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益田洋介 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

益田洋介[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは益田洋介参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。益田洋介参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第7号(1995/12/01、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。どうかよろしくお願いいたします。  これまで衆参両院においての当委員会におきましてさまざまな角度から質疑が行われてまいりまして、切り口が違い、また深度が違い、大変鋭意、皆様御検討されて質疑が進んでまいりました。昨日は私の同僚の大森礼子議員が法文の細部にわたっての注釈をいたしました。したがいまして、私はきょうは切り口を少し変えて、まず最初にオウム事件の一部の検証、それから大和銀行の破綻事件、大蔵省幹部による不祥事件について質問をさせていただき、そして政府の危機管理問題、そして現在の政府の行政管理の責任の実態をつまびらかにしたいと考えております。  それ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/06/12、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党、平成会の益田洋介でございます一  きょうは、三人の参考人の方には御多用中にかかわらずお時間をいただきまして、大変にありがとうございます。  まず、私は最初に寺村参考人にお話を伺いたいと思います。  一九九二年、平成四年九月に、参考人が銀行局長に就任されてから三カ月目でございますが、当時の宮澤総理が住専の不良債権処理策を検討されている過程に当たり、私はこの段階から政府が住専の処理策を検討されていたということを伺ってびっくりしたわけです。それから大変な年月が既に経過して今日に至っているわけでございますが、そのときに宮澤総理が公的資金導入を提唱されたというふうに伺いました。しか……

第136回国会 決算委員会 閉会後第4号(1996/09/03、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党、平成会の益田洋介でございます。  本日は、沖縄の基地問題、それから航空自衛隊F15型機の撃墜事故について、さらに時間があれば、若干領土問題等お伺いしたいと思います。  まず最初に、八月二十八日、代理署名訴訟の最高裁判決が出まして、国側の全面勝訴ということになったわけでございまして、沖縄の方々は非常に残念がっていられるという意見も聞いております。  判決文の骨子は、御案内のとおり、強制使用は私有財産を公共の用に供するものであり、違憲とは考えられないといったものでありました。そして、さらには日米安保における義務の履行の上で合理性も認められる、そういった骨子でございました。  ……

第136回国会 大蔵委員会 第2号(1996/02/16、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。よろしくお願いいたします。  私は、去る一月十四日から二十日までの間、参議院の金融問題の調査を目的とした北米派遣団に参加をさせていただきました。FRBそれからFDIC、FDICというのは御存じと思いますが預金保険機構でございます。それからRTC、RTCは既に任務を終えて解体をしておりますが、RTCで実務をとっておられた現在ゴールドマン・サックスの副社長をされている方等々とつぶさに会談をいたしまして、アメリカ版住専問題、これは約十年前に実際に起こって昨年末までかかって解決したわけでございますが、その実態、また機構の運用ぶり、成功した例もあるし失敗した例……

第136回国会 大蔵委員会 第6号(1996/03/28、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田でございます。  まず、きょうは第一に、租税特別措置法の一部改正のうちの土地税制について御質問をさせていただきます。  バブルが崩壊いたしまして、我が国の不動産、特に土地に関する流動性というのが停滞をし続けているわけでございますが、不動産の流動化というのは、一般論といたしまして景気浮揚を企てる上で非常に重要なファンダメンタルであるというふうにされております。  けさも参議院の予算委員会で橋本総理大臣がおっしゃっておりましたが、総理の現在の政策の主眼の一つとして景気浮揚策、好景気を一日も早く招きたい、このようなお話でございましたが、総理ならずとも、私ども国民だれしもこの……

第136回国会 法務委員会 第6号(1996/04/11、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。よろしくお願いいたします。  まず、外国の弁護士を国内でどのように活動させるかというニーズにつきましては、特に我が国におきましては、第二次世界大戦後、軍属でありますとかあるいは通商関係の方、金融関係の外国人が相当数一挙に流入してくることになったわけでございます。そうした歴史的な経緯、また経済活動、政治活動、通商活動等を通じまして、当然のことながら外国の弁護士に法律のアドバイスを受けるという必要性が我が国に居住する外国人にとって多大にふえてきたわけでございます。  そこで、昭和二十四年に弁護士法が新しく制定された段階で、既に同法の第七条において外国の弁……

第136回国会 予算委員会 第8号(1996/04/17、17期、平成会)

○益田洋介君 総理、大変過密な日程の中、毎日御苦労さまでございます。  御存じのとおり、東西ベルリンの壁が崩壊しまして、取り払われて、ソ連邦が解体されまして、冷戦が終結したという段階を迎えました。世界の主要国の間の通商とか外交といった枠組みが大きく今変容してきているわけでございますが、同時に私は、安全保障に対する考え方、そして各国の取り組み方も当然枠組みを変えていかざるを得ない、そういう要請が今強くあるのではないかというふうに感じております。  そして、九三年にアメリカの国防総省が発表しましたボトムアップ・レビューの中にも、同時に世界の中で二つの地域において、例えば中東と極東というふうに地域紛……

第136回国会 予算委員会 第10号(1996/04/19、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  本日は、両参考人におかれましては御多用の中お出ましいただきまして、国民の前できょうはじっくりと住専問題をお話ししていただきたい、このようにお願いしたいわけでございます。  まず最初に、日住金の丹羽参考人にお尋ねいたします。参考人である社長は九二年の六月に社長に就任されたというふうに伺っておりますが、その直前までの前職、そしてどういつだ業務内容をその職場において担当していらっしゃったのか、それをお聞かせ願います。
【次の発言】 日住金に専務としてお入りになる以前に、どちらの職場におられてどのような業務を担当されていたかをあわせてお聞かせ願いたいのと……

第138回国会 決算委員会 閉会後第3号(1996/11/26、17期、平成会)

○益田洋介君 新進党・平成会の益田洋介でございます。  まず私は、最初に国家公務員の人事管理について御質問させていただきたいと思います。  既に新聞その他の報道でつまびらかになってきている途中でございますが、厚生省の岡光前次官はさまざまな公務員として本来なしてはならない規範を犯した行動をとっていたわけでございまして、報じられるところによりますと、六千万円の現金の授受があって、そして市谷に七千五百万円の豪華マンションを現金で一括払いして購入したり、一千万円以上に上るニューヨークあるいは台湾への私的な旅行をいたし、しかもその際厚生省の女性職員を伴っていたということも明らかになってきているわけでござ……

第140回国会 決算委員会 閉会後第1号(1997/07/08、17期、平成会)

○益田洋介君 最初に、これは通告を実はしておりません。ですが、なぜいつも通告を詳細にわたって行う私がしなかったかといいますと、理由は簡単でございまして、インフォメーションが入ってきたのが通告をした後だったものでです。ただし、碩学な外務大臣のことですのでお考えを、所見を表明していただけるものと思います。どういうことかといいますと、これは北朝鮮に関する情報でございまして、四月十七日付のジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー、ここにダンカン・レノックスという方がリポートいたしております。  最初の書き出しは、インターメディエート・レンジ・バリスティック・ミサイルの北朝鮮における開発プログラムの現況に……

第140回国会 決算委員会 第2号(1997/05/01、17期、平成会)

○益田洋介君 大変お疲れのところ、総理ありがとうございます。  これは予定していなかった、通告もしておりません質問でございますが、ただいまの松谷議員に対する答弁の中で非常に興味深い言葉をお述べになっておられましたので、その点について質問させていただきます。  総理がおっしゃいましたのは、フジモリ大統領とのトロントでの会談が今回の事件の問題解決への糸口になった、転機となったというお言葉をお使いになったと思います。これは一体どういう意味でこうした発言を行われたのか。  私は、実力行使あるいは武力突入等について合意がなされて、そのタイミングも含めた上でフジモリ大統領に総理はフリーハンドをお与えになっ……

第140回国会 決算委員会 閉会後第3号(1997/07/31、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、まず最初に建設大臣に、昨年来、近畿地区の土木工事八百七十二件について談合が行われたということで、当時の平島栄西松建設取締役相談役が公正取引委員会に対して独禁法違反の疑いありということで申し立てを行ったという事件がございました。  もともと平島さんという方は大林組の常務をされていた方でございますが、関西、近畿地方一帯の建設業界の業務部門のドンとして長らく存在をしておられた方というふうに伺っております。  その平島さんが公取委員会に出されたいわゆる平島リストというのは、大口の百億を超える受注高の工事でいいますと、猪名川流域下水道、これは兵庫県発注の仕事でございます。それから神谷……

第140回国会 決算委員会 閉会後第4号(1997/09/03、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、運輸大臣にお伺いしたいと思います。  ことしの十二月に開通する予定の東京湾横断道路、これの建設につきましてですが、川崎市と千葉県の木更津市を海底トンネルで結ぶ工事だということです。この工事、全長十五・一キロ、自動車専用道路ですが、第三セクターの東京湾横断道路株式会社と道路公団がジョイントベンチャーを組んで一九八九年に着工されたものでございます。総事業費は一兆四千八百億円余ということでございます。  この建設工事をめぐって日本道路公団が運輸省と話し合った結果、約五十億円の補助金を、この航路を通すフェリーの会社は二つございます。一つは川崎と木更津を結ぶマリンエキスプレス株……

第140回国会 決算委員会 閉会後第5号(1997/09/04、17期、平成会)

○益田洋介君 官房長官、お忙しい中、きょうはありがとうございます。もうこういうふうなお立場で官房長官にお話を伺うことも余り長くないのではないかという世間の風評がございますが、きょうは特にお願いしたわけでございます。  日米防衛協力のための指針、ガイドラインの見直しについてでございますが、これは九月末の最終報告を控えて非常に今論議が高まっておりまして、恐らく九月の臨時国会でもメーンのテーマになってくる。今度は予算委員会で官房長官にお話を伺おうと思っておりましたが、何か私たちと余り話をしたくないという御意見もございまして、きょうはガイドラインについて若干の御意見を伺いたいと思います。  もともとガ……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1997/06/06、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  連日のように大蔵大臣と議論をさせていただいて、大変幸せに感じております。本日もよろしくお願いいたします。  まず、法案の質疑に入る前に、四日の日に野村証券におきまして、元総務部担当常務藤倉信孝容疑者、それから元株式担当常務の松木新平が証券取引法違反・損失補てん及び商法違反・利益供与の二つの容疑で東京地検から東京地裁に起訴されました。これは大変な出来事だと思います。これは一任勘定取引というんだそうです。  引き続き、昨晩、第一勧業銀行の前総務部担当常務の猪爪博容疑者及び取締役総務部長渋谷龍夫容疑者らを含む四人が東京地検の特捜部によって逮捕されました……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1997/06/13、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、総理にまず一勧、野村事件と国際信用の問題についてお尋ねをしたいと思います。  去る九日、スイスのバーゼルで国際決済銀行、BISは総会を開き、九六年の年次報告を発表いたしました。これによりますと、国際金融市場の融資などで日本の比重が一段と後退したことが浮き彫りにされております。金融システム不安が金融活動の障害になっていることが明らかになったわけでございます。  信用力低下でジャパン・プレミアムが要求された結果として融資の圧縮を余儀なくされた日本の銀行は、九六年の国際シェアは前年比三%低下の二二%まで落ち込みました。バブル期には四〇%近く、ほぼ独占していた邦銀がこのように低下の……

