このページでは永末英一参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○永末英一君 私は、社会クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました日米安全保障条約改定交渉即時打ち切り決議案に対しまして、賛成の意見を申し述べたいと存じます。 一年有半にわたります岸内閣による安全保障条約改定交渉は、今や大詰めに近づきつつあります。ところが、この交渉を進めるにあたって岸内閣がとりきたった独善的秘密主義は、国民の共感を得るところではございません。さらに、その内容が国会における論議によってほぼ明らかになりました現在、なお国民はこれに対して大きな不安と疑惑をもって迎えておるのが実態であります。事が国内の問題でありまするならば、政府、国会の決定は敏感に国民の世論に反映をいたし……
○永末英一君 この際、私は、松平国連大使の発言問題に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は民主社会党を代表いたしまして、松平国連大使の発言に関して政府の所信をただしたいと存じます。
去る二十一日、外交問題懇談会における松平大使の発言に端を発しました事件は、はしなくも、池田内閣がその外交の一枚看板として掲げて参りました国連中心外交の強化が、全く見せかけの張り子のトラであるということを、国民の前にみごとに示したものでございます。国連は確かに機関としては一つであります。しかも、過去十数年の経験から見まして、世界平和を守るための全世界的な唯一の国際機関であることは、その成果は別と……
○永末英一君 私は民主社会党を代表いたしまして、税法改正三案に対して質問を行ないます。 これら三案とも、総理が施政方針にうたわれました減税の実体の一部を示ずものであります。確かに今回の税制改正によりまして、国税は九百八十七億円の減税になりました。ところが、それだけ国の収入は減るかと思えばそうではなくて、逆に三十六年度の当初予算額に対しては三千七百七十二億円の増加となっております。つまり、これだけ国民のふところから税金が、昨年の計画に比較して、よけいに取られるということだけは事実であります。政府が減税というのは、国民にとっては増税である。まことに世にも不思議な物語といわなければならぬと思います……
○永末英一君 ただいま議題となりました私ども提出にかかる中小企業基本法案について、提案理由の御説明を行ないます。 中小企業基本法の成立がどうして必要であるかということは、私から今さら申し上げるまでもないことだと存じます。私どもを初めといたしまして、与野党三党ともにそれぞれの中小企業基本法案を提出しております事実が、何よりも雄弁に本案の重要性並びに一日も早く成立をはかるべき緊要性を立証いたしておると考えるものであります。 わが国の中小企業は、雇用面では全労働者の約七割を占め、生産におきましては全生産額の約六割を生産いたしております。輸出面では輸出総額の五割強を受け持っております。わが国経済に……
○永末英一君 肥料審議会は前から開かれていると思いますが、委員の出席状況がよくわかりませんが、どういう状況ですか。
【次の発言】 中立というのは一体何ですか。
○永末英一君 今回の災害について臨時国会を開催して処理をすべきだということについては、災害の規模が大きいから予算措置を必要とするということも一つあるわけですが、しかし、さらに国に対して災害を受けた者が要求しておるのは、いわゆる二十八年、二十九年、三十年、あるいは三十二年、歴年出てくる災害について、恒久的な災害に関する立法以外に、その年、その年の特別措置法を作ってきたのは、やはり理由があるからです。その一番大きな理由は、恒久的な災害立法ではいわゆる補助率が少い。年々のそれぞれについては特別措置を作って、特に補助率について定めておるものが多いわけです。そこで、政府の災害に対する考え方は、一県あるい……
○永末英一君 この法律は、まず第一に、酒税の保全、その保全をやるために酒類業者の組織を作るというふうに考えられるのですが、主税局長の御説明の中に、酒を安くしたいという言葉があったのですね。これはお話を聞いておると、間接税なんというものは急速にどうも安くなりそうもない。ということになると、一体酒を安くしたいという主観的な御意図が、どのように具体的に努力として現われてくるか、あるいはどういうような方法で安くしたいと考えておられるか。消費者の方は別段、酒税の保全とか酒類業界の組織の問題について興味があるのでなくて、酒が高くて困っているのが実情だ。従って、御承知のように、酒を作っているのも、二級酒ばか……
