粟森喬 参議院議員
15期国会発言一覧

粟森喬[参]在籍期 : |15期|-16期
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このページでは粟森喬参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院15期)

粟森喬[参]本会議発言(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 参議院本会議 第13号(1990/06/07、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表して、平成二年度予算三案に対して反対の討論を行います。  私ども連合参議院は、今回初めて当初予算の審議に参加をいたしました。また、海部内閣にとっても初めての予算作成でもあります。その海部内閣の作成した元年度大型補正予算は、選挙向けとしかとれない、あるいは財政法上の疑義が多く指摘されています。その後も長期暫定予算、さらにその上に暫定予算の補正という極めて変則的なものばかりでございました。しかも、平成二年度予算は、総選挙前に出した原案とほとんど同じものを再提出したのであります。総選挙が民意の反映だとするならば、幾つかの修正を行うのが当然の道理であります。予算三案は……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 参議院本会議 第3号(1991/08/09、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表し、総理の所信表明に対し質問を行い、意見を申し上げます。  総理、あなたの所信表明演説は、総理一流の言い回しであり、その内容は、政治哲学が見えず、現状認識も不十分だと申し上げておきます。  まず、雲仙・普賢岳の災害について、犠牲者の方に弔意をあらわし、地元島原市及び深江町の被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。  衆参両院で国会決議をするとのことです。これは災害への対応が遅きに失したことを意味しています。手厚い緊急措置が必要で、現行法での対応が不十分だと考えます。的確な対応が可能となるように特別立法措置を行うべきと考えますが、国土庁長官にお尋ねいたします……

粟森喬[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院15期)

粟森喬[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第115回国会(1989/08/07〜1989/08/12)

第115回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1989/08/31、15期、連合参議院)

○粟森喬君 人勧に関して総務庁の関係者にお尋ねします。  先ほどからの答弁をお聞きしていますと、国政全般であるとか財政問題とかいろいろあるわけでございますが、いわゆる早期に実施してほしいという立場から申し上げまして、純粋に行政事務としてどの程度の期間があれば政府提出の法案としてできるのか、最短の日数についておおむねのところをお聞かせく、ださい。
【次の発言】 その上で総務庁長官にお尋ねしたいんですが、だとすれば、長官として、九月の下旬とか中旬に臨時国会を開催するという話があるわけですから、そこに提出するとかしないということは別にして、一つの可能性として、次の直近の臨時国会に提出することは可能で……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 運輸委員会 第2号(1989/11/30、15期、連合参議院)

○粟森喬君 それでは、私の方から幾つかの点について質問を申し上げます。  まず一つは、JR各社の収支状況についてお尋ねをします。  私の手元には国鉄最後の決算と六十二年度、六十三年度のJR各社の決算概要があります。これらを見たときに、いわゆる一般的にはおおむね順調と言われていますが、かなり問題点があるのではないかというふうに思っています。一つは、国鉄の時代から比較をしますと、長期債務のいわゆる棚上げした分あるいは第三セクターに切り離した分などを見ると、内需拡大要素、これは一般的にいうと、経済活動が活発になれば、会社の出張もふえるし、懐も少し豊かになるから何となく旅客もふえるという感じでございま……

第116回国会 運輸委員会 第3号(1989/12/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、少しお聞きをしたいと思うんですが、貨物運送取扱事業法の資料をいただきまして、この法律を読んでますますわからなくなったわけでありますが、「目的」のところに、利用者の利益保護のためにこの法律をつくったという趣旨が書いてございます。しかし、実態として私どもが常識的に承知をしているのは、貨物運送取扱事業法も、もう一つの法律も、いわゆる現行の法体系では取り締まれないといいますか、法の適用をすることが不可能だ、規制緩和をすることによって例えば白タクと言われるものも実態として認めていこうという、そういう常識論が支配的に私どもにはあります。  そうでないとすればどうなのかという意味も含めてお……

第116回国会 運輸委員会 第4号(1989/12/07、15期、連合参議院)

○粟森喬君 山下さんにお尋ねを申し上げたいと思います。  今の亀崎さんの話にも若干出てきたんですが、私の聞き違いかもしれませんのでもう一度お尋ねをしたいと思いますが、先ほどの一番初めの説明のときに、いわゆる港湾運送事業者としてもこの際積極的に前に出ようと思っていることがあるから、この意味では積極的に賛成したいというふうに言われました。しかし、一方では港湾運送事業法というのは、ある意味では保護規定であり、規制であり、そういう意味で一定の権益を保護しているんだろうと思います。賛成するということと、保護規定的な、保護的な立場のこの法律をこれからも維持していくというのが妥当なのか、適当なのかということ……

