意を表して、地上軍を撤退、こういうことに踏み切ったのか、あるいは日本が防衛努力をするという、その努力の方向……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/03/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 文化財保護委員会の事務当局の方にお伺いいたしますが、宮内庁の所管である正倉院の御物の汚染の問題に関連いたしまして、若草山からのドライブ・ウェーの問題について、従来の経過及び今後の対策等につきましてお伺いいたしたいと思います。  ここに、宮内庁並びに文化財保護委員会からちょうだいしました資料があるのでありますが、奈良で日本肥鉄土開発株式会社が、昭和二十六年の末から、新若草山の山上から東大寺裏に通ずる肥鉄土の運搬専用道路を作った、こういう事実があるわけでありますが、その道路は史跡の中を通っておるのでありまして、史跡の現状変更には、文化財保護委員会の同意と申しますか、許可が必要であるか……

第26回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1957/09/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 防衛庁長官にお伺いいたします。  御承知の通り、ICBMの実験にソ連が成功したと報ぜられておりますが、アメリカでも、相当軍の方面でいろいろ再検討を加えておる、こういうふうに伝えられておりますが、また、原水爆のソ連、アメリカにおける貯蔵量も相当ふえておる。こういう状態から、全面戦争は相当遠のいておるのではないかというふうに一般的に言われておるわけであります。そこで、当面の日本の自衛隊は、まず極東における局地戦に対応するということが第一段階の任務であろうと、かように考えるわけでありますが、この局地戦に、つまり相手方が原子兵器を持たない国に対して日本がその侵略を完全に防御できる、こうい……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/03/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 所管大臣でありませんから、伺うのはどうかと思いますけれども、たま拾いの問題ですね。立入り禁止のところであれば、やはり……。
【次の発言】 それで、これは、隣接の村が請負うというとおかしいのですが、村で一定の期日をきめて、たまを全部拾う、そうしてそれを売った金で、その村の比較的生活の困難な人のためにその金を使うといったような、ごくこれは思いつきのような何でございますけれども、方法はお考えになりませんでしょうか。今の報告を伺いますと、たま拾いをあまり厳格にすると、隣接の生活困難な人の生計を奪うので、困難だということ、これはごもっともでありますけれども、同時に、立ち入り禁止のところに入……

第26回国会 内閣委員会 第10号(1957/03/19、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 大臣にお伺いしますけれども、官房長をお作りになるということですが、次官なり各局長があるのだから、要らないように思うのですが、端的にいって、どういう必要があるのでございましょう。
【次の発言】 大臣にお伺いしますが、雇用審議会は失業対策審議会を積極的にし拡充強化する、一言でいえばこういうことでありますが、そこで内容に入りますと、失業対策審議会よりも専門委員が二十二人ふえて幹事が五人ふえる。予算の面で八十三万五千円ふえる。そういうことなんでしょうが、そこで私伺いたいのは、失業対策審議会の答申要綱で、実際の施政面に非常に貢献したというようなおもな点を一つ、二つ伺っておきたい。つまり失業……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/03/22、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本案に反対であります。雇用問題の重要性は、十分私も、ただいまお述べになりました各位に劣らぬ重要性を見るものでありますが、従来の例を見ますと、政府にいろいろな審議会とか、調査会というようなものができますけれども、多くその審議というものは、とかぐ形式に流れやすいうらみがあるのであります。またこれを逆に申しますと、政府の責任のがれにその機関を利用するような傾向も従来からあったわけであります。すでに各党におきましては立法考査室として、たとえば自民党にいたしましても、年間五千万円以上の国の費用が政党に渡されておるわけでありますから、かような重要な問題は、当然政党内部におきまして十分その……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/26、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今度、欧米局を廃止して新たにアメリカ局と欧亜局をお作りになると、こういう改正案でありますが、そこで私お尋ね申し上げたいのは、各局の大きさの割合というものが必ずしも、バランスを得ておるかどうかという点について、多少問題があるんじゃないかと、かように考えるわけであります。というのは、たとえば国際協力局というのは定員は六十人、情報文化局というのは五十七人、移住局は六十九人、こういうふうになっておるのでありますが、経済局は逆に百八十二、アジア局は百二十六、こういうふうに非常にアンバランスになっておるのですが、これは沿革もあることでありますけれども、これを今度アメリカ局と欧亜局にお分けにな……

第26回国会 内閣委員会 第13号(1957/03/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は官房長の設置に反対、ろうあ者更生施設並びに国立精神薄弱児施設に賛成で、これに関連いたしまして付属機関の内容、実態等について伺いたいのですけれども、きょうお忙しいらしいですからそれはまたの機会に譲りまして、ただ一点だけ伺いたいのは、失明者と点字の図書等について国家はどれくらいの金を使って、将来どういうふうな御方針であるか、簡単に要点だけを伺いたいと思います。
【次の発言】 今このろうあ者に対する福祉措置費として、三十一年度には約四千八百万円ほどの数字が出たわけですが、この中には失明者の方も入っておりますか。
【次の発言】 私この数字の大体予算をどれくらい取っておるかということで……

第26回国会 内閣委員会 第15号(1957/04/02、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 長官にお尋ねいたしますが、行政機構等の改革案が先国会以来衆議院で継続審議になっております。その成り行きはどういうふうになっておるのか伺いたいと思います。
【次の発言】 少し突き進みすぎるかもしれませんが、予算局を政府に置こというような前の河野さんの原案がございました。あれに対して長官は何か具体的なお考えをお持ちですか。
【次の発言】 一昨日でございましたか、予算の総括質疑でちょっと私伺ったのですが、公社のあり方について、専売は民営に移す、国鉄はむしろ国営に移すというふうな考え方で、行政管理庁の内部で検討していらっしゃるというふうなお話でありまして、長官に伺ったけれども事重大である……

第26回国会 内閣委員会 第16号(1957/04/03、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 ただいま行政管理庁からいただきました資料によりますと、文部省に現在欠員が千三百六十二人ございますが、これはどういう分布になっているのですか。
【次の発言】 現在増員を要求しておられます三百六十一人のうちで大部分が学年進行の関係になっておるのでありますが、これと欠員の関係はいかようになりますか。
【次の発言】 年を逐うて整備していという意味であれば、たとえば欠員か千三百余名あると、一年は臨時的に、何と申しますか、いわゆる常勤職員のようにしてその欠員等をアジャストするというような方法はむずかしいのでございますか。
【次の発言】 少し他の問題でありますが、文化財保護委員会四百二十四名の……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/04/04、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は行政改革の根本について伺いたいと思います。戦後、御承知の通り、わが国の行政機構は、非常に膨大、複雑化いたしまして、これを簡素化し、能率化し、国民全体の奉仕者たる責務を全うするというふうに改組するということは、これは国民一般の輿望であろうと思います。今総理のお言葉にも、簡素、能率化、責任化というようなお言葉がありまして、非常に私うれしく感じたわけであります。御承知の通り、公務員の数は、大体戦前の三倍と俗に言われております。現在の数で申しますと、中央は、一般職と特別職を通じまして、ざっと九十五万、それから政府関係諸機関は六十七万、合せまして、中央は百六十二万の公務員がおります。そ……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/04/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 付則第二項の解釈について伺うのですが、行く前の在職年限を通算するのですか。
【次の発言】 そうすると、この場合の五十年に達していれば、整理退職の割増しの退職手当をやる。内地の方は二十五年でなくても、五十年以上の者はやはり同じ整理退職のなにはいただけますか。
【次の発言】 そうすると、外地から帰ってきた人の方が内地におった者より有利ということになりますか。
【次の発言】 ちょっと私わからないのですが、つまり内地で五十年以上であっても二十五年以上勤続しなければ、この倍率はいただけないのでしょう。ところが外地から帰ってくる人は、二十五年未満であっても五十才以上なら倍率をやるということに……

第26回国会 内閣委員会 第19号(1957/04/09、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 ちょっと今の資料で私も伺いたいのですけれども、契約月日と工期との関係ですが、たとえばA地区で工期が三十年の九月二十二日から三十一年の三月三十一日までになっております。ところが、契約月日がその後約半年を経て三十一年の九月二十一日になっているというのは、どういうわけですか。
【次の発言】 その下もそうでございますか。

