このページでは大木浩参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○大木浩君 私は、自由民主党を代表して、先日の橋本総理大臣の所信表明演説に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 なお、今国会から、参議院改革の一環として国会審議を活性化するために、代表質問においてはできるだけ論点を絞り、また、必要に応じ複数の議員が分担して質問することといたしました。自由民主党としては、私のほかに二人の同僚議員がそれぞれ行政改革、介護・医療問題について質問の予定でありますので、私は外交・防衛及び経済の分野における構造改革の問題を中心に質問をいたしたいと思います。 さて、他の質問に先立ち一言申し上げますが、総理が所信表明の中で触れられたように、最近、若干の省庁において……
○国務大臣(大木浩君) 長尾議員の私に対する御質問は二点あったと思いますが、相互に関連しておりますので、まとめて答弁をさせていただきます。 まず、京都会議の開催国としての取り組み、意欲についてということでございますが、これは総理も述べられておりますように、まさに人類、地球の将来を左右する重要な会議でございます。そして、この会議の成功のためには、議長国であります我が国の国際的なリーダーシップの発揮が不可欠と考えております。 そのため、政府といたしましても、できるだけ早い時期にいわゆる排出ガスの削減目標などの、そういったものを含めた具体的な日本の素案を取りまとめまして、国際交渉の場に提示すると……
○理事(大木浩君) 他に御発言もないようですから、自治省、警察庁、総務庁及び公営企業金融公庫の決算の審査はこの程度といたします。 次回の委員会は来る二十七日午前十時に開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後四時五十一分散会
○理事(大木浩君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○大木浩君 当外務委員会の伝統に従いまして座って質問をさせていただきます。座って質問をすると何となく気合いが入らぬこともあるわけですけれども、逆に冷静なる議論ができることを期待してお話を申し上げたいと思います。 まず最初に、従来、外務委員会に限りませんけれども、与党というのは余り質問するな、政府の立場は大体もうわかっているだろうというようなことがあるんですけれども、今は非常に国際情勢も大きく変動しております。それからまた、たまたま私ども連立与党ということで、三党でいろいろと調整する必要もあるんですけれども、これもなかなかその議論が外に出てこないといううらみもございます。ということですから、私……
○大木浩君 大臣が衆議院の方の委員会でまだおいでになりませんので、まず最初に事務方を対象にして御質問をスタートさせていただきたいと思います。 御存じのとおりに、本日議題になっております、これは大変長いあれなので便宜的に新特別協定とでも呼ばせていただきたいと思いますが、この協定は、もちろん日米地位協定を基礎としてできておるし、そのまたもとには日米安保条約ないしは日米安保体制というものがあるわけでございます。最近沖縄でああいう不幸な事件があったことを契機にして、あるいはいずれ近くまた日米首脳会談が行われるというような状況を背景としていろいろと新聞でも、新聞を読むと日米安保問題、日米安保体制につい……
○理事(大木浩君) ただいまから決算委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、平成四年度決算外二件及び平成五年度決算外二件を一括して議題とし、建設省、北海道開発庁、沖縄開発庁、国土庁、住宅金融公庫、北海道東北開発公庫及び沖縄振興開発金融公庫の決算について審査を行います。 質疑のある方は順次御発言願います。
