このページでは日下部禧代子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○日下部禧代子君 丹羽厚生大臣、御就任早々、これからの厚生行政はぬくもりのある厚生行政を進めたいというお言葉でございました。大変感動的なお言葉でございましたが、これから具体的にどのような形でそのぬくもりのある厚生行政が進められていくのか、大変に期待しております。 そこで、今厚生行政の重要な課題ということをお挙げになりましたその第一番に、年金問題を大臣お挙げになりました。先週、衆議院で被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法の一部を改正する法律案の審議が行われまして、参議院でも近々審議がなされると思います。そこで、緊急の課題と今大臣もおっしゃいました年金問題についてまず質問をさせてい……
○日下部禧代子君 まず最初に、予算には関係ございませんが、昨日、熊本地裁で水俣病の第三次訴訟二陣の判決がございました。国や県には水俣病の被害を拡大させた責任があるといたしまして、行政の法的責任を明確に認定した判決でございました。これまで水俣病問題に関しまして国は法的な責任があることをお認めになりませんでしたが、今回のこの判決をどのようにお受けとめになっていらっしゃるのでしょうか。 今、全国八つの高等裁判所あるいは地方裁判所で争っている二千三百人の原告のうち既に二百人が亡くなっていらっしゃいます。そして、ほとんどの方々が高齢者でいらっしゃいます。そういう状況から、国はやはり和解協議に加わること……
○日下部禧代子君 住宅ケアの重要性及び在宅医療の重要性と、そしてそれを支える訪問看護、訪問看護ステーションの必要性を訴える、そういう観点から質問をさせていただきたいと思います。お年寄りはどなたでも、住みなれた場所で家族や友人、そしてまた地域社会から隔離されないで自立した人生をより長く充実して生きたいというふうに願っていらっしゃると思います。その願いをかなえるために在宅サービスの拡充ということは大前提でございます。 私は、これまでさまざまな自治体の福祉医療政策の作成に携わってまいりました。その関係で地域の福祉医療活動を実践してまいりましたが、その中で、ホームヘルパーさんや保健婦さんと同行して寝……
○日下部禧代子君 高齢の方とか障害を持つ方が、家族や友人とともにいつまでもなれ親しんだ地域で過ごしたいと願われるのは、これは本当に当然のことだというふうに思います。 この際、寝たきり老人のゼロ作戦という、そういった必要性が叫ばれるまでもなく、人生の最後の瞬間まで人間の尊厳が保たれるということは言うまでもないことだと思います。それはとりもなおさず、自分の行動半径の距離、行動半径に比例するというふうに私は思うわけであります。また、自分の人生は自分が決めるという主体性、人間としてこれがやはり生きている証拠ではないか。この二つが保障されて初めて、お年寄りが地域で希望を持って生きることができると私は信……
○日下部禧代子君 去る三月二日及び三月二十六日の厚生委員会におきまして、私は精神保健法の改正問題について取り上げさせていただきました。三月二十六日の本委員会におきまして、精神保健法が昭和六十二年に改正されましたときの法附則に基づく見直し作業について、いつ国会に見直し法案が出されるのかということをお伺いしましたところ、運休明け、遅くとも五月じゅうに国会に提出されるというお話でございました。その御答弁のとおりに、予定どおりに出していただきまして、お約束守っていただきましてありがとうございました。まずお礼を申し上げます。 ところで、今回の改正は、精神障害者の社会復帰の促進を図ると同時に、その適正な……
○日下部禧代子君 児童手当法の一部を改正する法律案に関連いたしまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、大臣にお尋ねをしたいと存じます。 ことしは国連の定めました国際家族年でございます。国際家族年の意義とその目的について、どのようにお考えになっていらっしゃいますか。また、共通のスローガンが「ビルディング ザ スモーレスト デモクラシー アット ザ ハート オブ ソサエティー」、日本語訳では「家族から始まる小さなデモクラシー」というふうに訳されておりますが、この共通のスローガンを大臣はどのように御理解なさっておりますでしょうか。 大臣は大変に家庭的でいらっしゃるというふうに私は承っ……
