このページでは中川嘉美参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○中川嘉美君 ただいま議題となりました特定放射光施設の共用の促進に関する法律案につきまして、科学技術特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、兵庫県において建設が進められている大型放射光施設に関し、これを利用して科学技術に関する試験研究を行う者の共用を促進することにより、科学技術振興のための基盤強化と国際交流の進展を図ろうとするものであります。 その主な内容は、第一に、内閣総理大臣は特定放射光施設の共用に関する基本方針を定めなければならないこと。第二に、日本原子力研究所及び理化学研究所の業務に、共用施設を整備し、これを科学技術に関する試験研究を行う者の共用に供す……
○中川嘉美君 まず、東京一極集中排除のために、これまでさまざまな手段が講じられてきたわけでありますが、この法案でも第一条の目的のところに東京圏への諸機能の一極集中の是正が挙げられておるわけであります。大阪湾ベイエリアを中心とする関西地方が東京圏の諸機能の受け皿の役割を果たすためには、いわば地方拠点都市地域の整備促進とは比べものにならない、これほどの大きな具体的構想が必要であるというふうに考えております。 ベイエリア開発整備のグランドデザインですが、世界に貢献する世界都市機能強化ということがうたわれておりますけれども、国土庁長官はこの関西地方の持つ潜在能力、これをどのように認識をしておられるか……
○中川嘉美君 国会等の移転の第一日的、これは言うまでもなく東京一極集中の是正と多極分散型国土形成に資する、こういうことでありますが、国会等の移転の論議に入ります前に東京一極集中の原因、それからメリット、デメリット、これらについて明確にしておく必要があるんではないか、このように思うわけです。 そこで、まず、東京一極集中が進んだ原因についてどう考えておられるのか。次に、一極集中に伴う経済的メリットについて政府はどう評価しておられるか。また、一極集中に伴うデメリットはどのような点があるのか。何が一番問題となっているのか。簡単で結構ですから、御説明をいただ きたいと思います。
○中川嘉美君 私は、今国会で審議される第十一次道路五カ年計画について、ここでは基本的な問題に関してのみ伺っておきたい、このように思います。詳細に関しては、改めて法案審議の場において明らかにしてまいりたい、このように思うわけです。 今回の五計は、投資規模において十次五計より二十二兆円も上回っている。事業ごとに見ても大幅な投資増になっているわけでございます。私は、景気対策に資するからといってただ単に投資規模が大きければいいというのではなくて、やはり時代の流れというものを見通したものでなければならない、このように思います。 まず、建設大臣に伺いたいのは、今回の五計に際してどのような点に留意をされ……
○中川嘉美君 まず、第十一次五計についてでありますが、これは先日大臣所信の質疑の折りに既に道路整備についての基本的な事項に関しては伺ったわけであります。 今回の法案に係る十一次道路五計については、昨年我が党が政策提言した人に優しい道づくりという内容が盛り込まれておりまして、この点は私どもとしても評価したいところであります。言ってみれば、物中心のハード志向から人中心のソフト志向へと、このように流れが変わってきているという感触を持つわけですけれども、このことは今や国民のニーズでもあり、また時代の要請でもある、このように思います。 しかし、一方で不況が長引いておりまして、景気低迷の打開策として公……
○中川嘉美君 私は、過日の十一次道路五計の質疑におきまして、高速道路の整備とかあるいは渋滞の損失コスト、さらには環境汚染の状況等について種々お尋ねをしたわけでございます。 その際に、特に問題であると思った点、それは都市化の進展とかトラック輸送量の増大、そして流通形態の多様化などが本来円滑であるべき都市交通を阻害しているその大きな要因であるということを改めて認識をした次第であります。 このような問題に対処するために、昭和四十一年にこの流通業務市街地整備法、これが大都市地域を対象として制定されたわけです。そして、二十七年ぶりの今回の改正であるわけですが、対象都市の拡大、流通業務施設の整備に関す……
○中川嘉美君 大阪を中心とする関西は、来年開港予定の関西国際新空港を初めとして、関西文化学術研究都市それから明石海峡ルートの建設などの三大プロジェクトや大阪湾ベイエリアの開発などの地域開発が目覚ましく進んでいるのが現状であります。 人の体に例えれば、東京は日本の頭脳であって、大阪を中心とする関西は心臓部である、このようなことが言えるかと思います。阪神高速道路はまさに関西の動脈であり、西日本経済の活性化を支えているわけであります。 今回の改正に当たり、阪高の基本的役割を見直しながら質問を進めてまいりたいと思います。 この改正案によると、京都市に初めて都市高速道路が建設されるということとなっ……
○委員長(中川嘉美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任され一ました。
委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正、円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に鹿熊安正君、林寛子君、穐山篤君、大久保直彦君を指名いたします。
本日……
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
