このページでは案納勝参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○案納勝君 私は、日本社会党を代表して、ただいま郵政大臣から趣旨説明のありました郵便法の一部を改正する案について、総理及び関係大臣に質問をいたしたいと思います。 その第一は、物価と公共料金に対する政府の政治姿勢についてであります。 わが国の高度経済成長が終わり、マイナス成長に追い込まれている今日では、昭和三十年代以来、歴代の自民党政府がとり続けてきた大企業優先の高度成長政策の所産であるインフレと生活環境の破壊は、人心を救いがたいまで荒廃に追い込んでいます。さらに、政府がインフレ対策としてとってきた総需要抑制策は、大企業優先、中央集権財政金融政策を温存したまま行われた結果、その犠牲は勤労者、……
○案納勝君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の本会議での審議をするという動議に対し反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 いまや今国会の会期はわずか十四時間を残すのみであります。ここで提案されている動議は、公職選挙法という重大な問題にかんがみ、やむを得ない措置としても、事の重大性をあわせ、院の改革をみずからが否定するがごとき中間報告という手続をもって本会議において審議することは、本来許されるべきでないと考えるものであります。 したがって、私は、ここに反対の態度を明らかにして討論を終わります。(拍手)
○案納勝君 私は厚生大臣に、今日政府が新年度の予算の編成期にあるし、すでに厚生省は概算要求を提出している段階にありますから、そういうものを踏まえながら、社会福祉政策の基本問題について幾つかお尋ねをしたいと思います。 昨年来、政府の経済財政政策の失敗から、狂乱状態を招きました。そして十月に入って、いまも小山同僚議員から言われましたように、消費者米価の値上げ、国鉄運賃をはじめとする公共料金の一斉値上げが行なわれた。すでに昨年一月、タクシーや電気料金の値上げ、あるいは私鉄、ガス等の値上げが行なわれた。十一月以降はさらに、再度タクシーや医療費の値上げやあるいはバス、地下鉄、郵便、電信・電話等の公共料……
○案納勝君 まず冒頭に、時間の関係もありますから、きょうお呼びをいたしている会計検査院長については、先ほど同僚議員からの質問がありましたので、短縮してまいります。 まず冒頭に私は、残念ながら大蔵大臣がお見えになっていませんから次官にお伺いをしたいと思います。 今日までこの決算委員会の集中審議の過程で、守秘義務等の問題もあって金脈問題については疑惑が深まるばかりで、何ら究明されずに今日、田中総理の退陣意思表明ということになりました。この金脈問題は単に田中総理個人の問題として国民から追及されているものではありません。そのことは次官もよく御存じだと思うんです。これは自民党全体の今日までの金権的体……
○案納勝君 私は、まず冒頭に、きょうは郵便料金の値上げ、電信電話料金の値上げの問題について、何点かにわたって大臣にお伺いをしたいと思います。 なお、本日、大蔵政務次官、経済企画庁の局長を呼んでおりますが、お見えになっておりますか。――それじゃ大蔵政務次官かまたお見えになっていないようですから、その前に幾つかの問題について質問をしておきたいと思います。 まず、昨年十二月十三日に、郵政審議会で「郵便事業の健全な経営を維持する方策に関する答申」というのが出されたわけでございます。この中では、郵便料金の値上げが答申をされておる。その後、狂乱物価に引き続いて今日の財政経済政策の失敗からのインフレにな……
○案納勝君 私は、大臣に、きょうは、いまごあいさつがありましたが、先ほど申されましたように十九年ぶりに就任をされた。私は、かつて大臣が大臣に就任をされました十九年前は、郵政事業に働く一人として、なお中央の労働組合の幹部の一人として、大臣の御尽力や人柄に深く敬意を表していた一人であります。今回、新人でありますが、政治に志す一人として、再び御就任をされ、変わらない御尽力を心から期待をするものです。 そういう意味で、なかんずく村上郵政大臣には、今日の政局の多難のおりでありますから、たいへん御苦労が多いと思います。しかし郵政、電電はじめ所管事業に働いている膨大な人たちが希望を持ち、そして自信を持ち、……
