このページでは萩原幽香子参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間における協定について承認を求めるの件に対し、やる方なき悲憤の涙とともに反対の討論を行なおうとするものでございます。 昨年六月、私は沖繩を訪れました。その際に、現地の婦人たちと懇談する機会に恵まれたのでございます。短い時間ではありましたが、私たちは一分を惜しんで語り合ったのでございます。四分の一世紀の長い年月、米軍の基地の島として、その支配下に置かれた百万県民の生活は、ずいぶんゆがめられたものになりました。特に一番大きく被害を受けたものは婦人と子供であったのでござい……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表して、ただいま提案になりました租税三法に対し、さきの方々の質問とり重複を避け、平凡な一主婦の立場から具体例によって総理並びに関係閣僚にお尋ねをいたしてまいりたいと存じます。御答弁もまた、家庭の主婦にもよくわかりますように、具体的に親切にお願いを申し上げたいと存じます。 まず、第一に、所得税の税率についてお伺いをいたします。 大蔵大臣は、今次の所得税の改正は、いわゆる中小所得層の税負担の軽減をはかるためとの御説明でございましたが、それがどうも私にはうなずきかねるわけでございます。課税所得四十万以下の一〇%に始まり、それからの上積みは四十万ごとに二%刻みで、二……
○萩原幽香子君 私は民社党を代表いたしまして、ただいま提案されました国立学校設置法等の一部を改正する法律案、とりわけ筑波大学法案について、総理並びに文部大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。 大学の使命が、教育と研究を通して社会の平和と発展に貢献するにあるととは、いまさら申し上げるまでもございません。しかし、現状は、その使命が達成される状態とはまことにほど遠く、教職員の数は定員に満たず、本年文都省から約五千六百名の教職員の増員が要求されたのにもかかわらず、予算化されたのはわずかに二千七百名、その半数にすぎません。また、常勤形態でありながら非常勤扱いの者も数多いというありさまで、まことに残念だと……
○萩原幽香子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております国立学校設置法等の一部を改正する法律案につき、若干の質問をいたします。 ただいまから行なおうといたします質疑は、当然委員会においてなされるべきものであり、本会議質問という異常な形をとらざるを得なかったことに対し、遺憾の意を表するものでございます。 七月十七日、強行採決が行なわれました翌日、たまたま来日されていたアメリカの各級議員からなる日米青年政治指導者交流プログラムの人々が、議会制民主主義をとる日本の国会で強行採決がなぜ行なわれるのかと不審がられ、わが党の議員が何べん説明をいたしましても理解を示さず、日本には二つ……
○萩原幽香子君 時間の都合で、きょうは中教審答申の中の幼児学校の構想と幼児教育の本質並びにその普及充実について、ごく概略の点をお尋ねしてまいりたいと思います。 本論に入ります前に、八月九日の朝日新聞に「中教審構想へ反対運動」と題して、私立幼稚園と保育園が幼児教育制度の確立を目ざして国民運動を展開しようとしてすでに動き始めたということが報じられておりました。それはもうすでに御承知のとおりだと存じます。 そこでお伺いしますが、中教審のメンバーの中に直接幼児教育に関係のある方、特に私立幼稚園関係者にどんな方がおられますか、承りたいと存じます。
○萩原幽香子君 前に引き続きまして、幼児教育についてお尋ねをしてまいりたいと思います。
初めに、幼児教育の内容についてお伺いをするわけでございますけれども、昭和四十六年度予算では、幼稚園の教育内容の改善等に関する調査研究費として三百三十三万六千円が計上されておりますけれども、その調査研究の具体的な内容について、まずお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、現在、その調査研究はどのあたりまで進められておりますでしょうか。中間的な発表ができるものがあれば、お示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 その御調査になっております段階で、これは問題だといったようなことがあれば……