この際、江田科学技術庁長官及び乾科学技術政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。江田科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、乾科学技術政務次官。
【次の発言】 江田科学技術庁長官及び乾科学技術政務次官は退席されて結構でございます。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(中川嘉美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。
委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正、円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に鹿熊安正君、志村哲良君、穐山篤君、大久保直彦君を指名いたします。……
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月二十二日、萩野浩基君が委員を辞任され、その補欠として星川保松君が選任されました。
【次の発言】 次に、江田科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取いたします。江田科学技術庁長官。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終了いたしました。
それでは、科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、科学技術振興の基本施策に関する件を議題とし、所信に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、原子力の開発と安全性に関する件を議題といたします。 本日は、本件について参考人の方々から御意見を承ることといたします。本日の参考人として、動力炉・核燃料開発事業団理事須田忠義君、日本原子力研究所理事松浦祥次郎君、財団法人放射線計測協会専務理事沼宮内弼雄君に御出席いただいております。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 参考人の方々には、御多忙中のところ貴重なお時間をお割きくださり、当委員会に御出席いただきましてまことにありがとうございます、当委員会は、科学技術振興対策樹……
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第一〇七七号原子力発電等に関する請願外七件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることとなりました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○中川嘉美君 私はまず郵便事業関連から若干の御質問をしてまいりたいと思いますが、郵政事業財政、これは近年赤字への転化でありますとか拡大の方向にあるということが報告をされておりますが、一方では郵便物そのものの数というものは増加の傾向にあるわけであります。
そこで、事業財政が悪化する理由、こういったものはどの辺にあるのか、またどのような改善施策を考えておられるのか、まず大臣の御所見を例えればと思います。
【次の発言】 郵便事業の赤字拡大に歯どめをかけるために十二年間据え置かれてきた郵便料金の改定が検討をされているわけでありますが、封書とかはがきについては、初めてつい先日公聴会を実施するなどして国……
○委員長(中川嘉美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。
委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正、円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に鹿熊安正君、志村哲良君、川橋幸子君、大久保直彦君を指名いたします……
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
大型放射光施設の建設状況及び当該施設の管理運営についての実情調査のため、三月十四日及び十五日の二日間、兵庫県へ委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、派遣委員等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十四分散会
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
この際、近江科学技術庁長官及び萩野科学技術政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。近江科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、萩野科学技術政務次官。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、近江科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策についてその所信を聴取いたします。近江科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、平成六年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。井田官房長。