第140回国会 大蔵委員会 第5号(1997/03/21、17期、平成会)

○益田洋介君 法案の質問に入る前に、本日は公務多忙の中、大蔵大臣に御出席いただいておりますので、ただいま巷間話題となっております日本版ビッグバンについて御所見をまずお伺いしたいと思います。  昨年十一月に橋本総理が打ち上げました、実施時期を二〇〇一年とする日本版ビッグバン構想についてでございますが、もともと天文物理学の仮説の一つでありました宇宙創造説の呼称に由来するビッグバンは、一九八六年十月からロンドンの金融街、シティーで実施され、国際的マーケットとしてのシティーを見事に復活させ、活性化に成功したものであります。ビッグバンの手始めに、外国為替管理法の改正を予定していると大蔵大臣はお述べになっ……

第140回国会 大蔵委員会 第6号(1997/03/27、17期、平成会)

○益田洋介君 法案に関する質問に入る前に、きょうはお忙しいところ大蔵大臣に御出席いただいて、余り答弁を求められていない様子なので、最初に大臣に二、三お伺いをさせていただきます。  まず、三月二十四日、衆議院の税制特別委員会におかれまして、自由民主党のある委員の方からの質問に、薄井政府委員とそれからその政府委員の答弁を補てんするというような形で大蔵大臣が答弁をされておりました。薄井政府委員の答弁の骨子はどういうことかと申しますと、少子・高齢化が進むと予測されるので、勤労世代の給与所得だけに重い税金をかけるのは無理がある、消費に応じて老人が負担することによって子供や孫が楽になるだろう、したがって、……

第140回国会 大蔵委員会 第10号(1997/05/08、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、外為法改正の法案に関する質問の前に、一点だけ大蔵大臣のお気持ちを伺っておきたいことがございます。それは野村証券の事件でございます。これは通告はしておりませんが、急なことだったものですので、よろしくお願いいたします。  六日、東京地検の特捜部は、この事件について立件の意向を固めて、週明け早々にも立件するという報道がございました。これはどういうことかというと、野村証券とそれから総会屋グループの小池隆一代表の実弟が経営する不動産会社が、証券界で言われている、ワラント債を売って同日中に高く買い戻すといういわゆる日ばかり商い、こういうことを行って利益の供与をした。容疑内容は商法違反、……

第140回国会 大蔵委員会 第17号(1997/06/05、17期、平成会)

○益田洋介君 法案の質疑に入る前に、通告はしておりませんでしたが、大蔵大臣に緊急の質問をさせていただきたいと存じます。  昨日、東京地検は、東京地裁に対して、野村証券が小池隆一容疑者に五千万円相当の利益を供与したとされる事件で、野村証券の元の二人の常務、松木新平株式担当、それからまた藤倉信孝総務部担当の二人を起訴することを決定した。同日中に起訴いたしました。こういう事件が発生している。おおむね二人の容疑者とも容疑を大筋で認めている、こういったことでございますが、この件について大蔵大臣の所感をまずお伺いしたい。
【次の発言】 またさらには、特捜部は小池容疑者側に巨額の融資をし続けていた第一勧業銀……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号(1997/04/17、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、昨年の九月三日、当院の決算委員会において、米国で情報公開された沖縄返還交渉に関する米国の機密文書について政府をただしました。残念ながら明確な回答を得られませんでしたので、本日は総理に二点について御所見を伺いたいと思います。  まず最初に、一九九六年八月三十日にアメリカのシンクタンク、民間研究機関のナショナル・セキュリティー・アーカイブという会社がございますが、その会社がアメリカの情報公開法に基づいて国務省の機密文書を入手したという発表がございました。そこで明らかにされたことによりますと、一九六九年十一月十三日付で、当時のジョンソン国務次官がニクソン大統領と議会の指導者の間の……

第141回国会 建設委員会 第2号(1997/12/02、17期、平成会)

○益田洋介君 大変和やかな質疑応答を聞かせていただきました。  私は、若干方向を変えて御質問させていただきたいと思います。  皆様御承知のように、ことしの夏、中堅総合建設会社、中堅ゼネコンと言われています東海興業、多田建設、大都工業がそれぞれ相次いで会社更生法の適用を申請いたしまして事実上倒産したわけでございます。  私が問題にいたします理由は、それぞれ債務超過額が、東海興業三千六百八十億円、多田建設七百七十億円、大都工業九百五十二億円と大変な額に達しているわけでございますが、一方で、この三社とも直近の決算書を見てみますと、そうした窮状は一切読み取れない、本業のもうけの部分を示す経常収支はそろ……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1997/11/12、17期、平成会)

○益田洋介君 平成会の益田洋介でございます。  まず最初に、通告はしておりませんでしたが、総理の御所見を伺いたい件は、昨日、一昨日と続いて総会屋の一連の癒着事件との関係で進展がございましたので、伺っておきたいと思います。  まず、一昨日夜、警視庁の捜査四課は、総合電機メーカーの三菱電機と東芝が、三菱自動車工業の総会屋への利益供与事件に関連して、株主総会を円滑に進めるために、総会屋の鄭照謨容疑者側に資金提供をしていた疑いを強めて、商法違反、総会屋への利益供与容疑で二人の総務部の社員を逮捕いたしました。これに引き続き、昨日十一日午前中、捜査四課はこの二社の本社など数カ所を家宅捜索いたしました。  ……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1998/05/29、17期、公明)

○益田洋介君 財政構造改革から始まって教育改革まで、六つの大改革を総理は自分の政治生命を賭してされようという大変な目標を標榜されているわけでございますが、厚生省の高級官僚に始まって大蔵省そして日銀に至るまで、きょうは防衛庁の話もちょっとさせていただきますが、一連の官僚の不祥事、こういうものをまず整理しなければ、新しいきちっとした体制を組まなければ総理が標榜されている改革は一向に進まない。  週末、日本全国各地を歩かせていただいておりますが、あちこちから起こってくるのは、みんなこういうことなんです、集約しますと。国民の信頼感が薄れている、政治に対しても行政に対しても薄れている。  私は、一体何で……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、公明)

○益田洋介君 先週の金曜日、二十九日に当特別委員会におきまして、国有財産、これは目黒区下目黒一の百五十六の三、関東財務局所管の普通財産の土地ございますが、これに関しまして幾つか御質問をしたのにあわせ資料の請求をいたしました。  昨日二日、理財局が私のところに資料だと称するものを持って説明に参りましたが、内容的に非常に不十分でございますので、きょうは新たな資料請求をさせていただきます。  ただ、一点、きのうの報告でわかった点、これは総理も大蔵大臣も恐らく報告を受けていらっしゃると思いますが、私が問題にいたしました今年四月二十二日にエキスパイアする、期限が切れる三十年間の貸付契約については、実は九……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、公明)

○益田洋介君 まず最初に、総理は七日日曜日、静岡、浜松両市を図られて演説会を催された、大変に御苦労さまでございました。私は福岡に行っておりました。この演説会場で総理は大変聴衆に好評な恒久減税などの税制改革について演説をされまして、所得税の最高税率や課税最低限の見直しも含めて検討したいと述べられた上、法人税の実効税率をできるだけグローバライズする、国際水準並みの、具体的に四〇%という数字までお示しになられたそうですが、そうした税制改正の意思表示をされました。私はこれは選挙用のキャンペーンに終わってもらいたくない、まずこの点を真摯な国民の声としてお願いをしておきたいと思っております。  さらに総理……

第142回国会 財政・金融委員会 第4号(1998/02/12、17期、公明)

○益田洋介君 益田洋介でございます。  三人の参考人の方には、大変お忙しいところ、御苦労さまでございます。  私は、まず企業の交際費について、三人の先生それぞれの御意見をお伺いしたいと思います。  堺屋太一さんという小説家であり評論家である方がいらっしゃいますが、その方が「接待文化」ということをテーマにして次のような文章を書かれておりますので引用させていただきます。  「徳川時代でも、武士は個人消費は質素倹約を旨としたが、江戸で藩費による饗応贈答をするのには、銭金を惜しまなかった。このため、元禄以降になると、大抵の藩では総支出の四割から五割が「江戸御入用」となった。少数の江戸詰武士が、吉原や柳……

第142回国会 財政・金融委員会 第5号(1998/02/13、17期、公明)

○益田洋介君 お二人の参考人の方、本日は大変御苦労さまでございます。  まず、私は黒澤参考人に若干の質問をさせていただきたいと思います。  九日、東京地検特捜部が興銀の本店を家宅捜索いたしまして、そして元常務でありました梅津興三容疑者を贈賄容疑で逮捕しました。その際、同日、西村正雄現頭取が都内のホテルで記者会見をした。そして、この元常務による元道路公団財務担当理事への接待については、当時としては社会的通念の範囲内であった、こういうコメントを述べられている。それで、井坂前理事に対して梅津興三容疑者自身が贈賄をしたという対象となっている金額は百五十一万円相当。しかし、興銀全体としては四百七十五万円……

第142回国会 財政・金融委員会 第7号(1998/03/12、17期、公明)

○益田洋介君 法案の質疑に入る前に、大蔵不祥事について一点だけ大臣の所感をお伺いしておきたいと思います。  ついにキャリア官僚の逮捕にまで発展しました一連の大蔵省の汚職事件でございますが、六日、東京地検の特捜部は本省などを家宅捜索いたしました。相当量の書類が押収されたわけでありますが、同じ日に大蔵大臣はこの金融検査に関する監督責任のあるとされる九人の官僚を国家公務員法八十二条に基づいて減給という形で処分をすると発表したわけでございますが、その中に日下部元雄さんという方がいらっしゃる。この方は減給二〇%一カ月と皆さんの中ではまあ言ってみれば一番軽い処分でありました。日下部さんは前の国税審議官であ……

第142回国会 財政・金融委員会 第10号(1998/03/27、17期、公明)

○益田洋介君 私は、法案の質疑に入る前に、まず大蔵大臣に若干の所見をお伺いしておきたいと思います。  一昨日の二十五日、東京地検の特捜部は、金融新商品の承認などに便宜を図った見返りに四大証券などから過剰な接待を受けたということで、収賄罪の容疑で元総務課長補佐榊原隆被告と元証券取引等監視委員会の上席検査官であった宮野敏男被告の二名を起訴しました。わいろの総額は、榊原被告が三百四十五万円余、宮野被告が五百四十五万円余。二人とも起訴事実をほぼ認めている。大変なことになったと。起訴状によりますと、榊原被告は野村、大和、日興、山一の証券四社及び住友銀行に株式累積投資制度の早期実現や金融関係法改正に関する……

