このページでは沢田政治参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○沢田政治君 きょう私はすでに役所のほうにもこういうことを質問をすると、こういうことを通告しておるわけですが、その前に、多摩川ですね、たいへんなことになりました。おそらく全国民がテレビ等を通じまして建設行政の非力さといいますか、手抜かりというものをあ然として私は見ておったと思うわけであります。もちろん建設省に言わせますと、六十数年に一回の降雨量であったからやむを得ないなんて、こう弁解もあるでしょうが、少なくとも政治や行政というものは、ことし、来年を目がけて政治、行政を行なっているのじゃないと思うんです。やはり相当長期に立った国民の生命や財産を守る、これこそが政治の存在だと私は思うんであります。……
○沢田政治君 十月十二日付の朝日新聞に掲載されておるわけでありますが、つまり特定政党員である、特定の組合に所属しておる、このゆえをもって建設省が昇進なり、処遇に差別をつけている、こういう点が十二日の朝日新聞に掲載されているわけであります。おそらく建設省としてもこの記事の内容は読んでおられると思います。はたしてこれが事実であるのかどうか、肯定するのか否定するのか、否定するならば否定するだけの根拠をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 もしかりにですね、この報道が事実であるとするならば、もちろんこれは憲法の第二十八条違反であるし、国家公務員法百八条の七違反であると思います。まあ想定に立った答弁……
○沢田政治君 私は、カドミ汚染、主として米の汚染、これが非常に深刻な問題になっておるわけです。過般十一月の五日だったと思いますが、鶴園委員長、栗原理事の御足労を願って、比較的全国的にも鉱山県――鉱山が多いといわれる秋田のカドミウムの米穀に及ぼす影響、こういうものを若干調査してみたわけであります。非常な範囲の広さ、しかもまた農民の受けておる打撃を見まして、非常にあ然としてまいったわけであります。もちろん環境庁もこれらの実態把握については努力をなされたと思いますが、しかし、その努力も私どもの見た限りにおいてはまだ万全だと、こういうことは言い切れないわけであります。何も特定の秋田だけではありません。……
○沢田政治君 過般、建設大臣から所信の表明があったわけでありますが、土地政策の問題、さらには住宅、河川、道路、たくさんあるわけでありますが、これに対して質問をいたしたいというように考えておったわけですが、その前に、朝日新聞の一月三十一日の記事ですか、非常に建設省の行政の基本に触れるような記事が出ておりますので、具体的な政策よりも、基本的に建設行政の姿勢というものを国民から疑われるようなこういう記事が出ておる、やはりこれを素通りして具体的な政策を質問するというのもいかがかと私は考えざるを得ないわけです。私なりの資料も持っていますが、きょう一回でこの質問は終わらぬと思いますから、とりあえず新聞記事……
○理事(沢田政治君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
本日、小野委員長が所用のため委員会に出席できませんので、委託を受けました私が委員長の職務を行います。
下水道事業センター法の一部を改正する法律案を議題とし、本案の趣旨説明を聴取いたします。建設大臣。
【次の発言】 本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、今期国会開会中、必要に応じて日本住宅公団の役職員を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
○理事(沢田政治君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 本件に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
【次の発言】 下水道事業センター法の一部を改正する法律案を議題とし、本案の質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時二十九分散会
○理事(沢田政治君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
本日、小野委員長が所用でおくれますので、その間、委託を受けました私が委員長の職務を行います。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
下水道事業センター法の一部を改正する法律案の審査のため、必要に応じて、日本住宅公団の役職員を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 下水道事業センター法の一部を改正する法律案に対して質問いたすわけでありますが、正直に言って、不勉強のせいもありますが、余り下水道のことについて私知識がないわけで……
○沢田政治君 私は、ただいま可決されました下水道事業センター法の一部を改正する法律案に対して、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党の各派共同提案による附帯決議案の提出をいたします。 まず、案文を朗読いたします。 下水道事業センター法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、下水道の整備が、公共用水域の水質保全及び都市環境の整備等のため特に緊急を要することにかんがみ、次の事項について、所要の措置を講ずべきである。 一、水は有限の資源であることを認識して公共用水域の水質保全と水資源の高度利用を図るため、三次処理水を河川等の公共用水域に還元し、環境の改善に努めるとともに、処……
