このページでは永末英一参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○永末英一君 民主社会党を代表いたしまして、池田内閣の施政方針について質問をいたします。 池田首相は、施政の中心に人つくりを置いております。これまで、経済は私におまかせ下さいと言って参りました経済主義の池田さんが、人間を政治の中心に置きましたことは、大できであります。しかしながら、その置き方に対しては賛成することができません。われわれ民主社会主義者は、人間は存在しているがゆえに尊厳である、その尊厳な人間の自由の発展を保証することが政治の任務であると考えております。ところが、政府のように、技術教育の振興や道徳教育の充実を大きな柱として取り上げているのでは、まだまだ人間を手段として考えていると言……
○永末英一君 私は、池田首相の所信に対し、民主社会党を代表いたしまして、今国会最後の代表質問、また、私の本院における最後の質問をいたしたいと存じます。 池田内閣の一枚看板であります所得倍増政策の三年間に、国民総生産、貿易総額、国民一人当たりの平均所得は、いずれも増加をいたしました。池田首相は、この結果を見て大いに満足のようでありますが、しかし、もっと重要なことが忘れられているのであります。それは、政治であります。経済の高度成長に当然伴う産業構造の変化、社会の変動に対して、調整を行なうのが、政治の固有の役割りであります。繁栄の中の貧困という現象を来たさないように、最初から対策を持つのが政治の役……
○永末英一君 二点ほどお伺いいたしたいのですが、選手強化の件ですね。中学生が県外へ行って一緒に試合をするということが、文部省の方針で今なかなかやられていないように聞いているわけです。過般NHKが主催をして、陸上競技について一せいにその地域々々別々に、テレビを通じて試合をしたというようなことがございましたが、なかなかいい企画だと思います。特に水泳なぞは、オリンピックの歴史を見ましても、年が若くても非常に早くなる可能性のある種目である。もし、そういう一県に局限せられない試合ができるとか、あるいはまたああいうようなこと通じながら、タイム・レースというのは、なかなか非常にすぐれた選手だけでせり合わなく……
○理事(永末英一君) ほかに御質問ございませんければ、本日はこれをもって散会いたします。 午後三時四十八分散会
○永末英一君 私どもは現在の、景気の調整期という言葉を使われておりますけれども、もう少し日本の経済を見てみると、戦後の日本の資本主義的な経済の再建転形期に入っていると私どもは思うわけであります。転形期に入りますと、特に資本側からの政府のいろいろな行動に対する要求が非常に強まってきている。これはあとで一つ一つ御質問申し上げますが、そういう場合に、過去二年間の池田内閣の所得倍増計画によっても、資本の要求に応ずればそのまま大衆に大きな負担がかかってくる。そこで、新しい大蔵大臣としては、大きく見て、これらの強く資本側の要求が来る場合に、どちらのほうに重点を置いてこれからの財政政策を進められるつもりか、……
○永末英一君 今回のガリオア・エロア援助を産投会計から支払うことについて、政府は、援助された資金を積み立ててあったので、これから払うのは理の当然だと、一点の疑いのないところであるかのように御説明をされている。しかしながら、私どもの見るところによれば、必ずしも理の当然とは言えない面がある。それは池田内閣の政策の一つの現われであっても、それから支払うのが当然であって一点の疑いのないものではない、こういうことは言い過ぎであろうと考えられるのであります。そこで、まず第一に、産投会計から支払っているこの形式の問題について伺いたいと思います。 第一に伺いたいことは、一九四九年総司令部から日本政府あての覚……
○永末英一君 時間もおそうございますので、今までの政府答弁の中で必ずしも一致していない点だけを質問申し上げて、事実の確認だけをしておきたいと思います。 一つは、ガリオア・エロアの援助に対して政府は債務と考えるという考え方に二つの見解が述べられた。そもそも、初めから援助資金の返済については産投会計から支払うのが妥当であって、そのつもりで準備をしてきたのだという一貫した考え方が、あなたのところの総理大臣から述べられている。ところが、大平外務大臣は、そうではないのだ。大体交渉が妥結して金額がきまった、それでどこから払うかということは、一般会計なり、賠償処理特別会計なり、産投会計なりいろいろあろうが……