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/04/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 先日来当委員会で審議されておりまた宮内庁所管の正倉院御物の汚染に関連する正倉院裏の観光道路の問題につきまして、次の決議をすることの動議を提出いたしたいと存じます。  まずその決議の案文を朗読いたします。    決  議   内閣委員会は、前後二回に亘り正倉院裏の観光道路の許、認可の経緯につき調査し来つたが、日本肥鉄士開発株式会社の行為は違法、背信と認めざるを得ない。しかも、建設、運輸両省及び文化財保護委員会が許、認可をなすに至るまでの間、相互の間において緊密なる連絡と周到なる用意を欠き、また、右許、認可の際、建設、運輸両省当局より発した通達及び同会社より提出の念証等も正倉院御物保……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/04/24、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は総理に自衛隊と憲法の問題についてお伺いしたい。この問題は非常に古い問題であり、同時に新しい問題とも言えるわけでありますが、吉田内閣、鳩山内閣、それぞれ自衛隊の合法性について見解の表明があったわけでありますが、岸内閣といたしましても、自衛隊は憲法九条との関係において合法的であるという根拠を承りたいと思うのであります。逐条的に伺いたいのでありますが、すでに一応この防衛計画を終れば、十八万人の陸上自衛隊、十二万四千トンの海上艦艇、千三百機の飛行機を持つ、これだけ大きな常備的な編成された自衛隊というものが、憲法第九条の二項にいう戦力でないとは、われわれは考え得ないのでありますが、この……

第26回国会 内閣委員会 第26号(1957/04/25、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 大臣にお伺いしたいのですが、今お読みになりました御答弁は、政府の統一解釈、つまり総理も、あるいは法制局長官も、防衛庁長官も、三者ともお打ち合せになった結果の御意見でありますか。あるいはそれを推定されて、防衛庁長官だけの御意見でありますか。いかがでありますか。
【次の発言】 ただいま秋山委員が御質問になりましたことに対する防衛庁長官の御答弁と、それから今お読みになりました政府の統一解釈とは、そこに多少の、私、差異があると思います。と申しますのは、秋山委員に対する御答弁では、核兵器というものは本来攻撃的の武器であるというふうに解釈されておるから、従って、核兵器ほ、いかようにそれが実戦……

第26回国会 内閣委員会 第28号(1957/05/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、政策と法律を分けて、まず法理論から伺ってみたいと思います。第一は自衛隊と憲法第九条との関係についてお伺いをいたします。  歴代内閣の憲法解釈は、相当の変遷があったと思います。第一に、吉田内閣は、第九条第一項は自衛戦争を否定していないが、第二項で自衛戦力を否定しておる。そうして戦力の解釈としては、近代戦を有効適切に遂行し得る総合的実力、こういう解釈をしておられました。鳩山内閣に至っては、自衛のための必要な相当程度の実力を持つことは、憲法に反するところでない。また、自衛隊法が国会を通過して、国会が憲法違反の法律を通すわけはないから、これは違憲でない、こういうような解釈で、しから……

第26回国会 内閣委員会 第29号(1957/05/08、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 恩給の総額も、九百億以上に上ってきて、財政上からすると、これは、根本的に再検討する時期に来ていると思うのですが、その方法等は、今大臣がお述べになりましたような大方針で政府としてもお考えになる、これはわかるのでありますが、ごく端的に、素朴な点を一点だけ伺いたいのですが、この臨時恩給等調査会で調査すれば、従来不均衡になっておった軍人と文官との不均衡は、階級のいかんを問わず是正される、つまり同じになると、こう考えてよろしいのでございますか。
【次の発言】 もう一ぺん念を押しておきますけれども、従来軍人遺家族等から常に私ども聞いておるところでは、文官に比較して、命を的に働いた軍人の方は恩……

第26回国会 内閣委員会 第31号(1957/05/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連。技能職で係長や課長にはなれるのですか、なれないのですか。
【次の発言】 もう一つ。いわゆる技能職で係長なんかになっている人は、現実にどのくらいありますか。
【次の発言】 今おっしゃられなければ、あとでおっしゃって下さい。

第26回国会 内閣委員会 第35号(1957/05/16、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 本件に直接関係ありませんが、一言法務大臣に伺っておきます。
【次の発言】 会期が切迫しておりますので、ほかに伺うチャンスもないと思いますので、この委員会としては伺うのが妥当かどうか、私も実は疑問があるのですが、簡単に伺います。あっせん収賄罪が今問題になっております。それを単独立法にするか、刑法の改正にするかということをお考えになっているようですが、その法律を成文化する上においての難点のおもなるポイントをちょっと伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/05/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今の日額制の問題ですけれども、私は一つも意味がないと思うのですね。計算が日額の方が便利だというお話ですけれども、逆に三十で割るとすれば、計算の方はかえって月額の方が楽じゃないかと思う、私は民間の会社をやった経験からいえば。今、事務局長もちょっとお触れになりましたけれども、陸将やなんか二千何百円とる人が、月給でないというのはいかにもおかしいことなんで、要するに今までやっておることを固執しておるというだけの話で、理屈は一つもないと、こう私は思うのですが、何か日額でなければならぬことはあるんでしょうか。
【次の発言】 それは十七日に転勤すれば今の議論はいいけれども、十八日に転勤すれば一……

第26回国会 内閣委員会 第37号(1957/05/18、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 長官にお伺いしたいのですが、私は行政改革に対する河野構想のねらいとしては、たとえば予算編成権を総理府に取る、あるいは国内の行政を内政省にある程度統合するといったようなねらいについては、私は賛成ですけれども、ただし、人員は減らさないという基本方針については、国民の行政改革に対する熱望の一つは、行政の簡素化、能率化にもむろんありますけれども、また国民負担の軽減というのも大きなねらいの一つでありますから、この点には賛成いたしかねるのであります。今大久保長官は、予算閣僚会議のことにお触れになりましたけれども、私は予算閣僚会議というようなことでなしに総理大臣が行政各部を指揮監督し、国策の立……

第26回国会 予算委員会 第5号(1957/03/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 鉄道公債券が昨年より二十五億円ことしは減っておりますが、その理由をちょっと伺います。

第26回国会 予算委員会 第6号(1957/03/08、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 農林統計調査の費用は四十一億五千二百万円と出ていますが、これは統計調査事務所の人件費等も皆入っていますか。
【次の発言】 次に、食糧事務所の費用はどれくらいでございますか。
【次の発言】 次に、やみ米を大体昨年どれくらい流れておるとお考えになりますか。
【次の発言】 私の質問はそれが大部分でございますから、食糧庁の説明を伺ってから伺っていいと思います。
【次の発言】 先ほど言われたのですが、この事務費の九十九億、これは先ほどお話のあった食糧事務所の経費は約百億、その意味でございますか。
【次の発言】 次にやみに流れる米は、大体どれくらいのお見込みでありますか。

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/03/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 総理は二月二十七日の所信表明演説で、総裁が選任せられるまでは総裁の事務を代行するとおっしゃいましたが、これは党の正式機関できまったことでございますか、また常識的なお話でございますか。
【次の発言】 次は、岸内閣の性格と内閣改造問題についてお伺いをいたします。  岸内閣は石橋内閣の施政方針、予算、法律案をそのまま踏襲されまして、閣僚も石井さんが新しくお入りになっただけで、全部居すわりでございます。しかし総理としての独自の、最善の顔ぶれで国政に当るということが当然であると思いますので、いずれ内閣の改造ということになると思いますが、改造されますかどうか。またするとすれば、いつごろの御予……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/20、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は岸総理兼外相にお伺いいたします。  第一点は、日ソ共同宣言の第九項に平和条約締結の継続交渉のことがあることは御承知の通りでございますが、この問題に関連してお伺いいたします  総理は、大使の交換、漁業問題、通商協定等、日ソ間相互融和をはかってから後に段階的に平和条約の交渉を進めたい、従って今年度内には交渉は再開しないというふうなお考えのように承わっております。しかしながら、私どもは領土に関するわが国の主張の最低限はすでにきまっておりますし、この交渉を先に延ばしたからといって情勢の変化も不明でありますし、現在継続交渉というておるのにこれを中断的に放置しておきまして、先に延びれば延……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 農林大臣に米の統制の問題についてお伺いいたします。  第一は、食管会計をなぜ維持せねばならぬか、その積極的の理由を伺いたいのであります。御承知の通り農民保護の立場から、米は生産費より高く買う、政府が損をして消費者にはこれを安く売る、そこに問題があるわけでありますが、ところが米を買って利益するのは農村全体かといえば、供出農家であって、零細農家は必ずしもこの恩典には浴さない。一方消費者の立場でありますが、中産以下の人が米を安く買えるというなら、一般会計からこれを補ってもいいわけでありますけれども、千万長者でもやはり税金の金で安い米を食っている。たばこや酒をのんでいる日雇い労働者の払う……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本動議に賛成するものであります。(拍手)  元来、同僚議員を参考人、ことに証人として委員会に出席を求めることは、よほど慎重考慮を要します。しかるに先般来本委員会として河野氏に参考人として出席を求め、また委員長みずからわざわざ訪問されたのは、昨年、河野・イシコフ会談において、八万、十万トンの線を暫定的に話し合いをせられたことが、今回の漁業交渉に重大なる障害となっている懸念があるがためにほかなりません。  しかるに出席要求に対する河野氏の回答はきわめて不満足なものでありました。ソ連が本年を豊漁の年として、サケ、マスの漁獲量を十二万トンとするが、原則として八万、十万の線をくずさず、……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 総理に伺います。  吉田内閣の指揮権発動、昨年の政略恩赦と近年行政権の司法権に対する圧迫傾向が顕著でありますが、法の尊厳、司法権行使の適正等は、国家存立の根本であると思うのでありますが、いかがでございますか。
【次の発言】 次に、やみ米に関する先般の総理の御答弁は、食糧管理制度の合理化に、法秩序の維持を期待するかのごとき御口吻でございましたが、臨時食糧管理調査会の諮問事項の対象に、米穀統制の撤廃の可否いかんということをお入れになりますか。
【次の発言】 総理に伺うのですが、農林省提出の資料によりましても、大体やみ米と配給米との価格の関係、やみに流れる米の数量が約一千八百万石と推定……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 総理にお伺いいたします。  最初に、原爆実験禁止の問題について伺いたいと思います。松下特使がおいでになりまして、イギリス、アメリカをお回りになっての感想を新聞紙上で拝見いたしますと、大体三つの点を中心にお話があるようであります。第一は、国際司法裁判所に提起の問題。第二は、科学的資料の整備。第三は、世界の世論にこれを訴えるというふうなお話がありました。この線に沿って私伺いたいと思うのですが、御承知の通り、国際司法裁判所提起の問題は、通常に申せば、相手国の同意が必要であるわけでありますが、果して、英米ソ等の同意が、実験禁止に関する提訴に同意が得られるかどうかという点は、これはなかなか……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/05/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今朝の内閣委員会は、時間の制約もございましたし、またそのときのことを確認する意味で伺うのでありますが、総理は、自衛隊と憲法との関係に関する解釈として、自衛のための最小必要限度の実力は憲法第九条第二項の戦力でない、かつ自衛のために必要であれば戦術的核兵器の所有も可能であるとの見解を述べられたのでありますが、しからばこの見解と憲法前文にありまする「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」、つまりこの憲法前文は無防備宣言でありますが、この無防備宣言と、核兵器さえも持ってよろしいという憲法解釈とは、非常にそこに隔たりがあると、かように考えるの……

