このページでは国弘正雄参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○國弘正雄君 一九九〇年代は地球の九〇年代というふうに呼ばれています。そして地球環境保護運動が、恐らく九〇年の、これは政治行政のみならず、思想とか文化とか、あるいは宗教といったような分野においても、主たる潮流になるであろうということを多くの人が国の内外でそう主張しています。特に今、米ソのデタントが進行して、最近よく欧米あたりで聞かれる言葉に平和の配当金というような言葉がありますし、あるいはデタントのみなしごというような言葉もあります。デタントのみなしごというのは、要するにデタントが到来して何をしていいかわからなくなってしまった人々、特にこれは軍需産業を指すわけですけれども、そのデタントのみなし……
○國弘正雄君 敬愛する三木元総理と同道して、最初の二回のサミットを初めとし、アメリカ、イギリス、スウェーデン、中国、その他同行させていただいた海部現総理とこういう形で相まみえることになりまして、私として多少の感慨なきを得ないわけであります。できるだけ率直に、何といいましょうか、日本のためによかれかしと思っているいわば同志としていろいろと伺って、そして率直なお答えをちょうだいしたいと思います。 まず最初は、これは選挙中の売り言葉に買い言葉みたいなものでありますからこれに多くの価値を置こうとは思いませんけれども、自民党さんは選挙中、ややもするとこういうことをおっしゃった。もし自民党が負けたら円も……
○國弘正雄君 最近、ヨーロッパやアメリカで盛んに使われるようになった言葉に平和の配当というのがあります。もともとはこれは政治家やあるいは政略家、軍政家というような人々が使っていた言葉ですけれども、最近ではすっかり人口に膾炙いたしまして、一般の人々の日常の会話の中でも間々聞かれるようになりました。
私は、これはやはり何だかんだ言っても、平和への展望がおぼろげながらでも見えてきたということのあらわれだと思いまして、これはもう大いに歓迎すべきことだと思うんです。総理、そのあたりについてどうお考えあるいは御感想をお持ちですか。
【次の発言】 歓迎すべきであるという総理のお言葉を私も大変にうれしく受け……
○國弘正雄君 まず最初に、先ごろの盧泰愚大統領の訪日に関連して幾つか伺いたいと思います。 後になって過去を変えたり、起こったことを起こらなかったりするわけにはいかない。過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる。こう申しましたのは西ドイツの大統領のワイツゼッカーでありまして、八五年の五月にこういう有名な言葉を吐いたわけですが、私はこの間の盧泰愚大統領の幾つかの講演、演説を聞いておりましてワイツゼッカーさんの発言を思い起こしていました。ただ、ワイツゼッカー大統領の場合には奪った者の反省がありました。他方、盧泰愚大統領の発言には奪われた者の大変に抑えた悲しみのようなものを私は感じました。……
○國弘正雄君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、平成二年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。 内外に問題が山積する中、今日ほど海部内閣の実行力と決断とが求められているときはありません。政治改革の実行のために発足したはずの海部内閣ですが、この点においてはとかく足踏み状態が目立ち、つい昨日も、さる自民党の領袖が人事に関連して海部内閣の公式な姿勢と背馳するような発言を行っています。ロッキードやリクルートなどにいつまでもかかずらわるような、くだらない、センチメンタルなことでは云々という発言がこれであります。センチメンタルという言葉の当否はともかく、政治改革の必要がまだのど元を過ぎていないのは……
○國弘正雄君 大変に複雑な事態を把握するためには、大局を見はるかす言ってみれば鳥の目と、それから細かい細かい点についても周到な目配りを忘れないいわば虫の目と両方が必要だろうと思いますが、きょう私はいろいろな問題について鳥の目と虫の目をいわばないまぜにした形で御質問をしたいと思いますので、どうぞわかりやすく入念な御答弁をお願いしたいと思います。 まず最初に、「行くに径に由らず」という論語の言葉があるそうですが、海部総理、それを三木元総理はしょっちゅう書いておられた。好んで書いておられた。そしてまた、その生涯を通じて、行くに小道によらないことをあの人のモットーとしてこられた。ところが、今回の湾岸……
○國弘正雄君 明石代表、御足労を煩わせました。きょうこちらにお出ましを願うことになったのは、たしか自民党の皆さんがお呼びになって、私たちも質問をする折をお分からいただいたということでございます。 私は、私ごとになって大変申しわけありませんけれども、かつて国連本部で当時の事務総長にかなり長時間にわたってインタビューをするといったときに、明石さんに大変に御配慮をいただいてお世話になりました。これまた私ごとになって大変恐縮ですけれども、私が代表の一人でありましたある出版社から「国連ビルの窓から」という大変に興味深い御著書をかって出させていただいておる。また後一月ぐらいでございましょうか、今度は「国……
○國弘正雄君 私が御質問申し上げるときは、いつも何か私事にわたることで話をスタートする悪い癖がありますけれども、きょうもまた一つの私事から話をスタートさせていただきたい。というのは、私は番町グロリアヒルというところに事務所を持っておりまして、そのお隣が気丈聡明をもって鳴る委員長の母刀自のお宅なわけです。言ってみれば向こう三軒両隣でおつき合いをさせていただいているので、ですからなおのこと、きょうはどうも世間には随分けんのん唐物騒な話がございますけれども、審議を途中で打ち切るなどということは、委員長の権威とそれから職権にかけてひとつ御容赦をいただきたいということをまずお願いしておきます。(「慎重審……
○國弘正雄君 せっかくの土曜日をお互いに本当に御苦労さまと申し上げたいんですね。ただし、これは自民党が大変に強く主張をなすってのことですから、どうぞ野党の我々をお責めにならないようにあらかじめ申し上げておきます。 自動車の話を私するつもりなかったんですけれども、というのは、渡部通産大臣が中国にいらっしゃるというお話でしたから御遠慮をしていたんですが、きょうはおいでになるということで急遽予定を変えて、最近の百六十五万台に自主規制枠を下げられたことについてちょっと伺いたい。好敵ござんなれなどと申し上げるつもりはないんですけれども、胸をかりるつもりで御質問申し上げますので、よろしくお願いをします。……
○國弘正雄君 韓国の選挙の結果が入りました。与党の大変な敗北であります。それから、地方選挙でありますけれども、この間フランスでやはり与党、これは社会党ですが、大敗北を喫しました。そのときに外務大臣に、一体なぜフランスではこんなに負けてしまったんだと思いますかと、こうお尋ねしましたら、飽きがきたからだろうと、こう仰せになりました。じゃ、なぜ自民党だけがいつまでも御安泰で飽きがこないのかというふうに畳み込みましたら、それはまああなた方に問題があるんじゃないかと、こういう趣旨の仰せでありました。大変耳が痛いお言葉でありましたが、ただしかし、どうも世界の選挙情勢を見ておりますと、反現職あるいは反政権党……
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