このページでは達田竜彦参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○達田龍彦君 私は、日本社会党を代表して、ただいま説明のありましたいわゆる漁業白書等に対して、内閣総理大臣並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 今日、わが国の漁業の総生産高は、ようやく七百万トン台を維持し、昭和四十二年においては、特にスケソウダラの豊漁により七百八十五万トンと、若干の生産の向上が見られるのでありますが、しかしながら、依然として国民食糧としての水産物への需要はきわめて高く、旺盛な需要に供給が追いつけず、慢性的供給不足となっているのであります。この慢性的供給不足の原因は、今日まで国民食糧の自給向上をはかるための国内生産の拡大策に意欲を示さず、これを軽視し、もっぱら輸入食糧依存……
○達田龍彦君 この八月の二十八日、二十九日でありますけれども、日韓の定期閣僚会議におきまして韓国ノリの一億枚を追加輸入するという問題が提起されてまいっております。そこで、この問題が提起されまして、国内では御承知のように放出かあるいはこれを凍結するかということで、新聞その他のきびしい批判やら御意見が出てまいっておるわけでありますけれども、私はこの問題に対しては、たいへん日本のノリ行政に対しての本質的な問題が含まれておると考えております。特にノリ行政とともに、物価の本質問題あるいは流通機構の今日の価格形成に対する問題、こういう本質的な問題がこの一億枚をめぐる韓国ノリの輸入の問題の中にはあると私は考……
○達田龍彦君 前の委員会で、例の韓国から追加輸入された一億枚のノリの問題について、いろいろの角度から政府の見解なり問題点を追及してまいりまして、前の委員会では時間が非常に不足をいたしておりまして保留をした問題、あるいは今後さらに検討していく問題が残されておりますので、さらにこれらの問題について政府の見解なり態度を明確にしていきたいと考えておるのであります。 それで、まず問題の第一は、委員会で申し上げておきましたように、現在ノリ業界が中心になって来年三月三十一日まで凍結をするという結論が出ておるわけでありますけれども、さらに今日消費者の強い要望、あるいはノリがだぶついておるにもかかわらず、非常……
○達田龍彦君 まず、私が長官にお尋ねをいたしたいのは、昨年の佐藤・ジョンソン会談におきまして沖繩の一体化政策というものが政策の重点として取り上げられ、いま御説明になったように進められてまいっておるのであります。声明の内容によりますと、一体化政策というのは、復帰の際の摩擦を最小限にするためということが大きな一体化推進の目的になっておるようであります。 そこで、私がまずお尋ねをいたしたいのは、沖繩の援助費の問題でございますけれども、確かに、一体化政策が進められて援助は大幅に増額をされておることは事実であるのです。しかし、まだ沖繩の経済的あるいは制度的状態の中には、相当本土との格差があることもこれ……
○達田龍彦君 私は先般来世上を騒がしておりますところの社団法人のり協会の内部におけるいわゆるリベート問題についてですね、この際内容を明らかにするために農林省とりわけ水産庁を中心にして質問をかわしてみたい、こう思うのであります。伝えられるところによりますと今年度の韓国ノリの輸入に当たって、とりわけ第二次の配分に当たって、六千六百七十万円にわたるきわめて不明朗な金の授受が行なわれたということを新聞は報じておるのであります。この内容については監督指導官庁であるところの農林省及び水産庁はすでに関係者を呼びまして問題の解明をはかっておるということが伝えられておるのでありまして、そういう意味でまず私が水産……
○達田龍彦君 この法案は、日米琉諮問委員会の助言ないしは勧告に基づいて今回提出されたわけであります。そこで私は、法案の提出の前提になりますところの諮問委員会の問題について、まず若干質問をしてみたいと考えておるのであります。 この諮問委員会の性格あるいは権限あるいは運営というものについては、沖繩の現地でも、あるいは日本の本土でも、この評価をめぐっていろいろ議論のあるところであります。とりわけ、最近沖繩における軍政面における問題に対して諮問委員会がどう対処していくかという問題については、いろいろ今日問題があるところであります。さらにまた、諮問委員会それ自体の持つ役割りについても、一部の評価による……
○達田龍彦君 私は、いま大きな政治問題に発展をしておりますところの過般の例の全沖繩軍労働組合に対する米軍の武力行使による事件に対しまして、その状況等について政府当局からいろいろ問題点を明らかにしてもらいたい、こう思うのであります。いま私ども議員として、当時の状況、それから、それに基づく今日の政府あるいはアメリカ当局の阻止状況というのが新聞その他の報道でかなり流されておりますけれども、私は必ずしも状況が的確でない面が多分たくさんあるような気がいたすのであります。また同時に、この問題は、今日の段階では問題の本質が単なる労働争議ということではなくて、反基地闘争あるいは人権闘争として、むしろ本質的には……
