堂本暁子 参議院議員
15期国会発言一覧

堂本暁子[参]在籍期 : |15期|-16期-17期-18期
堂本暁子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは堂本暁子参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院15期)

堂本暁子[参]本会議発言(全期間)
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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 参議院本会議 第12号(1991/03/06、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました平成二年度第二次補正予算に対し、反対の討論を述べさせていただきます。  湾岸戦争は、さまざまな傷跡を残して終結しました。ハイテク兵器が中東の夜空に青白く光る近代戦は、かつてB29の空襲で東京の空が赤く焼けたほぼ半世紀前の戦争とは比較できないほど不気味なものでした。その空の下で、子供や老人、多くの市民が傷つき、生命を落としました。何万人もの避難民が路頭に迷っています。地球環境の破壊は取り返しがつかないほど大きいものです。近代戦は恐怖の域を超えて悲惨であり、二度と繰り返してはならないという思いは人類共通のものでありましょう……

堂本暁子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院15期)

堂本暁子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 外務委員会 第1号(1989/11/09、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 初めて外務委員会で質問させていただきますが、まずきょうここの議題になっておりますインド共和国とベルギー王国への租税条約について伺いたいと思っております。  大変基本的なことから伺いたいのですが、租税条約は二重課税の回避が主目的なのか、あるいは脱税防止が主目的なのか、それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今回の場合ですと、ベルギーの場合には脱税防止というのは書いてございませんし、インドの場合には「二重課税の回避及び脱税の防止」と書いてございますけれども、この両方の条約は何か相違がありますでしょうか。
【次の発言】 それでは、海外における企業とか金融機関による脱……

第116回国会 予算委員会 第5号(1989/10/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私はつい半年前まであちら側の記者席におりまして予算委員会を取材してまいりました。閣僚のお顔が横に見えたのが、議員席に座りますと正面から見えるようになりました。記者時代は子供の問題とか女性の問題、そして障害者や老人の問題、さらにODA、第三世界の問題を中心に取材してまいりましたけれども、これからは政治の場でこうしたテーマに将来展望を持ちながら取り組んでいきたいと考えております。  総理を初め閣僚の皆さんに初めてきょう質問をさせていただきたいと思っております。  ここに立ちましてまず最初の質問なんですけれども、まさにそのODAの問題でございます。今、田議員が外務大臣に情報公開というこ……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 外務委員会 第閉会後1号(1990/09/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず最初に、イラクで人質になっておられる日本の方はもちろんですけれども、あらゆる国の方たち、それから御家族のことを考えると、一日も早い解決、そして平和的な解決であるようにと望まざるを得ない、望まずにはいられないと思います。それで、そのための努力を今後もぜひ重ねていただきたいということをお願いして質問に入らせていただきたいと思います。  先ほどお隣りの田議員がアメリカの圧力と日本の憲法との板挟みの苦脳という表現をお使いになって、大変絶妙な表現だと思って私は感心をしたんですが、その後で田議員は、国民は政府の対応に大変不満を持っているというふうに言われま した。私は、そのもう一つの側の……

第118回国会 外務委員会 第2号(1990/04/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず、きょう議題になっておりますジュート及びジュート製品に関する国際協定について伺いたいと思いますが、ネパールとかバングラデシュなど最貧国でこういった麻の袋にする材料、麻に近い材料でございますか、のものがつくられているということで、今回どのような協定がつくられたのか、新設ということと伺っておりますので、一言伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  インドでも大変ジュートはつくられているそうでございまして、後ほどインドの食糧のかんがいに関してのダムのことも伺いたいと思っていますが、これから世界の情勢、国際情勢一般について質問させていただきたいと思います。  前……

第118回国会 外務委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 大臣は、ちょうど三日ぐらい前ですか、私は予算委員会で質問させていただいて、もうヨーロッパから早速またお帰りになってきょうお会いしたということで、大変短いヨーロッパの旅行であったかと思います。大変仕事もお忙しかったであろうと思いますが、きょうは、外務次官の栗山さんがお書きになった「外交フォーラム」の中の「激動の九〇年代と日本外交の新展開 新しい国際秩序構築への積極的貢献のために」というこの文章を読ませていただきまして、思うことが多々ございました。また、外務省の姿勢と申しますか、日本の外交のあり方を考えることも多々ございました。  まず最初に、外務大臣に、この内外の反響の多かった次官……