第116回国会 運輸委員会 第5号(1989/12/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 それぞれ各委員から、今回の規制緩和に基づきましていわゆる料金のダンピングといいますか、自由競争になって結果的にその部分が労働者にしわ寄せになるのではないかという懸念で幾つかの質問が続いています。既に解明された部分もございますが、改めて幾つかのことについて確認を求める立場で申し上げたいと思います。  私の手元には、既に原案の原案として、貨物自動車運送事業法案に対する修正案の中に、「運転者の適切な勤務時間及び乗務時間の設定」という言葉がございます。この部分は、言うまでもないと思いますが、適切な運転時間というのは、現状の特に通運関係、トラック関係の労働者の一年間のいわゆる実労働時間が三千……

第116回国会 決算委員会 第6号(1989/11/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から、昭和六十一年度の郵政三事業の決算を中心にして、前後の年度の対比をお聞きしながら質問を申し上げたいと思います。  まず一つに、昭和六十一年度の決算は、それ以降もそうでございますが、郵政三事業とも好調でございまして、それは大変喜ぶべきことだと思いますが、そのうち特に郵便貯金事業について申し上げます。郵便貯金事業について、昭和六十一年度の剰余金といいますか、利益は予算を相当上回ったものになっていますが、その理由についてどう郵政省当局はお考えですか。
【次の発言】 郵政省が七月二十四日に発表いたしました報道用の資料によれば、郵便貯金の増加額が目標に対して六千七百億円増加したこと……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 運輸委員会 第2号(1990/06/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私はまず、整備新幹線の着工と今後の完成見通しなどについてお尋ねしたいと思います。先ほどから何人かの方がとりわけ公共交通、鉄道、整備新幹線のことなどをいろいろ質問して、その都度運輸大臣が決意表明を述べられているわけですが、具体的な中身について幾つかお聞きをしたいと思います。  北陸新幹線でございますが、ルートについて私の知る限りでは富山と石川県の小松まで環境アセスが進んでおりますが、特に長野から直江津といいますか糸魚川といいますか、そのルートの環境アセスはお済みになっているのかどうか。そしてどうなっているかをお尋ねしたいと思います。

第118回国会 運輸委員会 第3号(1990/06/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず運輸大臣にお尋ねをしたいと思います。  所信表明演説を見た限り、それから特に四月六日の日に日米構造協議の中間報告の中で運輸省の関連部分を私なりに注意深く見させていただきました。先ほどから各委員の論議の中でも公共交通網のいわゆる復椎というのですか、再構築をやるべきだという視点から物が言われています。もちろん日米構造協議という、アメリカ側からの膨大な要求に基づいた回答といいますか、中間報告でございますから、必ずしもすべてのことが合致しているとは思いませんが、私が読んだ限りの感想といいますか、コメントを若干申し上げます。  例えば空港の問題、港湾の問題などは相当詳しく述べられており、……

第118回国会 運輸委員会 第4号(1990/06/14、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まずお尋ねをします。  事業団が今抱えている負債が全部で二十七兆有余になっているわけですが、このうち借入金となっているそれぞれの類別の金利を明らかにしてほしい。大まかなところで申しますと、一つは大蔵省の資金運用部、簡易保険局、民間借入金、債券の利率などについて明確にしてください。
【次の発言】 これは資料としても要求したのですが、もう少し中身を詳しく言ってもらわないと。特にこの間のいわゆる利子分がふえたという分が多いわけですから、もうちょっと具体的に説明してください。
【次の発言】 資金別でいいです。
【次の発言】 今の話を聞いておって率直に意見を申し上げます。  最近金利が公定歩……

第118回国会 運輸委員会 第5号(1990/06/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 御質問申し上げます。  一つは、海運業界が現状で申し上げるならばようやく経営が黒字に転換したというふうに思いますが、一般論で申し上げると、その業界が繁栄すれば、労働力需給関係で申し上げるならば、むしろ日本経済全体でいえば労働力不足ということで外国人が雇用されるという現象が起きます。これが適法かどうかは別にして、そういう関係が存在します。しかし、特に今問題になっている海運の場合、このことに関して過去の大臣等の発言などでは、外国人労働者の雇用についてはかなり規制していくということを前提にして発言されています。結果として日本人の船員、労働者が余剰になった原因についてどういうふうにお考えで……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 連合参議院の粟森でございます。  御承知のとおり、連合参議院は参議院にしか議席がございませんので、基本的なことについて幾つか総理に質問を行いたいと思います。  まず最初にでございますが、特別国会が始まりまして今度の補正予算の審議に当たって、極めて異例なことでございますが、自民党の議員団長、これは参議院でございます、幹事長などから補正予算の審議の早期成立のための特別な要請がありました。私どももこれは異例なことだというふうに聞いておりますが、その後、自民党の小沢幹事長から一括処理などという案が出されてきたわけでございます。小沢幹事長とはハウスが違うわけでございますから聞くわけにまいりま……

