このページでは関嘉彦参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ロンドン・サミット会議の成果について若干の質問をいたしたいと思います。 今回十回目を迎えましたところのこの首脳会議の意義は、自由世界の代表的な国の首脳が一堂に会しまして、それぞれの国の意見の差異は理解しながらも、共同の利害関係を見出し、共同行動の指針を決めることにあると思うのでありますが、その観点からいたしますと、今回の会議におきましても、諸宣言にあらわれた限りにおきましては、決して優をつけるわけにはいきませんけれども、まあ合格点をつけていいのではないかと思いますし、中曽根首相以下出席閣僚がこの会議で果たされた役割につきましても、先ほど総……
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合を代表しまして、先般の総理とレーガン大統領との会談に関して質問をいたします。 会談では、米ソ間の軍縮交渉、SDIの問題なども取り上げられましたけれども、本日は私の質問は経済問題だけに限ります。 最初に、質問の基本的な姿勢を明らかにしておきたい。 我々は、自由貿易体制による世界経済の発展なしには日本の存立繁栄も極めて困難である、そのように考えておりますので、国際的な経済協力の増進のための先進民主主義国のサミット会議で合意が生まれ、その合意が実行されることを希望する点では人後に落ちませんし、また、その準備のために日米会談が行われたことにも何ら異議を差し挟むも……
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、提案されております安全保障会議設置法案について、三点ほど総理大臣に質問したいと思っております。 民社党は、かねがね、現在の国防会議を改組強化して国家安全保障会議を設置するように提案してまいりました。その理由は、国家の安全保障の問題は防衛庁のみに任せておくには余りに大きな問題である。シビリアンコントロールのもとで治安、財政などの国内的な要因あるいは外交などとの関連で総合的に対処すべき問題であるのに、現在の国防会議は防衛庁設置法のもとにつくられたせいか、その運用が形骸化し、事実上防衛庁で決めた業務計画あるいは予算の追認機関にほかならない、国家……
○関嘉彦君 民社党・国民連合を代表しまして秦野法務大臣に質問いたします。 もともときょうは裁判官なんかの給与に関する委員会だと承っていたので、それであれば内閣委員会の方の審議が済まないうちは質問すべきでないと思って質問を放棄していたんですけれども、けさになって一般質問だということを聞きましたので、急にあなたに対して質問したいと思って取り上げたわけでございます。 と申しますのは、あなたは一つの政治哲学を持った政治家だというふうに承っているので、一度あなたの政治哲学と私の政治哲学と討論したいとかねがね思っておりました。ことにきのうの新聞でしたか、本当はもっとしゃべりたいんだけれども、議会で余り……
○関嘉彦君 民社党の関でございます。 きょうはお忙しいところをわざわざいらしていただきまして、どうもありがとうございます。本当に極めて少ない日当で、大学の非常勤講師とも匹敵するような安い日当で非常に務めていただきましてどうもありがとうございます。 まず最初に、前田参考人にお伺いしたいと思うのですけれども、先ほど午前の話で、日本は侵略されるような危険がないのだ。例えば戦後軍事的争点を失ったし、あるいは周囲が海に全部取り囲まれている、あるいは日本の国内は安定している、その他幾つかの理由を挙げられました。もし、日本が侵略される危険がないのでありますならば、自衛力は一切必要ないのじゃないかと思うの……
○関嘉彦君 今上田委員からできるだけ一致した報告書をこの委員会で出すようにしたいという御意見でしたけれども、一致した意見ができればそれにこしたことはないのですが、こういった問題について簡単に意見が一致する問題ではないように思いますし、また、むしろ今まで対立のあった問題ですから、どういう点で意見の対立があるのか、その対立はどういう根拠から起こってきているのか、そのことをこの委員会としてははっきりレポートに書いて、その最終判断は国民にゆだねる、これが私はこの委員会の任務ではないかというふうに考えております。 社会現象というのは、ここで言うまでもないことですけれども、自然現象と違いまして、社会現象……
○関嘉彦君 各参考人、けさ早くから終日いろいろ貴重な意見、我々の蒙を開いていただいたことを感謝します。時間は貴重でございますから同じ質問の繰り返しやめたいと思うのですけれども、私ちょっと一時間ほど、ほかの委員会のかけ持ちをしておりましてそちらに行っておりましたので、もし私の質問がダブった質問であれば、委員長からその旨お知らせ願えれば撤回いたしますから。 先ほど力石先生から廃品のリサイクル、電気冷蔵庫なんかたくさん捨てられている、私も非常にもったいないと思うのですけれども、それを中国なんかに輸出して、向こうで修理して向こうで使ってもらう、そういうふうにすれば一挙両得じゃないかというふうなお話を……
○関嘉彦君 参考人の方お忙しいところをどうもありがとうございました。せっかくの御高見、私はかの委員会をかけ持ちしておりましたので、並木さん以下の参考人の御意見をお伺いすることできなかったので、非常に申しわけないと思っておりますけれども、まず最初に深海先生にお願いしたいんですが、一番最後でしたか、つまり、担い手の問題で、国あるいは企業それから消費者というか市民、これがやはり分担しなくちゃいけないということを言われて、確かに私も、消費者といいますか市民、これが非常に関心が薄いんではないかということを感ずる次第であります。私たしかスイスだったと思いますけど、スイスの人から聞いたように思うんですけれど……
