このページでは片山武夫参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○片山武夫君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されました四十三年度補正予算二案に対し質問をいたします。 まず、質問に入る前に、佐藤内閣の経済政策について一言触れてみたいと思うのであります。 佐藤総理は、就任当初から池田内閣の経済政策を批判し、高度経済成長政策のもたらしたひずみを是正しなければならないと主張し、経済の安定成長政策への転換をはかり、物価の安定と社会開発等の施策を通じて国民福祉向上のための政策を強力に推進する決意を表明されたのであります。しかしながら、最近の実情は、その決意とはうらはらに、その無計画性を露呈しております。すなわち、ここ数年間にわたる佐藤内閣の政策が明らかにこれ……
○片山武夫君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に対し若干の質問をいたしたいと存じます。 法案の質問に入る前に、今回、本院内閣委員会におきまして防衛二法案の強行採決が行なわれましたことは、まことに遺憾であり、国民の参議院に対する期待を裏切る暴挙として非常に残念に考えるわけであります。ことに現在、最大の政治課題の一つである学生の集団的暴力の横行に対し、一日も早く解決を迫られている立場にある国会が、強行採決をめぐり混乱に混乱を続けている現状は、この暴力学生を批判する資格を国会みずからが放棄した行為とい……
○片山武夫君 私は、民社党を代表して、ただいま議題になりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行なうものであります。 われわれがこの法案に対し反対する第一の理由は、わが国の防衛の根本的な考え方が非常にあいまいなまま、毎年毎年、自衛隊の定員増が繰り返えされているという点であります。政府は、この国会の劈頭における施政方針の演説の中において、これまでの安保体制をわが国防衛の基調とするとの方針を改め、わが国の防衛政策の根本は自主防衛政策であるとし、日米安全保障条約はその補完とすることを明らかにいたしました。しかしながら、その自主防衛政策、日米安全保障条約の位置づけはきわめて抽象的で……
○片山武夫君 今回の事故に対しましては、なくなられた方々に対して私、心から哀悼の意を表したいのであります。 特に今度の災害について、建設省に相当多くの責任があるのではないか、こういう感じがするわけであります。先ほど来、いろいろ各委員から質問がありました際にも、大臣がお答えになったように、問題は、こういうふうに技術が進歩している状態の中で、天災か人災かという問題をめぐって、天災というのは非常に限られてくる。私はさような気がするわけでありまして、今度の問題がなかなかその判定がむずかしいことはありますが、しかしまだまだ予防措置が十分であるならば、この災害も予防できたんではないか、こういう感じがする……
○片山武夫君 この事故の発生からすでに一週間以上経過しているのですが、この行くえ不明者の救出、これはもうひとつ緊急にやっていただきたい。これは私の要望でございます。 一つ御質問申し上げたいことは、災害の原因についてでありますけれども、ここに一、二、と、ベルトの摩擦熱あるいは原動機の過熱、こういうふうに簡単に書いてありますけれども、いままでもいろいろ災害事故があったわけですけれども、なかなかその原因が究明できない、こういうところに非常に災害の原因の究明についてはむずかしい面があろうかと思いますけれども、しかしこの一、二、の原因は、これは確かに発火の原因ではあるけれども、そこに至るまでにいわゆる……
○片山武夫君 きょう、大臣の所信表明があったわけであります。この中にも言われておりますが、まだ石炭鉱業審議会の最終的な答申がなされていない。いままでこういう審議会等の答申がそのまま政策として打ち出されたことは少ないわけなんです。そこでお尋ねしたいわけですけれども、今日までいろいろこの審議会の内容についての質問もこの委員会であったわけであります。きょうもたまたま局長から、いろいろ今後の問題について質問があった際にも、この中にある方針をやっていきたいといったようなことも言われているやにうかがえるわけなんですけれども、そういう意味でこの審議会の内容をそのまま政策として取り上げてやっていこうとする考え……
