このページでは吉武恵市参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(吉武恵市君) 山本さんの御質問にお答えを申し上げます。 今回の地方公務員の給与改定に伴いまする所要経費は、先ほど大蔵大臣からお答えいたしましたように四百五十億――これは給与、諸手当を含めてでございます。その財源措置といたしましては、地方交付税の自然増収分が百五十九億で、地方税の自然増収分が六十億でございまして、なお、節約といたしまして、国の公共事業費の節約に伴う地方公共団体分が五十億と、旅費その他の節約分三十億で、差し引きますと百五十億ほど不足をいたしましたので、今回、地方交付税の特別会計に政府資金を一時借り入れまして、それを充当したわけでございます。で、その返済は五年間にわたり……
○国務大臣(吉武恵市君) このたび昭和四十年度の地方財政計画を策定いたしましたが、この機会に、これを中心として、明年度の地方財政の見通し及び地方財政に関する政府施策の概要について申し述べたいと存じます。 最近における地方財政は、歳入の伸びの鈍化と義務的経費の増高とにより、その運営に困難の度を加えきており、政府としても、その健全化の促進については、格段の努力をいたしているところであります。 昭和四十年度の地方財政は、安定成長の段階に入った経済の現況をも反映し、地方税、地方交付税等の歳入において、従来見られましたような大幅な伸張を期待することが困難である反面、給与関係経費等の義務的経費、社会保……
○国務大臣(吉武恵市君) 新産業都市建設及び工業整備特別地域整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案について、その趣旨を御説明します。 御承知のとおり、地域格差の是正対策の一環〉して、さきに新産業都市建設促進法及び工業整備特別地域整備促進法が制定され、これら二つの法律に基づく基本計画は、それぞれ昨年末及び今春に、内閣総理大臣の承認を受け、いよいよ具体的に計画を実施する段階となった次第でありますが、これらに要する事業費は、関係十九地区二十道県を通じて、昭和五十年度までに、総額六兆三千億円に及び、これに伴う関係地方公共団体の財政負担は膨大となることが予想されるのであります。 これらの公共……
○国務大臣(吉武恵市君) お答えをいたします。 私に対する質問は、地方税制についてどういうふうに考えるか、特に税制調査会の小委員会等において、地方税源として五〇%程度を確保すべきじゃないかという意見も出ていたがどうか、こういうお尋ねでございます。実は私どもも、何とか地方財源を確保したいということで検討を進めておりますが、いまのところ、まだ結論に達しておりません。税制調査会小委員会におきましても、長期的な見解としては、五〇%程度に引き上げるようということでございまするけれども、これをやりまするためには、国と地方との事務の再配分というものをやりまして、その上で、国庫の補助というものを整理するとい……
○国務大臣(吉武恵市君) お答えをいたします。 第一点は、今回の母子保健法の改正において事務を市町村に移譲したが、その財政的措置はどうかというお尋ねでございますが、これは、地方交付税をもちまして、基準財政需要に約十億算入いたしております。地方財政を圧迫しないかというお尋ねでございますが、まあこの程度でございまするので、これでまかなっていきたいと思っております。 次に、母子保健事務が市町村に移譲になって、その事務の職員等についてはどうかというお尋ねでございますが、これは従来とも市町村がある程度母子保健につきましては手伝っておった事情もございますので、配置転換をもって、さしあたりはやっていくつ……
○吉武恵市君 時間がないようでございまするから、私は多くの時間を質問しようとは思いません。阿具根さんの質問がまだ残っておるのを終わりにされたのでありまするから、私はまたの機会でけっこうだと思います。エネルギー対策全般についても私は多くの意見を持っておりますし、それから石炭につきましても私には私なりの意見もあります。時間を多くとりましては恐縮でございますが、今、阿具根委員から御質問がありましたように、石炭につきましても、今、福田大臣が申されたように、経済の原則に立つということは、これは経済全般に通ずることでありまして、私はそれはそれなりでけっこうだと思います。しかし、それでは日本の経済全部が経済……
○吉武恵市君 私も今の意見に関連して、大臣にお願いをしておきたいのは、私どもも同じ実は見解を持っておるので、大臣ももう御了承の問題ですから、重ねてくどいと思うのですが、御承知のように、北海道地下資源公団というのがあって、北海道の地下資源の開発についてはやっておられた。ところがこれは通産省でなくて、所管が違ったからでもあるのでしょうけれども、北海道だけでは採算がとれぬというか、採算といっても営利じゃないのですからいいですが、結局地域を広げて、全国的にということにこの前の国会で変わったわけです。そのときにもわれわれが指摘したのですが、こういう種類の地下資源はやっぱり、北海道だけでは成り立たない。や……
○国務大臣(吉武恵市君) 相澤委員のお話しのように、石炭鉱業に対する保護の問題は、これは私、所管ではございませんが、同感でございます。国内資源であり、外貨を払うことを考えますならば、何とかして日本の石炭産業というものを保護して維持したいということは、私も念願をしているところでございます。そこで、そうはいいましても、コストが高くなりますというと、勢い重油その他に転換をせざるを得ませんから、いわゆる合理化というものが行なわれているのでございますが、その合理化が行き過ぎたかどうかという点を、目下石炭調査団でまた調査をされるようでございますから、私がいまここでとやかく申し上げかねるのでありますが、しか……
○国務大臣(吉武恵市君) 私は、今回はからずも自治大臣兼国家公安委員長に就任いたしました。微力の者でございますがよろしく御協力をいただきますることを御願い申し上げます。 選挙の関係につきましては、かねてから格別の御高配にあずかり、この機会に厚く御礼申し上げます。 先般、公職選挙法の一部が改正されましたが、改正の趣旨に基づき改正後の法律の運用については遺憾のないよう努力いたしたい考えでございます。 最近の選挙の実情を見ますと、ようやく公明選挙への機運は高まりつつありますが、選挙制度につきましては、なお検討を加えるべき点が多々あるものと思われます。このため第三次選挙制度審議会の発足の準備も目……
