このページでは和泉照雄参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○和泉照雄君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対して、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 まず第一に、ポスト四次防問題についてであります。 昨年十月二十九日、ポスト四次防計画の大綱が決定され、本年度から従来の五カ年固定方式ではなくて、ローリング方式による防衛力整備計画に入っております。この防衛力整備構想は、従来の脅威対応論とも言うべき所要防衛力論から基盤的防衛力構想を採用しておりますが、その前提として、現在のわが国を取り巻く国際情勢が東西関係において四次防策定時と比較して大きな変化はないとの認識に立っており、その限りで……
○和泉照雄君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました元号法案について、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 最近、元号法制化実現の動きが高まり、さらに民間団体の主唱で始まった元号法制化促進運動が全国的に広がり、現在では四十六都道府県議会を初め、市町村議会多数が法制化促進決議を行っていることは事実であります。しかし、総理府による世論調査や最近におけるマスコミの調査等の間には、共通点と相違点があることも事実であります。すなわち、共通点は、元号の存続については圧倒的に大多数の国民が賛成の意向を示していることであり、相違点は、多くの調査では、元号を法律で定めることに賛成する回答……
○和泉照雄君 私は川内の原発について、私自身も鹿児島県の出身でございますので、ぜひひとつお伺いしておきたいと思います。この原子力、川内の原発の問題はたしか昭和五十年の十二月ごろから、地質調査図が捏造されたとか、あるいはまたボーリングのコアの差しかえがなされておったとかというようなことが問題になりまして、たしか衆議院では九回ぐらい同じような質問が繰り返されてきたように記憶しておるわけでございますが、どうも私の感じでは、これは専門的な技術的な問題でございますけれども、技術的な問題ですから、真実をきちっとおっしゃればある程度の知識を持った方々は納得するんじゃないか。どうもいままでそういう設問に対して……
○和泉照雄君 私は、まず、きょうは、コアの差しかえがあったかどうかという、その問題に限って質問を展開してまいりたいと、このように思います。 その前に局長にお尋ねをいたしますが、十月の二十八日だったと思いますが、当委員会で、やはりこの真実というのは一つしかないんだから、直接あなた方が証人と言われておる人たちにお会いして、そしていろいろ向こうの立場もおありでしょうから、いろいろそういうところを配慮をされて直接お聞きになった方がいいでしょうと、こういうことを要請もしておったわけでございますが、先ほどの金丸委員そのほかの方々のお話を聞いておりますと、質問の答弁等を聞いておりますと、そうではなくて、東……
○和泉照雄君 大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、 私は、拘束預金の問題についてお伺いをいたします。 不況下で資金繰りが厳しい中小零細企業は、毎月約千五百件を数える倒産が後を絶たない状態のようであります。本来ならば銀行や信用金庫などの金融機関は、不況克服のために真っ先に政府の意向を受けて、安い金利で運転資金を提供して、企業活動の活発化を後押ししなければならない立場でありますのに、現実には、不況で資金繰りが厳しい中で困っている中小零細企業の弱い立場につけ込んで、歩積み両建て、にらみ預金などの拘束預金を強要をして、零細企業から暴利を吸い上げるという強い批判の声が起こっているのは事実でございます。これ……
○和泉照雄君 まず、長官に。 私はちょうど九月の十一日に、台風直後に沖繩に行ったわけでございますけれども、いま二人の委員の方々からいろいろと質問がございましたので、重複することは避けまして、大体被害の総額は百九十六億一千五百万ぐらいの巨額にわたる災害であったと、こういうふうに報告を受けておるわけで、県あるいは国、自衛隊の適切な対応によりまして、島民の方々は元気で復旧作業に励んでいらっしゃるのは事実でございますけれども、先ほど長官がおっしゃいました順調に進んでおるということには、若干違いがあるように感じております。と申しますのは、あの島がサンゴ礁でございますので、災害の仮設住宅の建設というのが……
○和泉照雄君 私は、まず、九月の初めに沖永良部島を襲った沖永良部台風の問題について若干御質問をして、それから桜島降灰の問題に移ろうと思っております。 ちょうど九月の初めからもう二カ月有余になるわけでございまして、十月の六日に当委員会でいろいろな問題点の指摘をやってから一カ月有余になるわけでございます。被災地は、国及び県の迅速な対応で、いま元気いっぱいに復旧作業に従事しておるわけでございます。 まず、お尋ねしたい第一点は、災害援護資金の問題でございます。これは厚生省関係でございますが、この台風災害に係る災害援護資金の申し込みの件数、それから金額、それから県の方の対応の準備といいますか、予算の……
○和泉照雄君 私は、行政改革について西村長官にお尋ねをいたします。 長官は、福田総理に行政改革の検討の指示をお受けになったのはたしかことしの二月一日だったと思いますが、国民はこの低成長時代を迎えた今日、冗費を節約して行政の効率化を図るため思い切った改革がなされるものと期待をしていたのでございますけれども、福田総理の中央省庁の再編成という、こういう考え方を中心としたことで関係方面の反対に遭って、国民としてはあえなくついえたような、そういうような感じを持っております。すなわち、行政改革の火が消えたんじゃないか、こういうことで、行管の長官としてどのような行政改革について信念といいますか、御見解をお……
○和泉照雄君 私は、防衛二法に関連をいたしまして質問をしたいと思います。
まず、横浜市における米軍機の墜落事故について若干お尋ねいたします。
九月二十七日に、横浜市の住宅地に米軍のジェット偵察機が墜落してから約二カ月近くなろうとしておりますが、