第118回国会 予算委員会 第12号(1990/05/23、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  カンボジア和平に関する東京会談を開催することが本日の記者会見といいますか、報道で一斉に出されておりますが、どのような経過で東京会談を開催することになったのか、説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 場所を提供するというだけではなく、今回の問題というのは大変重要な、パリ会談の決裂の状況から見ても重要な意味を持っていると思います。そういう意味で評価もしたいし、期待をしなければならないわけでございますが、一方で強い懸念もございます。  それは、ここで日本側が新しい提案をしないと場合によっては決裂状態を続けたままという可能性がありますので……

第118回国会 予算委員会 第15号(1990/05/29、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、まず最初に源泉所得税の減税問題についてお尋ねをしたいと思いますが、最初に自治大臣にお尋ねをいたします。  いわゆる標準世帯の課税最低限、これは所得税といわゆる地方税といいますか住民税の場合の課税最低限が違います。これを所得税の水準まで上げるということは結果的に減税に結びつくと思いますが、住民税や地方税に対してそんな措置を今後とる気がないのかどうか。やはり課税最低限が違うということは問題だという立場で私どもは見ていますので、答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 今の自治省の見解に対して、課税最低限のところが違うということについて大蔵省としてどういう見解をお持ちでしょうか……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 社会労働委員会 第2号(1990/11/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、ことしの百十八回の国会で、老人福祉法の改正などに伴いまして在宅福祉制度を充実していこうという中で、無認可の通所施設のあり方などについてお尋ねを申し上げたいと思います。  この在宅福祉制度がつくられましてから、一つにはいわゆる小さな、例えば授産場であるとか小規模作業所であるとか、いろんな施設に対してことしからは五人までは分場方式、すなわち今までは措置を認められない無認可だったものをどこかの施設に連動をすればそれは分場として認めると、こういうことになったことを一つの成果というか、前進として私は評価する立場でごさいます。ところが、では四人ならなぜだめなのかということについて、これは……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 運輸委員会 第2号(1991/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、私は、新幹線の問題はこれから大事な問題でございますし、新しい取り扱いがこれから決まるわけでございますが、その前にちょっとお尋ねをしておきたいことが幾つかございます。明確にしてください。  一つは、平成二年十二月二十四日、「整備新幹線着工等についての政府・与党申合せ」とありますが、これは閣議で決定をしていますかしていませんか、そのことを明確にしてください。
【次の発言】 そこで非常に重要なのは、「北陸新幹線高岡・金沢間については、「整備新幹線着工調整費」を計上する。」、こういうふうに書いてございます。着工調整費なるものの法的な根拠というんですか、行政的な根拠は何にあるのか明確に……

第120回国会 運輸委員会 第4号(1991/04/11、15期、連合参議院)

○粟森喬君 GMDSSが導入されるときにインマルサットの機能が非常に重要になると思います。  私が関係者からいただいたレポートによりますと、湾岸戦争中に船舶が今のインマルサットを使用して通信しようとしたときに、国際回線が混雑しているというので、言ってみれば話し中ですね、つながらないという状況がかなりあったというふうに聞いております。  今度このシステムを導入しますと、これはもう国際条約でやるわけですから、全体に容量がふえるわけでございます。そしてまた、海難事故が起きるとか戦争が起きるという状態になると、特にその瞬間は物すごくふくそうするはずでございます。そうしますと、現状皆さん考えている今のイ……

第120回国会 運輸委員会 第6号(1991/04/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律案についてお尋ねしたいと思います。  当初、国鉄改革法を制定した時点ではリース方式を前提にしてJRの株も上場するという考えでいました。今回の法律を出す趣旨の中では、JR株の上場のためにこれは必要なんだというふうに書いてあります。どうもこの譲渡にかかわる問題で言うと、今回なぜ既設四線を売却してJRに譲渡しなければならないかという必然性がこれだけの理由でははっきりしないのではないか、こういうふうに思いますので、その辺について答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 株式市場のことを十分御承知の上で言われているのだろうと思いますが、債……

第120回国会 運輸委員会 第7号(1991/04/23、15期、連合参議院)

○粟森喬君 掃海艇派遣問題で運輸省に多少お尋ねをしておきたいと思います。  今、掃海艇の派遣問題が出ているわけでございますが、ペルシャ湾の沿岸で運輸省として航行制限区域がどこにあり、船舶の航行に現実に支障が出ている、そういう問題意識に立っているのか。それとも、私どもが知る限りでは、一定のここは入っちゃいけないというところがあるようでございますが、とりたてて船舶の運航に特別な支障はないという認識に立っているんですか、その辺はいかがでしょうか。
【次の発言】 その必要性の問題と掃海艇の問題とは必ずしも、だれがどこで何をやるかということはこれからの問題ですが、運輸大臣としては、今現行法制下でいえば、……

