益田洋介 参議院議員
17期国会発言一覧

益田洋介[参]在籍期 : |17期|-18期
益田洋介[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは益田洋介参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

益田洋介[参]本会議発言(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 参議院本会議 第8号(1997/03/14、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、平成会を代表して、ただいま議題となりました二法律案につき、橋本総理並びに関係大臣の御所見をお伺いいたします。  まず、平成九年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案についてお尋ねいたします。  本法律案は、平成九年度予算の財政的裏づけを行うことを企図した法案ではありますが、政府予算案にはさまざまな疑問を抱かざるを得ません。  まず、政府は予算案を緊縮型予算と銘打って編成したと公言しておりますが、早急に構造改革を図る必要がある我が国経済の実情を無視したものであり、到底容認できるものではございません。  先月、ベルリンで開催された主要七カ国蔵相・中央銀行総裁……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 参議院本会議 第3号(1998/01/30、17期、公明)

○益田洋介君 私は、新しく出発いたしました公明を代表して、ただいま議題となりました減税関連三法案について、橋本総理に対し質問いたします。  政府は、昨年一年を通じ、国民生活を圧迫する二%に及ぶ消費税率の引き上げ、所得税、住民税の実質増税、医療保険改悪などによる九兆円の負担増を行った結果、個人消費を落ち込ませ、今日の深刻な経済不況を招いてしまったわけであります。  そこで我が党は、政府が当初提案した六兆円の減税に加え、消費税率二%上げに対する国民への応分の戻し金を加えた大幅な減税政策を立案いたし、今後十年度予算案の審議の際に論陣を展開してまいる所存であります。  こうした状況にかんがみ、今日の経……

第142回国会 参議院本会議 第7号(1998/02/16、17期、公明)

○益田洋介君 私は、公明を代表し、ただいま議題となりました法律案に反対する立場から討論を行うものでございます。  まず、三十兆円という巨額の公的資金の導入をせざるを得なくなった古今東西に類例を見ない重大な失政に対する橋本内閣の行政責任が明確にされていないという事実でございます。今回の金融不安の直接的な原因は、昨年、政府が景気判断を誤り、体力の弱っている我が国経済に消費税率の二%アップ、特別減税の打ち切りに加え、医療費の値上げなど実にGDPの約二%に相当する九兆円に及ぶ実質増税を強行したために景気が著しく悪化し、株価が暴落、政府が金融機関の自己資本比率が著しく低下してしまうに任せてしまったからに……

第142回国会 参議院本会議 第26号(1998/05/13、17期、公明)

○益田洋介君 私は、公明を代表して、ただいま議題となりました財政演説と財政関連四法案につき質問をいたします。  今日、我が国経済は、政府が主張するような足踏み状態からまさに後退期に入った状況でございます。  国際的に、日本経済はタイタニック号とも称され、沈没を懸念されるほど悪化しているのが現況でございます。我が国の国民も企業も不況にあえぎ不安感を募らせております。かつては順風満帆と言われた我が国経済は、速水新日銀総裁の言葉をかりれば、闇夜に海図なき航海に出る状態で、あすが見えないのが実態であると言わざるを得ません。政府・与党が経済対策をまとめるたびに株式市場は失望売りに包まれるし、橋本総理が大……

益田洋介[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院17期)

益田洋介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第7号(1995/12/01、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。どうかよろしくお願いいたします。  これまで衆参両院においての当委員会におきましてさまざまな角度から質疑が行われてまいりまして、切り口が違い、また深度が違い、大変鋭意、皆様御検討されて質疑が進んでまいりました。昨日は私の同僚の大森礼子議員が法文の細部にわたっての注釈をいたしました。したがいまして、私はきょうは切り口を少し変えて、まず最初にオウム事件の一部の検証、それから大和銀行の破綻事件、大蔵省幹部による不祥事件について質問をさせていただき、そして政府の危機管理問題、そして現在の政府の行政管理の責任の実態をつまびらかにしたいと考えております。  それ……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/06/12、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党、平成会の益田洋介でございます一  きょうは、三人の参考人の方には御多用中にかかわらずお時間をいただきまして、大変にありがとうございます。  まず、私は最初に寺村参考人にお話を伺いたいと思います。  一九九二年、平成四年九月に、参考人が銀行局長に就任されてから三カ月目でございますが、当時の宮澤総理が住専の不良債権処理策を検討されている過程に当たり、私はこの段階から政府が住専の処理策を検討されていたということを伺ってびっくりしたわけです。それから大変な年月が既に経過して今日に至っているわけでございますが、そのときに宮澤総理が公的資金導入を提唱されたというふうに伺いました。しか……

第136回国会 決算委員会 第閉会後4号(1996/09/03、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党、平成会の益田洋介でございます。  本日は、沖縄の基地問題、それから航空自衛隊F15型機の撃墜事故について、さらに時間があれば、若干領土問題等お伺いしたいと思います。  まず最初に、八月二十八日、代理署名訴訟の最高裁判決が出まして、国側の全面勝訴ということになったわけでございまして、沖縄の方々は非常に残念がっていられるという意見も聞いております。  判決文の骨子は、御案内のとおり、強制使用は私有財産を公共の用に供するものであり、違憲とは考えられないといったものでありました。そして、さらには日米安保における義務の履行の上で合理性も認められる、そういった骨子でございました。  ……

