このページでは木村美智男参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○木村美智男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和四十三年度補正予算について、佐藤総理並びに関係大臣に対し質問するものであります。特に、本日は、予算補正と、目下国民の関心事であります物価対策及び消費者保護の問題にしぼって、質問をいたしたいと思います。 まず、昭和四十三年度補正予算案について、一月二十七日の本会議において、福田大蔵大臣は、ただいまもそうでありますが、「総合予算主義を堅持するという政府の基本方針には今後とも何らの変わりはない」と明言をしています。しかし、政府の言う総合予算主義は、補正予算の提出という事実をもってすでに破綻したことが立証され、今日の財政運営、予算……
○木村美智男君 私は、ただいま提案をされました国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案並びに日本国有鉄道財政再建促進特別措置法案に対し、日本社会党を代表して、国鉄運賃値上げ反対の立場から、佐藤総理並びに関係大臣に対し、質問するものであります。 まず、佐藤総理に伺いたいのでありますが、去る三月二十五日夜の衆議院運輸委員会の状況は、理事会の議を経ない与党の理事が、委員長席にも着かず開会を宣言し、そのために怒号と混乱の状況の中で、全くわけのわからぬままに、法案が可決されたと自民党は言っておるのでありますが、これは従来、自民党がやってまいりました不当な強行採決に輪をかけた、悪質きわまる異例の暴挙でありま……
○木村美智男君 私は、日本社会党を代表しまして、ただいま議題となっております国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案並びに日本国有鉄道財政再建促進特別措置法案に対し、重ねて反対の立場から討論を行なうものであります。 まず、反対の理由を述べる前に、今回の国鉄運賃の値上げ法案は、今日の国民生活にとって最も重要な影響を持つ物価問題のかぎを握るものであるだけに、委員会審議は徹底して慎重審議をたてまえとしてきたにもかかわらず、佐藤総理が委員会に出席して、十分政府の基本的方針とその問題点の指摘に対して、直接耳を傾けるべきが政治姿勢としてきわめて大事な点ではなかったかと思うのであります。しかるに、わずか一時間……
○木村美智男君 私は、日本社会党を代表して、大谷藤之助君が提出した、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案に関して委員長の中間報告を求める動議に対して、提出者大谷君に質疑を行なうものであります。 質問に入るに先立ち、自民党がごり押ししようとしている中間報告を求める動議について、国民は一体どう見ているのか、まず、国民世論の動向を探ってみたいと思います。 幾つかの批判の中から代表的な意見の一つをあげれば、最近とかく露骨な政府批判を手控える傾向の中で、朝日新聞は、「国会法無視の「中間報告」動議」という異例の社説を掲げ、まず、「「異常な国会」の混乱は、衆院から参院へ……
○木村美智男君 関連して。 せっかく公取委員長いらっしゃっておりますから、ほかの問題もあるのですけれども、大型合併の関係だけ触れておきたいと思うのですが、公正取引委員会がとにかく厳正慎重にこの問題を扱うという委員長の前国会の答弁を私は信頼をして、そういう意味で、あまり公取委員長に注文がましいことを言う気持ちはいまは持っておらないので、もっぱら推移を見守っているわけですが、最近盛んに……。この前企画庁長官といろいろやり合いまして、企画庁長官はだいぶ慎重に最近なられておりますが、通産省は、もうとにかく、いまや、何といいますか、全然業界べったりですね。これはもう非常識きわまると言っていいくらいで、……
○木村美智男君 いまも鈴木委員から言われましたが、この問題は、ひとつ委員長理事打ち合わせ会で、総理の出席について、次回あたりには必ず出てもらうように、これはぜひ協議をしていただくようにお願いをいたします。 時間が三十五分ということでありますから、一つは、大型合併について通産省のほう、それから当面の物価対策について企画庁長官にお伺いをしたいと思います。 できるだけ簡潔に申し上げますが、まず第一に、当面の物価対策の問題で宮澤長官に伺いたいのですが、いまとにかく、総値上げの日本列島とか、物価台風とかいうことばがもうあらわれているように、私はこれは、今日の物価問題を当面の最重点施策だと言っている佐……
