このページでは橋本孝一郎参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合を代表して、日本国有鉄道改革法案並びにその関連法案及び修正案に対し、賛成の討論を行います。 国鉄は、長年にわたり、我が国の輸送機関の大動脈として経済復興の礎となり、経済社会を支え、その発展に大きな貢献をいたしてまいりました。しかし、昭和三十年度において全国旅客輸送量の五五%を占め、基幹的輸送機関としてその地位を誇っていた国鉄は、高速道路綱の整備に伴うモータリゼーションの進展と空港整備による航空機輸送の飛躍的な発達の中で、年々そのシェアは低下し、六十年度は二二%まで落ち込み、今後この傾向は続くものと予想され、六十五年度におけるシェアは二一・一%と、全輸送機……
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、本予算案が今日の緊急課題である円高不況の克服、内需拡大の推進、対外貿易摩擦の解消などを実施するには甚だ不十分であり、それは国民の期待を裏切るばかりか、国際公約にも背くものになっている点であります。 我が党は、既に内外ともに行き詰まっている政府の縮小均衡型経済財政路線を改め、積極型経済財政運営への大転換を進めるよう、これまで再三にわたって政府に強く主張してまいりました。しかるに、政府は、これを無視し、昭和三十年度以来の超緊縮予……
○橋本孝一郎君 裁判官訴追委員予備員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することとし、また、同予備員の職務を行う順序は、これを議長に一任することの動議を提出いたします。
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま提案のありました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、竹下総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。 まず、消費税についてお尋ねいたします。 我々は、シャウプ勧告以来の抜本税制改革を今世紀に残された重要課題の一つとして位置づけ、国民の合意を得て、世論が求める手順に従って改革を進めるよう求めてきました。すなわち、まず第一段階として、所得税などの大幅減税を進め、国民各層から不公平、不公正と言われておる税制度について抜本的改革を実現し、その上で行財政改革の計画、高齢化社会の福祉ビジョンを明らかにし、理解を得た上で、しかる後に国……
○橋本孝一郎君 五十九年度の決算を審査するに当たりましていろいろな質問要項を準備いたしましたけれども、既に前に質問されました方々もございまして、重複しておりますので、できるだけそれは避けたいと思いますけれども、しかし、一つだけ避けられない問題があるわけであります。 それは既に過去の委員会でも論議されたところだと思いますが、NHKの受信料を中心とする徴収活動であります。NHKの収入は受信料が九八%を占めておるということでありますから、これは大変大きなウエートを占めるわけであります。未収受信料が百十八億ある。いろいろと努力されておる話も先ほど聞いておりましたけれども、確かに電力あるいは電話等と違……
○橋本孝一郎君 私は、質問申し上げます前に総括的な意見をひとつ申し上げたいわけでありますが、六十二年度の予算を拝見し、かつまた、けさほど来からの質疑の中で川原会長が述べられておりますように、ちょうど今NHKの置かれておる状態というのは、五十年、五十四年、五十八年と四年に一回来るオリンピックのようないわゆる値上げの時期だと。六十三年度は、はっきりおっしゃらないけれども今までの実績、五十九年から六十一年までの三カ年計画、大変御努力なさったわけでありますが、さらにニューメディアへの挑戦、あるいは売上税――この問題はわかりませんけれども等々、経費増を考えれば、当然次の段階に値上げという事態にならざるを……
○橋本孝一郎君 収支問題についてですが、ちょっとダブりますけれども、誤解があるといけませんので教えていただきたいんですが、郵便事業というのは三つに分類できる、三事業と言いますね。それで午前中御説明ありました、いわゆる当初見込んでおった赤字四百何十億ですか、実際それぞれの努力に、よって逆に約五十億ぐらい黒字に転ずるであろうという、そしてまた将来に向かっても非常に見通しの明るいようなお話ございましたですが、その後、いわゆる収支というのは、三事業トータルとしてのものなんですか。
