高崎裕子 参議院議員
15期国会発言一覧

高崎裕子[参]在籍期 : |15期|-16期
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このページでは高崎裕子参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院15期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
高崎裕子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院15期)

高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 文教委員会 第1号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 十一月二十日の国連本会議で子供の権利条約が採択されました。日本政府としても賛成されたということで、これは大変結構なことだと思います。  先ほど森委員の質問に対して、批准については国内法との詳細な検討をということで、なるべく早くという御答弁がございましたが、法的に見まして、国内法が整備されなければ批准できないというものではありません。とりわけ第三委員会のコンセンサスに加わるときに既に国内法との関連についてはおおよその検討が終わっているわけで、あらゆる場合において子供の利益は至上であるという児童の権利宣言からしても、あるいは既に批准している女子差別撤廃条約の理念や目的から見ましても、……

第116回国会 文教委員会 第2号(1989/12/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは質問いたします。  今回、社会科を解体して地歴と公民に分けるという問題について、これは社会科の理念からいっても大変な問題である、そう考えるわけです。そこで、私はまず社会科の理念についてお尋ねしたいと思います。  戦後の新しい社会科の理念は何であったか。戦前の公民教育の反省に立って、新しい民主主義社会を担うにふさわしい主権者としての教育をまず何よりもすること、そして現実社会に起こるさまざまな問題、それは人と人との問題、人と自然環境との問題、あるいは個人と社会制度あるいは施設との問題とかさまざまあるわけですけれども、この現実社会のさまざまな諸問題について興味や関心を持たせよう……

第116回国会 文教委員会 第3号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私は時間が十分間ということで限られておりますのですべての参考人にはお伺いできませんので、あらかじめ御了承ください。  まず木村参考人にお伺いしたいと思います。  社会科を地歴科と公民科に区別するということですが、この区別する原理は一体何なのでしょうか。なぜ地歴科と公民科という区分の仕方になるのでございましょうか。
【次の発言】 それでは次に、臼井参考人にお伺いしたいと思います。  臼井参考人には二点お尋ねしたいと思うのですが、まず第一点目は、高校生にとって社会科はなぜ重要なのでしょうか。  それから第二点目ですが、歴史とい……

第116回国会 文教委員会 第4号(1989/12/14、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 十二日に参考人も述べられましたが、戦後の社会科、とりわけ高校社会科もそうですが、子供を民主社会の主権者としてはぐくむために科学的で総合的な教科として生まれたものであると言われました。ばらばらに教えられる独立教科ではなく、地理的、歴史的、公民的な諸領域を相互に関連づけながら、子供が自分を取り巻く現実の社会問題を科学的に統合的に見て働きかけることができるような教育を行うものとしてこれまで社会科は位置づけられてきたわけです。  ところが、高校社会科は今度は地歴と公民に分離するということで、これまでの質疑、参考人質問を通しても納得できる説明はいまだにないわけですが、そこで、きょう私に与え……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 環境特別委員会 第7号(1990/06/15、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 法案の第一条の目的では、スパイクタイヤの使用を規制し、スパイクタイヤ粉じんの発生を防止するとし、第三条ではそのための国民の責務、第四条では国及び自治体の責務をそれぞれ規定しています。  これらの規定は、指定地域の内外を問わず乾燥路、混在路についてスパイクタイヤは原則使用禁止ということですね。そしてまた、この三、四条の規定は、大型車、緊急自動車なども含めすべての自動車が対象になりますね。
【次の発言】 そこで、整理をさせていただきたいのですけれども、法律上は、指定地域内での乾燥路、混在路でスパイクタイヤを使用した場合、これは七条違反で罰則が科せられる、それから指定地域外で乾燥路、混……

第118回国会 文教委員会 第1号(1990/03/29、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私はこの基金の創設が、現在の国家予算の〇・〇六%という貧困な文化予算の改善に少しでも役立つことを心から願っております。しかし、この基金によって運用できる金額は当面三十億円にすぎない、現状を改善するにはほど遠い金額であるということで、ただいま大臣の御決意もありましたが、今後、基金の増額が図られることを最初に強く要望して質問に入りたいと思います。  この立場からまず指摘したいのは、この基金の創設が文化予算を削減したり抑制する口実になってはならないということです。その点で具体的に、まず、これまであった文化庁の優秀映画製作奨励金、これは制作者に対し一作品一千万円、年間十本に交付されるとい……