○永末英一君 二点御質問したいと思います。第一点は、この法律全体として見て、消費者の立場をどうやって守るかということについては、いわゆる価格をいろいろな基準をもって押えようというところに尽きていると思うのです。だから、従って、その基準価格の設定なり、政令価格の設定なり、あるいは再販売価格の設定というものについて、低くすれば消費者は喜ぶということになろうと思いますが、問題がそうなら、価格において幅が狭くなれば質において消費者の立場を擁護しなければならない。消費者が考えているのは、たとえば清酒にいたしますと、何もイモ等から作ったアルコールを飲みたいのではなくて、米から作った酒を飲みたい。従って、そ……
○永末英一君 第三十四回国会も、参議院といたしましては、本日からは正式の日程に入るわけでございますが、その冒頭にあたって、特に松野議長に対してその所信をお伺いしておきたいと思います。 われわれ民主社会党といたしましては、旧臘十一月二十七日に起こりました事件についていろいろな考え方をその都度それぞれ表明して参りました。日本の国の国会が二院制をとっておるということで、参議院と衆議院とのそれぞれの役割については、院の構成にあずかるその象徴としての議長が最も深く思いをいたしてこれをやらなければならぬということを、われわれは考えて参ったのでございます。われわれは、二院制というものをとっている以上は、技……
○永末英一君 ただいまの佐々木さんの御答弁がございましたが、あなたが提案されましたこの法律案には、国会における審議権確保につきましても、あるいは秩序保持についても、両院議長一致してその事に当たるという字句が盛り込まれておる。従って、あなたは衆議院かもしれませんが、あなたの御提案の中に、両院議長に対する一つの秩序保持のための最高の発動機関として一応この法案の中にあなたは位置づけておる。とすれば、しかも先ほどのこの法案の論議の中で、この法案の提出に至る契機が昨年の十一月二十七日のあの事件であるとすれば、あなたの頭の中に、やはりあの事件に対する一つの考え方、判断が、やはり両院の議長の一致したある行動……
○永末英一君 関連して。松野議長に伺いますが、松野議長は、事件はあった。しかし、それに対して議長としての万全の措置をとったから、自分は責件がないと思っておる、こういうことであろうと思います。もちろん、責任にもいろいろございまして、過失があって責任があるので、いわんやそれをやろうとすれば、当然責任が伴うのでございますが、日本の法律でも、無過失責任ということもちゃんと認められておる。すなわち、たとえば電車の事業をやっておる者あるいはまたそういうようなことをやっている者が、電車を動かせば事故が起こることは、これは統計的に確実な話である。いつどこで起こるかということはなかなかわかりませんが、どこかで起……
○永末英一君 この法案が、提案者は東京都のいわゆるデモ条例に基づいているというようなことを言われたことがございます。これを発動する場合には、主としてそれに基づいて発動せられるという御意見がございました。もっとも法務大臣は、これのみに基づくものではないというようなことを衆議院の議運で言われておったようでございます。この点はあとで伺うことにして、提案者にまず伺いたいのは、公安条例なるものが憲法違反であるかいなかということについては、裁判所でまだ最終的な結論は出ていないのであるから、この法案自体もまた、たとえ公安条例に基づくものであっても憲法違反の疑いはないと信じておられる旨の御趣旨の弁明がございま……
○永末英一君 この法律は「国会の審議権の確保のための秩序保持に関する」と書いてあるので、国会の審議権の確保の内容はどういうことか見てみますと、第一条には、国会議員の登院と国会の審議権の公正な行使を確保することを目的にして、国会議事堂周辺の静穏を保つことによってその目的を達する、こういう建前になっておりますが、提案者は、国会の審議権の確保ということは国会議事堂の周辺を静穏にしただけでいいというようにお考えですか。
【次の発言】 私がお尋ねしておりますのは、国会の審議権の公正な行使をするためには、国会議事堂周辺の静穏を保つだけでいいということを頭に置いて、これが書かれてあるのかどうかということです……
○永末英一君 この機会に、国税庁長官にちょっとお聞きしておきたいのですが、昨年酒団法の審議をいたしましたときに、大体あの法律の目ざすところが、酒造業界にいささかでも自由競争の余地を導入して、そしてよい酒を安く提供するのがねらいであるという主税局長の説明を受けた。そういうことがねらいであるとするならば、今までの長い酒造業界の歴史の中で、言うなれば、いろいろな矛盾がある、その矛盾の一番大きなところは、権利の上に眠っているといいますか、あぐらをかいて権利のしでもうけているというような状態が続いたのでは、なかなかにそういう当初のねらいが実現できないのではないか。その一番大きなところは、いわゆるそれぞれ……
