このページでは沢田政治参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○沢田政治君 私は、日本社会党を代表し、政府の施政方針に対し、おもに内政問題に焦点をしぼって若干の質問をいたします。 佐藤総理は、七年前、池田内閣を引き継いだとき、人間尊重、経済の安定成長を掲げてスタートをされました。ところが、この七年間、事態はまるでさか立ちになっております。大企業の優位の高度成長の陰で、物価は高騰し、公害で人間の生命がむしばまれ、農業はまさに崩壊の危機に立たされておるのであります。長期政権にあぐらをかいた政府与党への批判は政治不信にまで高まっております。多数であれば何でもできるという佐藤内閣の政治のもとで、国民は政治そのものを見放そうとしていることはきわめて重大であります……
○沢田政治君 前国会の当委員会において、公団住宅の共益金に関するトラブルですね、この点について大臣並びに関係者に鈴木強さんから質問があったわけですね。ところが、大臣も、住宅に住んでおってそういう共益金の負担をめぐって争いがあるということは、非常に不愉快なことである、だからしかるべくように早く解決をさせるようにする、こういうような意味の答弁があったわけですが、その後私のほうにもいろいろな何と申しますか、苦情が持ち込まれているわけですが、依然としてまだ解決しないように私としては聞いているわけです。時間がありませんのできょうは質問しません。したがって、その後の経過、あるいは将来どういう方向で解決する……
○沢田政治君 私は高橋委員、藤原委員、春日委員とともに去る十月一日より五日間にわたり、東北地方における建設事業調査のため秋田県及び青森県に行ってまいりましたので、その概要について御報告申し上げます。 両県は東北地方の中でも社会資本の整備がおくれていた地域でありましたが、近時第一次産業の減少と第二、第三次産業の増大という産業構造の変化に伴って公共施設の整備促進が不可欠となり、国費に加えて、県予算の相当部分をこれに投入する努力が重ねられているのであります。すなわち秋田県は四三年度の当初予算五百十九億円中土木関係費は百四億円、青森県は当初予算六百二十三億円中、土木関係費は百二十億円でいずれも約二〇……
○沢田政治君 いつの災害の場合でも、人災か天災か、こういうことばを聞くわけでありますが、聞いたり言ったりする側でも、どこまで人災であり天災であるかという判断基準、それを明確に把握して言っている人もまた少ないと思うのです。そういう意味で矢野先生にお聞きしたいわけでありますが、天災と人災というものは、どういう判断基準によって学者の間で判断を下すのか、こういう点をお聞きしたいと思うわけであります。この点は学問的にはそう価値判断とか判断基準を設けても価値があるかどうかは私わかりませんが、しかし、行政の面に対する責任度合いというものについては非常に大きな影響を持ってくるものじゃないか。こういうふうに私考……
○沢田政治君 最近、建設業も非常に技術革新やら機械化によって、かつてほど労働集約型の産業ではなくなったわけでありますが、化学産業等に比較しますと、まだまだ労働集約型の産業だと、こういうように言えるのではないかと思うわけです。しかも最近においては、あらゆる産業にわたって若年労働者なり、あるいはまた中高年労務者でも不足しておる。場合によっては労務倒産をする、こういうような世相に現在なっておるわけであります。ましてや、建設業においては職場環境なり、あるいは福祉環境というものが他の産業から比較するならば非常に劣悪である。こういう観点から考えたならば、建設省が国の予算でいろいろな事業なり将来の計画を持っ……
○沢田政治君 まあこの種の事故の場合ですね、いつでも政府のほうでは、再びこのような事故を繰り返さないように慎重にもう検討しますとか、こういうことを繰り返しておりながらもこういう事故がいつでも起こってくるわけですね。したがって、そういうことばだけではなく、こういう痛ましい事故をどうして防ぐかということですね。やはり工法の問題には相当問題点があるならば、これはやっぱり研究しなくちゃならぬでしょう。ただ単に私は、工法の問題もこれは研究しなくちゃならぬ問題だけれども、やはりそういう危険作業に従事する労働者の安全衛生ですね、こういう点も非常に重要な問題じゃないかと、こういうように思われるわけです。したが……
○沢田政治君 この再開発法案を審議するに、逐条的に何条項はどういうものだと、どういうところに矛盾があると、こういう質問のしかたもあると思うのです。私も若干用意しておりますが、何といってもやはり重大なのはどういう体制をもって都市を再開発するか、どういう手法をもって、どういう実態の把握のもとでやるか。この点は非常に政策的な問題として非常に重要なかなめじゃないかと私はそのように理解するわけです。それで、最近これは日本ばかりじゃないが、特に日本の場合は工業化のテンポが早くて、都市化の現象がかつて予想しないほど急速に進行しているわけですが、そこから交通問題や住宅問題や公害問題が発生してくるわけなんで、し……
