このページでは萩原幽香子参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○萩原幽香子君 私は、民主社会党を代表いたしまして、このたび政府より提案されました昭和四十三年度一般会計並びに特別会計補正予算案に対し、反対の討論を行なわせていただきます。 私がこのたびの補正予算案に対して反対をいたします理由は三点ございます。 その第一は政府の財政政策に対する姿勢、第二は本補正予算案の内容、第三は補正予算案提出の時期の問題でございます。以上の三点について、順を追って意見を申し述べてまいりたいと存じます。 まず、第一の財政政策に対する政府の姿勢の問題でございますが、大切な国家の財政に対して、政府の態度は著しく一貫性と計画性を欠いているものと考えられるのでございます。このこ……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、反対の意見を申し述べたいと存じます。 なお、社会、公明両党御提出の修正案につきましては、おのおの、まことに傾聴すべき点、多々あるわけでございますが、わが党は、抜本改正が一日も早く実現されますことを願っておりますので、残念ながら、両党の修正案には賛成いたしかねます。 本論に入るに先立ちまして、まず、政府の公約不履行、ごまかしの政治姿勢に対し、不満の意を表し、政治的責任を追及するものでございます。 昭和四十二年のいわゆる健保国会におきまして……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されております昭和四十四年度一般会計並びに特別会計補正予算案に対し、四点から反対の理由を申し述べたいと存じます。 まず、その第一点は、政府の予算に対する無責任な態度を指摘いたしたいと存じます。政府は、一昨年、私たちの反対を強引に押し切って総合予算主義を採用されましたが、昨年には早くも補正予算の提案を余儀なくされ、総合予算主義があえなく崩壊したということは御記憶に新たなところと存じます。にもかかわりませず、今年度の当初予算編成に当たり、またまた総合予算主義をその基本方針として打ち出されたわけでございます。そしてそのたてまえに立って、公……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和四十六年度予算三案に対し、五つの点より反対の理由を表明いたします。 まず、第一点は、本予算案はまことに総花的で、重要施策に対する配慮が見られない点でございます。「福祉なくして成長なし」と力説された総理のおことばから、私は、一般会計九兆四千百四十三億、前年度に比し一八・四%というかつて類例を見ない大幅増額は、おそらく国民待望の福祉国家にふさわしい予算案が組まれていることと期待をしていたのでございます。ところが、ふたをあけてみますと、最重要課題であったはずの社会保障、教育、公害、物価などに格段のくふうも配慮も見られず……
○萩原幽香子君 たいへん時間がおそくなって皆さんお疲れでございます。具体的な身の上相談を紹介しながら、身体障害者の問題について御質問申しあげたいと存じます。 去る八月の二十日、私は一人のお母さんから次のような手紙を受け取りました。「夫を五年前になくして現在は二人の子どもと貧しい生活をつヾけています。姉は二十三才でこれまでたびたび縁談がありましたが、その都度先方からことわられました。理由は弟が脳性マヒだからです。最近では娘は私に話をしなくなり弟につらくあたるようになりました。歩くことも不自由な弟は姉からどんなに云われても黙っています。そんなようすをみていて私はかなしくてたまりません。もっと早く……
○萩原幽香子君 人事院勧告をめぐりまして、私のところへもいろいろな先生たちからいろいろな手紙が参っております。そこで、私は教育、教員というものは一体どういう役割りがあるのかということから、まことにまあ、ほんとうにこれはこんなことを今ごろ申し上げるのは不勉強はなはだしいということになるわけでございますが、私は教育基本法というものをもう一回勉強し直したわけでございます。ところが、教育基本法の第六条に、「教員は、全体の奉仕者であって、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。」こう明記されておるのでござい……