○萩原幽香子君 じゃ、法務省関係はあとでおい出くださるようでございますから、まず大蔵関係のことから質問を始めてまいります。具体的な問題があるわけでございますけれども、それは大蔵、法務両省にお聞きしたいと思いますので、その問題はあとに回したいと思います。 まず、大蔵省にお尋ねをいたしますけれども、さきの三月二十日の予算委員会で私が妻の評価を税制上に求めるために二分二乗について検討するつもりはあるかということをお尋ねいたしましたときに、さきの福田大蔵大臣から税調にはかるという御答弁があったわけでございます。このたびこの問題が日の目を見ることにならなかったわけでございますけれども、その理由について……
○萩原幽香子君 時間が四十分くらいずれているようでございますね。よろしゅうございますか
【次の発言】 やはり弱い女性のほうにしわ寄せがくるようでございますので、これはいたしかたございませんが、厚生大臣にお尋ねをいたします。
二十一世紀を背負って立つ者、こういう観点から、児童福祉対策について政府の基本的なお考えを承りたいと存じます。
【次の発言】 ことしは児童福祉法が制定されて二十五周年ということでございますけれども、児童福祉というものがはたしてほんとうに守られていると大臣はお考えでございましょうか。
【次の発言】 ことしは、その意味で、特に児童福祉に関して何か特別計画をされておりますでござい……
○萩原幽香子君 教育に愛情と信頼は不可欠のものであり、それはまた実態を知ることによって生ずるものだと信じております。 現在、公立小学校の全国平均五一・七%を占め、わが初等教育に大きな役割りを果たしております婦人教師の実態、特に苦しみと悩みを十分御理解いただき、文部省と婦人教師の間に信頼と愛情を深めていただくために、きょうは質問を展開してまいりたいと思います。 そこで、まずお伺いをいたしますが、文部省はこれまでに婦人教員の二十四時間について調査をされたことがございますでしょうか。特に、乳幼児をかかえた母親教師の生活実態というものをどのように把握をしておられますか、お伺いをいたしたいと存じます……
○萩原幽香子君 私の好きなことばに、「一期一会」というのがございます。いま会っていることが最後と心得て最善を尽くせということでございます。私は決して佐藤総理がいますぐ私たちとお別れするということを考えて申し上げているのではございません。一期一会の精神で、どうぞきょうはひとつ最善のお答えをちょうだいしたいと、こう考える次第でございます。 総理は、昭和三十九年、池田内閣のあとを受けて政権の座にお着きになりましたときの所信表明の中で、社会開発と人間尊重を政治の目標にすることを明らかにされておりますが、現在までの七年有余を顧みて、どれだけその所信を実現されたとお考えになりますか。特に人間尊重という面……
○萩原幽香子君 医療問題で少し基本的なことをお尋ねしたいと思ったのでございますけれども、時間がございませんので、きょうは、三重大学の医学部の国立移管をどういう形で行なわれましたのか、それからまた現在の学生や教職員はどうなりますのか、それから新一年生はどうしておりますのか、それからこの三重大学の医学部の出身県別と申しますか、何人くらいどの県から入っておりますか、そういうことについて御調査になったことがございますか、それをちょっと承りたいと存じます。
【次の発言】 できるだけそういうようなことになりませんような御配慮を今後ぜひお願いをしたいと思います。それから沖繩の医療の事情は、本土の僻地にも増し……
○萩原幽香子君 この新聞は、横浜市の浜小学校東分校の写真でございます。ごらんになりましたでしょうか。「ちょっぴり青空の下、金網の下、そこが校庭」「物干ザオが降った!」「日照時間まるっきりナイ」という学校でございます。ここは、もともと、教室のつもりでつくったのではありません。日本住宅公団が住宅用につくったもので、マーケット、集会所に充てるつもりのものを、急遽教室にしたというものなのでございます。こんな学校がなぜできたとお考えでございましょうか。こんな学校で学ぶ子供たちに対して文部大臣はどうお考えになりますでしょうか。
【次の発言】 私、好ましくないことは、もう皆さんがよくお認めのことだと思います……
○萩原幽香子君 時間が非常に限られておりますので、きょうは、私立大学の別科、特に国学院大学問題についてアウトラインだけお尋ねをしてまいりたいと思います。