第142回国会 財政・金融委員会 第12号(1998/04/02、17期、公明)

○益田洋介君 まず最初に、郵政大臣にお尋ねいたします。  きょうは初めて郵政大臣に御質問させていただく機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  郵政省は、三十一日、本年二月末までの九七年度の郵便業務収入累計を発表いたしました。それによりますと、実に昨年同期比一・三%減の一兆九千五百八十四億円ということで、三月期も大変苦戦をされたということでございまして、これは一八七〇年以来、郵便行政開始百二十七年目にして初めて年度の郵便事業が減収になることが確実になったということでございます。  この点について大臣の御所見をまずお伺いしたいと思います。

第142回国会 財政・金融委員会 第16号(1998/05/21、17期、公明)

○益田洋介君 速水日銀総裁、毎日の激務、御苦労さまでございます。  私の最初の質問はちょっと前のことになりますので思い起こしていただきたいわけでございますが、一九九一年六月二十一日、このときは野村証券と日興証券にしる大口顧客への損失補てん問題が発覚したわけでございまして、そしてこの証券業界の不祥事に対して経済三団体の首脳がそれぞれ六月二十一日に記者会見をして企業倫理の徹底を訴えた。  速水総裁は当時は同友会の代表幹事であったわけでございますが、このようにおっしゃっている。政治改革の提言をまとめた際にも企業側も襟を正そうという趣旨を盛り込んだと述べてモラルの徹底をお訴えになった。  それから、引……

第142回国会 財政・金融委員会 第17号(1998/05/26、17期、公明)

○益田洋介君 私は、まず岸参考人に対して質問を申し上げます。  ことしの二月二日、全国銀行協会会長就任の記者会見を岸会長は行いました。そこで、大蔵省金融検査官への接待問題について、こういうコメントを述べられている。いわゆるMOF損の存在は、法律解釈の問題や大蔵省から金融界の実情についての問い合わせがあった場合に窓口として機能を果たしてきている、こうした機能自体はコンプライアンスの面から必要であると考える、それからさらに、確かに東京三菱、個別行として過去における接待が社会的通念の範囲内であった、過剰であったと思っていない、どこから過剰であるかという線引きは難しいのでと、そのようにお述べになってい……

第142回国会 財政・金融委員会 第19号(1998/06/04、17期、公明)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。総裁は用事がおありということなので、若干順番を変えまして質問をさせていただきます。  まず、山一証券が三月期決算で二百二十五億の債務超過に陥ったということが明らかになりまして、破綻処理のために日銀特融が供与されているわけでございますが、この事実に関して日銀は現状では特融の回収に問題はない、このようなコメントを公表しておりますが、果たして現状はどうでしょうか。  日銀は最初この特融を供与するに当たって三つのクッションを考えていたとされております。一番目は特融の回収に当たっては山一が資産超過だと見られていること、二番目は生保、損保からの劣後ローンが四……

第142回国会 予算委員会 第19号(1998/05/07、17期、公明)

○益田洋介君 まず、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。  この処分の発表された一覧表を見たところ、私は二つの点で実に不可思議な印象を得たわけでございます。  第一点は、日下部元雄さんの処分がなされていない。この方は、御存じのように平成六年の十月から十二月、第一勧業銀行の検査に入りました金融検査部管理課長、当時でございます。事もあろうに、検査の終了直後第一勧銀から接待を受けている。そして、宮川宏一被告と同様、昨年の七月二十九日に戒告処分を受けている。意外なことは、さらにその直後である八月八日に国際復興開発銀行、いわゆる世銀と言われているところの顧問として、アドバイザーとして赴任するよう命を受……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、公明)

○益田洋介君 大変お忙しい中、四人の参考人の方々、御苦労さまでございます。  長銀は、ことし二月に成立いたしました金融安定化法のもとで、健全行として、三月末に千八百億円の公的資金の注入を受けたわけでございます。七月には株価が額面割れしまして、そして八月十一日には三十七円まで下げた。実に、三月末に長銀と同様に公的資金の注入を受けた銀行は二十行、合計で二十一行、金額にして一兆八千億円公的資金を注入して、その後半年もたたないうちに長期信用銀行は再び五千億以上の、七千五百億とも今言われておりますが、公的資金を必要とする状況であって、私はこの三月に認定した、健全行であるとした政府と金融機関のまやかしが今……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号(1998/10/08、18期、公明)

○益田洋介君 益田洋介でございます。公明でございます。  まず最初に、竹中先生に御質問をさせていただき、御教授をいただきたいと思います。  先日、ある友人と話しておりましたところ、ニューヨークの連銀の若手スタッフが、もうこれ以上金融検査官の数を、今でも二万人いて、とても日本の金融監督庁の検査官の規模ではないわけでございますが、これ以上ふやしても質と量の充実という両面からは検査を厳密あるいは厳正にすることは望めないのではないかということから、いたずらに数をふやすのではなくて、自発的に各金融機関に自己申告をさせて、そしてもし申告の内容、プロセスに不備があった場合には厳重なペナルティーを科すという方……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、公明)

○益田洋介君 公明の益田洋介でございます。  まず最初に、これは通告はしておりませんでしたが、昨日、大変ドラスチックな、またショッキングなニュースが日本じゅうを駆け抜けました。それは、日本長期信用銀行と合併が予定されていた住友信託銀行の社長である高橋温さんが昨日の夕方記者会見をいたしまして、日本長期信用銀行との合併の話は白紙に還元する、このような声明を発表したわけでございます。  長銀は二十日前後にも、現在検討しておる法案が通って一時国有化され、そして不良債権を国が買い取り、いい部分だけ残して住友信託銀行を受け皿として株式譲渡して合併するという予定でございました。その受け皿である住友信託銀行か……

第144回国会 決算委員会 閉会後第1号(1998/12/17、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、海図なき航海のかじ取りの毎日、またきょうはお忙しいところをおいでいただきまして大変御苦労さまでございます。  きのう夕方、通告はさせていただきましたが、夜寝る前にどうしても一人の人物のことが頭に浮かんできましたので、通告はいたしておりませんが、一問だけ総裁の御意見を拝聴したいと思います。  それは吉沢保幸被告のことでございまして、営業局の証券課に勤務をしておられて、最終的に逮捕時には証券課長をお務めだった方。この方に対する判決公判が十五日の午前中、東京地裁で行われました。容疑は、九三年五月から九七年六月までにかけて日本興業銀行と三和銀行の両行から便宜を図った対価として会……

第144回国会 財政・金融委員会 第2号(1998/12/10、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、小粥開銀総裁にお尋ねいたします。  この参考資料というのが参議院の財政・金融委員会調査室から十二月付で出ておりますが、これはお手元にございますか。――ございませんか。では、数字を申し上げます。わずかな数字でございますので、ちょっと御記憶願いたいと思います。  「民間銀行、政府系金融機関の貸出残高の伸び率について」ということで数字の統計がございます。資料をお持ちの方は十六ページでございます。  九七年の第四・四半期における民間の貸出残高と九八年第三・四半期における民間の貸出残高の伸び率は減少が二・二八%。九七年第四・四半期はマイナス〇・一五%であったのが九八年の第三・四……

第145回国会 決算委員会 閉会後第1号(1999/09/08、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。  昨日午後、東京外国為替市場が反落いたしました。三時に法人企業統計が発表になりまして、その中で特に注目されたのは、四月から六月期の設備投資が前年の同期比一三・四%も減少しているということである。このことから円売り、ドル高が急速に進みまして、午後四時には一ドル百十一円までつけた。終わり値では前日比一円以上下がったところで終わっているわけです。  やはりこの円売りとドル買いを余儀なくされる、特に外国の投資家が、という現状で、円高が一時休止するんじゃないか、そういうふうな見方も市場では広がっているようでございますが、この点について、もちろん詳しい相場……

第145回国会 決算委員会 閉会後第4号(1999/09/30、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣、国連総会からお帰りのすぐで大変お疲れのところ御苦労さまでございます。  その同じ国連総会に出席していた北朝鮮の白南淳外務大臣が総会での演説後、記者会見をいたしまして声明文を手交いたしました。その中で外相はこういうことを言っています。五年にわたって続いてきた経済的難関が最も困難な山を越え、回復の転換期に入ってきている。かえって試練を通じて私どもは強くなったと。これは結構なことだと思うんです。しかし一方では、依然として拘留中の大量の政治犯について、あるいは日本からの拉致疑惑については一切コメントしなかった。  一方で、対日関係については、アメリカのVOA放送、ボイス・オブ・……

第145回国会 決算委員会 第6号(1999/07/26、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、大蔵大臣にオンライントレードについて御意見を伺いたいと思います。  今、アメリカの全株式投資家の二二%を超えるトレードがインターネットを利用したオンライントレードでございますが、なぜこれがこのように圧倒的なボリュームの増加につながったかといいますと、これは一つには、通常の証券営業ではキャッチできなかったそうした層の顧客が急増しているということだというふうに理解しております。また、通常の営業時間外でも取引ができますし、それから証券会社と縁のなかったような人たちも参画してきて、顧客の平均年齢が三十六歳、営業時間外の取引が七〇%を超えるという、私、これはやはりボリュームをふやすた……

第145回国会 決算委員会 閉会後第6号(1999/10/15、18期、公明党)

○益田洋介君 通産大臣が就任直後のある新聞社のインタビューに答えまして、非常に興味深い発言をされておりました。  まず通産大臣として何に取り組まれますかという質問に対しては、政治家としての私の頭の中には常に中小企業のことがあるんだ、中小企業に元気を出してもらわなければ日本の経済の立て直しというのは考えられない、そのような不退転の決意で次国会に臨まれるということでございます。さらに通産大臣が述べられましたのは、理念として、中小企業というのは旧来的な考え方で保護、育成するんではない、これは先ほど同僚議員の質問に対する答弁の中でも繰り返しておっしゃっておりました。むしろ経済の牽引力になってもらうべき……

第145回国会 決算委員会 閉会後第7号(1999/10/26、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣、お着きのところ、早速で申しわけございません。韓国からお帰りになったばかりで、また国会に飛んできてもらいまして申しわけございません。  昨日、外務大臣は金大中大統領とソウルで対談をされました。その際、当然のことながら朝鮮半島問題、それから中国、ロシアの問題もお話しになられたと推測するわけでございますが、二十一日、英国の「ミリタリー・バランス一九九九―二〇〇〇年」というのが発表になりました。その中で、朝鮮半島問題についてやはり言及をかなりページ数を割いてしているわけでございます。  今、東アジアの安全保障の環境は非常によくないという、我々としては非常に残念な評価がされている……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1999/07/02、18期、公明党)