○萩原幽香子君 お尋ね申し上げたいと思っておりましたことは、大体川村、安永両委員から出たわけでございますので、重複を避けさせていただきたい、こういうふうに考えるわけでございます。 ところで、去る十月八日のストの犠牲者が実は四万三千九十七名の多きにわたっているということ、それがただ四県一市だけの調査でそれだけの犠牲者が出ておりますということ、このことにつきましては、教育を守り教育の前進をひたすら願っております私にとりましては、まことに胸の痛む思いでございます。そこできょうは、特に文教行政に御造詣の深い、しかも教職員をこよなく愛してくださっております坂田文相をお迎えいたしまして、人事院勧告に対し……
○萩原幽香子君 非常に熱心に、どこへ参りましてもただいま大学問題が審議されておるわけでございます。この大学の紛争がなかったらこれほど皆さんが真剣にこの大学問題について考えたでしょうか、ここに私は非常に問題があるのではなかろうか、こういう感じがするわけでございます。そういった点につきましても、大臣のお考えもお聞かせいただきとうございますし、また中教審の案と著しく違ったような運営の大学が出てまいりましたときに、どのように指導、助言をなさるおつもりでございましょうか、こうしたこともお聞かせいただきとうございますし、先ほど大学について国民参加、非常に大事なことだと思いますが、その具体的な案はいかがでご……
○萩原幽香子君 それではまず最初に、明年度の地方財政でまかなう社会教育予算額をお聞かせいただきたいと存じます。私はきょう社会教育のことについて御質問する予定だったのでございますが、社会教育局からはどなたか……。
【次の発言】 それでは予算関係、非常に大事だと思いましたのでお尋ねいたしたいと思ったわけでございますが、それではきょうはもう具体的な常識的な問題について二、三承りたいと存じます。
本年度計画されております一万二千学級はどこに重点を置いておられますのか、文部大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 私がお尋ねしておりますのはそういう意味ではございません。その家庭婦人学級のどういうところ、……
○萩原幽香子君 たいへん時間が少のうございますので、大急ぎで質問させていただきます。ぜひお聞きしたいと考えておりました教育専門放送については内田委員のほうから御質問がございましたので、この問題は省きます。 この三月の二十九日の私の予算委員会での質問に対しまして、文部大臣は、昨年七月前文部大臣から諮問された事柄についての答申がこの秋ごろにあるというお話でございました。そのときに私は、秋ごろのような答申でございますとまた再来年ぐらいにならないと実施に移していただけないのではなかろうか、こういうことを申しましたところ、大臣は、いや答申が出る前に必要だと思うことは文部大臣として考えたい、こういうよう……
○萩原幽香子君 連続射殺犯人が半年ぶりで逮捕されました。十九歳の少年でございました。新聞もテレビも一斉にとの問題を大きく報じ、世人はあ然としたようでございます。そこでマスコミ報道のあとを受け継いでこういう問題を考えるのは一体だれ左のか、こういうことを私はしみじみと感じたわけでございます。初めからこの少年について取材をしておりました記者は、人を殺したことに対する罪の意識が感じられなかったという話でございました。盗みがばれたから殺すという何とも単純でほんとうに命のとうとさを知らないまことにおそろしいことだと思うわけでございます。 そこで私は文部大臣にお尋ねいたしますが、こうした問題はなぜ起きたの……
○萩原幽香子君 学級編制を教職員定数の標準について昭和三十四年度以来二回にわたって改善五カ年計画が実施され、大幅な改善をみたという御説明がございました。そして四十四年からさらに第三次の五カ年計画によって改善を進めるというお話でございます。しかし私は、すし詰め学級の解消や学級規模縮小の成果は、就学児童生徒の減少がおもな原因であって、率直に申し上げて政府施策の効果が大きく貢献したとは判断できないわけでございます。その証拠に、人口急増の地域では依然としてすし詰め学級があり、二部教授も行なわれているといわれます。今後の教育は、進みゆく姿、変わりゆく様想を予測して進められるべきものだと考えるわけでござい……