学校教育法の第五十七条に、「大学には、専攻科及び別科を置くことができる。」とうたわれております。
そこで、まずお伺いいたしますが、現在、別科を置いている大学名をお示しいただきたいと存じます。
【次の発言】 五十七条の三項では、別科について、「簡易な程度において、特別の技能教育を施すことを目的とし、」云々と、こう規定しておりますけれども、先ほどお示しになりました大学の特に私立の大学では、どのような教育内容を持っておりますのか、承りたいと存じま……
○萩原幽香子君 関連して一つお伺いいたします。
先ほど備品の管理の問題が出たわけでございますね。それにつきまして、理科教室の準備室というようなものがどのように整備されておりますか、承りたいと思います。
【次の発言】 それがもう少し実態を調査していただきたいと思うわけなんですね。実は、そういったような非常にルーズないろいろなやり方でございますので、こういった毒物が盗まれたりするという事情もございます。ですから、これはちゃんと準備室というものが完備されておりますと、こういうことも非常に少ないのではないだろうかということを考えられるわけでございますね。特にこういったような理振法が出たわけでございま……
○萩原幽香子君 大蔵省が、私学共済に対して社会保障上のバランスということを強調されておるようでございますし、私学振興の立場というものをあまり大蔵省のほうではお考え願っていないような感じを私は受けたわけでございますけれども、そういうことにつきましてはどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 私は、この大蔵省の考え方の中に、私学のことは私学人でというものがまだいまだに強く根を張っているのではないかと、こういうことを考えるわけでございます。そういうことを私が申しますのは、このいただきました「私学共済」をいろいろ読んでみますというと、「「四十六年度の、国家公務員上級甲種採用試験の合格者は、東……
○萩原幽香子君 まず冒頭に外務大臣に二点お伺いをいたします。 最近の外務省は、沖繩関係の秘密文書漏洩問題、また米国側よりの秘密電報問題など、国会審議上ゆゆしい事件を連発し、そのために、国会審議もこれらの事件に追われて、他の大切な国民生活上の諸問題についての審議がはなはだ不十分のまま推移しております。このことにつきましての国民の批判はまことにきびしく、国会議員の一人として、私もまことに申しわけなく考えているところでございます。しかし、この責任の一端は、まさに外務省にあると考えますが、いかがでございましょう。 しかも、今回の秘密文書の漏洩事件におきまして、一番みじめな立場に追い込まれたのが、か……
○萩原幽香子君 六十分という時間でございますが、たいへん安心をいたしました。各委員ともに十分ないし二十分は延長されたようでございますから、そのつもりで私も時間をちょうだいいたしたいと思います。 最近、審議会のあり方についての批判が非常に大きくクローズアップされておりますことは、御案内のとおりでございます。大学設置審議会、私立大学審議会などをめぐってのいろいろな不祥事件、あるいは国鉄運賃値上げでの運輸審議会への批判、さらには社会保険審議会あるいは社会保障制度審議会の答申についての政府の無視の問題、こういったことが相次いで起きております。そこで、こうしたことから、一部には審議会無用論の声さえ起き……
○萩原幽香子君 最近、姫路城跡の特別史跡指定と商工会議所立ちのきをめぐって文化庁不信の声が非常に強く、地元の国会議員として、また文教委員会の末席を汚す者として黙視することができず、私は私なりに今日までいろいろ調査を進めてまいりましたが、文化庁の取り扱いには納得しがたい重要な点がございますので、お尋ねをしてまいりたいと存じます。
最初に、奥野文部大臣にお伺いをいたしますが、大臣の文化財保護と当該地域の中におきます住民の生活権との調整をどのようにお考えになりますか、承りたいと存じます。
【次の発言】 私も文化財保護につきましては人後に落ちぬ熱意を持っておるわけでございますけれども、個人や団体の生……
○萩原幽香子君 関連をお願いします。
先ほど、看護婦さんが韓国から来ている、すでに来ているという問題でございましたが、私はこの前の予算委員会のときに、五月に予定されている韓国からの研修生としての問題を取り上げました。そのときに大臣は知らないというお答えだったわけでございますが、その後お調べになりましたでしょうか、いかがでございましょうか。