○関嘉彦君 本委員会の報告は四部に分かれておりますけれども、第一部の総合安全保障と第二部の平和の確保は理論上必ずしも明白に分かちがたい点がございますので、私の意見陳述も第一部と第二部とはワンセットとして御了解願いたいと思います。 まず、民社党は、日本にとっての総合安全保障とは国際的関係によって生ずる紛争の危険に対し、防衛、外交並びに国内的措置などの総合施策によってその紛争があらわれる、顕在化することを防止するとともに、万一紛争が顕在化し、武力衝突が生じた場合に適切にこれに対処して国民、国家の独立を維持し、憲法秩序に基づくところの国民生活の安定を図ることであるというふうに規定いたします。 若……
○関嘉彦君 民社党は、基本的には今度の協定に対して賛成しておるのです。また、関係者がいろいろ努力されでまとめられた労に対して多とするものであります。しかし、将来懸念されることが若干ありますので質問したいと思います。 まず第一は、この協定自体なんですけれども、先ほどの長官の話では、ソ連としては縮小均衡に持っていきたい、それがクォータ、割り当て量の削減に結びついたのだというふうなお話だったのですけれども、将来そういったふうに縮小均衡に持って、いくということがその目的であるのか、あるいは操業条件の向こう側にとっての改善、特に寄港地なんかを求める、それが目的でその取引材料としてクォータの削減を言って……
○関嘉彦君 まず最初に、予算委員会で質問する予定だったのですけれども、時間がなくてはしょった問題がありますので、その問題を最初に質問したいと思います。 それは国際連合に関する問題ですけれども、戦後、世界的に国際連合に対して多くの人たちが期待を持ったのですけれども、最近はだんだん熱意が冷めつつあるように思いますし、日本でも、一九五六年に日本が国際連合に加盟したときは大変な熱気を持って期待していたようですけれども、最近はだんだん熱意も薄れてきているように思います。私は、国際連合というのはあんまり過大に評価するのは間違いだと思いますけれども、同時に、田舎の信用組合みたいなふうに見るのも間違いではな……
○関嘉彦君 きょう議題になっております三件につきましては、我が党も別に依存はございません。 きょうは、外交の問題、特に文化交流の問題に限定して質問したいと思っております。 私は、日本の安全、平和のために、一方においては万一の場合の侵略に備えてそれを撃退し得るだけの防衛力を持つ、抑止力として持つということが必要だと思いますけれども、同時に、そういう事態に至らせないために紛争の原因になるような種を絶えず除去していく、そういう外交努力が必要だと思うのであります。この外交努力というのは、単に外務省だけではなしに政府全体がやるべき問題だと思いますけれども、やはりその中心になるのは外務省ではないかとい……
○関嘉彦君 本日の議題になっております日中租税協定、それからスリランカとの間の航空協定そのものについては別に異存はございません。特に、スリランカとの航空協定の方は、スリランカというのは民主社会主義共和国といって、民社党の綱領の考え方と全く同じ名前を持った恐らく世界で唯一の国じゃないかと思います。民社党も非常に親近感を持って一昨年視察団なんかを派遣して交流を深めてきた国でありますので、非常に歓迎しているところであります。 何か日本では、社会主義というとすぐ中国、ソ連を連想する人があるんですけれども、スリランカは経済的には混合経済、政治的には複数政党制を維持している国で、まさに民主社会主義の考え……
○関嘉彦君 本日の議題になっております国際熱帯木材協定、あるいは出版物の国際交換条約、それから国家間の公の出版物の交換条約、これについては別に依存ございません。 ただ、出版物の国際交換条約でありますとか、国家間の公の出版物の交換条約が採択されてから二十数年間批准されなかった。それについては奇異の感を持つわけであります。しかし、この問題は既に八百板委員から午前中に取り上げられましたのでここでは繰り返しませんけれども、私の考え方を述べておきますと、これは必ずしも批准しなくても、二国間条約があればそれで間に合っているからというふうな政府の今までのお考えというのは、どうもやはり文化交流の重要性という……
○関嘉彦君 外務大臣はロンドン・サミット以降、日韓外相会談であるとか、また今度はASEANの拡大外相会議に御出席されて、文字どおり東奔西走、殊にきょうは、きのう遅く帰ってこられたばかりのところ、長時間質問にお答えいただいてまことにお気の毒に存じますけれども、お役目ですから御辛抱願いたいと思います。 私は二つの問題を取り上げたいと思うんですけれども、一つは、チョン・ドウホワン大統領の訪日に関する日韓の問題と、それから、今度のASEAN拡大外相会議の成果の問題、この二つを取り上げたいと思っております。 韓国と日本は地理的には非常に近いのですけれども、ある意味では非常に遠い国で、国交回復後間もな……
○関嘉彦君 私は、森文部大臣に対して臨時教育審議会法案につきまして、また久保議員に対しましては国民教育審議会法案につきまして質問したいと思っておりますけれども、その前に、私がどういう立場から質問するかということを説明しておきたいと思います。 政府の案の方は、民社党の呼びかけに応じてできたものと考えていいと思いますので、内容的には私は賛成でございます。しかし、でき上がった結果だけは同じでありましても、我々の考え方がどの程度政府の方に理解されているのかどうか、案外その趣旨を誤解して法案だけ一致しているということもあると思いますので、その趣旨をただすという点から質問申し上げたいと思っております。 ……