【次の発言】 以上で所信の表明及び予算の説明は終了いたしました。
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、科学技術振興のための基本施策に関する件を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 三上君の残余の質疑は午後に譲ることとし、午前の質疑はこの程度といたします。
午後一時まで休憩いたします。
午前十一時四十分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、科学技術振興のための基本施策に関する件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は……
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、立木洋君が委員を辞任され、その補欠として吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 去る六月十七日、予算委員会より、本日の午後三時から、平成六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち科学技術庁について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
本件の説明につきましては既に聴取いたしておりますので、これより直ちに質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(中川嘉美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、市川正一君が委員を辞任され、その補欠として吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第七〇号ロシアによる日本海への放射性廃棄物投棄の全面禁止に関する請願外三件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとすることとなりました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお……
○中川嘉美君 十五分という限られた時間でありますので、早速質問に入りたいと思います。 NHKは、平成六年度の事業計画の重点課題、この中で教育テレビの充実ということを挙げております。その中でも私はきょうは幼児番組に関連して若干お尋ねをしたいと思います。 NHKが平成五年六月に行った幼児視聴率調査、これによりますと、幼児は一日に全体で二時間十九分テレビを見ている。この数字はずっと三年間全く変わらない、こういうことになっておりまして、そのうちNHKの方の番組を見ている時間ですが、これが、一九九一年が三十二分、九二年が三十五分、九三年が四十二分、だんだんふえているわけですね。ということは、この調査……
○中川嘉美君 この五月に出されました電通審答申に示されるように、我が国が光ファイバー網整備によって本格的マルチメディア時代を迎えるということは、まさに産業構造を変革するほどのイノベーションが展開されることになると私は思います。とりわけ情報の双方向性とかあるいは加工性はその中核をなす技術である、このようにされておりまして、映像の果たす役割というものも大変大きくなることと思うわけであります。 それらを踏まえました上で、私はきょうは障害者も参加できるマルチメディアづくりといいますか、こういったことについて伺ってみたいと思います。 まず障害者、特に視覚障害者が参加できる環境づくりなんですが、これは……
○委員長(中川嘉美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。
委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正、円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に志村哲良君、川橋幸子君、大久保直彦君を指名いたします。
なお、あと一名……
○中川嘉美君 参考人の皆様には本日は大変御苦労さまでございます。 まず、中西参考人にお伺いしたいと思いますが、参考人が社長をしていらっしゃる株式会社ベンカンですね、一九八五年ごろには輸出比率が三〇%を超えるような輸出型企業であったようでありますけれども、その後の円高やあるいはアメリカのアンチダンピング提訴、これらによって輸出が減少した。その結果、対応の一つとして海外進出を行ったというふうに伺っているわけです。ちなみに、タイには丸紅との合弁ですか、タイ・ベンカン・カンパニー、それから英国には三菱商事との合弁で現地企業をつくっていらっしやるというふうに理解しておるわけです。 ところで、最近の円……
○中川嘉美君 委員派遣の御報告を申し上げます。 去る一月十七、十八日の両日にわたり、沖縄県における島嶼間交通等の交通事情及び海上保安に関する実情を調査してまいりました。派遣委員は大久保委員長、二木理事、泉理事、高崎委員、下村委員、そして私、中川の六名であります。 本調査団は沖縄開発庁沖縄総合事務局、運輸省の各地方機関、沖縄旅客船協会、日本トランスオーシャン航空株式会社及び沖縄全日空リゾート株式会社から説明を聴取するとともに、沖縄県副知事から運輸事情に係る要望事項を聴取いたしました。また那覇空港、那覇航空交通管制部、首里城、那覇港、海上保安庁巡視船、万座ビーチホテル施設等を視察いたしました。……