○永末英一君 アメリカ側がロッキードについて持ち分をきめたようですが、その持ち分の使い方についてははっきりしておりますか。
【次の発言】 最初の固定費のところで、こまかい質問になりますが、固定費というと、まあ、ともかく全体的に甘木側が支払うべきワクのように思うのですが、そのハのところで「米国支給工具」、こういうのがありますけれども、これは一体どういう意味ですか。アメリカが買い込んで日本へくれる、その分は七千五百万ドルに含まれておる、こういう意味ですか。
【次の発言】 への方の「開発費」というのは、これから何か開発していこうというものですか。
○永末英一君 私は、この法案に反対の意見を表明いたします。 理由は、だれが考えても、五年間かかって、暫定的だということを理由にしながら一年々々引き延ばして、しかもその整理が半分くらいしかつかない。おかしいと思う。おかしいと思うなら、これはやはり整理すべきが当然である。しかも、これが乗っておりますいわゆる補助金行政というものについては相当な批判もあるし、そしてまた、特にその補助金行政なるものは、地方団体に対しては、そういう制度運営のために、言うならば、地方自治というものに対していわば中央官庁がいろいろな意味でのひもをつける。何と申しますか、行政に対する責体制というものが実は補助金のこういう運営……
○永末英一君 暫定法の五条の航空機のことですが、昭和三十八年三月三十一日までという、いわば期限が限られている。その条項に従ってロッキードも入手されるわけですね。
【次の発言】 この前のこの委員会で防衛片からいろいろ聞いたのですが、その中で、たとえばロッキードの機体部分については、本邦において製作することが困難だ、従って、ロッキードが、昭和四十年度か、一応全機、百六十機そろったとしても、その後の維持修理のためにそれぞれの輸入をしなくちゃならない、ロッキード社から買わなくちゃならぬと、こういう政府の答弁です。この暫定法案に、あたかも暫定のごとく、昭和三十八年三月三十一日と時限が限ってございましても……
○永末英一君 為替・貿易の自由化について、簡単に数点お伺いしておきたいのであります。大体五月末日までに第一回の計画を発表するということでありますけれども、五月末日に発表せられるものについては、経済企画庁でいろいろなことを考えておられるようでありますが、しかし、為替・貿易の自由化というのは、ただ単にそれぞれの品目の貿易・為替上の措置だけではなく、やはり日本経済全体にわたるある計画を作ってそれの中に入れなければ、完全な自由化計画の推進にならないとわれわれは考えております。もちろん、この為替自由化に対して利点があるとするならば、日本の現在の資本主義が合理化されていない部面が非常にたくさんある。しかも……
○永末英一君 私の用意いたしました質問は、もっぱら大部分が防衛庁長官並びに外務大臣でございますので、本日はせっかく大蔵大臣が御出席であるから、そこに関係する点だけ御質問申し上げます。
三十二年の国防会議で防衛力を漸進的に整備するという決定をいたしておりますが、防衛力を漸進的に整備するというので、防衛費を漸進的に増大する決定ではないと承知しておりますが、そう解釈でよろしいか。
【次の発言】 先ほど加瀬委員の質問に答えられた中で、いわゆる国民所得であるとか、あるいはまた財政規模であるとかというものを押えて、それの一定比率をもって防衛費を考えるのではなく、大蔵省としてはそれぞれの防衛庁から出てくる……
○永末英一君 外務大臣と防衛庁長官にお伺いをいたしますが、私どもは、日本国民が日本国において生命の安全を保ち、あるいはまた平和な生活を営み、国民的文化の伝統を維持していくというためには、外国の理不尽な侵略から国民共同社会の安全を守るというようなことは、国民の当然の務めだと考えております。理想的に言えば、国際的法秩序の基礎の上に世界国家という考えが実現して、初めて世界平和の中で日本の平和が保たれると考えておりますが、世界の現状はまだこの状態にはほど遠いということを認めざるを得ないと思うのです。しかし、不完全であるとはいえ、現実に存在しております国際連合などの機関の改革、強化するなどの努力を払って……
