高崎裕子 参議院議員
16期国会発言一覧

高崎裕子[参]在籍期 : 15期-|16期|
高崎裕子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高崎裕子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院16期)

高崎裕子[参]本会議発言(全期間)
15期-|16期|
第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 参議院本会議 第15号(1993/05/12、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表して、労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  総理、日本の労働者の実態は深刻です。フランスや旧西ドイツより年間五百時間も多い長時間労働と超過密労働は世界に例のない過労死を生み出し、働き盛りの労働者の二人に一人が過労死の不安におびえています。非人間的な徹夜、深夜の不規則勤務、サービス残業、ふろしき残業といっただ働き、一日二時間半しかない自由時間、家族そろっての夕食は週二ないし三回、ヨーロッパには存在しないと言われる単身赴任により家庭生活の根底が揺るがされています。豊かな日本、な……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 参議院本会議 第3号(1994/02/16、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。  さきの臨時国会の最終日、本院で大差をもって否決され一たん死んだはずの小選挙区制法案は、細川総理と河野総裁の密室談合により強行されました。憲政史上例を見ない暴挙であり、心からの憤りを覚えます。  合意の内容は、民意をゆがめる悪法の一層の大改悪にまかなりません。小選挙区制のねらいは国民に痛みを伴う強権政治を行うことは明白であり、憲法と議会制民主主義を踏みにじったもので、私は厳しく抗議を表明し、質問に入ります。  細川連立政権が誕生じ七カ月が過ぎました。このわずかな期間に細川政権は、三度にわたる国会決議を踏みにじり農民に衝撃を与えた……

第129回国会 参議院本会議 第25号(1994/06/23、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表して、九四年度政府予算三案に対し、反対の討論を行います。  今国会の論戦を通して、羽田内閣の憲法に対する態度、その政策が国民にとって大変危険な性格であることがいよいよ明らかとなり、不信任に値する内閣であることが浮き彫りになりました。  まず、侵略戦争に対する無反省と憲法無視の姿勢です。  羽田総理は、組閣の当初から、侵略戦争を美化する発言をした人物を閣僚に任命するという違憲行為を行い、それを指摘されても、反省をしないばかりか不当な弁護に終始しました。  我が党が国連憲章、ポツダム宣言、東京裁判の基本理念を示しつつ、十五年間にわたる中国に対する戦争の認識をただ……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 参議院本会議 第4号(1994/10/07、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表し、総理の所信表明について質問いたします。  まず、北海道東方沖地震により被災された北海道初め各地の皆さんに、心からお見舞いを申し上げます。  大きな被害と生活基盤の破壊は、住民生活に深刻な影響を与えています。政府は、実情をどう把握していますか。これらの復旧対策を急ぎ、そのための特別の財政措置、液状化対策、激甚災害の指定、とりわけ北海道方面が連続して大地震に襲われている最近の状況にかんがみ、地震観測地域の拡充や防災体制の充実などの面でも抜本的な検討が必要です。お答えください。  次に、民主政治のもとでの国民に対する公約の重みについて総理の基本認識を伺います。……

高崎裕子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院16期)

高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第124回国会(1992/08/07〜1992/08/11)

第124回国会 決算委員会 第閉会後1号(1992/09/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、官房長官にお尋ねいたします。  宮澤首相自身もかかわり、当時の大蔵大臣をおやめになったリクルート事件の反省に立って、八九年の五月三十日自民党総務会で「「リクルート問題」に対するわが党の措置」、これを決定されました。この中には、「わが党全体の責任としてとらえ、強く自戒している。」、「再び類似する問題が起き得ぬよう、今日の事態発生の根源にまでさかのぼって真剣に検討」し、そして「その責任について、司法上の責任の有無にかかわりなく、議員としての名誉を重んじ、良識に基づいて自ら対処する」、こう決意をされたわけです。  その決意を訴えて九〇年の衆議院選挙に臨んだまさにその時期に、金丸さ……

第124回国会 決算委員会 第閉会後2号(1992/09/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、自治大臣にお尋ねいたします。  佐川から金丸さんへの五億円は、新潟県知事選の候補一本化の謝礼と言われています。八九年六月に行われた新潟県知事選に保守陣営から四人の候補者が名のりを上げた。そのとき、新潟出身の佐川会長と渡辺社長が一本化に奔走したけれども失敗し、金丸さんに調整を依頼した、こう言われています。その結果、一本化に成功し、金子知事が誕生した経緯があります。その謝礼の五億円献金ではないかと、こう言われているわけです。  ところで、これは判例もあるんですが、立候補を断念したことの報酬として金銭を供与したことがあれば買収であり、公職選挙法二百二十三条一項二号違反になるわけで……

第124回国会 決算委員会 第閉会後3号(1992/09/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治省にお尋ねいたします。  九日の当委員会で、私は金丸さんの五億円が一体どこに渡ったのかが極めて重大問題であると指摘をいたしました。金丸さんみずからが会見で、「多額であるところから、わが同志への陣中見舞いだと認識した」と、こう述べられました。  そこで、金丸さん及びあらかじめ調査を依頼した金丸さんの政治団体から、経世会、経世会所属 議員及びその政治団体に対する献金について自治省に調査をお願いしてありましたが、調査した年、調査団体数、献金先の名称、日付、金額はそれぞれいかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、法務省にお尋ねいたします。  金丸さんみずからが、我が同志への陣中見舞い……