○関嘉彦君 きょうはどうもお忙しいところありがとうございました。石川先生、時間の制約があるそうでございますから、先に質問させていただきます。 慶應義塾では、先ほどお話がありましたように、窓口を広げて普通の入学試験で入ってくるのと、それから内申書による推薦と、それから幼稚舎あたりから無試験で入ってくるのと、三通りの学生を入れておられる、かなり前からやっておられるように伺っておるんですが、その結果、成績がどうであるかということについて追跡調査をされたことがあるかどうか。 それから、慶應以外にも私立て同じような試験方法をとっているところがありますけれども、ほかの大学でそういった追跡調査なんかをや……
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合の立場に立って質問申し上げます。 総理並びに外務大臣、友好親善のために中国に行ってこられまして御苦労さまでございました。帰国早々連日の予算委員会で、コーヒーブレークをとる暇もなく私の質問に答えていただくということで大変御同情申し上げておりますけれども、これは私の責任じゃございませんから御了承願います。 私は、質問の重点を教育と国際政策に限りたいと思いますけれども、これは我が党の同僚委員がほかの問題については既に質問しておりますので、この重複を避ける意味でありまして、決してほかの問題を軽視しているという意味ではございません。教育及び国際政策の問題について重点……
○関嘉彦君 大來さんには今度の諮問委員会の座長をして以来、いろいろ御苦労を願っていることに対して敬意を表します。初め三つほど質問予定しましたけれども、大使がお見えになったので短くしてくれというので、二つほどに削減いたします。 一つは、先ほどおっしゃいました外国から見て、特に欧米から見て日本の非関税障壁の問題なんかがアンフェアであるというふうな非難がかなりあるように思いますが、日本の従来の考え方から見ると、必ずしもアンフェアじゃない、当たり前のことだというふうな意識のずれがあるように思うのであります。しかし、これは理屈を言っていたのでは、双方に言い分があるわけですけれども、理屈を言ってお互いに……
○関嘉彦君 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会というのは、長期にわたる基本的な政策の調査研究をやる委員会でございますから、法案の審議をする委員会ではございませんので、政府委員でなければ答えられないような細かな事実であるとか数字なんかを聞くつもりは全然ございません。大臣の識見、また個人的な意見を先ほども述べられましたけれども、私はむしろそういった個人的な意見を大いに述べていただきたい。そうでなければ本当の討論はできないのじゃないかと思っております。政府委員の方はお忙しければどうぞお引き取り願って結構でございます。 なお、第三の国際経済小委員会は、経済に関する安全保障の問題で経済協力の問題……
○関嘉彦君 安倍外務大臣、三たび外務大臣に就任されまして御苦労さんに存じます。 私、かねがね言っているのですけれども、外務大臣とか防衛庁長官とか、対外的に非常に重要な接触のある大臣が、今までのほかの大臣のように平均期間わずか一年足らずでちょいちょいかわるということは、私は非常に日本の国家のために悪いことではないかと思っておりましたけれども、新聞の報道によりますと、安倍さんの意に反して就任されたらしいのですけれども、しかしあえてグロムイコ外相のように終身雇用とまでは申しませんけれども、今後とも外務大臣として御努力願いたいというふうに考えております。 私が質問いたしますのは、上程されております……
○関嘉彦君 質問に入る前に外務省に敬意を表しておきたいことがあります。それは、五十九年度の外交青書以来、今まで西側であるとか西側の一員というふうな言葉を使ってこられましたけれども、五十九年度の白書では自由世界ないし自由民主諸国の一員という言葉を使ってこられるようになりました。私は時々国際会議なんかに行ってやはり西側、東側というような言葉を使われるのに対して一種の違和感を持って、私は東の東洋の国から来たんだから、西側東側というような言葉を使わないでくれ、自由世界あるいは共産世界という言葉を使ってくれということをプロテストするんですけれども、なかなかヨーロッパの人たちはそれを聞いてくれないんですけ……
○関嘉彦君 提案になっております郵便事業関係の国際条約及び約定については別に異議ございませんですけれども、若干それに関して一、二ただしておきたいことがあります。
万国郵便連合一般規則によりまして、日本の分担金は五〇単位ということで最高の単位を分担しているわけですけれども、これは日本としては当然そうすべきであるというふうは考えますが、国際事務局に日本人の職員はどのくらい入っておりますでしょうか。
【次の発言】 分担金の割には少ないように思うんですけれども、これは希望者が余りいないわけでございますか。
【次の発言】 今度、通常郵便物の基本料金が五〇%上げられることになったわけですが、それについて……
○関嘉彦君 議題になっております国際原子力憲章の改定の問題については異議がございませんけれども、それに関連しまして一、二質問したいと思います。 まず最初に、非常にプリミティブな質問で恐縮なんですけれども、国際原子力機関というのはインターナショナル・アトミック・エナジー・エージェンシーですか。日本では一般に原子力というのと核というのと、何か原子力というと平和利用の印象を与えるし、核というと何かおっかない感じを与えるんですけれども、アトミックエナジーを原子力というふうに訳するのは、これは政府としてそういうふうな訳語をお決めになったわけですか。つまり、アトミックエナジーとニュークリアプラントなんと……