○永末英一君 関連して。ただいまいろいろ国会を正常化するというような点で日本社会党の方から御意見がございました。私どもは、今回の臨時国会というのが、実質的にはこの前の通常国会のいわば延長された形で出ておると思うのです。ところが、前回の通常国会は御承知の通り、五十日にわたっていわゆる変則的な議事運営が行なわれた。その原因は参議院にあらずして衆議院にあったことは、これはだれでも知っております。しかしながら、参議院はその衆議院におけるそれらの変則的な事情をいわば五十日の期間でいろいろな形で追認して参ったことも事実です。もし、参議院が、衆議院にどんなことがあろうとも、それを認めるのであれば、別にこのア……
○永末英一君 この件についてだけ、関連してちょっとお伺いしたいのですが、政府はいわゆる長期政権ということを考えて、十五カ月予算とか、二十七カ月予算とか、二、三年を見込んでやるということを放送しておられる。しかし、今年度のことがきまらずに、来年度からのことを、何カ月を見込んでやりましても、これは地盤がないのですから、砂上の楼閣みたいなものになる。そこで、われわれは、今、同僚議員が質問しておるのは、まず今年度起こるべき事態に対して、あなた方がどういう考えを持っておられるか聞かなければ、来年四月からの何カ月予算ということを聞きましても、これは長期でも何でもないと思う。そこで、そのことをお伺いしておる……
○永末英一君 きのう出ました税制調査会の各部会の審議経過の中で、特に祖税特別措置に関する審議については、プリントでは相当詳しく御報告をいただいておるのでございますが、それぞれの問題について、一体、どういうことをやればどのくらい税が上がってくるか、逆にいえば、今どれだけ、これこれの措置について減免額が上がっておるかということを見通しながら審議されたと思います。従って、プリントを繰り返していただく必要はございませんが、特に今申しましたような、大蔵省主税当局は税額としてはどういう動きがあるかということについて、その数字を入れながら一つ簡単に御報告を願います。
○永末英一君 自然増収の見方ですが、先ほどから、法人税の伸びを見てまた積算をいたします、こういうことですけれども、法人税だけが問題があるのではないのであって、いろいろなところに要素があると思うのですが、大蔵省の考え方は、法人税が昨年と比べてこれこれ伸びてきた、その伸びと同じような度合いにほかの方も伸びるだろう、こういう計算をして、自然増収を計算しておるとすると、不確定の要素の一番多いのか、申告所得じゃないか。そうすると、まあどういう計算をされるか知りませんけれども、一応それで計算すれば、自然増収はこれこれあるだろう、そこで一番不確定な申告所得分のところへそれがぶっかかってきますと、非常に確定申……
○永末英一君 財政投融資で運用せられる金額は租税収入の約半ばにも達しようとしているし、特に来年度池田内閣が続くとして、公共投資なり財政投融資に重点を置いて仕事をやっていくという、そういう雰囲気の中で、一兆二千億程度の要求が出ている。そうすると、一体租税収入とも見合って財政を考えていく問題のほかに、財政投融資の比重が非常に大きくなってきたと思います。そこで、この機会に三点ほど、一体大蔵当局は財政投融資のやり方についてどういうような原則を持っておられるかということに重点を置いて、質問したいと思います。 一つは、たしか資金運運用部資金なり、あるいは簡保資金なり、あるいはこれから積み立てられるであろ……
○永末英一君 昨年度から交付公債制度は特別会計分についてはやめになりましたが、今年は一般会計全部をやめてしまうという法案ですけれども、交付公債というのはいわゆる支払いを延ばすという意味で、地方団体としてははなはだありがたい制度です。ところが、昨年度制度が切りかわろうというときに、一般の資金運用部引き受けで地方債に付するということになると、地方団体がワクを認められる地方債のワク内に食い込んできはしないかということを懸念したのですが、そういうことはございませんということで、一年間実施をされた。ところが、実際は地方団体にしてみれば、地方団体は黒字だと申しても、その黒字というのは、そこにそれぞれの赤字……
○永末英一君 先ほどの田中政務次官のお話で、何か優待乗車証ですか、鉄道乗車証によって汽車に乗る国会議員に対しては、何か御労苦に報いるために通行税を取らないというお話があって、大蔵省当局はそれを認めているような、そんなばかなことがありますかね。御労苦に対してというような……。つまり、もし法律的にものを言うとするならば、運賃なり寝台料金なりを支払うときに、支払い料金に対する税金の支払い義務が発生するのじゃないか。優待パスなるものは金を支払う行為をしておらない。従って、基本がないから、ゼロに対して二割かけてみても税金が発生しないというような御解釈に立っておられるならば、われわれも須藤さんも意を強くし……