○片山武夫君 人事院総裁にちょっとお伺いしたい。今度の給与改定に当たりましては、完全実施がなかなかできない。ようやく一カ月さかのぼる、こういうことで七月実施ということになったわけです。完全実施ができないということは、ことしに始まったことではなくて、毎年々々こういうことが繰り返されております。そこで、これは人事院として何か欠陥が、大きな問題があるのではないか。いわゆる勧告についての何かそこに欠陥がありはしないか、こういうことを実は考えておるのですが、今度の勧告に当たっても、総裁は、これは政府では完全実施できるのだ、こういう確信を持って、そうして勧告をされた、こういうふうに答弁されております。また……
○片山武夫君 関連。 学校紛争についてちょっとお伺いをしますが、いまの御答弁ですと、一軒の中でどんなもんちゃくが起きて近所に迷惑をかけてもそこの御主人が申請しなければ手を出せない、こういったような問題に通ずるわけなんですけれども、どうもこれは私はちょっと治安当局の態度としては手ぬるいと思うんです。そういう意味でちょっとお伺いいたしますが、この前、東大の加藤学長代行が警察を導入した。こういう問題について非常に反省をした中で今度の提案がされておる。これは御承知のことと思うんです。このことは結局将来に大きな禍根を残すかと思います。なぜこういうことを申し上げるかと申し上げますと、今日まで文部大臣の答……
○片山武夫君 通産大臣にちょっとお伺いしたいと思います。すでに審議会から答申が出されて、その趣旨にのっとって明日政府としての閣議決定、こういう時期に当面しておるわけなんです。今度の答申の趣旨が尊重されて、そして政策がこれから決定される、こういう段階でありますので、この答申案の内容そのものについても、非常にこれは幅がありまして、融通性に富んでおるというふうに私見ているのです。悪く言えば、どうもはっきりしない、こういうことになろうかと思います。中でも一番大切なことは、この中に出炭規模というものがはっきりしていない。したがいまして、この出炭規模がはっきりしていないということになりますと、これから予算……
○片山武夫君 時間がないようなので、一つだけお伺いしておきますが、今度の経理規制に初めて始まったわけではありませんが、石炭産業に対するいわゆる規制監督といいますか、これは非常に強化されております。もちろんこれは政府のいわゆる国庫から多額の資金が投入されるわけでありますから当然とは言いながら、これは私はいまの佐藤内閣のとるべき道ではない、異例のことだというふうに私は考えておるんです。そういう意味でちょっとお伺いしたいんですが、いまの経済体制の中で私企業に対する規制あるいは監督、いわゆる国庫資金を投入することによってそれを強化していく道をここで一つ開いている、こういうふうに私は感ずる。したがって、……
○片山武夫君 通産大臣に二、三お伺いしたいと思います。 時間も少ないことなので、まず第一に石炭の需要の面で少し心配になる点があるのでお聞きしたいと思います。電源開発が従来この石炭対策のために石炭火力の開発、これを認可を受けて開発をしておるのでありますが、今後電源開発で石炭火力を建設する計画があるかどうかということと、これにからみまして、最近電源開発が石油火力の開発認可を申請しておる、こういうようなことを聞いております。特に電力界における石炭の需要というものは年々増加するというよりもむしろ減少の方向をたどっておるわけでありまして、そういう意味で、電源開発が特殊会社として水力の開発、さらに石炭対……
○片山武夫君 総理に質問を二つ、三つしてみたいと思います。今度の総定員法の提案理由の中に、行政の簡素化あるいは能率化、そして配置転換を容易にするために、現在の各省庁別定員を総定員法に改めたい、こういう趣旨の提案の理由、今日までいろいろ荒木長官中心に質問をかわされておりましたけれども、結局その理由としては、各省庁の設置法、この各省庁のセクト主義の悪い面、これが一つの大きな障害となって今日まで考えておった能率化、簡素化あるいは配置転換が容易に行なわれにくいのだ、こういう理由を申し述べられておるわけなんであります。しかし、この理由は私はちょっと総定員法を出す理由としては根拠が薄い、かように感じておる……