○益田洋介君 益田洋介でございます。  日銀総裁、御苦労さまでございます。何で自分が行革特に行かなきゃいかぬのかと懸念をされていらっしゃったかもしれませんが、行政改革というのは、国また地方の行政の骨組みを堅固に再構築することにより、そのことによって逼迫した財政難の克服と、さらには景気の回復を目指していく、要するに財政とか景気ということになれば、当然のことながら大蔵大臣と日銀総裁にはおいでいただかなけりゃいけない、そんなことでございますので、お忙しいと思いますが、若干のお時間を拝借したいと思います。  昨日、アメリカのFRBが金利を〇・二五%、フェデラルファンドでございますが利上げいたしました。……

第145回国会 財政・金融委員会 第1号(1999/02/04、18期、公明党)

○益田洋介君 公明党の益田洋介でございます。  まず冒頭、私は日銀総裁にお礼を申し上げたいと思います。  一月二十九日、「保有資産の見直しについて」という三枚紙の文書を発表されまして、保有資産の見直しに対する方針の御決定を公表されたわけでございます。私は、日銀の保有資産のみならず、国家財産、国有財産、また特殊法人などが持っております公有財産の処分について繰り返し参議院の幾つかの委員会で時を変え場を移して主張をしてまいったわけでございます。  まず最初は、昨年の五月二十九日、当委員会ではございませんが、行財政改革・税制特別委員会におきまして大蔵大臣に質問をいたしました。これは、関東財務局との間で……

第145回国会 財政・金融委員会 第3号(1999/03/09、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、大蔵大臣に御所見をお伺いしたいと思います。  昨日、金融再生委員会と十五行の頭取さんが面談をいたして、最終的に公的資金七兆四千五百億円の投入をすることが決定したわけでございます。しかし、私はこれが今度の一連の金融問題の転換点になるとは考えていない、そう考えるのはまだ早計であると思います。なぜならば、今まで日本の国民というのは、金融当局と銀行、金融界に欺かれ続けてきた。銀行は決算、これは結局粉飾決算ということですが、決算が終わるたびにこれで不良債権処理にめどがついたと言い、さらに金融当局は破綻した金融機関の処理が済むたびにこれで金融不安は除去されたと言い続けてきました。……

第145回国会 財政・金融委員会 第4号(1999/03/12、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、大蔵大臣に御所見をお伺いしたいわけでございます。  借金地獄と言われておりますのは古今東西を問わず個人、企業にあるわけでございますが、国家におきましても、借金地獄にあえいでいる貧困国の債務が今非常に肥大化しているという現状がアフリカ、アジア、それから中南米諸国において見られるわけでございます。これはそれらの国家におきましては今大変大きな負担になってのしかかってきております。やはり債務の救済がなければ貧困からの脱出というものは基本的に望めないわけでございまして、これはひとりそうした関連の貧困国の問題でなくグローバルな目で、私ども日本を含めた先進諸国あるいは国際金融機関が真剣に……

第145回国会 財政・金融委員会 第5号(1999/03/15、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。  先週の金曜日、十二日ですが、日銀は政策委員会及び金融政策決定会合を開かれて、当面は金融政策を変更しないで、短期金融市場の無担保コール翌日物金利を〇%に誘導する方針を維持するんだ、そのようにお決めになられました。  一方で、市場は、ゼロ近辺まで低下した翌日物金利に加えて、一週間から三カ月物などの短期金利を一段と低目に誘導する。さらには、願わくば準備預金の増加など、こうしたことをコアにした追加の緩和策に対する期待感もある。  しかし一方では、今回手控えたとはいえ、次は二十五日に会合があるというふうに聞いていますが、株価の下落とか長短金利の反転の上……

第145回国会 財政・金融委員会 第8号(1999/03/23、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、毎日御苦労さまでございます。  去る十八日、総裁は講演をなさいました。これは内外情勢調査会における日本銀行総裁講演と名づけられまして、後にペーパーもお出しになっていらっしゃいます。目を通させていただきましたが、さまざまな高度な経済分析がなされておりますし、その上に総裁の政策、また特に調査について新たな提案をされておりまして、私は講演には参加させていただきませんでしたが、この議事録は興味深く読ませていただきました。  この議事録といいますか、これは抜粋だと思いますが、十三ページに考査・モニタリングの見直しという項目がございまして、特に総裁が指摘されておりますのは、金融機関……

第145回国会 財政・金融委員会 第10号(1999/04/13、18期、公明党)

○益田洋介君 まず大蔵大臣に、通告はしておりませんでしたが、最近の景気の動向に関するコメントが種々のメディアで報道されておりますので、この点について御意見を拝聴したいと思うんです。  それはどういうことかといいますと、最近、企業経営者とか消費者の心理にわずかながら景気に対する不信感が払拭されて、持ち直してきているんじゃないかという見方がございまして、先日も堺屋長官は、気分は経済の一部であると、心理効果に非常に期待している発言をされておりました。ただ、気分の好転だけで実際の景気回復につながるかどうかということはまた別の全く新しい問題だと思います。  具体的には、昨年十二月時点の中小企業製造業につ……

第145回国会 財政・金融委員会 第12号(1999/04/20、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。  昨日、春の全国支店長会議が持たれたわけでございます。その中で、焦眉の的となっております個人消費及び民間設備投資に関してどのような議論がなされたか。また、総裁としての今後の見通しについてまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 景気対策につきましては、総裁がずっと提唱し続けてこられました無担保コール翌日物の金利の低目誘導がほとんどの支持を得られている。海外からも得られているということはわかりますが、一方、財政面では過剰設備の解消、それから過剰雇用の問題等がございます。過剰設備の解消の問題では、税制面での優遇策というものを政府にぜひ考えても……

第145回国会 財政・金融委員会 第16号(1999/06/01、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、日銀総裁にお伺いしたいと思います。  三月期決算の主要上場企業の決算結果が昨三十一日までにほぼ出そろったわけでございますが、その結果は前年度比八・九%減という、円高不況の昭和六十二年の三月期決算以来最悪の決算結果となった。あるシンクタンクの分析によりますと、景気低迷はやはり続いているんだと、その結果、需要の落ち込みと販売価格の下落が業績悪化の主要な原因であるというふうなことを発表しておりますが、まずこの点はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 四月に日銀が発表した短観によりますと、業況判断指数はわずかながらでも向上してきているというふうな御意見でございました。しかし、……

第145回国会 財政・金融委員会 第17号(1999/06/03、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、この委員会のたびにお越しいただきましてありがとうございます。政策決定会合と重なりますとおいでいただけないものですから、おいでいただける限りにおいては足を運んでいただきたいと思っております。  日銀の三月期の決算の結果は過去最高益の一兆五千百十五億円でございました。営利企業の収益トップのトヨタの経常利益の約三倍ということでございまして、大変な額でございます。  一つには、外国債券の為替差益が大きかったんではないかと思うわけでございます。平成九年度末の為替相場は百十九円でございましたが、十年度の相場は百三十四円ということで、その分だけでも五千三百三十四億円という収益が上がっ……

第145回国会 財政・金融委員会 第19号(1999/07/22、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。  一九九五年九月八日、日銀は公定歩合を〇・五%に下げまして、今月十八日で千四百十日という据置期間を記録いたしました。これは五一年十月一日から千四百九日間という据置期間の戦後の記録を破った形でございます。もともと、九五年に〇・五%まで下げましたときに日銀が当時公表したコメントでは、バブル崩壊後の経済失速を是正するための緊急避難的な措置なんだ、だから長期に続けるつもりはないんだというふうなコメントで出発した金利が、実にこのような長きにわたって継続したわけでございます。  先月、六月三十日、衆議院の大蔵委員会におきまして、総裁は、このようなゼロ金利を……

第145回国会 財政・金融委員会 第20号(1999/08/03、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、御苦労さまでございます。  先週末明らかになったところによりますと、預金保険機構が九月からでも償還期間が四年物の中期債を発行して、そして資金調達の手段に充てるということのようでございます。この動きが明らかになりましたのは、やはり相次ぐ金融機関の破綻で借入金が十六兆円まで達している、このうちの八割方は民間金融機関からの償還一年物の短期の借り入れ、残りは全部日銀特融からの借り入れであるということでございまして、ですから三兆円余は既にもう日銀特融が使われているわけでございます。  確かにこういうことで資金調達してくれるということ自体は日銀総裁としても非常に心強いものだと。政府……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第4号(1999/05/11、18期、公明党)

○益田洋介君 益田洋介でございます。  当参議院において慎重審議をされ、修正の末衆議院に送り返された情報公開法が五月七日、可決成立をいたしました。これは非常に画期的なことでございます。長い間我が国が待ち望んでいた情報公開法でございまして、良識の府参議院におきまして修正され、完璧とは言えませんが、ほぼ現状においてはこれ以上のものはできないといった立派な法律をつくり上げたわけでございまして、やはり参議院の功績、快挙の一つではないか、そのように思っておるわけでございます。長いこと待っていたわけでございますが、もちろんイギリス、アメリカ、フランス、ドイツにおきましては既に三十年、四十年前に情報公開法と……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号(1999/05/13、18期、公明党)

○益田洋介君 三人の参考人の先生方、本日はお忙しいところお運びいただきまして本当にありがとうございます。  まず最初に、森本先生にお伺いしたいのでございますが、慎重でありながら速やかにこの法案を通すべきであると。そして、先生は、その後やはり有事法制について可及的速やかに法整備をすべきである、こういうふうな御意見でございました。  まだ私どもの記憶に新しいわけでございますが、昨年十二月十八日未明、長崎県の対馬の南西八十キロ、五島列島の北西九十キロの地点で北朝鮮の半潜水艇が韓国の爆撃に遭いまして撃沈されました。そのときに、我が国の海上保安庁はギブアップをいたしまして、すぐに自衛隊が出動したわけでご……

第145回国会 予算委員会 第5号(1999/02/25、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、日本銀行にお伺いしたいと思います。  きょうは政策決定会議が朝十時から一日かけて行われているということで、総裁がお忙しくて国会の論議よりも大切な会議のようでございますので出席をしていただけないということで、藤原副総裁にきょうはおいでいただいております。  私は資料要求をまずさせていただきたいと思います。これは昨年の五月二十一日、参議院の行革・税制特別委員会におきまして私が最初に提起をさせていただいた日銀の保有資産の売却の要請でございまして、それから機会あるごとにお願いを続けてまいりました。そのせいか、ことしになりまして、一月二十九日、日本銀行はペーパーを出されまして、……

第145回国会 予算委員会 第20号(1999/08/04、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、昨日、財政・金融委員会で大蔵大臣と話題にして議論をいたしました円の値動きでございますが、私は、日本の単独介入だけではマーケットを動かす力がない、したがって日米の協調介入しかないんだ、その時期を模索していると言ったらば、大臣は、おとといは百十三円であったけれども、けさは百十四円ぐらいから始まっていますというお話をしていたんですが、実はあの段階で既にローレンス・サマーズ財務長官とお話をされていたわけですね。  このニュースが流れたのが午後の一時半過ぎで、それから相場が大きく動きまして、好感を持ったというか期待感を持った、あるいは警戒感を持ったと言う方もいらっしゃると思いま……