【次の発言】 実はこれは福祉新聞にもはっきり出たことでございますから、もうこれは既定の事実とお考えいただくのが当然じゃございませんか。それで研修生というのであれば、必然的に研修基準というものがあるはずでございますね、そういうものについて厚生省はおきめになっ……
○萩原幽香子君 いただいた時間が三十分でございますので、学校教育費に対する父兄負担にしぼってお伺いをいたしたいと存じます。 先日私のもとへ幼稚園、小学校四年、中学二年の三児を持つ母親から手紙が寄せられてまいりました。内容は、「夫が昨年交通事故にあい、今日でもまともに働けない状態で、自分は少しばかりの農業をしながら近くの工場で働いている、家の総収入は五万円そこそこだが、三人の子供たちが幼稚園と小・中学校に持っていく金が毎月一万円近い、せめて義務教育だけでももう少し費用を少なくしてもらえないだろうか。」、こういうものでございます。この物価高の中で全収入の五分の一ぐらいを園と学校に納めるという母親……
○萩原幽香子君 週休二日制の実施が時間の問題になってきたと先ほど労働大臣もおっしゃったわけでございますが、週休二日制になった場合は週何時間まで働くことを許されるおつもりでございますか、お伺いいたします。
【次の発言】 私は当然労基法の第三十二条というものは改めなければならない、そういうふうに考えております。
そこで伺いますが、昨年の二月三日付けで京都の労働基準局長から労基法第六十条第三項に関する疑義について労働省労働基準局長についての指示を求めてまいりましたが、その内容についてお伺いをしたいと存じます。
【次の発言】 それでは前に進みませんので、質問が。だから私のほうでお読みいたします。それ……
○萩原幽香子君 質問に先立ち総理に御了解を得ておきたいと存じます。時間の都合でお尋ねは一括していたしますので、御答弁は後ほどまとめて漏れなく総理からお願いをいたします。 私は、憲法二十四条の「婚姻は、」――「夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」というたてまえが、現実では税制上からも、法制上からもかなり差のあることを考え、この条文が生かされることを主張し続けてまいりました。ここで、まず初めに具体例を二点申し上げ、総理の御所見を承りたいと存じます。 その一点は、お手元に配付いたしました民法学者我妻先生の夫婦財産関係の抜粋を御紹介いたします。 ……
○萩原幽香子君 たいへんおそくなりましたので、いろいろお聞かせいただきたいと思っておりましたが、ほとんど割愛いたします。
まず一つ、お伺いしておきたいのは、国民の祝日というのは現在十二あるわけでございますね。それに対して政府はどのように周知徹底をはかっていらっしゃいますか。その点ちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 実は憲法記念日につきましては、初めのほうはかなりいろいろおやりになったわけでございますね。ところが最近はどうもそれがなされていないように思います。しかし、憲法ということにつきまして、憲法の内容につきまして、いまひとつ私は皆さんがほんとうはよく御存じないというふうな面もあ……
○萩原幽香子君 昨年は浅間山荘事件、連合赤軍による大量リンチ殺人事件、あるいはテルアビブ空港事件など肝の冷えるような事件が次々に起きたわけでございます。そのたびに、教育の責任が問われたわけでございますけれども、私は、ひとり教育だけの問題だとはもちろん考えておりません。しかし、教育の負わぬばならない責任も決して小さいとは言えないと存じます。ところで、教育の成果は一朝一夕にあらわれるものでもございませんし、現在をつくり上げた教育の功罪もまた戦前戦後を通じての長期のものといわなければならないと存じます。 大臣は、御所信の中で、「学制百年の歴史を通じて目ざましい発展を遂げ、わが国の繁栄の基礎をつちか……
○萩原幽香子君 前質問者との重複をできるだけ避けてお尋ねをいたしたいと存じます。
まず最初に、危険校舎に関連してお伺いをするわけですが、現在、小中学校の全保有面積のうち、木造面積はどのくらいございますか。
【次の発言】 その中で、危険面積というのはどれほどでございますか。
【次の発言】 昭和四十八年度予算では、事業対象としてどれほど組まれておりますか。そして、それは現在その危険面積といわれる中の何%ぐらいに当たりますか。