日米合同委員会事故分科委員会は、その間何回ぐらい開催をされたのか、また、同委員会のいままでの開催経緯について施設庁長官から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、十月七日以降は約一カ月ちょっと何にも開かれなかったと、そういうところに私は防衛施設庁の非常に何といいますか、受け身の姿勢があるんじゃないかと、あなた方自体でいろいろ情報収……
○和泉照雄君 私は防衛の基本的な問題に関して質問をいたしてまいりたいと思いますが、まず第一点は、もう最近は余りそういう言葉は使われておらないようでございますけれども、昭和四十四年当時、有田長官のころ議題になった問題でございますが、自主防衛という呼び方と、専守防衛、この呼び方との実質的な違いというのはどういうふうな点にあるんでしょうか。
【次の発言】 この前の質疑の中で、局長はたしか、専守防衛の立場でも公海、公空に出撃をして、急迫不正なそういう侵略に対して攻撃ができるんだと、こういう御答弁がございましたが、専守防衛ということになりますと、そういう公海、公空の場に出て急迫不正な侵略の力を撃滅をする……
○和泉照雄君 当委員会に審議を付託された防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する公明党の態度は、反対であります。 その理由は、一、自衛官の定数を千八百七人増員させることは、一層の軍備増強につながる。二、国家財政が赤字国債を発行するほどの財源難に陥っている中で、とりわけ自衛隊員の人件費率が他省に比べてきわめて高い状況にありながら、なおかつ自衛隊員の増員を認めることはできないからであります。第三点は、第三航空団の移転は、日米共同作戦のための部隊再編成を目指したものであります。さらに、三沢市への移駐は、現在でさえも基地騒音公害に悩まされている三沢市民の生活を圧迫するものでございます。……
○和泉照雄君 私は僻地診療の問題と、それから奄見大島の医師介輔の問題について御質問をいたしますが、時間の関係がございますので、答弁の方は要点を簡潔にひとつお願いをいたして質問に入りたいと思います。 世間一般に医療の過疎と、こういうふうに言われておるものの一つに、大都市周辺の人口急増地域という問題がございますが、そのほかにいま一つあるのは、山間地や離島などいわゆる僻地の問題がございます。特に交通機関の不便な僻地の住民は、医療面で不安な生活を強いられてきておりますけれども、これまで僻地診療についてどのような方針、対策で進めてこられたか、お聞かせ願いたいと思います。
○和泉照雄君 私は総務長官にお伺いいたしますが、私たち公明党は、ことしの八月の九日の官民給与の較差の是正の問題、その勧告については、これはいろいろと問題はございますけれども、今日のような経済情勢のもとでは一日も早く実施すべきだと、このように思っております。しかし、教員の給与改善のその中身、これはいろいろとありますけれども、今回の法案で処理するものには、義務教育等教員特別手当の増額だけで、このこと自体には私は問題はないと思いますけれども、しかし、これが実施をされれば、連動して人事院規則だけでいわゆる主任手当、教育業務指導連絡手当が出される、これが問題でございますので、私たちは反対をしているわけで……
○和泉照雄君 私は、農業団体の農地に対する対応といいますか、そういう問題について質問をいたします。 昨年の十月の二十八日に当決算委員会で、海洋開発技術研究所に関連をして、海洋開発技術学校用地の農地転用についてお尋ねをいたしたわけです。学校用地は、昭和四十六年と四十七年に休耕奨励金が二年にわたって出ているたんぼでございますが、交付対象面積は三ヘクタールとなっており、実際の面積は四ヘクタールもある広大なたんぼが、農地転用の申請もなく、もちろん農林大臣の許可も受けないで売買されたことについて質問をしたわけでございますが、このことが、結局農業団体がこの農地を転用することとしたことで、実際はこの学校が……
○和泉照雄君 私は、電電公社の通信建設工事にかかわる入札請負、物品管理の問題についてお伺いをいたします。
まず第一点は、全国には一級の認定業者が指定をされておると思いますが、その認定業者の社名と、それから指定をしておられるエリアといいますか、そういうことについてお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、地域、地域にはおのおのまた二級、三級、四級とこういう業者がいらっしゃって、そして公社からの工事の請負ということになりますと、その地域、地域の一級、二級、三級の方々の建設工事の発注のときには競争入札であるのか、あるいは随契であるのか、どっちで選定をしておやりになっておるか、お知らせ願います……
○和泉照雄君 私は、国有財産の中の廃川敷地の管理問題について建設省並びに大蔵省にお伺いをいたします。 この本件については、会計検査院が、昭和三十九年における河川法の全面改正によりまして廃川敷地となったものについて事後における処理の状況を検査したところ、建設省では、その処理期限が昭和四十五年三月三十一日までのところを五十年三月三十一日まで延長して、さらに未処理であったので五十一年三月三十一日まで二度も再延長しながら、五十二年三月末現在でもいまだに未処理のままになっているものが数多くあるということで、このために普通財産としての有効な利用が妨げられているだけではなくて、使用料さえも徴収されていない……
○和泉照雄君 私は地震対策について質問をいたしたいと思います。 去る一月十四日の昼過ぎ発生をした伊豆大島近海地震は、震源地に近い伊豆半島東海岸で、多くのがけ崩れ、家屋の倒壊、それに伴い多くの死者を出すという大きな惨事となり、いまさらのように地震の恐ろしさを思い知らされたわけでございます。犠牲になられた方々には心から哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた多くの方々の一日も早い立ち直りを念願をする、そういう立場から質問をいたします。 科学技術庁長官は内閣の地震予知推進本部長をしておられますので、本日は、地震に関する諸問題の中で、地震被害をできる限り少なくするために絶対必要な地震予知にしぼって……