第146回国会 外交・防衛委員会 第4号(1999/11/18、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、外務大臣にお伺いします。  過日、アメリカの上院では包括的核実験禁止条約、CTBTの批准案につきまして否決をしたわけでございます。これは非常にショッキングなニュースでございましたが、その際我が国政府がアメリカ政府に対して送ったメッセージというのは、深い憂慮の念を伝えると。こういったたぐいの認識でよろしいのかなと私は思うんですが、このことによって日本は今非常に危険な戦略的な立場に置かれているんじゃないかというふうに思うわけでございますが、この深い憂慮の念というのは一体どういうふうに理解したらよろしいんでしょうか。

第146回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/12/14、18期、公明党)

○益田洋介君 まず私は、最初に日ロ外交について外務大臣の御所見をお伺いしたいと思います。  橋本前政権の対ロ外交によりまして、御努力によって日ロ関係は大きく前進するのではないかと国民の方々の期待を集めたわけでございますが、その過程として、一昨年、九七年ロシアのクラスノヤルスクでの日ロ首脳会談、そして引き続き昨年、九八年春の川奈会談、ここで、特に領土問題を中心として外交交渉が大きく前進をして、エリツィン大統領はみずから二〇〇〇年の平和条約の締結に向けて全力を尽くすんだというふうな声明まで発表されて、ここで一気に積年の北方領土問題を中心とした日ロの外交関係が大きく前進する、飛躍的に前進するのではな……

第146回国会 行政監視委員会 第1号(1999/11/15、18期、公明党)

○益田洋介君 昨十四日夕刻、神奈川県警の現職の警察官及び退職した警察官の二名が恐喝未遂で逮捕されたという非常に衝撃的なニュースが日本じゅうを走り抜けました。  神奈川県警につきましてはさまざまな不祥事が続発しているわけでございますが、まずこの恐喝未遂の事件の概要、それから容疑事実、これについて報告を願います。
【次の発言】 一つ問題があるのは、この二人が恐喝を企てた十月の初めごろというのは、たび重なる不祥事などの連発で大いに猛省をして、そして県警としては一万五千人の警察官に「信頼回復のための決意」と題したレポートを出させたり、さらには倫理研修班で議論をさせたりしていた時期です。  こういう時期……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1999/11/22、18期、公明党)

○益田洋介君 益田洋介でございます。  お忙しいところ、お二人の参考人の先生、本日はありがとうございます。  まず、私はWTOに関しまして。アメリカと中国の話し合いが、これは実はガットの時代から参加の申請をして、さまざまな変遷を経て十三年かかってやっと話し合いがついて、加盟が来年の四月ごろには実現するだろうという運びになりました。中国は、しかし、ただこれはもろ手を挙げて喜んでいるわけにもいかない状況があると思います。やはりマーケットを開放するということによって、世界経済、国際経済社会の中でスムーズになじんで経済活動をすることを要請されるために、いろいろな義務やそれから責任が生じてくることだろう……

第147回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/02/22、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 三大使、御苦労さまでございます。  最初に、木谷ペルー大使にお尋ねしたいんですが、まだ詳しい現状については掌握されていらっしゃらないかもしれませんが、特に経済問題について、失業率が非常に高いという点、七・九%、これは一九九八年ということでございますが、過去十年間の、過去における動向、それから将来的な大使の見通しですね。アメリカの場合は四%を割ろうとしている反面、日本の場合は五%になんなんとしているという現状で、この失業状態というのは経済動向を将来見通す上において非常に重要な要素であると思います。この点についての御所見を伺いたい。  もう一点。先ほど、大使自身が言及されました早稲田……

第147回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/03/14、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 防衛庁長官、御苦労さまでございます。  私は、まず長官に一点だけ確認をさせていただきたい。さらには、これは国会議員としての一つの願望でございますので、日本国とアメリカ政府、それから沖縄県、さらには名護市を含む問題でございますので、確認をさせていただきたい。  それは普天間飛行場の移設問題に関しまして、昨年、岸本名護市長がこれを受け入れるということに転じまして、この問題の解決に向けて大きく前進したわけでございます。問題は、沖縄県と政府の間に亀裂が生じる要因をつくったことが生じました。それは十五年間の使用期限の問題でございまして、この問題を、使用期限という言葉を用いて初めて主張された……

第147回国会 外交・防衛委員会 第4号(2000/03/15、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 外務大臣にお伺いしたいんですが、NATOによります空爆が開始されましてから丸一年が経過しようとしておりますが、昨今、再びユーゴスラビアの情勢が緊迫しつつあるというふうな報道がなされておりまして、特に欧米諸国はユーゴ政府とアルバニア系の過激派の双方に挑発行為を禁止する旨の警告を発しているそうでございますが、これに対しましてユーゴのミロシェビッチ大統領は十三日、平和と自由を守るためにはしかしながらいかなる手段も辞さないつもりであるという公式な声明を発表して、相変わらず強硬姿勢を崩さないでいるという現状でございます。  特に、外務大臣も訪問されたことと思いますが、コソボの火薬庫と言われ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/03/21、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず最初に、米中関係について外務大臣の御意見をお伺いしたいと思います。  昨年秋、米中交渉において中国がWTO加盟の交渉を妥結したわけでございますが、これを受けてアメリカ政府としましては最恵国待遇を恒久化する、いわゆるMFNを恒久化する方針を決めたわけでございますが、これに引き続きまして貿易面での正常通商関係、NTRと呼ばれていますが、それの恒久的な供与について、八日、クリントン大統領は民主党を通じて議会に法案を上程したわけでございます。  この法案につきましては、共和党のみならず民主党の一部からも中国の特に農産物でございますが、を中心とした輸入の乱入が懸念されるところから、この……

第147回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/03/23、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、条約の第八条についてお尋ねしたいと思いますが、八条は括弧書きが後段の二行ございます。それは公衆への伝達に関する説明事項のようにして、「公衆のそれぞれが選択する場所及び時期において」、以下「置くことを含む。」というふうになっていますが、これは原文ではむしろ括弧書きの扱いというよりは主体的な表現として、四行目に、「インクルーディング・ザ・メーキング・アベイラブル」と、こうありますので、ちょっとこれは主客転倒しているという印象を受けるんですが、特にこの部分を括弧書きにした理由についてお述べ願えますか。
【次の発言】 ありがとうございました。  きょうは政務次官には特にお尋ねするこ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第7号(2000/03/28、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 きのう質問通告をさせていただきましたが、ペーパーがちょっと見つからないので違う質問に変えさせていただきます。  条約の六十五ページ、第五章EMS業務に関してでございますが、その六十一条の第一項にEMSの業務内容についての簡単な筆記がございますが、この業務内容を具体的に交通機関、特に物品を配達する場合の交通機関等、これは二国間の合意によって実施されるわけでございますが、国によりさまざまな事情が違うと思いますので、これについての御説明を第一点お願いしたいのと、あと業務の料金でございますが、これは「業務に係る費用及び市場の要求を参酌して定める。」ということですが、具体的にはどういうふう……

第147回国会 外交・防衛委員会 第8号(2000/03/30、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、前回二十八日の質問に引き続きまして、対中国向けのODAに関する質問を経済協力局長にさせていただきます。  二十七日、二千億円に及ぶ対中のODAの円借款の調印式が行われまして、そのときの模様について一部メディアで報道された問題について問題提起をさせていただきましたが、大変突然だったこともあって、十分そのやりとり、またその発言、我が国大使、また中国側の代表の真意が把握されていない答弁に終始したもので、後ほどこの問題については外務大臣にまたお伺いさせていただきたいと思っております。  まず、この二千億円の内訳のうち、相当高額の金額、プロジェクトナンバーにして十六番、十七番、十八番……

第147回国会 外交・防衛委員会 第9号(2000/04/13、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、外務大臣にお伺いしたいと思いますが、この一両日、メディアを通じて話題となっております石原都知事の三国人発言、これについて、やはり政治家というのは信念を大切にするということは、我々が政治家になったときの第一歩として、教訓として教えられているわけでございますが、信念を、他者に対する痛みに関する想像力とかあるいは歴史への洞察という考え方を度外視して自分の信念だけを訴えるということは、かなり政治家としてはひとりよがりの部分が出てきているんじゃないかというふうに思うわけです。  特に、東京というのは、地方と言いますけれども、やはり世界に非常に密着した緊密な関係を持っているそういった代……

第147回国会 外交・防衛委員会 第10号(2000/04/20、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、小此木先生にお伺いしたいと思います。  今まさに日朝国交正常化交渉が始まったばかりでございますが、先日、委員長のお取り計らいで、高野政府代表、当委員会に懇談という形でございますが来ていただきまして、若干の意見交換をさせていただいたときに私は提起させていただきました。  北朝鮮側は謝罪と補償が前提であるというまず切り口で出発をいたしましたこの交渉なんですが、以前は補償という言葉を使わずに賠償という言葉を使っていたのが、賠償というのは損失に対する補てんといった意味合いがあるわけで、要するに、被害をこうむった方に対して加害的な立場から損害に対する賠償をする、補てんをするという考え……

第147回国会 外交・防衛委員会 第12号(2000/04/27、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず最初に、海上保安庁にお伺いしますが、先月五日午後四時四十五分ごろ、尖閣諸島の大正島北東約五十五キロの我が国の排他的経済水域において、中国の海洋調査船の大洋一号、四千四百トンが航行しておるのを航空機によって発見した。さらに、六日午後からは同庁の巡視船が追跡している。また、反復航行を繰り返していた。ことしになってからこれは三十一隻目であるし、昨年も三十隻がかなり頻繁な活動を行っていることが報告されている。この経緯について、まず御説明願います。
【次の発言】 次に、海上自衛隊ですが、三月九日の正午前後に、P3Cが奄美大島の北西三百六十キロの海域で、中国海軍のミサイル駆逐艦二隻と、そ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第14号(2000/05/11、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 海上保安庁来ていますか。一体何しているんだ、君たちは。一日にまた中国の調査船が入ってきただろう、鹿児島に。どうしたんだ、それで。報告してくれ。六日までうろうろしたというじゃないか、報告してくれ。
【次の発言】 中止勧告するだけだよ。それ以上何もできないわけ、現行法では。国際海洋法に違反しているんじゃないの。領海の十二海里とそれから排他的経済水域の二百海里、それは何の通告もなくて調査することは認められていないでしょう、国際海洋法上。どういう対応できるの。
【次の発言】 関係各省と連絡をとりながらと。具体的にそれじゃ何ができるんだ。連絡とったってしようがないじゃないか、そんなの。こん……