○大木浩君 自由民主党の大木浩でございます。 本日は、私の持ち時間が往復十分でございますので、ひとつ質問も一つに絞りまして、国家公務員の規模と配置、これが適正に行われておるかどうかということについて御質問を申し上げたいと思いますので、どうぞ総理の御答弁もなるべく簡潔にひとつ十分間の中で御配慮いただきたいと思っております。 そこで、まず最初に、これは今申し上げました国家公務員の問題とも関連があると思いますが、今回政府が決定されました政府案、この中に総理を補佐するいわゆる内閣補佐官という制度が新設されておるというふうに了解しておりますが、今回これを導入されました目的、及び、既存のいろんな行政機……
○大木浩君 自民党の大木浩でございます。 橋本内閣が発足いたしまして以来、外務大臣には大変にお忙しい日程をこなしておられまして、御苦労さまでございます。先日もアメリカへ行って米国の首脳と話をしてこられましたし、いよいよ明日は総理がアメリカへ行かれるということで、外交活動が大変に活発に展開しておるわけであります。 ただ、今非常に変化の大きい国際情勢の中で日本の外交上の立場が国民に十分理解されているかということになりますと、余りにも動きが激しいだけになかなかそれに追いついていないんじゃないかというような感じもしておるわけでございます。 外務大臣も先般の外交演説の中で、日米関係が日本外交の基軸……
○大木浩君 本日は二つの協定ないし条約が議題になっておりますが、私はそのうちの飛行機の方を主としてやらせていただきたいと思います。 今回、日本とエチオピアの間に航空協定が締結されて、いよいよ承認という段階になっております。エチオピアというのは日本にとってはかなり遠い国という感覚はありますけれども、最近は日本とアフリカの関係というものも徐々に緊密化しておるということでございまして、こういった航空協定の締結によって一層その連携が深まる可能性が強まっておるということは大変喜ばしいことでございまして、協定自身については私どもも賛成であります。 外務大臣は最近、たしかあれはUNCTADの会議でしたか……
○国務大臣(大木浩君) 去る九月十一日に国務大臣環境庁長官及び地球環境問題担当を拝命いたしました大木浩でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今日、人類の経済社会活動はますます拡大し、環境に対しまして深刻かつ回復困難な影響を及ぼしております。地球温暖化の影響が既に平均気温の上昇や海面の上昇等の形であらわれていること、ダイオキシン問題や廃棄物問題など国民生活に大きな影響を及ぼすような問題が顕在化していることなど、まさに人類社会の基盤を揺るがしかねない環境危機とも言うべき状況が生じつつあります。これからの私たちの対応のあり方が二十一世紀以降の人類の暮らしや経済活動の発展を左右するものであ……
○国務大臣(大木浩君) 環境庁長官としての決意、国内対策ということでございますので、一言私の考えでいることも申し述べたいと思います。 まず、御存じのとおりに今度の京都会議に向けての日本の方の提案、これは日本自身のことについても入っているわけです。共通の目標としては五%削減を掲げておりますけれども、日本の場合二・五%だということで非常に少ない数字じゃないかという御批判もあるわけですけれども、これはしかし先ほどからお話ございましたように、既に九〇年に比較しますと九五年で八・三%、恐らく一番新しい数字を見ますと一〇%近く上がっておると。そこから下げなきゃいかぬというわけですから、これは相当な努力が……
○国務大臣(大木浩君) まずもって、私に御激励をいただきましてまことにありがとうございました。 山本委員も国際機関ではいろいろと御経験が豊かなので国際会議のあり方というのはよく御存じだと思いますが、なかなか最終段階まで本当の意味でのまとめというのは時間がかかるということはひとつ御理解いただけると思います。 そこで、日本案についても既によく御存じでありますから内容について細かいことは申し上げませんが、日本案というのは、一言で言えば全体を議長国としてまとめるという点からの要素と、それからもう一つは日本としてやはり自分ができることを案として出す、二つの要素が入っているわけでございます。 たまた……