○和泉照雄君 私は、会計検査院と国鉄に、積算不当による高価契約の減額処理についてお伺いをしたいと思います。 検査報告を見ますと、毎年のように工事契約における予定価格の積算に関する不当事項が指摘されておりますけれども、国鉄の場合、昭和五十一年度で積算の不適切によって契約額の割り高になったものが二件、合計六千百八十万円の高価契約になったと、このように掲記されていることは御承知のとおりでございます。私はこのうちで、第六二号の不当事項、つまり、防音壁等の新設工事の施行に当たって側方遮音壁の腕材ガセットの取りつけ工事費の積算が適切でなかったために、契約額が約四千四百四十万円割り高になっているとの指摘に……
○和泉照雄君 私は、母子家庭の母親の雇用問題ということについてと、それから身障者の雇用問題について質問をする予定にしておりましたが、時間の関係がございますので、身障者の雇用問題に限って質問をいたしたいと思います。 現在、職場で働いていらっしゃる身障者の方は約三十万人で、職を求めようと努力をしていらっしゃる身障者は約七万三千人と、このように推定されておりますが、そこでお尋ねをしたいのは、職業訓練法第十八条による国立身体障害者職業訓練校の問題についてお尋ねをいたします。 まず、この身障者訓練校の実態――学校の名前と所在地、修学年限、入校資格、定員、入校者数、修了者数、就職数について説明をしてい……
○和泉照雄君 私は恩給法について質問をいたしたいと思います。 旧軍人に対する恩給が復活をしてから二十五年を経過をして、その間恩給法の改正がしばしば行われて、政府としては御努力をなさっていることは承知しているところでございますが、しかし、現在の恩給法をもってしては救うことのできない落ちこぼれがまだ多く存在をして、また金額的にも不十分な面が少なくないので、政府におかれてはさらに一層この種恩給の充実に力を注いでいただきたいと思うのであります。 まず初めに、一時恩給についてお尋ねをいたします。 旧軍人に対する一時恩給については、去る五十年の恩給法の一部改正によって支給範囲の拡大がなされました。す……
○和泉照雄君 私はオーストラリア大蔵省職員に対する日本企業の贈賄の疑いに関連をして御質問を申し上げます。 まず、その第一点として、事実の確認をしておきたいのでございますが、昨年八月二十六日、在キャンベラ日本大使館筋が明らかにしたところによりますと、オーストラリア野党労働党のキーティング議員は、当時開会中の議会に質問状を提出、昭和五十年暮れに日本企業が日本からの投資の許認可に関連をして、オーストラリア大蔵省職員に賄賂として金品を贈った疑いが濃厚であり、政府が至急調査して回答するよう求めたとの報道が、五十二年の八月二十六日の朝日新聞の夕刊の記事に載っておりましたが、在キャンベラ日本大使館筋がこの……
○和泉照雄君 時間がございませんので、答弁の方は簡潔にひとつお願いをいたしますが、私は五十一年度の検査報告における特記事項の中のいわゆる法定外の公共物の管理問題についてお伺いをいたします。 本件は会計検査院が里道、畦畔、水路、海浜などのいわゆる法定外公共物の管理状況について検査したところ、一千三百十三件の法定外公共物のうち七百四十八件、面積にして約三十八万五千平米、価格にして約七十億円もの里道、水路等が無断で原状を変えられ、私企業や個人等に使用されているというもので、同様の事態は以前から全国的にも数多くあることが見込まれた上、今後も都市化の進展につれて原状変更がなされ、相当な財産価値のあるも……
○和泉照雄君 私は公明党を代表して、昭和四十九年度決算外二件を是認しないことを表明し、委員長の提案された内閣に対する警告に対しては、賛成の意を表するものでございます。 決算外二件を是認しない主な理由を以下申し述べます。 まず第一は、経済政策の失敗であります。 御承知のように、昭和四十九年度は、昭和四十八年末に始まった石油ショックに乗じた物価の狂乱をとにかく抑えようとしたのでありますが、当時の田中総理の日本列島改造型の大型公共事業と大量の公債発行によるインフレ促進などが、今日のインフレと不況という国民の深刻な生活難などの重要な原因をなしたものであります。その際、インフレを克服するという名目……
○和泉照雄君 先ほど人事院の総裁からいろいろ説明がございましたが、人事院は本年八月十一日、国会及び内閣に対して国家公務員の給与引き上げについて勧告を行っておりますが、その勧告の内容の一つに、本年四月から平均三・八四%、七千二百六十九円引き上げることとしている。だが、この勧告は、昭和三十五年に人事院勧告制度が本格的に始まって以来の最低の数字になっていることは御承知のとおりでございます。
そこで、まずこのような最低の勧告を提出しなければならなかった原因等について簡単に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は、今回の勧告で一番注目すべき点の一つに、国家公務員法の第二十八条では第二項で五%以……
○和泉照雄君 私はまず、設置法に関連をする質問の前に、いまもいろいろお話がありましたが、患者の方々が座り込みをおやりになって、そしてまた環境庁が強制排除をした、このことについてお尋ねをしてから質問の中に入っていきたいと思います。 川本委員長のおっしゃるのには、座り込みを二月の二十四日からずっとやっておったけれども、あなた方の方が十六日の午前中に患者側と話し合いをするということを言ったまま、そのまま何の話もなくて、十九日に警備員の方々を行使しての強制排除が始まった、こういうような主張が新聞の報ずるところでございますが、また事後の談話としても、やはり昨年の行政怠慢を認めた不作為の判決を無視をする……
○和泉照雄君 私は、法務省設置法の一部を改正する法律案の改正点の第一の沖繩刑務所の移転に関連をしてお伺いをいたしたいと思います。 沖繩刑務所の移転建設は営繕方式と、このように聞いておりますが、移転方式には、いわゆる刑務所跡地を地方自治体が取得するかわりに、その評価分だけ投資をして新刑務所を建設する建築交換方式と、国が全面的に資金を出してつくって、移転をするときに跡地を地方自治体が買い取る営繕方式と、このようにありますが、過去に移転のあった刑務所、または近い将来移転が予定をされているものの中で、建築交換方式と営繕方式の種別についてひとつお知らせ願いたいと思います。
○和泉照雄君 私は、いま質問の過程の中で、将来の戦いの中には核攻撃は想定されないんだと、こういうような意味の防衛局長のお話がありましたけれども、希望的にはそうあってほしいわけでございますけれども、それが果たして正しい判断であるかどうか。それは世界的に見ても、アメリカ、カナダ、あるいはソ連、中国、あるいはもう戦争にほとんど中立を標榜しておるスイスとかスウェーデンあたりまで、この核の防備ということについて非常に関心を持っておるようですが、そういう面からしますと、日本はこの狭い国土でございますし、また都市が集中的であるといういろんなハンディを持っておるわけでございますけれども、全然そういうような対策……