○沢田政治君 奄美群島振興開発特別措置法に対して質問するわけですが、ありていに言って、私まだこの奄美群島なるものに行ったことがないので、非常にまあ質問をすると言っても、自分の脳裏にここはこうだ、ああだというような情景を描けないので、非常に珍問になる面もあると思いますが、そういう意味を踏まえて御答弁願いたいと思います。 そこで、奄美群島もやはり沖繩と同じように、年月の差こそあれ異民族の支配を受けたと、こういう面については同じような境遇と宿命を背負っておったと思うのですね。かつまた歴史的ないろいろな問題もあるわけでありますが、立地条件からいっても日本本土より非常に離れておると、こういう利便の問題……
○沢田政治君 私はまあ人の言葉じりをとらえることはいやでありますが、いま大臣の趣旨説明の中に、やはり住宅問題の解決は土地問題の解決だと、そのためには国としては土地利用の基本計画を立てなくちゃならぬ、こういうことを言われておるわけでありますが、言われておることは私はしごくごもっともだと思うわけです。しかし、土地利用計画法に基づく国としての国土の利用計画をまだ明確にしておらぬわけですね。いわんや都道府県の基本計画も利用計画もまだはっきりしておらない。こういう段階において宅地開発公団だけこれは先行するということじゃちょっと時期的に見てもこれは違うのじゃないか。と同時に、また日本が再びこの高度成長政策……
○沢田政治君 前々回に引き続いて質問をいたしますが、前回の委員会で上田委員の質問に対して政府の見解が違う違わないと、こういう問題が議論になりました。さらにはまた上田委員が、この宅地開発公団がベッドタウンをつくるのか、ニュータウンをつくるのか、独立都市をつくるのか、半独立都市をつくるのか、まあ上田委員の見解によりますと、大都市の過密を三十キロ、四十キロ、五十キロというように拡大していく以外の何ものでもないということで、結論まで結ばれまして、だから反対だと、こういう趣旨を明確にしたわけでありますが、このことについて私は何も異論を唱えるものではありませんが、一体この法律はこういう事業をやるという手法……
○沢田政治君 設楽参考人から非常に貴重な御意見を拝聴いたしまして感謝をいたすものでありますが、設楽参考人は、一部にはこの宅開公団の発足に当たって期待する向きも一、二あったようでありますが、数多くの疑問を提起されておると思います。最近における都市の宅地入手難、住宅困窮者、こういうものは放置できない、何かの手を打たなくちゃならぬということは私もこれは考えておるわけでありますが、果たしてこの手法によって、こういう法律によって庶民が期待するようなマイホームの夢が実現できるかどうかということになりますと、設楽参考人同様に数々の疑問を持っておるわけであります。 まず第一にお聞きしたいのは、住宅基本法をま……
○沢田政治君 まず最初に大臣にお伺いいたしますが、過般の本法案審議の際に、国が少なくとも住宅問題について国の義務というものを明確にするところによって住宅政策の出発点がある、こういう点を私が主張したわけであります。いままでは第一期、第二期の住宅政策は必ずしも達成しない。しないけれども、責任の所在がはっきりしないというのは、国が国民に対して、人間の生活条件の一つである住の問題について何をなすべきか、何に義務を負うべきか、この責任が明確でないところに、私は今日の住宅政策の遅滞というものが出ておるということを主張いたしたわけであります。 まあ新聞に伝えられるところによると、三木さんは住宅基本法をつく……
○沢田政治君 都市再開発と、余り長ったらしい法律ですから、大都市法案という略称で私は発言いたしたいと思いますが、この質問するわけでありますが、その前に、宅地開発公団法がきのうの本会議で通過をして、野党の反対にかかわらず成立をいたしたわけであります。まあそれぞれ新聞が一斉にこれに関する報道を掲載しておるわけでありますが、その際に、やはりわれわれの不安というものが建設省みずからによって裏づけられたと、こういうような記事が出ておるわけですね。といいますのは、当初から私どもは宅地開発公団法ができても、この公団ができても、低廉に庶民の手の届くような価格で果たして宅地が造成されるかどうかというのが論議の焦……
○沢田政治君 前回の委員会でも私は二時間にわたって大都市法並びに都市再開発法の骨格の質問を大体終了しておるわけでありますが、特に審議の過程でそれぞれの委員からも出されましたように、従来の権利変換方式が今度新しくというか、これはかつてもっと古い時代にはあったわけでありますが、一回やめた全面買収方式をまた新たに導入してまいったわけであります。そこで、全面買収方式は、防災地帯等においては非常に何といいますか、促進するという意味で、早期にそれを着手して、早期に深い目的に向かって目的を達するという一つの利点があると同時に、まあ私の感じとしては、どうしても個々の権利者の権利というものを詳細に納得させられな……