○関嘉彦君 きょう議題になっています条約のうち、ほかの条約については抜山委員の方から質問があると思いますので、私は専ら海上における捜索及び救助に関する国際条約についてと、それから若干のカレントな問題について御質問申し上げたいと思います。 この捜索及び救助に関する条約そのものは、日本は海洋国でありますので、こういうふうな国際条約ができることは日本として大変利益になる点が多いと思いますので賛成でございます。しかし、それに関して若干ちょっとお伺いしておきたいことがございます。 まず最初に、附属書の二の一の一ですかに、自国の沿岸水域について締約国は捜索救助業務を実施するために必要な措置をとることを……
○関嘉彦君 米州投資公社に関しては既に今まで出された質問以外につけ加えることはございませんので、当面の外交課題について質問申し上げたいと思います。 経済摩擦の問題については既に私この委員会でもたびたび取り上げましたけれども、きょうもまたその問題を取り上げたいと思っております。と申しますのは、私はこの経済摩擦の問題は現代の日本の最大の外交課題、あるいはむしろ日本の政治の直面している最大の課題ではないかというふうに考えております。 これも繰り返しになりますけれども、一九三〇年代を想起しますと、経済不況のために各国で失業者がたくさん出て、その失業者の圧力のもとに各国がいわゆる保護貿易主義になった……
○関嘉彦君 本日の議案になっております女子に対する差別の撤廃に関する条約、これが本日の議案でございますが、今まで女子に対して差別を加えてきたのは男性でございまして、私もほかならぬ男性の一員でございますので、この議案に関する限りは謹慎の意を表する意味で被告席に座ったつもりで黙って聞いていようと思ったんですけれども、余り黙っていると、おまえ内心この条約に反対じゃないかと思われるのも私の真意ではございませんので、私の立場を明らかにしながら若干質問したいと思います。 私の思想に非常に大きな影響を与えたイギリスのジョン・スチュアート・ミルが「婦人の隷属」という本の中で、人類の半数を占める女性が男性と同……
○関嘉彦君 本日の議題になっておりますコンピューターのプログラムを著作物として保護するために、著作権法の一部を改正する法案について、民社党としては基本的には賛成でございます。ただ、若干問題点があるので、それについて質問する予定でしたけれども、本日の同僚議員の質問でほとんど全部カバーされてしまって、同じことを質問するのもいささか気が引けるんでございますけれども、ただ、まあ最後の締めくくりの質疑でございますので、あえて重複をいとわず、民社党の考え方を確認しておくために若干質問申し上げたいと思います。 個々の問題に入ります前に、まず最初に大臣にお伺いしておきたいと思いますが、今回の著作権法の改正の……
○関嘉彦君 本日の議題になっております私立学校教職員共済組合の年金の改定に関する法律案というのは、国家公務員の給与が引き上げられますとそれに連動してといいますか、横並びに年金を引き上げようという法案でございますので、今までもほとんど毎年のように繰り返されてきた問題だと思います。そのせいか質問もこの法案自体に関したものは少なかったように思うんですけれども、私は小西委員からなるたけ議案に即して質疑してくれるようにという依頼を受けましたので、ばか正直にきのう一夜漬けで勉強してまいりましたので質問したいと思いますが、ただし初めてでございますので、昨年まで議論されたことと重複するような点があるかもしれま……
○関嘉彦君 まず質問に入る前に、我が民社党の防衛及び外交に関する基本的な立場を述べて、その上に立って質問したいと思うんですけれども、国際間の紛争はあくまで交渉によって、話し合いによって解決すべきであると思いますけれども、その話し合いが成功するためには、つまり相手方の圧力に屈して相手方の言うとおりにならない、本当に実りある話し合いになるためには、相手方の武力による圧力に屈しないだけの自衛力を、防衛力を持つ必要がある、そうでないと本当の話し合いというのは行われない、これが我が民社党の基本的な立場であります。 その立場から、まず国際情勢の認識の問題について、最初に外務大臣にお伺いいたします。 一……
○関嘉彦君 本日は経済摩擦の問題と、それから新しい防衛計画、防衛整備計画の問題について質問したいと思いますけれども、その前にカレントの問題ですが、追加質問として南アフリカ共和国及びナミビアの問題について質問することをお許し願いたいと思います。 南アフリカ共和国のアパルトヘイトの問題については、既に国連あるいはその他の国際機関において多くの非難がなされているということは御承知のとおりでございますが、実は私、先般カナダのオタワで開かれました列国議会同盟、IPUの会議に出席いたしまして、その席上リコロナイゼーション、脱植民地化と申しますか、に関する決議がなされまして、その中でもこの問題が取り上げら……
○関嘉彦君 久しぶりに文教委員会へ参りましたので、あるいは私の質問、前に質問されたことと重複する点があるかもしれませんけれども、あらかじめ御了承願いたいと思います。 まず最初に、大学入学資格検定試験のことについてお尋ねしたいと思います。 最初に事実関係をお聞きしたいんですが、先般の新聞発表によりますと、六十年度千八百七十九人、合格者の中で高等学校中退者が約六〇%、それから十七歳未満の者が百十六人であるというふうに新聞に発表されておりました。過去十年ぐらい、大体の趨勢で結構なんですけれども、この大学入学資格検定試験の受験者、それから合格者、その中で十八歳未満、十七歳以下の人たちの数がどういう……
○関嘉彦君 本日の議題になっております日本体育・学校健康センター法案、名前は先ほど粕谷委員からも意見がございましたけれども、もう少しスマートな名前にした方がいいんじゃないかと思います。この法案そのものには民社党は基本的には賛成しております。しかし、今後の運営について若干希望を交えて質問する材料を用意してまいったんですけれども、ほとんど大部分野にほかの委員の方が質問されました。私同じことを繰り返して質問するのは時間の浪費だと思いますので省略いたします、その方が皆さんもお喜びだろうと思います。 ただ二点ほど質問したいと思っております。 一つは、学校給食についてでありますが、私はやはり学校給食と……