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私はただいま議題となりました昭和三十二年度特別会計予算補正(特第2号)及び(機第1号)に賛成するものであります。  その理由は、公共企業体等の職員給与問題について、四月六日、公共企業体等労働委員会が、国鉄、電電、専売の三公社並びに郵政に対して行なった仲裁裁定の主文の第一は、「昭和三十二年四月以降の基準内賃金は昭和三十二年度基準内予算単価について、千二百円を増額した金額の範囲内で、労使協議の上決定実施すること」となっておりますが、公共企業体等労働委員会が予算単価と実行単価との格差を昭和三十二年度においてどれくらいに縮小するを妥当と考えたか、あいまいでありますから、これらの予算補正が……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 内閣委員会 第2号(1957/11/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 長官にお尋ねいたします。ICBMの出現と国防方針の関係、自衛隊のあり方といったようなことは、時間の関係もございますので次の機会に譲りたいと思うのですが、具体的な問題について二、三端的にお伺いをいたしたいと思います。  第一は、誘導弾に関する研究が現在日本でどの程度の進捗状況であるかという点を第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 長官はこの自衛隊の内容の変革、質的強化というようなことをしばしばおっしゃられますが、おそらく誘導弾にポイントがあるのではないかと思うのですが、そこで現状としてはエリコンがスイッツルからくるということはわかるのですが、軍事秘密の関係で、米国等からこれらの……

第27回国会 内閣委員会 第4号(1957/11/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今、議題になっております、放射線医学総合研究所の設置に関し承認を求める提案理由を拝見いたしますと、用原子力の平和利用用に伴う放射線障害の防止対策が主たる目的になっておるようであります。これは、事柄の性質上当然のことでございますが、この本案に関連いたしまして、特に政府に私伺いたいと思いますのは、核実験によって放出される放射能の影響ということについて、日本国民は、御承知の通り、非常に真剣に考えております。核兵器の実験禁止の問題は、国連でも、日本のみならず、インド、ソ連、ユーゴ、……。四欧諸国も取り上げて、世界の一大きな問題になっておるわけでありますが、私は、原子力の平和利用に伴う放射……

第27回国会 内閣委員会 第5号(1957/11/08、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 昨日放射線医学総合研究所の問題でお尋ねいたしたのですが、新聞を整理いたしまして、十一月の三日の毎日新聞に、こういったような記事が出ておりましたので、それに関連して、若干伺いたいと思います。「時代遅れ死の灰観測網」「人体汚染に重点を」「カウント調べだけでは不十分」、こういったような題で、国連の科学委員会に出席したことのある田島、檜山両博士が「いま問題なのは放射能の検出よりも人体べの影響を早く正確に知ることで、各国の研究もこれに集中されている。だから日本が強い政治的アッピールを科学的に裏づけようとするなら日本独特の米食や魚類の食事に重点をしぼり、汚染した米や魚から日本人はどういう障害……

第27回国会 内閣委員会 第7号(1957/11/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 一点だけお伺いいたしますが、常勤労務者、非常勤職員の職務内容及び勤務の状態が、定員内の公務員と全然同じものの実態調査を今お進めになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 私の伺うのは、定員外になっておるが、仕事の内容は全然定員内の人と同じことをやつておるのだ。これをなぜ定員外に置いておくかということが問題のポイントなんで、定員外でありながら、内容は定員内と変りないというのが大体何人ぐらいあるかということのお調べを行管ですでにやっておるということを聞いておるのですが、どの程度進んでおるか。
【次の発言】 何人ぐらいおりますか。

第27回国会 内閣委員会 第8号(1957/11/13、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 石井行政管理庁長官に、二、三点お伺いいたします、第一点は、ただいまここでいろいろ議論がございましたが、定員法のワク内の仕事と同じようなことをやっていらっしゃる常勤労務なり非常勤職員を定員のワク内に入れるということは、これはきわめて当然なことでございまして、数万に上る今問題になるような人があるということは、極端な言葉で言えば、定員法の実質的の脱法行為と私は考えておるので、非常になげかわしい事態だと、かように思います。しかし、その問題とは別に、それはそうとして、無論定員の中に入れるのは当然でありますが、さて、そういったような定員がふえた現在のこの行政機構のあり方そのものが、わが日本の……

第27回国会 内閣委員会 第9号(1957/11/14、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 記事進行について。  ICBMや人工衛星の出現によりまして、国防に関する世界の情勢が非常に混乱をいたしております。今後の国防方針を審議いたしまする当委員会といたしましては、前々から再々、岸総理大臣の出席を要求いたしまして委員長初め理事各位も非常な御努力をいただきましたけれども、いまだその実現を見るに至っておらないのでございます。この臨時国会におきましても、本会議においてもあるいは予算委員会等におきましても、日本の国防方針、防衛体制が、ICBMや人工衛星の出現によっていかように変化するかということが、参衆両院におきましても相当論議の中心になったのは御承知の通りであります。ところがこ……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 まず、総理に中小企業問題について三点伺います。  第一は、中小企業者の要望は、金融ワクの拡大、法人税、事業税の軽減等、多岐にわたっておりますが、余裕財源一千億円以上といわれる来年度にこれら減税を断行されまするか。  第二、第二十六国会で印紙税改正の基礎になった大蔵省の調査では、二百万円以上一千万円以下の会社は九倍六分、二百万円以下の会社は五倍の増税となっており、政府の中小企業育成強化の旗じるしに矛盾しておりますが、来国会でこれを是正されますか。  第三、中小企業団体法は、官僚統制、憲法違反の疑い、組合ボス、零細企業との関係、消費者利益の侵害等、幾多の問題をはらみ、しかも、これは中……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/27、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 統計基準局は、各行の行う統計の元締めというわけでございますか。つまり、それの基準を指令するといったような立場におられるのですか。
【次の発言】 そこで、各省でずいぶんたくさん統計の仕事をやっておられますが、全体で何人くらいの人数と予算を使っておられますか、事業費と人件費を寄せて。
【次の発言】 今、総理府の統計局のお話がありましたけれども、定員は約九百名、そのほかにまあ相当非常勤の職員がおる。それから、たとえば農林省には、御承知の通り、地方の統計調査事務所、一万一千人以上おる。そのほかに非常勤がおる。あるいは農林省の本省経済局には水産統計だとか、農林統計、作物統計、労働省には御承……