○国務大臣(吉武恵市君) まず、私は皆さまにごあいさつを申し上げたいと思います。 先般の組閣に際しまして、はからずも自治大臣兼国家公安委員会委員長を仰せつかったのでございます。微力ではございますが、一生懸命勉強いたしまして努力するつもりでございますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。 さて、今回、山陰、北陸地方に襲いました豪雨の状況につきまして、現地に調査に参りましたので概要を御報告申し上げます。 今回の豪雨は、日本海にありました梅雨前線が、十六日早朝から南下を始め、活動が活発となって、そのために、十六日には、島根県東部の沿岸部に最大約二百ミリメートルの降雨があったのであります。こ……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいまの日高委員の御質問でございますが、今回の被害は、風がひどかったために、相当建物その他の公共施設の被害も多いようでございます。したがいまして、各市町村等の支出及び減免の点は相当あろうと思いまするから、これらにつきましては特別交付税をもちまして処置する考えでございます。したがいまして、またその復旧等に要する起債等も考えなきゃならぬ、かように存じております。
【次の発言】 この点は、先ほど農林大臣からお答えがございましたように、本日の閣議におきましても、特に発言を求められまして、決定ではございませんけれども、あらかじめそういうふうになるからという御了承を得られたよう……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま石田労働大臣からお答えしたとおりでございまして、先般の六人委員会で検討いたしました際に、大蔵大臣としては、地方の公務員の財政措置は、これはひとつ君のほうでやってくれなければ困るぞ、こういうことはございました。私のほうとしては、もうよく申し上げておりまするように、地方公務員の給与改定で五月から実施するとすると、交付団体の分が六百五十二億かかります。それから、かりに十月から従来どおりやるにいたしましても三百八十六億要るわけでございまして、目下のところ、私どもの財源捻出で見込みを立てておりまするところでは、御承知のように、大蔵大臣はその席で五百億しか国税の自然増収は……
○吉武恵市君 ちょっと、どの資料だ。
【次の発言】 ちょっと資料をはっきり示してからやって下さい。
○国務大臣(吉武恵市君) 私は、このたびの内閣改造に際しまして、はからずも自治大臣兼国家公安委員会委員長に就任いたしました。微力のものでございますが、一生懸命で努力するつもりでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 地方自治と治安の問題につきまして、日ごろ御尽瘁をいただいております委員各位に対しまして、今後格別の御指導と御協力を賜わりますようお願いをする次第でございます。 この機会に、地方自治と治安行政の当面の問題につきまして所懐の一端を申し述べたいと存じます。 まず、地方行政につきましては、社会経済の発展に伴い、広域的処理を必要とする行政事務がますます増大してきております。これ……
○国務大臣(吉武恵市君) 給与改定につきまして、地方公務員関係を申し上げてみたいと思います。 人事院勧告に従いますると、地方公務員の所要一般財源といたしましては、五月から実施するとすれば八百七十五億円要るのであります。そのうち交付団体が六百五十二億円でございまして、不交付団体の分は二百二十三億円になっております。それに対します財源措置といたしましては、目下大蔵省に折衝をいたしておりますが、まだ大蔵省のほうといたしましては、財源の見通しがはっきりつきませんので、いまのところ、どうと申し上げるところに至っていないのでございます。しかしながら、まあいままでの折衝の過程を通じて申し上げますると、国税……
○国務大臣(吉武恵市君) 国家公務員に準じまして、従来も地方公務員は取り扱っておりまするので、今回につきましても、私は国家公務員に準じましてやるべきであると、かように存じております。
【次の発言】 お話のように、最近の地方の財政は必ずしもよくございません。したがいまして、どういうふうになりますかはわかりませんが、勧告が出ました以上は、勧告はできるだけ尊重しなきゃならぬという線においては、先ほど増原担当大臣が言ったとおりでございます。それにつきましての財源というものをいま考えておりますけれども、地方交付税というものをどうしても増額しなきゃならぬでありましょうし、また、一般の地方税の自然増収がどれ……
○国務大臣(吉武恵市君) 地方公務員に対する給与改定につきましてはしばしば申し上げておりまするように、国家公務員の給与に準じて取り扱うという方針を立てております。しこうして、その財源はどういうふうな状況であるかといいますと、きわめて実は困難でございまして、十月実施にいたしましても約二百億ないし二百三十億程度足りないのでありますが、それが先ほど給与担当大臣から申し上げましたように、六人委員会におきましても、それから閣議決定におきましてもできるだけ人事院の勧告を尊重しようということで十月実施でも地方は二百億程度足らない、その上に九月実施にいたしますとさらに四十三億ばかり足りなくなるわけであります。……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいまの北海道の冷害に対する固定資産税あるいは市町村住民税等の減免の補てんにつきましては、特別交付税をもちましてみていくつもりでございます。なお、御指摘になりました救農土木事業等も相当必要だろうと思っております。これにつきましても起債をできるにけ認めていく考えでおります。