○和泉照雄君 私はまず、恩給受給者の今後の推移という問題について質問をしてみたいと思います。
恩給局の調査によりますと、最近五カ年の恩給受給者の推移を見ますと、昭和四十八年の三月末を一〇〇としますと、四十九年に九八・八、五十年に九七・二、五十一年に九五・一、五十二年では九三・九と年々そのように指数が低下しておりますが、これは恩給の性格上当然のことだと思いますがそこで、今後十年後、あるいは二十年後、三十年後のこの恩給の受給者の推移を分析をされたことがあるかどうか、その辺の点について御答弁願います。
【次の発言】 一方、昭和三十六年の法律改正によっては、旧軍人の地域加算年を基礎として在職年数にこ……
○和泉照雄君 私は審議会等の整理法案について、まず行政管理庁長官にお伺いをいたします。 審議会等の統廃合については、昭和二十四年以来、これまでにも数次にわたって行われてきたところでございますが、その整理の方針はおおむね責任体制の明確化、事務の簡素能率化、経費の節減等が挙げられております。また整理基準としては、公務員のみを委員とするものは原則として廃止する、民間の意見聴取程度のものは原則として廃止する、類似する性格のものは原則として統合する、任務の終了したものは即時廃止する、閣議決定によるものは廃止するかまたは必要な法律の基礎を与える、委員に国会議員を充てないこととする等が示されてきたところで……
○和泉照雄君 私は、去る九日の質疑に続きまして、審議会の問題と許認可の問題について質問を続行してまいります。 そこで、まず郵政審議会についてお尋ねをいたしますが、これは古い話でございますけれども、昭和四十六年の参議院の逓信委員会において郵便法改正案を審議した際に附帯決議がなされております。その内容は「郵政審議会の任務のいよいよ重要性を加えつつあることにかんがみ、その機能序強化するため必要な措置を講ずること。」という、この一項があるわけでございますが、この事項はその後どのように処理をされたのか。それからまた、この郵政審議会の委員構成についてでございますが、現在四十二名でございます。その割り振り……
○和泉照雄君 私は、公企体の職員の共済年金の改正に関連して質問を申し上げますが、近年公的年金の成熟に伴いまして、国民年金を初め、各種年金の財政が悪化していることは御承知のとおりでございますが、本日は、その中でも運輸省所管の公共企業体共済年金、国鉄年金に関して、現状と今後の問題点等についてお伺いしたいと存じます。
そこで、まず第一点は、現在の国鉄年金受給者数と年金の成熟度並びに退職年金の平均受給額について御説明を願います。
【次の発言】 次にお尋ねをしたいことは、現在の国鉄職員の年齢構成、そして今後十年間の退職予定見込み者数について御説明願います。
○和泉照雄君 私は、行政改革の全般的な問題をまず長官にお聞きして、それから後、今回の法案に関連をした質問を展開していきたい、このように思います。 まず、長官にお尋ねをしますが、これはちょっともう過ぎた問題でございますけれども、行管の姿勢として行政改革をどのようにお考えかということでお聞きするわけでございますが、福田内閣の行政改革の流れを見ておりますと、総理が昨年東南アジアの歴訪から帰ってこられて、中央省庁の統廃合を中心に据えて行政改革を断行する、これは八月いっぱいと、こういうような言明があったわけでございますが、八月を二日過ぎて九月の二日に行政改革についてその基本方針と要綱が閣議了解をされ、……
○和泉照雄君 私は農林大臣に、アメリカの農産物の輸入の問題、これに関連して質問をいたしたいと思います。質問したいことがいろいろあるわけでございますが、時間の関係がございますので簡潔にいたします。 まず初めに、アメリカ農産物の輸入が大きな問題となっておりますが、近年、日本の対米貿易収支の大幅黒字ということが問題になって、日米間のこの大幅黒字を解消するということで、一月にストラウス米大統領通商交渉特別代表が来日をされて、政府首脳と協議をされたことは御承知のとおりでございますが、また、先般の福田総理訪米の際にも、米国議会から日本の対米貿易の黒字拡大が強く批判をされて、対日保護貿易立法の提案も辞さな……
○和泉照雄君 私はまず前段に、法案に若干関係がございますのでスト権の問題についてお尋ねをします。
最近マスコミの報道によりますと、国鉄などの三公社五現業の職員のスト権付与是非に関する公共企業体等基本問題会議の意見書の原案骨子が明らかにされておるようでございますが、そこで、この会議はいつまでに総理に答申を出すのか明らかにしていただきたいと思いますが、新聞報道によりますと、六月十九日に答申が出るようだとも言われておるようでございますが、それと、いままでの会議の経過と今後のスケジュール等についても明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 国会も十六日に閉会になるわけでございますが、その会……
○和泉照雄君 私は、特別養護老人ホームの施設整備に関連をして、厚生省の社会局長にお尋ねをいたします。
昭和五十年度と昭和五十一年度に設置を許可され、国庫補助事業及び日本自転車振興会等の補助金あるいは社会福祉事業振興会の借入融資で施設整備を認可された特別養護老人ホームの五十年度、五十一年度の施設件数はどれほどになっているか、お伺いをいたします。
【次の発言】 特別養護老人ホームの施設の整備については、大別しますと、国庫補助事業による国、県の補助金と社会福祉事業振興会からの借入金及び自己資金で計画される場合と、日本自転車振興会等の補助金と社会福祉事業振興会からの借入金並びに自己資金による方式の二……
○和泉照雄君 私は、身体障害者の雇用についてお尋ねをいたします。 この身体障害者の雇用については、国、地方公共団体、特殊法人、民間企業にそれぞれ一定の率で身障者を雇い入れることを義務づける現行制度が発足してからちょうど二年たっておるわけでございます。今回発表された五十三年六月現在の身体障害者の雇用状況を見てみますと、民間企業の雇用率は平均一・一一%で、法定雇用率の一・五%にはまだ遠く及ばぬ低さでございます。また、雇用率未達成企業が四七・九%もあり、大企業ほど雇用率が悪く、雇用率未達成の企業の割合は大きく、従業員一千名以上の大企業の雇用率は〇・八三%、大企業の七九・五%は雇用率未達成であるなど……