第118回国会 文教委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 義務教育における教科書ですけれども、これは言うまでもなくすべての子供の人間形成と文化の伝達に大きな影響を持つものです。多様な可能性を持つ子供の能力と感性を自由に発達させ、基本的人権尊重の精神に基づいて性にとらわれない男女平等の教育が行われなければなりません。教科書もこの立場からこの理念を体現するものでなければならないと思うわけです。  そこで、最初に総理府に伺います。  この三月、国連婦人の地位委員会が、「西歴二〇〇〇年に向けての婦人の地位向上のためのナイロビ将来戦略の実施に関する第一回見直しと評価に伴う勧告」案をまとめ、きょうあす、近日中にも国連経済社会理事会でほぼ原案どおり決……

第118回国会 文教委員会 第4号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に文部大臣にお伺いいたします。  日本と朝鮮半島との過去の歴史認識についてでございますが、小林委員の質問に答えて、日本と南朝鮮の関係について、歴史の一時期反省すべきことがあった、こう述べられました。具体的にお尋ねしますが、大臣は日本が三十五年にわたって朝鮮を侵略し、植民地支配を行ったという認識をお持ちでしょうか。
【次の発言】 さらに具体的にお尋ねしますが、日韓併合は日本による朝鮮侵略そのものであり、朝鮮の植民地化を完成させたものであるわけですが、したがって、こうしたことは誤りであり、二度と繰り返してはならない、また日本によって実施された植民地政策、例えば朝鮮人から朝鮮人とし……

第118回国会 文教委員会 第5号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは北陸先端科学技術大学院大学についてお尋ねいたします。  この法案の審議に当たり、この大学の創設準備室または準備委員会がまとめたものがないのかどうかということで、文部省に対しては再三にわたってお願いしたんですけれども、お願いしてお願いして、やっと最近いただいたのが創設準備委員会がまとめたこれです。「北陸先端科学技術大学院大学の構想の概要について」、これは平成二年三月というふうになっていますけれども、この冊子をいただいております。  創設準備室あるいは準備委員会が出したものはこれだけなのか、このほかにはないのか、そしてまた、これが最終的なものなのかについてお尋ねいたします。

第118回国会 文教委員会 第6号(1990/06/21、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 きょうは、本案についての一回目の質問ですので、法案の内容に即してお尋ねしたいと思います。  まず、地域生涯学習振興基本構想についてお尋ねしますが、ここに出てくる民間事業者の定義ですけれども、この法案でいう民間事業者とは一体何をいうのでしょうか。そして、民間事業者には商社や不動産業者、銀行、予備校なども入るのでしょうか。
【次の発言】 商社、銀行についてはお答えになっておりませんが、含まれないというふうに伺ってよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、今二十兆円産業と言われる学習、文化、スポーツ分野、これに関連する事業であればすべて含まれるというふうに理解してよろしいわけですね。……

第118回国会 文教委員会 第7号(1990/06/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 時間の関係で、全員の参考人にお尋ねできないかもしれませんことをあらかじめおわびしたいと思います。  まず最初に、山本隆一参考人にお聞きいたします。  今回の法案では、先ほど御指摘のとおり、生涯学習について、理念それから定義、目的がうたわれていないわけです。山本隆一参考人は、この法案は憲法、教育基本法、そして社会教育法の体系とは異なった法律ではないかというふうに先ほど述べられたわけですが、その点をもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、北條、山本隆一両参考人にお聞きします。  今山本さんからも御指摘あったんですけれども、この法案が国及び都道府県主導の生涯……