第124回国会 決算委員会 第閉会後4号(1992/09/18、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 運輸省にお尋ねいたします。  一連の佐川急便事件は、政治家及び暴力団に対し巨額の佐川マネーが流れた一大疑獄事件です。とりわけ、政治家に渡ったお金は単なる献金と違いやみ献金であり、佐川としては当然その見返りを要求しないわけはありません。佐川の極めて巨額なお金の流出の陰で、労働者は長時間労働、過労運転、低賃金で泣かされているのが実情です。  法違反など、その実態について我が党の小笠原前議員が繰り返し追及してまいりました。特に、ことしの四月七日、参議院の運輸委員会で佐川の主管店の長時間労働、過労運転などを具体的資料に基づいて指摘したところです。  その際、水田局長は、「実態の把握と是正……


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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 運輸委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 佐川急便グループに対し十月一日に抜き打ち監査を行ったということが発表されましたが、既に二カ月たちました。その結果についてお尋ねいたします。そして、その後も引き続き抜き打ち監査を行っていると思われるのですが、十月一日以降、いつ、何社監査したのか。また、この十月一日も含めますと何社に及ぶのかを明らかにしてください。
【次の発言】 今の数字をお聞きしただけでも、事実上すべてのグループの監査を行ったということになると思うのです。そこで、分析終わり次第御報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。――はい、うなずいていただきましたので……。  そこで、横浜佐川急便の鳥浜町の配送セン……

第125回国会 決算委員会 第閉会後1号(1993/01/21、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治大臣にお尋ねいたします。  まず、釧路沖地震の災害における被災者並びに被災地の皆さんにお見舞い申し上げたいと思うんですが、党の国会調査団としても現地に早速赴きました。零下十度を切る釧路市では、ガスの供給が九千世帯もストップ。標茶町では、全世帯の七五%の住宅で水道がストップ。家屋の被害は五百四十八戸。そのほか学校などの公共施設の損壊また道路の崩壊や港湾の陥没など、被害は広範囲に及んでいます。災害対策に当たって、地方自治体の財政等の負担は極めて大きくなると予想されます。そのため、まず第一に、特別交付税を初め万全な措置をしていただきたいこと。  そして第二に、釧路市では港湾被害だけ……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/12/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 銀座の「吉兆」での会合は十月二十九日であるということは、竹下さん、昨日の参議院の予算委員会で認め、これはあなたの言っていることが正しいということが証明されたわけですが、八七年の十月二十九日、あなたは青木氏から電話を受けて、竹下がお礼を言いたい、「吉兆」に来てくれと、こう言われましたね。
【次の発言】 公訴事実にこれはもう直接関係ないことなんですよね。ですから、なぜ証言できないのか、具体的な理由を言ってください。
【次の発言】 動機というのはこれ公訴事実に関係ないということですからね、これは証言をしなければならないと思うんですが、その席には竹下、金丸、青木さん、青木伊平さんがいまし……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 運輸委員会 第2号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸氏の不正蓄財は底なしの様相を呈してきているわけですけれども、その蓄財のルートはいろいろありますが、リニアの山梨実験線をめぐる疑惑も今指摘をされております。  金丸氏の出身地の山梨に実験地が決まった経緯について、とりわけ候補地を北海道、山梨、宮崎の三つから山梨に選定をした経緯があるわけですけれども、運輸省からいただきました「新実験線候補地の選定」という資料によりますと、候補地選定の基本方針として三項目があり、一つは「実験目的の達成度」、二つは「将来の有効活用の可能性」、三つ目は「地元の協力度」、これが挙げられています。  問題は、その一番目の「実験目的の達成度」、この評価が決定……

第126回国会 運輸委員会 第3号(1993/04/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 検事ら百人以上動員、七時間に及ぶ捜索、段ボール箱二百五十個積み込まれた。これはバス・タクシー事業の大手運輸業である国際興業が金丸氏のやみ献金問題で強制捜査を受けたときのことでございます。私は、これは運輸行政上、黙過できない事件であるというふうに思うわけです。佐川急便事件、そして今度は国際興業のやみ献金事件と次々と腐敗事件が明らかになってきています。  そこで単刀直入にお伺いいたしますが、国際興業に対し運輸事業として交付金を出していますが、その実績はどのようになっていますか。
【次の発言】 そこで大臣にお尋ねいたしますが、今局長も言われましたが、バスの停留所の整備などのための補助金……

第126回国会 運輸委員会 第4号(1993/04/20、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。  まず鈴木参考人にお尋ねいたしますが、今回の法改正の前提となっている、局地予報を民間事業等に役割分担させるということに関連してお尋ねいたします。  一つは、今まではごく限られた特定の人にしか許可されていなかった予報について、新たに局地予報について一般公表も含めて拡大されたわけですけれども、そのことによって気象庁の業務が縮小されていくのではないかという懸念を国民としては抱いているわけで、気象庁としては逆に一層精度の高い情報をきめ細かく提供すべきと考えるわけですけれども、この点のお考え方をお聞かせください。