○関嘉彦君 民社党は、立党以来福祉国家の建設ということを綱領の中にも書いてありますし、その推進に努力してきたわけでございます。福祉国家の基礎をなすものは社会保障制度だろう、ソーシャルセキュリティー、お互いに共同して力を合わせて連帯して生活の安定を保障していく、日本じゃ社会保障と訳されておりますから私もその言葉を使いますけれども、みんなで連帯共同して生活の安定を保障していく、これがもとになっていると思います。その社会保障制度の中でも重要な柱になっているのは、一つは健康を保障する制度、もう一つはだれでも免れることのできない老齢になって所得が減少する、あるいは無になる、それに伴う生活の不安を解消して……
○関嘉彦君 皆さんお疲れのようでございますから、できるだけ重複質問を避けまして一つだけ質問したいと思います。 それは補正率の問題ですが、もし私の理解が間違っているといけませんので確認しておきたいのですけれども、算定基礎給与につきまして、厚生年金の方は在職全期間の標準報酬月額の平均ですね。今度の改正共済組合の方は、できるだけ官民格差をなくするために、本来であれば全在職期間の平均をとった方がいいのだけれども、国家公務員については過去の給与記録がない、私学の方でも三百十人でしたか記録のない人たちがいるので、したがって施行日前の期間については施行の日よりも過去にさかのぼって五年間の平均標準月額を適用……
○関嘉彦君 本議案につきましては既に質問いたしましたので、新しく質問することはございません。また、修正してもらいたい点、民社党として修正すべきであると考えている点についての質問は既に社会党及び公明党の同僚議員から質問がございましたので、これまた繰り返して時間の浪費を避けたいと思います。 私がお伺いしたいと思いますのは、将来の公的年金制度の一元化あるいは合理化について国務大臣としてどういうふうな考え方をお持ちであるかということについて一つだけ質問したいと思っております。 今度の改正によりまして、ばらばらであった共済年金の給付なんかが一元化されたし、それからまた、厚生年金との間の格差の是正とい……
○関嘉彦君 総理は、去る三月二十五日の衆議院本会議で、安全保障会議設置法の提案理由説明の折に、民社党滝沢議員の質問に対する答弁の中で、国家安全保障会議とせず単に安全保障会議とした理由を次のごとく説明しておられます。すなわち、「これは非常に幅の広い、そして世界的な、あるいは全国民的なレベルにおける協力やら視野を必要とする問題等を踏まえ」て国家という名前をつけなかった、「国家という名前をつけると、ややもするといかめしい感じがして狭くなる、」と言われました。しかし、全国民的なレベルにおける視野を必要とする問題こそ、まさに国家の問題ではないでしょうか。もし、総理が国家という字を避けた理由が、国民の一部……
○関嘉彦君 いわゆるマルコス疑獄の問題につきまして予算委員会でほとんど連日のように取り上げられましたし、きょうも若干取り上げられましたけれども、私はきょうはその問題には触れません。現在民社党塚本委員長を団長とするミッションがマニラでいろんな情報を収集しておりますので、それが帰りましてからいろいろ情報を集めました上で改めて取り上げたいと思っております。きょうは特にフィリピンの問題に限らないで一般的に経済協力の問題について質問いたしたいと思っております。 今まで経済協力、特にODA予算は増加してきて非常にうれしく思っていたんですけれども、今度のマルコス疑獄というふうな問題が起こりますと国民の経済……
○関嘉彦君 私は、本日議題になっております扶養義務の準拠法に関する条約、日ソ租税条約及び在外公館の名称、位置法の一部改正案については賛成でございますけれども、後学のために扶養義務の準拠法に関する条約について若干質問をして、その後一般情勢について質問したいと思っております。
まず、扶養義務の準拠法に関する条約でございますが、この第四条、「第一条の扶養義務は、扶養権利者の常居所地の国内法によって規律する。」、これがこの条約の一番重要な点ではないかと思うんです。それで、常居所というのは大体住所と考えてよろしいわけですね。
【次の発言】 こういうことが実際に起こるかどうかは別問題といたしまして、あり……
○関嘉彦君 議題になっておりますILO関係の条約及び日中原子力協定に対しては賛成でございますけれども、ちょっと若干質問したいと思って質問通告をしておりました。しかし、大体今の和田さんの質問とダブっている点が多いと思いますので、重複している点はできるだけ避けるようにして質問したいと思っております。 最初に質問したいと思っておりましたのは、ILO関係では雇用政策及び職業訓練、いずれにしましても採択されてから非常に時間がかかっているということはなぜかということを質問するつもりでおりましたけれども、雇用政策に関しては修正の動きがあったのでそれを見きわめていた、それでおくれた、これは理解できますが、職……
○関嘉彦君 きょうの決算委員会は厚生省と環境庁でありまして、私の質問も厚生省に多くの時間をとると思いますけれども、環境庁の方にその前に簡単でございますので先に質問申し上げたいと思います。 日本で環境問題がクローズアップしてきましたのは一九六〇年代だと思うんですけれども、それ以来世論の盛り上がりであるとか、特に環境庁が設立されて以来、国内の問題としては、特に産業公害の問題についてはかなり改善されてきたということは率直に認めていいんではないかと思います。しかし、私が質問したいと思いますのは、今までともすれば看過されてきたところの国際的な規模の環境問題、それに対してこれだけの経済大国になった日本と……