【次の発言】 小選挙区制というわけではございませんが、今回、第三回の選挙制度審議会におきまして、政府といたしましては、選挙区制、その他選挙の基本の改善に関する対策を格間をしておるわけでございます。この選挙制度審議会の委員は三十人でございまして、そのほかに、衆参両院議員の特別委員がおられるのでありま……
○国務大臣(吉武恵市君) 市川先生のお尋ねは、自民党の総裁選挙のことかと思いますが、これは、御承知のように、党内の総裁を選ぶ問題でございまして、公職の問題とは違いますので、お答えしにくいと思います。
【次の発言】 選挙は公明であるべきであるということは私も同感でございます。しかし、党内の総裁を選ぶ問題を公職選挙法と同じような法律で規制するとかいうことは、これは考えものではなかろうか、かように存ずる次第であります。
【次の発言】 去る二十五日、池田総理は、突如病気のゆえをもちまして、総理、総裁を辞任の決意をされました。その際に、先ほど官房長官からも御答弁がありましたように、総理は、特にひとつ後任……
○国務大臣(吉武恵市君) 昭和三十九年度分の地方交付税の特例等に関する法律案の提案理由の説明を申し上げます。 今回、政府においては、人事院の勧告に基づき、本年九月一日から国家公務員の給与改定を実施することといたしましたが、これに伴い、地方団体が国に準じ地方公務員の給与改定を実施することとする場合、これに要する経費の財源については、国税三税の予想外の伸び悩みのため、補正予算案に計上されている地方交付税の増をもってしては、地方税の自然増収及び地方団体における経費節減の努力を期待いたしましても、なお地方交付税の交付を受ける団体において百五十億円の地方財源が不足する見通しであります。そこで昭和三十九……
○国務大臣(吉武恵市君) 西田さんのお尋ねでございますが、実はこの地方財政の面における給与改定という問題は、たいへんな大きな問題でございますし、御承知のように本年におきましてもまああのような形でようやく解決をいたしましたが、これが年々繰り返されるということになると、これは一つの大きな問題であろうかと思います。御承知のように、今回の給与改定で不足百五十億は特別会計に借り入れてまあ一応善処し、五年間にこれを返すと、利子は国が負担するということにいたしましたが、さてこれがことし限りであれば、私は来年度以降における交付税において返還をすることはそうむずかしくもないかと思います、それ自体につきましては。……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、善処いたしたいと存じます。
○国務大臣(吉武恵市君) ただいまの中山先生のお尋ねでございますが、私も最近ひんぱんとして起こる鉄道の妨害行為につきましては、何とかしてこれを除去する必要があるので、実は非常に苦慮しておるところでございます。これは何といってもそういう犯人を見つけてこれを逮捕するということがさしあたっての問題だろうと思いまして、非常に力をいたしておるわけでございますが、法の不備があれば法の不備を是正することは一向かまいませんけれども、ただいま鉄道営業法を改正して予備、陰謀までもということになりますと、これはなかなかむずかしい問題でございまして、法務省あたりの御見解もあろうかとも思いまするし、また、直接担当の責任……
○国務大臣(吉武恵市君) 市川さんの公明選挙運動に対する御熱意に対しましては、平素より敬意を表しておるところでございますが、先ほど総理からもお答えがございましたように、やはりこの問題は、選挙をする人、また、選挙人ともに考えていくべきことでございまして、自治省といたしましては、選挙のときだけでなしに、常時啓発をしなければならぬということで、先年来、これにつきまして相当の予算を計上し、また、常時啓発もしておるところでございます。ことしも、御承知と思いますが、十一月の、ちょうど選挙人名簿の閲覧時期でもございましたので、一カ月使いまして、全国にわたって、いろいろの先生方にもお願いをして、講演会その他の……
○国務大臣(吉武恵市君) 今度の地方公務員の給与ベースの財源措置といたしましては、全体としては六百億でありまして、不交付団体が百五十億でございますから、それを引きました四百五十億の交付団体についての財源措置を講じたわけであります。このうち国の国税の自然増に伴ないまする地方交付税の分が百五十九億でございます。それから固定資産税、住民税等の地方税の自然増が六十一億、そうして節約八十億を差し引きました残りが百五十億ありまして、これを地方交付税特別会計に政府資金から借り受けをいたしまして、これが先ほど申しました地方交付税の自然増百五十九億と合わせまして三百九億を交付いたして財源措置を講ずることにしたわ……
○国務大臣(吉武恵市君) 国際空港がどこになるかということはまだきまっておりませんが、政府としてはできるだけ早くということで、関係閣僚等で相談しておりますけれども、まだ決定を見ないところでございます。いま加瀬さんからお話になりました富里地区も一つの候補だと思います。ここになればどのくらいの戸数が移動しなければならぬかという点も、いろいろただいま御意見がございましたが、いずれにいたしましても、地元の住民の方々の協力を得なければやれないことでございまして、その点はきまればまた政府といたしましても、地元の方々の御協力を得るように努力しなければならぬ、かように存じております。
○国務大臣(吉武恵市君) 地方財政の逼迫の状況は、山本さんから御指摘のとおりでございます。また、国の財政が非常に困難であることも、ただいま大蔵大臣から述べたとおりでございます。しかしながら、困難であるということだけでは解決はいたしません。地方財政の今日の状況を打開いたしまするためには、交付税率をどうしても上げなきゃならぬのではないか、こういうことで目下打衝しておるところでございます。
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 この改正法案は、国会議員の選挙等の執行について国が負担する経費で、地方公共団体に交付するものの現行の基準が、実態に即さないものとなりましたので、今回これに所要の改定を加えようとするものであります。すなわち、前の通常国会におきまして、公職選挙法の一部に所要の改正が加えられ、また、最近における公務員の給与の改定、賃金の変動及び選挙事務執行の実情等にかんがみ、執行経費の基準を改定し、もって国会議員の選挙等の執行に遺憾のないよ……