○永末英一君 池田総理が内閣を作られて以来、政治の姿勢を正すということを一番の根本の身上として参られたことは、われわれは承っております。われわれの考え方によりますと、政治の姿勢を正すためには、正すという言葉が出るためには、どっかゆがんでおるのじゃないかという前提があったと思います。そのゆがんでおる大きな柱は、われわれ日本民族が敗戦をしてずっとやって参りましたけれども、政治的にも経済的にもやはり自分で立つ、こういう政治のかまえを作ることが一番の大きな柱の一つではなかったかと思うのであります。そういう意味では、このガリオア・エロアの決済ということは、政治の姿勢を正すためには、問題としてははなはだ重……
○永末英一君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております産投会計法の一部改正案につきまして反対をいたします。 大体、ガリオア・エロアの援助物資というものは、私どもが戦後のいわば飢餓状態にありましたときに、アメリカの余りものを受けて、それがわれわれには救いの神のように映った。しかも、その物資というのは、当時の総司令部からの送りつけられたお仕着せである。これの受け取りに対して、日本政府はサインをいたしたかもしれませんが、それは契約書でなかったことは明白でございます。しかし、またこの物資を取り扱いました当初、昭和二十三年三月末に至るまで貿易資金特別会計におきましては、日本政府は一……
○永末英一君 オリンピックになりますと、外国人がたくさん日本に入ってくると思うのですが、現在東京でどのくらいの外人宿泊が可能か、そうしてオリンピックのときに、今進んでおる状況でどれくらい見込まれるか、この辺のことをひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今お話しございました中で、日本旅館を改造してやろうとするものに一室当たり五十万円とか、あるいは中級のホテルの部屋を一室五百万当たりですか、そういうことで作りたいというのは、それはどういう方法で作りたいんですか、その方法のところを伺いたい。
【次の発言】 日本旅館の改造の場合は、これは全額融資あっせんをするということですか、五十万円まで……
○永末英一君 今度の法律はこの出資増額だけの法律ですけれども、内容は、増額された二十億円の出資額に相当する金額をいわゆる被買収地主さんに貸し付ける、こういう内容を持っているようなんです。ところで、今までこの国民金融公庫の出資の歴史を振り返って、そういうかまえ方をしているのはきわめて異例だと私は思うのでありますけれども、どういう工合に考えられますか。
【次の発言】 今の御答弁は、いわゆる国民金融公庫等の政府系統機関に対して、財投からの貸付なり、あるいはまた出資なり、あるいはまた一般会計からの出資等の基準が明確になっておれば、これはあなたの言われたようなこともあるいは理屈が立つかもしれない。本委員……
○永末英一君 農地被買収音問題調査会設置法ですか、国会で成立したときの衆参両院の状況をちょっと、ひとつ記録にとどめる意味で御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私の伺いたいのは、この法律が成立をいたしましたときの発議者はだれか、何日に衆議院で成立する、通過する、何日に参議院で通過成立する、その場合に出席しておった会派があるわけですね、そういう点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それでは、後刻お知らせを願います。
そこで、もう一つの問題は、今までの質疑を通じて、調査会が設置され調査をした、しかしながら調査にもかかわらず法案は先に出した、こういう話でございます。今調査会の報告をフ……
○永末英一君 私は、民社党を代表いたしまして、本案に反対の付論を行ないます。 もともとこの法案は、表面上は国民金融公庫の出資金を二十億増額するというだけの話でございまするが、しかし、その内容とするところは、本委員会の審議で明らかになりましたように、特に農地被買収者に対して普通貸付よりも低い利率で生業資金を貸与しよう、これが内容になっておるわけであります。私どもは、国民金融公庫の出資金を増額するというだけの話なら、これは大賛成でありまして、特に現在の自民党政府のやっている一切の政策はあげて、零細な生業を営んでいる大衆の側に資金を回すことなく、その一般会計の扱い方も、あるいは財政投融資の扱い方も……