○関嘉彦君 きょうの決算委員会、文部省と科学技術庁でございますので、科学技術庁に対しましても三つほど質問を通告しておいたんですけれども、放送衛星の事故の問題とそれから原子力船「むつ」に対して非常に巨額な国費が出されている。それの有効性の問題については既に同僚委員、特に梶原委員の方から詳細な質問がございましたので、私はもう同じことは二度と繰り返して質問しない趣旨でございますから、その二つの質問は取りやめます。最後の国立研究所の研究員の処遇の問題だけに質問を限定したい。あとは文部省に集中したいと思いますけれども、その前にちょっと一つだけ感じたことがございます。 それは、私政治家になる前に、一般の……
○関嘉彦君 きょうの議案は自治省及び警察庁の決算でございますが、私はこの問題について今まで専門に研究したことがございません。今度決算委員になりまして慌てて勉強したのですけれども、にわか勉強でございますので、あるいは私の質問は今までになされた質問の繰り返しの部分もあるかもしれないし、極めて初歩的な質問もあるかもしれないと思いますけれども、御了承を願いたいと思います。 主として自治省の方にお尋ねしたいと思いますので、警察庁の方はごく簡単ですから、こちらの方を先に取り上げていきたいと思います。 一昨年、昭和五十九年の三月、グリコ社長の誘拐事件に始まりましたいわゆるグリコ・森永事件、警察の方で一生……
○関嘉彦君 私は、経済摩擦、特に貿易摩擦の問題と、それから円高差益の消費者への還元の問題及び経済協力、この三つの問題について質問したいと思います。 まず第一に貿易摩擦の問題ですが、私の質問の基本的なスタンスを最初に申し上げますと、日本は自由貿易がなければその生存、繁栄も不可能な国であり、今までは日本はその恩恵を受ける受益者の立場であったけれども、今後はむしろ恩恵を与える、授ける方の授益者、ベネフィシアリーじゃなしにベネファクターとして多少の犠牲を払ってもこの自由貿易体制を維持すべきである、そういう考え方をしておりますけれども、同時に、外国からの日本に対する要求なんかの中には、誤解に基づくもの……
○関嘉彦君 農水大臣はモスコーで大変困難な漁業交渉をいろいろ努力されて、御苦労さんでございました。交渉の結果についてはいろいろ不満な点もありますけれども、現在の資源ナショナリズムの勢いが強い情勢のもとにおいては、やむを得ない妥結ではなかったかというふうに考えております。ただ、それによって被害を受ける漁民の人たちに対しては十分配慮していただきたい、そのことを希望しておきます。 単にソ連との間だけじゃなしに、アメリカとの間でも北洋漁業というのはだんだん厳しくなっていくんじゃないかというふうに思います。新しい漁場、遠洋漁場を開発するということはこれはなかなか言うはやすく実際に行うことは非常に難しい……
○関嘉彦君 私の質問を予定していた事項は全部政府委員に質問いたしますので、後で大臣その趣旨をお聞き取り願いたいと思います。 お忙しいところ出席された貴重な時間ですので、現在の運輸省の抱えている最大の問題であります国鉄の問題だけに限りたいと思いますし、また国鉄の問題もいずれその法案が来ましたときにその全容については質問いたしますが、ここではこの国鉄改革が成功するかどうか一番の問題は余剰人員の対策の問題だろうと思いますので、その点だけに限って大臣の決意をお伺いしたい。その趣旨の質問をいたします。具体的な数字を一々お聞きしていると時間が足りませんので、具体的な事実は運輸省からいただきました資料をそ……
○関嘉彦君 私は、きょうは主として税金の問題についてかねがね考えていることを質問したいと思っておりますけれども、その前に、先般終わりました東京サミットの問題について簡単に質問したいと思います。 東京サミットが成功であったか、失敗であったか、いろいろ議論されておりますけれども、成功、失敗を言う場合には一体何を基準にして言うか、その基準をはっきりさせなければ、単に成功、失敗を言っただけでは無意味じゃないかと思っております。私の考えでは、東京サミットに限らず、一連のサミット会議の目的は、政治問題を除外して経済問題だけに限りますけれども、その目的はやはり自由貿易体制を維持、発展させていくことにあるん……
○関嘉彦君 まず総務庁長官にお伺いいたします。
昭和五十六年、臨時行政調査会が発足し、またそれを受けまして昭和五十八年から臨時行政改革推進審議会がいろいろ勉強されまして各種の報告書を提出され、それが今日まで多くの点で実績を上げてきたこと、これは私率直に評価いたします。しかし、これで行革の仕事はもう大体終わりだというふうに総務庁長官お考えでございましょうか。
【次の発言】 私も同じ考え方でございます。しかし、どうも何か行政改革はこれで終わりにしよう、幕を引こうというふうな考え方が出てきているのではないかということを心配していたんですが、たまたま五月十一日の朝日新聞を読んでおりましたら、まだ今の……
○関嘉彦君 本日は、総理に三点ほど質問をしたいと思っておりますけれども、まず最初に一番簡単な問題から取り上げていきます。 現在、経済の問題についていろいろな国際的な摩擦が生じておりますけれども、私は、こういったふうな問題の底にあるのは、日本人の心が十分に国際的に開かれていないのが一つの大きな原因ではないかというふうに思っております。つまり、文化的な国際主義を徹底しなくちゃいけないと思うんですけれども、その文化的な国際主義というのが単なるコスモポリタニズムではなしに、本当の国際主義になるためには、日本の固有の文化の長所を維持発展させると同時に、外国の異なった物の考え方あるいは文化、生き方、それ……