第118回国会 文教委員会 第8号(1990/06/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 先日の委員会に続いて質問をいたします。  生涯学習審議会についてお聞きしますが、これまでの社会教育審議会と今回の生涯学習審議会との違いはどこにありますか。
【次の発言】 今の御答弁では法律上の位置づけについての御説明は非常にわかりにくいと思うんですけれども、生涯学習審議会が社会教育審議会と違うのは、中央教育審議会と同様に、これは法定された審議会である、審議会の委員は文部大臣が内閣の承認を経て任命するようになっているわけです。しかも、生涯学習審議会は、学校教育、社会教育及び文化の振興に関し、生涯学習に資するための施策に関する重要事項について調査審議する、そして、これらに関し必要と認……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 この二十日、清算事業団職員に対し解雇予告がなされました。地方労働委員会の地元JRのもとの職場に戻せという命令が出ているのに解雇というのは全く不当であり、政府の責任は重大です。この清算事業団職員の雇用問題を考える上での核心は、どうしてこの問題が発生したのかということです。それは、政府が進めた国鉄の分割・民営化の途上で国労、全動労の組合員に対し明らかな差別を行い、そして地元JRへの採用を拒否したこと、ここに最大の問題があります。  労働省に伺います。JRの不当労働行為事件関係での救済命令は何件出ていますか。
【次の発言】 労働者が全部勝ってJRが全部負けているということなんですね。J……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 決算委員会 第閉会後2号(1990/11/15、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、最高裁にお尋ねいたします。  近年、消費者信用の急増が論じられ、それに伴う争いが消費者信用訴訟という形で裁判所に持ち込まれるようになっております。とりわけ簡易裁判所において急増していると言われておりまして、私の所属する日本弁護士連合会においても、この問題に非常に関心を持っているところです。  最初に確認したいんですけれども、全国の簡裁の消費者信用関係訴訟の新受件数を見ますと、昭和六十二年で十四万五千九百十三件、六十三年で十万六千八百二十三件、平成元年度で八万五件となっており、通常訴訟に対する割合は六十二年で七七・八%、六十三年度で七三・四%、平成元年度で七一・一%。また被……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 決算委員会 第閉会後7号(1991/06/19、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、外務大臣にお尋ねいたします。  昨年九月に署名を行った子供の権利条約、外務大臣は国会でたびたび早期に批准する旨の答弁をされてまいりました。会田委員への答弁で、各省庁との協議がほぼ終わり、これから法制局と詰めていかれる、そして次期通常国会でというお話でございました。これは、これ以上はおくれない、間違いないという趣旨と理解してよろしいわけでしょうか。そして、批准に当たっては留保なしに批准すべきと思いますが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 留保の点はいかがですか。
【次の発言】 各省庁との協議がほぼ終わったわけですから、留保なしにというのは本来なら御答弁いただけるかと思……

第120回国会 商工委員会 第4号(1991/04/02、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 時間がございませんので、恐縮ですが端的にお答えいただきたいのですが、まず笹生参考人にお尋ねいたします。  答申では、「法延長後一定期間(例えば五年)が経過する時点で地域指定の見直しを行うべきであり、」とあるわけですが、これは五年が経過する時点で見直しを行うということですね。
【次の発言】 五年後に解除される場合もあれば、解除されない場合もある、そういうことだということで御確認してよろしいですね。
【次の発言】 やりとりする場ではありませんのであれですが、答申はあくまで見直しという表現で、今おっしゃったことであれば解除というふうに表現しなければならないはずですよね。例外的にというこ……

第120回国会 文教委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、国のスポーツ振興の理念についてお尋ねいたします。  政府は、法案提出の目的として、我が国スポーツの競技水準の向上を目指すスポーツ団体の選手強化事業等を資金面で支援するためと、こう明記しております。競技力向上に対して国が必要な援助をするということは諸外国でも一般に認められているところです。問題は国が確固としたスポーツ振興の理念を欠いたまま事実上選手強化のみにお金を出すというやり方が適切かどうかということで、選手強化を国策としている諸外国では例えば金メダル偏重あるいはドーピングの発覚など弊害も出てきておりまして、批判を浴びているという状況が現にあるわけです。  昨年十一月に保健……

第120回国会 文教委員会 第3号(1991/03/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 昨日、高額医療機器導入をめぐる汚職事件で横浜市立大学医学部の前教授が逮捕されました。千葉大学事件といい、今回の医療機器導入をめぐる汚職は構造汚職の色彩を帯びていると言ってもいいと思います。文部省としても再発防止のために調査をされるということでしたが、この医療機器導入については、三月六日、改善策の検討委員会が設置されました。しかし、これも極めて対応が遅いと言わなければならないと思います。既に二月十四日に千葉大での事件が明らかになって、このときに、これは氷山の一角だ、こう指摘もされていたわけです。本来ならこの千葉大事件の直後に対策委員会をつくって総点検を行うべきであったと思うわけで、……