【次の発言】 そうしますと、残りの、事業対象にならなかったところは一体どういうことになるんでしょうか。危険面積だということがはっきりしておりますのに、その事業対象にならなか……
○萩原幽香子君 先ほど参考人は、思想の自由ということを非常に強調なさいましたですね。それから憲法についての違反というようなことはないのだと、そういう御発言でございましたね。ところが、先ほどお話のありました感想文を書かせる、そして、そのあとの処理が私はどうもおかしいように思うのです。つまり、その内容が学生監の意に満たないと何べんでも書き直しをさせる。そうして中には、模範論文を見せて、それをまねをさせるという学生監さえもある、こういうことでございますと、これが事実であるとしたら、私はこれたいへんなことだと思うのです。と申しますのは、これは憲法十九条では「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない……
○萩原幽香子君 義務教育段階で、学習指導要領が要求する学習内容を子供たちが最低限度どこまで理解すれば進級させるべきだとお考えになりますのか、承りたいと存じます。
【次の発言】 そのときそのときによって子供の伸び方も違いますでしょうし、それはいろいろあると思います。しかし、ここまでぐらいは持っとってもらわないとどうもむずかしいというようなものがあるのではございませんでしょうか。たとえば三分の一ぐらいしかもう全然何にもわからないというのを次々進級させるということになりますと、これは必然的に問題が起きてくる、こういうふうに思うんですね。そうしますと、大体これぐらいは限度だというところがございませんで……
○萩原幽香子君 どなたのお顔を拝見してもみんなお疲れのようで、不快指数一〇〇%みたいでございますから、できるだけ重複を避けながらお尋ねをしてまいりたいと存じます。 質問に先立ちまして、私は、去る六月の二十九日の本会議におきましての質問の際に、国会冒頭における施政演説の中に文部省を入れないのは、政府の姿勢がやはり物と人についてのウエートの置き方が物にかかり過ぎていることのあらわれでまことに残念だと、なぜ人づくりの基本ともなるべき文教行政について国民に信を問うような機会を持たせていただけないのかというようなことを、私は、残念に思って申し上げたところでございます。で、そのときに、大臣は、御答弁を私……
○萩原幽香子君 質問に先立ち、参考人に一言お礼申し上げます。 本日は、まことにお忙しいところお運びいただき、ほんとうにありがとうございました。どうぞよろしく御指導のほどお願いいたします。 きょうは、大臣をはじめ委員の皆様方にろう学校の幼稚部の生徒さんになっていただいて私は授業をさせていただくつもりでたくさんの資料を集めたわけでございますが、時間がございませんのでそれはまたの機会にいたします。けれども、せっかくベテランの参考人においでを願っておりますので、大臣にちょっと生徒になっていただいて、参考人、先生でちょっとひとつ授業をしていただきたいと存じます。
○萩原幽香子君 やっぱり、私は、信頼ということの上に立たなければどうしようもないんじゃないかという感じがいま非常に強いわけなんです。で、五月三十日の申し合わせ事項ですと強行採決はやらないと、こういうことだったようですが、それが七月十七日に行なわれた。こういうことは――私は、これまで、先生をはじめ皆さんをほんとに信頼しながらこの委員会に参加し続けた一人でございます。そういったようなことで今度信頼感が薄れるということでは、どんな話し合いをしてみてもほんとうに実のあるものにはならないんじゃないかというおそれを非常に持つものです。 そこで、先生が、いま、読み方によってはどのようにもとれるんだけれども……
○萩原幽香子君 井上参考人と浜林参考人に、この問題についてお尋ねいたします。 大学紛争が続き、各大学ではもちろんでございますが、小中高の現場におきましても、あるいはPTAを含めたあらゆる場で、大学とは何か、大学とはどうあるべきか、それぞれ検討がなされたと聞いております。そこでお伺いをいたしますが、そうした場で、大学改革で一番望まれたことは何であったでしょうか、特に学生の位置づけ及び学生の参加についてどうあるべきとお話し合いができましたのか、承りたいと存じます。 その次に、先ほどから関連をいたしましてお尋ねをするわけでございますけれども、副学長の問題でございますが、筑波のように専門的に分担を……
