このページでは堀内俊夫参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(堀内俊夫君) 上田議員にお答えをします。 国立公園などのすぐれた自然や身近な緑を保全することの重要性は、私もよく認識しています。今後、自然環境の保全については、環境行政に課せられた課題として適切に対処します。(拍手)
○国務大臣(堀内俊夫君) このたび環境庁長官を拝命いたしました堀内俊夫でございます。
環境行政は公害を防止し、かけがえのない自然環境の保全を図り、さらに快適で潤いのある環境を創出するという極めて重要な使命を有しております。私は、かかる責務を深く認識し、今後積極的に環境行政を推進してまいりたいと考えております。委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心よりお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 環境行政ということになりますと、公害をまず防止しなけりゃならぬ、また自然環境を保全をする、この二つの大きな問題が環境行政の基本になっているように思います。
ただいま菅野委員から御指摘がございましたように……
○国務大臣(堀内俊夫君) このたび環境庁長官を拝命いたしました堀内俊夫でございます。 環境行政は、公害を防止し、かけがえのない自然環境の保全を図り、さらに、快適で潤いのある環境を創出し、もって国民の健康で文化的な生活を確保するという極めて重要な使命を有しております。 私は、かかる責務を深く認識し、健全で恵み豊かな環境を国民共有の財産として後世に引き継いでいけるよう長期的な視野の中で多角的な環境行政を積極的に推進してまいりたいと考えております。 委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。(拍手)
○国務大臣(堀内俊夫君) フロンガスのオゾン層の破壊という地球規模の非常に大きい問題でございますので、環境庁としては非常に重要な問題だと考えております。 特に、地球規模でフロンガスをつくっておるのが大体百十万トンと言われておるのですが、我が国で、その中の十七万トンぐらいつくられております。そういう意味からいうとフロンガスの生産大国とも言えるわけですが、これで油を溶かすことが簡単にできるものですから、非常に便利なものでございます。そのためにだんだんたくさんつくる。こういう便利なものは、一枚めくると大変な公害と裏腹になっておるのが普通でございます。特にオゾン層を破壊するということになると、もう人……
○国務大臣(堀内俊夫君) 第百十二回国会における参議院環境特別委員会の御審議に先立ち、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 改めて申すまでもなく、良好な環境は人類のみならず、すべての生物の生存の基盤であり、これを人類の共有の財産として後世に引き継いでいくことは、我々の世代に課せられた大きな責務であります。 我が国は、戦後の高度経済成長の過程において、深刻な公害の発生と自然の改変を経験いたしました。その後、環境保全を求める強い社会的要請のもと、政府、民間の強力な環境保全への取り組みの結果、我が国の環境の状況は全般的には改善を示しつつあるものと言う……
○国務大臣(堀内俊夫君) 御指摘のとおり、最近の空気の汚れ、水の汚れというものは非常に深刻な状態にあると私は認識しております。ただ、戦後の我が国の高度成長期に環境が非常に悪くなったときがございます。また、環境庁もそのためにできたわけでございますけれども、公害の発生という予想もしなかったような事態が相次いでまいりました。 ただ私は、第二次オイルショックごろに一つの節目があったように思います。それまで高度成長によって、いわゆる石油公害といっていいのか、石油を大量に使うために大気が汚染し、水があるいは湖沼が、あるいは内海が汚染をしてきたわけでございます。ちょうど十年ほど前、私ども記憶に新しいのは、……
○国務大臣(堀内俊夫君) ただいま議題となりました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 公害健康被害補償制度につきましては、昨年の制度改正により、ぜんそく等の疾病の補償対象地域である第一種地域の指定を本年三月一日をもってすべて解除し、指定解除前に認定を受けた既被認定者については、従来どおり補償給付の支給等を行うとともに、今後は、大気汚染の影響による健康被害を予防するための健康被害予防事業の実施等総合的な環境保健施策を積極的に推進することとしています。 今回の改正は、昨年の制度改正を踏まえ、健康被害予防事業を安定的……
○国務大臣(堀内俊夫君) 公健法が新たに改正されまして、今御指摘の状態は厳しい状態だということは十分認識しております。その調査も万全を期しておるつもりでございます。
【次の発言】 私の認識では、公健法が成立した当時の大気汚染の内容、それは大きく見ると重油から来る環境汚染が非常に強かったわけでございます。言いかえると、硫黄酸化物による環境汚染が公健法成立のもとになったと思います。そういう意味の調査が進められて、現在は硫黄酸化物による環境汚染、いわゆる大気汚染というものはほとんどなくなっているという現状でございます。したがって、現在の空気の汚れの汚染はNOxと言われておるいわゆる窒素酸化物による汚……