第126回国会 運輸委員会 第5号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 船舶の安全にかかわる検査のあり方は、極めて慎重かつ十分に議論を深めることが求められていると思うんです。これは旅客船であれ漁船であれ、一たび船舶の故障、事故が起これは直接人命に及ぶ問題だという点で重要だと思うわけです。この立場から、従来国が検査に当たってきたわけですし、基本は国が責任を持って行うべきものと私どもは考えるわけです。  今度の法改正によって、今まで国が検査を行っていた十二メートル以上、二十トン未満の船八千隻が小型船舶検査機構、JCIに移行することになるわけですが、このJCIの検査体制は万全なのでしょうか。そして検査員は何人いて、年間の一人当たりの検査隻数はどれくらいにな……

第126回国会 運輸委員会 第6号(1993/06/03、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 JR東海の新型新幹線「のぞみ」が昨年三月十四日に営業運転を開始しました。そして、ことし三月十八日に山陽新幹線に乗り入れるということになったわけですが、事故と故障が連続をしているということで大変な問題になっている。運輸省もこの事態を重視して総点検を指導し、実施がされたわけですけれども、この総点検が行われた後のトラブルについて、その項目と件数についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 要するに、総点検で実施された項目ではない項目でトラブルが新たに発生したというわけなんですけれども、そうであれば指示された総点検そのものがやっぱり私は不十分だったというふうに思うわけです。ですか……

第126回国会 決算委員会 第1号(1993/02/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず農水省にお尋ねいたします。  牛肉輸入自由化により、肥育農家、酪農家は大変深刻な影響を受け、私の地元の北海道はもちろん、鹿児島など全国的にも経営不振が続いています。自由化に対応するために、牛肉などの関税収入を特定財源として畜産振興事業団に交付し、肉用子牛生産者に対する補給金制度があります。その関税収入額と実際使用した予算ですが、九一年度の関税収入は一千四百億円、そして使用額は一千六億円、繰り越しとして四百億円となっておりますが、これで間違いございませんね。
【次の発言】 牛肉輸入自由化の影響をまともに受け、子牛価格が合理化目標価格を下回り、そのために子牛安定基金の財源がパンク……

第126回国会 決算委員会 第2号(1993/04/05、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸氏のやみ献金で不正蓄財を図っていた脱税事件は構造的な金権腐敗事件であります。まじめに働き税金を厳しく取られている国民や中小業者は余りの事件で驚き果てているというのが実情です。  このやみ献金の大もとのルートに大手ゼネコンからの巨額な献金が含まれています。とりわけ重大なのは、公共事業の受注に応じてやみ献金が支払われているという疑惑です。国民の税金でやる公共事業が食い物にされ、それが金丸氏の不正蓄財となっていたということなんです。これらの大手ゼネコンは発注ランクで言いますとAランクに該当します。Aランクというのは土木工事で五億円以上、そして建築工事では四億五千万円以上の受注額を言……

第126回国会 決算委員会 第3号(1993/04/12、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、文部大臣にお尋ねいたします。  「国連・障害者の十年」が昨年末に終了いたしましたが、障害者対策を一層推進するという立場から、今年度から新たに十年間にわたる新長期計画が示されたところです。この長期計画の雇用・就業の項を見て、この間の十年間の計画と大きな違いがあるということがわかります。それは、雇用対策の最大の重点を重度障害者に置いたという点なんです。「きめ細かな」「その雇用・就業の場の確保に向けて、着実かつ計画的に」とうたわれております。  ところが、こうした立場に逆行するようなことが教育の部門で行われています。北海道教育委員会の教職員の採用実施要領で、教育委員会の行う健康判……

第126回国会 決算委員会 第4号(1993/04/19、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 子どもの権利条約は、発達、成長する子供の人権の尊重と確保を詳細かつ具体的に規定した画期的な条約です。この条約により我が国が負うことになる義務の中で、四条は、権利実現のためすべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずることとし、四十四条では、批准して二年以内にその進捗状況について国連へ報告するということになっております。  この報告をする際のガイドラインをいただきました。英文でいただいたので私びっくりしております。大臣、これはもうぜひ訳文を早急につくっていただきたいと思うんですけれども、この九のの(a)で、条約の規定と国内法及び国内政策を調和させるためにとられた措置、こうなっ……

第126回国会 決算委員会 第5号(1993/05/12、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、PKOによる自衛隊の海外派兵は憲法の平和原則に対する真正面からの攻撃で、戦後の日本の進路の根本的変更にかかわる重大問題です。これらの内容を持つ自衛隊の派遣費用の予備費支出は、したがって認めるわけにはいきません。きょうは、予備費にかかわってカンボジア問題について質問をいたします。  四日、日本人文民警察官の死傷者が出ました。その直後にはフィリピンの文民警察官の犠牲者も出ており、既にポル・ポト派と見られる武装勢力に襲撃され死亡した人は十五名、負傷者は約三十名に達しています。カンボジア和平が重大な危機と破綻に直面をしている。私たちの党は、文民警察官を初め自衛隊の撤退を含め、抜本……