○和泉照雄君 私は、水産振興という立場から、カツオ・マグロ問題について質問をいたします。 このところカツオ・マグロの浜値が暴落をし、そのために日鰹連ではカツオの漁業については去る八月初め十日間と、また、九月の十五日から来年二月末までに三十日間の休漁という自己規制、生産調整に乗り出し値下がりを必死に食いとめようとしておるようであります。 私も、最近、全国でも有数なカツオ・マグロ基地の枕崎、串木野の両市を視察して漁業関係者とひざを交えて語り合いましたが、カツオ・マグロ漁業がいかに深刻な苦境に陥っているかということを実感をした次第でございます。 また、年間約十万トンという全国カツオ水揚げの三分……
○和泉照雄君 私はまず給与法案について質問をいたしまして、時間が余りましたら防衛一般で質問させていただきたいと思います。 まず、本年の人事院勧告は、官民給与較差が五%以下でも勧告がなされる新事例となったということがひとつの特徴でございます。 二番目は、指定職俸給表が据え置かれたということ。 三点目は、本俸改善に対する配分率が従来よりも若干低減したことなど、幾つかの特徴があるようでございます。 今回提出された一般職給与法改正案は、この勧告を受けて提案されたわけでございますが、私は八十三国会においても官民較差の是正の実施と人材確保法に基づく教員給与の改善とは別個に処理すべきであることを指摘……
○和泉照雄君 私は、澁谷自治大臣にまずお尋ねをいたしますが、一月二十三日の新聞報道によりますと、去る一月二十二日の夜の臨時閣議で、総理の施政方針演説の草稿のうちで、財政再建はいまや国民的緊急の課題であり、各方面、あらゆる角度からの論議を期待すると、こういう趣旨の表現に対して自治大臣は、「これは内閣の無責任姿勢だ」と、「財政再建は国民の問題ではない。まさに内閣の問題だ。国民的課題だと言い、論議を期待すると言いながら、実は増税による再建を考えているのではないか。ならば政府は率先して公務員の数や機構を削るという姿勢を打ち出すことが先決ではないか。民間企業は減量経営をしているのに国も地方も公務員は親方……
○和泉照雄君 私はまず行政改革問題について官房長官にお伺いをいたします。 大平総理が今国会における施政方針演説において、「行政は国民のものであり、国民の活力の活発な展開を促すことが行政の任務であることに思いをいたせば、行政は簡素で効率的なものでなければ」ならないとお述べになりました。行政改革を重要施策の一つに据えている大平内閣の誕生とともに、チープガバメントと、いわゆる安くつく政府という言葉が一つの流行語のようになった感がございます。行政改革の問題は、これまでも歴代の内閣が取り上げてきて、しかも余り実効を上げることができなかったなかなかむずかしい問題であることは承知しているのでございますが、……
○和泉照雄君 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、一般消費税のことについてお尋ねいたします。
国民から強い反対の声が高まっている一般消費税について、大平総理は、去る五月の六日、ロサンゼルスでの記者会見で、財政再建は逃れられない問題である、来年度早目に導入したい旨を改めて強調したと、新聞はこのように報じておるようでございますが、一般国民諸団体、消費者諸団体、中小企業諸団体、流通団体、商工会議所、財界など、国民各界各層がなぜ強い反対をするのか、その理由について、大蔵大臣の認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この一般消費税の問題は、景気の回復、物価の安定、財政の再建が大きな課題になっておるわけ……
○和泉照雄君 私は、公明党を代表して、昭和五十年度決算外二件に対して、是認できないことを表明し、委員長提案の内閣に対する警告に対しては、賛成の意を表するものであります。 以下、反対の理由について申し上げます。 その第一は財政経済運営の失敗であります。 昭和五十年度は、インフレの再燃を回避しつつ、戦後最大の不況からの脱出を図るため、政府の財政経済運営は、その重点をそれまでの抑制的な総需要管理から景気の浮揚に移したのでありますが、五十年中に四次にわたって実施された政府の景気対策は、公共事業の推進一辺倒であって、その効果は一向に上がらず、不況はいよいよ深刻の度を加え、国民はその後も長期にわたっ……
○和泉照雄君 私はきょうは、せっかく大蔵大臣がいらしておりますので、旅費法に関連する事項もありますので、二点ほどサラ金の問題についてお尋ねをしてから質問をしていきたいと思います。 サラ金の問題については、その規制に対する世論の高まりを背景に、大蔵省を初めとする関係六省庁で昭和五十二年九月に第一回の連絡協議会を開かれてサラ金規制立法について検討を続けてきておられますが、大蔵大臣も国会の答弁で政府の責任において立法措置を行うとの意向を繰り返し述べておられるのは御承知のとおりでございますが、また昭和五十三年十月には大蔵省がサラ金の実態調査も行い、その実態は相当ひどいと認識をされたはずでございます。……
○和泉照雄君 私はまず大臣に、先ほど村田委員の方から質問がございましたが、厚生省がこの法案を国会に提出した姿勢についてお尋ねをしたいと思いますが、この問題はもう御承知のとおり衆議院の内閣委員会あるいはまた当院においても過去に何回も問題になったところでございますが、国立身体障害者リハビリテーションセンターの建物があらかた完成をして業務の開始が間近になって法案を国会に提出して審議を行う、こういうことは国会の審議権を軽視すると言われても否めない事実ではないか、このように思うわけでございます。過去にあったことは、総理府の設置法のときに迎賓館ですか、あるいは運輸省設置法のときに気象衛星センター、厚生省設……
○和泉照雄君 私は、国民の大多数が元号の存続に賛成をしているという事実から、元号は国民の中に定着をしているという認識の上で賛成の立場に立ちまして、若干解明をしなければならない問題について質問をいたします。 まず第一に、先ほどからいろいろと問題になっておりますが、私は、ここで元号問題に関する世論調査の経緯に目を通してみたいと思います。昭和五十三年七月実施の読売新聞社では、「法制化した方がよい」が一五・一%、「元号はあった方がよいが、法制化するほどのことはない」というのが六四・五%。昭和五十三年十二月実施の時事通信では、「法制化した方がよい」が二三・四%、「元号はあった方がよいが、法制化するほど……