○木村美智男君 時間がだいぶ制限をされておりますから、できるだけ簡略にお伺いをして、答弁もそういうふうにお願いしたいと思います。 合併の問題で、一般的な独占禁止法の解釈問題にもなるかと思うのですが、少しお伺いしたいわけであります。公取委員長にあとで総括的な意味でお伺いしたいと思うのですが、とりあえず亀岡委員に。 御承知のとおり、独占禁止法の第一条には、独禁法の目的というのが書かれておりますが、結局、言わんとするところは、公正かつ自由な競争を促進するというところにこの独禁法の精神が私はあるんじゃないかと思うのです。そういうことを考えてみますと、一般的に言って、一つの事業分野で企業が多い場合、……
○木村美智男君 ただいま大臣からごあいさつがあったわけですが、確かにいまの日本の政治経済万般の活動の動脈である運輸関係は、きわめて大事なところにきていると思うのですが、その大事な運輸関係の中で、最近特に国鉄の経営という問題が、大臣御承知のように一般の会社であれば、もうすでに資産の何十倍という借金を背負って、普通の民間会社ならば破産をしている、そういう状態であることは、御承知のとおりだと思います。で、この国鉄をどうするかという問題は、単に一つの企業の問題だけではなしに、国民経済の観点からいっても、政府としてもきわめて重大なやはり関心を持っておられることではないかと思う。そういう立場から、私ども国……
○木村美智男君 国鉄の財政再建問題は、年があらたまってからやらしていただくことにしまして、時間がありませんから、いまの瀬谷委員の質問に関連をして少し伺いたいと思うのです。 まず第一番に、井上常務理事の説明を聞いても、表向きは、なるほどこの東鉄の三分割の問題は、一つには、事故の続発というのはこれはっけ足しだと思いますが、とにかく大東鉄がマンモスであって、これでは局長が見切れないというだけではなしに、率直に言って、本社も多少やっかいになってきたのではないかという気がするんです。それから輸送管理の面から、主要幹線が集中しているといったようなことは、これはいまに始まった問題ではない。少なくとも、いま……
○木村美智男君 長官、初めてだし、時間のこともよく考えておりますから、一つだけ……。 いま質問のあった問題ですが、経済企画庁として、これからの物価対策の基本的な考え方を実は聞きたいんです。それはどういうことかというと、先ほども御指摘がありましたように、けさの新聞にも出ておりますが、大蔵省が、この四十四年度予算編成にあたって、公共料金その他を含めて、こういうものについては大体この年度中に引き上げを認めるという方針を出しましたね。これは、言ってみれば財政主導型の物価引き上げ政策、こういうふうに私は考える。経済企画庁長官は不快だと言ったけれども、不快だと言うだけにとどまらずして、あなたはやっぱりち……
○木村美智男君 瀬谷委員からすでに要点について質問があったわけですが、二、三つけ加えてお伺いをしたいんですけれども、私も、どうも二月十日の日に明け方までかかって一応当局側としても多少話し合いをするという気持ちの上で、当初の計画を多少延ばして、そうしておそらく交渉がやられてきたんだろうと思います。そういう筋道を追っていけば、あまり私は今日の時点では問題がないんじゃないかと思うんですけれども、先ほどから言われておるように、三月一日に何でもかんでもやるんだという当局の御意思のようだし、組合はそれじゃしようがないからストライキやらざるを得ない、こういうことなんですね。で、まあ私も労使関係の片方に一時は……
○木村美智男君 この前、運輸省のほうから報告がありましたサンフランシスコにおけるダグラスDC8の事故の問題について、二つ、三つお伺いをしたいと思うのですが、きょう、なぜそういう質問をするかというと、実は御承知のように、もう三年前になりますが、相次ぐ航空事故がありまして、たいへん世上やかましく言われた、そういう状況のあとで、まあ一段落して、ここしばらく、幸い松山事故以来まあまあ空の事故というものが一応、関係者の努力もあって、その後落ちついておるわけなんですが、ところが、サンフランシスコで起こった事故だけじゃなしに、オークランドで同じように、DC8が全く同じケースの事故を起こしているというようなこ……
○木村美智男君 ちょっと委員長、速記をとめてください。
【次の発言】 いまいろいろお話しされましたけれども、しかし、これは正式なやはり委員会の審議ですから、一応どういうことになるのかということははっきりさしてもらわぬとこれはやはり困ると思う。だから、法制局の見解が述べられましたように、形式的には、とにかく運賃法の一部改正法というものは成立をする、その限りでは、現実行為がどうであるかは別にして、売れるのか売れないのかといえば、改正運賃によって売れるんだという見解が一応形式的には成り立つわけでしょう。ところが、実際の今度は実行行為になっていきますと、これは通行税と運賃というものは一体のものというこ……