第126回国会 決算委員会 第6号(1993/06/14、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 百五十日にわたる国会もあと実質四日間となりました。今度の国会に課せられた最も重要な課題というのは、戦後最大の金権腐敗事件である佐川急便事件、そして大手ゼネコンによる公共事業の受注額の一ないし三%はやみ献金として金権政治家に渡ると言われるこの金権腐敗事件の解明とその根絶を図ることであったと思います。  そこで端的に総理にお尋ねいたしますが、宮澤自民党総裁の前副総裁であった金丸氏の佐川急便事件、そして巨額な脱税、不正蓄財事件の真相究明ですが、これは内閣が率先して究明するとこう総理もお約束されたわけですけれども、この真相は解明されたというふうにお考えでしょうか。

第126回国会 災害対策特別委員会 第3号(1993/02/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、通産省にお尋ねいたします。  今度の災害の特徴は、ガス管の破損を初め上下水道、電話など、いわゆるライフラインの損傷や機能麻癖が多発しています。ライフライン確保が極めて重要であるということが浮き彫りになったわけですが、特に、ガスは約九千四百戸も供給ストップ、ガス中毒患者が三十八名、一人死亡するという重大な結果になっています。  ガス管の耐震性は震度六に耐えられるということですが、地質上の問題で損傷していては何のための耐震性がということになるわけで、ガス管の耐震設計指針をまず見直すべきではないか。そしてまた、これだけの被害を出したのにガス会社の初期の対応が非常にずさんであったと……

第126回国会 文教委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 定数改善計画についての文部省の基本的な姿勢というか考え方についてお尋ねしたいと思うんですが、今回の改善計画では小中学校の学級定数の改善は見送ったわけです。この点に関連してお尋ねいたしますが、前回十三年前ですね、定数改善計画では小中学校の学級編制の標準が四十五人から現在の四十人に引き下げられるということなどが行われましたが、このときの改善計画が策定された経緯についてどうだったのか簡潔に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その当時の文部省の諸澤事務次官が次のように述べているわけですね。   今回の改善計画策定に当たっての最も大きな懸案は、やはり、いかにして小・中学校の四十……


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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 運輸委員会 第1号(1993/10/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸さんから始まったゼネコン汚職事件はとどまるところを知らず、自治体首長や大手ゼネコンの業界トップに次々と及び、政官財の癒着、金権腐敗構造を断ち切るということがいよいよ重大な課題となっております。  そこで、まず最初に運輸大臣にお聞きしたいのですが、既に新聞報道で明らかになっておりますけれども、先月、徳島県知事に当選された圓藤さんは、つい最近まで運輸省の審議官をやられていた方だということで、私もよく存じ上げているんですけれども、その知事選に向けて運輸省のOBでつくられた政治団体が、運輸省の許認可下にあるJR、航空、自動車、港湾など運輸省関係企業、そこからパーティー券、献金、選挙資……

第128回国会 決算委員会 第1号(1993/10/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 電力、ガス会社による広告問題が今問題になっておりますけれども、電事連の報告では、自民党の機関紙「自由新報」、雑誌「月刊自由民主」、「りぶる」、これの広告掲載が掲載回数百五十三回、掲載費は八三年度から九二年度の十年間で五十五億五千万円ということになっております。  そこで通産省にお尋ねいたしますが、掲載回数について、この三年間を見ますと、九〇年度で十九回、九一年度が二十回、九二年度で二十九回となっております。事前に要求をしておきましたので、調べておいていただけたと思いますが、何年何月のどの新聞、雑誌に掲載されていたのかお答えいただきたいと思います。

第128回国会 決算委員会 第2号(1993/11/05、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、法務大臣にお尋ねいたします。  クレジットカードやローン契約が今や国民の中にかなりというか非常に普及されておりますが、クレジットカードの発行件数というのは九二年度で二億枚に達するという膨大な数となっております。その一方で、こういう契約におけるトラブルが多発しており、きょうから全国の四十七カ所で一斉にクレジット・サラ金・カード一一〇番という電話相談が実施されているところです。特に、国民にはほとんど理解されていない公正証書をめぐって重大な社会的問題が起きております。  公正証書というのは、言うまでもなく金銭の支払いについて裁判の手続を経ないで差し押さえなどの強制執行を行うことが……

第128回国会 決算委員会 第3号(1993/11/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは、まず自治省にお尋ねいたしますが、逮捕された鹿島建設の清山副社長が昨年十二月に小沢一郎事務所を訪ね五百万円の献金を渡したと、小沢氏本人もこれを認めているわけです。鹿島から小沢氏への献金は盆暮れの年二回、合計一千万円とも報道され、それも二、三年前からと言われています。  自治省にお尋ねいたしますが、九〇年、九一年、九二年の小沢氏の事前にお知らせしてある四つの政治団体、これは既に解散している団体もあるわけですけれども、それへの鹿島ないしは清山副社長からの献金が政治資金収支報告書に記載されているかどうか、いかがですか。