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今の統計の資料のことですが、数年前から見ると、非常にとられる統計の種類が減っているように、先日いただいた資料で拝見したのですけれども、現在、政府がとっていらっしゃる統計の種類の名称だけでも一覧表にして御提出を願いたいと思います。というのは、二重にとっているから民間に非常に迷惑をかけているという点があるのではないかということを考えて、その点から……。

第28回国会 内閣委員会 第7号(1958/03/04、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 昨日いただきました部局別統計関係職員数を拝見しますと、統計事務に関係していらっしゃる方が一万八千五百十七人、経費が六十八億四千五百四十五万円、こういうことになっております。きょういただきました三十二年度の実施の主要統計調査は九十五項目になっておりますが、そこで私の伺いたい点をまとめて申し上げますが、第一点は、こういうふうに各省にまたがっておる統計事務を、一番エキスパートでいらっしゃる行管の統計基準局なり、あるいは総理府の統計局なりに、なるべく集中能率化し、かつ機械化するという点について、行管でもう少し積極的に御研究をいただきたいということが第一。  それから第二には、ちょっとこれ……

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/06、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私も簡単に要望を申し上げたいと思います。  第一点は、各省に調査統計の仕事が分散されております。むろん、各省おのおのの必要度はないわけではございませんけれども、できるだけ行政管理庁が中心になって、統計の仕事を中央に集中して、かつ能率化された正確なものを得るというふうに、今後仕向けていただきたい。これが一つ。  それから第二点は、指定統計以外の、いわゆる行政上の必要で各省がお取りになる統計は、民間の方から見れば相当手数、迷惑のあることでありますから、あまり必要度のないものはこの際できるだけやめるということの指導を、やはり統計基準局が中心になっておやりをいただきたい。これが第二  そ……

第28回国会 内閣委員会 第10号(1958/03/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 石井長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、御承知の通り、吉田内閣の当時は行政機構改革に非常に御熱心でありまして、数次にわたり行政改革の問題を取り上げられ、かつ実行されたことは、長官も当時の閣僚として御承知の通りであります。しかるに、その後に鳩山内閣になりまして、やはりこの行政改革の問題が三大政綱の一つに掲げられまして、河野長官を中心に行政審議会で案が立てられました。その案は、なるべく行政の能率を発揮するということを目的して、ただし人員の整理は行わないという建前でおやりになりまして、その問題の結論として幾つかの案が出まして、現在すでに衆議院において継続審議されておることは、これまた……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/13、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 アルコール専売のことで少しお伺いしたいのですが、時間がだいぶ過ぎましたから、資料だけお願いしておいて、この次にしましょうか。
【次の発言】 それでは、資料をお願いをいたしておきます。  第一は、アルコールの官営工場と民営工場のコストの比較、それから操短率、それからもし今相当操短しておれば、これを集中生産に切りかえたらどういったような利害得失があるかという問題、それから原価の要素になっているたとえば原料代とか燃料代、労務世、その他の仕訳、それから売掛金の回収状況、そういったことをなるたけわかりやすい一つ資料を提出していただきたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/18、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 外務、通産両次官がお見えになっておりますので、私、簡単に一言伺いたいと思います。  最近の経済雑誌ダイヤモンドに、外務省の構想と題しまして「外務省は、輸出増大の呼び水として「輸出振興用物資輸入予算」(仮題)を新設し、ある程度の不急不用物資輸入の必要を提唱した。予算として 一応三十三年度間外貨予算総額の一%(約四千万ドル)を留保し、輸入に数倍する輸出確保の見通しがたったとき、必要に応じて外貨割当を行うものとするという趣旨である」、こういう記事があるのでありまするが、これに似たような構想がおありになりますか。
【次の発言】 それはちょっと趣旨を申し上げますが、今の次官の仰せられた経済……

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/20、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 だいぶ時間も過ぎましたので、なるたけ簡単に質問いたしたいと思います。今、島村委員と長官との質疑応答でもうかがわれますように、長官としては行政機構の改革ということには相当の熱意をお持ちになっておるように拝察をするのであります。しかし、それを具体化するのにどうしたらよいかという点については、まだ成案をお持ちにならないように察するのでありますので、私はこの問題を推進する方法について二、三意見を申し上げましてそれの熱心な実行をお願いをしていきたいと思うのであります。  今、島村委員もちょっとお触れになりましたし、私も機会あるごとに申し上げるのでありますが、アメリカのフーバー委員会の報告は……

第28回国会 内閣委員会 第15号(1958/03/25、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 大臣に簡単に三点ばかりお伺いしておきます。  第一点は、輸出振興の問題なんですが、先般もちょっとお伺いいたしましたのですが、不急不要の物資を西ヨーロッパ方面から買いつけると、それに数倍する輸出が可能になるというので、外務省で輸出促進物資の輸入外貨割当を四千万ドルぐらい認めてもらいたいというふうなお考えがある、通産省で目下御検討中である、こういうふうに承わったのでありますが、これについて大臣はどういうふうにお考えでありましようか。
【次の発言】 次に、アルコール専売のことをお伺いいたしたいと思いますが、アルコール専売事業の方に従事しておる従業員の数や工場の規模等も、だんだん減ってき……

第28回国会 内閣委員会 第18号(1958/04/01、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連して。この三十三年二月一日現在の行政機構では、特許庁の職員は九百三十二人になっていますがね。今千三百何人と言われたが、数字が違っておりませんか。
【次の発言】 通産大臣にお尋ねをいたしたいのですが、先般の予算委員会で、第四次日中貿易に関連して、他の国の貿易に及ぼす影響についてお尋ねをいたしたのでありますが、時間がありませんので、総理から抽象的な御答弁をいただいただけであったわけであります。  それで、この機会にちょっとお尋ねしたいと思うのですが、第四次日中貿易協定をそのまま政府が御同意を与えられるか、あるいは国旗、裁判権その他の問題について一部分拒否の回答を与えられるか、まだ……

第28回国会 内閣委員会 第19号(1958/04/02、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 時間がございませんので、ごく簡単に伺います。  先ほど、国家行政組織法第八条と審議会の関係について、いろいろお話がございました。法律によるものは二百二十四、閣議決定のものが十六というお話でありましたが、そのほかにも各省限りで設置されておるものが六十五あります。その六十五の中には、たとえば建設省の国土総合開発中央道調査審議会、国営公園建設審議会、それぞれ二十名内外の委員があります。これらも相当問題になるところの一つだと存じますので、法制局においてももう少し慎重にこれを一お考え願いまして他の機会に法制局長からもう少し突っ込んでお話を伺いたいと思います。  そこで、総理にお伺いいたした……

第28回国会 内閣委員会 第20号(1958/04/03、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、本案に反対をするものであります。そのおもなる理由を申し上げたいと思います。  わが国の現状を顧みまするに、輸出振興の重要なことは私もこれを認めるのにやぶさかではないのでありますが、しかし、それだからといって、振興部を設けることには賛成いたしかねるのであります。ただいま永岡委員からもお述べになりましたが、従来わが国では、何か問題が起ると、すぐにこれに便乗した形で行政機構を拡大せんとする傾向がございます。たとえば、体育の振興が叫ばれると、すぐに文部省に体育局を設けようとする。環境衛生の問題が起ると、従来の環境衛生部を局に昇格しようとするというがごときは、すなわちこれでございます……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/04/08、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 簡単に三点ほどお伺いいたします。  第一点は、昭和三十一年十一月五日に、中央青少年問題協議会が、有害な映画対策について、五項目の措置をすることの意見を具申されております。その中に、第一に、「優秀な映画を普及するとともに青少年に有害な映画を排除するため、民間における世論に基く強力な国民運動の推進をはかること。」、それから第四に、「青少年に有害な映画については、青少年に対し観覧を制限するとともに、優秀映画の普及をはかるため、有効適切な法的措置を講ずること。」、こういうことがあるのですが、「強力な国民運動」というのはどういうことをやっておられたか。あるいは、有害の映画に対して有効適切な……

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/04/09、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 ちょっと、議事進行でお願いしておきたいことがあるのです。それはほかでもありませんが、当委員会としては相当たくさんの議案を持っております。それで、今度どういうふうに日程をお進めになるかということは、委員長初め理事各位で御相談になると思うのです。一昨日、本院に国会議員の互助年金法案というものが出ております。で、この法案はやはり一般職の公務員及び特別職の公務員の給与関係とも関係がございますし、それから国民年金法案を社会党の方から出しておられますので、その方とも関係があるし、ことにこの法案は二十九条、付則が九という非常に膨大な案でありまして、かつ、その所掌は総理府恩給局にあるというふうな……