○日下部禧代子君 まず、神奈川県秦野市の越川記念病院の違法診療事件についてお尋ねいたします。 今日、病院経営を取り巻く環境というのは大変厳しいというふうに言われております。その中で各医療機関が御努力を続けていらっしゃるわけでございますが、精神病院におきましても、昨年の精神保健法の改正を受け日々積極的な取り組みをなさっているわけでございますが、今回の診療報酬の改定でも、精神療養病棟入院料の新設だとか、あるいは入院集団精神療法及び入院生活技能訓練療法が点数化されましたのも、精神科医療の現場の重要性と現場の御努力が評価されたその結果だというふうに考えます。 そうした状況の中で、精神病院に精神保健……
○日下部禧代子君 今回の地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律案、以後地域保健法というふうに呼ばせていただきます。
まず、地域保健法の趣旨は生活者重視と地方分権ということでございますが、その生活者重視と地方分権の視点というものがこの法案におきましてどのような形で具現化されていくのか、それと同時に、また保健所を設置する都道府県や市町村の役割をどのようにお考えになっていらっしゃるのか、大臣にまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明でその役割、機能というのは頭ではわかるわけでございますが、今回の法律というのは、今大臣も御指摘になりましたように生活者の視点ということで……
○日下部禧代子君 まず最初に、エンゼルプランについてお伺いいたします。 エンゼルプランは厚生省の重点施策の一つでございます。厚生大臣も大変力を入れていらっしゃる政策でございます。児童対策あるいは家族政策というものが重要であることは言うまでもございません。 今、我が国では、女性の就労率が高くなると出生率が低下しているという現象がございます。ところが、先日予算委員会の公聴会におきまして、慶応大学の丸尾先生がスウェーデンの例をお述べになりまして、スウェーデンの場合ですと、女性の就労率は上がっていくが同時に出生率も上がっているというふうなお話を御披露していただいたわけでございます。 厚生省は、現……
○日下部禧代子君 日本社会党・護憲民主連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 二十一世紀が真に豊かな長寿社会であるために社会保障、社会福祉の充実を目指して、政府に質問させていただきたいと存じます。 まず、大蔵大臣に伺います。 バブル崩壊以降、税収が大幅に落ち込み、国債の発行が再び顕著になり、我が国の財政は一段と厳しい状況に陥ったと言われております。 そこでお伺いいたしますが、戦後初めて補正予算で国債が発行されました昭和四十年度以降、今までの国債発行額、国債依存度、発行残高の推移についてめり張りをつけて御説明をいただきたいと思います。
○日下部禧代子君 まず最初に、ことしの九月二十八日奈良地裁におきまして、非婚、結婚していない女性が出産した子供を父親が認知した場合、児童扶養手当を打ち切ることを定めた児童扶養手当法施行令が法のもとの平等をうたった憲法第十四条に違反する、つまり違憲であるという判決が出されたことはもう御案内のとおりでございます。この判決に対しまして、奈良県の知事は控訴しているわけでございますね。この違憲判決についてまず御質問をさせていただきたいというふうに思います。 この違憲判決が出たところで厚生省は、この判決については残念である、あるいは遺憾であるというふうなコメントをお出しになったのを私はテレビなどでも拝見……
○日下部禧代子君 厚生省の平成五年の国民生活基礎調査を見ますと、高齢者世帯の所得のうち五四・一%を公的年金と恩給が占めております。また、公的年金と恩給のみを収入源とする世帯というのは高齢者世帯の四九・七%、ほぼ半数に達しているわけでございます。 また、総務庁統計局の平成五年家計調査の概要を見ますと、高齢無職世帯の総収入が一カ月平均二十四万七十九円でございますが、そのうち社会保障給付が八〇・四%を占めております。一つまり、高齢者の生活というのは公的年金に非常に高く依存しているということがこの統計からもわかるわけでございます。 今後、出生率の低下、それから平均寿命の延びに伴う人口の高齢化という……