○萩原幽香子君 ここらあたりでちょっとレクリエーションでもしたい感じですが、そうもまいりませんので質問を続けさせていただきます。 現場の立場と行政の立場というものが違うということはけさほどから私も非常に考えさせられてきたわけでございます。行政の立場でございますと、ここらでひとつしんぼうができそうだというふうにお考えになるような状態でございましても……。 現場に持ってくるといろいろな問題があってどうにもならないということも出てくるということでございます。私はおそらくこの改正案にいたしましても決して文部省は行政の立場からも御満足ではなかった、こう考えるわけでございます。と申しますのは、文部省が当……
○萩原幽香子君 きょうも私時間がたいへん短こうございますので、かいつまんで申し上げたいと思います。 三重大学では、全国から六千五百件にのぼる工学部入試についての問い合わせが殺到しており、そのつど断わりの返事に大わらわだと聞いております。それはいかにも当然の話で、すでに新入生を迎えて授業が始められなければならないはずのいまごろ、まだ募集すらできていないというのですから、その困惑は当然と察しられるわけでございます。しかし、それにもまして、受験生や両親たちの不安はたいへんだと思います。こんな急を要する問題を、いままで放って置かれたことに、私はやり切れないふんまんを感じるものでございます。いまさらお……
○萩原幽香子君 三つ子の魂は百までとか、性格形成期は満六歳までとか言われまして、幼児教育の重要性は各人がひとしく認めているかのごとくでございますけれども、はたしてそれほど幼児教育は大切にされ、理解されているのでございましょうか。私はたいへん疑問でございます。
そこでまず、戦後の幼児教育はどのように展開されてきましたでしょうか。そうして今後はどのような方向をとるのでございましょうか。そういうことにつきまして、まず大臣の基本的なお考えを承りたいと存じます。
【次の発言】 まことにありがとうございます。大臣のそのお答えを承りまして、私はもう十分あれしたわけでございますけれども、しかしながら、ほんと……
○萩原幽香子君 午前中大臣の高通な教育理想を承り、国民の生活未来像をお聞きいたしまして私はまことに心あたたまる思いでございましたが、さてそこへ到達できますまでの状態を考えますとなかなかに苦しいものがあるわけでございます。前回私は保育に欠ける幼児の生活実態についてお尋ねをいたしましたが、本日もまた引き続き幼児教育振興について質問を続けさしていただきたいと思います。 まず最初に、幼児教育の公的な場としての幼保の設置状況についてお尋ねをするわけでございますが、全国三千三百二十五市町村の中で幼稚園を持たない市町村は幾らあるわけでございましょうか、そしてそれは大体何%ぐらいになるわけでございますか、お……
○萩原幽香子君 私学共済の重要な問題につきましては、先日来熱心に質疑が行なわれておりますので、私は幼児教育振興の立場から問題点を取り上げてみたいと存じます。 私はさきに二回にわたりまして、わが国の幼児教育の実態とその振興策についてお尋ねをいたしました。そうして私自身の意見も申し上げてまいりましたが、わが国では幼児教育において私立幼稚園が果たしている役割りはまことに大きなものがあると存じます。つまり、私立幼稚園は全幼稚園の六三・八%の園数を持ち、園児数も七五%を占めているわけでございます。しかも、私立幼稚園の教職員が私学共済の組合員の中で占める比率はきわめて高いと聞いております。このことは私学……
○萩原幽香子君 まず最初に、社会教育につきまして若干御質問を申し上げたいと存じます。 大学紛争に端を発しまして、いまや教育正常化の声は全国にほうはいとして広がってまいりました。しかし、その声は、残念ながら社会教育抜き、学校教育一辺倒のようでございます。それでは基本的な正常化はなし得ないと考えます。学校以前に家庭の問題があり、家庭以前に社会の問題がございます。社会教育を通して学校教育の改善をはかっていく、この姿勢こそ大切なのではないでしょうか。私は教育の正常化は社会教育からと考える一人でございます。その点につきまして、まず大蔵大臣の御見解を承りたいと存じます。