第28回国会 内閣委員会 第24号(1958/04/10、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連。今長官の仰せられましたこの新機種の性能を、お差しつかえない限り、防衛局長からでもお話し願いたい。
【次の発言】 値段は幾らですか。
【次の発言】 宮内庁の所管の正倉院の御物の問題についてお伺いいたしますが、正倉院の御物の保管責任は宮内庁にあると思うのですが、さようでございますか。
【次の発言】 国宝に指定されましたら何か都合が悪いようなことがございますか、どういうわけで国宝に指定されておりませんか。
【次の発言】 次に、正倉院御物の保存の関係について文化財保護委員会にお伺いをいたします。先般来、新若草山の観光道路に関連いたしまして、内閣委員会で、昨年の四月十一日でございまし……

第28回国会 内閣委員会 第25号(1958/04/11、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 簡単にお伺いいたしますが、この国家公務員共済組合の収入と支出と基金、その他財政状態がわかる一覧表をなるべくすみやかに資料として出していただきたい。  それからもう一点は、本案と非常に関係の深い国会議員の互助年金法案というのが本院に参っております。これの内容については、大蔵省ともむろん打ち合せがあったと思うのですが、赤字は出ないという立場になっておりますが、そういうふうに大蔵省でもお認めになっておるか、これが一点。  それから、もう一点は、この互助年金法案の最後に経費一のことがついております。「本案施行に要する経費一として、昭和三十三年度収入及び支出概算表収入に、全議員納付金が二千……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/15、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連。今までアメリカ空軍が、領空侵犯の疑いがあったがために、出動して退去さしたという事例が、何件ぐらいございますか。
【次の発言】 だいぶ前に、領空侵犯の問題でソ連機がアメリカの飛行機を撃墜して問題を起こし、アメリカが国際司法裁判所に提訴したという問題があったのですが、ごく簡単にその結末の概略を、この際お聞かせいただけたら仕合せだと思います。
【次の発言】 核装備の問題で、簡単に防衛庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  第一点は、日本が核兵器で装備しないというこの根本的の理由は、一体どこにあるのですか。
【次の発言】 核兵器で装備しないという問題は、今のお話ですと、人道上の見地……

第28回国会 内閣委員会 第28号(1958/04/16、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。この問題は、昨年の九月以来機会を得ませんで、今日伺うのでありますが、従来、日本の自衛隊が核装備をしない、そこで、核装備をした外敵から攻撃を受けた場合どうするかという問題について、防衛当局に伺いますと、結局、それは集団安全機構によるほかはないと、こういう御答弁がいつもなされるのであります。ところが、集団安全保障の機構というものを、今日の段階で具体的に申しますと、日米共同作戦、こういうことになるわけであります。そこで、外敵から核攻撃を受けた場合に、米軍が日本に核兵器を打ち込まない、あるいは日本の自衛隊が核兵器で装備しない、こう申しましても、結局向……

第28回国会 内閣委員会 第29号(1958/04/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 自治庁長官にお尋ねをいたしますが、共済組合関係長期給付、短期給付を含めまして、地方公共団体の負担額と組合員の負担額は、大体総額でどの程度になっておりましょうか。ごく大ざっぱなことを伺いまして、こまかいことは資料で後ほどいただいてけっこうです。
【次の発言】 大蔵大臣に、財政と経理の面で二、三点、簡単にお伺いをいたします。大よそのところを御答弁いただきまして、詳細は資料でちょうだいいたします。  先般、長期給付の収支並びに積立金の状況の表をいただいたのでありますが、長期、短期、含めまして、全体として、国庫と組合員とがおのおのどれくらいの金額を負担しているか、これが第一点。第二点は、……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/18、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、まず自衛隊と憲法第九条の関係について、お尋ねをいたしたいと思います。  憲法第九条の解釈につきましては、昭和二十一年の憲法制定当時では、吉田首相は、正当防衛権を認めることは戦争を誘発するから、有害無益とまでおっしゃいました。その後第六国会では、武力のない自衛権はある、これは外交その他の手段である、こういう説明が行われたのでありますが、その後警察予備隊が創設され、保安隊ができ、さらに自衛隊に成長するに及びまして、在野時代に自衛隊違憲論を唱えておりました鳩山首相のごときも、自衛隊による日本の防衛は国民の常識となったから、現行憲法のままでも自衛隊は持てる、また、自衛隊は違憲の疑い……

第28回国会 内閣委員会 第31号(1958/04/21、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 大蔵大臣に三点だけお伺いいたします。第一点は、給与三法案のおのおのの予算額が幾らであるか、それから第二点は、特別職の給与法のうちで、内閣総理大臣、国務大臣、内閣官房長官及び総理府総務長官にかかる分の法律の施行をお延ばしになった理由、それから第三点は、この施行の日の延ばされておるのは政務官のように拝見するのですが、そういたしますと、このうちからなぜ政務次官をお除きになったか、この三点をお伺いいたします。
【次の発言】 もう一つは、内閣総理大臣以下ここに掲げられておる官職にある方は、政務官的な色彩を帯びた人を、内外の目下の情勢にかんがみて延ばすというのであれば、なぜ政務次官をこれにお……

第28回国会 内閣委員会 第32号(1958/04/22、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本案に希望を付して賛成をするものであります。  現在、行政機関職員定員法のワク外に相当多数の常勤労務者及び非常勤職員のありますことは、その職務の性質、勤務の実態において定員法の職員と何ら変らぬものに対しては、まことに遺憾にたえないのでありましてこれは端的に申しますならば、実質上の定員法のワクを逸脱した一種の脱法行為である、かように断ぜざるを得ないのであります。しかるに、今回、政府がこれらの職員の中から、その第一段階といたしまして約二万名を定員に繰り入れたことは妥当な措置であると、かように申さなければならぬのであります。  今後、政府におかれましても、残余の定員外の職員の実態を……

第28回国会 内閣委員会 第33号(1958/04/23、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 一点だけ簡単に伺いますが、今度道路整備建設に相当重点をお置きになるというので、建設機械もたくさんお使いになると思うのですが、従来建設省の持っている建設機械の能率が悪くて、相当不経済になっている、そういうふうに承わっておりますので、現在持っていらっしゃる建設機械の総金額と平均稼働日数は大体どれくらいになっておるか、もっとより以上に能率を増進するためにどういうお考えがあるかという点を、簡単にお伺いしたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第34号(1958/04/24、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 憲法第九条と自衛隊の関係につきまして重ねてお伺いをいたすのでありますが、意見の相違は別といたしまして、岸内閣としての筋の通った見解を要約して伺いたい、こういう意味でお伺いいたします。  二十日の答弁で、総理は、自衛戦争という言葉は使いたくない、自由行動と言っていられるわけでありますが、この言葉から察しますると、岸内閣としては第二章の表題の「戦争の放棄」と規定されてある通り、九条の法意としては、戦争は放棄すると、こういうお考えであると思うのですが、念のために伺います。
【次の発言】 そこで九条二項の冒頭の「前項の目的を達するため、」と、こういうのは、戦力放棄の動機を示すものであつて……

第28回国会 内閣委員会 第35号(1958/04/25、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 ごく簡単に、一つだけ外務大臣にお伺いいたしますが、日ソ漁業交渉も大体終ったようでありますので、北洋漁業の安全操業の問題が日ソ間に相当重要な問題になるわけでありますが、これについて、現地の零細漁民に補償のことを、何か政府で国論統一の見地から積極的に考えるという段階になっておるかどうか、この点が一つ。それから、もう一つは、私この前の予算委員会で、この問題はどうしても、国連憲章第三十五条の条項によって、安保理事会にこれを提訴することが最も日本としてはよいのじゃないかという点を申し上げたのですが、選挙が終りましてから、そういうふうに国連を中心として、世界の世論の力に国連を中心として、世界……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/03/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 日中貿易協定が調印されまして、国旗掲揚の権利を認めておりますが、対国民政府の関係で問題があると存じますので、総理に御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 このままではお認めになりませんか。
【次の発言】 同意されませんか。
【次の発言】 次に、総理に国費の濫費防止、綱紀粛正等について伺いますが、まず、汚職追放の信念をお伺いいたします。
【次の発言】 汚職の実態について、検査の実績を会計検査院長と行管長官に伺いたいのと、行管長官には内部機構のこともあわせてお伺いいたします。
【次の発言】 検査の割合や批難件数、金額、国費節約額、是正実績等を伺いたいのであります。それから行管長官……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 岸内閣の中国問題に対する態度を反共主義の容共政策と評した者がございますが、この両者の関係が外交を進める上においてきわめて微妙なものがあるということはよく承知いたしております。私は第四次日中貿易協定について伺うのでありますが、その要点はいわゆる外交特権を有する大、公使と一般の外国人との間には待遇上相当幅のあることは御承知の通りでありますが、通商代表部はどの程度の待遇を与えるかということにつきまして、以下数項目にわたって具体的に総理並びに補足的に関係閣僚にお伺いしたい。かように存ずるのであります。  第一点は、協定に民間代表部とありますが、貿易が国家統制になっておりまする中共としては……