第136回国会 大蔵委員会 第2号(1996/02/16、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。よろしくお願いいたします。  私は、去る一月十四日から二十日までの間、参議院の金融問題の調査を目的とした北米派遣団に参加をさせていただきました。FRBそれからFDIC、FDICというのは御存じと思いますが預金保険機構でございます。それからRTC、RTCは既に任務を終えて解体をしておりますが、RTCで実務をとっておられた現在ゴールドマン・サックスの副社長をされている方等々とつぶさに会談をいたしまして、アメリカ版住専問題、これは約十年前に実際に起こって昨年末までかかって解決したわけでございますが、その実態、また機構の運用ぶり、成功した例もあるし失敗した例……

第136回国会 大蔵委員会 第6号(1996/03/28、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田でございます。  まず、きょうは第一に、租税特別措置法の一部改正のうちの土地税制について御質問をさせていただきます。  バブルが崩壊いたしまして、我が国の不動産、特に土地に関する流動性というのが停滞をし続けているわけでございますが、不動産の流動化というのは、一般論といたしまして景気浮揚を企てる上で非常に重要なファンダメンタルであるというふうにされております。  けさも参議院の予算委員会で橋本総理大臣がおっしゃっておりましたが、総理の現在の政策の主眼の一つとして景気浮揚策、好景気を一日も早く招きたい、このようなお話でございましたが、総理ならずとも、私ども国民だれしもこの……

第136回国会 法務委員会 第6号(1996/04/11、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。よろしくお願いいたします。  まず、外国の弁護士を国内でどのように活動させるかというニーズにつきましては、特に我が国におきましては、第二次世界大戦後、軍属でありますとかあるいは通商関係の方、金融関係の外国人が相当数一挙に流入してくることになったわけでございます。そうした歴史的な経緯、また経済活動、政治活動、通商活動等を通じまして、当然のことながら外国の弁護士に法律のアドバイスを受けるという必要性が我が国に居住する外国人にとって多大にふえてきたわけでございます。  そこで、昭和二十四年に弁護士法が新しく制定された段階で、既に同法の第七条において外国の弁……

第136回国会 予算委員会 第8号(1996/04/17、17期、平成会)

○益田洋介君 総理、大変過密な日程の中、毎日御苦労さまでございます。  御存じのとおり、東西ベルリンの壁が崩壊しまして、取り払われて、ソ連邦が解体されまして、冷戦が終結したという段階を迎えました。世界の主要国の間の通商とか外交といった枠組みが大きく今変容してきているわけでございますが、同時に私は、安全保障に対する考え方、そして各国の取り組み方も当然枠組みを変えていかざるを得ない、そういう要請が今強くあるのではないかというふうに感じております。  そして、九三年にアメリカの国防総省が発表しましたボトムアップ・レビューの中にも、同時に世界の中で二つの地域において、例えば中東と極東というふうに地域紛……

第136回国会 予算委員会 第10号(1996/04/19、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  本日は、両参考人におかれましては御多用の中お出ましいただきまして、国民の前できょうはじっくりと住専問題をお話ししていただきたい、このようにお願いしたいわけでございます。  まず最初に、日住金の丹羽参考人にお尋ねいたします。参考人である社長は九二年の六月に社長に就任されたというふうに伺っておりますが、その直前までの前職、そしてどういつだ業務内容をその職場において担当していらっしゃったのか、それをお聞かせ願います。
【次の発言】 日住金に専務としてお入りになる以前に、どちらの職場におられてどのような業務を担当されていたかをあわせてお聞かせ願いたいのと……


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第138回国会(1996/11/07〜1996/11/12)

第138回国会 決算委員会 第閉会後3号(1996/11/26、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党・平成会の益田洋介でございます。  まず私は、最初に国家公務員の人事管理について御質問させていただきたいと思います。  既に新聞その他の報道でつまびらかになってきている途中でございますが、厚生省の岡光前次官はさまざまな公務員として本来なしてはならない規範を犯した行動をとっていたわけでございまして、報じられるところによりますと、六千万円の現金の授受があって、そして市谷に七千五百万円の豪華マンションを現金で一括払いして購入したり、一千万円以上に上るニューヨークあるいは台湾への私的な旅行をいたし、しかもその際厚生省の女性職員を伴っていたということも明らかになってきているわけでござ……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会 第閉会後1号(1997/07/08、17期、平成会)

○益田洋介君 最初に、これは通告を実はしておりません。ですが、なぜいつも通告を詳細にわたって行う私がしなかったかといいますと、理由は簡単でございまして、インフォメーションが入ってきたのが通告をした後だったものでです。ただし、碩学な外務大臣のことですのでお考えを、所見を表明していただけるものと思います。どういうことかといいますと、これは北朝鮮に関する情報でございまして、四月十七日付のジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー、ここにダンカン・レノックスという方がリポートいたしております。  最初の書き出しは、インターメディエート・レンジ・バリスティック・ミサイルの北朝鮮における開発プログラムの現況に……