第120回国会 文教委員会 第4号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、兵庫県の農業高校入試答案改ざん事件についてお尋ねいたしますが、これは高校入試選抜制度の公正さを大きく損なう事件として、社会的に極めて大きな問題と言わざるを得ません。  同校の畜産料二年の男子は、けさテレビで連行されるシーンを見て、先生が信じられなくなった。園芸科二年の男子は、僕たちに謝ってほしい。そして、合格した男子生徒のお母さんは、この事件は子供たちの心に一生悪夢として残るでしょうと、こう言っています。  大臣から先ほど、遺憾であり重大なことと受けとめている、報告を受けながら確固たる処分をという御答弁もありました。そして、要因、背景について調査を行いたいという答弁もござ……

第120回国会 文教委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは、齊藤、高山両参考人にお尋ねいたします。  著作権法では、実演家は、映画の著作物において録音され、録画された実演については、以後の録音権、録画権、それから放送権、有線送信権、これが適用されないということになっております。これは、法律上権利の規定が適用されないという意味は、契約で権利を確保することを前提としているというふうに言われているわけですけれども、実際には出演契約で利益を守るということは非常に難しいというふうに思うんですね。  現に、日本俳優連合が九〇年の九月から九一年の二月までにNHKで衛星放送された邦画六十六作品の主な出演者にアンケート調査をしたんですけれども、こ……

第120回国会 文教委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 今回の改定は、関係者が長年要望していたところであり、評価できると思うんですけれども、まだ問題が残されております。  その一つは、著作権法では、映画の著作物において録音され録画された実演については、以後の録音権、録画権、放送権、有線送信権が適用されなくなっております。このため、法律上の権利がないという理由で、出演者の権利は全く顧みられないというようなことが実情になっておりまして、前回の参考人質問でもこの必要性が強調されていたと思います。これは、出演契約で利益を守るというふうに御説明されているわけですけれども、実際問題としては非常に困難なわけです。特に、過去の映画の場合、現在のような……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号(1991/09/05、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎裕子です。  イトマン事件は、イトマンの経営者がバブル経済のもとで、地下人脈と言われる許永中、伊藤寿永光らとともに、巨額の株、土地、絵画取引、ゴルフ場開発などへの乱脈投融資に走り、巨額のお金がやみに消えた事件ですが、この中で、イトマンの経営危機の引き金にもなった絵画取引についてお聞きします。  イトマンの六百八十億円に上る巨額の絵画取引の発端は、住友銀行磯田前会長の長女がイトマン河村前社長に電話で要請をしたことから始まった、そのとおりですね。
【次の発言】 ここに河村前社長から芳村現社長に提出した「社長引継主要事項の通知の件」という文書がございます。この中で、西武……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 文教委員会 第2号(1991/11/21、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に大学問題についてお尋ねいたします。  大学の危機的な財政状況、劣悪な研究、教育条件を訴える深刻な声が広がる中で、私ども共産党の国会調査団はこの六月から十月まで全国十二の国立大学と二つの私立大学の実態調査を行いました。調査に入ったどこの大学でも研究費不足や建物の老朽化の問題、狭隘な研究室の実態等が出されました。東大の有馬学長とも直接懇談いたしましたが、学長は、私どもは貧しいけれども頑張っています、貸すれば銘するという言葉があるけれども、私たちは貧しても鈍しないと、強い決意も話されて、そのもとで大変な涙ぐましい努力をしている姿に研究、教育にかける情熱を感じ、感銘を受けて帰ってま……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 文教委員会 第2号(1992/03/10、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 文部省は、社会の変化に対応した新しい学校運営等に関する調査研究協力者会議の報告を受けて、ことしの二学期から毎月第二土曜日を休業日とする学校週五日制を導入することを正式に決定したわけで、午前中からこの五日制をめぐる議論が行われてきたところです。  この学校五日制の実施については、父母や教師の間からはさまざまな不安も出ているところです。例えば、先日、私は地元の札幌でお母さん方と懇談する機会もあったわけですがへそこでも、土曜日の授業が平日に上乗せされ今以上に過密になる、ついていけない子供がふえるのではないか、あるいは塾通いがさらにふえるのではないか、あるいは共働きの家庭がふえている中で……