第120回国会 運輸委員会 第8号(1991/04/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回、清算事業団法を一部改正して、いわゆる特別債券方式を導入しようとしているわけでございますが、この間の質疑の中でもかなり明らかなように、一つは土地の値段を顕在化させないという、そして、それで公正確保していくのだという立場でございますが、現状では幾つかの点がまだ明確でないことによって、公正という面が果たして確保できているのかどうかということに幾つかの疑問がございます。そんな立場で幾つか、まずお聞きをしたいと思います。  一つは、地価を顕在化させない方法としては土地信託方式やあるいは建物付土地売却方式などがあるわけでございますが、今回、土地価格が明確にならないということとの関係で、幾……

第120回国会 予算委員会 第3号(1990/12/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表し、議題である平成二年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本補正予算に財政法二十九条に反して政策的な経費が盛り込まれていることであります。元年度補正に引き続き本補正予算でも、日米親善交流基金など補正処理をする緊要性のない経費があり、不当であります。また、こうした基金づくりは当初予算に対するシーリングの抜け道的な行為であります。基金は、一度できてしまえばその基金運営には国会の目が極めて届きにくいこと、また湾岸平和基金、日米親善交流基金は交換公文に基づいてつくられ、その設立自体に国会のチェックが及んでいません。安易な基金づくりは財政民……

第120回国会 予算委員会 第7号(1991/03/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、総理にお尋ねをしたいと思います。  湾岸戦争が始まって停戦までの間、国連が十分に機能していたと思われますか、どうでしょうか。
【次の発言】 私どもの多少の意見を申し上げたいと思います。質問も行います。  安保理が六七八を決議するまでは一定の機能をしたと思います。問題はこの後、停戦へ向けてはこの安保理の決議だけがひとり歩きをして、必ずしも有効に停戦への機能をしなかった、そして日本政府もそれに十分に対応しなかったのではないかと考えています。  その一つの例として、地上戦開始の前後にソ連のゴルバチョフから協力要請があったわけですが、これは停戦へ向けての協力要請だと理解していますが、……

第120回国会 予算委員会 第10号(1991/03/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず最初に、中山外務大臣に質問をいたします。  アメリカを訪問し、帰国されたばかりでございますが、湾岸戦争に絡んだ対日感情およびウルグアイ・ラウンドの見通し、さらにはアメリカの輸入自由化要求などについて報告を求めたいと思います。  報道によれば、アメリカ政府・議会の関心は、湾岸問題はもういい、ウルグアイ・ラウンドをどう進めるか、日本の姿勢が問われているとのことでございますが、外務大臣としてどのように状況掌握をしてきたのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そのお金の問題でお尋ねしたいと思います。  外務大臣はナショナルプレスクラブの記者会見で、さきに行った九十億ドルの拠出がド……

第120回国会 予算委員会 第18号(1991/04/10、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表して、ただいま議題となりました平成三年度予算三案に反対の討論を行います。  まず、海部内閣は、内外の政治課題への対処方針と実行が欠如しております。  世界が注目した湾岸戦争で、多国籍軍への全面支持を訴えるだけで、戦争に伴う環境破壊や、飢えや病気に苦しむ戦争被害国の民衆への戦後援助が十分ではありません。  国内的には政治改革や、これからの高齢化社会に向かって、国民が安心して暮らすことができる見通しが立たないなど、山積する課題は何一つ解決のめどが見えません。こうした政府の姿勢を批判し、以下、順次反対理由を述べます。  反対理由の第一は、九十億ドルの戦費調達のために……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 外務委員会 第2号(1991/09/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず外務大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。ソビエトに対する支援の基本的な姿勢と原則についてお尋ねをしたいと思います。  日本のソビエトに対するこれまでの援助の姿勢は、技術と知的援助を中心に中長期的には考える、それで金融財政援助についてはIMFとの関係とかソビエト連邦そのものの国家体制の問題があって多少流動的というか明確な方針が出ていない、こういうふうに言われております。そんな中で特に先進サミット諸国の中でも、日本は隣国であるにもかかわらずソビエトに対する援助姿勢が最も消極的な国だと一般的に言われております。私どももその理由の一つに、この間の政府の発言の中にもあるように、北方領土……