○沢田政治君 篠塚参考人にお聞きしたいと思いますが、現在の都市をこのままでいいかと言ったら、これは各参考人が述べられましたように、こういう状態でいいのかということになると、何とかこの都市を正常化しなくちゃならぬということについては、立場は多少異っても、一つの向かう理念に対しては、このままじゃいかぬということになると思うのですね。そこで、昨日まで委員会でたくさんの問題が出されましたが、特に憲法二十九条の財産権との問題、これがどうなるかということが非常に議論にもなったわけです。篠塚先生が合憲かあるいは違憲かということを、こういう場合は違憲だ、こういう場合は合憲だということを断定的には言われなかった……
○沢田政治君 四月九日の朝日新聞だったと思いますが、私もこの記事を見てですね、やはりうわさがほんとうであったのだなあと、こういう印象を深めたわけです。めったに新聞記事を切り抜かないほうですが、思っておったことがついに表面に出たかと、こういう印象を受けたわけです。私も松濤町におりますので、わずか五分の区間でありますがときどき利用するわけです。これは高いなという印象を受けます。五、六分で百五十円、往復で三百円取られるからそう思っておるわけです。高いと思って乗っておって、車の中でタクシーの運転手さんにぼやくと、やはり夜だったらうまい方法があるぞという運転手さんがおるわけですね。くやしい気持ちで。そう……
○沢田政治君 私は当委員会において、今日まで審議してまいりました都市再開発法案に、日本社会党を代表して反対の意見を述べます。 まず基本的にわが党がこの法案に反対する点は、政府当局が、この法案は都市再開発の単なる手続法規であるとしているのでありますが、いやしくも国民の財産権に重大な制限を加えることを内容としておる以上、国民に納得してもらうための基本的な再開発構想が樹立されておることが前提でなければなりません。しかるに、今日までの審議で明らかなごとく、政府に都市全体の機能改善、または整備をはかる総合的な再開発計画や、構想の基本規定が明らかにされていないのであります。さらに加えて、市街地のどの地区……
○沢田政治君 関連して一つ。いま同僚委員がいろいろな資料で新聞の見出しから切り出して質問をしておられるのですが、地方公共団体がまあ補助が実情に合わぬとかいろいろな問題で公営住宅を渋っておる、こういう発言をしたわけですが、その新聞発表が事実無根である、そういう事実はないということを大臣も局長も抗弁されたわけですが、そんなばかなことはないのですよ。私、きのうですね、選挙区から帰ってきたのですが、何げなくNHKのローカル放送を聞いておったわけですが、たしか秋田県に今年度三百何戸だと思うのですがね、公営住宅の割り当て、秋田県にそのとき、ぼくも正確な数字はちょっと記憶薄れておりますが、秋田市ですね、いな……
○理事(沢田政治君) ちょっと待ってください、大臣の答弁があるまで。
○沢田政治君 私がいまの申し込みでは一番最後の質問のようでございますが、与党の議員は別として、野党の議員は、多い方は二度の質問をしているわけでございまして、委員長の希望としては、なるべく重複をしないようにというような御希望があるようでございますが、しかし、この案を見ましても、今度の改正の内容を要約すると三点が問題なわけであります。したがって、全然重複しないということになると、これは質問のしようがございません。したがって、意識的に重複しないように、あるいはまた重複した場合でも視点を変えてお伺いいたしたい、このように考えるわけであります。 午前中の審議の場合でも、たとえば明け渡し基準額ですね、現……
○沢田政治君 資料要求したいと思うのです。地価の抑制ということに非常にみんなが期待をしておるし、関心を持っておるわけです。そこにこの法案の意義もあると思うのですが、非常に自信を持てないということですね。局長は手をかえ品をかえ、表現をかえて答弁していますね。なかなか、神は納得できないけれども、人間であるならばというような高級な表現を使っているのですけれども、その中身がないわけです。どうして評価するか、そこがポイントになっているわけですよ。善意に見れば地価抑制になるだろうと思うし、ある場合には地価高騰の要因になるじゃないか、という心配も反面出てくるわけですね。これはもう私はそういう考えが出てくるの……
○沢田政治君 また今回も謙譲の美徳を発揮して一番最後の質問になるわけでありますが、なるべく重複しないようにやりたいと思っております。 それで、過般参考人から公示法案に対するそれぞれの参考人の意見を聴取したわけですが、異口同音に積極的に賛成ということがなかったわけですね。まあ、ないよりはいいだろうと、ある参考人は、二、三%ぐらいの抑制効果があるいはあるかもわからぬ、こういうことであったと思うのです。非常に長い審議を通じまして、そういう疑問を私どもも非常に感ぜざるを得ないわけです。しかしながら、計画局長は客観的科学的ということばを盛んに評価の基準といいますか評価の基礎に置いておられるようですし、……