○日下部禧代子君 社会党の日下部禧代子でございます。 きょうは大変お忙しいお時間を私たちのために使っていただきまして、そして今回の改正だけではございませんで、一九九九年の次期の財政再計算に向けても参考になる御意見を承り、大変に勉強させていただいております。ありがとうございます。 まず最初に、大変失礼でございますが、今回の改正、お話の中で評価をしていただいている部分、そしてそうではない部分というのがございましたけれども、もし点数をつけるとしたら、どの辺の点数をおつけになるのでございましょうか。元教師の出なものですからついこういう癖が出てしまいます。まず四人の方に簡単に、大変に失礼な質問でござ……
○日下部禧代子君 最初に、先ほど清水委員からも御質問がございましたけれども、EUが日本製のすべての水産食品を輸入禁止いたしました件につきましてお伺いしたいと思います。 その理由といきさつということは先ほど清水委員の御質問でわかりました。私が引き続き御質問したいのは、日本とEUとの衛生管理基準の違いあるいはチェック方法の違いというものがあるのかどうかということでございます。それと、EUが定めた衛生管理基準を満たしている工場で日本は水産加工品が生産されているはずでございますが、一体日本側の調査というのはどのようになされているのか、EUの方が指摘したとおりの理由を日本側としても認めざるを得なかった……
○日下部禧代子君 社会党の日下部禧代子でございます。 きょうは、お三方、大変お忙しい時間にもかかわらず、大変貴重な御意見を長時間にわたって聞かせていただきまして、承りまして、本当にありがとうございます。 最初に、お三方に共通の御質問をさせていただきまして、そしてもう一問はそれぞれお一人ずつに別々の質問をさせていただきたいと思います。 私は、福祉と分権という観点から質問をさせていただきたいと思います。 現在の補助金のシステムでございますと、自治体が独自の福祉サービスを実施して、そしてより質の高いサービスを実施しようといたしますと、どうしても補助単価が実勢価額と合わない。つまり、実勢価額の……
○日下部禧代子君 日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 まず最初に、デンマークのコペンハーゲンで三月六日から十二日まで開催される世界社会開発サミットについてお尋ねいたします。 このサミットには既に百三十カ国の首脳が参加をされるということでございます。村山総理も御参加の予定というふうにお聞きしております。 国連創設五十周年記念行事の一環であり、重要な会議だと国連で位置づけられておりましたにもかかわらず、残念ながら我が国では、一九九四年の国際人口・開発会議や本年九月に北京で開催される第四回世界女性会議に比べますと、国内の関心がいま一つ欠けていたように思われてならないわ……
○日下部禧代子君 関連質疑をさせていただきます日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず円高問題についてお伺いいたします。 急激な円高の進行というのは、輸出関連産業を中心に我が国の経済に深刻な影響を与えております。産業構造の転換の促進あるいは中小企業対策などについてはこれは万全の措置を政府に要望するところでございますが、一方、円高については、メリットと呼ばれていいもの、そういう面もございます。それは円高がいかに還元されるかということでございます。特に消費者の立場といたしますと重要な関心事でございます。 円高メリットの国民生活への還元というのは、政府の緊急円高・経済対……
○日下部禧代子君 これまでの国内法における有害廃棄物の規制というのは、PCBなどごくわずかな例外を除きまして廃棄物処理法施行令の別表に定める特定施設から排出された場合のみに限定されております。しかしながら、バーゼル条約附属書Tに定める有害廃棄物四十五品目中二十七品目は、その排出経路を問わずその成分が含有されてさえいればすべて有害廃棄物とされております。このような国内法の取り扱いとバーゼル条約との間に見られます重大な違いについて、整合性について集中的にお尋ねさせていただきたいと思います。 まず、外務省にお聞きいたします。バーゼル条約第八条再輸入の義務及び第九条不法取引についての条文についてお尋……