○案納勝君 私はまず郵政の、そして電電関係の決算についていまから質疑をいたしますが、まず冒頭に、本日は具体的な幾つかの問題について質問をいたしたい。したがって、村上郵政大臣に対する質問は事務当局へ質問をする過程で大臣の見解をお聞きをしたいと思いますので、そういう立場でお聞き取りをいただきたいと思います。 まず第一点は、すでに昨年の十二月二十四日に逓信委員会ですでに一定の質問をいたしております。身障者の雇用問題について郵政及び電電の事務当局にお聞きをいたしたいと思います。すでに十二月の二十四日の逓信委員会で私の方から質疑をいたしましたように、四十八年の十二月十三日に心身障害者の雇用促進対策につ……
○案納勝君 私はいまから労働省にかかわる問題について幾つか質問したいと思います。 きょうは主として、時間の関係もありますから、雇用保険法が制定をされて、これは四月一日から施行されますが、なかんずく一月一日から施行されています雇用調整給付金制度について少しただしたい、御見解を承りたい。――その前に大臣に総括的に御見解を承りたい。 私は、長谷川労働大臣が大臣に再度――三木内閣の閣僚に就任されて大変期待を持っています。で、本来労働省は、労働者の、あるいは勤労者の地位の向上や福祉の増進にある、こういうのが旗印です。今日きわめて重大な政治経済の段階にあります。しかし今日の段階を見るときに、たとえば春……
○案納勝君 いま青井先生のお話や遠藤先生のお話を聞きました。そこで、青井先生の言われた、少数の者が間違いがあり、誤りがあるので、大多数をそういう目で見ては困ると。私は、先ほど峯山先生が言われた臨調の答申の内容には触れませんが、いま問題になっているのは、少数の人がそういった行為があるからでなくして、大部分の人がそういう状態にあるからこそ国民の批判を受けているのではないですか。たとえば三つ問題を先ほど冒頭申されましたが、天下りの問題です。これは特殊法人に対する天下りです。同じように、臨時行政調査会では公団、公社に対する改革の意見、官庁との人事交流、創設時を除いて原則的には行わない、広く人材を求める……
○案納勝君 私は、本日は福田副総理に、いま最も国民が注目をしています、先ほどの本会議でも若干の問題が論議をされましたが、物価と景気、これらの見通しについてお尋ねをしていきたいと思います。 福田副総理はいままで再三にわたって、予算委員会あるいはその他の場で、今日の混乱期あるいは変動期における最大の課題はインフレをとめることである、それだけにこのインフレをとめるということは、経済政策の最優先の課題として、財政金融面から、その面からの強い総需要抑制政策を進める、こういうことで今日までとられてきました。そして政府は三月の消費者物価指数を、前年同月比を、その目標を一五%ということにして、その抑え込みに……
○案納勝君 それじゃ、私は厚生大臣に最初に大腿四頭筋短縮症の問題についてお尋ねをいたします。 一月に厚生省は全国に大腿四頭筋短縮症の健診の連絡をして、その結果を集約された報告を一応いただいております。しかし、これは一月末までの診断結果であって、最終的には厚生省の通達を見ましても三月末までの間に総括をする、取りまとめをする、こういうようになっているように承っております。この三月段階での取りまとめはいつごろになるものか、どういう状態に今日進行しているのか。一月末現在の数字の中にはまだ実施されていない都道府県があるんですが、これはどのくらいあるものか。そしてその都道府県の診察診療状況はどうなってい……
○案納勝君 津山先生があと二十分ばかりしかないということですが、一つは、津山先生の見解をお聞きしたいのですが、先天性あるいは後天性、こういうことで先ほど言われました、津山先生としては、わが国の二十一年以来の四頭筋短縮症の患者をどのように両者の関係を判断をされますか。要するに、先天性という部分があるというふうに判断をされるのか。いや、そうでなくて、わが国の場合は、要するに注射による医原的な医原病だというように判断をされるのか、いままであなたの報告の中で。はっきりそこらあたりをおっしゃっていただきたい。 それからもう一つは、先ほど津山先生が報告をされた中で、治療の方法として、起こる可能性があると……