第147回国会 外交・防衛委員会 第16号(2000/05/18、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 沖縄サミットまでもうわずかとなりました。  そこで、各国の要人を含めて、警備体制について、陸上、海上、それから航空、このすべての面から相当真剣に、我が国としては現行法上どこまでできるかという問題を含めて警備体制をしっかりと今から各省庁が連携をとり合いながら計画を進めていかなければならない。  そういうことで、訓練とか教育とかというような名目で既に海上自衛隊は行動を開始しているようでございますが、そうした面でどういうふうな警備状況、布陣を考えているのか、あるいは配備体制を、連携をとっているのか。そういった点について、これは本当に、何か問題を起こして、その後で事後処理がどうのというよ……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号(2000/04/28、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 益田でございます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、金融再生委員長にお尋ねいたします。  十三日、再生委員会と大蔵省は、預金保険機構の金融再生勘定の清算時に生じる損失を新たな財政支出で穴埋めして最終処理するという方針を明らかにされました。これは、公的管理後に地価の下落などで生ずる損失などが対象になっているわけで、言ってみれば破綻の後処理に必要な費用だということですが、引き継いだ貸出資産の価値が譲渡後三年以内に二割以上目減りして二次損失が生じた場合にも公的資金で補てんする、それにもこれを注入するという方針でございます。  現在では残高は三月末現在で三兆九千三百億円、最終的に……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(2000/05/19、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 再生委員長、御苦労さまでございます。  クレディ・スイスの検査の際に、グループ一体的な検査を行って法令違反の摘発をした、それから今月中にも行政処分が予定されておりますドイチェ証券についても同じ手法を用い、さらには日本国内にありますドイツ系の銀行六行についてもやはり法令違反があったということがこのグループ一体検査の成果として判明しているわけでございます。  基本的には、将来、七月に今度は衣がえをして金融庁になるわけでございますが、こうした手法を国内の金融機関についても取り入れる、それは具体的には証券子会社でありますとか海外の拠点、それから信託銀行子会社についても取り入れると。私は、……

第147回国会 行政監視委員会 第2号(2000/03/06、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 答弁者席が何か顔見知りの方ばかりで、非常に楽しいというかファイトが燃えてくる、そういうふうな気持ちでございますが、石川官房長、毎日御苦労さまでございます。本来でしたら一息入れていただきたいところなんですが、厳正中立を旨とする当委員会委員長としてはそういうことはあってはならないと、何としても所見を述べるようにと。ですから、二、三に限りまして私は質問させていただきたいと存じます。  一つは、警察に対する国民一般の方のイメージダウン、この点について率直に官房長の御意見を伺いたいと思います。  昨今行われましたあるメディアによりますアンケートでは、警察に対するイメージ、これはサンプリング……

第147回国会 行政監視委員会 第4号(2000/03/27、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 最初に、公共事業に名をかりてさまざまな形で税金のむだ遣いがなされているという御指摘が多々ございましたが、猪瀬先生に伺いたいんです。  「日本国の研究」という御本の百五十一ページでございますが、そこに子会社がぼろもうけの構造ができていると。御指摘のとおり、日本総合住生活、これはJSと呼ばれていますが、この企業が特に駐車場について大変な利益を上げていると。駐車場料金が、例えば恵比寿のガーデンプレイスの場合には原価計算をして六千円強の利益が黙っていても子会社に転がり込むような仕組みになっているんだという御指摘がございました。  ただ、私が気になりましたのは、さらに百五十五ページの後ろか……

第147回国会 行政監視委員会 第5号(2000/04/03、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、昨週末以来、私ども国民を初め世界各地の人たちが非常に関心を持っておりまして、災いが大きく生じないようにといった意味での関心のるつぼに全国民が包まれております有珠山の噴火事件でございますが、北海道開発庁長官、非常にお忙しい中向こうに行かれまして、別の理由でもお忙しかったかもしれませんが、テレビのメディアの画面、それから新聞報道、ラジオ等を通じて私ども国民の印象に非常に強く残っていますのは、この事件に関して準備態勢、それから対応の仕方が、自衛隊の隊員の方が非常に印象深く私どもに映るような活動をされていらっしゃるということは、昨今余りいいニュースがなかった中で非常に喜ばしいことだ……

第147回国会 行政監視委員会 第6号(2000/04/17、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 警視庁公安部の調べで十三日までに、海上自衛隊のMOFと呼ばれます高い防衛機密が要求されるコンピューターシステムの開発にオウム真理教の信者、二十五歳の男性でございますが、が関与していた。開発は平成七年から十年にかけて行われました。この信者は入信を七年前にしていたということでございます。  まことに驚くべき事実でございますが、海上作戦部隊指揮管制支援システム、MOF、こういうものが実際漏えいした場合、オウムの教団にはもう漏えいしているわけでございますが、私が心配していますのは、開発が終わって実際に運用が始まったのが昨年の三月、そうしますと、昨年の三月二十三日に二隻の北朝鮮の不審船が我……

第147回国会 行政監視委員会 第7号(2000/05/08、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず最初に、今月一日、総理府が発表いたしました一九九〇年から十年間にわたる国家公務員の課長職級以上の退職者の在職状況を全省庁にわたって行った結果が発表となりました。この中で私が注目すべき点は二点あると思うわけでございますが、室長の御意見をお伺いしたいと思います。  まず第一点は、退職金の問題でございます。公益法人の退職者の退職金についてはかねてより問題となっていたわけでございますが、今回総理府が全省庁を対象に調査を行ってつまびらかになったわけでございます。私が一番強く印象を受けますのは、この退職金の中でも公益法人の在職期間が二年以上四年以下で三千万円超の退職金をもらっている人が二……

第147回国会 行政監視委員会 第8号(2000/05/15、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、十一日に警察庁がストーカーに関する全国調査、初めてのことですが、平成九年一月から二年半に及ぶ調査の結果を発表いたしました。  その中で驚くべきことは、かなり悪質でありながら既存の刑罰法令に該当しないということで摘発をしなかった事案が八百二十二件、さらに全国の警察に相談があった事案が八千二十一件。結局、刑罰法令がないから、あるいは軽犯罪だとか、都道府県によっては迷惑防止条例といったようなものをつくっているところもありますけれども、全国的に今度は今国会で規制法を成立させると、これは私たち国会議員の意思でそういうことが発案されたわけです。きっかけになったのは桶川の女子大生の刺殺事……

第147回国会 予算委員会 第10号(2000/03/13、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず、金融再生委員長にお尋ねをしたいと思います。  日本版のビッグバンがやっと緒についたというふうにはっきりと認められるような状態になりました。イトーヨーカ堂の異業種の参入問題、さらにはそれにヒントを得て力を得たところのソニーの銀行業参入問題。  要するに、金融業界の、銀行、証券、生保、それから一般事業会社の金融業におけるバリアをフリーにしよう、こういう動きがやっと現実の問題として、特に委員長新任されてから動きが活発になって、最初に越えたハードルというのは、貸し付けを行わない、要するに、言ってみれば決済専門を業務にする銀行を果たして銀行法上の銀行と認めるかどうかという議論だったわ……

第149回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/08/09、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣にお伺いしますが、七月の十八日、中国の社会科学院日本研究所の蒋立峰副所長が外国人記者団に対して会見をいたしました。その際、非常に興味深い発言をされている。  副所長は、現在の日本にはなお軍国主義復活の傾向は存在するんだと、このような発言をされている。その論拠として幾つかの分析を述べていらっしゃるわけですが、その中で私の興味を引きました分析の一つの選択でございますが、それは日本の政界にはなお軍国主義の復活を志向する勢力が存在しているからであると、このような発言をしている。  現在の閣僚の一人として、また自由民主党の河野グループの領袖として、かなり権威のある研究所の副所長だと……

第150回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/11/09、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、外務大臣にお伺いしたいと思います。  一九九九年の政府開発援助、いわゆるODAでございますが、の実績は、九年連続で世界一という結果が出ました。大分援助疲れが世界的な傾向で援助国に見えてきている中で、我が国が援助を重視するという姿勢を堅持したことについては評価をさせていただきたい、そのように思っております。  特に、アジアの経済危機に対する支援、非常にこれは役に立っているというふうに私どもも思うわけでございますが、残念ながら一方で、相応の評価を被援助国から、あるいは他の援助国からされているかというと必ずしもそうではない。このODAについては何回も外務大臣に、特に対中国のODA……

第150回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/11/16、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、外務大臣にお伺いしたいと思います。  昨十五日、ブルネイを訪問中の森総理大臣が、ロシアのプーチン大統領と平和条約交渉の進め方について約一時間にわたって会談をされたと報じられております。特に北方領土問題がメーンのテーマであったようですが、我が国としては、四島の帰属問題をまず解決した上で平和条約を締結するんだ、こういうふうなプロセスで交渉を進めていきたいと。これは結局川奈提案でございまして、国境線を画定すれば北方四島の施政権の返還は当面求めないで継続して審議をしていく、こういうふうな我が国の立場を森総理は強く提案したようでございますが、これに対して、残念ながらプーチン大統領は、……

第150回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/11/28、18期、公明党)

○益田洋介君 昨日、ロシアの大使館武官に対する機密漏えい事件で容疑に問われております萩嵜元海上自衛隊三佐の第一回の公判期日でございまして、検察側の冒頭陳述に対して、ほぼ罪状認否で被告は冒陳を認めたような形でございました。  その中で興味を引かれましたのは、ことしの六月三十日、渋谷のレストラン、オスロで手渡した書類の中に「戦術概説」、これは海自の幹部教育用の教本でございます、さらには通信体制について詳細を記しました「将来の海上自衛隊通信のあり方」、加えて海自の戦略戦術関係資料の中でも一番入手が困難とされている書籍のバックナンバーリストなどを手渡したとされております。  この点について、人事教育局……

第150回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/11/30、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣にまずお伺いしたいと思います。  最初に、集団的自衛権の議論でございますが、この議論が生まれた発端というのは、アメリカは日本を日米安保条約のもとで守る必要があるけれども日本は米国を守る義務を負わないという、そうした不公平さ、片務性説から発した議論だというふうに思います。  最近、非常に興味深い発言を積極的に行っているある野党の党首の方がいらっしゃって、その方は大分踏み込んで憲法改正まで主張されていらっしゃる。その上で集団的自衛権を認めるべきだ、こういう御議論でございます。その背景には、政府の繰り返し言われてまいりました憲法解釈、特に集団的自衛権は有するもののそれを行使する……

第150回国会 決算委員会 閉会後第2号(2001/01/25、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、会計検査院にお伺いします。  主管局長の説明というのを読ませていただきました。その中で、検査報告に掲記されたもののうち不当事項は九件ございます。私が興味を引かれましたのは、この指摘に基づいて改善の処置を講じた事項三件のうちの二件でございます。これについて質問をさせていただきます。  まず、バリアフリーの形成段階における検査指摘事項ということでございますが、検査対象の総事業費が非常に大きい、それから新しい考え方として、今までは金額に対するもの、そういうものに対しての、あるいは数量に対するもの、そういう指摘事項が多かったわけでございますが、今回はもう少し観点を変えて、検査院の検……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、公明党)