【次の発言】 そうすると、あとの残りの二事業の方はどういうふうな収支状況になっているわけですか。
○橋本孝一郎君 この三法に限っていきますと、我々はもう落ち穂拾いみたいになるんですけれども、ちょっとくどいようですが、ちょっとわからぬ点がありますので、三百万円から五百万円への限度引き上げの問題についてお尋ねしたいわけなんです。 自主運用と国債窓販ですね、それから限度引き上げ、長年のそれぞれ独立した省としての主張であったと。がしかし、事実上少額非課税貯蓄制度の廃止との絡みで二つが実現して、一つが実現しなかったと。絡みではないとおっしゃる御答弁もありましたけれども、事実経過からすればそう見ざるを得ないと思うんです。 そこで、限度額引き上げの理由について、今までの御答弁でもよくわかっております……
○橋本孝一郎君 簡易保険昨年で創立七十年、郵便年金が六十年、長い間それぞれの時代における国民生活、あるいは福祉目的を中心にして、官営であると同時に簡易性、普遍性のもとにその目的を私は果たしてきたと思うんです。しかし、ずっと論議の中でも出ておりますように、取り巻く環境というのは、高齢化の進展あるいは金融の自由化あるいは国際化、技術革新というふうに環境は変化してまいりました。それにやはり対応して、官業ではあるが商売気も出さにゃいけませんけれども、そこにまたいろいろな問題もあるようですが、負けてはならない。しかし、かといってまた行き過ぎてもいけない。非常に難しいけれども、やはり運営をしていく上におい……
○橋本孝一郎君 私はいささか強電の方は経験しておるんですけれども、弱電には全く弱くて、先ほどから大木先輩、及川委員のお話を聞きながら感じたんですけれども、大体国際通信というのは、これまで秩序第一というか、もちろん各国の経営形態も違いますけれども、いわゆる余り競争原理というものを持ち込まないという風潮で来られたように感じておるわけなんです。それだけに、今度世界で通信の自由化が最も進んでおります日米両国で実験されるということになって、非常に注目をされておるというお話でございますけれども、メリットもあればリスクも出てくると思うんですが、その国際VANの問題で、この需要想定というのは必ずやるわけなんで……
○橋本孝一郎君 私は初めてこの席に立つものであります。そういう立場で今の百八国会を見てみますると、異常とも言える事態がたびたびありました。今も当委員会におきまして六十二年度予算が整々と審議されておりますけれども、異常な部分が私はあると思います。 それはまた後ほどに指摘することにいたしまして、さて総理、円はわずか一年半で約六七%も上昇いたしました。貿易黒字は世界全体の約六〇%を日本が占めています。それが円高の最も大きな原因であると私は思います。にもかかわらず、日本の政策当局は市場介入という一本のさおだけで乗り切ろうとしてきました。G5、G7などで各国協調を申し合わせてもその都度円高が加速されて……
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております昭和六十二年度予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、内需主導による積極予算を編成せよとの我が党の再三にわたる要求を無視し、五年連続のマイナスシーリングにより、依然として無責任な縮小均衡型予算にとどまっている点であります。構造不況、円高不況、雇用危機に代表される現下の経済の実情に即した政策のビジョンを欠いた欠陥予算であり、断じて容認できるものではありません。 反対する第二の理由は、予算案に大衆増税たる売上税導入、マル優制度廃止が盛り込まれている点であります。売上税等の大衆増税……
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合の橋本でございます。 きょうは、参考人の皆さん御苦労さまでございます。反対と賛成の方々に一問ずつ質問さしていただきます。 まず、反対の立場の藤井参考人にお願いしたいんですけれども、先ほどもおっしゃられましたように、現在の国立病院というのはかつての陸海軍病院の引き継ぎだというのが多くでございまして、その規模も小さい。しかし、いろいろな反対運動もありまして、そういうふうに地域反対運動というのは、今まであったものがなくなるということは非常に不便になるとかいうようなことで、およそ物事を合理化し、さらに進んだ設備あるいは施設にしていこうという場合においては必ず抵……