○片山武夫君 今回の総定員法のその主たる目的が簡素化あるいは能率化、これを推進していく。結局それによって起こってくる問題は、やはり職員の配置転換あるいは異動、こういうことが相当従来よりも多くなる、こういうことが大体予想されるわけです。そこで先ほど来からいろいろと質問がされておりましたが、政府の答弁としては、だんだん、だんだん私は聞いていけばいくほどあいまいな点が多くなっていきますので、この際、法律できめられた事項と実際面での運用の結びつき、このことについて数点確かめておきたい、かような観点から質問を行ないたいと思います。 そこで、従来この配置転換や異動、そういうものがいろいろ問題の焦点になっ……
○片山武夫君 建設大臣、ちょっとお伺いしたいのですが、五月に東名高速道路が開通になりまして、今日まで非常に事故が多発している。この事故の問題については直接守備範囲でないかもしれませんが、あの高速道路ができて、特に雨の降った日あるいは祭日、休みの日、そういった日に事故が多いわけです。建設大臣として、何かこれに対するいわゆる事故の防止のための対策というものをお考えになっておられるかどうか。その辺のところひとつちょっとお聞きしたい。
【次の発言】 いろいろその対策等については新聞紙上でも見ているのですが、何か抜本策が欠けておるような気がするのです。すなわち高速道路というから、これはスピード出さなけれ……
○片山武夫君 私は、この児童手当審議会に直接関係のある問題について二、三大臣の所見と決意のほどをお聞きしたいわけです。 先ほど来いろいろ質問に対して御答弁がございましたが、児童手当制度の問題については、相当長い間政府でも検討されておったように聞いております。なお、この出された資料にもそういうものが報告されておりますが、いま大臣の御答弁を聞いておりますと、この審議会に諮問する内容の基本的な問題がまだきまっていないようにお聞きしました。私はこれは非常に残念だと思うのですが、ここでも出ておりますように、四十三年度の国会においても総理自身が、これは四十四年度から実施に努力する、こういうことまで言われ……
○片山武夫君 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題になっております昭和四十三年度補正二案に対し反対の意向を表明いたします。 第一の理由は、重要な国家財政に対する政府の一貫性に欠除した無計画性についてであります。すなわち、四十三年度予算編成に際しまして、財政による景気抑制の実効を期するため総合予算主義をとり、財政硬直化を打開するとともに、予算補正の慣行を排除し、財政の効率を高めるとの方針のもとに補正なし予算を主張し続けてきたのであります。しかるに、突如としてここに補正予算を提出するに至ったのであります。わが党は今日まで国の予算は長期計画性のある健全財政の確立にあることをそのつど政府に要請し……
○片山武夫君 関連。ただいまの答弁聞いておりますと、私も学校問題について昨年の臨時国会で御質問申し上げました、そのときのお答えといまのお答えですね、これは学生運動と並行してエスカレートしているような気がしてならないのですが、ということは、あの当時もうすでに学生の運動が非常に暴力化しておったことは御承知のとおり。したがって、あの当時すでにこれはもう静観ではない、傍観ではないかという点を私指摘して、政府の善処方を要望したわけなんですが、あのときの御答弁は、これほどはっきりしていませんでした。最近だいぶエスカレートしてきているようなんですが、そういう立場でちょっとお伺いします。 公安委員長にお伺い……
○片山武夫君 関連。ただいま総理の御答弁の中で、これは再三答弁されておったようでありますが、米価の問題、これはもう非常にいろいろな圧力もあり困難な中で、米価を両方押える、こういう方針を打ち出されたわけですが、再三お伺いしておりますけれども、これからその時期になってまいりますと、いろいろまた動きが出てくると思いますが、そういう意味で、ここではっきりと――絶対ということはおそらく言えないでしょうが、必ず上げない、こういう確認をした、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