○国務大臣(吉武恵市君) 御指摘の点は、私も同じ感じを持っておるわけでございます。最近のいろいろな起こっておる事件を見ましても、はなはだ遺憾に私はたえぬと思います。ただ、それではだんだん選挙というものが悪くなってきているかということでございますが、実態はわかりませんことでありますけれども、私は悪くはなっていない。やはり公明選挙の効果というものは時代とともに理解をされていって、やはりよくなりつつはあると思うのです。しかし、それではそういう事件が起こっているのはどうかとおっしゃるように、それはなかなかあとを断たないことだと思いますけれども、これらの事件というものがあらわれているように、実際の選挙と……
○国務大臣(吉武恵市君) 今回議員立法で、第二百七十条の二にただし書きを加えられて修正された点でございますが、先ほど来提案者からお答えがございましたように、過去の実績に徴しまして、わりあいたくさんな登録があって、それを受け付けるのに、やはり選挙期日をもって告示の日をもってきめるということのほうが公正を期し得る、こういうことでございまして、私どもも御説明を聞きまして、ごもっともなことだと、かように存じておるところでございます。
【次の発言】 わかりました。私ちょっと聞き間違えておりまして、いまわかったわけでありますが、常時のことでございまするので、やはり選挙管理委員会の職員につきましても、執務時……
○国務大臣(吉武恵市君) 地方公務員法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明し上げます。 この改正案は、今回、結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)を批准することとするに際しまして、同条約の趣旨を実現するため、国家公務員の職員団体に関する規定の改正に準じて、地方公務員の職員団体に関する規定を改正するとともに、これに関連して所要の規定の整備を行なおうとするものであります。 第一は、職員団体とは、職員が、その勤務条件の維持改善をはかることを目的として組織する団体またはその連合体をいうものとし、その性格を明らかにいたしたことであります。また、第八十七号条……
○国務大臣(吉武恵市君) 私おくれて、はなはだ申しわけございませんで、どういうことか存じませんが、いまの管理職だけを別の組織をつくることについての問題かと存じますが、これにつきましては、政府委員よりお答え申しましたように、一般の職員と管理監督の地位にある職員とはそこに性質が違う。そういうものを一つの団体にすることは、組合といいますか、団体そのものの自主性をそこなうものがある、こういうところで別に分けたものと思います。この点は御承知のように、労働組合におきましてもその点を明瞭にいたしまして、管理監督の地位にある者は一般の組合の中には入ってならない、こういうことでありまするのとその精神は同じではな……
○国務大臣(吉武恵市君) お答えをいたしますが、争議に参加したからといって、これを検挙するとかどうとかいうことはいたしていないのであります。先ほどのように、いわゆる正常な認められた行為を越えた、限界を越えた行為についてあり得るだけでございまして、ただ争議を弾圧するとか、争議行為に参加したからということで検挙するとかどうとかということはいたしていないと存じます。
【次の発言】 正常な労働運動をしておるのに警察がこれにタッチすることはないと思います。御承知のように公共企業体等は争議行為を禁止されております。したがいまして、争議行為を禁止されているものが、いわゆる争議行為をすれば、つまり正常な運行を……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は、最近におけるいわゆる暴力団その他による銃砲刀剣類の不法所持及び使用の実情にかんがみ、新たに挙銃等の輸入についての規制を設けるほか、許可または登録を受けた銃砲刀剣類の譲り渡し等の取り扱いに関する規制を強化し、また、銃砲刀剣類の不法所持及び不法携帯等に対する罰則を引き上げるとともに、あわせて、建設用びょう打ち銃等の所持に関する規制を実情に即するように合理化すること等をその内容とするものであります。 まず、拳銃等の輸入に関する規……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました市町村の合併の特例に関する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。 市町村がその事務を能率的に処理し、住民の福祉を増進するため、その規模の適正化をはかることは、地方自治を確立する上において最も重要な事項であります。 政府におきましては、昭和二十八年に制定された町村合併促進法の趣旨を体し、全国的な計画を立てて町村の合併を推進し、ほぼその計画どおり合併の実現を見ましたことは御承知のとおりであります。町村合併促進法が失効しました後は、新市町村建設促進法により新市町村の育成をはかってまいりましたが、現在におきましても……
○国務大臣(吉武恵市君) 公共料金につきましては、できるだけ上げたくないというのが私どもの気持ちではございまするけれども、しかし、水道料金等公営企業は独立採算制を原則とし、たてまえとしておりますので、公営企業の赤字も三十八年度決算におきましてすでに三百七十六億にのぼっているような状況でございます。したがいまして、これが対策に苦慮いたしまして、昨年の七月に公営企業制度調査会を設けまして、各方面の権威者の方々に御調査をお願いしているところでございます。その結果、まだ審議中ではございますが、昨年の秋に一応中間の答申が出まして、その結果は、一つは料金をあまり押えることはよくない、適当なる機会に適切なる……