第140回国会 決算委員会 第2号(1997/05/01、17期、平成会)

○益田洋介君 大変お疲れのところ、総理ありがとうございます。  これは予定していなかった、通告もしておりません質問でございますが、ただいまの松谷議員に対する答弁の中で非常に興味深い言葉をお述べになっておられましたので、その点について質問させていただきます。  総理がおっしゃいましたのは、フジモリ大統領とのトロントでの会談が今回の事件の問題解決への糸口になった、転機となったというお言葉をお使いになったと思います。これは一体どういう意味でこうした発言を行われたのか。  私は、実力行使あるいは武力突入等について合意がなされて、そのタイミングも含めた上でフジモリ大統領に総理はフリーハンドをお与えになっ……

第140回国会 決算委員会 第閉会後3号(1997/07/31、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、まず最初に建設大臣に、昨年来、近畿地区の土木工事八百七十二件について談合が行われたということで、当時の平島栄西松建設取締役相談役が公正取引委員会に対して独禁法違反の疑いありということで申し立てを行ったという事件がございました。  もともと平島さんという方は大林組の常務をされていた方でございますが、関西、近畿地方一帯の建設業界の業務部門のドンとして長らく存在をしておられた方というふうに伺っております。  その平島さんが公取委員会に出されたいわゆる平島リストというのは、大口の百億を超える受注高の工事でいいますと、猪名川流域下水道、これは兵庫県発注の仕事でございます。それから神谷……

第140回国会 決算委員会 第閉会後4号(1997/09/03、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、運輸大臣にお伺いしたいと思います。  ことしの十二月に開通する予定の東京湾横断道路、これの建設につきましてですが、川崎市と千葉県の木更津市を海底トンネルで結ぶ工事だということです。この工事、全長十五・一キロ、自動車専用道路ですが、第三セクターの東京湾横断道路株式会社と道路公団がジョイントベンチャーを組んで一九八九年に着工されたものでございます。総事業費は一兆四千八百億円余ということでございます。  この建設工事をめぐって日本道路公団が運輸省と話し合った結果、約五十億円の補助金を、この航路を通すフェリーの会社は二つございます。一つは川崎と木更津を結ぶマリンエキスプレス株……

第140回国会 決算委員会 第閉会後5号(1997/09/04、17期、平成会)

○益田洋介君 官房長官、お忙しい中、きょうはありがとうございます。もうこういうふうなお立場で官房長官にお話を伺うことも余り長くないのではないかという世間の風評がございますが、きょうは特にお願いしたわけでございます。  日米防衛協力のための指針、ガイドラインの見直しについてでございますが、これは九月末の最終報告を控えて非常に今論議が高まっておりまして、恐らく九月の臨時国会でもメーンのテーマになってくる。今度は予算委員会で官房長官にお話を伺おうと思っておりましたが、何か私たちと余り話をしたくないという御意見もございまして、きょうはガイドラインについて若干の御意見を伺いたいと思います。  もともとガ……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1997/06/06、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  連日のように大蔵大臣と議論をさせていただいて、大変幸せに感じております。本日もよろしくお願いいたします。  まず、法案の質疑に入る前に、四日の日に野村証券におきまして、元総務部担当常務藤倉信孝容疑者、それから元株式担当常務の松木新平が証券取引法違反・損失補てん及び商法違反・利益供与の二つの容疑で東京地検から東京地裁に起訴されました。これは大変な出来事だと思います。これは一任勘定取引というんだそうです。  引き続き、昨晩、第一勧業銀行の前総務部担当常務の猪爪博容疑者及び取締役総務部長渋谷龍夫容疑者らを含む四人が東京地検の特捜部によって逮捕されました……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1997/06/13、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、総理にまず一勧、野村事件と国際信用の問題についてお尋ねをしたいと思います。  去る九日、スイスのバーゼルで国際決済銀行、BISは総会を開き、九六年の年次報告を発表いたしました。これによりますと、国際金融市場の融資などで日本の比重が一段と後退したことが浮き彫りにされております。金融システム不安が金融活動の障害になっていることが明らかになったわけでございます。  信用力低下でジャパン・プレミアムが要求された結果として融資の圧縮を余儀なくされた日本の銀行は、九六年の国際シェアは前年比三%低下の二二%まで落ち込みました。バブル期には四〇%近く、ほぼ独占していた邦銀がこのように低下の……

第140回国会 大蔵委員会 第5号(1997/03/21、17期、平成会)

○益田洋介君 法案の質問に入る前に、本日は公務多忙の中、大蔵大臣に御出席いただいておりますので、ただいま巷間話題となっております日本版ビッグバンについて御所見をまずお伺いしたいと思います。  昨年十一月に橋本総理が打ち上げました、実施時期を二〇〇一年とする日本版ビッグバン構想についてでございますが、もともと天文物理学の仮説の一つでありました宇宙創造説の呼称に由来するビッグバンは、一九八六年十月からロンドンの金融街、シティーで実施され、国際的マーケットとしてのシティーを見事に復活させ、活性化に成功したものであります。ビッグバンの手始めに、外国為替管理法の改正を予定していると大蔵大臣はお述べになっ……