○永末英一君 私は、この二法案に関連して、政府の考えておる財政投融資の基本的な考え方についてただしておきたいと思います。 昭和二十六年に財政投融資制度が新しい形でできましてから、最初は主として金融的な役割を持っておったと思うんです。ところが、最近では、いわば一般会計、普通の予算のうちででき得ないものを、いろいろな政府関係機関や、あるいはまた類似の機関等を新設をして、そしていわば財政投融資の中で一般会計でやらなくちゃならぬようなことをやっておるようなことになってきたのではないか。で、租税ではないのに、仕事の内容としてはそうなってきておる。しかも、昨年度ぐらいから、ここにあります輸出入銀行という……
○永末英一君 民主社会党はこの両案に反対をいたします。 その第一の理由は、これらによって増収される部分が特に道路造成のための費用に充てられると、主としてそうだということでございますけれども、その計画に対しては、この委員会の審議を通じましても、確たる年次計画もなく、しかもまたそれがどの部分にどのように使われるかということの計画はついに明らかにならなかった。しかるにかかわらず、ここで税制の改正を行なえばそれだけの収入がずっといわば恒久的に入ってくる。いわば金をつかみ取りしておいて、あとの実施は勝手にやるのだ、こういうようなばかげたことが目的税的に使われるということであっては、理由は成り立たぬとわ……
○永末英一君 新しい葉巻たばこを生産されるについて新しく製造施設を作られたと思いますが、それは幾らくらい金をかけましたか。
【次の発言】 人員は葉巻を生産するについてどれくらい使っているんですか。
【次の発言】 パンドールを年間十五万本生産する。大体これは嗜品ですから、手につければ毎日やはり吸うだろうという一応仮定を置きますと、三百六十五で割れば四百十数人になるんですね。しかも、このパンドールを生産しまして、一生懸命宣伝してやっているけれども、結局四百十数人を相手に商売を考えている、こういう計算なんです。グロリアは百五十万本だというけれども、そういう計算で考えますと、お客さんは四千数百人であっ……
○永末英一君 一点だけ伺いたいと思うのですが、指名競争入札で落札者がそれを下請にする場合、その指名競争入札に加わっておった者が下請になっておる場合があるのですが、法律上いいのですか。
【次の発言】 そうしますと、今度最低価格の者に落とさずに、そのもう一つ上の者に落とすという幅を作られる。ところが、その場合、その受けた者がはずされた最低の価格をつけた者にまた下請をしてしまうということになると、この法律の規定と実際行なわれることの精神を考えると、はなはだおかしい事態が起こると思うのですが、そういうものをやらせる、やってもいいというつもりで、この会計法の改正をやられているのですか、それをちょっと伺い……
○永末英一君 一番最初にこの法律を立案されました趣旨を一つ……。われわれの観点によりますと、大体治安立法なんというものはない方がいいにきまっている問題。ところが、特に昨年以来いろいろ治安関係に関する犯罪が起こりながら、法務当局はそれの取り締まりについて、国民の常識から見た場合に、非常にどうも手抜かりがあるのではないか、何かどこかに欠陥があるのではないかということを思わせてきた。で、われわれの見解によれば、現行の法令を十分に運用するならばできるかもしれない、そういう意見があることを知っております。しかしながら、それにもかかわらず、昨年以来、いろいろな治安関係に関する犯罪について、十分の取り締まり……
○永末英一君 資金の中で立て方について国と都と、それから組織委員会、体協、財団というもののいろいろの予算を見せていただいたのですが、たとえば国並びに都から組織委員会に出す補助金がまるまる財団のほうに上がって、実際に出すのは組織委員会に国と都から出しております。体協の場合には文部省から体協に出しております。ところが財団のほうの予算案にもそれが出ておる。実際は金は行っちゃう、行くというよりは法律上どこへどうきておるのかということがわからない、この点を一点明らかにしていただきたい。 それから財団のほうで御説明になった組織委員会関係の経費、それから体協関係の経費と体協のほうで出された収入見込み、ある……