○国務大臣(大木浩君) まず、今度の会議の評価というのは、評価する方の立場によっていろいろとあると思いますけれども、議長国でございます日本としては、とにかく法的な拘束力を持ったああいう文書をつくることができたということで、その点は成果であったというふうに考えております。 その中身につきましてはいろいろありますけれども、これからそれを実施していくということになりますと、これは各国が相当努力をしないといかぬわけでございますから、それに向かって実際にこれから、その文書はできた、しかしそれを実行することが大切だというふうに感じております。 それから、日本の立場を離れて今度の会議を多少第三者的に見ま……
○国務大臣(大木浩君) ただいま総理から議長国としての日本政府の立場ということのお話がございました。つまり、各国の意見を収れんして何とかして京都会議で意味のある結論を出したいということから考えまして、今おっしゃいました意味のあるとか公平とかあるいは実現可能だということを考えますと、あの程度の数字が一つの提案の要素になるのではないかということで、日本政府の中で一つの今の段階で出したものでございます。 そういうことでございますので、これはこれから各国の意見も聞いていろいろと調整はしてまいりますけれども、我々としては、先ほどから申し上げておりますように、一つの収れんのための提案としては非常に意味の……
○国務大臣(大木浩君) きょうの御質問は、戦略的環境アセスメントについての御質問でございますけれども、清水委員よく御存じのとおりに、環境アセスメント一般と申しますか、全般についても随分長い間時間をかけていろいろと議論はしてまいりましたけれども、日本におきましてもまた国際的にも必ずしも定着するまでにすっと行ったということではなくて、日本におきましても、前長官の石井先生がおいででございますけれども、昨年皆様方の御協力もいただきまして、前長官にも随分汗をかいていただきまして、一応環境アセス法案が通ったわけでございます。 そのとき、清水委員も御記憶だと思いますけれども、衆参両院のそれぞれの委員会にお……
○国務大臣(大木浩君) 今までというか現在と申しますか、環境行政についての御不満というのは、一つはやはり縦割り行政、あるいは場合によりますと私は横割り問題と言っているんですが、国と都道府県、それから地方自治体、市町村といった関係が、必ずしも責任体制がはっきりしていない。法的にもあるいは現実、実際の処理においてもはっきりしていないという問題がございますから、その結果としてなかなかきちっと対策が迅速にとられないということが多いと思います。 ですから、今回の基本法案におきましては、そういったことをできるだけ明確に一元化していただけるところは一元化していただくということで、例えば廃棄物の問題につきま……
○国務大臣(大木浩君) 私も短い経験でございますが、環境庁長官として、今環境問題でいろいろ議論がされておりますが、日本を考えましても、今おっしゃったような地球温暖化というような非常に全地球的な問題あるいはオールジャパン的な問題と、もう一つ、最近のいろいろとごみの処理のように非常に地域的な問題と二つあると思うんですが、今のお話はむしろ初めの方の問題ということでございますので、それに絞って私の感じを述べさせていただきます。 今度の京都会議の結果合意されましたこと、いろんな分野にわたっておりますし、まだ実は具体的にどうやっていくかということについても十分に詰め切れていないところが非常に多いというわ……
○国務大臣(大木浩君) 環境庁長官の大木でございます。今回の参議院の委員会の編成がえに伴いまして、私どもの方もこちらで御厄介になることになりましたので、どうぞひとつよろしくお願いを申し上げます。 それでは、第百四十二回国会における参議院国土・環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 今日の環境問題は、経済社会活動の拡大により多様化かつ深刻化しております。例えば、既に地球温暖化の影響が平均気温の上昇や海面の上昇の形であらわれるなど、人類社会の基盤を揺るがしかねない状況が生まれつつあります。 環境問題の多くは大量生産、……
○国務大臣(大木浩君) 細目につきましては、また環境ホルモンについて政府委員からも御説明いたしますが、一言で申しますと、環境ホルモン、最近いろいろな調査結果なり文献なりが出てまいりましたので、私どもの方でも、例えば国立環境研究所等々で調査しております。 いろいろと環境ホルモン、広い言葉での環境ホルモンという問題があるんじゃないかということはかなりいろんなデータが出ていますけれども、総合的にどの程度でどういう形で出てくるかということについては正直申し上げましてまだちょっと把握し切れておりませんものですから、今後精力的にまた研究いたしたいと思っております。