第123回国会 文教委員会 第3号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 八五年の教材費、それから教職員の旅費に始まって恩給費、それから共済の追加費用が国庫負担の対象から外されて、義務教育の国庫負担制度がなし崩しにされていく。そして、国庫負担法の原則である義務教育無償、教育の機会均等とその水準の維持向上というこの原則が変質されて骨抜きにされるのではないかということを私どもは大変強く危惧しているわけです。  大蔵省の古いらっしゃいますけれども、大蔵省・財政当局の論理ではなくて、日本の将来を担う子供たちの立場に立って文部省としては予算編成に当たっていただきたいということで、この点では私たちも応援はもう惜しみませんということで、まず最初にこのことを要望して、……

第123回国会 文教委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 昨年来私どもは大学の教育、研究条件の荒廃あるいは危機的とも言える実態について調査もし、本委員会はもちろん、決算委員会でも取り上げてまいりました。田沢理事の方からも大学の問題について質問もございましたが、きょうは、引き続き国立大学の附属病院のとりわけ看護婦問題を中心に質問をしたいと思います。  これは昨年も触れたわけですが、看護婦不足の中で深刻な事態が一層進行しています。先日、全日本国立医療労働組合の調査で、国立病院・療養所の看護婦の在職死亡が十一年間、これは八〇年の八月から九一年の十一月までですが、この十一年間に百五十三人に上る、死亡した人の平均年齢が四十三・九歳という実に若い年……

第123回国会 文教委員会 第5号(1992/04/23、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 国立大学の教育研究条件の荒廃が深刻であるという中で、私ども昨年五月以来全国十六大学の調査をして、国会でも繰り返し取り上げてもまいりました。井上前文部大臣が十国立大学を視察され、そして鳩山文部大臣も視察をされるという文部省の御努力の中で、財政当局が厳しい対応を続けている中で、老朽建物解消という形で一歩を踏み出されたという点では、その御努力に対して本当にそれを多とするものではございますが、この法案について子細に検討いたしますと、さまざまな問題があるわけです。  そこで、具体的に幾つか質問をしたいと思うんですけれども、まず特別施設整備事業についてでございます。  この事業の対象となる施……

第123回国会 文教委員会 第6号(1992/05/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 さきのアルベールビルの冬季オリンピックでは、札幌オリンピック以来、久しぶりにノルディック複合団体で日本選手が金メダルを獲得する。あるいは先ほど来出されておりますが、伊藤みどり選手、橋本聖子選手の活躍など日本選手の活躍が明るい話題になりました。  しかし、全体としては近年オリンピックなどでの日本選手の成績が振るわないということが言われておりますが、この原因についてどう考えておられますか。
【次の発言】 そういうことを前提にこれから質問していきたいと思うんですが、まず大臣にお尋ねいたします。  北海道では、六年後の長野オリンピックを目指して選手強化の試みがもう既に始まっているんですが……

第123回国会 文教委員会 第7号(1992/06/04、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 貴重な御意見ありがとうございました。  最初に幸田参考人にお尋ねいたしますが、学校五日制の問題というのは今国民の間で賛否両論あるんですけれども、共通してどなたも指摘しているのが、学校五日制をゆとりある教育実現につなげる条件を整えるということの重要性だと思うんです。学校五日制を国民が合意する中で実施するという点で、ゆとりある学校教育への転換、地域や家庭で子供たちが生き生きと生活することを保障する条件整備が決定的に重要だと思うわけで、この点を抜きにしてはかえって国民の反発を買うのではないかと思うんです。  この問題を考える上で、少し長くなるんですけれども、教育課程の問題が一番大事だと……

第123回国会 文教委員会 第8号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、映画の著作物における俳優等実演家の権利の見直しの問題についてお尋ねいたします。  著作権法上は、実演家は録音権、録画権、放送権、有線送信権を持っていますけれども、一たん映画に出演するとこれらの法的権利は適用されなくなって、報酬は支払われないという状態になるわけです。  日本芸能実演家団体協議会、ここの調査によりますと、おととしの四月から去年の三月までのテレビによる邦画放映五百四十二本、洋画の放映は千百七十九本だということで、邦画を例にとりますとこの十カ月だけでも月平均五十四本以上が茶の間に流れています。さらに、昨年の四月以降は民間の日本衛星放送が本格化されて、年間五百本の放……