第118回国会 外務委員会 第8号(1990/06/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょう問題になっております日仏原子力協定、けさほど久保田さんが言われましたように、私にとっても大変わかりにくい協定でございます。その原因としては、やはりわかりやすい情報がないということが一つ、そしてもう一つは専門的技術的な問題であるためかと思います。ただ私にわかっていることは、その背後にあります原子力政策、これは非常に重要な問題であって、国際的な立場でしかも数十年あるいは一世紀にわたる長期的な展望で私たちは審議する必要があるということです。で、時代の大変重要な課題、それとこの日仏原子力協定は無関係ではないのではないか、それだけにこの日仏原子力協定の審議は慎重な上にも慎重に審議しな……

第118回国会 外務委員会 第10号(1990/06/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうはお忙しいところありがとうございます。  お二人に伺わせていただきますが、まず最初に 大下さんに、先ほどフランスのラ・アーグの話をされましたが、もう少し詳しい状況を御説明いただけますか。
【次の発言】 六ケ所村とそれから青森県が立地協力を決めたのは一九八五年ということですけれども、それから五年の歳月がたって、この委員会での議論がどれほど六ケ所村に伝わっているかは存じませんけれども、チェルノブイリのこともありましたし、皆さん五年の間にいろんな形で大分認識してこられたと思うんですが、今の六ケ所村なり青森県民なりは現実にはどういうふうに認識しているんでしょうか。

第118回国会 社会労働委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私はきょうは女性の健康の問題として性、避妊、そして妊娠、出産について伺わせていただきたいと思っております。  数年前になりますけれども、新宿の駅の裏にやみ中絶専門の診療所があると聞いて、実はそこへ参りました。そうしますと、本当に若い高校生が肩をすり寄せるようにしてやってきて、しかし中に入るのは女の子だけでした。一人で来る女の子もいました。中に入って医師にも話を聞きましたが、ほとんど翌日は来ない、後大変悪い影響が体に残るのではないかというようなことも言っていました。そのときに、私は同性ですから思ったのですが、そういうことを女性が心と体で味わわなければならないという前に、やはり正しい……

第118回国会 予算委員会 第11号(1990/05/22、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 我が国のODAはもう世界一、二と言われるほどになりました。特にもう日本の官庁、ほとんどどの省庁にも関係がございます。きょう、あえて予算委員会の総括質問の席でODAのことを問題にし、予算を絡めて伺いたいと思ったのもそういうことなのでよろしくお願いいたします。  総理は、予算委員会の中でも、できれば軍備のない形でアジアの平和のイニシアチブを日本でとりたいと、この間発言されました。けさも平和の配当というようなことで日本は国際的に孤立できないんだということをおっしゃいまして、多分経済協力ということにも大変重点を置いておられると思います。  先日、南西アジアを旅行なすって実際に各国から要望……

第118回国会 予算委員会 第14号(1990/05/28、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは総理がおられないので残念ですが、海部総理のキーワードは経済的な豊かさよりも心の豊かさ、そして国民生活の質の向上、大変数多く伺いました。きょうは予算編成、総理のこういった施政方針演説と申しますか、政策を反映したものであるべきだと思いますので、この観点から質問させていただきます。  前回の総括質問の少し続きになりますけれども、ODAの問題について最初に外務大臣に伺いたいんですが、こういった心の豊かさと申しますのは日本で独占すべきものではなくて、当然ODAの対象国にもそういった姿勢で日本が臨むんだと思いますけれども、人道的とよく言われます、どのように具体化なさるおつもりか、理念……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 外務委員会 第2号(1991/03/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 大臣、アメリカからお帰りになって大変お疲れのところだと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  私は、欧州復興開発銀行を設立する協定についてまず質問させていただきます。  東西の冷戦構造が解け始めてソ連、東欧諸国と西側の諸国の共同参加、これは大変今までにない金融機関としてのあり方だと思います。こういった銀行が誕生する、これは画期的なことだとは存じますが、同時に、開発と環境というのは大変難しい問題であるというふうにも常日ごろ思っております。  こういった新しい銀行の融資する案件、これはどのようにして決まるのか、日本は参加するのか、まずその点から伺わせてください。