○国務大臣(大木浩君) ただいま議題となりました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 公害健康被害の補償等に関する法律は、公害の影響による健康被害者の迅速かつ公正な保護を図るため補償給付の支給等を行うものであります。 今回の改正は、このうち既に認定したぜんそく等の大気汚染系疾病の患者に係る補償費用の財源を確保するために所要の改正を行うものであります。 次に、この法律案の内容について御説明申し上げます。 今回の法律案は、大気の汚染の影響による健康被害に対する補償給付の支給等に要する費用の一部に充てるため、平成十……
○国務大臣(大木浩君) 関係各省にかかわることでございますので、必要があればまたそちらからも御答弁いただいた方がいいかと思いますけれども、御存じのとおりに今、内閣に総理を本部長といたします地球温暖化のための対策本部というのをつくっておりまして、いろいろと関係各省からのヒアリングを行っております。一体どういうことができるかということでありまして、今おっしゃいましたような交通の規制というか、全体の交通の流れを見直すというようなむしろ観点じゃないかと思うのですけれども、これはなかなか難しいわけでございまして、実際にいろんなこれを規制というような形でやるとなりますと必ずしも皆さんに御賛同をいただけない……
○国務大臣(大木浩君) 環境庁長官の大木でございます。 開会にちょっとおくれて参りまして、どうもお待たせいたしまして失礼いたしました。 それでは、平成十年度の環境庁関係予算案について、その概要を御説明申し上げます。 平成十年度総理府所管一般会計歳出予算要求額のうち、環境庁予算要求額は七百九十八億三千五百万円であり、これを前年度の当初予算額七百九十三億四百万円と比較すると五億三千百万円、〇・七%の増額となっております。 予算要求額の主要な項目について御説明申し上げます。 第一に、環境保全の企画調整等については、昨年十二月の地球温暖化防止京都会議で採択された議定書を踏まえ、地球温暖化防止……
○国務大臣(大木浩君) 奥村議員、党におきましてもまた選挙区におかれましても大変に環境については御熱心に御検討していただいている、そういう御体験を踏まえての御質問だと思います。 今おっしゃったお話を実は私お答えにしようと思っておりましたが、環境教育といいましても、いい環境、いい自然での体験というのがありませんと、環境を守ろうといっても守るものは一体何だということでなかなかはっきりしてこないということでございますから、まさに私は環境教育というのは体験から出発すると思います。 その場合に学校で何を教えるか、あるいは各家庭、社会においてどういうことができるか。例えばクラブ活動というものが、学校ば……
○国務大臣(大木浩君) 先ほどから研究体制についてはいろいろと説明しておりますけれども、確かに今おっしゃった研究の結果が今度は規制にどこまですぐにしっかりと結びつくかというのが非常に問題でございます。一言で申し上げますと、またこれは十分でございません。 ただ、非常に問題なのは、規制ということになると、いろんな製品をつくって商売している人がおるわけですから、これは危険だぞということでどこまでこちらも自信を持って言い切れるか、こういう問題があります。ただ、逆に言いますと、こういう問題というのは疑わしきはといっていつまでも疑わしいといってほかっておいたのじゃいかぬということですから、ある程度の危険……
○国務大臣(大木浩君) 先ほどからお話がございますように、環境ホルモンというのが大変世間の耳目を集めてはおりますけれども、明確な科学的な知見が十分には得られていないということでありまして、動物につきましてはかなりいろいろな現象が実際にあらわれておりますが、ではそれが人体に対してどういう影響を与えるかということになると、正直申し上げましてまだ非常に限られた資料しかない。 ただ、例えば母親を通じての胎児に対する影響というようなのは、これはもし仮にあるとすれば次の世代、三世代とだんだんにつながっていく話でありますから、これはよほど慎重にいろいろ予防といいますか対策を考えなきゃいけない。ただし、これ……