○片山武夫君 私は総理にまずお尋ねをしたいことがあります。これから国の安全の問題、あるいは安保、沖繩等の問題についてお尋ねしたいわけでありますが、その前に総理にひとつお尋ねしたい。 ちょうど総理は、三十九年十一月に総理に就任されて、すでに四年半近い年月を経過したわけであります。この間総理は、一体何人くらい大臣を入れかえになったか記憶ございますか。これはおそらく記憶がないだろうと思うのです。私の数えたところによりますと、延べ百人以上になります。一年以上やっておられる方は十指に満たない、こういったような状況、私はこれはたいへん問題だと思うのです。総理が総理大臣に就任されて、総理のほんとうの政治を……
○片山武夫君 きょうこの膨大な給与資料を、たくさん私いただいたのでありますが、この短時間の間にこれを審議しろ、これはどだい無理な問題かと思います。そういうことで、いろいろ質問したいわけでありますが、時間の関係もありますので、二、三質問したいと思います。 まず第一に、人事院の総裁は、当然これは完全実施してもらいたいということを強く要請したと思うのであります。残念ながら、政府のいわゆる予算の関係で六月実施、こういうことになったと思うのでありますが、この間いろいろ事情があったと思うのでありますけれども、人事院総裁として、どの程度の努力をされたか、これが第一点であります。 第二点としては、この前、……
○片山武夫君 私は総理府に御質問を申し上げたいと思います。 今度この公害紛争処理法案が出されたわけですけれども、具体的にこの第二十四条の中にあります所管事項、これはいまも質問にあったと思いますけれども、公害がすでに発生して被害がすでに発生している、それから、これは相当いま数はあるかと思います、こういう事態に立ち入らない前にこういったような問題は、これは当然に処理していかねばならなかったはずでありますけれども、これはすでに手おくれの状態というものをこの紛争処理委員会の中で処理しよう。こういうことでありますし、特に後段にありますように、このような状態になるおそれがある場合というふうに、この問題の……
○片山武夫君 私は、この法案の具体的な内容について二、三お尋ねしたいと思います。
これは出されたのが昨年の国会に出されまして、審議未了になったものでありますが、ことしの五月にこれ設立すると、こういう予定になっておるようでありますが、その準備がどの程度進んでいるのか、その経過を少し具体的にお知らせ願いたいことと、その研修所が当初五カ年という計画で設立された。五カ年でこれが終わるものなのかどうなのか、その点について話し合いがあったらお知らせを願いたい。
【次の発言】 大体経過はわかりましたが、先ほどもちょっと触れられておったようでありますが、各国の負担、特に日本の負担が大体五億ですか、ぐらいにな……
○片山武夫君 私は、防衛庁設置法の審議にあたりまして、この内容も多少四次防計画に関係がある、こういう立場で、四次防計画の構想について少し質問をしたいと思います。いままでたいへん長時間にわたって各党から質問がございました。したがって、重複する点も多少あるかと思いますけれども、御承知のように、わが党は防衛措置を認めるという立場にありますし、したがって、よりいわゆるこの防衛問題については重要な関心を持っております。これは私は私なりの立場で理解をしていきたい、こういう意味に立って質問をしていきたい、かように考えておりますので、御了承願いたい。冒頭にお断わり申し上げておきたいと思います。 きょうまでの……
○片山武夫君 今度の給与法案に対しまして、人事院総裁と行政管理庁長官にちょっとお尋ねしたいと思います。 今回の給与改定法が今度は完全実施、こういうことに決定を見ました。この決定をするときにあたりまして、これは八月の閣議ですが、このときにいろいろこの実施にあたっての条件、条件といっては語弊があるかもしれませんが、対策がいろいろ内閣において検討をされた。この勧告を実施するにあたって、この財源の一部に当てるために行政経費のいわゆる節約、大体八%を目途とする、こういうことがきめられております。なおまた具体的には、これは一般職員三年九%、その他の非現業職員全体として三年五%以上の人員の削減をはかる。こ……
○片山武夫君 参考人をお呼びになった理由と、参考人に何を述べてもらうのかということについて、われわれちょっと関知しないのですが、そのことをはっきり委員長からしてもらって……。