○達田龍彦君 私がきょう質問をいたしたいのは、今回の愛知外務大臣の沖繩返還に基づく訪米の問題について御質問をいたしたいのであります。すでに衆参両院の本会議で報告がなされ、それに対する基本的な説明、質疑がかわされておるわけでありますけれども、なお確かめておきたい問題等がございますので、これらの問題を中心に質問をしたいと考えておるのであります。
まず最初にお尋ねをしておきたいことは、今回の訪米にあたりまして、訪米の成果をどういうように外相自身評価をされておるのか、まずその点からお伺いをしておきたいと思うんであります。
【次の発言】 それで具体的にお尋ねをしておきたいと思うのでありますが、新聞ある……
○委員以外の議員(達田龍彦君) 私は、実はこの沖繩問題の特別委員会に所属をいたしておるわけでありまして、本法案の審議にあたりまして、沖繩問題の特別委員会で、とりわけ一体化の問題として実は審議をする機会を得たい、こう思っておりましたけれども、両委員会での話し合いが最終的に逓信委員会において審議をする、こういうことになりましたので、私は、本日はこちらのほうに出向いて、特に郵政事業における沖繩問題の一体化について、中心をそこに置いて若干質問をしてみたい、こう考えておるわけであります。したがいまして、過去の逓信委員会における本法案に対する論議の過程を実はこまかに承知をいたしておりませんから、私の質問の……
○達田龍彦君 これは、漁港法十七条に基づく漁港の整備計画の変更について提案がなされましたけれども、この提案理由の中でまず言われておるのは、「わが国の水産業は、国民食糧、特に動物性たん白質の供給部門として、国民経済上重要な役割りを果たしていることにかんがみ、今後一そうその積極的な振興をはかることが必要であります。」そのための根拠地としての漁港の整備はきわめてこれまた必要である、こういう提案の理由がなされておるのでありますけれども、言われているように、確かに国民食糧としての動物性たん白質の供給部門としての役割りはきわめて私は高いものがあると考えております。同時にまた、今日の日本の漁業を取り巻く環境……
○達田龍彦君 私は、過日この委員会において農林大臣から所信表明があったわけでありまして、この所信表明に基づきまして今後の日本農政をいかに進めるかについて若干の質問をしたいと考えておるのであります。 この所信表明演説の中でも申し述べられているように、今日の日本農政があらゆる諸条件の中で大きな転換期に差しかかっておることは事実であろうと考えるのであります。その中で第一には、御指摘があるように、まず、今日まで米を中心にする農政を米以外の果樹あるいは畜産、野菜等における総合的な施策を中心にする農業に転換をしていかなければならぬ、こういうことをまず言われておるのでありますけれども、確かに私は、今日の農……
○達田龍彦君 資料の要求があります。実はこの振興法の審議のために資料の要求をひとつやりたいと思っております。 それは、新都市計画法が六月から実施をされるわけでありますけれども、それに伴って市街化調整区域と農林漁業との調整の基準というものが今回農林省と建設省において話し合いが進められ、結論が出たということを聞いておるのであります。これは私はこの振興法の審議に当たってはたいへん重要なる問題であろうと考えますし、審議促進の意味を含めて、この資料の提出をお願いしたいと、こう思うわけです。いかがですか。
○達田龍彦君 今回の米軍機の撃墜事件に伴う日本海を中心とする海域の安全操業と船舶の安全運行について若干問題点がございますので、政府当局の措置と当面の対策について基本的な問題についてまずお伺いをいたしたいのであります。 若干国会の取り上げるタイミングとしてはおくれたきらいがあるのでありますけれども、昨日の新聞によりましても再びエンタープライズが日本海に入ったという報道も伝えられておる状況にあるのであります。しかも今日の状況からこれらの問題を展望するときに、短期的、一時的なものでなくて、かなり長期的な立場でアメリカ艦隊をはじめその他外国の艦隊が日本海に多く軍事的な行動が行なわれるという展望がある……
○達田龍彦君 近代化資金の問題について御質問いたしたいのであります。同僚議員がすでに大体質問をしておりますので、私は重複を避けまして、何点かの問題について、問題点をしぼって質問をしたいと考えておるのであります。 その第一点は、今回の近代化資金を制度金融として考えられたその発想とねらいというのは、私は、今度の日本の漁業の、特に中小沿岸漁業の発展の上にはかなりの影響があるし、また効果をもたらすものであると実は考えるのでありますけれども、基本的な立場では、そういう理解をするけれども、しかし実際の漁業の動向や沿岸漁業者の今日の操業の実情を見てまいりますと、これが必ずしもねらいどおり運営できないような……
○達田龍彦君 この際私から、各会派の皆さんの御賛同をいただきまして、漁業近代化資金助成法案に対する附帯決議案を提案いたします。 案文を朗読いたします。 漁業近代化資金助成法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行にあたり、水産業協同組合の健全な発展に努めるとともに、左記事項の実現を期すべきである。 記 一、漁業近代化資金の融資枠の拡大、手続の簡素化を図るとともに、融資条件の改善、特に沿岸漁業者及び産地水産加工業者に対する貸付金利の引下げに努めること。 二、漁業近代化資金の融通の円滑化に資するため、政府は、漁業信用基金協会への出資について助成措置を検討するとと……