○国務大臣(吉武恵市君) 暴力団の取り締まりは、現在の警察関係といたしましては最も重点を置いてここ数年やっておるところであります。その成果も、先ほど課長からも御報告申し上げましたように、だんだんと解散の数もふえ、また壊滅状態にある数もふえておるところでございます。御指摘のように、この暴力団自体を取り締まる法律の根拠ということではございますけれども、大体この種の事件というものは、刑法につながる問題でございまするので、法律の根拠としては刑法があると思います。また、この実態はいろいろ種々雑多でございますので、警察当局といたしましては、暴力団取り締まり要綱というものをつくりまして、その要綱の趣旨にのっ……
○国務大臣(吉武恵市君) 私就任のときにも申し上げましたとおり、現在におきましても、暴力団の組織というものをなくし、また暴力行為というものをひとつなくしたいという熱意のもとに現在行なっておるところでございます。御指摘のように、その後の検挙の実績も相当上がりつつあるのじゃないか、こう思っておるわけでありますが、これはなかなかそう一朝一夕にというわけにもまいりませんので、今後とも熱意をもって続けていく所存でございます。
【次の発言】 お話のように、何とかしてこれをなくしたいのでありますが、やはりそれは警察の取り締まりというようなことだけでは、なかなかむずかしい問題で、やはり一般の世論といいますか、……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、最近における道路交通の実情にかんがみ、自動二輪車の運転者の順守事項を定め、及び自動車の安全運転管理者の制度を設けること、運転免許制度の合理化をはかるため自動三輪車、軽自動車等の運転免許の資格要件及び試験方法を強化し、運転免許の種類及び運転することができる自動車等の種類に関する規定を整備すること、高速自動車国道における道路交通法の実施に関する事項について、国家公安委員会が都道府県公安委員会に対し必要な指示をすることができることとすること等……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました地方行政連絡会議法案につきまして、その提案理由と要旨を御説明申し上げます。 今日、社会経済の進展に伴う地域社会の広域化に相応し、地方行政の分野におきましても、都道府県の区域をこえて広域的に処理すべき問題が次第に増加し、その内容も複雑多様となり、各種の行政が相互に密接に相関連してまいっておるのであります。このような地方行政の動向に対処して、それぞれの地方において、広域にわたる行政が総合的にかつ、円滑に実施されるように、地方公共団体が国の地方行政機関との連絡協調を保ちながらその相互の連絡協調をはかることを考えることが緊要と存ぜられるのでありまして……
○国務大臣(吉武恵市君) 今回提案いたしました消防法及び消防組織法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 火災をはじめ各種災害は、依然増加の一途をたどり、しかも昨年来相次いで起こった危険物施設の大事故の例が示すように、その態様はきわめて複雑、かつ、大規模の様相を呈しております。そのため、多くの痛ましい犠牲者を出し、ばく大な国富が灰じんに帰しており、国民に大きな不安を与えておりますことは、まことに遺憾であります。 よって、消防法及び消防組織法について、これを最近の事態に即応さすべく必要な改正案を提出した次第であります。 以下この法律案のおもな……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました石油ガス譲与税法案について、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 本法案は、地方税法の一部を改正する法律案と同様、今次地方税制改正の一環をなすものとして立案されたものであります。その目的といたしますところは、今国会に提案されております石油ガス税法による石油ガス税の収入額の二分の一に相当する額を石油ガス譲与税として都道府県及び指定市に譲与することによりまして、これらの地方団体の道路財源を充実強化するところにあります。 御承知のとおり、石油ガスをその燃料とする自動車は、昭和三十七年の後記ころからタクシー用を中心にしまして急激に増加……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 御承知のとおり、恩給制度について、恩給年額の増額等の措置を講ずるため、政府は、恩給法等の一部を改正する法律案を今国会に提出し御審議を願っておりますが、これに伴い地方公務員の退職年金制度についても同様の措置を講ずる必要があります。このほか、職員団体の事務に専従する組合員の長期給付に要する費用の負担及び健康保険組合の職員期間の通算等についても所要の措置を講ずる必要があります。これらがこの法律案を提出した理由であります。 次に、この法律案の概……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま御決定になりました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重してまいるつもりでございます。
【次の発言】 この法案につきましては、前にも提案されて御審議を願っておったところだと思いますが、御承知のように今回広域行政と申しまするか、地方行政の上において連絡をとるべき事項が非常に多くなってまいりました。したがいまして、各地域、たとえば九州で申しますれば、九州の各府県間の自治体間はもちろんのこと、行政官庁の出先官憲といたしましていろいろたくさんございますが、これらとの間に連絡、協調を保ちながら住民の福祉に貢献をしたい、こういうことでございます。で、実際上、せんだっても……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました新産業都市建設及び工業整備特別地域整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案の提案理由とその要旨を御説明いたします。 