第128回国会 決算委員会 第4号(1993/11/15、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、科学技術庁に伺いますが、北海道幌延町に高レベル放射性廃棄物貯蔵工学センターを設置するという計画は、これは全国でただ一つのケースなわけです。地元では、北海道初め反対をしているということですが、既に十一年前の八三年から予算が計上されておりますが、八三年から九三年までの間に三十八億五千万円、そして来年度が五億二千万円で、合計四十三億七千万円になることに間違いありませんね。
【次の発言】 来年度の要求を入れて四十五億一千万円ということで、この予算の内訳なんですが、まず施設設計関係が平成五年度で二・二億、四年で二・一、三年で二・四億。それから、関連調査研究が平成五年で二・一億、四年が……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第12号(1994/01/13、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは最初に、政党助成の算定根拠についてお尋ねいたします。  算定根拠の説明を受けましたけれども、これは全く私は大ざっぱだというふうに思うんです。八九年から九一年の三年間のすべての政党の政治資金の純支出の平均を算定の根拠にしていると。その純支出額は千二百四十三億円です。この額がすべての政党の政治活動費ということになるわけですが、この三分の一を助成しようとしているその千二百四十三億円の内訳ですけれども、政党本部が三百六十九億、そして政党支部が四百三十二億、そして国会議員の関係政治団体分として四百四十一億円というふうになっているわけです。  この中で国会議員の関係政治団体分の四百四……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 運輸委員会 第4号(1994/06/06、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 公共料金の一連の値上げは国民から猛反発を受けて凍結となりました。しかし、これは年内だけの短期間のもので、不況で苦しめられている国民にとっては解決にはならないわけです。特に深刻な問題である高速道路料金の値上げについてお尋ねいたします。  日本経済の動脈である物流輸送の九〇%以上を担っているのがトラック運送事業、この事業者にとってこの値上げというのは死活的な影響を及ぼすものになっております。私はこの間、北海道トラック協会の中平会長など関係者に直接お会いしていろいろお話を伺ってまいりました。  そこで、まず前提としてお尋ねいたしますけれども、今のトラック業界とそこで働く労働者を取り巻く……

第129回国会 運輸委員会 第5号(1994/06/07、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、船員法についてお尋ねいたします。  大臣にお尋ねいたしますけれども、労働時間を短縮するというのはこれはもう当然のことだと。問題は、それを本当に実効あるものにしていくということで、そのことを具体的にどう保障していくのかという、ここがキーポイントになるというふうに思います。特に船員労働者の労働条件というのは、海上の特殊性が強調されて大変厳しいものがあるというのが現状でございます。中でも、内航海運の労働条件というのはもう極めて劣悪であると言わざるを得ません。  この問題を解決する場合、最優先されなければならないのが荷主側の圧倒的支配があるという、この問題です。しかも、先ほどもお話……

第129回国会 運輸委員会 第6号(1994/06/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 本法律は、大手私鉄の特定工事費の一部を先取り運賃として利用者からいただいて、これを積立金として工事費に充当する法律なわけですけれども、今度の改正は、その積立金の限度額を工事費の四分の一から二分の一にまで拡大する、それとあわせてこの先取り運賃をさらに拡大して運賃収入の一〇%まではよろしいよと、そういう内容なわけです。  まず、端的にお聞きしたいわけですが、現在この特定工事の対象となっている東武、西武、京王、小田急、東急、この五社の工事総額は八千六百八十一億円で、現在までの積立累計、総額、これは六十二年度から平成五年度を含めて合計一千百五十八億円ということでよろしいですね。

第129回国会 運輸委員会 第8号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 近代社会においては、私たちはいや応なしに航空機を使わざるを得ません。私も北海道と東京を一週間に一往復、忙しいときは二往復、三往復飛行機を利用しております。しかし、航空機事故というのは一たん起これは一瞬のうちに多くの人の命が奪われるということで、絶対に安全の確保、これは譲ることのできない大切な問題だというふうに思います。  中でも、整備というのはこの安全確保の生命線だということが言えると思うんですが、最初に基本認識をお尋ねいたします。  整備は自社整備、これが基本ではないのでしょうか。あの忌まわしい九年前の日航機事故も、ボーイング社が修理をしたものです。日航の整備は運輸省の答弁でも……

第129回国会 運輸委員会 第9号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 きょうはウエットリースの問題についてお尋ねいたします。  JALの便で札幌からハワイ・ホノルルに行くために飛行機に乗ってびっくりした。飛行機はJALではなくてJAZだ。スチュワーデスもJALのユニホームではない、しかも外国人だ。パイロットもJALではない。これはだまされた。こういう苦情が最近非常に多く聞かれます。  このように、JALが免許を受けた路線に、航空機、機材も乗員もすべてパッケージで全く別の会社からリースを受け、すなわちJALと名がついているだけで中身は全く違う、こういう形態をウェットリースというふうに言うわけですが、そのウェットリースが認められるのはあくまでも一時的な……

第129回国会 決算委員会 第1号(1994/02/28、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 あしたから輸入米が一斉に販売となるわけで、この八カ月というのは私たちの主食の七割を輸入米にゆだねざるを得ないという状態で、このことによる安全問題というのは国民の中で極めて不安が出ているわけです。  二十五日、食糧庁が発表したアメリカのカリフォルニア米と中国米にカビや変色、異臭が発見され、回収されたのが全国十六県、百四十一・四トンに及んでおります。これは流通過程で発見されたもので、港で発見されたものは三件、四十四トンですね。そしてまた、虫の発生による薫蒸命令は二港で八千五百トンということで間違いありませんね。
【次の発言】 これは、流通過程であっても港であっても全く同じお米というこ……