第140回国会 大蔵委員会 第6号(1997/03/27、17期、平成会)

○益田洋介君 法案に関する質問に入る前に、きょうはお忙しいところ大蔵大臣に御出席いただいて、余り答弁を求められていない様子なので、最初に大臣に二、三お伺いをさせていただきます。  まず、三月二十四日、衆議院の税制特別委員会におかれまして、自由民主党のある委員の方からの質問に、薄井政府委員とそれからその政府委員の答弁を補てんするというような形で大蔵大臣が答弁をされておりました。薄井政府委員の答弁の骨子はどういうことかと申しますと、少子・高齢化が進むと予測されるので、勤労世代の給与所得だけに重い税金をかけるのは無理がある、消費に応じて老人が負担することによって子供や孫が楽になるだろう、したがって、……

第140回国会 大蔵委員会 第10号(1997/05/08、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、外為法改正の法案に関する質問の前に、一点だけ大蔵大臣のお気持ちを伺っておきたいことがございます。それは野村証券の事件でございます。これは通告はしておりませんが、急なことだったものですので、よろしくお願いいたします。  六日、東京地検の特捜部は、この事件について立件の意向を固めて、週明け早々にも立件するという報道がございました。これはどういうことかというと、野村証券とそれから総会屋グループの小池隆一代表の実弟が経営する不動産会社が、証券界で言われている、ワラント債を売って同日中に高く買い戻すといういわゆる日ばかり商い、こういうことを行って利益の供与をした。容疑内容は商法違反、……

第140回国会 大蔵委員会 第17号(1997/06/05、17期、平成会)

○益田洋介君 法案の質疑に入る前に、通告はしておりませんでしたが、大蔵大臣に緊急の質問をさせていただきたいと存じます。  昨日、東京地検は、東京地裁に対して、野村証券が小池隆一容疑者に五千万円相当の利益を供与したとされる事件で、野村証券の元の二人の常務、松木新平株式担当、それからまた藤倉信孝総務部担当の二人を起訴することを決定した。同日中に起訴いたしました。こういう事件が発生している。おおむね二人の容疑者とも容疑を大筋で認めている、こういったことでございますが、この件について大蔵大臣の所感をまずお伺いしたい。
【次の発言】 またさらには、特捜部は小池容疑者側に巨額の融資をし続けていた第一勧業銀……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号(1997/04/17、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、昨年の九月三日、当院の決算委員会において、米国で情報公開された沖縄返還交渉に関する米国の機密文書について政府をただしました。残念ながら明確な回答を得られませんでしたので、本日は総理に二点について御所見を伺いたいと思います。  まず最初に、一九九六年八月三十日にアメリカのシンクタンク、民間研究機関のナショナル・セキュリティー・アーカイブという会社がございますが、その会社がアメリカの情報公開法に基づいて国務省の機密文書を入手したという発表がございました。そこで明らかにされたことによりますと、一九六九年十一月十三日付で、当時のジョンソン国務次官がニクソン大統領と議会の指導者の間の……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 建設委員会 第2号(1997/12/02、17期、平成会)

○益田洋介君 大変和やかな質疑応答を聞かせていただきました。  私は、若干方向を変えて御質問させていただきたいと思います。  皆様御承知のように、ことしの夏、中堅総合建設会社、中堅ゼネコンと言われています東海興業、多田建設、大都工業がそれぞれ相次いで会社更生法の適用を申請いたしまして事実上倒産したわけでございます。  私が問題にいたします理由は、それぞれ債務超過額が、東海興業三千六百八十億円、多田建設七百七十億円、大都工業九百五十二億円と大変な額に達しているわけでございますが、一方で、この三社とも直近の決算書を見てみますと、そうした窮状は一切読み取れない、本業のもうけの部分を示す経常収支はそろ……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1997/11/12、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  まず最初に、通告はしておりませんでしたが、総理の御所見を伺いたい件は、昨日、一昨日と続いて総会屋の一連の癒着事件との関係で進展がございましたので、伺っておきたいと思います。  まず、一昨日夜、警視庁の捜査四課は、総合電機メーカーの三菱電機と東芝が、三菱自動車工業の総会屋への利益供与事件に関連して、株主総会を円滑に進めるために、総会屋の鄭照謨容疑者側に資金提供をしていた疑いを強めて、商法違反、総会屋への利益供与容疑で二人の総務部の社員を逮捕いたしました。これに引き続き、昨日十一日午前中、捜査四課はこの二社の本社など数カ所を家宅捜索いたしました。  ……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1998/05/29、17期、公明)