御承知のとおり、地域格差の是正対策の一環として、さきに新産業都市建設促進法及び工業整備特別地域整備促進法が制定され、これら二つの法律に基づく基本計画は、それぞれ昨年末及び今春に内閣総理大臣の承認を受け、または近く受けるものと予想され、いよいよ具体的に計画を実施する段階となった次第でありますが、これらに要する事業費は、関係十九地区二十道県を通じて、昭和五十年までに総額六兆三千億円に及び、これに伴う関係地方公共団体の財政負担は……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました地方交付税法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 地方交付税の算定につきましては、逐年その合理化をはかってまいったのでありますが、明年度におきましては、道路整備事業をはじめとする公共事業費の増大、生活保護その他の社会保障制度の拡充、給与改定の平年度化その他制度の改正等により、地方団体の財政需要が増高いたしますので、地方財政の現況にかんがみ、地方交付税の率を引き上げ、地方交付税の総額の増加をはかるとともに、これらの増高する経費に対応する財源を関係地方団体に付与する必要があるのであります。 以上がこの法律案を提出する……
○国務大臣(吉武恵市君) 観光バスについて、今度の税の値上げに関するお尋ねだと思いますが、元来はバスについては全体に課税すべきであると思っておるわけでございます。ただしかし、一般の大衆の利用される路線バスにつきましては、直接大衆に響きますので、特にタクシーと路線バスとは今回の値上げからはずそうということで、これは税制調査会でも、そういう御意見であったもんですから、はずしたわけでございます。本来ならばどの自動車あるいはバスにつきましても、もう十年間値上げをしなかったわけでありまするから上げるべきだという意向がございましたけれども、いまの事情ではずしたわけでございます。観光バスを特に取り上げて値を……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま決定になりました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重して慎重に検討してまいりたいと存じます。
【次の発言】 それは、私直接大蔵大臣の話したのを聞いておりませんからわかりませんが、おそらくこういうことだと思うのです。折衝いたしました私のほうの根拠は、しばしば申し上げますように、三百七十何億かになりまするのは、三十九年度の国税の減税と、四十年度の国税の減税の地方交付税の減を計算しますと、三百四十何億になりまして、それになお、地方税の影響分を二十億か加えまして、三百七十何億になったわけであります。それで、それを要求しまする実質的な根拠としては、四十年度の財政需要額……
○国務大臣(吉武恵市君) 御指摘の点は私もごもっともだと思います。従来ややもすると人間を重く見ないというわけでもないのでございまするけれども、その点に欠くるところがあったことは御指摘のとおりでございます。特に佐藤内閣におきましては、総理が人間尊重ということを強く標榜されておりまして、私どもも交通事故をなくするということと同時に、消防につきましても何とか人命をそこなわないようにというつもりで心がけております。ただ遺憾なことは、具体的にそれじゃどういう処置をとるかと、こうおっしゃいまするというと、まだそこまでは至っておりませんけれども、御指摘になりましたような点は最も注意すべき点であろうと思います……
○国務大臣(吉武恵市君) 鈴木さんのお尋ねのように、今回の交通安全国民会議に準ずる地方の機構と申しますか、組織について、はっきりしないのじゃないかというお尋ねでございますが、実は、法律できちっとしたわけではございませんし、官制的なものでもございませんから、そのきらいは多分にございます。しかしながら、ただいま総務長官からも話しましたように、事の起こりは、一月五日の初閣議に、総理が、何といっても人間尊重のたてまえからいっても事故が多い、何とかしてこの事故をなくす方法はないかというところから発しまして国民会議というような構想になったわけでございます。でありますから、やはり型にはまったものではございま……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま御決定になりましに附帯決議につきましては、その趣旨を尊重して検討してまいりたいと思います。
○国務大臣(吉武恵市君) 先ほど来、企画庁長官に対しての御質問なり私どもに対する御質問の趣旨は、私も実は少なからず気にしておる問題でございます。そこで、大体十年間の計画は、新産都市につきましても工特にいたしましても、取ってまとめたものが、先般申し上げたような形でございまするけれども、はたしてそれでは、それが具体的に各地区について年次別にできておるかというと、先ほど企画庁長官の話されましたように、なかなかそこまでいっていないということであります。具体的にきまれば一番いいことでありますけれども、相手もあることでありまするし、具体的にどの工場がどこへ来てどういうふうにというところまでいきかねておると……
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま御決定になりました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重して検討していきたいと存じます。
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま御決定になりました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重して検討していきたいと存じます。
○国務大臣(吉武恵市君) 本日も本委員会でいろいろ御議論がございましたように、いろいろ問題はあろうかと思います。しかし現在の情勢におきましては、この方法はやむを得ないものじゃないかと、かように存じておる次第でございます。
【次の発言】 私といたしましては、できれば自主解散が、みんなの総辞職の形式で行なわれれば一番けっこうだと思っております。しかしながら、現実はなかなかそうもいかない情勢でございまするので、こういった自主解散の道もやむを得ないかと、かように存ずるわけであります。したがいまして、この一年間において、こういう問題をどうするかということは検討すべきものだと、かように存じております。
