このページでは中村哲参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○中村哲君 私は、日本社会党を代表して、行政改革関係六法案には、修正条項を含めまして一括して反対いたします。 行政改革と言われるものが、巨大化した現代国家の統治機構に対する全面的な検討であることにおいて、それはいかなる政府にとっても必要なことであります。ことに、国民生活の多様化に伴って、国家がこれに奉仕する役割りは拡大発展し、このことから、他面、国家機能全般にわたり統合調整とその簡素化、効率化が要求されることになります。それがほかならぬ行政改革と言われるものであるけれども、ともすれば、実際には政治理念を欠く行政権力の単なる権力原理の貫徹にすぎない能率化と合理化に終わる弊害が出ております。 ……
○中村哲君 私は社会党の一員としまして、この学術会議法案に関して必ずしも御質問といって、そしてお答え願えることがあるなら答えていただきたいけれども、私の方も用意して通告しておりませんので、私の意見を述べたいと思います。答えられるところは答えていただきたいと思います。 結論的に言いますと、この日本学術会議というものは終戦後間もなくできまして、私ども学会におります者は多かれ少なかれ関係しているんですが、私は一回も出たことはありません。出るほどの余裕がありませんので出ませんでしたが、大体今日までの学術会議のたどってきた道というものは知っているつもりであります。今度の改正案というものを、このままの形……
○中村哲君 私はこういうところで質問をするのは初めてと言っていいんですが、特に質問するというよりは、言われたことに対してこちらの意見もあり、むしろ対話をするような形でお話し願いたいと思っているんです。 さっきヘンドリクソンさんが筑波大学について粕谷さんの言われたことに関連して答えておられたことで、筑波大学は非常にアメリカ的な大学としてつくられましたね。それで、そういうことが、日本に来て日本の大学に学ぼうと思うのに、非常にアメリカスタイルの大学であるということですね。こういうことが先ほど言われたようなお話になったのかどうかということですが、どうでしょう。 というのは、東京のホテルなんかでもほ……
○中村哲君 私は本来文教委員会に属しているんですけれども、文教委員会の管掌事項としても非常に大きなユネスコの問題についてここで外相その他の外務省側の見解をお聞きしたいのと、私の意見も言いたい、こう思ってそれで今回は外務委員会に出席させていただいたわけですが、本論に入る前に私自身広い意味で国会の通営とか、国会の将来とか、こういうことは戦前からの専門の分野でありますために、戦前も貴族院当時の本会議を何回か傍聴に参っております。殊に私がまだ学者の見習いのときに先生であった美濃部達吉先生が天皇機関説について当時の議会で問題になりまして、その何といいますか説明の演説をされまして、当時美濃部先生は勅選議員……
○中村哲君 今までの参考人のお話聞いてますと、非常に慎重に言っておられるので、事の性質がかえって私にはよくわかりませんけれども、中村参考人が暴力団云々ということを言われましたので、これは非常に問題だと思うんですね。それがどういうふうに関連するかということ。それについて一々細かくお聞きするのも適当じゃないと思いますけれども、ただこういう話がこういう委員会に出てきたというのは、今後審議の経過の中でも私は非常に注意しておこうと思っています。 それから、それに関連しまして、阿部参考人がこの法的な規制はもう少し早く行われればいいのに、しかしいろんな事情があってということでありまして、その話を聞いていた……
○中村哲君 ちょうど一年前、この外務委員会に特別に出していただきまして、ユネスコをイギリスが脱退するかどうかという直前でありまして、日本もそういう機運の中にあるように見えましたので、安倍外務大臣に日本は決してユネスコから手を引かないようにということを要請しましたので、私がこの委員会に出てくる意味は、ユネスコを脱退してなければこれで昨年の国際関係のこととしては最悪の状態を避け得た、こういうふうに思ったわけです。その後、ユネスコについては、先に既に手続をとっておりましたアメリカが脱退し、それから英国は条件を出しておりましたけれども、ペンディングの形をとっておりました。しかし、これも、脱退を差し控え……
○中村哲君 本日は、文部大臣の所信について総括的に御質問をしたい、こう考えておりましたのですが、先ほどから我々の属しております党の同僚がいろんな問題に触れまして、それらの問題は同時に私がねてから問題だと思っておることでありますので、多少そういうことに、ばらばらなことを申しますけれども、触れたいと思うんです。 最初に本岡さんが、今の学校のいじめというような、ああいう暴力の問題が出ておりましたけれども、私自身は義務教育の学校の教師をしたことがありませんで、大学を出たときに大学の見習いの研究者でありましたので、大学に関することは多少土地カンはあるんですが、そういう初等、中等等の学校の実情は、ここで……
○中村哲君 質疑といいますけれども、こういう問題に対する私自身の考えというものがありまして。それが我々の属している集団を代表しているというわけでは必ずしもありませんのですけれども、やはり自分がこの問題について質問する以上、自分の考えをちょっと述べた上で質疑をしたいと思います。 文化庁は、日本の古い時代から、殊に明治以後の近代化、さらに悲惨な戦争を経て戦後全く新しく民主化していった、そういう時代の文化の問題に責任を持っておられるわけで、私はそういう文化庁の機能に大変興味を持ってきたわけです。 私どもが日本の文化にかかわりがあるといえば、大正年間、まさにここでは問題になるような小学校教育を受け……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。