○橋本孝一郎君 我が国における労働時間の実態とその格差の現状というものは、組織労働者と未組織労働者の間、あるいは企業規模及びまた業種間、さらに地域格差といいますかが極めて複雑に介在しておると思います。したがって、今日の経済大国と言われる日本において、国際水準に見合った労働時間短縮に持っていく上において基準法の役割というのは非常に大きいわけであります。今回の改正の中で幾つかの問題点がありますけれども、私はそれらについて、重複するところがあるかと思いますけれども、確認の意味もございますので御答弁を願いたいと思います。 まず、この四十時間労働への移行時期なんでありますけれども、当面過労働時間は四十……
○橋本孝一郎君 今回の改正案では、現行法にない社会復帰施設その他福祉施設を充実する努力義務を国や地方公共団体に課したり、あるいはまた地方公共団体に社会復帰施設を設置する権限を与えていく、さらに施設の設置や運営に対する補助規定も新設している。このように改正案に社会復帰対策が一部盛り込まれたことにつきましては、私どもとしても評価は十分できると思います。これは今までなかったのがむしろおかしいのであって、中身もまだ十分なものとは言えないわけであります。今後さらに努力していく点が多々あるわけでありますが、私は精神障害者の社会復帰対策について数点にわたって政府の見解をお伺いしたいと思いますが、できるだけ重……
○橋本孝一郎君 私は、民社党・国民連合を代表して、総理大臣並びに関係大臣に質問申し上げたいと思います。 まず、総理にサミットとその後の日米関係についてお尋ねをいたしたいと思います。 今や世界は確実に一国の覇権時代から共同管理の時代へと変わってきておると思います。それに伴って、国家間の関係は軍事、経済、文化あるいは金融等すべての側面で影響を受けるようになってきております。そこで、サミットはまさに自由主義国家群のトップレベルによるそれらの問題の討議の場であり、調整の場であって、その役割を果たしてきたと思っております。今回の六月のサミットもいろいろと各国の役割と責任が確認されました。特に通貨、経……
○橋本孝一郎君 郵政事業の活性化計画につきましてお尋ねをしたいと思います。 郵政事業、いわゆる郵便あるいは貯金、それから保険等多岐な業務を持ち、それがそのまま民間の同種業務との激しい競争にこれからさらに移っていくわけでありますけれども、そういう競争を切り抜けていく上において当然のことだと思いますが、その郵政事業活性化計画の具体化のため、省全体あるいは各局ごとに今後どのような組織なり、あるいは制度改革を推し進めていくつもりなのか、そしてまた、その計画は何年までに達成しようとするもくろみを持ってみえるのか、まずこの一点についてお答え願いたいと思います。
○橋本孝一郎君 私は郵政事業について、まず二、三質問申し上げたいと思います。
午前中の質問の中でも若干出ておりましたけれども、確認の意味において質問申し上げたいわけですけれども、郵政事業財政の現状、なかんずく累積財政赤字、この解消の見通しは一体どうなっているのかということと、郵便の需要拡大策、いろいろあるわけですけれども、その拡大策をどのように実施していくのかという、その点についてまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今のいろいろと拡大策、三つの柱を中心にして実施されているわけですけれども、どうも私、PRという面について不足しているような気がするんです。例えば一例でございますけれども、……
○橋本孝一郎君 最初に断っておきますけれども、ちょっと中座した時間もございまして、ダブることがあるかもわかりませんが、お許し願いたいと思います。 まず一番目に、この新営業構想について一点お尋ねしたいんですけれども、営業というと一般的には非常にもっと幅の広い感じを持つわけですが、中身はいわゆる受信料収納の改善計画と言った方が的確なんでありますけれども、これが五年かかるというふうな計画になっておるようですが、受信料の収納というのはいつも問題になる、それだけにまた苦労なさってみえるわけですけれども、もっとこれ早くできないものなのか、なぜ五年かかるのか、お尋ねしたいと思います。
○橋本孝一郎君 あらかじめ質問通告出してありましたけれども、ほとんどダブっておりますので、省略をして時間を短縮したいと思います。 ただ、その前に一点申し上げておきたいのは、先ほど及川委員も最後の意見で申されましたように、私もこの法改正を見まして、素人から見てもこんなものをなぜこれ書かなきゃならぬのかと思うぐらいに思ったんですが、これは現在の法律がそうなっておるから仕方ないと思うんですけれども、これからの総合機械化とか、あるいはME化とか、あるいは交通体系の進歩によって、当然もうどんどんどんどん営業活動する面においては改革をしていかなきゃならない問題が多くあると思います。そういう点を洗って、た……