○国務大臣(吉武恵市君) ただいま議題となりました自治省設置法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。 近年、わが国の地方行財政については、租税条約の締結等緊密な国際的連携を必要とする問題が増加してまいりましたので、地方行財政に経験の深い舌を海外に常駐させる必要があると考え、自治省の定員一名を、在外公館の要員として、外務省に移しかえることといたしたのであります。 この結果、自治省の定員は現在五百十一人でありますが、五百十人となります。 以上がこの法律案の提案の理由であります。 何とぞ、慎重御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願い申し上げます。
○国務大臣(吉武恵市君) こまかい点は政府委員からお答えをいたさせますが、御承知のように、国際間における課税関係を調整するということで、国際間の経済あるいは人的あるいは文化の交流等に資するために国税の関係で条約が結ばれつつございました際に、地方税についても同様の取り扱いをすべきであるというところから、ただいま御指摘になりました二十九年にアメリカとの間に租税条約が締結されまして、その後だんだんカナダとか、フランス等も含めまして、現在まで十四カ国の間に条約が締結されておるわけでございます。まだいま問題になっておりまするところはイタリアとか、西ドイツ等もひとつ含めてということで検討を進めておる状況で……
○国務大臣(吉武恵市君) この件につきましてはいろいろと議論のあるところでございまして、慎重に検討をいたしておるところでございますが、憲法問題その他等の議論もございまするので、立法技術上いまのところ困難ではなかろうか、かように感じておるわけでございます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 この点は選挙制度審議会等でも議論になったところでございますが、先ほど申しましたように、立候補の制限になりまするので、憲法上疑義があるということで、慎重な検討を要するということを申し上げておるわけでありますが、しかし、これに関係いたしまして、つまり一般の公務員が選挙運動等に従事するということにな……
○国務大臣(吉武恵市君) 競馬法の問題でございますが、自治省といたしましてもこれを財源にするということは、実は好ましくはないのでございますが、今日の地方財政の現状から見まして、いま直ちにこれがやむということになりますると非常に困る問題でございまするから、これが成立をいたしますることは賛成をする次第でございますが、しかし、いまお話がございましたように、できるだけ早くこれを廃止をしていきたいという気持でございまするので、三年間のうちにひとつ何とかいたしたい、かように思う次第でございます。
○国務大臣(吉武恵市君) 今度の保険料の引き上げに伴いまする処置でございまするが、これはいま厚生大臣がお答えいたしましたように、保険料にかかってくると思われる分につきましては、四、五、六月分を国庫において予算化されております。こういうことは保険制度の中でまかなっていくというたてまえをとらざるを得ないと思うのであります。したがいまして、七割給付になりますれば、三割は自己負担になるし、それから、保険料としての現在までの二〇%を保険料でみる。政府は、先ほどお答えがありましたように、二五%を国庫がみ、さらに調整交付金として一〇%をみる。七割給付に伴う分につきましてはこれを補助としてみる、こういうたてま……
○国務大臣(吉武恵市君) お答えを申し上げます。 名古屋市における学校でございましたか、体育館の縁故債の件だと思うのであります。これは御承知のように、今日地方公共団体が、学校だとかその他の建物を建てる場合には、寄付を強制してならないということは、地財法ですでに禁止されておるところでございます。で、縁故債につきましては、ワクがない場合にはワク外として縁故債を許すことはございますが、その際も、その縁故債を地方住民あるいはPTA等に割り当てて強制的に押しつけるというようなことは、これは厳に戒めるように言っておるわけでございます。名古屋市の縁故債を認めるにも、その点を注意いたしまして、市長からも、そ……
○国務大臣(吉武恵市君) 地方税の自動車税は、財産に対する財産税の一つと考えております。
【次の発言】 理論的に言えばそうでありまするけれども、しかし、タクシーでありますとか路線バス等は一般の大衆との関係もございまして今回は上げなかったのでございます。なお、今回上げましたこの自動車税の五〇%アップは、税制調査会の答申に基づきまして処置した次第でございます。
【次の発言】 先ほど申しましたように目的税ではございませんで、ただ、全般にかけるべきかもしれませんけれども、一般の大衆等の関係もございまして、ハイヤーと路線バスにつきましてはこれを上げなかった。その点も税制調査会の答申をそのまま実は採用して……
○国務大臣(吉武恵市君) 救農土木事業は単独事業として、先ほど農林大臣が話しましたように、八億か認めたと思っております。
【次の発言】 それらは、将来の交付税の際に、収入と需要とを見まして、その不足分につきましては交付税で見るつもりでございます。
【次の発言】 暴力団の組織につきましては、警察として最もその壊滅に努力をしておるところでございまして、今日警察の二つの問題として、暴力団の追放、もう一つは交通事故の防止ということを特に強調して私はやらしてきております。また、警察の第一線におる者もこの点につきましては熱心に取り組んでおると私は存じております。数は一挙には減りはいたしませんけれども、先ほ……
○国務大臣(吉武恵市君) 港湾荷役に介在する暴力団の排除につきましては、いま鋭意これに努力をしておるところでございます。できるだけこれを、先ほど労働大臣のお話のように近代化に向かって努力しております。
【次の発言】 鈴木さんの地方自治に対するお尋ねでございますが、実は地方自治も財政が非常に悪くなりつつございまして、この点につきましては、私どももできるだけ健全化に進めていきたいと思っているわけであります。それでは健全化に進むについてはどういうことを考えられるのかというと、御指摘のように、事務配分をできるだけ地方に委譲するものは委譲し、ただ事務だけを委譲したのではどうにもなりませんから、それにでき……