○萩原幽香子君 本案につきましては、さきの国会の委員会の中で各方面から詳しい審議がなされましたことでもございますし、またそのつど大臣から非常な決意のほどもお示しをいただきましたので、私はきょうは内容には触れませずに、若干の要望を付して賛成の意見を申し述べたいと存じます。 私学共済組合の長年の懸案事項でございました既裁定年金の引き上げ等の措置がおそきに過ぎたとはいえ、また引き上げ額も十分とは申せませんけれども、ここに実現を見ましたことは、私学振興のためにまことに喜ばしいことと存じます。 私は、さきの国会で本法律案の審議の際に、幼児教育振興の立場から申し述べてまいりましたが、わが国におきまして……
○萩原幽香子君 往復で、いただきました時間が二十一分ございます。何がお尋ねできるかと思って、先ほどから実は私は胸をわくわくさせております。教育問題に、もうそれこそ、それもまた二つ三つにしぼってお尋ねをいたしたいと存じます。 まず戦後の沖繩教育は、その目標をいわゆる日本国憲法にのっとって日本人の育成ということに努力をされてきた。したがいまして、教科書におきましても本土のものを使用することを守り続けてこられた。この点につきましては私は非常にありがたいことだと考えておるわけでございます。復帰をいたしましても、教育界だけはいささかの混乱もなく、というお話をこの間承ってまいりました。これまたありがたい……
○萩原幽香子君 四十分でございますので、私もかけ足で申しますけれども、どうぞひとつ御答弁のほうも簡単明瞭にお願いいたしたいと存じます。 中教審の第二十五特別委員会の中間報告の基本構想案の中で、幼稚園教育について幾つか指摘をされております。そうした諸点につきましては、文部省としてはすでに御検討を進めておられることと存じます。 まずお尋ねいたしたいことは五歳児の問題でございますけれども、五歳児の心身発育の状態から就学年齢を引き下げるべきだという声が漸次高まっております。中教審におきましてもいろいろ御検討をなさったと承っておりますが、この点につきまして政務次官のお考えをまずお伺いいたしたいと存じ……
○萩原幽香子君 時間がたいへん短こうございますので、前の先生方と少し角度を変えながら、教科書検定制度にからんで私の意見を加えて、三点御質問をいたしたいと存じます。時間の都合もございますので、お答えは質問を全部終えましてから一括お願いを申し上げたいと存じます。そしてまた、いただきましたお答えにつきましての再質問は後日に譲らしていただきたいと存じます。 まず質問の第一点は、未来社会と教育行政のあり方についてでございます。これからの社会は、天然資源よりも人間の持つ知識こそが人類の、民族の発展の有力な資源として注目され、そのため情報社会への促進が進められるべきだと思います。また一方情報社会の渦の中に……
○萩原幽香子君 さきの委員会で私は指導要領それから教科書、教師の性格、役割り、その関係についてお尋ねをいたしましたときに、文部大臣からその四つの点についてお答えをいただいたと思います。一つは日本において教科書は非常に大切である、大切であればこそ教科書問題が憲法違反などをめぐって問題とされているのだ。したがって、教科書は間違いのないものでなければならない。教師は教科書だけに、教科書に書いてあることだけを伝達しておればよいというものではなくして、自主性と創造性を持って教育方法、教育内容、あらゆる地域性を考慮してやるべきだ、自主性と創造性を持つためには日々の研さんと反省が前提となる、こういうお答えを……
○萩原幽香子君 質問に入りますに先立ちまして、私はまず坂田文部大臣の御再任を心から喜びたいと思うものでございます。今日まで、大臣御就任以来、本委員会で種々審議を重ねてまいりました問題につきまして、ぜひ大臣の御在任中に実を結んでいただきますよう、あわせまして、沖繩復帰問題を含む非常にむずかしい段階にきておりますわが国の教育を真に前進させていただきますよう大臣に大きく期待を申し上げまして、質問に入りたいと思います。 近年に入りまして、いわゆる教育投資論なるものが、学者のみならず、国連でも、OECDでも採用されてまいりましたことはすでに御案内のとおりでございます。つまり一国が繁栄をなし得るかいなか……