第129回国会 決算委員会 第2号(1994/05/30、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 かつては死亡していた超未熟児、異常出産による疾患など、ハイリスク新生児の救命率が医療の目覚ましい発展に伴い格段に今進歩しています。  例えば新生児特定集中治療、NICUにより、一千グラム未満の超未熟児は一九七五年で千四十人、九一年は二千三百六十一人と二倍以上の生存率になっています。NICUの施設は全国に今三百三十八カ所、二千六百二十四床整備されておりますが、出生率が下がっているのにこの超未熟児などは少しずつふえている。にもかかわらず昭和六十二年に比べてこの施設が減少しているという中でいろんな大きな課題を抱えております。  平成四年度の厚生省の報告でも、NICUが満床であるために受……

第129回国会 決算委員会 第3号(1994/06/01、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治大臣にお尋ねいたします。  昨日、閣僚の資産公開が行われました。大臣は不動産関係企業、株式会社イシイアソシエイツの代表取締役をされています。同社の登記簿謄本を私は手元に持っておりますけれども、昨年四月から代表取締役に就任されております。  総理府に確認をいたしましたが、羽田内閣の閣議でも申し合わせが行われており、その一つに営利企業の役員の兼職禁止というのがございます。まさにこれに触れることになり、直ちに代取を退任しなければならないと思いますが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 五月二十六日付の謄本でまだ代取のままになっております。いつ手続をとられたんでしょうか。

第129回国会 商工委員会 第9号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、通産省にお尋ねいたしますが、マンションの建てかえ問題をきっかけにして費用負担をめぐってさまざまな問題が出てきております。中でもガス供給をめぐって、関東を中心に、本来ガス事業者が負担すべきものを居住者が負担させられているということが大きな問題になっているわけです。  ガス供給規程及び実施細目で、ガス事業者の負担として本支管と供給管、それから開発者、つまり公団とか公営住宅などですけれども、これの負担として内管というふうに明文化されているわけです。今最も問題となっているのは公団とか公営住宅などの集合住宅の場合なんですけれども、ガス事業者が負担するというふうになっている「「本支管」……

第129回国会 農林水産委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 南朝鮮の漁船による違反、無謀操業による漁具被害、資源・漁場の荒廃、大臣、私の地元は北海道なんですけれども、これはとても深刻です。とりわけ留萌地方は三十年間苦しめられた、何とかしてほしいという切実な声も寄せられ、日高地方の方も同じ状態です。抜本的に解決を図るためには二百海里制度を全面適用すべきだと思います。  日韓首脳会談が行われましたけれども、この二百海里問題、取り締まりの強化、そして今後の日韓関係等についてどのような話し合いが行われたんでしょうか。
【次の発言】 あと二点についてお尋ねいたしますけれども、昨年十一月に根室市の漁船が歯舞諸島の周辺でロシア側に拿捕された際に、船長は……


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第130回国会(1994/07/18〜1994/07/22)

第130回国会 決算委員会 第閉会後1号(1994/08/24、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 七月二十五日付の朝日新聞で、米側の資料に基づき、米軍の低空訓練のために東北、中部、近畿、四国の山間部に四つの日本航法訓練ルート、これが設定されているということが明らかになりました。この事実関係はどうだったでしょうか。
【次の発言】 米軍側で十津川村での事故に関する報告書を手に入れたということで、四つの色分けをしたルートが報道されており、それについては外務省としても承知しているはずなんですけれども、その点について答えてください。
【次の発言】 ちょっと質問にきちっと答えていただきたいんですが、ここではグリーン、ピンク、ブルー、そしてオレンジと四つの色分けされたルートが示されており、……

第130回国会 決算委員会 第閉会後2号(1994/08/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 分譲マンションは平成五年で二百六十万戸を超えるという状況になっており、私もマンションに住んでいるんですけれども、札幌では住民の二五%がマンションに入居している。築後十年を超えるマンションが七年末には十五万戸も生じるというふうに推計されています。修繕費の積み立てが十分ではないなど大きな社会的な問題になっているわけです。  私、この間、北海道マンション管理組合連合会の下河原会長、全管連の会長も兼ねておられますが、などを初め多くのマンションの管理組合の役員の皆さんと親しく懇談を重ねながらいろいろ御要望を聞かせていただきましたけれども、これは個別の問題もありますが、共通の切実な問題が浮き……

第130回国会 決算委員会 第閉会後3号(1994/09/01、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず文部大臣にお尋ねいたしますが、聴覚障害者にとって意思伝達手段としてファクスというのは不可欠なものです。聴覚障害者の家庭には必ずファクスがあります。ところが、札幌では驚くべきことに小中学校に一校もファクスが設置されておりません。ことしの冬、札幌でこんな事件がありました。  猛吹雪のために学校が休校になりました。連絡網で休校の連絡が入ったのですが、共働きの家庭で両親は既に出勤をしていた。残っていたのは聴覚障害の子供なんですね。その子が直接電話の連絡を受けた。理解できないまま学校に登校してしまったんです。余りの吹雪でお母さんが心配の余り連絡をとって、そして子供を捜すなどしたために辛……