第121回国会 厚生委員会 第3号(1991/09/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、私は障害者福祉問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。  来年、一九九二年は国連障害者の十年の最終年でございます。これへ向けまして、七月三十一日に中央心身障害者対策協議会が、この対策本部が総理府に設けられていることもありまして、総理大臣あてに提言をしているわけでございますが、私もこれを読ませていただきまして、もちろん本問題は単に総理府の問題というより厚生省が主たる行政として推進をしなければならない性格だと思っています。そんな立場で基本的なことやあるいはこれからのあり方について幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  まず一つは、過去の論議の中でも何回も出ているわけでござい……

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から幾つかのことについてお尋ねを申し上げたいと思います。  今、同僚議員の沓脱さんからもお話があったわけですが、老人医療のいわゆる有料化が入った時期は私は労働運動の現場におりました。この制度が導入をされると将来のお年寄りの年金や医療について大変大きな変化があるということで、実はこの前後に健康保険の本人負担もあったわけでございますが、お年寄りの医療や福祉についてはもうちょっときちっとすべきだということの懸念が今あらわれたという前提で物を考えています。その意味で、幾つか重複するところもございますが、まずお尋ねを申し上げたいと思います。  衆議院でスライド制の基準について今回物価と……

第121回国会 厚生委員会 第5号(1991/09/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、五十嵐参考人にお尋ね申し上げたいと思います。  私は、今回の老健法の改定に当たって、特に現役のサラリーマンと言われる層を代表する連合も大変なジレンマだったと思います。  一つは、健保組合が赤字になり、これは退職者医療も含めて健保組合の過重負担というのがこの問題の底辺にかなりあるだろうと思います。したがって、これを解決することとセット的に、一方ではある人はお年寄りそのものを見ている、介護もしている、病院へ入れている、そんな人があるから、そういう中での一つの見解を先ほどお伺いしたわけでございますが、これからのあり方として特に公費負担をかなり強調される中でもそこがにじみ出ていると思……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、これまで衆議院で政府が原案を提案するまでに、いわゆる入院費と診察料の本人負担部分が概算で五%ぐらいになりますという数字を示したその経過と、今回衆議院でそれが修正されまして、物価スライドになったことによってこの数字の目標値が変わったわけでございますが、これまでの考え方について一度明確な、今回の改定によって変わった意味について、そしてこれまでの厚生省のあり方について多少お伺いをしたいと思います。  この間の問題で、私も資料要求をなぜしたのかといいますと、五%という数字が既に公表されている審議会の資料に出されておりました。なぜそういう数字がここで出され、既にこの時点では、私も記憶し……

第121回国会 厚生委員会 第7号(1991/09/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回、一部負担について衆議院で修正をされて、消費者物価にスライドをすることになったわけでございますが、急激な物価上昇の場合にはスライド制そのものの発動を見合わせるべきではないかと考えますが、見解を求めます。
【次の発言】 スライド制のあり方を総合的に検討するという場合の検討の仕方ですけれども、何が含まれて、それはスライド制の是非を含めて検討し直しをするという意味なのかどうか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 老人の負担能力を考慮しまして、過大な負担になるおそれが生ずるというのは、私どもの理解では物価上昇率が三%を超えた場合というふうに理解をしていますが、それでよろしいの……

第121回国会 厚生委員会 第8号(1991/09/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 自治体の減量計画に関連をしまして、幾つかの点について質問を申し上げたいと思います。  一つは、今度の法改正の中で、廃棄物減量等推進審議会と廃棄物減量等推進員という二つのことをやることができるという表現で、「置くことができる。」「委嘱することができる。」という表現になっています。これは生活環境審議会の答申の中で、例えばボランティアであるとか地域社会の協力を求めなければならないということを法文化したんだと思います。  私があえてここで申し上げたいのは、このことはこのこととして評価をいたしますが、一方では野党が共同修正案要綱を起こして、既に政府もごらんになっていると思いますが、これについ……

第121回国会 厚生委員会 第9号(1991/10/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 最終的に確認をする意味で、国庫負担のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  現行法の二十三条で国庫負担についてうたっていますが、最終処分場及び生活排水施設の国庫負担は、本来法律補助にすべきではないかと考えます。なぜしないのかということと、また、施設整備ができるような十分な予算を確保すべきではないかと考えますが、答弁を求めます。
【次の発言】 今の答弁で確認をしておきたいと思いますが、この間、市町村から計画が出されても国庫負担、いわゆる国の予算が十分でないことによって具体化がおくれるというようなことが出てこないように、十分配慮をしてやっていただきたいということを要望して、次の質問……