第120回国会 外務委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは、今御説明いただきました一般会計予算案の概要の中でもODAが今年度は八%の増額、それから国際協力事業団の事業費も前年度比で七・三%増ということなので、ODAを中心に伺いたいと思っておりますが、その前に、いろいろ国際情勢も動いておりますので少し伺いたいと思っております。  まず最初に、これは大臣にぜひ伺いたいんですけれども、今クルド難民が飢えと寒さに苦しんで国境を越えております。今まで政府は、もっと見える援助をということを主張していらっしゃいました。今回一千万ドルの拠出をUNDROになさった、そのことは決まっているわけですけれども、どうしてこのときに緊急に救援隊を送ることを……

第120回国会 外務委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 今も御質問にございましたけれども、この日ソ共同声明を読ませていただきまして、ほぼ十三時間と今大臣もおっしゃいまして、大変行間にその御苦労がにじんでいるように私感じております。わかりにくいところもございますけれども、大変御苦労なさったことをそれなりに評価させていただきたいと思いますし、お役目大変に御苦労さまでございました。  確かに一つ一つ読ませていただくと、いろいろ両国の間で協議なさった言葉の積み重ねなのだろうと思いますが、自民党の方から、わかりにくいからもっとわかりやすく書き直すようにというような声も上がっているやに伺っておりますけれども、実際に書き直すなどということが可能なの……

第120回国会 外務委員会 第7号(1991/04/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 ただいま議題となりました李方子女史に由来する服飾品等の協定について私はまず質問させていただきます。  ここに李方子さんがお書きになった自叙伝が二冊ございますけれども、大変に国と国との間の一つの制約と申しますか、抗争の中で生きられた一人の人生かと思います。そして、日本の国としては戦後も方子さんにどれだけ誠意を尽くしてきた のか、今になって私は改めて思うのでございますけれども、この服飾というだけではなく、それにまつわる思い返せば一世紀近い間の日本と韓国との間のいろいろな出来事、この一つの物が返るというだけではなくて、やはりもっと何か深い意味があるような気がいたしております。  李王家……

第120回国会 予算委員会 第12号(1991/03/29、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 湾岸戦争は、軍事大国化ですとかそれから環境の問題、人権の問題、本当にいろいろな問題を私たちに大変クローズアップして見せてくれたと思っております。そういう問題をきょうはODAの観点からいろいろ伺いたいんですが、その前に、総理は近く訪米なさるということで、少し国際情勢について伺いたいと思っております。  けさも九十億ドルのおつりの話というのがございましたけれども、おつりどころか目減りをというような話もありまして、まず大蔵大臣に伺いたいんですが、最初にアメリカへいらしてプレイディ財務長官とお会いになったとき、円建てでお話しになったのかドル建てでお話しになったのか。

第120回国会 予算委員会 第15号(1991/04/04、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず選挙権の問題から入らせていただきたいと思うんですが、選挙権はすべての国民に保障されているでしょうか、自治大臣に伺います。
【次の発言】 基本的にとはどういうことですか。必ず全部保障されていないんでしょうか。
【次の発言】 障害あるいは高齢者と選挙権のことを伺いますが、障害度が三級で車いすに乗っている人とそれから一級、二級の障害を持った方、それから両下肢、体幹、移動機能の障害がある人、これも三級と一級がありますが、そういった方で選挙権の行使に差があるのはなぜでしょうか、この理由を御説明いただきたい。
【次の発言】 車いすで実際に階段を動けない人、三級の場合に、その方たちはどうす……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 環境特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 環境委員に今回初めてなりまして質問の場を与えられたわけですけれども、最初ですので、まず日本の環境行政について大所高所からきょうは伺いたいと思います。特に来年の六月には環境と開発に関する国連会議も開かれることですし、地球環境の立場から伺いたいというふうに思います。  第三回の準備会がジュネーブで開かれましたけれども、途上国側から出されました経済援助のシステム、それから技術移転の確約といったことで、最重点課題と申しますかクローズアップされたという感じがいたします。しかも資金面で日本に対しての期待が非常に大きい。これはもうよその国もそう思っていますし、多分日本でもそう受け取らざるを得な……