○橋本孝一郎君 放送衛星、通信衛星ですね、これのまだ非常に未完成の段階が多いわけでありますが、現実にBS2aは故障を起こして待機中である。2bが三回故障を起こしたけれども、何とか動いて衛星放送を現在やっておるというようなお話が午前中もあったわけでありますが、問題は、したがってBS3を打ち上げるにしても、当然過去の経験を十分生かして打ち上げられることはもう当然でありまするし、そのことは午前中のお話でも聞いているわけなんですが、問題は我々が素人的に考えまして、推進する立場というのは、常にとにかくやりたいということなんですね。それをチェックしていくという、ある程度コントロールするというか、そういうい……
○橋本孝一郎君 現在の放送、地上放送に関してはNHKといわゆる一般放送事業者、民放の併存体制によりまして、ある意味においては一つの爛熟時代というんでしょうか、そういうふうな時代のような気がするわけでありますけれども、したがって、この時点においての放送法改正というのは、それなりの意味があるわけですけれども、問題は改正をし、それを着実に実行していくということは大事なわけでありまして、そういう立場から難視聴問題について、まずひとつお尋ねしたいと思うんです。 今回の法改正の中で、NHKには普及義務というのはもう既につけられておるわけでありますけれども、民放にも普及努力義務が今度課せられたわけでありま……
○橋本孝一郎君 郵政事業の決算関係についてお尋ねしたいと思いますが、最近の六十一年、六十二年度の決算が非常に好決算な状況になっていくであろうというお話がございました。その理由として今大臣の方から、いわゆる労使関係改善だとか、あるいは企業努力並びに新商品の開発、それからいろんな委託業務とか、労働集約産業であるだけにそういったいろいろな工夫を凝らされて、全体として郵政自身の信用回復と、こういうことによって好決算に至っておるというお話ございましたんですが、私聞き落としたかどうか知りませんけれども、やはり四十九年から赤字になりまして、五十五年で約二千五百億の大幅赤字と。その後は料金値上げをなさいました……
○橋本孝一郎君 今回の改正、掛金の払込制度あるいは支払い制度、それから復活と、大きく三つの柱になっておるわけでありまして、いずれもこれは改善の方向で結構なんでありますけれども、新しい制度が五十六年に年金法としてできて、それから六、七年たつわけであります。それから変わったというふうにも受けとめてもいいんですが、しかし、これはもうむしろ考えようによれば、その当時時点から当然このぐらいのことは考 えられたことであったと思うんでありますが、なぜできなかったのか。それはいろいろと当時の大蔵省あたりとの折衝もあったと思います。それが今度発効するわけですけれども、その中で今までの年金契約の失効状況は現在どの……
○橋本孝一郎君 質問申し上げる前に、先ほど来から問題になっておりますNHKの世論調査の結果の発表に対するとった態度について、私も一言。意見を申し上げたいと思います。 確かに川原会長がおっしゃられますように、あの時点においてとった判断としては決して間違っておらないという御判断のようでありますし、確かにそうであったかもしれません。しかし、それがその後世論の反撃といいましょうか、あるいは委員会等で、衆参両院におきましても問題になり、大きくNHKのその判断に対する反論があるわけであります。それらに基づいて、先ほど及川委員に対する率直かつ厳しく受けとめ、今後とも公共放送の使命の云々という御答弁がありま……
○橋本孝一郎君 では、四国班の報告を申し上げます。 私は糸久委員長、永田理事及び大木委員とともに、去る一月二十六日から二十八日の三日間、四国地方における逓信関係業務の実情調査を行いました。 以下調査の概要を報告いたします。 当管内は、その大部分が山地で平野部に乏しく、交通網の整備はおくれており、また、四万を囲む海により大規模経済圏との交流が阻まれてきました。こうした条件のもとで、総生産所得は全国的に見ても低位にあり、また、第一次産業の占めるウエートが高く、産業構造の高度化、企業の近代化などの課題を抱えております。四国の社会、経済がいまだ発展途上にあるため、郵政事業及び電気通信事業全般につ……