○委員以外の議員(永末英一君) ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、小売商業調整特別措置法の一部を改正する法律案、百貨店法の一部を改正する法律案、三案の提案趣旨の説明を申し上げます。 お手元に配付いたしました提案趣旨説明のプリントがミスプリントでございまして、非常によごれておりますることを最初におわびをいたします。 第一に、下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。 現行法は下請代金の支払い遅延等を防止することによって親事業者と下請事業者との取引を公正にして、下請事業者の利益を保護することを目的といたしております。しかし……
○委員以外の議員(永末英一君) ただいま議題となりました中小企業基本法案について提案理由の説明を申し上げます。 中小企業基本法案がどうして必要かということは、すでに日本経済の構造上、中小企業に対するいろいろな不利益な問題が処理され、現在の経済の成長発展過程においても、ますますこれが拡大しつつあるということで、今回与野党三党ともに、それぞれ中小企業基本法案を掲げて、この国会に提出しております。事実、これによって何よりもこういう法案が必要であるということの緊要性並びに必要性を証明していると存じます。 わが国の中小企業は、雇用面では全労働者の約七割を占め、生産においては全生産額の約六割を生産し、……
○委員長(永末英一君) ただいまから委員会を開会いたします。
暫時休憩いたします。
午前十時三十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
【次の発言】 本日の委員会は、これにて散会いたします。
午前十一時三十一分散会
○委員長(永末英一君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。
この際、派遣委員の報告についてお諮りいたします。
去る第四十回国会会期末におきまする本委員会の御決定に基づきまして、閉会中、租税及び金融等に関する調査のため、五月二十二日より同二十六日までの五日間、広島県に上林忠次君、荒木正三郎君及び棚橋小虎君の三君よりなる委員派遣を行なったのでありますが、その派遣委員の報告につきましては、前例に従い、便宜これを会議録に掲載し、ごらん願うということにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
本日は、これをもって散会……
○永末英一君 先ほど柳さんの御説明で、今回の措置は過渡的であり暫定的であると、こういう御説明がありました。そこで、今度の東銀債の発行で予定せられている限度額というのは、現在の貿易量を一応見込んで勘案されていると思うのです。ところで、現在の貿易量は、所得倍増計画でもどんどん伸びていくわけですから、どれくらいの貿易量がこれでカバーできるとお考えか。さらにまた、それを突破していく場合には、またこの債券の発行額の限度を上げたり、あるいはまた債券だけでまかなおうとするのか、ほかに処置はないのか。つまり今回の処置では、東銀の円資金の調達面においては質的な変化を加えることなく、債券発行でこれをやろうと、これ……
○永末英一君 算定会料率から協定料率に変わるとしますと、全体の傾向として上がりますね。
【次の発言】 協定料率になって下がっていく傾向だという理由の中で、新造船がどんどんふえてきておるということが理由の一つだと。しかし、新造船がふえていくということは、別段算定会料率であろうと協定料率であろうと、船の質が変わってくるのでそうなんだということであれば、今算定会料率から協定料率にして、独禁法の規定から除外する積極的な理由がどこにあるかということを、その点に関してひとつ御説明を願います。
【次の発言】 現在では、この算定会料率と国際的な保険料率と比べた場合に、国際水準のほうがむしろきめこまかくいえば低……
○永末英一君 酒税法関係でちょっとお伺いしたいのですが、日本の酒の税金は高過ぎるとお考えになりませんい。
【次の発言】 このころ日本人の各種の酒に対する嗜好が非常に変化をして参って、いろいろな酒ができてくる。したがって、それを見込んで今度の酒税法も少し改正されたようですけれども、現在のようにアルコール含有量等を中心にしながらきめられている各種の税金の税率、その税率について、液全体をごらんになった場合に、どっかが強くてどっかが弱い、こういうような問題はございませんか。
【次の発言】 酒、酒税法の対象がいわゆるアコールを含んでおる飲料ということになっておるので、そこに書かれてある名称をはずして同様……
○永末英一君 私は、政府の考えている減税という意味合いと、それから今問題となっております資金事情の問題、二つをひとつ大臣にお伺いしたいと思います。