○中川嘉美君 このたびの阪神大震災においてとうとい命を失われた犠牲者の方々、また遺族の方々に心から哀悼の意を表するとともに、三十万人を超える被災者の皆様にも心からのお見舞いを申し上げます。 時間に限りがございますので長い前置きは省略したいと思いますが、私も運輸委員の一人として、日本の大動脈と言われる新幹線の橋げたが落下した、こういう事態の重大さにかんがみまして単身で現地に赴いたわけでございます。 ちょうど今津線の門戸厄神という駅がございます。そこまでそのときは当然電車は行ったわけなんですが、あとは十五分ぐらい歩いたわけですが、その地点でどさっと上から落ちていて大変凄惨な状態だったわけです。……
○中川嘉美君 時間に限りがありますので、前置きは省略をいたしまして、早速質問に入りたいと思います。 手元にありますのは営業資格別に見た一九九三年の旅行取扱額についてでありますが、これは要するにシェアの問題でございます。 まず、海外旅行の取扱額を見てみますと、主要三十五社が五五%、それからその他の一般旅行業者それから国内旅行業者等々を合わせましてこれが四五%、このような数字になっております。それから、国内旅行の取扱額を見ますと、主要三十五社が五九・四%、もうほぼ六〇%ですね。それから、一般旅行業者と国内旅行業者合わせましてもこれで見ると四〇・六ですか大体これでいくと六、四ということになります……
○中川嘉美君 このたびの阪神大震災では、交通の混乱ということが特に指摘されております。この混乱とは、主として車両の集中による渋滞であります。 私は、先ほども同僚委員からもお話がありましたとおり、去る十三日、党の災害立法調査団の一員として現地に赴きまして、自治体の職員の方々から種々聞き取り調査を行ったわけでありますが、この職員の方が消火とかあるいは救助活動の困難さというものを涙ながらに訴えておられたわけであります。 芦屋市の消防司令の方でしたか、家屋の下敷きになった方に、もちろんまだ生きておられるわけですがどんどん火が迫ってくると。それで、もちろん助けを求められているんだが、物すごい勢いで火……
○中川嘉美君 私は、まず法改正の背景となっているOPRC条約について伺っていきたいと思います。 このOPRC条約は、平成元年の三月、例のアラスカ沖のエクソン・バルディーズ号の大規模な油流失事故を教訓として、油流失時における防除体制の強化と、そして国際協力体制の確立、こういったことのために平成二年十一月にIMOで採択されたわけであります。この間、平成五年にはスマトラ沖のマースク・ナビゲーター号の油流失事故が発生しております。 したがって、この条約の必要性がますます増大しているにもかかわらず、平成七年のことしになってようやくこの条約に加入するというのは、先進国として対応が余りにも遅過ぎるんじゃ……
○中川嘉美君 長時間大変御苦労さまでございます。時間がございませんので、まことに簡潔にお一人に一問ずつ伺いたいと思います。 今日、世界の変化、ボーダーレス化というんですか、これに対応できる国境のない普遍的な考え方、すなわち哲学であるとか理念ですね、こういったものが要請されているわけでございます。これは奥田参考人にまず伺うわけでございますが、そのためには洋の東西を問わずこういった点をさらに模索していかなければならないんじゃないかというふうに思います。奥田参考人に言わせますと日本から世界に向けて情報発信ですか、これをしていかなければならないとする御意見には大いに賛同するところであります。また、日……
○中川嘉美君 南部参考人にまず伺いますけれども、我が国のエネルギー供給を展望する場合、コージェネレーションの導入等によるエネルギーの効率的な利用が重要な課題と、このように言われておるわけです。現在、エネルギーの公益事業の産業は電力、ガス等の縦割りになっておるわけです。これらの課題、いわゆる効率的利用ということに取り組んでいく上で弊害はないものかどうか。それから、長期的に望ましい産業構造というものはどういうものか。また、横断的に考慮しておかなければならないものにはどんなものがあるか。この辺のことについてお答えをいただければと思います。 次に深海参考人でございますが、オーストラリア、ニュージーラ……
○中川嘉美君 それでは、私の意見を発表させていただきます。 人間は火を使う動物であるという言葉に象徴されるように、人類はさまざまなエネルギーを利用することによって文明の高度化を図り、生活を豊かなものにしてきたわけであります。特に、十八世紀後半の産業革命以来、エネルギー消費の量とその利用技術のレベルは一国の運命を左右する要因の一つになっております。そのため、調達形態は今や地球的規模へとスケールアップすると同時に、第二次大戦後はその供給も従来大半を占めていた石炭から石油へと交代したところであります。以来、世界は低廉かつ豊富なエネルギー情勢に恵まれたものの、その後二度にわたる石油危機に見舞われたわ……
○中川嘉美君 滝上参考人には、きょうは大変御苦労さまでございます。大変限られた時間でもありますが、二、三お伺いをしてみたいと思います。 最近、有料老人ホームの問題がクローズアップされております。この問題は、先ほどもちょっとおっしゃっていましたけれども、一部のお金持ちだけが利用するものだから余り問題にする必要はないというふうな、こういう考え方もあるようであります。しかし、私は、日本の高齢者福祉の問題点がいわゆる有料老人ホームに集約されているんではないかというふうにも考えるわけです。 また、滝上参考人が述べられたように、日本の社会保障の将来像というもの、これが民間活力に大きく依存したものであっ……
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