○木村美智男君 毎回それは同じことのやりとりばかりやっていても、それは困るので、この時点は、まあ時計を見れば大体十三時だし、大部分がめしも食っていないし、それにしたって今後の運営、それは理事会でという委員長お話ありましたが、この事態をどういうふうに収拾をして運んでいくのかということについて、この際、例によって昼食休憩の形にして、そうして、委員長理事会で相談をしてもらったらいいじゃないかということにしてもらわぬと、同じことをとにかくいつまでもやっておっては困るのだ。
【次の発言】 資料要求。国鉄当局に資料の要求をひとつお願いします。昭和四十年度から大体四十三年くらいでけっこうですが、国鉄が使う主……
○木村美智男君 議事進行について。時間をあまりこれでとる気はありませんが、きのう新聞で補足質問という見出しで出ておるわけです。それで、これは新聞のことだから、間違いもあるから、そういうことはどっちでもいいですが、委員長にこの委員会の性格というもの――それからぼくは、まだ一回も委員会として質問してないわけだ。かりに新聞のいうように、これからやることが補足質問であると言われるのでは、ちょっとこれはどうも納得できぬので、委員長から正式に、これは新聞は新聞でいいですよ、委員会として、いまやっている委員会というものはどういうもので、質問というものはどういうものだということを、きちっと一応整理をしてもらう……
○木村美智男君 ちょっと大臣一つお伺いしたいのですが、最近例の、いま列車の問題が取り上げられたのですが、同時に自動車の関係で欠陥車というものが非常に問題化しておるわけです。そこで運輸省としても、自動車の構造装置に起因をする事故防止に関する通達というやつを出して、そうして何か業界に自粛を要望しているというか、いろいろ注文をつけているようでありますけれども、ただ問題は、欠陥車の対象となっているものが自動車産業としては日本の中でも二大自動車産業といわれるトヨタと日産に実は関係をしておるだけに、これはやはりちょっと対策というものは相当突っ込んでやっておく必要があるのじゃないかというふうに考えられるので……
○木村美智男君 だいぶ質問されまして、大体一通り尽くされたような気もするのですが、ぜひ伺っておきたい点が四つばかりあります。一つはこれは家本さんにぜひ伺いたいのですが、先ほど河野先生からも、外国へのいわば輸出車というやつ、これが日本の国内需要車と違うのじゃないかというお話がありました。これは自動車業界の話ではありませんが、たとえばカラーテレビが、一昨年あたりやはり国内販売価格の約半値以下で出されておった。こういう経緯から、電気業界と自動車業界と同じだと、こういうふうには言いませんけれども、しかしこの点はやっぱり問題があるのじゃないのか。特に今回の欠陥車の出どころがとにかくアメリカの輸出先から出……
○木村美智男君 いま道路運送車両法の一部を改正する法律案についての大臣の提案理由の説明があったわけですが、きょうはまず内容に入る前に、一昨日、実は欠陥車問題に関連して参考人の意見を伺ったわけですが、多少どうも参考人の述べられた証言と実際が食い違っているということがあるので、この問題について関係の運輸、通産あるいは警察庁のほうから少し伺いたいと思うのです。 それはどういう点かというと、おととい国内車と輸出車の関係について差別されているんじゃないかということを実は聞いたわけですが、家本参考人は全く差別がありませんというふうに言い切ったわけです。これは河野先生の質問にも関連をしているのですが、述べ……
○木村美智男君 参考人の方、どなたになりますか、ひとつお伺いしたいんですが、この間、家本自動車工業会の交通安全委員長さんが見えられたときに、私は、国内向けの車とそれからアメリカに対する輸出車との間には差別があるんじゃないかと実はお伺いをしたわけです。そういうことは絶対にございませんというのがそのときの実は回答だったわけです。私その後調べてみますと、やっぱりどうしてもいろいろの面で差別が出てきている。特に私取り上げたのは、前面ガラス、その問題を実はあとでお伺いしたいと思うんですが、問題が起こっているので、その辺でまず差別があるんじゃないかというようなことなんですが、この点まあ自動車工業会の会長で……