○橋本孝一郎君 大分もう午前中であらかじめ通告してある内容が消化されておりますけれども、できるだけ重複しないようにしてお尋ねをしたいと思います。 その前に、一つ意見を申し上げておきたいと思います。 消費税問題ですけれども、なじまないということをNHKの方はおっしゃっているし、我々もなじまないという考えであります。幸いこれは見直し条項があるんですから、これはいつでもやれる見直し条項でありますから、見直しをぜひしていただくようにお願いしたい。やはりその行動をとられるようにお願いをしておきたいと思います。これは特に郵政省にもお願いしておきたいと思います。 それから第二番目ですが、NHKの経営と……
○橋本孝一郎君 私は大臣の所信表明を中心にして御質問申し上げたいと思います。 まず電気通信行政関係でございますが、七ページにございますように、「電気通信事業については、活発な新規参入が行われ、多彩なサービス展開と数次にわたる料金引き下げがなされるなど、電気通信制度改革の趣旨は、一歩一歩着実に実現の方向に向かっていると考えております。改革の成果が早期に広く国民利用者に還元されるよう、」これからが大事なんですが、「引き続き新事業者の育成支援策及び円滑なネットワーク化のための諸施策を推進し、活力ある電気通信市場の形成に努めてまいる所存であります。」、まあこれは結構なことなんですが、問題は、「引き続……
○橋本孝一郎君 大分質問も出尽くしたような感じします。重複部分は省略しますので、ちょっとあちこち飛ぶかわかりませんけれども、お願いしたいと思うんです。 まず、総括的な問題で、金利自由化の問題が午前中にもちょっと出ておりましたけれども、国際的に見れば日本が少しおくれておった。しかし商業銀行はその中でももう既に経験はあり、郵政省にしてみればこれは初体験のものになっていくわけなんですが、一方金融の国際化という大きな問題と金融機関の自由競争の中で、郵便貯金のあり方というものが恐らく問われてくるだろうと思うんですけれども、それらの問題についてどのように考えられておるのか、まず総括問題としてお尋ねしたい……
○橋本孝一郎君 通信衛星で放送サービスをするという、現段階で受託放送事業者、それから委託放送事業者によるサービスができるわけですが、今までの話を聞いておりますと、現時点で考えられるといいますか、予見し得る範囲での放送サービスというのは、映画とかあるいは音声等比較的専門的な放送が行われるであろうという想定で、先ほどから話が出ております番組調和規定とかあるいは番組編集準則、あるいは審議機関等の規制が必要だというお話があるんですが、それをやると、また逆にこのことによってせっかくの多様なサービス放送の発展にかえってブレーキがかかるんじゃないかと思いますが、それについての御見解をお尋ねしたいと思います。
○橋本孝一郎君 我が国は、資源エネルギーに関しての資源というのは私は少ないと思っております。そういった中で、第二次大戦後の初期復興段階において、石炭産業の日本の産業発展に果たしてきた役割というものは評価しなきゃならないほど大きいものがあったと思います。 しかし、時代の変化とともにエネルギーそのものの構造が変わってまいりました。最近におけるような状況になっておるわけでありまして、そういう中で第八次答申を拝見しておりますと、全体のトーンとして、国内炭はエネルギーセキュリティーの観点から必要である、相変わらずこういうふうな考え方が流れているようにも思われるわけでございますけれども、実際、現在の国内……
○橋本孝一郎君 八次答申の特徴を一口で言えば、いわゆる需要に見合った生産と、こういうふうに変化したところに一番大きな特徴があるんじゃないかと思うのです。需要はどのように変化するかまだわかりません。よくなっていくというふうなことは今の情勢の中では全く考えられない、むしろ悪くなっていくぐらいではなかろうかと思うわけです。そういう状況の中でなだらかな減産、あるいは閉山対策をとっていこうとする方策の一つとして貯炭管理会社というものが考えられ、予算化されようとしておるわけでありますが、私はこの点について特に二、三の要望を申し上げまして、所感があればお聞きしたいと思います。 まず第一点は、やはり貯炭管理……