第121回国会 厚生委員会 第2号(1991/09/10、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 ただいま大臣は冒頭にも出生率の問題に触れられましたけれども、私はきょうは女性の視点からリプロダクティブヘルスに関する研究について質問させていただきます。  まず、このプロジェクトをスタートさせるために厚生省の払われた御尽力を評価させていただきたい。全国の女性が期待していますので、充実した内容、そして成果が出ることを希望いたします。  お手元に資料が配られていると思いますが、その資料の頭にございます厚生省から私が資料要求をしていただいた九月六日の資料、これに基づいて質問したいと思います。大臣のお手元にございますか、資料が。

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょう私は、午前の委員会に引き続きまして、今回の改正で問題になっております訪問看護の制度について質問したいと思います。  最初に、受け入れる側の条件、老人はどういう条件でございますか。
【次の発言】 この制度の前提としては、医師の指示のもとに看護婦が訪問するということになっていますが、入院している病院が必ずしも近いとは限りません。自宅に遠い病院に入院する場合もあります。その場合、近くの医師が、退院後の高齢者を診ることを病院の方から依頼されても、これを断った場合には一体どうするのか、それでも退院させるのかどうか。かかりつけのいない状態というのが起こると思いますが、これはどう対応され……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私は、きょうは世界じゅうどこでも一番悩みと申しますか、苦労しておられると思います痴呆性老人の問題を中心に質問したいと思います。  その前に、先日いろいろ手続上何か行き違いがございまして、リプロダクティブヘルスのことでもう一回だけ大臣にお答えをいただきたいと思っておりますが、私ども前の社労の時代にお願いいたしましたのは、子供を産む側の性が女性の体の政策については直接いろいろ意見を聞いたり、そして政策の決定の場に意思を反映していきたいということをお願いしたわけでございますが、その点についてもう一度だけ確認させていただきたいと思います。


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 環境特別委員会 第2号(1991/11/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 堂本でございます。  長官、初めてお目にかかるわけですけれども、大変大事なときに長官になられたというふうに思います。きょうは三点伺いたいと思っています。先ほどから出ています環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットについて、それからバイオダイバーシティー、生物の多様性の問題、そして最後に女性と環境、三点伺いたいと思います。  まず地球サミットの問題ですが、サミットをめぐる国際的な動きを見ておりますと、先進国と途上国との対立がだんだん目立ってきている。もっと大きく国際的な舞台で申しますと、冷戦の構造から地球環境へと、いわゆる歌舞伎で申せば場面がぐるりと回り舞台が回りまして、主……