第一の減税ということですが、ことしもそれぞれ、間接税は別として、直接税でもいわゆる税率を変えて減税したという発表をしております。そこで、第一に、大蔵大臣は税率を変える、つまり免税点を引き上げたり、あるいは累進税率に該当していくそれぞれの所得層を上げるということによって、それが減税されたという。それだけが減税だとお考えですか。
【次の発言】 租税負担率について、この前の本会議で質問したのですが、あなたのところの総理大臣は、租税負担率だけで増税か減税……
○永末英一君 相続税で基礎控除される額をきめるにあたって、その基礎控除するということはどういう理由で基礎控除されるのですか、考え方として。
【次の発言】 課税最低限の場合、たとえば勤労所得者ですと、自分の労働力から生み出す価値に対して税金がかかってくる。それに対して、今度の税法では四十万円程度のところまでは最低限として課税しない。ところで、この相続税の対象となる資産韻というものを、今度ですと四百五十万円ちょっとわかりませんが、相続人五人が相続税法では標準世帯、普通の税法では全部で一五人ですから、一人多いですな、こっちのほうが。その辺のところちょっと伺いたいですけれども、つまり四百五十万円程度の……
○永末英一君 物品税法について二、三点質問をいたします。一つは、昨年度から物品税が安くなるということが言われておったのですが、元来物品税というものは戦費調達ということを目的として作られた。したがって、物品税法が改訂されるということについては、少なくとも大衆課税に類すると思われるような品目は全部はずれるだろうという予測をわれわれはしておったわけですけれども、残念ながら、少しばかりの品目は確かに課税対象からはずされた。ところが、まだ残っているものがある。残っているとすると、一体何のために物品税法を残しているかということを疑いたくなるわけであって、したがって、第一点としまして、なぜまだこの物品税法を……
○永末英一君 私は、本案に対して反対の意見を開陳いたします。 今回、所得税法の一部改正案は、政府が宣伝をいたしましたようには中小所得者の課税について相当程度の減税をしたとは、わが民社党は認めるわけにいきません。さらにまた、政府が、昨年はやりませんでしたが、近年行なっております所得税法上におきます減税というものは、これは日本経済の成長速度に即応して調整を行なっているだけであって、実質上の国民生活に対する減税とはわれわれは認めるわけには参りません。この委員会におきましても、政府が掲げておる所得倍増計画と見合いながら、どのように本案の改正案を、またこの改正案を初めにしまして、どういう減税の方向を持……
○永末英一君 民社党はこの法案に反対であります。 理由は、法人税に関しては、特に中小法人に対する軽課課税という問題について、中小法人側が非常な期待を持って見ておったのでありますが、今回の改正案におきましては、この重要な問題に触れることなく、退職年金積立金に対する課税等という非常に小さな問題の改正だけをやって、一時しのぎをやっているように思われる。しかし、現在の池田内閣の所得倍増計画による日本経済の成長政策と称せられるものが進行しておりますときに、一番困っておるのは、これは中小法人なり、また企業規模を小さくしておる個人事業者である。私どもは、特に中小法人に対する税率を下げるという問題は、現在の……
○永末英一君 議事進行。ただいま荒木さんから、国会法五十一条について委員長の所見をただしたいと、こういう意向が出て、委員長がそれに答えられかけておりますが、一体、大蔵委員長は大蔵委員会で委員長個人の見解を申し述べるということは適当かどうか。私どもは、この国会法の五十一条第二項については、われわれ独自の見解を持っている。たまたま委員長はわが党の所属の方でございまして、大蔵委員長が大蔵委員会が一致した意見を言われるなら別でございますけれども、個人の見解をただされるということなら、そのことに対し私どもとしてはお答えになる必要はないと思います。
○永末英一君 私は、二つの点を御質問したいと思います。 第一の点は、返済額の決定に関する問題。政府は今までこの返済額は非常に安かったということをいろいろの観点から説明をいたしておりますが、その中で西ドイツに対する返済率が計算のある過程で適用になっておるということを引用するのでありますけれども、西ドイツがアメリカに対してガリオア、エロアに関する返済額を決定する場合に適用した返済率は実は、西ドイツがアメリカに対する債務というものが確定をし、さらにまた戦前債務まで含まれるという事の性質を考えますと、わが国の場合とはいささか返済率を適用するもとの部分について性格が変わっていたのじゃないかと思います。……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。