○理事(沢田政治君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
本日、大和委員長が所用のため委員会に出席できませんので、委託を受けました私が委員長の職務を行ないます。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
高速道路における事故防止等に関する調査を行ないます。質疑のある方は、順次お願いします。
【次の発言】 消防庁来ております。
【次の発言】 本件に関する調査は、本日はこの程度といたします。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、村田秀三君が委員を辞任され、その補欠として松本英一君が選任されました。
○沢田政治君 この法律のねらいですね、焦点がちょっとわからんです。というのは、急傾斜地における災害を、人家等があったならば災害を起こさないようにまあ工事をするとか、そういうことをねらいにしておるのか。たとえば、その反面にそういうところにうちとか、建築物を人間が立ち寄るような施設をつくらせないように予防するのか。これはとりようによってはどっちにもとれるので、前者をねらっているのか、後者をねらっているのか。その焦点を明らかにしてもらいたいと思うのです。とりょうによっては、どっちにも用途制限をするような傾向にとれるし、現存する建築物を災害を未然に防止するような一つの作用も考えられるので、その点を明確……
○理事(沢田政治君) これより本案に対する質疑に入ります。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 本法案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時五分休憩
○沢田政治君 まあいろいろありますけれども、どういう目的でこの法案が出てきたか、こういう背景までいかぬけれども、動機ですね、目的ですね、これが聞けば聞くほどちょっとぴんとこないんですね。理解できないわけですよ。というのは、表現がまずいかもわかりませんが、交通手段として自転車の通行を維持するために、また奨励するためにこういう法案が必要なのか。現に、まああるなしは別としても、自転車で通行しておる者があると、そういうことから、防災上、災害防止、事故防止、こういう観点からこの法律が必要だという強い目的があるのか、あるいはまた青少年、これはおとなを含めてですけれども、やはり車ばかりで、自動車ばかりで歩く……
○理事(沢田政治君) ちょっと速記とめて。
○沢田政治君 消防庁にお聞きしたいわけでありますが、ただいまの質問に関連して特にまあ消防庁のいろいろな今後の方針、指導方法等の説明があったわけですが、過密地帯における火災は非常に大きな惨事が想像され、これに対する防御手段は相当まあ精密にやらなくちゃならぬと思うのですが、その反面において過疎地帯における消防活動なり防災活動、これをどのような方向でやっていくのか、これをお聞きしたいわけです。というのはですね、私はまあ架空のことを聞くのじゃなくて、特に東北地帯ですね、非常に労働力が移動しておるといいますか、出かせぎが多いわけですね。平らなことばで言いますと。秋田県でも七万人の何といいますか強健な男の……
○沢田政治君 私は、秋田県の北鹿地帯、ここに金属鉱山の採掘に伴って農業用地あるいは住宅地等の地盤沈下、地表沈下が発生して、非常に地域住民を大きな不安におとしいれておるわけですが、その被害状況を私なりに把握しておりますが、どういう経緯を経て、どういう手続でまあ適法に認可を受け、そうしてどういう被害が起こっておるか、こういう点を簡潔にお答え願いたいと思うのです。
【次の発言】 もうすでに施業案においても、あるいはまた鉱床説明書ですね、これにおいても被害というもの、そういうものが予想されておったわけですね、予想されておるにもかかわらずこれは認可をした、こういうことになると、やはりまあ通産省当局にも相……
○理事(沢田政治君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
本日、大和委員長が所用のため委員会に出席できませんので、委託を受けました私が、委員長の職務を行ないます。
まず、委員の異動について報告いたします。
去る十一月二十八日、西村関一君、鍋島直紹君が委員を辞任され、その補欠として田中一君、柳田桃太郎君がそれぞれ選任されました。また同月二十九日、多田省吾君が委員を辞任され、その補欠として二宮文造君が選任されました。また本日、鈴木一弘君が委員を辞任され、その補欠として宮崎正義君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。
本委員会といたしましては、今期……