○萩原幽香子君 時間に制約がございますので、中村先生が御質問になりましたこととなるべくダブらないように質問をさしていただきたいと思います。
秋田大学の医学部の創設について、まず秋田大学に医学部を設置される理由並びに経過について承わりたいと存じます。
【次の発言】 まあ医師が絶対員数が不足だというお考えと、それから東北地方に非常に医師が少ないという地域の要望と、こういうことのようでございますが、それではこの医学部の卒業生の当該地域に定着する率はどのようになっておりますか、大学別にお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 地方大学の医学部へ入学する学生の中で、大体そういう事情をお聞かせいた……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、本法案に賛成の討論を行ないます。 二十一日の本委員会で、松下委員から、わが党の問題点とするところについては質疑を行なったわけでございますが、その後引き続き、本法案をめぐってわが党文教部会で審議を重ねてまいりました。その際、この法案は多くの問題点を内包しておりますけれども、法案の性格からいたしまして、これらの問題点を徹底的に究明するならば、法案自体のバランスをくずし法案作成を振り出しの段階に引き戻してしまうというおそれも出てくる。こうした見地に立って、本法案はベストではないけれどもベターなものと評価を下しまして、本法案の趣旨に賛成すべきだという態……
○萩原幽香子君 非常な時間の制約を受けておりますので、重複を避けたいと存じます。
まず第一にお尋ねしたいことは、大学生の急増期におきましての大学の新増設の申請の状況並びに設置認可の状況についてお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 この国民の進学意欲の高まりをもっぱら私学の拡大で対処したというような感じがするわけでございますけれども、そういうことになりましたのはなぜでございましょうか、その点についてお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 その質的な向上はまことにけっこうですけれども、非常に私学がたくさんできたということにつきまして、新増設の認可に当たっては設置基準を厳格に守っていただ……
○萩原幽香子君 昨年の第六十一国会の本委員会におきまして、私は、幼稚園に奉職いたします先生たちの待遇改善についてお尋ねをいたしました際に、大臣は、幼稚園に奉職しておられる先生方が安心して子供たちの教育に専念できるよう改善の道を開くことについて抜本的な検討を始めたい、こうお答えをくださったわけでございますが、その後、どのような検討がなされておりますか。その御検討の経過並びに改善されました点について、具体的にお聞かせをいただきたいと存じます。
【次の発言】 同じ日の質問で、私は、下限の引き上げがそれに満たない給与を受けている先生たちにとって掛け金が負担にならないかという質問をいたしました。それに対……
○萩原幽香子君 きのう東京大学の学内の機関である大学改革に関する専門委員会から「新しい総合大学を求めて」という最終報告書を発表されましたが、大臣はその内容を御検討になりましたでございましょうか。
【次の発言】 いまの大臣の御答弁によりますと、大体は文部省の考え方、中教審の考え方と近いものが出ていると、こういうことでございますね。そこで、三月二十六日に発表された国立大学協会の「大学問題に関する中間報告」もございますし、また今後各大学からそうしたものが出されてくると思います。そうしてまた私立大学関係も自主的にそうしたものが出されてくるでございましょうし、また出されることは望ましいと、こう考えるわけ……