高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院15期)

高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第115回国会(1989/08/07〜1989/08/12)

第115回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第閉会後1号(1989/09/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私も初質問になりますので、よろしくお願いいたします。  早速ですが、今年度は既に指摘されておりますとおり、第八次政策の三年目の中間点に当たります。二年目の昭和六十三年度の生産量は大手合計で一千五十八万トン、これは雑炭を除いての合計ですが、これに今年度計画のうち、わかっているだけでも三池で六十二万トン、芦別で十三万トン、そして今問題になっております幌内が閉山で百十五万トンとすると、合計で百九十万トン減となるわけです。つまり、生産量では現在わかっているだけでも一千五十八万トンから百九十万トンを引いた八百六十八万トンということになるわけです。これは六十三年度で既に第八次政策の最終年度、……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 大変大きな問題について短時間でお話を伺うということですので、きょうは基本的な立場についてお聞かせいただきたいと思うんですけれども、日米間の貿易摩擦がこの二十年来断続的に続いてきたわけですけれども、従来はこれを解決するために個別の通商交渉で行われてまいりましたが、これとは別枠に日米の経済構造について協議をするという方式が持ち出されたという点で、これは新しい変化として指摘しなければならないと思うわけです。この九月四、五の両日、東京で第一回の日米構造問題協議が行われたわけですけれども、不均衡の是正を真に目的とする、そうであれば私は日本の市場の閉鎖性、それから輸出依存型経済構造という誤っ……

第116回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1989/12/13、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私に与えられた時間は十五分ということですので、大変恐縮ですけれども簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず、吉冨参考人に三点お尋ねしたいと思います。  一点目は、アメリカの貿易赤字は一九八七年の一千六百億ドル台をピークとして、八九年には一千百億ドルということで、このわずか二年間で五百億ドルの改善が見られつつあると御指摘されておられますが、その中で対日赤字の削減というのが四十三億ドルということで、そのために二国間協議をするというわけですけれども、果たして二国間の貿易不均衡の是正にのみその有効な貿易政策とか構造改善策という……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1990/04/20、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、小山参考人にお尋ねいたしますが、先 ほど来何人かからも出されているのですけれども、日本の流通機構の特徴として多数性、小規模性、多段階性ということを言われましたが、これが必ずしも非効率性にはつながらないというお話でした。私は、流通の効率性というだけで考えるのではなくて、やはり国民ニーズにこたえる内容で判断をしていく必要があると思われるんですね。利便性とかアフターサービスなどの高サービス、それから多様な雇用あるいは地域社会の形成などなど考えると、中小小売商の果たしている役割というのは大変大きいものがあると思われるんですけれど……

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1990/04/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、唯是参考人にお尋ねいたします。  参考人は一九八六年に、日本が米を自由化した場合どうなるかというシミュレーション分析をされているんですけれども、それによると、八六年から段階的に自由化して九〇年に完全自由化した場合ということで、九〇年には米の自給率が六八%、二〇〇〇年には三〇%と急速に下がり、農家戸数も現在約四百三十七万戸あるのが九〇年には約百万戸、二〇〇〇年には二百万戸が離農しなければならないことになるという結果が示されています。他方、消費者価格はどうかというと、九〇年には一たん半分近くに下がるけれども、完全自由化十年後……