○片山武夫君 まず農林大臣に二点ばかり御質問したいと思います。特にこの卸売市場の問題について私はしろうとですから、質問の内容にわかりにくい点がもしあったとしたならばさらにお聞き返しを願いたいと思います。 そこで、まず第一にお伺いしたいことは、昨年からことしにかけて非常に物価の上昇がひどい、こういう状態の中で特に野菜の値上がりが著しい状態にあるわけです。これは政府として現在の政策の中では最大の課題であると、私はかように認識しておりますし、おそらく政府もそのような認識の上に立っておられるのだろうと思うのです。で問題は、生産者価格と消費者価格の価格差の大き過ぎるといったような問題もあろうかと思いま……
○片山武夫君 外務大臣にちょっとお尋ねします。時間が少ないので簡単に質問いたします。
先ほど来、また総理がしばしば、安保体制を堅持する、こう言っておられる。先ほどちょっと外務大臣のお話聞くと、安保条約を堅持する、こういうふうにおっしゃっておられます。これは、安保体制を堅持するということと、安保条約をそのまま堅持することは、イコールのことなのか、違うことなのか、この辺の見解をひとつお聞きしたいのです。
【次の発言】 そうすると、安保条約をそのまま維持していきたいということは、これはもういわゆる安保体制を堅持するということに通ずるわけですね。同じことを意味していると、内容の一つとして。これは間違……
○副主査(片山武夫君) ただいまから第一分科会を再開いたします。
昭和四十五年度総予算中、法務省所管を議題といたします。
政府側からの説明は、これを省略し、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認め、さよう取り計らいます。
それでは、これから質疑に入ります。
御質疑のおありの方は順次御発言願います。
○副主査(片山武夫君) ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。
分科会担当委員の異動について御報告いたします。
予算委員異動に伴う欠員の補欠として、昨日、沢田実君が、また本日、木村禧八郎君が本分科会担当委員に選任されました。
【次の発言】 昭和四十五年度総予算中、皇室費について審査を行ないます。
宮内庁当局からの説明は、これを省略しまして、本日の会議録の末尾に掲載することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう、取り計らいたいと存じます。
それでは、これから質疑に入ります。
質疑のおありの方は順次御発言を願います。
○片山武夫君 私は主として行政管理庁長官にお伺いをしたいわけであります。質問の内容は、行政改革あるいは特殊法人の統廃合について御質問をしたいと思います。すでに政府は行政改革の問題について三カ年計画、そういうようなことで推進の方向をとられておると思うのであります。特に行政改革あるいは特殊法人に対する改革の意見が昭和四十二年八月に第一次答申が出されておりまして、そこに二十五項目にわたる統廃合についての意見が出されました。さらにそれを引き継いで、閣議でこの問題についての取り扱いの口頭了解がなされておりまして、それがいまだになかなか進展をしていない、こういうような状況下にあるわけであります。特にこの行……
○片山武夫君 まず第一に外務大臣にお伺いいたします。 いろいろ一昨日からきょうにかけて返還の中間報告についての質問がありました。まだ中間的な報告でありますので、あまり結論的な御答弁ができないことは、これはやむを得ないと存ずるわけでありますけれども、重複しないように、ごく簡単に二、三お伺いしたいと思います。 いま御承知のように、沖縄の尖閣列島が、利権その他の問題をめぐっていろいろ問題が起きておりますけれども、これは問題を起こさないように何らかの適切な処置がいまとれるかどうか、その問題について外務大臣のひとつ御見解をお伺いしたいと思います。
○片山武夫君 私は主として行政管理庁関係についてお尋ねをしたい、かように考えております。 本日、荒木長官の出席を実はお願いしたわけでありますが、やむを得ない所用のために出席できない、こういうようなことで、質問の内容も多少変えざるを得なくなったわけでございます。欠席のまま質問に入りたいと思います。 まず第一に、総定員法と行政管理庁関係のいわゆる行政改革計画と申しますか、それとの関連を数点お伺いしたいと思います。 まあ総定員法は、これは一応制定されまして、そしてその中でいわれていたことは、これは従来各省庁間の定員、これが支障を来たしておるので総定員法を制定して、そして最高限度を決定した、その……
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