○案納勝君 私は、去る二十五日に、同僚議員から何点かの質問がなされていますが、まだ明確でない点がありますから、中には重複する点があろうかと思いますが、基本問題、さらに財政基盤の問題その他について質問をいたしたいと思います。 まず、二十五日に、小野会長から昭和五十年度の収支予算、事業計画及び資金計画の説明を受けました。しかし、その説明の中で大変奇異に感ずるのですが、今日、NHKが置かれている状態というのはきわめて多様多種にわたって複雑な問題を抱えている。これは単に五十年度単年度の問題じゃない。そういう中で、この説明の中では受信料の伸びの鈍化に伴う収支の悪化ということだけでどこに問題があるのか、……
○案納勝君 私は、きょうは簡易保険の問題について、簡易保険の本来的資金の運用その他、基本問題については後日に譲ります。本日は、その前提になるべき幾つかの問題、団体組成、超過契約等の問題を中心に少しく問題を明らかにしていきたいと思います。 まず大臣にお尋ねしますが、簡易保険の役割りというのは簡易生命保険法の第一条、二条に明らかでしょうが、もともと国民の大多数を占める比較的多数の、しかも低所得者といいますか、所得の少ない勤労大衆の経済生活、これの安定、福祉に寄与するというそういう意味で、営利を目的としない保険として成り立っておるその使命があると思います。その上に立って、さらにその保険の運用に当た……
○案納勝君 私は、いまから郵便法の一部改正について、大臣及び関係当局にお伺いを申し上げたいと思います。 郵便法も、参議院で、いよいよ本格審議がきょうから始まりましたが、今日、国民がこのインフレ・高物価の中で、さらには不況の中で、たばこ、酒あるいはその他の地方公共料金あるいは企業価格の値上がり、こういう中で生活についての不安をいまほど持っているときはない。それだけに、郵便法の審議についても、国民の立場から、今後の生活への不安とあわせて、郵便事業が本当に国民のためにその意味での役割りを果たしてくれる事業として今後確立をされるものか、あるいは働いている職員の立場からもきわめて注目をされているときは……
○案納勝君 関連質問をいたしますが、四十六年に第三次の局舎の建築五カ年計画、四十六年からの五カ年計画、それはどのように策定をされたのか、いま現在四年目になりますが、いまの質問に関連ですが、その五カ年計画の進捗状況はどうなっているか、その点あわせてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 局数は。
【次の発言】 もう一回重ねて、それは特定局局舎も入ってるんですか。
【次の発言】 私は二点質問したんです。まず第一点は、この五カ年計画の策定に当たっての基本的考え方、どのような考え方で策定をされたのか。先ほどから千葉の問題等出ました。あわせていまの局数、五カ年計画の現状、進展状況を説明された。第一点に……
○案納勝君 私は、最初に、副総理である経済企画庁長官に見解をまず冒頭にお承りをしたいと思います。 三木内閣は今日まで、あらゆる場で社会的不公正の是正、それを重要な政策の柱として主張した。また、政治姿勢として対話と協調、このことを政治姿勢として強調された。今日まで特にインフレ不況の中で常に犠牲になっている働いている勤労者の皆さん、これらの問題について、労働四団体あるいは春闘共闘委員会と先月、今月と春闘問題について話し合いをされているやに聞いております。私がここでお聞きしたいのは、三木内閣が言う対話と協調、それが本当にしんから形だけでなくして、今日のこの厳しい不況の中で苦しんでいる勤労者の生活不……
○案納勝君 郵便法の審議は、すでに御案内のとおり、さきの七十五国会で廃案になり、また、この臨時国会でも今日まで慎重に審議が繰り返されてきております。まず冒頭に、私は、大臣にお尋ねをしたいと思います。 いまも申し上げましたように、七十五国会では廃案にされ、再度提案をされた法案であります。で七十五国会で、当委員会で慎重に審議をする過程で、私ども日本社会党を初めとして、野党各党は、今日、不況とインフレの谷間に苦しむ国民生活を守り安定をさせるために、一つは、インフレを助長し、そしてそればかりでなく不況をも長引かせるような結果をもたらす政府主導型の公共料金引き上げについては行うべきではない。この点をま……
○案納勝君 私は、いま提案をされ、趣旨説明されました郵便貯金改正法案、簡易保険改正法案及び特別措置法案について一括して質疑を行いますけれども、郵便貯金事業、簡易保険事業は、大臣も御案内のように、さきに可決されました郵便法に伴う郵便事業と並んで、今日の多様に変化をしている時代の中で基本的に見直さなくてはならない多くの課題を抱えていると思います。 なかんずく貯金事業は、御案内のとおり、その財政基盤は赤字がすでに出てきております。今後も予測をされる。これに伴う、単にそれだけでなくして、資金の運用問題あるいは先ほど問題になりました金利の問題、あるいは法に言うところの国民の福祉の増進に関する問題あるい……