○益田洋介君 財政構造改革から始まって教育改革まで、六つの大改革を総理は自分の政治生命を賭してされようという大変な目標を標榜されているわけでございますが、厚生省の高級官僚に始まって大蔵省そして日銀に至るまで、きょうは防衛庁の話もちょっとさせていただきますが、一連の官僚の不祥事、こういうものをまず整理しなければ、新しいきちっとした体制を組まなければ総理が標榜されている改革は一向に進まない。  週末、日本全国各地を歩かせていただいておりますが、あちこちから起こってくるのは、みんなこういうことなんです、集約しますと。国民の信頼感が薄れている、政治に対しても行政に対しても薄れている。  私は、一体何で……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、公明)

○益田洋介君 先週の金曜日、二十九日に当特別委員会におきまして、国有財産、これは目黒区下目黒一の百五十六の三、関東財務局所管の普通財産の土地ございますが、これに関しまして幾つか御質問をしたのにあわせ資料の請求をいたしました。  昨日二日、理財局が私のところに資料だと称するものを持って説明に参りましたが、内容的に非常に不十分でございますので、きょうは新たな資料請求をさせていただきます。  ただ、一点、きのうの報告でわかった点、これは総理も大蔵大臣も恐らく報告を受けていらっしゃると思いますが、私が問題にいたしました今年四月二十二日にエキスパイアする、期限が切れる三十年間の貸付契約については、実は九……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、公明)

○益田洋介君 まず最初に、総理は七日日曜日、静岡、浜松両市を図られて演説会を催された、大変に御苦労さまでございました。私は福岡に行っておりました。この演説会場で総理は大変聴衆に好評な恒久減税などの税制改革について演説をされまして、所得税の最高税率や課税最低限の見直しも含めて検討したいと述べられた上、法人税の実効税率をできるだけグローバライズする、国際水準並みの、具体的に四〇%という数字までお示しになられたそうですが、そうした税制改正の意思表示をされました。私はこれは選挙用のキャンペーンに終わってもらいたくない、まずこの点を真摯な国民の声としてお願いをしておきたいと思っております。  さらに総理……

第142回国会 財政・金融委員会 第4号(1998/02/12、17期、公明)

○益田洋介君 益田洋介でございます。  三人の参考人の方には、大変お忙しいところ、御苦労さまでございます。  私は、まず企業の交際費について、三人の先生それぞれの御意見をお伺いしたいと思います。  堺屋太一さんという小説家であり評論家である方がいらっしゃいますが、その方が「接待文化」ということをテーマにして次のような文章を書かれておりますので引用させていただきます。  「徳川時代でも、武士は個人消費は質素倹約を旨としたが、江戸で藩費による饗応贈答をするのには、銭金を惜しまなかった。このため、元禄以降になると、大抵の藩では総支出の四割から五割が「江戸御入用」となった。少数の江戸詰武士が、吉原や柳……

第142回国会 財政・金融委員会 第5号(1998/02/13、17期、公明)

○益田洋介君 お二人の参考人の方、本日は大変御苦労さまでございます。  まず、私は黒澤参考人に若干の質問をさせていただきたいと思います。  九日、東京地検特捜部が興銀の本店を家宅捜索いたしまして、そして元常務でありました梅津興三容疑者を贈賄容疑で逮捕しました。その際、同日、西村正雄現頭取が都内のホテルで記者会見をした。そして、この元常務による元道路公団財務担当理事への接待については、当時としては社会的通念の範囲内であった、こういうコメントを述べられている。それで、井坂前理事に対して梅津興三容疑者自身が贈賄をしたという対象となっている金額は百五十一万円相当。しかし、興銀全体としては四百七十五万円……

第142回国会 財政・金融委員会 第7号(1998/03/12、17期、公明)

○益田洋介君 法案の質疑に入る前に、大蔵不祥事について一点だけ大臣の所感をお伺いしておきたいと思います。  ついにキャリア官僚の逮捕にまで発展しました一連の大蔵省の汚職事件でございますが、六日、東京地検の特捜部は本省などを家宅捜索いたしました。相当量の書類が押収されたわけでありますが、同じ日に大蔵大臣はこの金融検査に関する監督責任のあるとされる九人の官僚を国家公務員法八十二条に基づいて減給という形で処分をすると発表したわけでございますが、その中に日下部元雄さんという方がいらっしゃる。この方は減給二〇%一カ月と皆さんの中ではまあ言ってみれば一番軽い処分でありました。日下部さんは前の国税審議官であ……

第142回国会 財政・金融委員会 第10号(1998/03/27、17期、公明)

○益田洋介君 私は、法案の質疑に入る前に、まず大蔵大臣に若干の所見をお伺いしておきたいと思います。  一昨日の二十五日、東京地検の特捜部は、金融新商品の承認などに便宜を図った見返りに四大証券などから過剰な接待を受けたということで、収賄罪の容疑で元総務課長補佐榊原隆被告と元証券取引等監視委員会の上席検査官であった宮野敏男被告の二名を起訴しました。わいろの総額は、榊原被告が三百四十五万円余、宮野被告が五百四十五万円余。二人とも起訴事実をほぼ認めている。大変なことになったと。起訴状によりますと、榊原被告は野村、大和、日興、山一の証券四社及び住友銀行に株式累積投資制度の早期実現や金融関係法改正に関する……