第122回国会 環境特別委員会 第3号(1991/11/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは、椎貝先生、山本先生、大変お忙しい中を御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  早速先生方に伺いたいんですが、一つその前に、今お話をお二方から伺いまして、私は、消費税の公聴会それから六ケ所村の放射性廃棄物の公聴会と出ましたが、きょうはちょっと奇異な気がいたします。二つの公聴会のときは反対の立場からと賛成の立場からということで意見が述べられましたが、きょうはお二人とも賛成の先生たちなので大変戸惑っております。  まず私は、今いろいろ数式を並べられましたが、数式でもって果たして何千年あるいは何百年、何十年という人の英知とかそこの住民の知恵によってつくられてきた……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1991/12/05、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) お答えいたします。  先月、国連本部を訪れ、PKOの責任者を初め十人の担当官に会うことができました。その発言の中で最も大事だと思ったことを御報告したいと思います。  日本が憲法の制約、そして歴史的な事情あるいは判断から、国連にPKOを参加させることができないとすれば、それは国連の事務総長を初め国際社会はそれを理解し、了解するだろうというものでございます。どこの加盟国もPKOに参加することは義務づけられていませんということも言われました。また同時に、社会党が考えております法案の説明もさせていただきましたが、文民が貢献できる領域は多々ある、非常に大きくありますという……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/12/06、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 社会党・護憲共同の法案の発議者の堂本暁子です。  まず、中国の問題から御報告したいと思いますが、私は、教科書問題が起こりましたとき、侵略か進攻かというときに、ちょうど北京でその当時は記者として取材に当たっておりました。中国の方は当時大変寡黙で、マイクを差し出してもほとんど答えていただけなかったんですが、この問題だけに関しては、父は日本軍に殺されたとか、私の家も焼かれましたとか、南京から逃れてくる間に途中で大勢の人が死にましたと、畑で働いているおじいさんとか、それから孫の守りをしているおばあさんとか通行人の人、そして若者までが、実は私の祖父母から聞いたのですがとい……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1991/12/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 社会党の平和協力活動等に関する法案の発議者でございます堂本暁子です。  十二月八日にテレビを通して、日中戦争そして太平洋戦争のさまざまなフィルムがたくさん放送されました。余りに悲惨な映像を見て、思わず同じ日本人として、半世紀を経ても目を覆いたくなるようなシーンも多々ございました。戦争ほど人間の尊厳を損ない、そして人権が侵害されるものはないことを改めて再認識せざるを得ませんでした。特に、同じ女性としては、朝鮮半島から強制連行された従軍慰安婦の映像も大変に悲惨で、心痛むものでございました。戦後三年たって、一九四八年に国連総会で世界人権宣言が採択されたのは、そういう意……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号(1991/12/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) お答えいたします。  もう笑っていらっしゃるんですけれども、次元の低い話にしたくないと思います。例えばノルウェーなんかでしたら、総理大臣も女性、そして閣僚の半分が女性、そしてここに座っていらっしゃる方の四〇%が女性のような国だったら、恐らく今のようなそういう笑い声は私は出ないと存じます。私も、きょうこの話が出ますときに、そういう次元で、笑いが出るような次元でこの話はしたくない。今、久保田さんもおっしゃいましたように、朝鮮の強制連行された慰安婦の問題と全く私は共通していると思うんです。  これは、ぜひしっかり報道の方にも見ていただきたいのです。男性がパスポートを持……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1991/12/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 私たちが提出している法案では、自衛隊ではなく武器を持たずに行くということでございますが、ここに高等弁務官事務所のカンボジア難民帰還援助計画というのがございます。和訳されたものと、これは新しいのは英語のままですけれども、ここの中を見ますと、一番主に活躍してほしいということが出てますのがNGOです。きのうも青年海外協力隊のことが話題になりましたけれども。
【次の発言】 ここで、NGOの場合にはそういうところへ行くわけですね。武器を持たず、そしてそこのところに、今例えばイギリスでしたらOXFAMなんていうのがあります。日本でもそういう形で、文民で武器を持たず、そういう……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 外務委員会 第1号(1992/02/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 新大臣になりまして初めての質問でございますが、私はいよいよ三カ月後に迫りましたいわゆる地球サミット、リオで開かれます地球サミットについてきょうは伺いたいと思います。  冷戦の終結後、市民外交は急激に変容を遂げたというふうに思います。一番と申しますかそのうちの一つが、環境外交という言葉がございましたらやはりその環境外交ではないかというふうに思うのです。国際協力なしにはどうしてもできない分野であるということでこの地球サミットは大変大事だと思うのですけれども、外務大臣、日本の環境外交としてはどう臨むべきだというふうに今お考えでいらっしゃいましょうか。

第123回国会 外務委員会 第3号(1992/04/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 子供の権利条約がやっと批准の運びになったやに伺っておりますけれども、この子供の権利条約と申しますのは、今までややもいたしますと子供が保護の対象になる、そういった視点が多かったのに対して、この条約は子供を人権の主体として認め、そしてさらに子供の自己決定権の尊重という基本理念に立っていることが大変に意義深いと思っております。  批准についての準備は大体終わったのでしょうか。まずそのことから伺いたいと思います。
【次の発言】 国内法の整備その他は大体終わったということでございますか。
【次の発言】 きょう私は一カ所確認をさせていただきたいと思っておりますけれども、釈迦に説法みたいなこと……