○案納勝君 私は、本日は国鉄の再建問題をめぐる諸問題について、関係の当局の皆さんにその所見をお伺いしたいと思います。 まず第一に運輸大臣にお伺いしますが、まず基本的な考え方を明らかにしていただきたいのであります。インフレと不況の深化する中で、今日国民生活が窮迫をしてきていることは皆さんよく御存じのところであります。十一月の倒産は千三百件を超えています。失業者は御案内のとおり公式で百万、実質で二百万を超えようとしております。雇用状況がますます悪化をいたしております。一方、言われるように物価については一応二けた台を割ったとはいいながら依然として預金金利を上回るという現状は続いています。その結果、……
○案納勝君 私は四十八年度の決算に対する質疑として、二点にわたって大臣に質問したいと思います。ただし本日の委員会の運営について委員長に協力する意味で、きわめて時間もわずかでありますから、いま質問をしようとするのは、一つはILO百五号の問題、もう一つは労働災害の問題です。これいずれも三十分、一時間では実は片がつくといいますか、一定の方向が出ない問題です。したがって私は、本日はきわめて重要な点について大臣の見解を承って、問題についての解明は後日に譲りたいと思います。 まず第一に、大臣ですから多く言う必要はないと思います。ILO第百五号の問題について、すでに相当長期にわたっていますが、前段は抜きま……
○案納勝君 私は、きょうは最高裁と会計検査値について若干の質疑をしたいと思います。 まず最初に、最高裁関係について質疑をします。課題は、刑事事件等について今日きわめて裁判がおくれています。その辺について御見解を承りたいのですが、憲法三十七条「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。」と、こういうように規定をされております。迅速な裁判を受ける権利を被告人に認めているんですが、しかし、最近の裁判については、裁判が長引いていたずらに長い間被告人は社会的にも大きな影響を受けるという現状にあります。被告人の家族、被告人はもちろんですが、家族も同様に社会的に……
○案納勝君 大臣がお見えになっていませんので関係する問題は後ほどということにして、まず、その他の問題からお伺いしたいと思います。
第一点は、郵便料金が値上げになりまして、郵政省は郵便料金の値上げに伴い五十一年度のさらに予算編成に伴って事業計画を明らかにして、当初郵便料金の審議の際に郵政省から説明をされておりましたが、郵便料金の値上げ後の見通し、これに基づく物数がどのように現在なっているのか、どのような変化が起こっているか、どのように理解を郵政省はしているか、その辺をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 まだ正式に物数調査も行われてないでしょうから、いまの答弁程度にしか一応説明はできない……
○案納勝君 私は稲葉参考人に二、三点だけお尋ねしておきます。 いま参考人の皆さんの御意見を聞きますと、NHKの経営の危機というのは単に財政上の問題だけではない。これは国民の支持という基盤の上に成り立つNHKとして、その性格の上でどうやって国民の放送としてあるべきかということは、先ほど稲葉さんが、今日、NHKが果たして国民の基盤の上に立っているかどうか、そういう運営をされているかどうかに大変疑問を持っている。たとえば自民党の総務会での偏向攻撃の問題、あるいは小野会長の閣僚協の専門懇の座長の問題、あるいは内部の問題等がある。そこで、私は意見を言わずにその辺についてもう少し御意見を承りたいと思う。……
○案納勝君 私は、ただいまから提案をされております日本放送協会の五十一年度収支予算について質問しますが、十八日以降、同僚議員から主要な問題については質問されました。ただ、中身の解明についてまだ不十分なものがあります。したがいまして中には重複する部分もあると思いますが、特にNHKの基本にかかわる問題、財政、予算、事業計画にかかわる問題に分けて、まず第一は基本問題であります。 去る十三日、小野会長から五十一年度の収支予算等について説明を受けました。その中で、会長は広く聴視者の意向を吸収した上で、今後三年間の経営を見通して、公共放送としての協会の社会的使命を果たすため、やむを得ず受信料の値上げを提……