○和泉照雄君 私は元号の存続と法制化に賛成するという立場から、まず第一点は小野さんにお尋ねをいたしますが、御承知のとおり一世一元というのは明治以来始まっておりますが、これは天皇の統治権下における一世一元ということで、まあいま反対を唱えておる人の中には統治権下に逆行するんじゃなかろうかというような心配を非常にされる方が多いようでございますけれども、私たちがいま使わしてもらっておる昭和というのは、日本国憲法下のこの昭和の使用でございまして、そういう点からしますと旧憲法下の明治、大正、昭和のその使用の認識と、国民の中には新しい日本国憲法の中での昭和というのは定着をして、旧憲法下のそういう認識とは大分……
○和泉照雄君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました元号法案に対して賛成の討論を行います。 以下賛成の理由について申し述べます。 第一に、元号に対する国民の認識は、最近の世論調査の結果等から見ても明らかなように、元号使用が国民の日常生活の上に確実に定着しているということであります。 現在、国民の大多数は生活の知恵として西暦と元号を何の抵抗もなくうまく併用しています。昭和をなぜ国民の大多数が元旦の年賀状に用いているのか。また、世論調査で大多数が、あった方がよいと回答するかを考えてみなければなりません。そこには日本民族の伝統的な心情というものを考えざるを得ません。新年を祝い、心新た……
○和泉照雄君 まず最初に会計検査院にお尋ねをいたしますが、この問題は、鉄建公団の組織ぐるみの乱脈経理が鉄建の内部告発によって明るみに出て、会計検査院の手でいよいよ明るみに出たというのが経過のようでございますが、先ほどの報告で、カラ出張の金額は約二億七千数百万円に上がる、このように報告を受けたわけでございますけれども、この検査の過程において、受検者側の公団の態度なり、新聞の報ずるところによりますと、いろんな、資料の隠滅とか、あるいは改ざんとか、そういうようなことが行われたようでございますけれども、その辺の検査の過程における隘路といいますか、そういうところは那辺にあったか御説明を願います。
○和泉照雄君 まず私は、恩給局長に、今回恩給の年額計算の基礎となる仮定俸給の引き上げについてお尋ねをいたします。
言うまでもなく、恩給の年額の増額は、昭和五十一年度から公務員給与の改善率に合わせて引き上げられてきており、本年も、五十三年度の人事院勧告によるベースアップを行政職俸給表の(一)についてその改善傾向を分析した結果を用いて実施していると、このようになっておりますが、そこでまず、改善傾向の分析結果と、その結果をどのように運用をして恩給年額を増額しようとしているのか説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃったとおり、仮定俸給の改善内容を見ますと、三・一八%から三・九六%です……
○和泉照雄君 私は、日本鉄道建設公団の不正経理問題に関連をして大蔵省の責任についてお尋ねをいたします。 大蔵省は、わが国の金融財政政策の総本山とも言うべきところであって、その金融財政政策を通じて日本経済と国民生活にきわめて大きな影響力を行使しております。各官庁の中でもきわめて大きな権限を掌握している官庁であります。そうした意味で、大蔵省の業務、またその責任はきわめて重大であると言わざるを得ません。このように重大な責務を負っている大蔵省はどのような心構えで業務を遂行しておられるのか、大蔵大臣はどのように職員を指導されておられるのか、まず、その辺のところをお伺いをいたします。
○和泉照雄君 まず、私は、財政難と文教予算ということについて文部大臣と財政当局に認識のほどをお伺いしますが、答弁は時間の制約がございますので簡潔にひとつお願いをいたしておきます。 今日、財政危機が叫ばれておりますが、そのために財政当局は歳出の見直しを迫られております。不要不急の経費を削減すべきことはもちろんでございます。しかし、歳出の見直しをする場合に、一番大事なことは、文教、福祉関係費というものは私は前進はあっても後退はあり得ないのではないか、このように思います。中でも教育は戦後日本の得興の原動力であったわけですし、また、今後の日本の繁栄のためにはいわば人的な先行投資として一層の充実が望ま……
○和泉照雄君 私は関連で、環太平洋合同演習、リムパックへの海上自衛隊の参加についての法的根拠、手続等に重大な疑義があるので、去る十一月二十八日の本院決算委員会で私は政府に確認する質疑を行いました。その後国会において論議が続けられておりますが、リムパックへの海上自衛隊の参加の根拠や必要性などについてはいまだ十分に明らかにされておりませんので、本日はリムパック参加計画の実態を確認したいと思います。 そこで、第一に伺いたいことは、さきの決算委員会における答弁では、リムパック参加の根拠は防衛庁設置法第五条二十一の「所掌事務の遂行に必要な教育訓練」という条項であることが明らかにされました。これは昭和四……
○和泉照雄君 私は、まず、中南米局の設置の理由についてお伺いをいたします。 今回のこの提案理由の説明では、中南米局が今回初めて新設をされるということであればあるいは納得できる説明であると、このように言えるかもしれませんけれども、しかしながら、今回の場合は中南米局の新設ではなくして、過去中南米移住局、昭和四十年に設置された移住局として存在をしておったものを、佐藤内閣の一省一局削減という行政改革によって廃止されたものを今回復活させようというものである以上、この提案理由の説明だけでは中南米局の復活の理由には乏しいと思います。今回、行政改革の必要性は佐藤内閣時代以上に厳しさを増していると認識をしてい……
○和泉照雄君 私は、一般職の職員の給与に関連をして、まず人事院制度の意義ということについてお尋ねをいたします。本改正案の内容に入る前に、給与勧告制度に対する政府の基本的姿勢をまず伺っておきたいと思います。 本年度の給与勧告は、史上最低のわずか三・七%の引き上げ率であるにもかかわらず、閣議決定まで期間がきわめて長く、三ヵ月余り放置をされておった状態でございます。しかも、その間政府はすっかり定着をして完熟している給与勧告の完全実施を見直したいとの発言を行ったことはきわめて遺憾でございます。加えて、人事院の存在意義を政府みずからじゅうりんするような方針を閣議決定したことはきわめて問題が多いと思いま……