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号(1990/05/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いします。  四点ほど伺いたいんですが、市場の閉鎖性の問題について関連してお尋ねしたいんですけれども、日本の市場は閉鎖的だという攻撃が特にアメリカから聞かれるわけです。市場が閉鎖的か開放的かという場合にいろいろメルクマールがあると思うんですけれども、例えばそのメルクマールの一つに関税率がある。これ皆さんにお聞きしたいんですが、閉鎖的か否かを見るメルクマールの一つの関税率で見ますと、一九八七年の東京ラウンドの終了時の比較で、日本は約三%、アメリカが四%強、ECが五%弱。それから関税負担率で見ますと、日本が二・五%、アメリカ三・五%、そしてECで二・……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第閉会後1号(1990/12/04、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 石油の元売各社が、イラクのクウェート侵略を契機とした国際的な原油価格の高騰を理由に、九月十七日以降、これは主に民生用ですが、毎月石油製品の卸売価格を、十一月は四社のみですけれども、値上げしてまいりました。その影響は今や石油化学製品にとどまらず、すべての商品に広がっている。  私は北海道ですけれども、とりわけ厳冬期を迎えた北海道でこのまま推移をすれば、一般家庭はもとより年金生活者や教育施設、福祉施設等々に与える影響は非常に大きい。のみならず中小企業、農業、漁業すべての分野に深刻な影響が出ることが予想される。北海道では灯油は米と同じくらいに重要とまで言われているわけです。  私どもは……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1991/02/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 湾岸戦争はエネルギー問題のあり方にも大きな課題を投げかけているわけですが、とりわけ石油の七割を中東に依存している日本にとって、エネルギーの供給基盤の脆弱性に対する見直しというのが迫られてもいますし、検討しなければならないということは明らかになったと思います。そこで、今こそ唯一の国内エネルギー資源である国内炭を保護、発展するという立場で施策を考えていかなければならないと思うわけです。  そこで、今ポスト八次策というのが論じられているわけですが、その前提となる八次策そのものが一体何だったのかということが今厳しく問われている、そう思うわけです。とりわけことし、つまり来年度になりますが、……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1991/09/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 国内炭は八次策により一千万トンを割り、八百万トンとエネルギー政策上その位置づけを大幅に後退させてきています。国内唯一のエネルギー供給基盤と言ってよい国内炭をこうして永久に葬り去る方向に私どもは絶対同意できないわけです。我が党は、エネルギーは食糧とともに一国の経済的自立の基礎であり、コストの観点のみで論じられてはならない、こう位置づけているわけで、その点からも少なくとも現存炭鉱を維持発展させていくべきである、こう考えているわけです。  そこで、ポスト八次策ですが、生産規模が初めて明示されなかった。しかし、答申はいろいろ述べているわけですけれども、その本音のところは生産の段階的縮小を……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1991/11/20、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 湾岸危機あるいは地球環境問題の中で、我が国唯一のエネルギー資源である石炭を守り、発展させるなど、政府の責任あるエネルギー政策が今ほど求められているときはないと思います。 石炭問題についていろいろ言いたいところですけれども、きょうは時間の関係で原発の問題をお尋ねします。  原子力の発見というのは人類の平和と進歩の結晶であり、これを平和的に利用して、真に人類の進歩に役立てる可能性を積極的に探求するのは当然だというのが我が党の立場なんですけれども、しかし安全性が確立していない原発です。米ソの二大原発事故は言うまでもなく、我が国でも相次いで原発の重大事故が発生し、原発は私たちが容認するか……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1992/02/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、この間の本調査会の活動を踏まえつつ、我が国のエネルギー需要並びに新エネルギーの将来展望についての意見を申し上げたいと思います。  今後のエネルギー問題を考える場合の基本は、地球環境に優しいエネルギー社会への転換を図る必要があるということです。  一九七〇年代から八〇年代にかけてのエネルギー政策は、エネルギーの資源的枯渇の可能性、あるいは戦争や内乱など政治的理由による供給途絶への対応を大きな課題としてきました。しかし、産業革命以来の化石燃料の膨大な消費による地球環境の悪化のため、人類の生存それ自体が脅かされかねない事態に立ち至った今日においては、これまでの半ば人為的につくられ……

第123回国会 予算委員会公聴会 第1号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。  一河公述人にお伺いしたいと思います。  私は、予算編成の方向として、八〇年代以降続いてきた臨調行革による福祉、教育の切り捨て、あるいは民活の名による大企業の利益第一主義の放任、そして軍事費を優先して進めてきた政策を根本的に改めて、政治の軌道を国民生活優先、大企業の民主的な規制、思い切った軍縮の方向に転換させる必要があると考えているわけです。  私どもは、昨年来、全国の十四の大学の実態調査を行ってまいりました。この中で、臨調行革十年の結果、日本の高等教育とりわけ大学が危機的な事態に陥っているという状況をつぶさに見てまいりました。そこでは、私たちは貧しいけれ……



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データ更新日:2022/12/18

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