第142回国会 財政・金融委員会 第12号(1998/04/02、17期、公明)

○益田洋介君 まず最初に、郵政大臣にお尋ねいたします。  きょうは初めて郵政大臣に御質問させていただく機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  郵政省は、三十一日、本年二月末までの九七年度の郵便業務収入累計を発表いたしました。それによりますと、実に昨年同期比一・三%減の一兆九千五百八十四億円ということで、三月期も大変苦戦をされたということでございまして、これは一八七〇年以来、郵便行政開始百二十七年目にして初めて年度の郵便事業が減収になることが確実になったということでございます。  この点について大臣の御所見をまずお伺いしたいと思います。

第142回国会 財政・金融委員会 第16号(1998/05/21、17期、公明)

○益田洋介君 速水日銀総裁、毎日の激務、御苦労さまでございます。  私の最初の質問はちょっと前のことになりますので思い起こしていただきたいわけでございますが、一九九一年六月二十一日、このときは野村証券と日興証券にしる大口顧客への損失補てん問題が発覚したわけでございまして、そしてこの証券業界の不祥事に対して経済三団体の首脳がそれぞれ六月二十一日に記者会見をして企業倫理の徹底を訴えた。  速水総裁は当時は同友会の代表幹事であったわけでございますが、このようにおっしゃっている。政治改革の提言をまとめた際にも企業側も襟を正そうという趣旨を盛り込んだと述べてモラルの徹底をお訴えになった。  それから、引……

第142回国会 財政・金融委員会 第17号(1998/05/26、17期、公明)

○益田洋介君 私は、まず岸参考人に対して質問を申し上げます。  ことしの二月二日、全国銀行協会会長就任の記者会見を岸会長は行いました。そこで、大蔵省金融検査官への接待問題について、こういうコメントを述べられている。いわゆるMOF損の存在は、法律解釈の問題や大蔵省から金融界の実情についての問い合わせがあった場合に窓口として機能を果たしてきている、こうした機能自体はコンプライアンスの面から必要であると考える、それからさらに、確かに東京三菱、個別行として過去における接待が社会的通念の範囲内であった、過剰であったと思っていない、どこから過剰であるかという線引きは難しいのでと、そのようにお述べになってい……

第142回国会 財政・金融委員会 第19号(1998/06/04、17期、公明)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。総裁は用事がおありということなので、若干順番を変えまして質問をさせていただきます。  まず、山一証券が三月期決算で二百二十五億の債務超過に陥ったということが明らかになりまして、破綻処理のために日銀特融が供与されているわけでございますが、この事実に関して日銀は現状では特融の回収に問題はない、このようなコメントを公表しておりますが、果たして現状はどうでしょうか。  日銀は最初この特融を供与するに当たって三つのクッションを考えていたとされております。一番目は特融の回収に当たっては山一が資産超過だと見られていること、二番目は生保、損保からの劣後ローンが四……

第142回国会 予算委員会 第19号(1998/05/07、17期、公明)

○益田洋介君 まず、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。  この処分の発表された一覧表を見たところ、私は二つの点で実に不可思議な印象を得たわけでございます。  第一点は、日下部元雄さんの処分がなされていない。この方は、御存じのように平成六年の十月から十二月、第一勧業銀行の検査に入りました金融検査部管理課長、当時でございます。事もあろうに、検査の終了直後第一勧銀から接待を受けている。そして、宮川宏一被告と同様、昨年の七月二十九日に戒告処分を受けている。意外なことは、さらにその直後である八月八日に国際復興開発銀行、いわゆる世銀と言われているところの顧問として、アドバイザーとして赴任するよう命を受……


益田洋介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院17期)

益田洋介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/02/07、17期、平成会)

○益田洋介君 二つほどお尋ねしたいと思います。  まず第一に、全体的なビジョンの問題ですが、今後、防衛庁としては軍縮に向かおうとしているのか。あるいは、全体的に新しい機能あるいは新しい作業を、一般国民へのサービスを含めて、例えば大規模災害等への対応といったことや、それから日米安保の信頼の向上のための努力といったことを踏まえますと、相当量、軍拡という言葉は当たらないかもしれませんが、少なくとも防衛費の増大ということにつながるような要素が多々あるやに見受けられますが、その辺についての基本的なお考えをお示しいただきたいと思います。  一方で陸上自衛隊員数を二万人削減するというようなこともおっしゃって……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/02/14、17期、平成会)

○益田洋介君 お三人の先生方、大変ありがとうございます。余り興味深いお話なものですのでなかなか質問の機会を回していただけませんで、やっと質問をさせていただきます。  まず最初に、前田先生にお聞きしたいんですが、昨年来二つの核実験の話題で世界じゅうが騒然となった一時期があります。フランスと中国の核実験でございますが、世界で唯一の被災国という立場で、日本は国を挙げて両政府の核実験に対して反対をしたわけでございますが、一方で西欧の人たちの考え方を伺ってみますと、必ずしもフランスの核実験と中国の核実験に対して同等の見解を持っていないのではないかという印象を私は受けております。  彼らの言い分、特にこれ……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1996/02/28、17期、平成会)