第28回国会 予算委員会 第19号(1958/03/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 最初に大蔵大臣に。  中共通商代表部員に関税、直接税、揮発油税、その他物品税の免除をされるかどうか。また、されるなら、その程度を具体的に伺っておきたい。
【次の発言】 昨日の政府の御答弁では、中共通商代表部員は無期限、無登録で在留を許すということでありましたが、その法的根拠を伺いたいと思います。と申しますのは、外交官は憲法第九十八条第二項の国際法規遵守の条項に準拠して、国際儀礼として外国人登録法の除外取扱いをしておると、こう思うのですが、民間人に対しては同様に取り扱えないと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 次に、水産庁長官に。  ソ連に拿捕された北洋近海でのわが国の漁船の……

第28回国会 予算委員会 第20号(1958/03/29、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 先ほど総理は、農業用の電気料金は値上げしないというお話があったように伺ったのでありますが、その農業用という中には、肥料用の電力も包含しておるかどうか。もし肥料用の電力が除外されておらないということでありますと、やはりこの料金が上れば、自然肥料も値上げされる、こういう関係になりますので、農業用の中に肥料用の電力も包含されておるかどうかということを伺っておきたいと思います。

第28回国会 予算委員会 第21号(1958/03/31、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、昭和三十三年度予算三案に対し、反対するものであります。  その理由は、本予算案が、国民負担軽減の見地からの配慮がきわめて少いからであります。  第一に、昭和三十二年度の自然増収は約一千億円と称されておりますが、従来政府は、歳入の見積りを低くして自然増収ができればこれを温存する傾向があります。しかし、政府当局が国民経済の見通しを誤まらず、予算が適確に編成されましたならば、当初予算の一割以上も歳入が増加するわけはありません。実質的には税の取り過ぎであります。そこで私のまず希望いたしたいことは、歳入の見積りを適正にして、自然増収を見込まぬことであります。もし万一歳入に不足を生じま……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 大蔵委員会 第9号(1958/07/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 総理にお伺いいたします。  私の伺いたいのは共産圏の経済攻勢に対する自由陣営の結束といったような意味合いのことであります。  先ほどから日中貿易の問題が非常に論議の中心になっておりますが、中共相手の貿易もさることながら、私は中共を初め共産圏の東南アジアその他に対する経済的の攻勢というものは、わが国の輸出市場、もっと大きく言えば、自由陣営の結束の上において相当大きな意義を持っているのではないかと、かように実は考えておるわけであります。従ってそれに対する対策が必要であると思うのでありますが、今承わっておりますと、総理はまだ訪米のことはきめておらないというふうなお話なんですが、藤山外務……

第29回国会 大蔵委員会 第10号(1958/07/08、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 最近の新聞に現われました二、三の輸出振興に関係のある問題について、外務大臣がおられませんから、通産大臣にお伺いいたします。  第一点は、アメリカのペイン上院議員は、互恵通商法の延長法案の審議のときに修正案を出して、外国製の毛織物に対する品種別の関税引き上げ、並びに外国製の綿製品に対する輸入関税の引き上げ等の措置を考えておる。これについて在米大使館は割合に楽観しておられるようでありますけれども、本人の方は相当これが有望であるというように見ておる。これについて通商産業省の方で情報がありましたら伺いたい。対策がありましたならばこれを伺いたい。これが第一点。  それから第二点は、東南アジ……

第29回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1958/07/09、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 文化財保護委員会の委員長の御出席を特にお願いいたしまして、旧軍艦三笠の保存の問題について、特に御考慮をわずらわしたいと、こう実は考えておるわけであります。  御承知の通り、旧軍艦の三笠は、東郷提督が乗っておられまして、日本海の海戦に非常な偉功をたてたということは、われわれ少年時代から頭に銘記されておるところであります。ところが、御承知の通り、敗戦の後には非常にこれが荒れほうだいになりまして、心ある人たちの心の痛みとなっておる次第であります。これの保存につきましては、寄り寄り民間の有識者の間にいろいろな企てがあるわけでございますが、何しろ敗戦の後には、軍に関係するものは何か非常に人……

第29回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1958/09/26、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 新機種選定委員会の問題に関連して、ごくおもな点、一、二をお伺いしまして、引き続いて資料の提出をお願いしたいと思います。  第一に伺いたいのは、一体新機種の決定は、国防会議の決定を経なければならぬ問題であるか、あるいは防衛庁だけで決定し得べきものではないか、この点を防衛庁長官に伺いたいのであります。と申しますのは、防衛庁設置法の第四十二条には国防会議のことが規定されておりまするが、その中に内閣総理大臣が国防会議に諮らなければならない事項として 「国防の基本方針」、「防衛計画の大綱」、「前号の計画に関連する産業等の調整計画の大綱」、「防衛出動の可否」、「その他内閣総理大臣が必要と認め……

第29回国会 内閣委員会 第4号(1958/07/02、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 簡単に、長官に二、三点伺いたいと思います。  私は従来、行政機構は簡素化の方向に持っていかなければいけないということを、常に考えておるものなんです。前国会で科学技術会議設置の法案が出まして、その提案の理由等を承わったのでありますが、今、三木長官のお話を伺いますと、中をいろいろな点で改正すべき点は改正するが、大体お出しになるというふうな方向のお考えのようであります。この前の案と、従いまして、相当違うであろうとは存ずるのでありますけれども、この前の提案を拝見してみますと、大蔵大臣、文部大臣、経済企画庁長官、科学技術庁長官といったような、大体閣僚が四人、それから学識経験者が四人というふ……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/30、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 世間では、愛知さんが法務大臣におなりになったことを、非常に意外に思っております。それで、官房長官として非常に忠実であっただけに、指揮権発動の前例もあり、不安一掃のために、総理に選任の事情と、法相に心がまえを承わりたいと思います。
【次の発言】 次に、減税と国民年金の具体的な年次計画と金額、並びにその財源を、大蔵大臣に伺いたい。
【次の発言】 逆になりますが、総理に少し具体的の金額をお示しを願いたいと思います。減税と国民年金、財源。
【次の発言】 考え方でなしに、具体的に数字を伺っておるのです。
【次の発言】 公約にあるのですから、その数字くらいのことは、大体の数字はわかるはずだと……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 内閣委員会 第2号(1958/10/06、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 きょう質疑応答に現われました問題に関連して、時間も切迫いたしておりますから二、三点伺います。  第一点は、四月十二日の国防会議できめられたその決議の案文を伺ったのでありますが、資料の提出がございませんでした。そこで、九月九日の衆議院の決算委員会で、国防第一三三号という書信で、「航空自衛隊の次期戦闘機については、今後の計画を進行せしむる諸条件を整備するため一応F11F―1を採用することに内定する。」これには間違いございませんか。
【次の発言】 そこで私はこの国防会議というものは、防衛庁設置法の第四十二条で内閣総理大臣の諮問事項を答申する組織でありますから、内定するといったような答申……

第30回国会 内閣委員会 第3号(1958/10/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 総務長官にちょっとお伺いしたいのですが、この間、独禁法の改正の提案理由を総務長官が本会議で説明されました。ところが、この案が付託されたのは商工委員会、商工委員会に付託される案であれば、通産大臣が提案理由の説明をされるのがすらっとしていると思うのですが、それを総務長官がおやりになったという理由が一つ。総務長官がおやりになることが筋が通っているなら、あの案は内閣委員会に付託されるべきものじゃないかと思いますが、その辺のところを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 長官にお伺いいたしますが、この前F―86Fが航空自衛隊の主力戦闘機に決定したことについては、閣議で決定されたかどうかというこ……

第30回国会 内閣委員会 第4号(1958/10/21、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今の理事会のお話しの御報告を承わったのでありますが、この前総理の出席をお願いしましたのは、NBC放送記者と総理との会見に関連して、憲法九条の問題が取り上げられた。憲法問題を所管している当委員会としてはその点を伺いたい、という点が一つと、それからもう一つは、機種選定の問題については、国防会議の議長として、また、総理大臣として総理の出席を要求したいということは、これはNBCの放送記者との会見の前からの問題であります。そこで、この前私が申し上げた、少し言葉が足りなかったかもしれませんが、できればこの問題を二つに分けて、総理に二回の出席をお願いしたいという意味の発言をしたわけでありますが……