○永末英一君 志賀長官にお尋ねいたしたいのでありますが、志賀長官は御着任になってこの四年間に、ナイキ・アジャックスをどの隊に配属せられるかという問題について懸案になっておりましたが、これは自分が着任すればちゃんときめると、こういうようなことを言っておられたかに漏れ承っておるわけです。ところで、アメリカを訪問されて帰ってこられて以来、特にこの問題についての決定か、私どもの聞き及ぶところでは非常にごたごたしておると承っております。現在アメリカとイギリス両国間におきましても、スカイボルトの廃止の問題をめぐっていろいろの議論がございますようでございますけれども、これはその兵器の性能に照らして廃止するか……
○永末英一君 三点ほど伺いたいと思います。一つは今のオリンピアスの件についてですが、国会で決定して三カ月たっているのですが、その間オリンピアスについて専売公社が広告をされました。その広告費は専売公社で出しているほかのたばこと比較した場合、どの程度力を入れておられるか、ちょっと御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 私が伺いたいのは、発売当初には特に新製品ですから広告をしなければならぬ。たばこは嗜好品ですから、広告のいかんによっては売り上げに大きな影響を及ぼすと思います。そこで、しかもこのたばこはオリンピックが終わればもうなくなるたばこで、オリンピック協賛として、あなたのほうでオリンピックが……
○永末英一君 現在、この免許を受けていない外国保険事業者が保険市場を撹乱している事実がありますか。
【次の発言】 免許を受けない外国業者に、大蔵省令で特別の場合認めようというのですけれども、その特別の場合というのはどんなことを考えておりますか。
【次の発言】 だいぶ前でしたが、ヨーロッパあるいはイギリスの大きな保険会社ですね、日本に大いに進出しようという企図があるということで、日本の保険業界がはなはだ警戒態勢をとっておるというようなお話を新聞紙上で見たことがございますけれども、この法律ができて、それで条件さえ整えば、どういうことであってもどんどん免許する、こういう方針ですか。それとも、そういう……
○永末英一君 酒税法について若干お伺いしたいのであります。この前に酒税の減税を行ないましたが、減税を行なった以後、各級、特に清酒ですね、各級清酒について販売量の変動があったと思いますが、どういう工合に変動があったかを御説明を願います。
【次の発言】 その清酒の中で各級酒、これは前と少し標準を変えましたけれども、変動が出ておると思うのです。それをひとつ御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 この清酒の中で新級酒、新しい級になったところで、特級、一級の伸び率と、二級酒と比べると、二級酒のほうが少ないというのは、原因は何ですか。
【次の発言】 従来の準一級が一級になったために、非常に前年度比五割……
○永末英一君 先ほどいわゆる大衆酒の減税について、他の酒類、特に清酒等との減税率のバランスを見ると、これは同じだ。ところが、税制調査会の調査でも、低額所得者に対する間接税の重荷はむしろ、酒等を含めまして、重い。つまり、バランスをとるのなら、それを買う所得層の所得との見合いにおいてバランスをとるべきではないかと私は思うわけです。そこで、そういう角度から見た場合に、いわゆる大衆酒はそれを購入するお客さんの所得との見合いにおいては私はまだ高いと、こういう結論があなたのところの公の機関の調査結果でも出ているのですがバランスの考え方について、ひとつここで伺っておきたいと思います。
○永末英一君 法人税で一点、小さな件でございますが、お伺いしておきたい。各法人が書籍を購入する場合に、損金とみなされ得るものと損金とみなされ得ないものについて、ある基準を設けて示達をしておられるようですが、その基準について御説明をお願いいたします。
【次の発言】 会社が法律上いろいろなことを研究しなくちゃならぬというので、ワン・セットになった法律全集等を買い込むこと等もあります。それから、特にまた技術研究を要する会社であって、そういう書物を買い込むところもある。これが一万円以上の場合がたくさんあると思うのですね。そういう場合には、一万円以上というのは、一体一点ずつについて考えているのか、それと……