第123回国会 外務委員会 第4号(1992/04/14、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは旅券法の改正ということでございますけれども、このMRPコードの記号化ということは、大変迅速になるということは歓迎したいと思うのですけれども、個人情報のプライバシーの保護という点についてはどのように外務省は対応なさるおつもりでいらっしゃいましょうか。
【次の発言】 大変日本人の渡航が多くなっているわけですけれども、外国人の来日もふえております。中でも問題なのは外国人労働者の問題だと思います。  先ほども田議員の方から政府の態度については御質問がございまして、そして積極的には単純労働者の受け入れは推進しないという大臣からの御答弁もございました。多分一九九〇年の入管法の改正はそ……

第123回国会 外務委員会 第6号(1992/04/21、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私も実は主にILO百五十九号のことを伺うつもりでおりましたけれども、アメリカの新聞で堀さんが今るる伺いましたことにダブらない範囲で触れたいと思います。  その問題のサンノゼ・マーキュリー・ニュースというのはここにありますけれども、延々実に新聞としては長い記事だと私思いますが、これだけの記事とこの記事、それからなおかつこの記事で、言ってみればもうほとんど雑誌に近いような長い記事です。  アメリカの新聞に特にトップが「HowJapanese foreign aid helps Japan economy」と書いてありますけれども、これは日本の援助が日本の財界なり企業なりをどう助成して……

第123回国会 外務委員会 第10号(1992/06/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 松前議員に続いて伺いたいのですが、まずちょうど地球サミットが終わったところで、日本としてはODAの大幅な増額を環境分野で行うということを約束したわけです。この世界遺産条約というのは、世界遺産保護に関する国際協力のために世界遺産基金というのが設置されているそうですが、今回こういった協力を約束した中で、世界遺産基金に日本としては十分に貢献する用意が政府としておありになるのかどうか、その点ぜひ積極的な御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 十七年というのは遅きに失したと、私たちは事かるたびにもっと早く批准をしていただきたいというお願いをしてきたわけですので、やはり大変遅過ぎたとはい……

第123回国会 環境特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 地球サミットと言われます開発と環境に関する国連会議まであと二カ月になりました。ニューヨークで開かれておりました最終準備会もちょうど終わったところです。環境庁の方も大変に忙しい思いをされたと思いますし、私も現地で皆さんがもう本当に夜遅くまで働いていらっしゃるのを見て御苦労なことだと思っておりました。  きょうはまずそのことから伺いたいんですけれども、日本の立場と申しますか、大変世界から注目を浴びている。いろいろな意味で注目を浴びている。単に資金面というようなそういった単純なことではなく、一体日本の指導力はどうなっているのか、一体日本は何を考えているのかというようなことを多々聞きまし……

第123回国会 環境特別委員会 第7号(1992/05/13、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、参考人の皆様方、私たちのためにいろいろ御意見をお述べいただいてありがとうございました。  私は最初に猿田参考人に伺いたいんですが、二年間にわたる座長のお役をお務めになられたということですけれども、平成三年の十月に検討会が取りまとめた最終報告が提示されて、それをベースに今回の法案もつくられたというふうに聞いています。中間報告では、先ほどのお話にもありましたような固定発生源、それから移動発生源、それからステッカー方式とかいろいろ報告されていた中で、今回使用車種の規制だけになったわけですけれども、こういったことで十分だとお考えでしょうか。

第123回国会 環境特別委員会 第9号(1992/05/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私が初めて中村長官に質問をさせていただきましたのは、バイオダイバーシティーという言葉を御存じでしょうかと、私も一年半前までは知りませんでしたが、そのことを伺ったと思うんです。  生物多様性条約もナイロビで採択され、そしてリオに向けて準備が進んでおるようですけれども、温暖化の条約と二本、大変大事な条約という位置づけにもなりまして、多分大臣も今はお詳しくていらっしゃると思いますが、今までの自然保護とかそれから生態系の保全というのと、時代性と申しますか現代的な環境のあり方、地球規模での環境について、やはり生物の多様性というのは新しい理念を盛り込んでいるというふうに思いますけれども、大臣……