○益田洋介君 発議者の皆様、毎日御苦労さまでございます。大分もうお疲れのようでしょうから、きょうは、私はまず最初に古田刑事局長に幾つか質問させていただきたいと思います。あわせて、政務次官にもお伺いさせていただきたいと思います。  過日、衆議院の特別委員会におきまして、板倉宏日大教授が参考人陳述の中で、一九五八年に制定されたあっせん収賄罪の中には第三者供賄が明記されていない、そのために抜け道になってしまって、実際今日に至るまで政治家で、国会議員で摘発されたのは二件にすぎないんだと。これは私は驚くべき事実であると同時に、やはり原因はその辺にあったのかなという実感も正直なところ持ちました。  それで……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(2000/10/10、18期、公明党)

○益田洋介君 私どもが理解しているところによりますと、当法案は十分な協議が各党実務者の間で行われた末、最終的には与党三党が政策合意をした、そのようにして発案された法案でございます。  まず、法案の立案の理由についてお伺いしたい、それが一点でございます。それからさらに、この法案の底流に流れます基本的な考え方、この二点につきまして、公明党の参議院制度検討プロジェクトの事務局長までお務めになっていた魚住議員にお答え願います。
【次の発言】 ありがとうございました。党の立場また考え方、よくわかりました。  第二次世界大戦終了後に、現行憲法の制定時にさまざまな論議がなされて、二院制についても当然論議がな……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第5号(2000/10/12、18期、公明党)

○益田洋介君 両先生、お忙しいところきょうはありがとうございます。大変に意見陳述の段階から既に参考になる御意見をいただきましてありがとうございます。  先ほど清水先生は、今回の非拘束式にした場合でも、やはり個人名を書いた票も最終的には政党の得票の中に組み入れられるので、結局は、その政党色を薄くしようという一つのねらいでございますが、今回の法案のその目的は達成できないのではないかと、こういうふうな御意見であったと拝聴いたしました。  一方で、前田参考人は、比例代表制そのものがなくなるという心配はなくなったので非常に安心しておりますと。比例代表制は、国民の、主権者の民意を反映させる意味では非常にい……

第150回国会 文教・科学委員会 第5号(2000/11/24、18期、公明党)

○益田洋介君 三人の先生方、お忙しいところ御苦労さまでございます。  まず最初に、私は井村先生にお伺いしたいと思います。  先生からいただいたこの二枚紙の集約でございますが、その一番最後に「生命倫理の基準」ということで先生が問題提起をされております。「生命倫理に関する考え方」というところでございます。そこに、私が非常に興味を持ちましたのは「自己決定権の尊重」というところでございまして、「インフォームド・チョイス」と先生はおっしゃっておられます。  ここに本がございます。私の出版した本でございまして、「遺産相続人」ということで、何を扱っているかといいますと、一応法廷サスペンスと書いてありますけれ……

第151回国会 外交防衛委員会 第2号(2001/02/27、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣にお伺いしたいと思います。  今月十六日、突如としてアメリカとイギリスの空軍がイラクを空爆いたしました。爆撃の対象になった地点というのは、バグダッドの防空拠点を中心にしました五カ所にわたる司令・通信施設、それからまた管制センターでございました。  二十日、アメリカの上院外交委員会が発表したところによりますと、このときの五カ所のミサイル基地爆撃の目的は何だったのか、直接的にはこの五カ所の拠点、ミサイル基地を地中で結ぶ光ファイバーケーブルの敷設をしていた工事を中断させ、また破壊させるためだったという発表を行っております。  問題は、この外交委員会は、中国がこの資材を、また技術……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に、先日詐欺疑惑で警視庁に逮捕されました松尾元支援室長の逮捕容疑事実以外の数件の疑惑について、外務省の調査委員会、荒木委員会と言われているそうでございますが、調査の中間報告のようなものをしていただきたいと思います。  特に私が関心を持っておりますのは、一般的に皆さん疑惑が晴れないとして残されている事案につきましては、九州・沖縄サミットのときの物品の調達あるいは通訳の手配その他に関しまして、業者との癒着において百万円を超えるリベートを受け取ったのではないかという疑惑でございます。  二番目は、元室長の資金に他の外務省の幹部が群がるようにして、ゴルフ、マージャン、飲食、ゴルフ……

第151回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/03/29、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、防衛庁長官と外務大臣、お二人の御意見を伺いたいんですが、十九日の日米首脳会談で森総理は、在沖縄米軍の兵力構成を日米間で協議したいと。このことは暗に兵力の削減を提言してこられたものだというふうに私は感じたわけです。  一方で、米国の内部にもさまざまなこの問題をめぐっての議論がありまして、例えば、最近になってウェッブ元海軍長官が、中国の潜在的脅威に備えるために駐留米軍の削減には反対である、こういう意見を述べている。他方、リチャード・アーミテージ国務副長官は対日政策文書の中で、米軍はグアムなど近隣地域諸国への分散をすべきであると主張している。加えて、ブルッキングス研究所のオハンロ……

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、公明党)

○益田洋介君 藤崎局長、事実関係は大体、佐世保無通報入港問題はわかりましたので、結構でございます。  外務大臣、私は、一九六四年の八月にアメリカは声明を出して、二十四時間前に通報すると。非常に反対が多かったものですから、原潜の入港について、市全体が、市民全員が反対するというような現状だったので、アメリカは良心的にそういうことを声明文を出したわけでございます。  なぜこの二十四時間前の通報が必要かといえば、放射能のモニタリングポスト、これを稼働させるために必要なわけでございまして、物理的にも科学的にも必要なことでございます。それと同時に、やはり市民の安全の面からこれはどうしてもやってもらわなきゃ……

第151回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/04/17、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣にお尋ねを申し上げます。  一九八〇年代の後半から先進各国で通信事業の民営化や規制緩和が急速なテンポで進みました。その結果、そうした通信事業を取り巻く情勢の変化が今回の憲章と条約の改正に具体的にどのように反映させられているかということが一点。  それから、IT革命と森総理は盛んにおっしゃっておりましたが、ITを拡大する、事業を拡大する、それからまた介護とか福祉の産業を拡大することによって雇用の創出、拡大が図られると思うわけでございますが、我が党としましては、この二年間で百万人の雇用者の拡大というのを目指しております。雇用の問題というのは、非常にこのIT産業の発達と拡大に密……

第151回国会 外交防衛委員会 第11号(2001/05/29、18期、公明党)

○益田洋介君 まず最初に防衛庁に伺いたいんですが、防衛庁を応援する立場の者としては非常に残念な事件がまた起きてしまいました。それは、海上自衛官の覚せい剤の隠ぺい事件、横須賀の通信隊の二等海尉というのが、部下であった三等海曹の小池被告が所有していたあるいは使用していた覚せい剤、それから注射器を発見していながら、それを隠ぺいしたと。さらに驚くべきことは、この逮捕された、書類送検された二等海尉の上司が隊司令に報告をしたところ、自分で処分しろと、こういうふうな命令であったと。この小池被告は、二十五日に下関の地裁で第一回の公判が行われた際の罪状認否でほぼ全面的に検察の冒頭陳述を認めたということでございま……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、公明党)

○益田洋介君 防衛庁長官にお伺いします。  ブッシュ大統領が就任してからアメリカの中国に対する防衛の姿勢、安全保障に対する考え方が大きく変わりました。まず第一には、クリントン大統領時代に凍結していた台湾への武器の輸出を大量に行うことを既に決定しております。加えて、二十六日には、もし中国が台湾を攻撃するようなことがあったならば、武力行使することがあったならばアメリカは防衛する、こういうふうな声明も出しております。  そして、非常に米中関係、米中台関係が険悪な状況になってきたやさき、昨日、今度は中国軍が台湾海峡を望む福建省の南にあります東山島、アモイの近くでございますが、付近で空軍と戦略ミサイル部……

第151回国会 外交防衛委員会 第13号(2001/06/05、18期、公明党)

○益田洋介君 最初に、協定について質問いたします。  今回の協定が締結されれば、日本から通信機器ですとか電気製品といった我が国の製品がEU諸国に輸出される際に必要な手続の一部が省略されるということになるわけですが、これは局長、全体として、具体的な数値を挙げるのは難しいかもしれませんけれども、かなりの日本の企業に経済効果というのが期待されるんじゃないかと思いますが、この点、どういうふうな考え方、また、この協定の目的自体がそこにあるんではないかという気が私はしているんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 外務大臣にお伺いします。  過日、与党三党の幹事長が訪米をいたしまして、さまざまな方とさま……

第151回国会 外交防衛委員会 第14号(2001/06/07、18期、公明党)

○益田洋介君 安倍官房副長官、突然の要請で申しわけございません。よくお出かけくださいました。  昨日、外務省は、朝鮮労働党関係者三人の入国の申請を認めない、こういう決定を下したと。その背景には、官邸サイドの入国許可反対の意向を副長官が槙田アジア大洋州局長に伝えて外務省も断念せざるを得なかった、本来は外務省は前例を踏襲して入国を許可する方針だったけれども、官邸サイドの強い要望でこれを断念したと、こういうふうに聞かされています。この三人は、六月十一日、都内で催される予定の反日本政府の集会に出席する予定だった。非常に政治的な判断である。  この一連の経緯について、それから官邸の意向についてお聞かせ願……

第151回国会 外交防衛委員会 第15号(2001/06/12、18期、公明党)

○益田洋介君 防衛庁長官にお伺いします。  先日、六日の党首討論のときに、かなり総理はミサイル防衛構想について突っ込んだ発言をなさいました。ちょっと冷や冷やしたような部分もあったんですが、要はこういうことでございます。ミサイル構想に集団的自衛権が議論されたのは今までなかった、だからこそ研究の余地があるんだと。研究という言葉をどういう意味合いで総理はお使いになったか私にはわかりません。  ただし、日本の場合は、九八年のテポドン1号が太平洋に撃ち込まれて以降、やはり防衛体制の必要性を感じてアメリカと共同でイージス艦を利用した海上配備型上層システムの共同研究に入っております。アメリカ本土では昨年二回……

第151回国会 外交防衛委員会 第16号(2001/06/26、18期、公明党)

○益田洋介君 外務大臣にお伺いします。  本日、当委員会では、一時の衆議院本会議で通過を予定されていました閣条の第四号、第五号、第六号を付託され、そして趣旨説明まで進めて、二十八日に審議、そして採決まで予定しておりましたが、どうも衆議院の様子が判然としない、もしかしたら当委員会でこれ審議できないかもしれない。どうしてこういうことになったんですか。
【次の発言】 原因であると考えるだけじゃなくて、今国会においては、閣法、閣条、実に九三%という成立率なんです。我が委員会も粛々と今これを進めてきまして、一カ月間のブランクがあったにもかかわらず最後のこの三条約を残すのみとなっている。審議ができないで未……