○関嘉彦君 民社党は今まで発展途上国、なかんずくアジアのそういった国に対して政府開発援助、すなわち国民の税金及び貯蓄を使っての経済協力を積極的に行うように国会でも強く主張してまいりました。それは、豊かな者が貧しい者を援助するのは人道的な義務である、そういう考え方はもちろんですけれども、それだけではなしに、世界の経済的な安定、特にアジアの繁栄が日本の安全と繁栄のためにも極めて重要である、そういう考え方からODAの増額を今まで主張してきたわけであります。 ところが、フィリピンでマルコス前大統領の疑獄事件が発生して、国民の税金及び貯蓄が独裁者マルコスの不正な蓄財と政権維持のために使われていたのでは……
○関嘉彦君 私、きのう午後急に、この内閣委員会にピンチヒッター出るようになって呼ばれてきましたので、今まで既に討議されたことと重複する点が若干あるんではないかと思いますけれども、御了承願いたいと思います。 私は、本会議における総理に対する質問の中で、なぜ国家という字を取ったかということを質問いたしましたけれども、この国あるいは国家ということが日本の法律でどういうふうに使われているかということについて、まず、法制局どなたか来ておられますか。――法制局まだ来てないそうですけれども、こういうことじゃ困ります。 それじゃ、ほかの点から先に質問いたします。 まず、それでは防衛庁長官にお尋ねしたいと……
○関嘉彦君 私、きょうは田渕委員のピンチヒッターで、この農水委員会には初めて出席いたしましたけれども、午前中非常に専門的な質問を拝聴しまして大変勉強になりました。しかし二、三時間勉強しましても直ちに専門家になることはできませんので、私の質問は非常に初歩的なものになるかと思いますけれども御了承願いたいと思います。 まず最初に、最も初歩的な素人の質問をいたします。専門家にとっては当然のことかもしれませんけれども、この種子法の条文を読みましてどうもよく理解できないテクニカルタームがございますので、それを質問いたします。 この種子法の中には、例えば「種子生産ほ場」であるとか「指定原種ほ」、単に「ほ……
○関嘉彦君 文部大臣には去る一月の決算委員会でも質問申し上げましたけれども、野党少人数で委員のやりくりがつきませんので、またきょう改めて御質問申し上げます。 私の質問は、文部大臣の所信表明に関して三点ほどお伺いしたいと思っておりますが、その前に、けさほど来大学の入学試験の問題がいろいろ論議されました。そのことにちょっと触れておきたいと思います。 私は、国会議員になりましてからたびたび文教委員会にも出席いたしましたけれども、大学入試の問題については一切発言しませんでした。それは、この問題は非常に難しくて、現存の制度を非難するのはこれは非常に易しい、しかし、単に今の制度が悪いと言っただけでは問……
○関嘉彦君 きようはどうもお忙しいところをありがとうございます。 岡本会長には既に二、三回、いろいろ意見を申し上げたこともございますので、きょうはそれと重視しないように、別な問題を御質問したいと思っております。 まず最初に、大学入試の問題を質問要旨の中に提出しておきましたけれども、これは既に先ほど久保委員の方から大体私が聞こうと思っておりましたようなことは質問されましたので、もうここでは同じことは繰り返しません。 ただ、一つだけお伺いしておきたいことは、大学入試の問題についてはあの第一次答申ですべて終わりであって、今後は何ら臨教審として意見を表明されることはないというふうにお考えでしょう……
○関嘉彦君 きょうは文部省の予算の委嘱審査でございますので、予算に即して質問したいと思いますけれども、まず最初に、文部大臣のこの予算編成に対する基本的な方針をお伺いしたいと思っております。 と申しますのは、私は行政改革ということは賛成で、もっとどしどしやっていくべきだと思うんですけれども、どうも現在行われています行政改革を見ていますと、例えば各省一律に定員を削減するとか、あるいは予算のシーリングを設けて一律に何%減にするとか、そういったふうな改革の仕方であるように思うんですけれども、私はやはり社会情勢の変化に応じて、ある省はうんと、二割ぐらい予算を減らす、そのかわりにほかの省はもっとふやす、……
○関嘉彦君 私は、前に行われた質問と同じ質問の繰り返しはなるだけ避けたいと思っております。しかし、けさほどの質疑応答を聞いておりましても、まだ納得できない点がありますので、若干繰り返しになりますけれども、改めて、特に徳島大学について質問することをお許し願いたいと思います。 先ほどからも質問がございましたように、徳島大学の総合科学部の設置がきょう仮に可決されたにしましても、実際に入学して授業が始まるのは大体一カ月後だというふうに伺いました。これは学生たちにとっては大変迷惑なことだろうと思います。もう少し早く申請すべきではなかったかと思うんですけれども、徳島大学の教育学部を総合科学部に改編する、……
○関嘉彦君 岡本会長にはお忙しいところをたびたび本院に来ていただきまして御苦労さまでございます。また、この第二次答申、これを取りまとめられるのにいろいろ御苦労だったと思うのですけれども、私、大体原則的にはこの考え方に賛成でございます。どうも御苦労さまでございました。ただ、一カ所、この答申の目玉になるいわゆる生涯学習の問題につきまして、あるいは誤解を招くおそれがあるのではないか。誤解というのはそれは私の方の誤解であって、私の方の考え方が間違っていると言われればそれまでですけれども、そういう懸念している点がございますので、そのことをまず最初にお尋ね申し上げたいと思っております。 生涯学習というの……
○関嘉彦君 民社党の関嘉彦でございます。 ヒュー・コータッツィさんは、長い間日本とイギリスとの間の友好関係の増進に努力されてこられました。それを私は心から感謝申し上げたいと思います。また、きょうはお忙しいところここに来ていただきまして、あけすけな話をしていただきまして、それも感謝しております。我々は、我々にお世辞を使う人よりも、率直に我々のことを批判していただく人を心から歓迎したいと思っております。 日本は貿易によってでなければ生きていくことができない国でございますので、自由貿易を維持していくということに対しては、日本は何よりも大きな関心を持っている。またしかし、その自由貿易というのは同時……