○永末英一君 利子所得課税と配当所得課税がそれぞれ税率が下がりまして、この前予算委員会で池田総理に、主としてこれはそれぞれ高額所得者に対する減税部分が多いという私の見解を述べたところ、池田総理は、そうではない、配当においても利子においても、むしろ大衆負担がこれで軽減しているのだという答弁がありましたが、予算委員会のことですから、詳しくは聞く余裕がなかったので、もし主税局長が池田総理と同じ見解を持っておられるならば、数字的にそれをひとつ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 口数、つまり人の対象は低額のほうが多いと思うんです。しかし、経済的に考えれば、大口の配当所得なり利子所得というものが税率……
○永末英一君 公社、公団が非常に数多く設けられるのはこのごろの特徴でございますが、これに見合って財政投融資がこれに投下されております。ところで、この公社、公団の監督等について、一体政府側のどういう機関がどの程度の権限をもってやっておるか、なかなか不分明な点がございまして、議会側におきましても、財政投融資はその計画書が提出されるだけである。それからの執行等については委員会等でそれぞれの項目をあげて質問し内容を明らかにするという程度のことしか行なわれていないようで、はなはだ遺憾だと存じておりますが、本日は、その中で一点、公社、公団の退職金、特にこれは役員の退職金というものについて、法律を調べてみま……
○永末英一君 外資に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。 外資法は、日本経済の自立とその健全なる発展及び国際収支の改善に寄与する外国資本に限ってその投下を認め、投下に伴う送金の確保と、これら外国資本の保護のための適切なる措置を講ずることを目的としておりまして、その第八条において、認可すべき積極的な基準と認可してはならない消極的な基準を定めております。 今や、貿易自由化が進捗し、本年二月のIMF理事会による第八条国移行勧告の受諾、OECDへの参加という状況下にありまして、外国資本の投下のあり方次第によっては、国内産業が支配圧迫されて、経済秩序を撹乱され、また特に中小企……
○永末英一君 今回の日本とマラヤとの間に取りかわされる条約における条件と、日本とシンガポールとの間の条件は、完全に同一ですか。
【次の発言】 マレーシア連邦がきわめて短時日の間にできるということは、既定のコースだと思うのです。ところが、それに先だって、そのマレーシア連邦にはマラヤ連邦及びシンガポールが加わることを皆が知っておる、その短い期間であるのに、今特に条件を高めてマラヤ連邦との間にこういう条約を結ばれる理由を、ひとつ大蔵大臣にお伺いしたい。
【次の発言】 シンガポールの位置というのは、やはりマラヤ連邦と比べますると、連合王国に非常に近いと思うのです。したがって、私は細部のどこが違っておる……
○永末英一君 防衛庁長官にお伺いしたいのでありますが、三月九日の予算委員会の席上でバッジの問題について防衛庁長官に質問いたしまして、お答えをいただきました。そのときに、また明確でなかったいろいろな問題がございました。新聞紙上の伝えるところによりますと、バッジの機種決定につきましては、非常に近いうちに最終的な決定を見るようでございますけれども、この際、これらの問題の進め方について防衛庁の考え方を明らかにしておいていただきたいと思います。 第一は、三月九日の予算委員会では、丸田空将補が昨年訪米いたしまして、これらの問題について調査をいたしてきたのでございますが、三月九日現在では、まだ長官の手元に……
○永末英一君 自治大臣のお時間の都合があるようでございますから、地方自治からお伺いいたします。
このごろの地方選挙で、自民党は、国に直結する地方自治ということをうたい文句にしておるようでございますが、そういうことを選挙民に印象づけることによって、憲法が認めておる地方自治の本旨、すなわち、自主財政、自主組織、自主行政、いわゆる自治の三原則にも違反しておるように思うのでございますけれども、総理大臣は、これについてどのようにお考えですか。
【次の発言】 金の鎖で地方団体を国が縛ろうといたしますと、先ほど総理のお答えのように、顔をつなぐほうがベターだというような考え方も出てくる。まず第一に地方団体に……
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