○和泉照雄君 私は、まず最初に電力料金の値上げについてお伺いをいたします。 昨日、北海道電力を除いた八電力会社が平均で六四・四二%という過去最高の値上げ申請を通産省に提出をしましたが、この上げ幅は昭和四十九年の石油ショックのときの値上げ申請の平均六二・八九%を上回るほどの大幅値上げであり、きわめて異常で、数字だけ見ても非常に吹っかけ過ぎたということは紛れもない事実であろうかと思います。いまから認可率は五〇%前後であろうと言われておりますが、いま通産省に質問を種々いたしましても、これから内容を検討してという答弁しか返ってこないと思いますので、角度を変えて次のことを伺いたいと思います。 昭和四……
○和泉照雄君 私は、職業病と身体障害者の職業訓練校、これに関する質問をいたしたいと思いますが、まず職業病についてお尋ねをいたします。わが国が高度成長を逐げ、今日世界でも屈指の豊かな国になっている反面、労働者の中にはさまざまな職業病が発生し、現在でも毎年二万六、七千人が職業病にかかっております。産業界に新しい科学技術が導入され、原材料に化学物質が大量に使用されるようになったために、働く人々の健康がむしばまれ、四十年代には有機溶剤中毒や化学物質中毒が多発をして、皮膚障害や職業がんの問題も起こりました。また、機械化の進展は新しい健康障害を生み出しており、省力化、機械化が現在新たな振動障害や腰痛を起こ……
○和泉照雄君 時間がございませんので、端的に御答弁願いたいと思いますが、起こった当時から最近までマスコミ等でも取り上げられた問題でございますが、昭和五十三年の七月から八月にかけて全国で起こった若い男女の蒸発事件について警察庁にお尋ねをいたします。 五十三年七月七日に福井県で、同年七月三十一日に新潟県で、同年八月十二日鹿児島県で、若い男女が海岸で、デートに出かけ突然行方不明となり、その後何の消息もつかめていないという事件でございますが、私も直接両親からこのように手紙をいただいておりますが、この事件の概要並びに警察当局の捜査等も含めて、取り組んでおられることについて御説明を願いたいと思います。
○和泉照雄君 私は、本日、刑務行政についてお伺いをするわけでございますが、まず最初に、監獄法の改正作業の中で一番問題になっております代用監獄制度についてお伺いをいたします。 身柄を拘置された被疑者は、本来拘置所に移さなければならないにもかかわらず、監獄法第一条第三項によって警察の留置場を監獄として代用することを認めております。これは、監獄法制定当初、拘置所のない地域など、万やむを得ない場合の例外措置と言うべきものでございまして、今日のように拘置施設が整備された段階においては廃止さるべき性質のものであると存じます。しかし、監獄法制定以来七十年を経た現在もこの制度は全国的に残っております。一日平……
○和泉照雄君 私は、本日の質問において、新薬開発に伴うわが国の治療実験の体制、人命を尊重する正しい治療実験のあり方、薬品開発のあり方、こういうことを確立したいために質問をいたすわけでございます。 まず第一に産学癒着、人命軽視について質問をしてまいります。 御承知のとおり、最近裁判ざたになって一昨日和解になりましたコラルジルという心臓病の治療薬は、昭和四十五年十一月、コラルジル中毒性の存在が国民に明らかにされ、毒薬としか言いようのない薬を薬と判定をされ、発売後八年目に発売中止になったわけでございますが、この薬の治療実験は果たして正しく行われたのかどうか、非常に疑わしいわけでございますが、これ……
○和泉照雄君 私は公明党を代表して、昭和五十一年度決算外二件に対してこれを是認することができないことを表明し、委員長提案の内閣に対する警告に対しては賛成の意を表するものであります。 以下、その理由について申し上げます。 その第一は、財政経済運営の失敗についてであります。 昭和五十一年度予算編成の政府の基本方針は財政の改善合理化と景気の着実な回復を図ることでありました。しかるに、財政は改善どころか三兆四千七百三十二億円の赤字公債を発行し、ようやく切り抜けるありさまであり、また景気回復についても、政府・与党は五十一年二月に露呈したロッキード事件の真相隠しとその後の政権抗争に明け暮れ、十一月十……
○和泉照雄君 私は先ほど同僚議員が質問をいたしましたが、同じ趣旨のいわゆる予備費の使用の原則について、若干重複をしますがお尋ねをしたいと思います。 予備費の使用の原則は幾つかあるわけでございますが、私がこれから質問をする二つの問題は、運輸省及び農林水産省においてともに立目をして予備費を使用したものであります。このほかに、立項をして予備費を使用した事例もあります。このように、立目または立項をして予備費を使用することは、新たな行政を行う費用の経費について国会に事後承諾を求めるわけでございますから、これはなるべくそういうことを省いて、やらないで、できるだけ予算に組み入れて事前に国会の審議を受けるよ……
○和泉照雄君 私は、共済関係二法案についてお伺いをいたします。 両案の改正内容は、大きく分けて二つの柱からなっておるようであります。第一の項目は、すでに第八十八回国会で成立をした恩給法の改正に準じた既裁定年金額の引き上げ等の措置であり、第二項の項目は共済年金制度、長期給付制度の改正措置であります。そこで、これらの各項目について若干総括的なことからお伺いをいたしたいと思います。 まず、共済年金引き上げ遅延の責任についてお伺いをいたします。 国家公務員共済年金及び公企体共済年金の引き上げ措置は、いずれも原則として本年の四月分より改定することになっておりました。御案内のように、恩給はすでに第八……
○和泉照雄君 私は、法案の内容の質疑に入る前に、政府の行政改革計画について若干お尋ねをしておきたいと思います。 まず、最近の行政改革と言えばすぐ臨調答申が思い浮かぶのでございますが、この答申がなかなか実現しないところから、佐藤内閣はいわゆる一省庁一局削減を実施をして、その後行革三カ年計画だとか、特殊法人の整理などが計画をされ、福田内閣時代の五十二年十二月二十三日には「行政改革の推進について」が閣議決定をされ、第一次大平内閣がこれを引き継ぐ形で五十三年、五十四年の二年度にわたって実施をしてきたのであります。そういう姿が今日までの経緯ではないかと思います。福田内閣時代の行政改革は、いわゆる中央行……
○和泉照雄君 きょうは官房長官はお忙しい中を出席いただきまして恐縮に存じますが、質疑をやる主題は、憲法に関する櫻内幹事長の発言が重大でございますので、また皇室経済法施行法改正の提案者の小渕長官にも関係がありますので、あえて質問をさしていただきます。