○沢田政治君 派遣委員は、宮崎委員長、平泉理事、沢田委員の三名で、岩動委員が岩手県だけ現地参加されました。期間は、去る六月一日から五日間であります。 今回の視察は、今日、いわゆるビッグサイエンスと言われております原子力、宇宙開発に関する分野の開発状況を見ることを中心といたしており、視察いたしました個所は、国際電電茨城衛星通信所、東京電力福島原子力発電所、科学技術庁航空宇宙技術研究所角田支所、日本重化学工業松川地熱発電所、日本原子力船開発事業団むつ定係港建設現場等であります。 以下、視察個所の概要について簡単に御報告申し上げます。 宇宙開発時代の到来を迎え、通信衛星が開発され、実用化された……
○沢田政治君 委員の派遣報告をいたします。 第一班は、大和委員長、小山委員、二宮委員と私沢田が参加いたしまして、福岡・熊本両県下の建設事業の実情を調査してまいりました。以下簡単にその概略を御報告いたします。 まず関門地区でありますが、日本道路公団が管理、営業している関門国道トンネルは、一日平均一万七千台と計画量をはるかに上回る交通量となっており、許容交通量の限界とされております二万四千台に接近しております。そこで現在、日本道路公団の手で、関門自動車道建設工事として、総事業費二百八十五億円、昭和四十八年供用開始を目標に、関門架橋工事が進められております。目下、橋台及び塔の基礎工事が行なわれて……
○沢田政治君 道路局長来ていますね。能代国道七号線の能代バイパス、これはどういう計画でどの段階まできておるのか。いろいろと新聞では非常に、まあ地域住民との摩擦が起こっておる、こういうことを聞いておるわけですけれども、どういう段階になっておりますか。
【次の発言】 最も初歩的な、常識的なことをお伺いするわけですが、一体バイパスというのは、何のためにどういう必要性でつくるのですか。
【次の発言】 要するに市街の交通の渋滞を緩和する、こういうことがいま述べられたとおりですが、もう一つはやはり交通災害、さらには排気、騒音、こういうものから市民の、住民の生活環境を破壊しない、こういう配慮も当然あるのでし……
○沢田政治君 私、法案の内容には触れません。きわめて初歩的な原則的なことをお聞きすると思いますが、前々国会でもかなりこの法案については議論をして、ハプニングがなければ採決まで行なわれた可能性があったわけでありますが、そういう意味で内容にはこれからも同僚議員の質問があると思いますので質問いたしません。問題は、違反建築をどうするかという問題がある程度の比重をこの法案で占めているわけですが、私考えてみて、違反建築物というのはどうして起こるか。むしろ違反建築物の生まれる成因というものは土地政策にあるのじゃないか、土地政策の被害者が違反建築物じゃないか、こういうように考えざるを得ないわけであります。お互……
○沢田政治君 午前中に同僚議員から公害についての基本的な事柄が質問されたわけでありますが、私は具体的なことについて質問いたしたいと思うわけです。主として鉱山局、通産省関係の方方にお伺いしたいと思います。つまり、そのことは金へん公害、カドミウムあるいは銅イオンというような金属イオン、この問題についてお伺いしたいと思います。 秋田県というと、非常にまあ鉱山の密集地帯でございます。たとえて言うならば、銅を例にとっても、日本の埋蔵量の半分が秋田県に埋蔵されておる、こういうような特殊な県であるわけであります。それだけまたやはり公害ということも非常に最近問題になってまいりました。たとえば比内地区比内町と……
○沢田政治君 建設業法がいま審議されておりますが、それ以前の問題として、特に政府の行政態度の問題として、たしか一昨年の四月だったと思いますが、東京都の墨田区の荒川放水路の第二新四ツ木橋基礎工事において、シートパイルがはずれて青森県の出かせぎ労務者が死亡した、こういういまわしい事件があったわけですが、その後、新聞等に報じられておるように、建設省まで司直の捜索の手が伸びたこういうことが新聞に報道されておるわけです。非常にいまわしいことだと思うのです。業者とのなれ合いもさることながら、やはり業者と政府の何と申しますか、行政に対する態度、これが非常に国民に対して疑惑を与えておると思うのです。そうして一……
○沢田政治君 尾関さんと後藤さん、和田さんにお伺いしますが、まず尾関さんから初めにお伺いしますが、尾関さんの場合はまあ条件つき賛成と、こういうお立場を表明されたわけでありますが、そういう立場に立っていろいろ貴重な御意見をお伺いしたわけでありますが、特に第一点の用地補助の打ち初りですね、これには若干の疑義を感ずると。だけれども、質より量、まず第一に資金の量を拡大しなければならぬ、そういうことで、釈然とはしないけれどもまあ現状においてはこういう方向もあろうという意味で賛成をすると、こういうことだと思いますが、私どもも疑義を感じておるわけです。特に最近の住宅政策は、特に産業政策と関連があるわけですね……
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