第121回国会 土地問題等に関する特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず一つお伺いをしたいと思います。  地価動向調査でもかなりはっきりしてきたわけでございますが、土地の値上がりが一部を除いて鎮静化をしてきたことは、これは明確な事実でございます。しかし、これは非常事態的に金融政策上の土地に対する総量規制があったので、これをいつまで続けるかということについてはまだあいまいでございます。そしてまた今の下落というのは、大阪のように局地的に大幅に下落したところもありますが、私どもの理解としては、全体として鎮静化はする、あるいは抑制することができる、しかしそれが下落にはならない。少なくとも昭和五十七年前後の価格にまで戻るということはまず不可能というふうに私た……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 厚生委員会 第1号(1991/12/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私はまず、在宅福祉政策を中心にして厚生省並びに厚生大臣の姿勢についてお尋ねをしたいと思います。  厚生省が大変な肝いりでゴールドプランを言い、そしてこれからの福祉政策は在宅といいますか、できる限りノーマライゼーションとか地域社会の中で福祉政策を充実させよう、こういう考え方が言葉としてはかなり私は突出をして出されていると思います。ところが、私は今、平成四年度の予算へ向けて厚生省のさまざまなことが新聞報道や関係者から伝えられる話を聞きますと、新たな施策、新たな分野へそういうことが本当に着実に前進していくのかどうかということについてかなり疑問を持っています。  と申しますのは、例えばゴー……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 環境特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、今回法律でも出されているわけでございますが、絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律案が既に衆議院に付託をされています。この種の種の保存にかかわる問題というのは、この間環境問題の中で非常に大きな高まりがありまして、むしろ私も含めて遅きに失したんではないかという感じがするわけでございます。  この種のことがなぜできたのかという社会的背景とか国際的背景というものはいろいろあるわけでございますが、私はやっぱり注目しなければならないのは、この間、いわゆる普通の市民といいますか国民の方がこの種のことに関心を持ち、そしてそのことで一定の役割を果たし問題提起してきたことがあり、そし……

第123回国会 厚生委員会 第2号(1992/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、大臣の所信表明で、「生活大国」という言葉とか、「豊かさ」という言葉、これは厚生大臣の所信だけではなく、総理の所信表明にも出ています。仏その言葉を聞いて率直な印象なんですが、何となく言葉としては当たりもいいし、結構なことだと思うんです。じゃ、どこの省庁がそのことを本当に推進をする役割をするのかということを考えますと、今の行政官庁の仕組みからいくと、日本には生活文化省もないし、それぞれの省庁で分担をしているんだろうというふうに思いますが、そのうちで特に厚生大臣が厚生大臣の立場で言われたので、私もそのことに関連をして幾つかのことについて質問をし、意見をお聞きしたいと、こういうふうに……

第123回国会 厚生委員会 第3号(1992/03/27、15期、連合参議院)

○粟森喬君 同僚議員も同じ視点から幾つかのことをお尋ねしているわけでございますから、私の方からも幾つかのポイントを絞って申し上げたいと思います。  今回の健保法の改正というのは、被保険者といいますか、の立場から見ますと、保険料率を千分の二でございますが下げたということなどは、その限りでは、出産手当もよくなったということでは言えると思うんです。  ところが、今多くの同僚議員が問題にしているように、国庫補助率の引き下げというのは、確かにきのうも私論議のときに、社会保障費全体が今度の予算ベースで低くなったわけでございますから、どこかでそのしわ寄せが出るだろうと。それが結果的に、私どもの立場から見れば……

第123回国会 厚生委員会 第4号(1992/04/07、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、まず特別養護老人ホーム等のモデル事業という、平成四年度予算におきまして老人保健健康増進等事業、この中で老人福祉施設機能強化モデル事業として出されているものについて幾つかお尋ねをしたいと思います。  資料をいただきまして、多少見せていただいたわけですが、特別養護老人ホームのモデル事業は、いわゆる現行の特別養護老人ホームと在宅福祉サービスの適用の決定が一元的に行われていない。真の意味で連携がないという現状認識から出発をしています。現状でも老人福祉対策にはいろんな問題があるわけでございますが、今日的にそういう現状認識に至った理由の主要なところはどこにあるのか。そして、モデル事業とい……

第123回国会 厚生委員会 第6号(1992/04/16、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回の看護婦等の人材確保に関する法律案にかかわる問題で、看護職員、看護にかかわる問題を幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  まず最初に、お尋ねをしたいんですが、今回のこの法案と相前後いたしまして、看護職員の需給見通しが出されました。いろいろ今までの政府答弁の中でも明らかになってきていることがあるわけでございますが、現状、今看護職員の離職率が六%だと、これが十年たつと五・三%に改善される、こういうふうに言っております。私は今回法律をつくった趣旨からいったら、この程度の離職率の改善で本当に看護職員が、これはいわゆるライセンス職業といいますか専門職でございます。本来長く勤めていただか……

第123回国会 厚生委員会 第7号(1992/04/21、15期、連合参議院)