昨日の政府と自民党の連絡会議の席上、櫻内幹事長が、自主憲法制定を目指す改憲団体の催しに対して、政府に対して、援助するように小渕長官と伊東官房長官に要請したと伺っておりますが、事実かどうか、その辺のところを御説明を願います。
【次の発言】 もう御承知のとおり、過去にも閣僚が改憲の問題等を口にされて非常に大問題になったことは御承知と思いますが、やはり……
○和泉照雄君 私は、防衛の問題について、きょうは実は総理大臣に来ていただきたかったわけでございますけれども、そういうわけにまいらないようでございますので、内閣の大番頭としてのひとつ官房長官の御意見を伺いたいと、こういう意味で、防衛に関して大間ほど御質問をいたしたいと思います。 これは、この前の内閣委員会で質問したことに関連でございますが、いよいよ五月三日の憲法記念日を前にして、各種団体がそれぞれの立場で記念式典の準備をしておるようでございますが、去る三月の二十六日の政府。自民党連絡会議の席上、櫻内幹事長が、自主憲法制定を目指す改憲団体の催しに対して政府が後援をするようにと要請をされたという一……
○和泉照雄君 恩給局の方にお尋ねをいたしますが、昭和五十五年度の恩給改善措置法の基本的な考え方とその内容について、説明をまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、九項目にわたっていろいろ改善をされておりますけれども、この実施時期というのがはっきりしておらないようでございますが、九項目の対象人員と実施時期ということについてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 対象人員は。
【次の発言】 いま七百万とおっしゃいましたけれども、普通恩給のは単位がちょっと七十万じゃないですかね。
【次の発言】 次は、恩給年額の増額についてお尋ねをいたしますが、恩給年額の増額は、昭和五十一年度から、……
○和泉照雄君 私は、電気通信政策局の設置の理由について若干質問をいたしますが、政府側の提案をされました提案理由の説明は一応これは了解をするわけでございます。 そこで、行政管理庁にお尋ねをいたします。 第二次大平内閣は、行政改革ということを一つの目標にして成立をしておるわけでございますが、こういうような大事な行政改革、要するに減らすというときに新しく新設をするという、そういうような逆方向といいますか、そういうことになった時点についても問題を取り上げて質問をしようと、こういうわけでございます。 郵政省の方は昭和三十三年に電務局ですか、の設置を要請をして、これは参議院の方で審議未了になったよう……
○和泉照雄君 今国会に国家公務員及び公企体の職員関係の共済改正法案は合計四本出されておるようでございますが、恩給法の改正内容に準じた改正法案と、厚生年金の改正法案の内容に準じた改正内容とで、二大別できると思うんでございますが、本内閣委員会に提案されておるのは、このうちの恩給法の改正内容に準じた改正法案のようでございますが、さきに提案をされたときには一本化されたようでございますけれども、今回はこんなに二大別されたというのはどういう理由によるんでしょうか。
【次の発言】 時間がありませんので、ひとつ簡単に答弁もお願いしますが、これまで共済年金の改正は、恩給なり厚生年金の改善措置にならって改善をして……
○和泉照雄君 私は、原子力船「むつ」についてお伺いをいたします。 原子力船「むつ」は、昨年の十月十六日、修理のため佐世保港に入港して、現在まで全く手がつけられないまま佐世保重工業の岸壁に係留されているという状態であります。「むつ」を青森県大湊港から佐世保重工に回航した後、直ちに第五ドックに入れ、船底のカキがら落としや船底検査、船体の塗りかえなどをする計画で、五十三年度予算に約八千万円の経費を計上していたということでありますが、ドックの三月末までのスケジュールにも組み込まれていない状態で、修理も結局今年度中にできないのではないかと思うのでありますが、その理由についてお聞かせ願いたいと思います。
○和泉照雄君 私は、まず調査室の拡充強化について質問をいたします。 最近における保革伯仲を背景として、国会議員の国政調査活動が活発化しておるのは御承知のとおりでございますが、この国政調査活動をより一層充実したものにするためには、各常任委員会調査室の拡充強化が不可欠でございます。そのためには調査員の処遇改善を図らなければならないのも自明の理でございますが、そういう観点でまず伺いたいのは、具体的には、管理職でない一等級調査員の実現でございます。現在の調査室の状態は、室長を含め八名から九名前後の小人数の調査員で調査業務が賄われております。その中で、各調査員がスタッフとしておのおのの調査業務を担当し……
○和泉照雄君 私は、空港整備事業に関連をして、鹿児島空港について質問をいたします。
鹿児島の新空港は昭和四十七年の四月に供用開始をされておりますが、供用開始までの経緯の概要についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 鹿児島新空港の建設工事当時は、その特徴としては特に北側の滑走路に位置するようなところの付近が三十メーター以上の谷間が入っておるということで、高盛り土の工事が行われたようでありますけれども、これは航空局の方のいろいろ御指導があったように聞いておりますが、基本設計と施工方法についてお伺いをいたします。
【次の発言】 いま御説明がありましたが、当時の関係者の話を聞いても大体そ……
○和泉照雄君 私は文教政策に関連をして、まず第一に、たしか昨年の六月ごろだったと思うんですが、愛媛大学の医学部の付属病院に起こりました汚職事件、これに関連をしまして、ここ五年間ぐらい、国立大学関係医学部、それから付属病院の間に起こった不正事件についての概要ですね。それと文部省として打たれた措置、これについて説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そのほかにはこの五年間というのは一件もないわけですか。
【次の発言】 じゃ、次は別の問題でお尋ねしますが、人事院に提訴されていました徳島大学の医学部の抗争問題の概要についてと、それから最近下した人事院の判定について説明を願いたいと思います。
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