○国務大臣(吉武恵市君) 水道料金の問題でございますが、これは昨年の七月に地方公営企業制度調査会を設けまして、民間の有識者の方に御委嘱をして調査、研究をしていただいております。加瀬さんも御承知のところだと思います。これはなお審議中でございまするけれども、昨年の十一月に中間答申を得たわけでございまして、その答申によりますと、第一は、水道料金はストップしてはいけない、適切な時期に改訂を、適切なる是正をすべきであるということが第一点でございます。しかし、それは同時に、その企業における合理化を強力に推進すべきである、ただ赤字が出たからそれを料金におっかぶせるということじゃなくって、できるだけ節約といい……
○国務大臣(吉武恵市君) 私、よく存じませんが、いま調べてみますると、許可の対象になったことはないそうでございます。
【次の発言】 二条は御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 御指摘のとおりでございます。
○国務大臣(吉武恵市君) 移動いたしまして選挙補充人名簿に登録することは、法律で規定をされております。しかし、それはそういう事実に基づいてでございまして、もしそうでないということであれば、許されないことかと思います。こういう点は、この前の選挙法の際にも議論になりまして、その点を選挙法改正によって改められまして、補充人名簿を申請する場合は代理申請は許さない、本人の申し出に限ってこれを許す、こういうことに訂正されておる次第でございます。
【次の発言】 今後におきましても、改正の趣旨に沿って指導をしておる次第でございます。
【次の発言】 御趣旨に沿いたいと思っております。
○国務大臣(吉武恵市君) 先般本委員会で、岩間さんの御質問に対しまして、私が、警察庁の科学研究所で目下鑑定をしておると申しましたことは誤りでございます。警視庁の科学検査所で鑑定をいたしておるのでございます。
【次の発言】 それは私聞き誤りでございます。
【次の発言】 その後は同検査所において検定中でございます。いろいろと専門的の意見を聞きながら、目下捜査中でございます。
【次の発言】 これは私のほうでも、厳重にこの問題は鑑定を続けておるところでございます。慎重に検定をいたしておりまする際でございまするし、ただ、警視庁の検査所のみならず、警察庁の、先ほど申しました研究所とも相談をし、さらに第三者……
○国務大臣(吉武恵市君) 御指摘のように、吉展ちゃん事件がいまだ解決をしないのは、はなはだ私も遺憾に思っております。ただいま警察庁長官から、本部を下谷から警視庁へ移した経過を御説明申し上げましたが、私といたしましても徹底的にこれを追及いたしまして、何とかしてひとつ検挙をしたいという感じを持っておりまするから、御趣旨の線に沿いたいと思っております。
【次の発言】 私といたしましても、あのような事件が起こりますることは、はなはだ遺憾に思っております。元来、議長というものは規定にもございまするように議員の任期一ぱいが原則でございます。しかし実情は、一年または二年というようなことが往々にして行なわれて……
○国務大臣(吉武恵市君) 私ども自治省で計算をしておりまするところによりますと、三十八年度の決算で見るほかございませんが、国保自体の赤字が三十七億でございまして、そのほかに、地方団体から繰り入れをいたしておりまするのが九十五億でございます。これを合わせますと百三十二億がまず赤字と見ておる次第でございます。
【次の発言】 これはまあ私のほうで計算したのでございまして、厚生省のほうでどういうふうな計算をなさっているか存じませんが、いま申しました中で、六十七億は事務費の赤字になっております。そのほかは医療費の赤字でございます。
【次の発言】 先ほど申しましたように、三十八年度についてでございますが、……
○国務大臣(吉武恵市君) お答えをいたします。 先般、三月のたしか十二日でございましたか、政党本位の選挙についての試案が発表されました。この経過について申し上げますと、御承知のようにいま第三次選挙制度審議会が開かれております。これは昨年の八月の半ば発足をいたしました。これにつきましては、選挙制度その他選挙の基本に関する事項として諮問をしておるわけでございまして、政府といたしましては、どういう選挙制をとったらいいかどうかということは触れていないわけでございます。あげて審議会の皆さん方の御審議をわずらわしている。その点はいまも変わっていないのでございます。 ところが、数次にわたる総会をいたしま……
○国務大臣(吉武恵市君) 警察官の紀律につきましては私も特に意を用いているところでございまして、そういう非行が絶対にあり得べきことではないと存じます。しかし、事実として御指摘になりましたようになかなかあとを断ちませんことは遺憾に存じているところでございます。この対策といたしましては、やはり採用のときによく見て採用するということが第一点でございます。なお、採用いたしましても平素の教養訓練というものが大事であると思います。それともう一つは、御指摘にありましたように、そういう非行がありましたとき一罰百戒の処置をとつてそういうことを起こさないように戒しめるという処置が必要かと思います。先ほど来警察庁長……
○国務大臣(吉武恵市君) 自治省関係の昭和四十年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十年度の自治省所管一般会計予算は、歳入二千九百万円、歳出七千三百三億四千三百万円であります。歳出予算では、前年度の当初予算額六千二百八十九億二千四百万円と比較し、一千十四億一千九百万円の増額となっており、前年度の補正後の予算額六千四百四十六億九千一百万円と比較し、八百五十六億五千二百万円の増額となっております。 この歳出予算額を組織に大別いたしますと、自治本省七千二百九十億七千四百万円、消防庁十二億六千九百万円となっております。以下この歳出予算額のうちおもな事項につきまして、そ……
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