このページでは杉元恒雄参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○杉元恒雄君 私は、まず投資減税政策の今日的意義について大蔵大臣の御見解を伺いたいと思います。 投資減税をめぐるこれまでの論議は、昨年まで三年間にわたる長期不況を背景にもっぱら投資減税が不況対策としてどの程度の景気浮揚効果を持つのか、そういう観点から行われてまいりました。しかしながら、私は投資減税は景気対策のほかにより重要な使命を持っているものと考えております。我が国経済が国際化の時代に対応して生き延びるためには技術立国を目指し、先端技術型の産業構造へ転換していかなければなりません。今や日米ハイテク戦争の時代と言われており、米国では技術革新のため投資税額控除などの思い切った企業税制を採用して……
○杉元恒雄君 五十九年度中小企業白書によりますと、コンピューターの導入利用率は大企業が約八三%であるのに対し、中小企業は三八%と大きな立ちおくれが見られ、またコンピューターのオンライン化を実施している企業を比較しても、大企業の四三%に対し中小企業は六%と、ほんの一けた台であります。極めて大きな格差が見られるわけであります。言うまでもなく、これからの中小企業は、情報化の進展に対しうまく対応できたものは生き残り、これに落ちこぼれた企業は淘汰され、あるいは苦しい経営を強いられると思うのであります。 しかも、近年情報ネットワークはますます大規模化してきております。これが経営に与える効果もまたそれだけ……
○杉元恒雄君 一番先に、先ほどお話に出ましたIPAの中小企業向け汎用プログラムの開発についてお尋ねしたいと思います。 きょう私質問させていただきますのは、いずれも中小企業に向けての質問に絞りたいと思います。したがって、そういうところに焦点を合わせて御答弁をいただきたい、こう思っているわけです。 大部分の中小企業は、人材や資金が十分でありませんから、ソフトウエアを自分が開発する、あるいは金を使って他に委託して開発をする、こういうことが大変困難であります。このことから、俗に言えば大部分のこういった中小企業は、いわばソフトウエアのオーダーメードを手にするという、そういう実力がございません。したが……
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