第123回国会 文教委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 けさほど同僚議員から子供の権利条約についての質問が出ましたけれども、この子供の権利条約というのは、今まで子供たちが保護の主体であった、そういった立場から、そうではなくて、もっと子供たちの主権を認めたと申しますか、子供自体の人権を認める、そういったことで非常に画期的なものだと思います。きょう私は、子供たちの主権が認められたといってみても、まだ子供たちがここで発言できることはないので、子供たちにかわってきょうは大臣に、そして文部省に伺いたいと思います。  私が学校へ行かないあるいは行かれない子供たちの取材を記者として始めてからちょうど二十年ぐらいたちますが、やっとという感じがするのは……


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各種会議発言一覧(参議院15期)

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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 短かくさせていただきます。  大変ニューデタントの時期にこういう調査に行かれて、タイミングがいいと申しますか、意義のあった調査だと思うんですけれども、確かに今おっしゃったように、二カ月間の激動の間にまた随分事態も変わったかなという気がいたしますが、日本の立場としてやはり一番気になりますのは、ソ連の中でどんどんデタントが進むという感じでありながら、果たして本当に揺り返しというか、そういうものが起こらないのかどうかということ、そういうことを現地をお歩きになってどういう感触で受けとめられたか伺いたいのが一つです。  それから、先ほどの国際平和研究所ですか、私もぜひ、これがもし政府ではな……

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1989/11/29、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 この調査会は、大変忌憚のない形でるる話し合う会だと伺っておりますので、きょうもそういう形で外交の問題を伺いたいと思います。そしてできるだけ、今まで東欧の問題のお話がいろいろな形で出ておりましたので、ダブらない形で伺いたいと思います。  私きょうお話を伺って、まず、情報局長は最初に、大変急激で劇的な変化が起きているというような表現でお話しになりまして、私も本当に冷戦の象徴だったベルリンの壁が開かれたということは、去年あそこにおりましたけれども、やはりとても信じられないことのような気がいたします。そして、そのことはだれもがそういうふうに思っていると思うんですけれども、今までずっとのお……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号(1990/04/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 堂本暁子でございます。  北村さんに右へ倣えをして自己紹介をいたしますと、三十年ほどTBSで報道の記者をしておりました。向こうのあの記者席にずっと座っていたんですが、今は去年の七月の参議院選挙で、日本社会党・護憲共同の国会議員をしております。村上さんもいらっしゃいますけれども、記者席とここの席を比べますと、記者席の方がはるかに座り心地がようございまして、国会議員の席というのはもう針のむしろの上に座っているような、そういう感想でございます。参考人席には座ったことがないので、そちらの座り心地は余りよくわかりません。きょうは、特に大変針のむしろという一つに、やはり日米構造協議のプロジェ……

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/05/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうお二人の大変貴重なお話を伺いまして、いろいろ得ることがございました。本当にありがとうございました。  まず岩田さんに伺いたいと申しますか、先ほどのお話の中で、個人そして法人にとって最適であることが社会にとっても最適であるべきだということが土地の問題でお話があったと思います。そして、土地の基盤整備が始まるとそこで地上げがあり開発利益が出る、そこに税金で吸い上げて公園とか公的な社会資本を整備すべきであるという御意見だったと思うのですが、私も一番大事なのは、そういった公的な公園なんかは非常に日本の場合にはおくれておりまして、世界の国々から比べましても大変小さい。それだけにそういっ……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 予算委員会公聴会 第1号(1991/04/02、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは本当にお忙しい中、古川公述人、それから佐藤公述人、ありがとうございました。  私は、まず福祉の問題から伺いたいのですけれども、きょう最初に古川公述人が言われました普遍化の中で、救貧的な福祉からだれでもが受けられるようなそういう福祉への軌道の変化と申しますか、時代にマッチした福祉への転換、そういった中で、ややもすると、今まで厚く福祉のサービ スを受けていたと申しますか、むしろ福祉を一番必要とした低所得層、今でも私は、その低所得層が可能な限り早く、しかも厚く、そして必要な福祉を速やかに受けられるべきだろうと思うんです。やはり福祉を一番必要としているのは所得の少ない層だろうと思……



堂本暁子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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