第30回国会 内閣委員会 第5号(1958/10/23、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 質疑を再開するに先立ちまして、定刻すでに三十分近く政府の説明員並びに政府委員の方が、委員がそろっておるにもかかわらず、お見えにならなかったことに対して遺憾の意を表しておきます。  午前の伊藤、矢嶋両委員と佐薙空幕幕僚長との質疑応答に関連いたしまして、二、三の点をお伺いいたしたいと存じます。第一点は、F11F―1Fの試験回数が三百十八回、試験時間は二百四十時間であるが、しかし、その性能等の内容については、秘密事項に属するから、十分承知をいたしておらぬ。ただ米国側の説明を信用して、それでF11F―1Fがよい、こういう結論を出した、こういうふうに私承わったのでありますが、そこで私伺いた……

第30回国会 内閣委員会 第7号(1958/10/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今のはもうお置きにならない、つまり解消して作らないという意味なんですか、あるいは作るんでありますけれども、今時期でないから、先ではまた開くかもしれない、委員会そのものは置くのだ、こういう意味でありますか、その点と、財政的云々とおっしゃいましたが、委員会に金がかかるという意味なんですか。もし金がかかるというなら、私は大した金ではないと思うのでありますが、そのところ、簡単でよろしゅうございますから、そこのところを。……
【次の発言】 もう一点確認しておきたいと思いますが、つまり赤城委員会という構想は、そのまま捨てない。しかし、機種の選定は慎重を期するから、来年の予算に間に合わなくても……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/30、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 今の公邸ですが、公邸の敷地の坪数と建坪、それからその価額及び賃貸価格、それも一緒に調べて出して下さい。それからもう一つは、無料及び有料の国設宿舎の数を今、矢嶋さんから御要求になりましたが、それを階層別、つまり給料なら給料で幾つかに分けた階層別数とそれから不足数、それも合せてその表に入れて出して下さい。
【次の発言】 今私のお願いしたのは、公邸に限って申し上げたのですが、政府委員の方では、それを全般のようにちょっと誤解されたような形でありましたが、私の坪数と価額、賃貸の価格、建坪、敷地というのは、公邸に限ってという意味であります。

第30回国会 内閣委員会 第10号(1958/11/04、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は本案に賛成をいたします。この際、政府当局に特に希望いたしたいことをあわせて申し述べたいと思います。  本案は宿舎審議会を廃止する、これは行政簡素化の趣旨に沿うものでありますから、私はその点で賛成をいたすものでありますが、従来この宿舎審議会は、必ずしもその職責を全うしていたとは考へられません。つきましては、今後大蔵当局においては、たとい宿舎審議会が廃止されましても、大蔵大臣は十分国設宿舎の運用について万遺憾なきを期せられんことを希望する者であります。その一例として申し上げたいのは、かつて当時の関東財務局長が、財務局長在職時代に、必要として行政財産として買い入れた官舎を、後になっ……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 内閣委員会 第2号(1958/12/15、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 議事進行で……。ただいま議題になりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、これの衆議院の審議経過を見てみますと、衆議院の正副議長の選挙、また議席の指定等が本会議で行われます前に、衆議院内閣委員会で本案が審議され可決された、こういう順序になっておるようでありますが、議員の議席の指定がある前に常任委員会を開いて、かような法案を審議し、かっこれを可決したというふうな前例があるかないか、また、かような例は従来の慣例に違反しておるのではないか、妥当であるのかどうかといったような意味合いを、参議院の法制局の当局から一応見解を私は承わっておきたいと思うのであります。という……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/19、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 変則国会から初めてお目にかかりますので、最初にその責任の問題について、二、三伺ってみたいと思います。  御承知の通りあの違法、不当な会期延長で、非常に変則的な、国会史上まれに見る現象を呈したことは御承知の通りでありますが、その弁解の言葉として、総理は当時の事情はやむを得なかったのだ、こういうことをあらゆる機会に仰せられておりますが、そのやむを得なかった事情というのは一体どういうことなのか、簡単でけっこうでありますが、伺ってみたいと思います。
【次の発言】 私は、衆議院規則から見て違法である、また、慣例から見て不当である、これは一点の疑いもないのでございますが、時間の関係で詳細には……

第31回国会 内閣委員会 第4号(1958/12/23、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 本日は、皇太子殿下の御誕生日で特にお忙しいところを、宮内庁当局の御出席をわずらわしたことを非常に感謝いたしております。  問題が非常に急を要するものでありますから、特に出席をお願いしたわけでありまするが、問題は、昨日の各新聞また放送関係等にも取り上げられておりました、新しい東宮御所の建築に関する落札の問題でございます。新しい東宮御所の建設につきましては、中に東宮職等の事務所も含めまして皇太子殿下の新しいお住居になるわけでありまするが、昨日の新聞によりますと、この造営の本年度の予算八千七百万円のうちで、すでに設計あるいはボーリングあるいは事務費等については三千万円内外使われており、……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は科学振興ということの必要性は、むろん認めておるわけであります。同時に行政機構がいたずらに複雑になるということには賛成できない、問題は実効を上げさえすればいい、こういう観点でお尋ねする次第であります。今回の科学技術庁設置法を改正して、科学技術会議を設けて、四人の民間人をこれに加える、こういう法案でありますが、先ほどからの質疑応答を伺っておりましても、長官は、科学技術の振興ということには、非常に必要性をお認めになっているということはよくわかるんですが、この民間人を入れた会議をなぜ作らなくちゃならぬかという点については、ただ引き継ぎ事項といったような印象を実は受けるわけなんでありま……

第31回国会 内閣委員会 第7号(1959/02/13、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私、高柳先生にお尋ねいたしたいと思います。二点お尋ねをいたしたいのでありますが、その質問をいたします前に、去る一月二十一日に憲法調査会でお述べになりました海外調査の報告の速記を昨晩実は拝見をいたしました。つきましては、これを拝見した私の感想を先に述べさしていただきまして、それから質問に移りたいと思います。  感想の第一点は、日本政府案のモデルとなった司令部案は、アメリカ本国で作られたものではないということを強調しておるようであります。同時に、アメリカ政府と日本との間に介在をしたマッカーサー司令部の作ったものであるということが書いてあるのですが、けれども当時マッカーサーは、御承知の……

第31回国会 内閣委員会 第8号(1959/02/19、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 議事進行について。長官に一言希望を申し述べておきたいのでありますが、従来、この委員会が開かれましたときに、委員がそろってから政府の方がお出ましになるというのは、どうも私は感心しないので、委員長がお着席になりまして、委員会開会を放送されますと同時に、各委員と一緒に政府委員の方もおいでになるということが、私、委員会の議事を進行させる上において非常に能率的ではないかと思いますので、みんながそろってからお出ましになるという習慣を改めていただきたいということを、新しく長官がおかわりになりましたこの機会にお願いをしておきたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第9号(1959/03/03、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 郵政御当局に資料の御提出をお願い申し上げたいと思います。それは本省各局並びに各地方出先機関別に、封筒、便せん、伝票の昭和三十三年三月末現在の在庫数並びに昭和三十三年十二月末もしくは最近の同じく在庫数、それから一カ年の購入予定数並びに各局における帳簿等の改名するに必要な冊数、それから各局等の看板、その他全部書きかえなければならぬと思うのですが、それの数と、それに要する費用、それから伝票やら便せんあるいは封筒等を、全部いずれゴム印で直されると思うのですけれども、それに要するゴム印の数量とこれに要する費用、それだけ至急に資料として精密なものをお取りそろえいただきまして御提出願います。

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/03/06、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 農林省設置法の一部を改正する法律案について、簡単に二、三お伺いいたしたいと思います。まず、政務次官に伺うのですが、毎年少しずついろいろな機構の増大の法律案が出て参るわけなんですけれども、一体農林省全体として、機構の合理化について真剣にお考えになったことがあるかどうか。かような増大案をお出しになるときに、先ほども伊藤委員等から審議会制度の問題が出ておりましたが、減らす方もあわせてお考えになっているかどうかという、ごく基本的な問題なんですが、まず最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今度名古屋に農地事務局の新設をされるという問題に関連して、本省の農地局が四百二十九名の定員を……

第31回国会 内閣委員会 第12号(1959/03/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 宮内庁次長にこの機会に一点お伺いしたい。それは、こないだの憲法調査会で、外国元首が御来朝になりましたときに、自衛隊が栄誉礼をもって迎え、御親閲がある、こういう場合に、天皇陛下は自衛隊の指揮権をお持ちにならんから栄誉礼をお受けにならぬ、閲兵にもお加わりにならぬ、こういうふうな御見解が表明されておったのを新聞で拝聴したのであります。私は、日本国の統合の象徴である天皇に対しては、指揮権のあるなしにかかわらず、栄誉礼お受けになることが当然である、かように考えますので、さような場合には、外国元首等とお並びになってお受けになるように、今後、お改めになる方がいいのじゃないか。しかも、これに対し……