○萩原幽香子君 去る九月の十日の本会議の緊急質問の中で、社会党の田議員が朴政権の政策に関しての一例として北大の助手金風C氏のことを取り上げられました。聞くところによりますと、金氏は韓国の会社の依頼で帰国され、その後逮捕されたそうでございますが、その間の事情を文部大臣御承知でございましょうか。
【次の発言】 金氏の給与が九月から打ち切られたということは御存じでございますか。
【次の発言】 本人の意思でなく、そして、しかもそのことについては大学は御存じのはずでございますね。そういう場合にも、なおかつこういうふうに給与を打ち切られる、こういうことについてどのようにお考えでございましょうか。
○萩原幽香子君 先日、私はあるPTAの座談会に出席いたしました。その席上まことにショッキングな話を聞いたわけでございます。それは、小学校の一年生の子供たちが家族の話をしておりました際に一人の男の子が、ぼくにはにいちゃんも弟もあったんだよ、でもママがほしくなかったのでこうしちゃったんだよと、こう言って、小さな両手でまるでぞうきんをしぼるようなそういう手つきをして言ったというのです。聞いていた子供はもちろんそばにいた先生たちも、初めは何のことかさっぱりわからなかった。しかし、そのうちにくだんの坊やが、ぼくもほんとはほしくなかったんだけども、失敗してできたんだって、と言ったそうでございます。これには……
○萩原幽香子君 私は、先日、都内の病院につとめているある看護婦さんからこんなお手紙をいただきましたので、ちょっと聞いていただきたいと思います。 私は三人の子供をもつ看護婦です。学童保育所を作っていただきたくてこの手紙を書きました。 看護婦というのは、今でも「独身で、寄宿舎に住んでいる者」でないと仕事が続かないような労働条件が沢山残っています。三交代制・一ケ月の内半月近くもある夜勤日数、慢性的な看護婦不足による日々の労働強化は言葉に表せないほど、きびしいものです。まして、子持ちの看護婦にとっては一層きびしく、何もかもすててしまいたくなるような日も少くありません。それでも私達はお互いにはげ……
○委員以外の議員(萩原幽香子君) 民法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 戦後、民法が改正されて、家庭における婦人の地位は次第に向上してまいりましたが、憲法第二十四条が婚姻における夫婦の平等を規定し、財産権に関する法律の制定は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚すべき旨を述べているのに、これを受ける民法の夫婦財産制に関する規定は別産制をたてまえとするにとどまるため、夫の財産取得についての妻の寄与が正当に評価されず、婚姻の破綻や相続に際して妻に不当な結果をもたらす場合がきわめて多いのであります。 ことに、家族構成が以前とは変わってきて、核家族化されているのが現状であ……
○萩原幽香子君 「老耄れて歩みかねたる人の世を 如何にせよとやインフレの風」、これは一人の老人から私に寄せられた年賀はがきでございます。老人にとっては一生懸命の訴えですが、この答えは私にはできません。総理、大蔵大臣、どうぞ私にかわってこの老人に納得のいく御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 非常にどちらさまも抽象論だと思うんです。ですから、もう少し具体的にお答えいただかないと、この老人は納得できないんじゃないか、こういうふうに思います。いかがでございましょう。
【次の発言】 大臣、たいへん私の答えをうまくお逃げになりました。
私は、ここで、それじゃひとつこういう中で、冷たい世相の中で最近……
○萩原幽香子君 いただきました時間が私はたいへん少のうございますので、御回答はできるだけ明確に、要領よくお願いを申し上げたいと存じます。 まず、円の大幅切り上げによる沖繩措置の問題についてお尋ねをするわけでございますが、政府は、通貨交換は沖繩復帰後に実施すると言っておられますが、現地におきましては、即時切りかえを強く要求されておるわけでございます。この問題につきましては、午前中にも質疑があったようでございますし、政府からの御答弁もあったようでございますので、私は、この問題についての御答弁はいただかないことにいたしますけれども、この現地の要望には一日も早くこたえていただきますように、私も強く要……