○日下部禧代子君 きょうは外山先生本当にありがとうございました。限られたお時間にもかかわらず、大変きめ細かいそして示唆に富んだお話をいただきまして本当に感銘を受けております。特にお言葉の中で私印象的でございましたのは、いわゆるニーズに対応できる住宅の柔軟性、ポテンシャリティーという言葉と、住環境のやわらかさという言葉に非常に感銘を受けました。 そしてまたもう一つ、先ほどのお答えの中にございましたが、いわゆるネセシティーの部分がボランティアで、そしてアメニティー、ラクジュアリティーの方がかえってこれはいわゆる公務員、パブリックなサービスの方から受けられるという、日本ではこれはちょっと逆さまのよ……
○日下部禧代子君 きょうは、政府が十三日に決定いたしました総額十三兆二千億円の新総合経済対策を中心に質問をさせていただきたいというふうに存じます。 新社会資本整備という概念、考え方を導入されたということは、これは非常に画期的なことだと高く評価させていただきたいというふうに思います。しかし、きょうは少し苦言を呈させていただきたいというふうに思います。 これは十三日の午前中に自民党がまとめた緊急総合景気対策を受けたものというふうに聞き及んでおりますが、いわゆる自民党主導ということで、景気対策に対する政府のいささか主体性のなさ、あるいは見通しの甘さというふうなことをまず最初に指摘させていただきた……
○日下部禧代子君 この調査会におきまして、私たちは、目前に迫っております超高齢化社会をいかに活力ある明るい社会にするかについてさまざま論議を重ねてまいりました。多くの参考人の方々や地方自治体の皆さん方の御協力を得まして、有意義な議論ができましたことに深く感謝を申し上げたいと存じます。 さて、高齢社会に対応する政策を論ずる前提といたしまして、まず次の二点を確認しておく必要があるのではないかというふうに存じます。 まず第一点でございます。それは高齢の方や障害を持つ方々が家族や友人とともにいつまでもなれ親しんだ地域で過ごしたいというのが自然の願いであるということでございます。人生の最後まで人間の……
○日下部禧代子君 日下部でございます。 先生どうもごぶさたをしておりまして、きょうはどうも本当にありがとうございます。お忙しいお時間をありがとうございます。特に先生は福祉経済学の御権威でいらっしゃいまして、今日我々は福祉計画、福祉施策というものを、財源、財政的な裏づけのある計画というものを今本当に必要としている時期に先生のお話をお伺いできましたことは非常にうれしゅうございました。 ところで、先生のお話にもございましたけれども、これから本格的な高齢化、高齢社会を迎えます我が国におきまして、介護の問題というのは本当に重要なことだろうと思います。特に平均寿命が延びてまいりますと、後期老年層の増加……
○日下部禧代子君 まさに年金制度の改正というのは国民的な課題でございますし、今回の財政再計算に伴う改正というのはそういった意味で非常に大きな期待が寄せられているところでございます。これから今国会で本格的な論議が始まるところでございますが、先生のきょうのお話を承りまして、この改正案に対する問題点の的確な御指摘、そして今後の年金制度のあり方ということにつきまして本当にいろいろと大きな勉強をさせていただいたと思っております。本当にありがとうございました。 ところで、二、三の質問をさせていただきたいと思います。 老齢基礎年金の平均の受給額でございますが、これは平成五年三月末現在で三万七千円でござい……
○日下部禧代子君 きょうはどうもありがとうございます。地域医療の実践に裏づけされていらっしゃる先生の理論展開というのはいつもながら大変説得力がございまして、きょうも大変感銘深く拝聴させていただきました。 高齢者にとって行動半径の広さというのがいかに人間の尊厳に深くかかわるのか、比例していくのかということをきょう改めてまた感じさせていただきました。また、現在の日本の寝たきりの九割の方は車いす生活も可能になるのではないか、そういうお話を承りまして、これからの高齢化社会を迎える日本の福祉、医療のあり方の方向性をお示しいただいたような気がいたしまして、大分希望がわいてまいったところでございます。 ……