第31回国会 内閣委員会 第13号(1959/03/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 郵政御当局に、先般改名に関連いたしまして資料を要求いたしました。ちょうだいいたしたのであります。その資料について若干お尋ねをいたしたいと思います。資料の三枚目をあけていただきたいのであります。三枚自に「封皮および罫紙在庫数調(本省分)」とあります。その中に常用罫紙と、回議用紙、これは省名が印刷されているのだが、九つの種類があって、一カ月の常備定数は両方で四万六千枚でありますから、一年にいたしますと、ざっと五十五、六万枚になるわけであります。それがもし省名がかわりますと、これはゴム印が要らんようなことが最初のところに誓いてありますけれども、インキで直すか、ゴム印で直すか、どちらかで……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/31、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 資料の要求をお願いいたします。  昨日、砂川事件に関連して、駐留米軍は憲法違反であるという判決がございました。従って、今後、この防衛二法案審議の過程において、自衛隊と憲法との関係について、相当の論議がやはりかわされることが予想されるわけであります。そこで私、資料としてお願いしたいのは、従来、行政協定等に関連して、具体的の事象について、憲法に違反しているか、していないかといったような判例が七十何回もあるということが、昨日法務大臣によって、予算委員会で説明があったそうであります。そこで、私のお伺いしたいのは、さような判例の事件の内容と、判例の要旨、きわめて簡単でけっこうでありますけれ……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/04/07、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私、国立青年の家のことについて、文部大臣にお尋ねいたします。  現在各府県における青年の家の設置状況を専門員室で調べていただいたのでありますが、それによりますと、三十年度から三十二年までの三年間では、一府十一県七市五町二村、合計二十六カ所、三十三年は、十三県三市で十六カ所、現在までに四十二カ所設置されておって、補助金が、昭和三十年から三十二年までが一千七十九万五千円、三十三年と三十四年の間が各六千万円、こういう調べになっております。そこで、私の伺いたい第一点は、かように非常に全国に不平均に補助金が出ておりますが、これは、地方からの申請によってでありましょうけれども、これを全国的に……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/04/08、4期、第十七控室)

○八木幸君 今度の総理府設置法の一部を改正する法律案の中で、訴願制度調査会の設置のことでありますが、現在の訴願制度の実態、訴願法の運用状況等を、どなたか政府の方に一応御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、今伺っておりますと、税務関係等大蔵省の関係のものが四十一万九千のうち三十七万九千で、ほとんど大部分を占めているわけでありますが、現在大蔵省にあります関税訴願審査会、これでこのうちどれくらい処理しておりますか。
【次の発言】 今度できます訴願制度調査会と、現在あります関税訴願審査会との、何と申しますか、片一方は根本的なものを調査するということなんでしょうが、仕事の分担はどういう……

第31回国会 内閣委員会 第21号(1959/04/28、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、総理に、憲法と自衛隊これに関連した安保条約との関係について、数点伺いたいと思います。  近来、自衛隊と憲法との関係に関する論争は、海外派兵から、核兵器の持ち込みといったような問題に発展して参りました。憲法と自衛隊本来との論争は、だんだん遠のいてきたような形を呈しております。たまたま今回、砂川事件に関連する伊達判決が下されまして、この判決によって憲法九条本来と自衛隊との関係に関して、世間に新しく問題を提供した。こういう意味では、この判決もきわめて有意義があったと存ずるのであります。そこで、この砂川判決に対する政府のお考えを伺うわけでありますが、この判決の前段に述べておりまする……

第31回国会 内閣委員会 第22号(1959/05/02、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は、本案に反対でありますが、反対討論をする前に、行政管理庁長官は、この前の審議のときにも行方不明になっておられ、きょうのこの本案が採決せられるときにもおいでになっていないのは、はなはだ遺憾だと思います。  さて、本案反対の理由を申し述べたいと思いますが、本案の内容を検討してみますと、郵政省の電信電話業務を日本電信電話公社の直轄にする減員と調進庁の駐留軍施設提供業務の減少による減員のほかは、郵政取扱業務量の増加、電気通信施設の拡充、その他大学の学年進行、学部の増設等に伴う増員が主たるものであって、個々については相当の理由を認めることができるのでありますが、定員の増減を議するときは……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/03/05、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 委員長。
【次の発言】 議事進行で発言を求めます。
【次の発言】 三十四年度の予算書の字に疑義がございますので、予算審議の前提となりますから、この点についての政府の所見を委員長を通じて伺いたいと思います。  ほかでもございませんが、この予算書には郵政省所管の予算が掲げてございませんで、すべて逓信省となっております。しかるに現在私の属しておりまする内閣委員会で、郵政省設置法の一部改正案が目下審議中でございまして、いまだこれが成立するかどうかということは未確定の事柄に属しておるわけであります。それにもかかわらず、予算書に郵政省の文字が消されて、逓信省となっておるということは、私の了解……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連質問……。総理は憲法九条第二項の解釈として、自衛権の裏づけとして、自衛のための最小必要限度の実力は持てるこういう御解釈であります。ところが私はここで伺いたいのは、自衛のための最小必要限度、この最小必要限度ということは具体的に何をさすかということでありますが、御承知のように、現在日本の国はアメリカの軍隊と、もっと詳しく言えば、アメリカの主として空軍と海軍とそれから日本の自衛隊とで守っております。そこで単にこれを実体的に申しますと、アメリカの陸海空軍、このうちで極東のために備える主力を引いた残りと自衛隊の全部をもって初めて日本の国防を全からしめるいわゆる最小必要限度であると私は思……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/03/16、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 外務大臣にお尋ねします。  改定安保条約の内容として、条約の適用区域、米軍の防衛義務、事前協議事項、内乱条項、第三国基地提供等の禁止、経済協力条項、期限等に関する現在お持ちになっているお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 次に、改定安保条約は、アメリカの方から見ますと、防衛義務、あるいは核装備、もしくは出動に対する事前協議、期限といったような制限的の、いわば若干不利なような面がございます。ところが、他方では共同防衛体制といったような積極面もございまして、これが矛盾しているかのような感がございますのに、今回アメリカが改定に踏み切りました動機、理由等をどのようにお考えになります……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/03/17、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 米軍の装備と憲法とは無関係である、これは条約上の問題であるという法制局長官のお答えは、きわめて明快で、私は納得をいたします。現在の安保条約と自衛隊とは、行政協定二十四条を除きまして、法律的には無関係である、かように考えます。しかしながら、改定されようとする安保条約におきましては、バンデンバーグの決議の関係で共同防衛的な性格を持って参ります。そこで、自衛隊と憲法とこの条約と、三つの関係において大きな問題が起ってくるわけであります。その問題の中心点は、一つは、政府の憲法九条解釈におきましても、その二項が自衛のための最小必要限度、こういうことを言っておられますので、その自衛のためという……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/03/19、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私は自衛隊違憲論の立場でありますが、しばらく政府の憲法解釈に従って質問をいたします。  現行の安保条約におきましては、米軍と日本軍との関係は法律上無関係である、こう私は考えております。  ところが新しく改定されます安保条約におきましては、ヴァンデンバーグの決議の関係から、共同防衛的の性格が予想されまするので、そこで初めて憲法上の問題が出てくると思います。その憲法上の問題は二つあるわけでありますが、その共同防衛的の関係から申しますと、自衛の関係になってくると思います。そこで私伺いたいのは、新しく改定される安保条約に――極東の安全と平和のために米軍が出動する。日本の内・地から出動する……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1957/03/29、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 関連。今の会社の貯金、もし会社の基礎が非常に危うくなった場合に、その金の回収が不能になるというふうなことがなきにしもあらずですが、それに対する予防的措置はどうしていらっしゃいますか。
【次の発言】 私は強制貯金のことを申し上げておるのでなくて、任意貯金を非常に高い利率で会社が預かる、その会社が実は経常の内容が外かはわからぬが悪いというときに、高い率で会社のために利用するというようなことを何か予防する措置がありますか。
【次の発言】 協定というのでなく、実際の監督ができておりますか。
【次の発言】 不祥の事例は最近ありませんか。

第26回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1957/03/30、4期、第十七控室)

○八木幸吉君 私、各省庁の懲戒処分の状況や依願免官の問題を起した人の状況、休職者の依願免官の状況等を伺いたいのですが、これはほかの方に伺いますから、あとでもけっこうですが、総裁にただ一点伺いたいのは、先般運輸省の官房長が休職中に依願免官したということです。あの問題の取扱いは私は妥当でないと思っておるのですが、総裁はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 私企業から隔離の百三条の二項ですか、あれに違反していると、人事院がそういう意見を決定されたら、これら先はどうなるのですか。つまりやめさせるのですか、どうなんですか。
【次の発言】 大へん突き進んだことを伺うようですが、もし本人があくまでもそ……



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データ更新日:2022/12/18

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