第130回国会 決算委員会 第閉会後4号(1994/09/02、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、防衛庁にお尋ねいたしますが、物品役務融通協定、ACSAですね、米国からこれを八八年に提起され六年になるわけですけれども、米側と防衛庁などで検討が行われてきていますが、その検討状況と内容について御報告ください。
【次の発言】 アメリカ側の提起された中身として、これはアメリカの国内法でNATO相互支援法があるわけですが、これに基づいて物品役務を相互に貸し借りできるという形でその仕組みについて検討しているということですね。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますけれども、この物品と役務にはどういうものが含まれるんでしょうか。

第130回国会 決算委員会 第閉会後5号(1994/09/16、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 政府はルワンダ難民救援実施計画を決定いたしました。村山総理は社会党の議員としてかつてはPKO法が憲法違反だと訴え反対をしてこられました。その村山さんが総理になった途端に、武装した自衛隊を人道的な国際救援活動ということで内閣として派遣を決定いたしましたが、ごれは重大な変節であり、公約違反だと言わなければなりません。  しかも、今回の決定の経過を見ますと大変問題があります。自衛隊車両の輸送を行うとしていた米軍輸送機C5について米側から防衛庁に、閣議決定前日の十二日に既にザイール・ゴマ空港への着陸は困難という通告をしていたわけです。ところが、総理はそのことを知らされたのが二日後なわけで……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 運輸委員会 第2号(1994/11/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 車両法の改正の際、私は自動車整備振興会あるいは整備業者の背くんから大変勉強もさせていただきました。  今、御報告をさせていただいている中で、安全性とか公害防止という点で大変皆さん御心配もされているわけですが、この法改正に伴い、特に前検査、後整備の変更によりユーザー車検が急激に増加をするわけですが、現在、全国的にはもちろん北海道でも昨年度と比べて二倍から三倍になっているわけです。前検査の導入はいつからでしょうか、法改正の施行の来年七月からになりますか。  それから、法改正時にも私強調したんですけれども、前検査の導入により定期点検整備が適正に実施されないということになれば、これは中小……

第131回国会 災害対策特別委員会 第2号(1994/10/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 北海道はこの一年半の間に、釧路沖地震、南西沖地震、そしてこのたびの東方沖地震と、連続して大地震に襲われました。この北海道東方沖地震でも大変大きな被害が生じております。  私ども日本共産党としましても、直後の五日、六日、そして十一日、十二日の二回にわたって現地に調査に行ってまいりました。私も十一日、十二日と、中標津、標津、それから別海、根室、釧路とお見舞いをしながら調査をさせていただきました。  今度の災害で、いろいろな被害がありますけれども、特徴としては、上下水道などのライフラインの損傷とか機能麻痺が大変大きくあった、それから液状化による被害が非常に目立ったというのが特徴だったと……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 運輸委員会 第3号(1995/02/21、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 このたびの阪神大震災では五千三百名を超える死者を出し、大変多くの被災者を出したということで、最初に心からお悔やみとお見舞いを申し上げ、同時に、本当に復旧、復興、そして抜本的な対策を早急にということが政府の責任として求められているというその立場から質問をしたいと思います。  最初に、港湾についてお尋ねいたしますけれども、これは大臣にお尋ねいたします。  神戸港は、国内のコンテナ貨物取扱量は実に三〇%を占めて、文字どおり国際貨物港としての重要な役割を担ってまいりました。その神戸港の被害というのは想像を超えるものがあり、壊滅的に破壊されて、被害額は伝えられるところでは一兆円を超える、こ……

第132回国会 運輸委員会 第5号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 阪神大震災では港湾施設が壊滅的な打撃を受けたわけですが、その中で船員や港湾労働者が働く場を失うという危機に瀕しているわけです。それで、特に船員の被災者はタグボートで三十二隻二百六人、観光船で六隻百二十四人、はしけなどで六十八隻六十二人と約四百人もの方が影響を受けていると、係船しているけれども事業主の努力で雇用継続をしているということになっているんですけれども、こういう事態の中で運輸省としてどのような対策をとられているのでしょうか。
【次の発言】 ストレッチャーの件は大変ありがとうございました。  そして今大臣から、特別立法で船員保険から失業保険金を支給するみなし休業の問題、それか……

第132回国会 運輸委員会 第6号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず私は、アルバイトスチュワーデス問題について大臣にお尋ねいたします。  昨年の決算委員会で、私この問題を取り上げました。緊急時の保安要員としての仕事の重要性、そして同一労働同一賃金の点からの問題点を指摘し、大臣も同じ立場で指導していただきまして、子会社ではなくJALが直接採用するということになって、これは私は本当に一定の前進だということは間違いないと思うんです。  今、アルバイトスチュワーデスは一年ごとの更新で三年間というふうになっているんですね。この三年間というのは試用期間であり、よほどの問題とかトラブルがない限りは無条件で本採用になるということでいいわけですね。

第132回国会 運輸委員会 第8号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 許認可事項が大変多いのが運輸省関係であると言われているんですけれども、むだで不効率な手続は整理されていくべきであるということはこれは言うまでもありませんが、しかし運輸関係というのは安全の確保というのが第一の使命であり、そのことを少しでも緩めるということはこれは絶対あってはならないと思うわけですね。同時に、運賃の自由化とか参入の自由化も、大手企業の参入等により過当競争、運賃ダンピングなどで地元の中小業者に影響を与えたり、時には撤退を強いるということにもなる。それは利用者にとっても無関係ではなくてサービスや安全にかかわってくる問題でもあるわけで、それだけに慎重に検討されなければならな……