○橋本孝一郎君 石炭の八次政策と国内炭問題についてはもうほとんど出尽くしておりますので、八次政策の中でその他の問題についてちょっと触れてみたいと思います。 エネルギー政策というのは長期安定、豊富低廉、これが一つの基本原則だと思うのであります。それに基づいて政策が立てられ、その時代の変化、経済性の規模の拡大、あるいは新技術の導入によってそれぞれのエネルギーのウエートも変わってくる、また、これからもさらに変わっていくだろう。そういう中で、やはり石炭というのは化石燃料の中でも最も資源量が豊富でありまするし、また地域的な偏在性も比較的少ない、したがって相当長期にわたり安定供給が期待される、こういう面……
○橋本孝一郎君 先生、御苦労さんでございます。 時間が七分しかございませんので、小林先生にまず一点だけお尋ねしたいと思います。 雇用創出の分野とそれに必要な政策ということでお尋ねしたいんですけれども、かつて昭和三十年代の初期、いわゆるオートメーション化という言葉が出てまいりまして、当時の経済は非常に規模が小そうございました。もっと簡単に労働需給の関係でいきますと、非常に就職がしにくい時代でありました。そのときにオートメ化、そして生産性向上という問題が提起されてまいりまして、反対、賛成でいろいろ議論したことがありました。その当時、私ども賛成の立場ですけれども一番心配しましたのは、いわゆるそう……
○橋本孝一郎君 先ほどから日本の金属鉱山、特に資源小国でありながら世界有数の多消費国である、この条件は将来も変わらないと思うのです。したがって、そのための安定供給が今最も重要である。そのためには国内外の開発なりあるいは備蓄あるいはまた回収技術の向上等いろいろな総合的な対策が必要だと思いますけれども、私は、そういう総合戦略の中で、何といってもやはり国内の金属鉱山というものがポシャってしまったのではこれは何にもなりませんので、そういう立場からの質問を申し上げたいと思います。 特に金属鉱山の金属鉱業経営安定化融資制度、これの拡充強化という立場で意見を申し上げ、考えをお聞きしたいわけですが、我が国の……
○橋本孝一郎君 論点一につきまして私の意見を申し上げたいと思います。 円相場は戦後かつてない高水準に推移してまいりました。しかし、当面円高傾向は継続していくことが予想されます。この円高は、我が国が今日まで営々として築いてまいりました経済、産業構造を根底から覆しまして、痛みを伴う構造転換を迫ってきたわけであります。しかし幸い、我が国企業それから勤労者の必死の努力によりまして景気は回復基調を示し、失業率、倒産件数とも一応改善の傾向にあります。しかし、このような一見好調な現状は、世界経済の不安定の上に、一部の産業の強い国際競争力と物価安定による消費の底がたさに支えられ、加えて金融緩和あるいは財政支……
○橋本孝一郎君 ちょっと時間が超過しておりますけれども、一点だけお尋ねしたいと思います。
今G7が行われておりますが、その中で、きのうの新聞報道で、これはアメリカのベーカー長官だと思うんですけれども、商品バスケットの導入を持ち込んで、合意したとかしないとかいう報道があるわけなんですけれども、それに対する先生の御見解、日本の影響、対策についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 一点だけお尋ねしたいと思います。
景気は確実にというんですか、順調に拡大しておりまするし、為替レートも比較的安定しておる、こう見れると思います。問題は米国の景気だろうと思うん……
○橋本孝一郎君 時間もございませんので、簡単に前置きを省略しまして、富舘先生にお尋ねしたいと思いますが、太平洋のコールフロー構想というのが考えられておりますけれども、これによる問題点というんですか、いろいろあると思いますが、たくさんあると思いますが、その主な問題、例えば資金の問題、技術の問題とか、あるいは環境保全とかあろうと思いますけれども、何が一番大きな問題点なのか、先生の方からお聞きしたい。
【次の発言】 はい、いろいろ。
【次の発言】 終わります。
○橋本孝一郎君 全般の問題について触れておりますと時間が足りませんので、私は総合エネルギー政策の推進ということで、石油の安定供給対策、石油代替エネルギーの導入促進、省ネエ対策、それから余り触れられておりません環境問題、この四つを中心にして意見を申し上げたいと思います。 エネルギーの問題についていろいろ触れられてきておりますけれども、少し消費と生産という問題について意見を申し上げたいと思います。その状況を申し上げたいと思います。 特徴としては、生産国それから消費国とも、これは大国は米国とソ連だということなんであります。石油の生産額が一番多いのは、これは中東地域でありますけれども、一九八七年に……
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