○益田洋介君 二点ございまして、一点は憲法の改正あるいは解釈の変更という議論が出されておりますが、確かに現行憲法、私が昨年七月に国会に参りまして以来、既にさまざまな観点から現行憲法の不備とかあるいはその解釈の仕方を通じてさまざまな論議がなされてきております。  例えば、国際問題調査会で住専の例を出すのもおかしいんですが、住専の不良債権の処理の際に私が一番懸念しておりますのは、公訴時効の、特に刑法三十一条の特別特記事項で、要するに公訴期間が五年間である。そうすると特別背任罪を適用すべきそのことによって責任問題の所在を明らかにして、また適切な処分をしなければならないような経営者の方がかなりいらっし……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1996/05/15、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、三人の先生方にそれぞれ一問ずつ質問をさせていただきたいと思っております。  チャルマーズ・ジョンソン名誉教授と岡崎先生が対談されているわけでございますけれども、その中で、東アジアに十万人、それからヨーロッパ地域に十万人の兵力を常備するという、これはジョセフ・ナイ教授の御提案であったわけでございますが、先生は東アジアの十万人というのは納得がいく、説明がつくと、なぜならば朝鮮半島の有事ということが考えられるし、さらにペルシャ湾で紛争が勃発すれば沖縄から海兵隊が行くんだと、急派される。台湾海峡の件はお述べになっておりませんでしたが、この文脈の中からは恐らくそれもあわせて考えておら……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1996/05/22、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、笠井委員の方から、二十日のクリントン演説を聞いているとあるいは読んでいると、最終的にやはりアメリカの追求しているものはアメリカの独自の国益だったんじゃないかという御指摘でしたが、私は、そのこと自体は間違いではない、そういった解釈も正しいけれども、そうした主張をクリントンが表明するということは間違いではない、むしろ当然のことであるというふうに思います。  そして、今、林委員の方から、集団的自衛権については自然法、条約法、それから憲法というふうな重層的な、あるいは段階的な詰めが必要であろうという御指摘がありましたが、この件についても私は全く賛成でございます。  ただ、自然……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/12/09、17期、平成会)

○益田洋介君 私は残念ながらこの五カ国どこも行ったことがございません。東南アジアでは香港、それから中国の南端、広東省のあたりしか実際に肌で経済情勢ですとか政治の情勢を感じてきた経験がないので非常に残念なわけでございますが、今このペーパーを読ませていただき、四人の参加者の報告を聞かせていただきまして、思っていた以上に活気のある、これから本当に伸びていこうという国々だなという印象を受けましたし、政策に対する考え方が非常にすっきりしているんじゃないかなという印象も受けました。  それは、先ほど来何人かの先生が指摘されているように、日本はアメリカの影響を強く受け過ぎているという御指摘も当たろうかと思い……

第139回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/12/16、17期、平成会)

○益田洋介君 民間がかなり積極的に今回は意欲を示して、参加者も三名いらしたということで大変いいことだと思います。やはり官民一体となって総合的な力を出していかないと、標擁しているような目的達成には時間がかかり過ぎてしまうんじゃないかという気がしております。  先ほど局長からお話を伺っておりまして一つ気になりましたのは、ベトナムがまだ加盟国になっていない。民間の立場からしますと、経済市場という観点からはベトナムは非常に将来的に有望な国であるという見方が広くされておるわけでございますが、なぜべトナムが加盟基準に合っていないのか、あるいは政治的な背景があって全員のコンセンサスが得られないでいるのか、そ……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1997/02/05、17期、平成会)

○益田洋介君 三つほど簡潔に質問させていただきたいと思いますが、まず第一は日米安保について三人の先生にそれぞれ御意見を拝聴させていただきたいと思います。  五百旗頭先生は先ほど非常に興味深い表現の仕方をされまして、経済発展に伴って歴史的な今までの常識として必ず軍事的騒乱が起こってきたけれども、これをアジア太平洋地域で乗り越えることができるかどうか、乗り越えるとすればその唯一の保証、可能な方法というのはアメリカの軍事的プレゼンスであると。したがって、日米安保は人間でいえば背骨に当たる部分で、しかしその背骨というのは亡くなるまでは表面に出るものではないので、したがってその背骨の周りの筋肉をどのよう……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1997/02/12、17期、平成会)

○益田洋介君 三人の先生方にそれぞれ一問ずつ簡潔に質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、長谷川先生のアジア親善交流協会での報告書の十五ページにありますが、クリストファー国務長官が米中の外相会議の席上で、米中がいろいろな面で協力を推し進めていくことはコンストラクティブでありプロダクティブであるというような表現をしたというふうに書かれております。  また一方では、ジョセフ・ナイが、東アジア戦略研究におきまして、二つの中国との接し方が考えられるだろうけれども、一つはコンテーンメントであって、もう一つはエンゲージメントだと。これは、封じ込めの方は今のところしない方がいいだろうと。むしろ、……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1997/02/24、17期、平成会)