○粟森喬君 四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  話を聞いていて私もしみじみ感じたんですが、むしろ国や政治が問われていることばかりでございまして、その上で質問するのは心苦しいぐらいでございますが、幾つかのことについて御意見をお尋ねしたいと思います。  まず、小笠原参考人にお尋ねをしたいんですが、福祉の現場と教育の現場と両方経験をされている人の立場から御意見をいただきたいんですが、今、社会的に、若い人を含めて福祉なりそういう分野に進みたいという人は非常に多い。ところが、理想と現実に余りにも格差があってやめていくというのが実態ではないか。それは処遇なりいろんなことで改善をしなきゃならぬけ……

第123回国会 厚生委員会 第8号(1992/05/14、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回の法制定に当たって、いわゆる産業廃棄物に対する企業の責任というのはどう変わっていくのか、基本的には過去の法律なんかでもこれは明らかになっておるわけですが、産業廃棄物は事業者責任だと、事業者責任という規定もこれは製造者なのか、排出者なのかということですけれども、その都度述べられています。  私は今回の法律の中で、振興財団をつくるのに国が二億、地方公共団体が三十億、これは交付税で措置するということですから実質税金で賄われるということです。基金を出すに当たっては損金算入をするというのは、損金算入をしない場合は当然これは税金なりになって国に入ってくるわけです。そうすると、この間の産業廃……

第123回国会 厚生委員会 第9号(1992/05/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず最初に、厚生省並びに厚生大臣に見解をお尋ねしたいと思います。  一つは、今度の法律で財団ができることになったわけでございますが、この財団に民間の拠出分としてたしか八十億ですか、金額が明示されています。そこでお尋ねをしたいんですが、私が見た一つの雑誌でございますが、厚生省が財界に対してこの八十億円の出資を経団連と交渉したという記事を見ました。  私は二つの意味で問題があると思います。一つは、法律がまだ通ってないにもかかわらず、そういう交渉というのが果たしてあっていいのかどうかというのが一つ。二つ目に、そもそもこの種の基金というのはどういう基準で拠出をしていただくかということについ……

第123回国会 厚生委員会 第11号(1992/05/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。  一つは、今回の医療法の一部を改正する法律案でございますが、出されたのが平成二年の第百十八回国会でございます。私はこの法案を見る前から、現行の医療法も見まして、医療を提供する側といいますか、医師を初めとするそういう施設といいますか、それと国民といいますか患者の関係はどうなっているのかということをまず一番に見たいと思ったわけです。といいますのは、戦前から戦後を通じて医師の数が絶対的に足りない、そして医療技術にもいろんな問題があった、しかし同時にその中で、こういう表現は適当なのかどうかということもございますが、医師という人たちがある意味では特……

第123回国会 厚生委員会 第12号(1992/05/28、15期、連合参議院)

○粟森喬君 療養型病床群にかかわる問題を幾つかお尋ねし、見解を明らかにしていただきたいと思います。  まず一つは、現在病院に入院をしている患者が百十万人というふうに大佳言われています。そのうち四十万人は三カ月以上入院をしている方だと一般的に言われています。そのうち十万人は老人病院に入っている、こういうふうに言われています。お尋ねをしたいんですが、療養型病床群というのはそれぞれ病院の側から申請をする制度になっていますが、この三カ月以上を超えている四十万人の率で言うならどのぐらいの部分を療養型に将来入ってもらうような見通しを立てているのか、これについてお尋ねをしたいと思います。

第123回国会 厚生委員会 第14号(1992/06/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 きょうが委員会で本法案の最後の質問になるかと思いますので、幾つかの前提条件についてお尋ねをしたいと思います。  この間の医療法の改正審議を通じてどうしてもまだ見えてこないところが幾つかございます。といいますのは、質疑を通じて出てきているのは、今回の改正がまず特定機能病院と療養型病床群を入れるということに中心があるんだろうと思いますが、全体像をどうするかということを示すことなく、この部分だけに改正を限ってきたということがある。一方では、診療報酬は診療報酬で、羊れに先駆けるようなやり方をしている。これは法律を論ずる我々の立場としてもどうも釈然としない一番の問題点だと思います。  この辺……

第123回国会 予算委員会 第12号(1992/04/03、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、質問をする前に一言意見を申し上げておきます。  景気対策が大変必要なときに予算委員会が空転をしたというのは、それぞれ理事会の皆さんの努力もございますが、私も遺憾だと思っています。やっぱり景気を今何とかしなきゃならぬという国民の要望の前に立ったときに、そういう意味では、遅い時間ではございますがしっかりと今から論議をさせていただきたいと思います。  まず最初に、通産省にお伺いをしたいと思います。  緊急経済対策が出されたわけでございますが、景気の後退側面を予測したときに前倒しだけでは問題の解決にならないのではないか、こういうふうに思います。やはり財政的な、予算的な裏づけをふやさな……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/05/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私どもに与えられました時間も四分でございますので、大場さんには大変申しわけございませんが、北野さんに質問を集中させていただきたいと思います。  税制の問題でございますが、消費税の是非論が大変論議になっているわけでございますが、サラリーマンを中心にするところでは不公平税制の是正がすべての出発点だというふうに思ったと。それが何となく直間比率になりこの種の論議になってしまったわけでございますが、今、源泉所得といいますか給与所得をやっている層から減税をすべきだという意見がやっぱりあります。このことに対して北野さんの立場からどうお考えかお聞かせいただきたいと思います。