○達田龍彦君 この農協法の改正の問題については、かなり長時間にわたりまして、しかもいろいろな角度からすでに検討がされておるわけでありまして、私はできるだけ重複を避けましてなお問題点をさらに解明をし、掘り下げてみたい、こういう考え方で若干質問をしてみたいと思うのであります。 私はこの農協法の改正のねらいというのは、いま政府が説明しておるように、構造政策をどう進めていくかということに究極的にはそのねらいがあると思うのであります。しかし今日、日本の農業を取り巻く情勢の中で、どう日本の農業を立て直すかということになると、確かにいま政府が説明しておるような日本の農業政策を進めながら、それをどう農民が受……
○達田龍彦君 前日の質問に続きまして、協同組合法の改正の問題について、さらに問題点を明らかにしながら質疑を続けたいと思います。実は前の質問の中で、私は総合農政と農協のあり方というものに中心を置いた質問を行なったのでありますけれども、局長の答弁あるいは大臣の答弁によっては、私はなかなか理解ができない点もたくさんあるわけであります。また、私どもの考え方とかなり食い違う点もあるわけであります。さらにこういう問題については論議を深めていく必要があると実は考えておるわけでありますので、本日はさらに今回の改正の一つの大きな柱でありますところの農協に対する経営の委託の問題を中心にして若干政府の見解をただして……
○達田龍彦君 委員長の選任は、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○達田龍彦君 この際、私から各会派の皆さんの御賛成をいただきまして、真珠養殖等調整暫定措置法案に対する附帯決議案を提案いたします。 案文を朗読いたします。 真珠養殖等調整暫定措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行にあたって、関連する諸制度の適切な運用ならびに海外における宣伝活動等に遺憾なきを期するとともに、特に左記事項の実現に努めるべきである。 記 一、一定規模以下の真珠養殖業者および真珠母貝養殖業者に対する本制度による諸制限は、これ等経営体の当該事業の正常な経営に支障をきたさないよう、特に保護措置を講ずるよう配慮すること。 二、不況にあえぐ真珠養殖業……
○達田龍彦君 沖繩・北方対策庁設置法の問題について若干質問申し上げたいと思います。 三月の三十一日に閣議決定をされております「沖繩復帰対策の基本方針」というものが発表されております。この基本方針と、従来まで政府が沖繩の復帰に対して一体化対策を進めてまいっておりますけれども、この基本方針と一体化対策というものはどういう関連の中でつくられておるのか。もちろん、この基本方針は昨年の佐藤・ニクソン会談の結果コミュニケが発表されておりますけれども、それに基づく復帰対策として基本的に出されたということは承知をいたしておりますけれども、従来までの一体化施策との関連をどういうふうに考えておるのか、まずお尋ね……
○達田龍彦君 第一班は公報掲載のとおり、去る六月十四日から二十一日まで八日間、北海道の農林水産業の実情を調査してまいりました。参りましたのは園田委員長、達田と田口、中村、沢田委員の五名で、現地では高橋、藤原理事のほか、地元の河口、川村委員等もそれぞれの地区で参加され、にぎやかでかつ充実した調査となりました。 まず札幌に到着、横山副知事から道農林水産業の概要と農林業に関する要望事項を、また鹿野道農協中央会会長、田中道開拓者連盟委員長、宮脇道林業協会会長、道水産部長、三好道水産会会長等からそれぞれ農林水産業の振興に関する陳情がありましたが、その内容は最後にまとめて御報告申し上げます。 札幌を辞……
○達田龍彦君 これはあすの災害対策でも若干取り上げたいと思うのですが、一点だけ質問しておきますが、いまの報告の中で天災融資法の発動ですね、それと同時に激甚災の適用、これは見通しとして一体いつごろになるのか。これは各県や市町村ではその指定ということについて非常に強い関心を持っておりますし、しかも早目にやってもらわなければという要請が強い。特に商工関係、運輸関係いろいろありますけれども、とりわけ農林関係にはそういう被害も大きいし、要望が強いわけです。その点の大体時期の見通しですね、お伺いしておきたい。どうですか。
【次の発言】 もう一点だけ。いまの御説明ですが、何にしても、たとえば九号台風の場合は……
○達田龍彦君 資料の要求を行ないたいと思います。いま畜産振興審議会が行なわれておるのでありますが、これに農林省から提出をされております乳価に関する一切の資料を国会に提出をいただきたい。これが一つ。