○萩原幽香子君 午前中、杉原委員からいろいろ学校公害について御質問があったわけでございますけれども、私も環境悪化、環境破壊の問題について、二点から質問をいたしたいと存じます。 まず第一点は、環境問題を長期的にとらえて、根本的に解決するための研究及び教育上の施策について伺いたいんです。第二点は、現在直面している学校環境の悪化、つまり学校公害の防止対策についてお伺いをいたしたいと存じます。しかし、先ほどからもお話がございましたように、非常にきびしい時間の制限がございますので、この二つを同時にきょうお聞きするということができませんから、問題を二回に分けまして、きょうは第二点のほうから具体的にお尋ね……
○萩原幽香子君 前回私は、環境悪化、環境破壊の問題の中で、直面している問題として、姫路の船場小学校の例をとりまして騒音に関して具体的にお尋ねをしたわけでございますけれども、その際、照度について触れませんでしたので、前回の追加としてお尋ねをいたしたいと考えるわけでございますけれども、本日の質問が非常に時間もございませんので、時間とにらみ合わせながら後ほどこの問題についてお尋ねをしてまいりたいと存じます。 きょうは、環境問題を根本的に解決するための学術研究及び教育上の施策についてお尋ねをいたしたいと存じます。 先日、私の手元に届きました本の中に、公害に関する国際シンポジウムが開かれた際、外国委……
○萩原幽香子君 きょう私は四十分の時間をいただいておりますので、社会教育局の予算の一部についてお尋ねをいたしたいと存じます。 六十一国会の予算委員会で社会教育関係予算で私が質問いたしました際に、文部大臣に二つの点からお答えをいただいているわけでございます。その第一点は、昨年七月社会教育審議会に対して 「急激な社会構造の変化に対処する社会教育のあり方」ということでただいま諮問をしている、その答申を踏まえて今後の政策を考える、第二点は、答申が出なくても必要があるならば予算を計上して、その方向の予算をつけられるようにする、こういう二つの御答弁でございました。その答申案の中間発表が九月二十二日に出……
○萩原幽香子君 大臣は御所信の中で、新しい時代の教育目標について、豊かな人間性と創造的英知を備える人間の育成だとお述べになりました。私も全く同感でございます。 ところで、その豊かな人間性も創造的英知も、その基礎はやはり幼児期につちかわれるものであるということを考えるわけでございますが、こういう考え方については、最近何びとも異論のないところだと考えるわけでございます。同時にまた、わが国の幼児教育の現状でいろいろな意味で多くの問題点を持っていることも、また周知のとおりでございます。 先日も私は一人のおかあさんから、子供を二年保育の幼稚園にやろうと思っていたんだけれども、友だちから二年やっても内……
○萩原幽香子君 午前中安永委員から、また内田委員から定時制高校あるいは通信制高校の実態の上に立っていろいろな御質問があり、また御提案があったわけでございますが、私も全く同感でございます。教育の機会均等の立場からのいろいろな問題、あるいはまた弱い者や貧しい者に冷たいという状態が非常に浮きぼりにされたようでございます。いまさらのように遺憾にたえないと私はしみじみと考えたわけでございますが、時間のつごうもございますので、重複を避けながら質問をしてまいりたいと存じます。 定時制高校の在学者数が激減をしておるのに対し、通信制高校の在学者数は増加の傾向にあると聞いておりますにもかかわりませず、通信制高校……
○萩原幽香子君 超勤手当の問題をお話し合いしながら、どうやら超勤手当出さんならんような事態になったようでございますので、簡単に質問をさせていただきたいと思います。 まず、大黒参考人にお尋ねをしたいと思うのでございますが、あなたのお話の中に、女性が非常に多くなった現状だ、こういうお話がございました。ということは、男子にとっては引き合わない職場になったと、こういうお話がございました。それでは女性ならこれは引き合っておりますのかどうか、この点をお聞きしたいと思うのです。大体、教員の質について男女差をあなたは認めていらっしゃるのかどうか、それが私の質問の第一点でございます。 それから、国家公務員が……
○萩原幽香子君 教員の特殊性、無定量、無制限の勤務の歯どめの問題につきましてるる皆さんのほうから御意見が出ましたので、重複を避けながらお尋ねしてまいりたいと思います。まず人事院総裁並びに文部大臣にお尋ねをいたします。
