このページでは国弘正雄参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○國弘正雄君 教育であれ何であれ、ある一つの状況を吟味してこれを把握しようとすれば、恐らく虫の目と、それから鳥の目の両方が必要だろうと思います。私はきょうは、虫の目はもう既にほかの方々が取り上げられておることでもありますので、主として鳥の目と申しますか大局的なといいますか俯瞰図と申しますか、そういったようなものからひとつ日本の高等教育を見てみたい、そしていろいろ御意見なりあるいは御見解を伺いたい、かように考えております。 私自身大学の教師を国立の女子大あるいは私立の各大学、それから日本以外の外国の大学で教鞭をとるというようなことをしてまいりましたので、その二十数年間の体験に照らしてやや話がパ……
○國弘正雄君 時間に大変限りがありますので、私は長官に負けないくらいの大声でひとり言を申し上げますから、お耳を煩わしますけれども、ひとつ後で多少の御意見を求めたいと思います。 私がひとり言を申し上げるのは、定性的なテーマと言っていいと思います。定量的な計量的な数字を挙げて云々ということよりも、むしろ定性的なテーマということになろうと思います。 テーマは二つございまして、一つは既に矢原委員もお尋ねになったノーベル賞ということにかかわっておりまして、要するに、これは基礎研究・純粋研究対応用研究あるいは製品関連研究といったようなもの、そのどちらに力点を置くのかという問題、そして、科学技術庁という……
○國弘正雄君 國弘でございます。 両次官に御質問したいんですけれども、ただ、私のきょうこれからの御質問はお二人が論じられた主題とやや外れるかもしれないということを承知の上で、あえてお伺いしたいと思うんです。 それは、近未来における米中関係をどのように見ておいでになるかということなんです。私自身は、米中関係はクリントン・ゴア新政権の登場とともに劣化の方向に向かうだろう、つまり悪くなっていくだろう、よくなっていく材料が余りないんじゃないかというふうに考えています。 米中関係が悪くなると、てきめんに困るのは我々だろうと思うんですね。日米関係というのは我々にとって非常に大事な関係であるし、同時に……
○國弘正雄君 二つ、暇ネタめいたことをお一人ずつに伺って、それから二番目に少し深刻なお尋ねをしたいと思うんです。 暇ネタの方は、今、山本さんもちょっと最後で仰せになったんですけれども、我々昔からやや自嘲的に、みずからをあざけるような調子で平家、海軍、国際派などということを言っていたわけですね。源氏と平家と比べると平家が弱くて、陸軍と海軍と比べると陸軍が圧倒的に強くて、嫌な言葉ですけれども国粋派と国際派を比べると国際派が圧倒的に弱体である、非力である、こういうことをやや自嘲的にお互い言っていたわけですが、山本さん、実務の世界でごらんになっていらして、若干そういう平家、海軍、国際派的なものが好ま……
○國弘正雄君 お二人の先生方に質問があるんですが、その前にちょっと時間をとって申しわけないんですけれども、川田先生、お久しぶりでございます。おっしゃったことの二つについてちょっとコメントをさせていただきたいんです。 一つは、私は金曜日にカリフォルニア大学の黒人のしかも婦人の政治学者に、ボストンという人ですが、かなり長いインタビューを受けまして、そのときに彼女が言ったことがさっき川田先生が仰せになったことと非常に符節を合わせるものですから御紹介をしたいと思うんです。 彼女は、スキャンダルが相続く日本の政治を恐らく念頭に置いていたんだと思いますが、日本の政治が不備だったから、だから逆に経済が伸……
○國弘正雄君 二つほど外務省の方に伺いたい。柳井さんに伺いたいと思うんです。 一つは、先ほど同僚の中西議員も御指摘になったガリさんの「平和への課題」、特に平和執行部隊ということについて外務省の中で、部内であるいは省内で甲論乙駁が行われているのかどうなのかということなんです。これだけ大事な問題について、何かもし外務省が一枚岩であるとするならば、私個人としては大変に気がかりであると言わざるを得ない。 古い話で申しわけありませんけれども、例えば三国同盟のときでも外務省の中で英米派と枢軸派が激しく論争をし合っているわけですね。結局は、枢軸派というか武断派というか、その人たちが勝ちを制してしまって、……
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