○沢田政治君 私は、カドミウムとイタイイタイ病の因果関係について質問するわけでありますが、この際、誤解を招くと困りますので、私の立場を明確にしておきたいと思いますが、公害に対しては必ず原因者がある、これはやっぱり原因者がその損失というものを負担をすると、この原則というものは永久に変えるべきじゃないと思います。と同時にまた、少なくとも生命や人体に危険がある、こういう場合においては、完全に詰めができなくとも、その被害者なり人命を守るという立場から遅滞なくやはり行政がこれに対応するということも、結果論として試行錯誤があったとしても、私はその動機としては当然なすべきことであったと、こういうように立場を……
○沢田政治君 総理、わが党の安永議員が、仮谷建設大臣を罷免すべきだと理由を挙げてあなたに求めておるわけです。それに対して大臣が、これはずっと前の国会において私と建設大臣のやりとりをとらえて、人となりをほめ上げて、反省でいいんだという材料に使っておるようですが、それとこれは違うと思うんです、これはね。本件の以前の問題です、これはね。いま問題になっておるのは、仮谷建設大臣の過去とか将来のことではなくて、青森で行った言動に対して問題になっておるということを理解してもらはなくちゃ困ると思うのです。その際に、建設大臣が私とのやりとりの際に、私は全力をふるって、いいかげんなことは言いません。もう渾身、全身……
○沢田政治君 まず最初にお聞きしたいことは直轄事業ですね。たとえばバイパスとか直轄事業で建設省が行うことがあるわけですが、直轄事業といっても国が全部持つわけじゃないんですね。四分の一は地方負担だと、こういうことに相なっておるわけであります。ところが、最近地方財政が非常に窮迫しておる関係上、直轄事業の四分の一地方負担、これももう納められないというまことに窮屈な地方財政になっておると思うんです、具体的な数字はあえて挙げませんが。したがって、この直轄事業の地方負担分を納められないという都道府県ですね、しかも額、将来の見通し、これ一体どうなるのか、この点をお聞きしたいと思うんです。
○沢田政治君 第二班は、坂野委員、春日委員と私が参加して、一月十二日から十五日までの四日間にわたり、香川、高知、徳島の三県下における建設事業の実情を調査してまいりました。以下、その主な事項について概略御報告申し上げます。 第一は、道路関係でありますが、三県の道路事情はかなり改善されておりますものの、各県によってばらつきがあり、県道の改良率をとってみても、香川県が四〇%を超えているのに対し、徳島、高知両県はいずれも三〇%台で全国平均をかなり下回っている実情であります。山間部に小集落が散在するという四国地方の特殊事情を考慮して、過疎地帯の道路整備がなお一層促進されることを期待いたします。 国道……
○沢田政治君 金属鉱業事業団法の一部を改正する案件について質問するわけでありますが、私個人の都合で、きのう実は国会に出てきた関係上、質問の内容を整理しておりませんので、あるいは前後するかと思いますが、答弁の際はどうか御了解願いたいと思うわけであります。 まず第一に、大臣にお伺いしますが、日本は非常に資源の乏しい国である、こういうことはだれしも等しく現実の問題でありますから、理解をせざるを得ないわけでありますが、しかし一面において、世界の情勢といいますか、資源という問題は非常に大きく提起されておるわけであります。しかも、資源は有限であります、これは地球上の資源でも。しかも、資源というものはある……
○沢田政治君 前回の当委員会において同僚議員の遠藤君から、なぜ内閣提出の政府原案にあったビル防災の遡及適用が削られたのか、こういう質問があって、それぞれ答弁がなされました。答弁は聞きましたが、なかなかわかりにくいわけです。軽い答弁をしておったようですが、どだい政府提案を与党が削除するなんていうことは、絶無とは言えないが余りこれはあることじゃない、ちょっと希有なことだと思うのですね。たとえば政府原案になるまでは恐らく、これは政党内閣でありますから、党の部会なりそれぞれの機関に諮って最終的には政府提案として、自民党も許容して政府提案、こういうことになってくるのが常態なわけですね。政府提案を審議の場……
○沢田政治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案について、衆議院送付案及び矢原君提出の修正案に反対の意見を述べるものであります。 御承知のように、今回の改正案は、建築行政上緊要の課題となっております一定規模以上の特殊建築物の防災対策の強化と、都市における日照問題の解決を図ろうとするものでありますが、その主たる柱の一つであります既存の特殊建築物に対する防災規定の遡及適用に関する改正規定が、衆議院においてわが党の反対にもかかわらず与党の意思により削除されたことは、安全より採算を重視する企業経営者側の論理に立ち、建築物の安全対策を著しく軽視するもの……
○沢田政治君 私は非鉄金属と鉱業政策についてお尋ねいたしたいわけでありますが、特に今年の五月に金属鉱業事業団法の改正に当たって審議された際、私もそれに参画をしたわけでありますが、その際に私が指摘したことは、国内鉱山を保護する、こう言っても漠然としたものでは政策的にも効き目がない。特に今日まで通産省、資源エネルギー庁のとってきた鉱業政策は、努力はしたことは私は多とするものでありますが、まあその時世、時世に合わせて後を追うような形の政策であったのではないか、したがって、今後のわが国の資源政策、なかんずく金属鉱業の保護、こういう観点に立つならば、何を保護すべきか、どの範囲を保護すべきか、この焦点を明……
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