○木村美智男君 大臣があとで見えられるそうですから、できるだけ大臣に関係のない問題を先に伺っておきたいと思いますが、大体、道路運送車両法の今度の改正案の中心は、一つは、自動車検査登録事務の電子機械化の問題と、それから自動車検査の民間委譲を現在もやっているわけですが、これをさらにひとつ拡大をしようというところに中心があるようですけれども、実はこれは先月の半ば、中国新聞の問題なんですが、これでいいのか車体検査、という実は記事が出ておるんです。これはいまの検査の実情を、次官もおいでですから、ほんとうに運輸省としてそういう検査体制というものを上層部が実態をどう把握しているかという意味で、たいへん大事な……
○木村美智男君 事案そのものが外交交渉の問題ですから、それを心得た上でお伺いをするわけですが、問題は、やっぱり日米航空問題というのは、いまの協定がきわめて不平等な状態にある、これを是正をするというところに主眼があるわけです。で、そういう立場でいろいろ手塚局長を中心に御苦労されたわけですけれども、チャーター問題の中で従来運輸委員会でいろいろと議論になっておる問題は、要するにいま法案をいろいろ審議をされておる問題があるんですが、この点ですね、成田新国際空港についてチャーター問題というものは、話し合いの中では、こちらから一体どういうような意向表明をしてあるのか、あるいは、その点について触れられたか触……
○木村美智男君 私は、午前中の本会議の質問の総理以下の答弁と、先ほど先輩の野上委員の質問に対する関係大臣の答弁に関連をして、補正予算の問題で、まずお伺いいたします。
先ほど私は、やはり総合予算主義というものはこれは崩壊をしたのじゃないか、こういうふうに申し上げたにかかわらず、異常事態には補正予算があり得るのだ、こういうふうに答えてきたので、言ってみれば、史上最大の豊作ということがあったので、これはまあそうなっちゃったんだと、こういうお話。で、私は、この点は一体収穫高をどういうふうに見ておったのか。これひとつお伺いしたい。
【次の発言】 四十一年度の収穫高が千二百七十四万トンということであった……
○木村美智男君 物価問題の質問に冒頭から入ろうと思ったのですが、実はきのうの野上委員の質問に対する高辻法制局長官の答弁でありますが、どうもけさの新聞やら、あるいは速記を見まして、政府が交戦権を認めたような答弁をされたように私受け取っております。これはきわめて重大である。憲法の第九条には国の交戦権は認めない、明確にこれは規定をしてあるわけでありますから。また、従来の政府の答弁から考えてみても、これは拡大解釈ではないかというふうに考えられるので、この点明らかにしていただきたい。
【次の発言】 ただいまの総理の答弁で、一応、本論の質問のほうに入りたいと思う。
菅野経済企画庁長官に伺いたいんですが、……
○木村美智男君 関連。公正取引委員長に資料としてお願いをしたいと思うのですが、八幡・富士の合併問題がこれは抽象的には新聞等で報道をされていますけれども、私がこの間委員長に質問をした限りでは、独禁法の第一条並びに第十五条に照して、これはきわめて違反の疑いがあるということを申し上げたんですが、厳正に運用をしてまいりますということであったので、信頼をしておったのですが、その後の実際の推移を見ますと、これは非常になれ合い的な実は作業に終始しているとしか国民の目には受け取れないのです。したがって、それがほんとうになれ合いでなかったのかどうかということについては、公正取引委員会が科学的にやはりこういう根拠……
○木村美智男君 委員長、質問に入る前に、この間十日の日に、竹田委員の質問に関連をして、私、公正取引委員会に対して資料の提示を実はお願いをしておいた。これは要するに、合併問題について九つの品種の、白である、あるいは黒であるという独禁法違反の有無について、その基準となる考え方はどういうものかということで申し上げたところ、委員長のほうから、委員長理事会にはかって善処しますと、こうなっているのです。それでいまだに私いただいていないので、実はきょうの質問に関連をして、できないということではないのですが、非常に正確さを欠くものですから、この問題どうしていただけるか、それを伺ってから質問にひとつ入りたい。
○木村美智男君 力石先生にちょっといまの公債問題でお伺いしたいのですが、やはり学問的に、これは赤字公債であり、これは建設公債だというふうに、理論的にはきちっとするかもしらんですが、現実の問題としては、必ずしもいま政府が言っている、建設公債だとはいっても、実際の問題はやはり赤字公債、実質的には赤字公債的なものがある。それで、やはりどうも理屈どおりにすっきり割り切れないのですが、たとえば赤字公債である場合には、先生のおっしゃるように、好況時にはそれをなしていってできるだけこれをゼロにしていく、こう言われるのですが、それじゃ、ある程度やはり建設公債について歯どめというか、そういうものが一つきちっとで……
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