○国務大臣(堀内俊夫君) 有機農業それ自体が二千年の我が国の農業基盤そのものであったわけであります。私たちが現在おるというのもそのおかげだと思っております。ところが、最近になって有機農業を言わなければならないということ自体が問題でございます。 先ほど御指摘がございましたように、土壌は汚物を浄化する、あるいは汚れた水をきれいにする、あるいは作物を生育さすというような環境保全機能を持ったものでございますが、これが崩されていくということになると自然生態系に変化が起きてくるということになるわけでありますから、これは人体にも影響を持ってくる重大問題だと受けとめておるわけでございます。
○国務大臣(堀内俊夫君) 南極大陸というのは長く人の入らなかった地域でございますが、最近人間が入っていくというように環境が変わってまいりました。したがって、長く人間の住まなかった地域だけに、ここの生態系というものは自然環境としては非常に脆弱だという認識をしているところでございます。したがって、この地域の自然環境を保全するという意味で、人間が入ることによって別の種が入る可能性があるし、それによって生態系が乱れるという心配もございます。 この両面から南極条約というものが締結されておるんですが、これは外務省の所管になっておりますけれども、この条約自体の中で、現在基地を持っている国々、また条約に参加……
○国務大臣(堀内俊夫君) オゾン層の破壊が進んでいるといういろんなデータが私たち現在知らされております。特に南極の上に大きな穴ができておる、変化が起きておる、身の毛もよだつような恐ろしい状態が刻々知らされておるし、また今先生がおっしゃった北の方の私たちの上の大気さえもそういうような状態にあるということで、環境庁としては非常に重要な問題だと受けとめておるわけでございます。 したがって、このたびオゾン層を保護するための法律案を皆さん方に御審議いただくというような運びになっておるわけでございますが、さしあたって環境庁といたしましては、このような状態が昨年度もわかっておりますので、世界で一番新しいと……
○国務大臣(堀内俊夫君) 先ほど来聞いておりまして、先生の御懸念はよくわかります。ただこの場合、チェックの問題まで私どもに言われると、行政改革の問題に入ってくるので私からコメントするわけにはいきません。
○国務大臣(堀内俊夫君) 基準というとどういう意味の基準をお聞きなのか私ちょっと理解しにくいんですが、三宅島は国立公園であるということでございますから法律によって厳しく制限されておりますし、またここには国立公園に対する委員会もございますから、こういう知見に基づいてすべて政策を決定するようになっております。
○国務大臣(堀内俊夫君) きょう先生が提起されている問題、これだんだんに皆さん方も聞いていただいておるわけでございますが、本質的に人間というのは水が一番かかわりが大きいわけで、空気と水ほど大事なものはないわけでございますから、この水に何か体に影響があるような懸念があるというだけでも、それ自体が健康を害しないとか害するとかいうことをおいてでも、非常に社会不安をもたらす。先ほど来のお話のように、君津の問題が起きたときにも、これはトリクロロエチレンの量というものは実際は先ほど来お話があるように人体に影響はないんだと、そう言ってもみんな納得しないだろうと思いますね。こういうものが水にまじっているという……
○国務大臣(堀内俊夫君) 現在、石垣島の環境アセスメントの過程にある段階でございますので、私の方からこの問題について意見を述べることは適当でないと思います。
○国務大臣(堀内俊夫君) 現在、御指摘のようにいろいろ問題があるようであります。
今、環境アセスの手順から、沖縄県自体が環境影響評価をしたところでありまして、これを受けて、その後国の段階になっていくと思います。公有水面を埋め立てる法律によって、その問題が出てくる段階で環境庁がこれに対応しなければならないと考えております。
【次の発言】 御指摘のように、ことしの二月、IUCNの総会で沖縄県の石垣島の空港計画を中止せよという決議が行われたのでございます。
私は、今この空港問題について世界の注意が集まっているものと理解しております。
【次の発言】 子供たちの、美しい自然とこのきれいな海を残したい……
○国務大臣(堀内俊夫君) 御指摘のように、私は環境立法だと思っております。 この問題は、今先生がおっしゃったようにモントリオールの議定書に基づいて行うわけでございますけれども、本来私ども人類の生命にもかかわる重要問題でございますから、やはり私たちの生活、あるいは地球規模の環境を守るということが本来の性格でありますので、当然、言いわけじゃなしに、環境立法としてこれを積極的にやっていかなきゃならぬ。しかもその原因となっている物質の多くをつくっている国ですし、私どもはその約一割以上の生産国でもございますから、国際的な責任は十分あるものでございますから、その責任を果たすという立場でしなければならない……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。