○国務大臣(大木浩君) 環境庁といたしましても、今お話しになっております水域にいろいろと豊かな天然資源があるということは十分に承知しております。先般、防衛庁長官からもお話がありましたように、私どもとしましても、今後いろいろな建設が始まるとすれば、それがどういう影響があるかということは十分調査してまいりたいと思っております。 ただ、どういう建設になるのか、どういう規模の例えばヘリポートになるのかというようなことはよくわかりませんので、これにつきましては今後その状況をしっかり把握いたしまして、例えば法律に基づく国としての環境アセスメントをするのか、あるいはほかの仕方でするのか、その点はいろいろと……
○国務大臣(大木浩君) エネルギーの需給見通しについては、今おっしゃいましたように、通産省にもお願いいたしまして見直しをしていただいております。 今度の京都会議では、日本あるいはアメリカ、EUそれぞれに相当に厳しい目標を設定いたしました。これは今後、日米、EUその他先進国ばかりではなくて、いわゆる開発途上国についても早晩協力していってもらって、全世界的にこれからひとつ地球温暖化防止の対策を進めなきゃならぬということでございますから、正直に申し上げまして、日本の六%も非常に厳しい目標ではございますけれども、十分にいろんな状況を勘案して、目標年次でございます二〇〇八年ないし一二年、この間には何と……
○国務大臣(大木浩君) 今お話がございましたように、六%というのは正直申し上げましてなかなかきつい目標でございますが、京都で決めました議定書の中では、この温暖化の対策としまして、つまり排出ガスを抑えるための方策として、一つは排出ガス自体の削減、それから森林等が一たん排出されたガスを吸収するという吸収、これが二つ目でございます。それから、諸外国との、例えば開発途上国と協力する、あるいは例の排出権取引というようなことで、国際的な協力で結果的にはこれも排出を抑えるという効果が出てきますから、これが三つ目。この三つが並んでおりますけれども、この二つ目の吸収というものにつきましてはまだ科学的な知見が十分……
○国務大臣(大木浩君) 今、厚生大臣の方からもお話がございましたように、いろんなところでダイオキシンの排出があります。一番今大きいのは、焼却場のお話がございましたけれども、空中に放出されるダイオキシン。ですから、その濃度ということを考えますと、通常の焼却場から出ておるダイオキシンということでは、今その資料に申し上げましたような程度のことであるということを申し上げたわけでございます。 ただ、ダイオキシンが非常に毒性の強い物質だということは、これはわかっておる。ですから、これから大気中ばかりじゃなくて、先ほどもお話があったかと思いますけれども、ほかのところにも出てまいります。水の中にあるいは土の……
○国務大臣(大木浩君) まず、文部省が大臣御就任早々に、学校における焼却炉の使用というのは非常に小さいのが多いわけでありますが、早々にお決めになって、私は原則として使用中止というふうに理解しておりますが、それは大変に望ましいことで、これにまず敬意を表したいと思います。 そこで、次のステップとしてといいますか、現在考えておられますのは、学校では燃やさないかわりに市町村の持っている焼却場、そういうところを使えというのが大体原則だと思いますが、これは実を言いますと、全国的に市町村の焼却炉もかなり小型で果たして能力がどうかというような問題がありますから、そういった問題を含めて、これは後で厚生省からも……
○国務大臣(大木浩君) 環境ホルモンにつきましては、既にいろいろな委員の方からも御質問がありまして、私どもは、その危険性についてはいろいろと情報もあるし報告もあるということで、それは意識しながら調査をしておるけれども、一言で言うとまだよくわかりませんという答弁を繰り返しておるわけでございますが、それではお答えになりませんので、やはりできるだけ調査を促進するということで、本年度の予算にも内分泌攪乱化学物質のみを対象とする調査ということで五千三百万円の予算をつけていただきました。それから、この分野では日本よりもむしろアメリカやOECDが進んでいる面もありますということでございますので、今後、国際的……