第132回国会 運輸委員会 第9号(1995/04/27、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 水難事故における救難活動では水難救難所員の方が身分保障のないままボランティアとして命がけで行っているということで、私はいつも頭が下がる思いでいるわけです。この身分保障の問題については大臣がかわるたびに質問もし、海上保安庁の方にも何度も部屋に来ていただいて私強く求めてもまいりましたが、なぜ私がこの問題を重視し執念を燃やしているのかというと、それはこのボランティアの活動が今や公的な業務活動になっているからだということなんですね。  第一に、国民のレジャー志向によって水上スポーツとか遊漁などに伴う水難事故が多発して、国民的な救護活動になってきている。  それから第二に、海難救助の責任と……

第132回国会 決算委員会 第2号(1995/04/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、農水大臣にお尋ねいたします。  九三年度の食糧自給率はカロリーベースで前年度の四六%から史上最低の三七%に急激に低下をいたしました。政府や農水省はこれまで歯どめをかけると何度も国会で答弁を繰り返してこられました。この二月三日も我が党の松本議員の質問に、衆議院予算委員会ですけれども、村山総理が今もって「可能な限り食糧自給率の低下傾向に歯どめをかける。」、こう言われました。  なぜ歯どめがかからないのか、特にヨーロッパ諸国では家族経営を見直すという立場で食糧自給率を高めるための努力もしているわけで、世界の流れはこういう方向でいるのになぜ日本が歯どめがかからないのかと。これは農産……

第132回国会 決算委員会 第3号(1995/04/11、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、厚生大臣にお尋ねいたしますが、千グラム未満の超未熟児などハイリスク新生児の救命で極めて重要な役割を担っているのがNICU、PICUで、この対策については、私は昨年五月の当委員会で取り上げて、当時の厚生大臣の大変積極的な答弁もいただきました。  厚生省は、地域周産期医療システムの研究を行い平成六年三月に五年度報告書をまとめており、今年度完成させるということになっているわけですが、人口百万を一つの周産期医療圏としてNICU、これは狭義と広義合わせて百二十床必要というふうに指摘されております。また、周産期医療施設数や規模も検討されているわけです。そして、全国で九十八から百十三の診……

第132回国会 内閣委員会 第5号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず大臣にお尋ねいたしますが、大蔵省は共済年金の特別掛金の対象の中に寒冷地手当を含めて今年度中に政令改正を行いたいというふうにしているわけですが、この寒冷地手当というのは寒冷積雪地の生計費が増嵩するという実情から、厳しい冬を乗り越えるために必要費を補てんするという性格のもので、いわば現物支給的な性格を持っており、報酬とはならないものなわけですね。  また、特別掛金は年金額に反映しないものですから全くそういう意味では取られ損になるという問題もあり、通勤手当が同じようなものでありながら給付に反映するのとは違っているというところでも問題だ。そして、寒冷地といういわば地域的な手当ですから……

第132回国会 予算委員会 第11号(1995/03/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、阪神大震災で亡くなられた方、遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。  私も先月の末に神戸市など被災地に行ってまいりましたけれども、その被害の甚大さに胸を痛めて帰ってまいりました。そして、被害を最小限に食いとどめるのが政治の責任であるということを改めて深く胸に刻んでいるところです。そういう立場で質問をしたいと思います。  まず総理大臣にお尋ねいたしますけれども、震災により障害者や高齢者の方がたくさん亡くなられました。障害者は避難所の生活の中で、入浴できない、トイレも使えない、段差があるため車いすで入れない、情報が伝……

第132回国会 予算委員会 第20号(1995/05/19、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 総理、阪神大震災は国民の命を守る政治の責任が厳しく問われました。この震災から四カ月がたちました。しかし、今なお約四万人もの人々がテントや避難所での生活を強いられているところです。  私は、こういう事態はあってはならないと懸念されたからこそ、三月九日の参議院の予算委員会で総理に対し、既に五十日になっている、四月では百日を超えてしまいます、この政治の責任をどう考えるのですかとお聞きいたしました。そのとき総理は、もうぎりぎりのところまで来ていると、こう述べられ、一日も早く生活環境を改善して落ちついた生活ができる状況をつくるのは当然のことと私にはっきりと約束されました。総理がもうぎりぎり……


高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
15期-|16期|

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各種会議発言一覧(参議院16期)

高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
15期-|16期|
第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 予算委員会公聴会 第1号(1993/03/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 共産党の高崎です。  河口公述人にお尋ねいたしますが、先ほど春闘が三・九一%と言われました。これは私はやっぱり極めて低額だと思うんですね。勤労者の個人消費は国民総生産の六割近くを占めています。総務庁の九二年の家計調査報告速報によっても、昨年の消費支出、これ実質ですが、わずか〇・四%増、勤労者の可処分所得も〇・五%増、実に九年ぶりの低い伸びで、これが消費不況を招いているわけですが、その主な原因が賃上げ、一時金が抑えられ、残業代が激減しているということなんですね。  今日の不況を克服する上で大きなかぎとなっているのが個人消費を拡大することだと思うんですが、そのためには残業なしでも暮ら……



高崎裕子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

高崎裕子[参]在籍期 : 15期-|16期|
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