○益田洋介君 大変にうんちくのある御発言を伺ってまいりましたが、まず山本先生、山崎先生、お二方に御質問をさせていただいて、その後板垣先生にも若干御意見を伺い、さらに武田先生の御意見に対して私なりの考え方を述べさせていただきたいと思います。  最初に、昨年の十二月二日にウィリアム・ペリー国防長官が来日して2プラス2の会合が一応の決着を見た段階で、沖縄の基地問題の整理、統合、また縮小についての基本的な両国間の合意がなされて、このときにペリー長官が、沖縄の問題については当面危惧されていた問題点に一区切りがついたんだということで、これからは現実的にどのように合意した事項についての具体的な推進を進めてい……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1997/03/03、17期、平成会)

○益田洋介君 お二人の先生、本日は大変にありがとうございます。  まず最初に、プラサート先生に御質問申し上げたいと思います。  本年一月に橋本総理がASEANを歴訪したときに、モンデール元駐日アメリカ大使の発案を受けまして、日本もASEANの非公式首脳会議ぐらいに、日本の首脳、総理大臣が定期的に出席するようにさせてもらえないかという提案をいたしまして、基本的に反対をされる国はなかったというふうに伺っています。これは一つには、モンデール元駐日アメリカ大使が、日本をASEANに恒常的に参加させることによって、アメリカもその輪の中に組み込まれていくと。これは、日米安全保障体制の一環としてアメリカが日……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1997/04/07、17期、平成会)

○益田洋介君 先般、本調査会が行いました委員派遣につきまして御報告申し上げます。  本調査会の林田会長、板垣理事、南野理事、照屋理事、武田理事、上田理事、馳委員、林委員、山崎委員、田村委員、そして私、益田の十一名は、去る二月十七日から十九日までの三日間にわたり、安全保障、経済協力等に関する実情調査のため、沖縄県に派遣されました。  以下、その調査の概要について、日程に沿って御報告申し上げます。  第一日目は、那覇空港到着後、同空港に隣接する自衛隊那覇基地に赴き、基地所在の航空自衛隊南西航空混成団、陸上自衛隊第一混成団及び海上自衛隊第五航空群について概況説明を聴取し、意見交換を行ったほか、基地所……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第6号(1997/04/21、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、川島局長にお尋ねを申し上げたいと思います。  先週十七日、参議院の沖縄特措法の特別委員会において、私は安保の適用対象ということについて若干の質問を外務大臣にさせていただきました。尖閣列島については、昨年来アメリカの高官が繰り返し安保の対象になるんだ、ただし政治的にはうまく中国との間の話し合いを進めなきゃいけないので急にどうこうするということはないと。だから、アクションはとらないだろうという立場なわけですが、一方、竹島について安保条約の対象になるのかどうかという質問をしましたところ、外務大臣は、日本国有の領土であることは間違いない、しかし施政下にないので安保条約の適用は……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、畠中局長にお伺いしたいんです。  いただいた資料の中で非常に興味を引かれたのは、一ページ目の大きな三番目にありますODA改革、これは、二十一世紀に向けて一から見直すつもりで援助のあり方を大胆に改革していくための提言を得る、こういった趣旨で六月の中間報告、そしてことしの十一月には最終報告がまとまるんだということで、非常に楽しみにしているわけでございます。  これは質問といいますか苦言ではないんですが、この十四ページにあります改革懇談会を構成しているメンバー、十人程度ということですが、顔ぶれを見させていただいて、確かにすばらしい方々が参画をいただいているわけでございます。……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第8号(1997/05/19、17期、平成会)

○益田洋介君 まず今、留学崖の話が魚住委員の方から出ましたので、私の留学生に対する若干の考え方を述べさせていただきます。  私が大学の理工学部に通っておりましたころ、二人の留学生がインドネシアとタイからそれぞれ来ておりまして、土木工学科だったものですから、帰ってお二人とも今エンジニアとしてもう指導的な立場にいらっしゃるというふうに仄聞しておりますけれども、かなり風習の違い、言葉の違いで彼らは在学当時やはり随分悩んでおりました。幸いにして明るい性格でありましたので、二人とも四年間充実した生活を彼らの場合は送ったような印象を受けております。  しかし一方で、最近になっても聞きますことは、途中でやは……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第9号(1997/05/21、17期、平成会)

○益田洋介君 先ほど上田先生から日本周辺の領域という定義づけに注目したいというお話がありましたが、四月十七日、日米安保特別委員会におきまして、私は、日本有事の際の日米安全保障の対象となる範囲ということで質問をいたしました。  その際、外務大臣は、竹島については我が国固有の領土であり、一体不可分の施政権を我が国は有するものであるが、施政権下にないので、日米安全保障条約の中に言うイン・ザ・エリア・アンダー・ザ・アドミニストレーション・オブ・ジャパニーズ・ガバメント、ちょっと発言は外務大臣よくなかったんですが、という適用がなされないから日米安全保障条約の対象にはならない、こういうふうにおっしゃったの……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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