昭和四十二年十一月にILO、ユネスコが共同で教員の地位に関する勧告が出されたわけであります。この勧告については十分御検討をいただいたわけでございますね。そうしますと、この勧告につきまして政府はどのようにこの趣旨をお考えになっておりますのか。まずその点からお尋ねをしてみたいと存じます。
【次の発言】 教員の地位に関する勧告について、政府は、その実施に関してはわが国の実情に照らして……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表して、昭和四十五年度補正予算三案に対し、三点の理由から反対の意見を申し上げたいと存じます。 まず第一点は、米の買い入れ高に対する把握が不十分であったことを指摘いたします。この歳出補正に七百三十億の食管会計への繰り入れが計上されております。私は、米の買い入れ追加そのものを云々しようとは思いませんが、当初予算よりも五十万トンもの大幅な追加をしなければならないということ、つまり、初めの買い入れ高の押え方があまりにも大ざっぱ過ぎたという点に問題があると思うわけでございます。それを、あたかも当然のごとく平然と行なわれる態度に許しがたいものを感じます。 次いで第二点は……
○萩原幽香子君 関連。僻地医療に対してお尋ねがあってお答えがあったわけでございますけれども、それに関連して復帰を来年に控えました沖繩の医療問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。 沖繩の医療施設は一九六八年末で病院がわずかに十九、全国平均の八分の一、類似県平均の四分の一にも満たない状況でございます。先ほど厚生大臣は日本の医師の数も少ないというお話でございましたけれども、それにも増してそのうちのまだ八分の一とか四分の一とか、医師の数にしましても全国平均の五分の一とかあるいは類似県平均の半数を割るといったような状況でございます。しかもこの大半が那覇とかコザとかいったような市に偏在をしているとい……
○萩原幽香子君 関連。ただいま中沢委員の御質問の中に、非常に、十一万円になったといってもサラリーマンの生活はあまり楽ではない。楽ではない中から貯蓄をしていく。その貯蓄の理由の中で、子供の教育費というその理由が非常に高いパーセンテージを占めている、こういう実態があるわけでございますけれども、こういう状態はどこに原因があるとお考えでございましょうか。たとえばPTA会費、その他寄付金などで考えてみましても、昭和四十三年度公立小学校においての父兄負担というものは約千二百五十億に達しているわけでございます。そのうちのPTAの会費、いわゆる小中学校の徴収金というものが一千億余りあるということでございます。……
○萩原幽香子君 先ほど委員長のほうからごあいさつを申し上げましたが、私も、たいへんお忙しいところをお差し繰りいただきまして、御出席いただきました我妻先生に厚くお礼を申し上げる次第でございます。あわせまして、この件につきまして、あたたかい御配慮をいただきました委員長はじめ諸先生方にも厚くお礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。 質問に入ります。本年一月四日付の朝日、毎日、読売の各紙が筆をそろえて妻の座の強化を掲載されました中に、法制審議会身分法小委員会が夫婦財産制について検討されることになったと報じておりました。このことは、同小委員会が積極的に問題をお取り上げになりましたのか……
○萩原幽香子君 皆さんの生理的要求を無視してまことに恐縮でございますけれども、そのまま続けます。 特に文部大臣と初等中等局長におかれましては、二時にはもうこの場をお出になるそうでございますので、私は非常に残念でございます。しかし、これもいたしかたございません。文部大臣にまずお尋ねをいたしますが、きょうは、前の六十一国会の二回の質問に続きまして、幼児教育振興について、大体幼稚園に勤務する人たちの待遇と勤務条件を中心にお尋ねをしてまいります。まず文部大臣、あの幼稚園の教員の給与はどうあるべきかという基本的なお考えをまず承りたいと思います。
○萩原幽香子君 予算委員会で質問するつもりでおりましたが、時間の関係でできませんでしたので、きょうはその予算委員会の続きのような形で、妻の座の一環として働く婦人の問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。