○日下部禧代子君 きょうは貴重なお時間を割いていただきまして本当にありがとうございます。 大変な共感を持ちながらお話を承っておりました。特に、高齢期の夫婦の問題に焦点をもっと当てるべきではないかということ、そしてさらに高齢者自身を自立した個として認めるということが必要ではないかという御指摘は私も非常に同感でございます。 まだ日本では欧米ほど多くはございませんけれども、次第に高齢者御夫婦だけの世帯、お年寄りの単身世帯というものがふえてきております。ですから、こういった日本の状況の中でも、ぜひとも先生の御指摘なさいましたような観点からとらえていくという姿勢がますます必要になってくるのではないか……
○日下部禧代子君 社会党の日下部でございます。 これまで本調査会では医療、家族、そしてまたボランティア、ホームヘルパーなどさまざまな分野の方々の御意見を承ることができましたし、また、さまざまな福祉や医療の最前線に視察をさせていただく、そういう機会をいただきましたことを大変感謝しております。そのことをまず最初に申し上げさせていただきたいと思います。 まず、これからのいわゆる高齢社会というものを本当に豊かな高齢社会、ゆとりある高齢社会というものにつくり上げていく、いわば高齢社会を構築していく視点として 私は 高齢者あるいは障害を持つ方々の尊厳と自己実現が基本であるということをまず申し上げさせて……
○日下部禧代子君 きょうは現場から、そして地域からの生の切実なお声をいただきまして、本当にありがとうございました。 それでは、樗木さんとそれから一ノ瀬さんにお伺いさせていただきたいと思います。 まず最初に、樗木さんの方にお伺いしたいと思うんですけれども、八十世帯を十三人のホームヘルパーさんでお世話をなさっていらっしゃるわけでございますね。これは実際に十分ということはもちろん言えないと思いますけれども、あと何人ぐらいいらしたら御自分かまあ満足といいましょうか、このくらいはしてさしあげられたなというふうにお思いになるでしょうかということでございます。 それと関連いたしまして、一日の時間数をふ……
○日下部禧代子君 きょうはお忙しいところ一河先生、丸尾先生、大変貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございました。 そこで、まず最初にお二人の先生にお尋ねしたいことがございます。それは社会保障と経済の関係でございます。 この社会保障と経済というのは深い関係があるということは申すまでもございません。しかし、その関係のあり方が時代によってあるいは国によって異なっていくわけでございます。そのことが国、地方との関係あるいは公助、自助、共助それぞれの役割分担というものに大きな影響を与えるわけでございます。 我が国の場合でございますと、一九六〇年代のいわゆる高度成長のとき国民皆年金の体制が整……
○日下部禧代子君 先生どうもきょうはありがとうございます。社会保障制度ではいつもよく勉強させていただいておりまして、ありがとうございます。 きょうは、基本的な社会保障の理念ということ、そしてまた、それが成り立つための法的な問題という、そういう視点からお話をいただきまして、非常に基本的な問題、そしてこれからの日本の社会の抱えている問題ということについての御示唆をいただいて、非常に勉強させていただきましてありがとうございました。 ところで、二、三質問をさせていただきたいというふうに存じます。 まず最初に、これはかなり一般的な問題ではございますが、いわゆる福祉国家論と福祉社会論というのがござい……
○日下部禧代子君 日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の法律は、従来のいわゆる廃棄物は要らない、したがって捨てるという考え方から、廃棄物も有用である、そしてリサイクルできる、リサイクルすべきであるというふうな発想とシステムの転換をしていく、その第一歩となる重要な法案だというふうに思うわけでございます。日本も環境を重視した資源循環型の廃棄物行政がいよいよ幕あけするというふうな期待をしているところでございます。 それだけにこの法律が、現在、廃棄物行政で懸案になっております不法投棄やあるいは不適正処理による環境汚染を助長するようなことがあってはならないと思うわけでございます……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。