○国務大臣(大木浩君) 環境庁の方で実は総量をいつも環境白書で出しておると思いますが、それによりますと、日本で今いろんな燃料とかあるいは食糧を含めて約二十二億トンのものを使っておるというか消費しておりますが、そのうちの約三分の一、七ないし七・五億トンは輸入品でございます。
【次の発言】 リサイクルで再生というか、できるものが約二億トンぐらいありますが、そのほかに要するにごみとして残るのは約三億トンでございます。
○国務大臣(大木浩君) 今、福本議員おっしゃいましたように、先生を中心とする公明の方のチームをおつくりになっていろいろと御研究になっていると。私どももその状況は伺っておりますし、動物実験ではかなりいろんな危ないことがあるんじゃないかなということは明らかに、明らかにといいますか、かなりそういった知見が得られつつありますけれども、人体に対する影響というと、なかなかこれは一言で言いますとはっきりしない。 ただ、そういうことで、相当反復的に濃度の濃いものに接触するなり、あるいは食物等を経て体内に蓄積すれば、これは相当危ないということになりますので、私どもの方でも、まずは一番捕捉しやすい大気中にダイオ……
○国務大臣(大木浩君) 本日の御質問はダイオキシンを中心にしてのというふうに理解しておりますけれども、実は先ほどの総理のお話にもございましたように、最近はダイオキシンあるいは環境ホルモン、そしてまた一般的な、特に人工的に合成しました化学物質、これがまた有毒の影響があるんじゃないかというようなことがいろいろございます。 そこで、本日はとりあえずダイオキシンを中心にして御説明した方がいいと思いますが、従来、ダイオキシンにつきましては、ただいま総理のお話にもございましたけれども、主として発生源は焼却から生じておるということですから、焼却炉の性能あるいは管理をきちっとすることによって大部分発生が防げ……
○大木浩君 自民党の大木浩でございます。 平松先生にお聞きしたいんですが、先ほど台湾海峡をめぐる中国、台湾のそれぞれの軍事力の分析をしていただいた。そのときもおっしゃいましたけれども、中国の場合に、陸軍の兵力はたくさんありますけれども、空軍力ということになると台湾海峡の制空権を確保するだけのものはまだ少なくとも持っていないというふうにおっしゃいまして、私もそういうふうに判断しているんです。また、海軍力ということにつきましても、台湾側の方が守っているわけですから、そこへ強行に揚陸作戦をするだけのものがあるかどうか、これも必ずしも十分ではないんじゃないか。 ということになりますと、何かするとす……
○大木浩君 自民党の大木浩でございます。 主として朱先生に御質問したいんですが、朱先生が先ほど御発言をまとめて、日本としては中国本土と台湾の間の橋渡しというのは余りできない、しかし中国とアメリカとの間の、何とおっしゃったかちょっと言葉は忘れましたが、調停ですか、は何かできるんじゃないかとおっしゃいましたね。それは具体的にどういうことができるかということをお聞きしたいんです。 ただ、御質問の前に私の方のコメントを先にして恐縮なんですが、日本の場合には調停といいましても全く野球の審判のようにどっちのチームにも属さない調停者ではなくて、やはり日本とアメリカの間には現在軍事的な同盟関係があるわけで……
○大木浩君 先ほどの台湾関係法と、それからいろんな共同声明があるということで、加藤局長がおっしゃった共同声明との関係ですが、台湾関係法というのは共同声明の枠内で読めると。要するに、それはお互いに矛盾しないというふうに言われたように私は聞いたんですが、そうじゃなかったんですか。では、もしそうでなかったらそれを直していただきたいんです。 いずれにしましても、今の時点におきまして要するにアメリカとしてはどれを基本として台中関係を考えておるのか。ただ、アメリカから政府関係者やら議員ばかりじゃなくていろんな研究所からいっぱい紙が来まして、その研究所によって、右寄りとか左寄りという言葉がいいかどうかわか……
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