最近の物価高と労働力の不足などの理由で、働く婦人たちが非常に多くなってまいりました。そこで、最近五ヵ年の婦人の就業の動向と将来の見通しについてお伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 それが今後どういうふうに婦人の労働というものが変わってまいりますでしょうか。将来の見通しについてお伺いいたします。
【次の発言】 中高年層がふえる、こういうことについての原因でございますね、この中高年層に……
○萩原幽香子君 いただきました時間が往復で三十分でございますので、できるだけ要領よく質問をいたしたいと思いますが、お答えのほうもできるだけ明確に簡明にお答えをいただきたいと存じます。
去る十一日の一般質問の際に時間の都合で残しました点にしぼってお尋ねをいたしたいと存じます。
まず、住民税の減免措置について適用されました具体例を承りたいと存じます。
【次の発言】 それではさらに具体的にお尋ねをいたしますが、私は兵庫でございますが、兵庫、それから現在住まっております東京、それから東北の秋田、この三府県について、昭和四十年以降その減免措置を受けた件数、あるいは各府県の条例で定められた減免基準、そ……
○萩原幽香子君 いただきました時間がわずか二十分でございますので、交通公害の被害者としての子供の問題を、学校騒音と交通遺児の二点からお尋ねをいたします。私の質問時間が約八分ありますので、御答弁は十二一分で、ひとつ明瞭にお願いを申し上げたいと存じます。
まず、自動車の騒音による学校の被害についてお伺いをいたします。騒音規制法第十六条で、「運輸大臣は、自動車が一定の条件で運行する場合に発生する自動車騒音の大きさの許容限度を定めなければならない。」とありますが、現在の許容限度の状況を、学校周辺にしぼって承りたいと存じます。
【次の発言】 厚生省のほうとしてはいかがでございますか。
○萩原幽香子君 きょうは、非常にきめこまかくいろいろのことをお伺いしょうと思って、たいへん楽しんでおったわけでありますが、いただきました時間がまことにわずかでございますので、簡単にお尋ねしてまいりたいと思います。 昨年でございましたか、私、東京のあるところに行ったときに、幼児のギャング集団ができておるということでございますね。五歳が親分で、三、四歳が子分である。そうして、いろいろとお店なんかに行って悪いことをしたり、るす宅に入っていたずらをしたりしておる。こういう子供たちをいろいろ調べてみますというと、幼稚園に行くにも幼稚園では受けつけてもらえない。とても入れてもらえない。保育所も近くにはな……
○萩原幽香子君 時間がたいへんおそくなりましたし、もう皆さんのお顔色を見ておりますと、何か申しわけないような感じさえするわけでございますので、私は、ですから、いろいろ質問の計画をいたしておりましたが、とてもそういう時間もないようでございますから、PTAの問題にしぼって質問を申し上げたいと存じます。 学校教育振興のための協力団体であるはずのPTAが、いまやいろいろと世間からの非難の的になり、PTA不要論の声さえ耳にするようになりました。そこで大臣にお伺いをいたしますが、一体PTAとは何か、この原点に立ち返ってお尋ねをいたしたいと存じます。
○萩原幽香子君 本年は婦人参政権を得ました二十五周年記念の非常に記念すべき年でありますが、三月二十日の予算委員会で私が質問いたしましたように、妻の座は民法上からも税法上からも確立しているとは申せないわけであります。働く婦人の場合もまたしかりでございます。そこで、ことしの婦人週間を契機に、働く婦人の地位の向上をはかっていただきたいわけでございますが、それに対しまして大臣の基本的なお考えを承りたいと存じます。
【次の発言】 たいへんあたたかいお考えをお聞かせいただきましてありがとうございます。
先ほど小柳委員からILO批准の問題についての質問があったわけでございますけれども、、私は特に、この婦人……
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