このページでは宮本顕治参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○宮本顕治君 私は、日本共産党を代表して、政府の施政方針演説について質問いたします。 まず、世界の現状をどう見るか、またどういう展望を持つかという問題であります。 二十一世紀の世界のあり方として、私は、すべての国の主権の確立と尊重、軍事ブロックの国際的解消による集団安全保障、外国の軍事基地と外国軍隊の撤去、核兵器の全面禁止、徹底した軍縮による膨大な軍事費の大幅削減、地球上からの飢餓、ひどい貧困の一掃、これらを展望するものであります。これは、国連憲章の理想、国連の諸決議にも、また国連参加国の多数の意向とも一致する方向であります。 ところが、総理は、「二十一世紀への足固め」とか「世界の平和と……
○宮本顕治君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問をいたします。 質問に先立って、昨日葬儀が行われた横浜の米軍機墜落事件の犠牲者林和枝さん、及び今日なお夕張炭鉱事件で地底に横たわっておられる人々を含めた多数の犠牲者に対して、心から哀悼の意を表します。 同時に私は、政府は政治の責任にかんがみて、こういう惨事は繰り返さないという決意を新たにすべきだということを強調するものであります。 さて、まず国際情勢と日本の責任についてお尋ね申し上げます。 今日の世界は、米ソを盟主とする大きな対立する軍事ブロックによりまして、際限ない核軍拡競争が進んでおります。そうして世界の軍事費の総額は百兆円を超え……
○宮本顕治君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。 総理は、日本が戦後史の転換点に立っているとして、戦前、戦後の歴史から「何を残し、何を改めるべきか」と設問しております。総理は見直しにタブーは設けないと言っておりますが、戦前、戦後のわが国の歴史から真剣に学ぶならば、そこにはタブーとすべき幾つかの重大な点がはっきり存在しております。 その一つは、明治憲法に定められていた天皇主権、これに基づく政治は基本的人権を踏みにじる暗黒政治であり、断じて残してはならないものであります。 その一つは、どんな名目によろうと、侵略戦争に踏み出してはならないという点であります。日本人三百十万人、近……
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