○案納勝君 参考人の皆さん大変御苦労さんですが、私は、いまからKDDの事業計画等について幾つかの質問をしたいと思います。その中できわめて通信用語等で素人の私にとってはなじみの薄いものがたくさんあります。不正確な部分もあるかと思いますが、その場合は説明、答弁の中で訂正をしていただきたいと思います。 まず第一に、いま板野社長から説明がありました事業計画、この事業計画に対応するところのKDDの経営上あるいは事業運営上の方針についてまず第一にお尋ねいたします。 いま報告をされましたように「今後におけるわが国の国際通信需要は、長期的には、内外経済基調の安定成長への転換と国際化の一層の進展を背景に、緩……
○案納勝君 私は、ただいまから一般質問ということで、大臣も新しく就任をされました。さらにはNHKも新しい会長が就任をされました。そして大臣及び新会長等の抱負なり決意なり、あるいは御見解を承っております。 まず、大臣に伺いますが、去る七日のこの当委員会で大臣からごあいさつをいただきました。しかし、その前に、さらに九月の十六日に大臣就任の記者会見で四、五点にわたって大臣は抱負を述べられています。私がここでお聞きしたいのは、この抱負の中に、郵政事業、電波放送等について新しい方向を見つけて新機軸を出したい、こういうように言っておられます。 いま、郵政事業や電波放送の抱えているそれぞれの事業やあるい……
○案納勝君 関連で、設備料の問題で二点ばかり質問をいたしたいと思います。 先ほど遠藤総務理事の答弁では、今回の設備料の改定は二点、その第一点は、四十六年度以降物価上昇が七割、こういうことが第一点。そうすると、設備料というのは今後物価にスライドをして上げていくという考え方の上に立って考えられていると思うんです。 もう一点の場合は、四十八年以降から全国移転を公社として認めてきた、こういう指摘、これは私は討論はきょうやめます。いま電話の加入者ですね、住宅用加入者、これはどのくらいで、現在、月に、そして年間に全国移転をしている電話はどのくらいあるか、これを資料で提出していただきたい。この辺について……
○案納勝君 ちょっと関連。 大臣、重ねて部の方から、この間の七日の委員会の関連で質問さしていただきます。 当委員会で七日に一般質問、大臣も一緒におられましてお聞きになりました。きのうは、衆議院で質問がありました。七日の当委員会の質問で、小野前会長の顧問問題について、私の方から、慎重に、しかも問題が問題だけにその取り扱いについては十分配慮するようにという要望を申し上げました。これは大臣もおられたからお聞きになったと思います。NHKの坂本会長は、十分その意を踏まえて配慮していく、対処するというふうに言われました。 そこで、私は、いま藤原委員の質問に重ねてお聞きするんですが、その舌の根も乾かぬ……
○案納勝君 私は、ただいまから、公衆法の審議が今日まで慎重に続けられてまいりましたが、なお若干の問題について、明確にならない点、あるいは今日まで審議の中でなお継続をしている問題等にしぼって、少しく御質問をしたいと思います。 わが党は、御案内のとおり、衆議院からさらに参議院にかけて、長時間にわたって各党の同僚議員とともに今日まで審議してまいりました。わが党の基調は、具体的な公衆法のあるいは今後の公社の運営等の問題をめぐって問題を提起をする。その内容は、公企体だから経営が赤字でいいとか、あるいは不安定でいいとかと言っているのではありません。それだからといって、私たちが公共性をかなぐり捨てて、私企……
○案納勝君 ただいま郵便貯金法の一部を改正する法律案が提案されました。郵便貯金事業そのものについても今日きわめて多くの課題を持っているわけですね。インフレ目減り問題あるいは預入制限額の問題、さらには資金運用と国家政策の問題、銀行との競合関係あるいは奨励の姿勢の関係、合理化関係、オンライン化、私はきょうはこれらの具体的な指摘については差し控えます。 そこで、大臣にもお伺いしたいんですが、この貯金会館の運営も、つまるところ貯金事業に従事をする職員、こういう人たちに支えられて、かつ国民の協力、理解、こういうものによって本当に信頼をされた貯金事業として回っていく。要するに、郵便事業がそれらに支えられ……