○萩原幽香子君 いまのに関連になるわけでございますが、いま無給ということで委員長の御意見を承ったわけでございます。しかし、現実の問題ということをおっしゃいますと、実は、共済組合の掛け金とか、あるいは前年度所得に基づく地方税とか、さらに育児に要する費用、そういったようなものを考えてみますと、一体、先生たちがこの制度をいただいて、はたして暮らせるのだろうかといった問題が現実の問題として出てくると思うんです。ですから、休暇中の女の先生たちの社会保障というようなことについてどういうふうにお考えになっていらっしゃるか。そして、これは豊かな先生なら無給でけっこうということになるでございましょうけれども、貧……
○萩原幽香子君 きのうの「朝日新聞」に報道された韓国人少女の高校入学問題について、文部大臣はどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 在日韓国人の子弟の教育に対しては、日韓地位協定第四条及び合意議事録に定めがございますけれども、政府としては、その具体的な実施に関していかなる配慮をお持ちでございましょうか、承りたいと思います。これは私立のことでございますし、直接の問題ではございませんと、そういうことをおっしゃっておりますけれども、やはり私はその問題についてはそれで片づけられない問題があるのではないかというふうに考えますので、もう一度大臣のお考えを承りたいと存じます。
○萩原幽香子君 私は四月十八日の予算委員会で、老人の福祉について問題を展開してまいりました。そうしてその答弁を通して国民と政府、特に老人と政治の間には全くスキンシップが欠けているということを感じたわけでございます。スキンシップの大切なことは、赤ちゃんと母親だけの問題ではないと考えます。何かそこにワンクッション置いて対しているということではどうしようもないということを感じました。たとえば、私は老人の願い三条件、つまり医療と年金と生きがいについての現状をお尋ねしたわけでございましたが、どの省からもほのぼのとしたあたたかい太陽を肌で感じるようなお答えはいただけませんでした。金がないからむずかしいとい……
○萩原幽香子君 最近、国会の内外では、知る権利ということが非常に論議されたわけでございます。ところで、私はきょうは、僻地の人々の生きる権利ということについて少し承ってまいりたいと思います。まあ保険あって医療なしといわれます僻地、過疎の人々は、死ぬときでも医者にかかれないという状態でございますね。そういう地域に対して医療供給体制というものは、一体どうなっておりますのか。また、その対策はどうなっておりますのか。これは厚生省のほうにまず承りたいと存じます。
【次の発言】 そういうふうにいまからしでいくということでございますね。現在の供給体制はなかなかそこまでいっていない。したがいまして、私はやっぱり……
○萩原幽香子君 初めに、保育所問題について二、三お尋ねしてまいりたいと思います。
まずことしの三月に、ある民間保育園で一度に六人の保母が退職をいたしました。三人は補充ができたんですけれども、あと三人はいまだに補充ができなくてさがしながら困っているという現状がございます。で、民間保育園の保母の確保はまことに困難であるということは、もう御存じのとおりでございます。そこで、この困難な理由がどこにあるとお考えでしょうか、お伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 いまの困難な理由は待遇の問題とおっしゃったわけでございますね。ところが、待遇ということだけではございませんで、非常に保母が確保できにくい……
○萩原幽香子君 四十八年度予算案によりますと、「幼稚園教育内容の改善等に関する調査研究費」、これが八百万円計上されてございますね。それは四十六年度から引き続き二百万円ずつ計上されておったわけでございますが、今日までその調査、研究の実情はいかがでございますか、承りたいと存じます。
【次の発言】 そこでですね、これまでの調査あるいはその懇談会の中で、どういう点が問題になりましたでしょうか。
【次の発言】 この懇談会の中に、厚生省関係の方も加わっていてくださるわけでございますか。
【次の発言】 直接保育所を運営していらっしゃる方とか、保母さんとか、そういう方の代表はいかがでございますか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。