○達田龍彦君 私は主として農地法の改正について若干質問をいたしたいのでありますけれども、その前に、まず今回の農地法、農協法の改正案が提案をされておるわけでありますけれども、この法案が提案をされました背景、つまり日本農業の現状と農政のあり方について基本的な問題を若干私はこの際お尋ねをしておきたいと思うのであります。基本的な問題ということになりますと、何といっても今日の農業を進めてまいっております基本法農政というものを私は問題にしなければならぬと思うのであります。そこで、この農業基本法に基づいて今日まで行なわれてまいりました農政というものについて、私は基本的な問題に限りましてまず御質問を行ないたい……
○達田龍彦君 この際、農地法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合法の一部を改正する法律案に対する修正案を日本社会党を代表いたしまして私から提出いたします。 両修正案の案文につきましてはお手元にお配りいたしました文書で御了承願うこととし、朗読をこの際省略いたしまして、修正案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、農地法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨について申し上げます。 すでに当委員会における質疑応答を通じて明らかにされておりますように、政府案は、自作農主義に土地の効率利用をつけ加えるとの名目のもとに、小作統制を大幅に緩和し、零細農の締め出しを実行し、富農的、資本主義的農業経営……
○達田龍彦君 提案のありました昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして若干質問をしたいと考えるわけであります。
まず質問の第一点は、今回法律案の改定が提案をされておるわけでありますけれども、この年金額の、まず最初はアップの幅ですね、これは一体どの程度であるのか。それから今回アップされる理由は一体何なのか、それを具体的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この点については衆議院の段階でもかなり論議をされているようであります。ただひとつ私がやはり問題に思うのは今回アップをされる理由として物価と賃金の引き上げ……
○達田龍彦君 この際私から各会派の皆さんの御賛同をいただきまして、昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 以上であります。
○達田龍彦君 私は、去る二十日に沖繩のコザ市で起こりましたコザ事件について、政府の対策並びに方針について若干質問を行ないたいのであります。 非常に限られた時間でございますから、きわめて端的に私は質問を申し上げたいと思うのです。特に本事件の性格上、外務大臣の出席を要求し、その中で解明していくべき内容が多いのでありますけれども、外務大臣の出席がどうしても得られないという事情でございますので、総務長官にいろいろ質問を申し上げ、政府を代表する立場でひとつ十分なる御回答をいただきたいと思います。 そこで、まず私が御質問を申し上げたいのは、今回の事件が発生をいたしたのでありますが、この発生をした事件の……
○達田龍彦君 ではこの卸売市場法案について若干質問をいたしたいのでございますが、まず第一点は、昨日の委員会でも論議がなされておりましたけれども、まず私はこの卸売市場法と、特に野菜を中心にする物価政策との関連についてもう少し明らかにしていかなければならぬのではないかと思うんであります。特に衆参両院の予算委員会を通じて物価問題が、特に生鮮食料品の関係から、その中でもとりわけ野菜の問題が中心になって物価問題が取り上げられておるのでありますけれども、常に農林大臣が予算委員会等で説明をされているのは、今回卸売市場法案が国会に提出をされ、それの成立をみるならば物価政策に大きく寄与するところがあるのだという……
○達田龍彦君 この提案をされております水産関係三法案について質問をいたしたいのでありますが、三法案ともたいへん関連があるわけでありますから、一括して質問をいたしますけれども、内容的にはこの水産業協同組合法の一部改正の法律案、それからこの海洋水産資源開発促進法案、それから漁港法の改正ということで、まず私は水産業協同組合法の一部を改正する法律案から質問をしたいと思うのであります。しかし、その中には、三法案に十分関係をしてまいりますから、関係をする部分については、三法案の関連として質問を聞いていただき、また回答をいただきたいと思っておるわけであります。 まず、この水産業協同組合法の一部改正でござい……
○達田龍彦君 まず私は沖縄問題について御質問いたしたいと思うのであります。 いま沖縄の当面する問題といたしましては、たとえば毒ガスの問題あるいは捜査権、裁判権の問題あるいは実弾射撃等の問題等ございますけれども、私は本日の質問の中で、当面する最大の課題である沖縄返還協定について、中心をここに求めて質問をいたしたいと思うのであります。 そこで、報道されるところによりますと、沖縄返還協定交渉が第一次案においてすでにアメリカと合意に達しておるということが言われております。また、アメリカ側もスナイダー駐日公使がこれを持って二月五日に帰国して、米側との首脳間での最終協議がなされておると聞くのであります……
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