○案納勝君 私は、いまから、最後になりましたが、NHKの今日提案をされている五十二年度予算の承認について幾つか質問をいたしますが、時間の関係もありますから、オリンピック放送の問題あるいは院としての修正権にわたる放送法上の問題あるいはその他幾つかについては後日に譲らせていただきます。いまから質問をする諸点については、どうかひとつ簡潔に答弁をいただきますようお願いしたいと思います。 まず第一にお尋ねをするのは、いままで同僚議員も質問をしてきましたが、NHKの経営の姿勢の問題、一点だけ明らかにしていただきたいと思います。 御存じのように、昨年の受信料値上げをめぐっての激しい厳しい論議が行われまし……
○案納勝君 すでに先月の三十一日、五十二年度の予算案が承認をされました。引き続いて本日、四十八年度決算が行われておりますが、今日NHKが置かれている事態というのはきわめて深刻な状態にあるわけです。そこで、私は、きょうは、大臣及び関係者の皆さんと、公共放送のNHKをどういうように今後経営を安定し基盤を確立していかなくちゃならぬか、こういう点について実は対話をしてみたい、こういう気持ちでいっぱいなんでございます。 まず第一に、私は、三月三十一日の五十二年度予算の承認の際に、時間の関係もありましたが、幾つかの問題課題を提起しました。その中に特に私が申し上げたかったのは二点ありました。 その第一点……
○案納勝君 参着人の皆さん、大変御帯労さまでございますが、ただいまから若干の質問をさしていただきます。 大変専門語が素人でございますのでよくわからない点がありますが、間違い等がありましたら、ひとつ御答弁の中で御訂正をいただきたいと思います。 まず第一は、事業概況について御質問いたします。時間もありませんのでかいつまんで御質問いたしますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 事業概況の中で、どうしても一点お聞きをしたい、こういう点についてお伺いしますが、私は、昨年、七十八臨時国会の席上で、五十一年度の事業概況について御質問をいたしました。それはKDDはまことに健全財政で推移をしている……
○理事(案納勝君) 午前の審査は、この程度にとどめます。
午後は一時十五分から再開することといたしまして、休憩いたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 私は貯金法、保険法両案について質疑をいたしますが、最後の締めくくりですから、余り時間もありませんので、同僚議員がいままで各方面にわたって質疑をなされておりますから重複しないようにしますが、その前に、貯金、保険、郵便事業全般にかかわる問題として、監察の問題について、少しく問題の諸点について看過できない問題がありますので、明らかにしていただきたいと思います。
まず最初に、四月二十七日の東京新聞の朝刊に「関東郵政監察局が〃おとり捜査〃……
○案納勝君 私は一瀬先生及び池田先生にお伺いをしたいと思います。 最初に、一瀬公述人の方からは一般会計からの繰り入れの問題について伺いました。御案内のとおり、郵便事業は国営で、しかも独占です。諸外国の場合もこれに大体類しています。言われるように、その中で特に社会の発展、国民の福祉増進のために欠くべからざる事業としてそうなっていると私は理解するわけです。それだけにどんな山間僻地にも事実上戸別配達を行っていく。特定局みたいな郵便局が設置をされる。そして合理化というのは、労働集約の大変密度の高い企業ですから限度があります。ロボットを使って配達するわけにはいかない。はがき一枚、あるいは三種の新聞を一……
○案納勝君 では最後ですから、私は簡単に二、三点だけ伺います。 まず、植草公述人にずばり聞きますが、先ほどから諸外国の例などを引かれておりました。まず減価償却、すでに論議をされております国内の主要設備集約企業の総費用に占める減価償却費の比率は、電電公社の場合は三一・五%、同じような装置産業であります国際電電では一五・二%、アメリカのATTでは一七・二%、その中間のものは私省きますが、この減価償却のあり方について、特に建物まで定率法を適用するのが適正償却と言えるかどうか、あなたはどう思いますか。 それから第二点です。私たちが国会で審議をするのは、公衆法及び日本電信電話公社法に基づく、あまねく……
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