○関嘉彦君 民社党の関です。きょうは本当に御苦労さまでございました。 まず、藤井さんに三点お伺いいたします。 冒頭に、GNPの一%以内に抑えるために現状を凍結すべきだということをおっしゃいましたけれども、もし現状凍結した場合であれば、自衛隊を承認されるのか、その予算を承認されるのか、あるいはやはり非武装中立の立場から凍結した場合においてもなお反対されるのか、その点が第一点。 第二点は、民衆防衛ということを言われましたけれども、これは例えば侵略があった場合にゼネストをやるとか、あるいは手りゅう弾を投げるとか、あるいは竹やりを持つとか、そういうふうなことを意味しておられるのかどうか。 第三……
○関嘉彦君 民社党の関でございます。どうもきょうは各参考人ありがとうございました。 まず、最初に桃井参考人にお尋ねしたいと思いますけれども、先ほどちょっと言われました国際会議に出席されてドブルイニンソ連大使がオンザスポットインスペクンョンをやってもよろしいというふうなことを言われた、聞いたということを言われました。これは私は大変新しいニュースじゃないかと思いますが、その会議の列席者はどういうふうな受け取り方をしていたか、単に冗談として聞いていたのかどうか、それが一つ。 それから二番目に、私は軍縮会議は大いにやる必要があると思いますけれども、どのような方法によってそれを達成するかの方法が大事……
○関嘉彦君 民社党を代表して述べます以下の意見陳述は、第百一国会における本委員会の報告、すなわち昭和五十九年八月七日の会議録に戦っておりますものを前提にしまして、いわばその各論に当たるものであります。したがって、前回に述べたものと重複する点は極力省略し、その折に述べ尽くさなかった点を中心に述べます。 民社党の考える総合安全保障の基本的な考え方及びその安全確保の手段として、適切な国内における経済的、治安などの措置をとることはもちろんでありますが、対外的には外交的手段による紛争の解決と並んで必要最小限の防衛力が必要であること、そしてその防衛力として自衛隊及びその不足を補うものとしての日米安保条約……
○小委員外委員(関嘉彦君) 小委員長の提出されました四つの項目について意見を陳述したいと思いますけれども、それに先立ちまして、設問一の実効ある平和外交の展開と設問二の経済大国日本の外交戦略とは必ずしも明白に分離できない点があると思います。ここでは便宜上分割して述べるにすぎないので、通して読んでいただきたいと思います。また、安全保障に関する小委員会、第一小委員会の方で述べる点については、できるだけ重複を避けて簡単に述べたいと思いますので、そちらの方もあわせて御参照願いたいと思います。 最初に、イントロダクションとしまして民社党の基本的な考え方を述べておきたいと思います。 第一に、平和、みんな……
○小委員外委員(関嘉彦君) 民社党は基本的には自民党の外交・防衛政策とそれほど大きな違いはないと思うのですけれども、石井さんの言われたことに対して若干疑問点がありますので申し述べます。 第一点は、先ほど和田さんが取り上げた問題ですけれども、全方位平和外交という言葉の意味、これは誤解を与える言葉ではないかというふうに思うわけです。つまり、等距離外交というふうなこともその当時言われたように思うのです。すべての国と仲よくする努力をすることは当然のことですけれども、例えば紛争当事国、カンボジアとベトナムとの紛争であるとか、あるいはかつては中国とベトナムの戦争でありますとか、そういった双方に対して等距……
○関嘉彦君 体調を崩しておりますので座ってやりますが、御了承いただきたいと思います。 日本の国民の中には、防衛費がGNPの一%を超すと心配だという人がありますけれども、私は果たして現状のままで日本の防衛は安全だろうか、そういう点を心配している。その点から質問申し上げたいと思っております。 今度、今までの中期業務計画が格上げされまして中期防衛力整備計画になった。国防会議で承認され、閣議決定して政府の方針として決定されたということを私は歓迎しておりますが、防衛力を整備していく上において何よりも必要なことは、国民の支持、理解を得ることだろうと思うのであります。厳しい財政状況のもとで防衛力を整備し……
○関嘉彦君 我が国の外交の強化策につきましては、既に昨年、昭和六十年五月二十九日及び六月十二日の本委員会において、私見を加えつつ民社党の意見を開陳しました。本日、意見開陳の機会を再び与えられましたので、ここでは重複を避け、前回の意見を補完するための若干の具体的な提言をしたいと思います。 なお、他の小委員会で述べたことはここでは省略いたしますので、あわせて参照いただければ幸いであります。 一、国際協力の推進について。 (イ) 国際機関及び青年海外協力隊派遣者の優遇措置。 現在、日本は国際連合及びその関連機関に対する負担金では、国力に応じたかなりの負担を行っておりますけれども、そこで働く職……
○小委員外委員(関嘉彦君) 最初にちょっと為替相場の問題で教えていただきたいのですけれども、第一は、つまり為替相場というのは基本的には経済のファンダメンタルズを反映するはずのものであるというふうにおっしゃいましたけれども、ファンダメンタルズというのはどういうものを指しておられるのか。貿易収支に手数料収入とか運賃収入なんかを加えた経常収支だけのものか、それ以外のものを含んでおられるのか。 それから二番目は、それに関連して、昨年、一昨年ごろから既に円安・ドル高というのは、これは経済のファンダメンタルズを反映してないのだということは随分前から言われていたわけですね。去年の一月の蔵相会議なんかのとき……
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