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/02/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から、政府が常日ごろ国連中 心の平和外交をやろうというふうに言っておりますので、そのことと関係をして、湾岸戦争の問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず、一つお尋ねをしたいんですが、二月十五日のサダム・フセインが撤退をしてもいいという、用意があるといいますか、幾つかの条件がついていたことは承知をしていますが、このことにこたえるブッシュ大統領のコメントというのは、即時無条件の撤退がなければだめだというそこだけではなく、すなわちサダム・フセインがいなくならない限り本問題を解決しないようなニュアンスが出ておったと思いますが、日本政府はそのときにいわゆる国連の六百六十号決議に基……

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/04/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 清水参考人にお尋ねします。  私は、イスラエルとパレスチナ問題は二国間で現実的に解決するしか方法はないと思うんです。特に中東だけではなく、アフリカもアジアもそうですが、民族問題というのは、すべての国家が一つの支配体制があって独立しましたから、民族自決と国家のあり方というのはかなり複雑にますます多様化していくのではないか。そのときに、国益のあるものがそこに何らかの格好で介入するということを、例えば今度のイラク問題もアメリカの国益と無関係に動いたというふうには私は思わない。そういうことから考えると、やっぱり民族問題というのはアジアの問題を含めて、それ以外の国家が余り介入しないという原則……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/09/06、15期、連合参議院)

○粟森喬君 来年の国連環境開発会議に向けて日本の姿勢、特に森林の問題についての外務省の見解をちょっとお尋ねしたいと思います。  皆さんにいただいた資料の八ページのところを見ますと、熱帯林の減少は焼き畑耕作が最大の原因で、これが半分。日本はそのうち一・二五%を輸入しているにすぎないと書いてあります。私はこれは数字の上では確かにこうだと思いますが、熱帯林の問題で申し上げるならば、これは丸太になるまでの間に相当むだなものも切る、そして山 ごと買いつける、そういうことが現実に起きているという我が国の責任というのを「すぎない」という言葉の中で少し矮小化しているのではないか。もちろん、後の部分では全体的に……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1991/11/21、15期、連合参議院)

○粟森喬君 進藤先生にお尋ねしたいと思います。  いずれにしても、冷戦構造といいますか、イデオロギーで国家間の対立というのを語る時代が終わったことは事実でございます。結果としてそれが国連の例えば軍事的な調整能力をかなり高めるという意味では一つの意味があったし、まあ私なりに意見もあるわけでございますがそれはそれとして、問題はアメリカの国連への評価というのはちょっとどうも鮮明ではない。  といいますのは、軍事的な調整能力があるということと、常に経済的な摩擦に対してどうするのかということは、例えばOECDがあったりG7があったりいろんなことがあるわけですが、私はアメリカがいわゆるパクスアメリカーナと……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1992/02/04、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、環境問題を考えるときに、一つは、人口の抑制とか科学のさまざまな抑制とか、そういうことを考えなかったら基本的に問題は解決しないと思うんです。例えば日本の場合、今一億二千万人と言われていますが、むしろ日本の国土なりから見たら六千万人ぐらいが適正だと言われています。しかし、六千万に減らすというのは、戦争でも起きない限り、あるいはコレラみたいなものがはやらない限りそれは不可能でございますから、これを維持するというか、科学なり思想の立場で本質的にそれを正当化する論というのがまだ非常に弱い。  環境という立場から見ると、これは大変だこれは大変だと言って現象面からは出てくるけれども、本質論……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1992/02/27、15期、連合参議院)

○粟森喬君 本来なら猪木委員が先でございますが、会長なり猪木委員の御配慮によりまして、この後常任委員会がございますので、先にやらせていただくことをありがたく思っています。  日米安保条約について集中的にお尋ねをしたいと思います。  一つは、先ほどからるる述べられているように、安保の基調の中には対ソ戦略というのが当然これはあり得たと思うんですね。今、核そのものが例えばロシアにも残っているから基調は変わらないと言われているけれども、やっぱり客観的には日米安保条約を取り巻く状況というのはかなり変わったという認識があるんですね。今までの外交青書なり外務省の出されたものから必ずしも十分に描き切れない背景……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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