第151回国会 決算委員会 第2号(2001/04/02、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、外務大臣にお伺いしたいと思います。  三十日、えひめ丸の事故に対する対応のために帰国をおくらせておりましたフォーリー前駐日アメリカ大使が、二十八日、ある新聞社に対して単独インタビューをいたしまして、その席で幾つか、非常に私は、えひめ丸のこの事故の対応については誠意を示して、しかも機敏な行動をとっていただいたフォーリー大使、何回か在任中にお会いしたこともございますが、意見交換したこともございますが、ちょっと衝撃的な発言を言い残して帰ってしまったという印象を実は受けているわけでございます。  その第一は、兵力削減について、私は前回、別の委員会で外務大臣と議論を交わしたわけでござ……

第151回国会 行政監視委員会 第3号(2001/04/09、18期、公明党)

○益田洋介君 荒木副大臣、御苦労さまでございます。きのうアメリカからお帰りになって、早速きょうは当委員会へ御出席いただきました。大変国民の方々が関心を持っております今のこの外務省の調査委員会の調査結果について中間的な御報告をお願いしたいと思います。  第一点は、在オーストラリア大使館勤務の職員が自分の在勤中に、在任中に二百五十万円にわたる金員の横領をした、さらには同職員がフィリピン大使館に在勤中には、大使館の一部工事を発注した業者から多大な接待を受けたと、こういうふうに巷間言われておりました。この点についてが一件。  それから第二点目は、九三年の春に、当時の宮澤総理大臣がオーストラリアを訪問し……

第151回国会 行政監視委員会 第4号(2001/06/04、18期、公明党)

○益田洋介君 上野官房副長官に質問いたします。  六月一日金曜日及びけさの官房長官の田中外務大臣の発言に対する談話、そしてその真意を伺いたいと思います。
【次の発言】 特定の事項に関してのコメントもあったと思いますが、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 けさの記者会見についてはいかがでしょうか。
【次の発言】 二十九日、韓国の崔駐日大使が金大中大統領の総理大臣あての親書を持って首相官邸を訪れ、官房長官に手渡されました。この親書の内容及びそのとき交わされた会話について、特に教科書問題ですけれども、お願いします。
【次の発言】 本日、扶桑社から一番問題になっている中国の歴史教科書が市販され……

第151回国会 行政監視委員会 第5号(2001/06/11、18期、公明党)

○益田洋介君 まず、法務大臣にお伺いしたいと思います。  まだ記憶に新しいところでございますが、福岡高裁の判事でありました古川龍一さん、四月十九日に国会に来ていただきました。それで裁判官訴追委員会の席でさまざまなお話を伺いました。このときは法務大臣もメンバーの一人でいらっしゃったわけでございます。二十日に再び訴追委員会を開きまして、大変活発な意見の交換があったわけでございますが、結果的に訴追相当と不訴追が同数になりまして、あのときは大臣は訴追猶予というお考えだったというふうに思いますが、それを入れると不訴追の方が少なかった。ただし、委員会の三分の二が訴追相当と判断しなければ訴追はできないという……

第151回国会 予算委員会 第6号(2001/03/08、18期、公明党)

○益田洋介君 日銀総裁、大変に御苦労さまでございます。  昨日、都内で総裁は講演をされました。その中で、景気回復は一段と鈍化をされているということを御指摘になった上で、さらに日本経済の再生策について言及をされました。それは、金融機関の不良債権処理を促進するということを中心にした、言ってみれば構造改革の具体策の提言という形でお話をるるされたというふうに伺っております。  特に総裁は、構造改革に対して政府がどれだけ積極的に推進していくかということが金融緩和の一つの条件になるんだと、そういうふうに示唆をされたというふうに伺っております。この点、若干敷衍をしていただけますでしょうか。

第151回国会 予算委員会 第12号(2001/03/23、18期、公明党)

○益田洋介君 昨日の参議院の財政金融委員会におきまして、我が会派の浜田卓二郎先生が柳澤大臣に質問いたしました。それは、株式の持ち合いの解消のためにはむしろ上場投信の方が本格的なんだというふうな発言でございました。これに対して、さらに柳澤大臣は株式買い上げ機構との比較において上場投信の長所をるる述べられたそうでございますが、浜田先生はどうも納得がいかないというので、私がかわりに、もう少し敷衍していただきたいと思いまして、質問させていただきます。
【次の発言】 さらに、この指数連動型の投信というのは、組み入れ銘柄を選ぶことになりますのでコストがかからないということと、それから投資家の負担する手数料……

第151回国会 予算委員会 第16号(2001/05/30、18期、公明党)

○益田洋介君 財務大臣にまずお伺いしたいと思います。  四月六日、経済対策閣僚会議において策定されました緊急経済対策、これについて、まず大臣の景気の現況に対する認識、それから二つ目にこの緊急経済対策の基本的な考え方についてお話し願いたいと思います。
【次の発言】 昨日、外務省の第二次政府開発援助、ODAですが、改革懇談会が始まりまして、いよいよ抜本的なODAの見直しをしなきゃいけないと。  今、財務大臣がおっしゃったように、小泉総理は来年の国債発行は三十兆円にどうしても絞り込むんだと、こういう明確な金額的な目標を総理は言われています。したがって、このODAの拠出の削減についても当然、財務大臣、……



各種会議発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第136回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/02/07、17期、平成会)

○益田洋介君 二つほどお尋ねしたいと思います。  まず第一に、全体的なビジョンの問題ですが、今後、防衛庁としては軍縮に向かおうとしているのか。あるいは、全体的に新しい機能あるいは新しい作業を、一般国民へのサービスを含めて、例えば大規模災害等への対応といったことや、それから日米安保の信頼の向上のための努力といったことを踏まえますと、相当量、軍拡という言葉は当たらないかもしれませんが、少なくとも防衛費の増大ということにつながるような要素が多々あるやに見受けられますが、その辺についての基本的なお考えをお示しいただきたいと思います。  一方で陸上自衛隊員数を二万人削減するというようなこともおっしゃって……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/02/14、17期、平成会)

○益田洋介君 お三人の先生方、大変ありがとうございます。余り興味深いお話なものですのでなかなか質問の機会を回していただけませんで、やっと質問をさせていただきます。  まず最初に、前田先生にお聞きしたいんですが、昨年来二つの核実験の話題で世界じゅうが騒然となった一時期があります。フランスと中国の核実験でございますが、世界で唯一の被災国という立場で、日本は国を挙げて両政府の核実験に対して反対をしたわけでございますが、一方で西欧の人たちの考え方を伺ってみますと、必ずしもフランスの核実験と中国の核実験に対して同等の見解を持っていないのではないかという印象を私は受けております。  彼らの言い分、特にこれ……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1996/02/28、17期、平成会)

○益田洋介君 二点ございまして、一点は憲法の改正あるいは解釈の変更という議論が出されておりますが、確かに現行憲法、私が昨年七月に国会に参りまして以来、既にさまざまな観点から現行憲法の不備とかあるいはその解釈の仕方を通じてさまざまな論議がなされてきております。  例えば、国際問題調査会で住専の例を出すのもおかしいんですが、住専の不良債権の処理の際に私が一番懸念しておりますのは、公訴時効の、特に刑法三十一条の特別特記事項で、要するに公訴期間が五年間である。そうすると特別背任罪を適用すべきそのことによって責任問題の所在を明らかにして、また適切な処分をしなければならないような経営者の方がかなりいらっし……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1996/05/15、17期、平成会)

○益田洋介君 私は、三人の先生方にそれぞれ一問ずつ質問をさせていただきたいと思っております。  チャルマーズ・ジョンソン名誉教授と岡崎先生が対談されているわけでございますけれども、その中で、東アジアに十万人、それからヨーロッパ地域に十万人の兵力を常備するという、これはジョセフ・ナイ教授の御提案であったわけでございますが、先生は東アジアの十万人というのは納得がいく、説明がつくと、なぜならば朝鮮半島の有事ということが考えられるし、さらにペルシャ湾で紛争が勃発すれば沖縄から海兵隊が行くんだと、急派される。台湾海峡の件はお述べになっておりませんでしたが、この文脈の中からは恐らくそれもあわせて考えておら……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1996/05/22、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、笠井委員の方から、二十日のクリントン演説を聞いているとあるいは読んでいると、最終的にやはりアメリカの追求しているものはアメリカの独自の国益だったんじゃないかという御指摘でしたが、私は、そのこと自体は間違いではない、そういった解釈も正しいけれども、そうした主張をクリントンが表明するということは間違いではない、むしろ当然のことであるというふうに思います。  そして、今、林委員の方から、集団的自衛権については自然法、条約法、それから憲法というふうな重層的な、あるいは段階的な詰めが必要であろうという御指摘がありましたが、この件についても私は全く賛成でございます。  ただ、自然……

第139回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/12/09、17期、平成会)

○益田洋介君 私は残念ながらこの五カ国どこも行ったことがございません。東南アジアでは香港、それから中国の南端、広東省のあたりしか実際に肌で経済情勢ですとか政治の情勢を感じてきた経験がないので非常に残念なわけでございますが、今このペーパーを読ませていただき、四人の参加者の報告を聞かせていただきまして、思っていた以上に活気のある、これから本当に伸びていこうという国々だなという印象を受けましたし、政策に対する考え方が非常にすっきりしているんじゃないかなという印象も受けました。  それは、先ほど来何人かの先生が指摘されているように、日本はアメリカの影響を強く受け過ぎているという御指摘も当たろうかと思い……

第139回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/12/16、17期、平成会)

○益田洋介君 民間がかなり積極的に今回は意欲を示して、参加者も三名いらしたということで大変いいことだと思います。やはり官民一体となって総合的な力を出していかないと、標擁しているような目的達成には時間がかかり過ぎてしまうんじゃないかという気がしております。  先ほど局長からお話を伺っておりまして一つ気になりましたのは、ベトナムがまだ加盟国になっていない。民間の立場からしますと、経済市場という観点からはベトナムは非常に将来的に有望な国であるという見方が広くされておるわけでございますが、なぜべトナムが加盟基準に合っていないのか、あるいは政治的な背景があって全員のコンセンサスが得られないでいるのか、そ……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1997/02/05、17期、平成会)

○益田洋介君 三つほど簡潔に質問させていただきたいと思いますが、まず第一は日米安保について三人の先生にそれぞれ御意見を拝聴させていただきたいと思います。  五百旗頭先生は先ほど非常に興味深い表現の仕方をされまして、経済発展に伴って歴史的な今までの常識として必ず軍事的騒乱が起こってきたけれども、これをアジア太平洋地域で乗り越えることができるかどうか、乗り越えるとすればその唯一の保証、可能な方法というのはアメリカの軍事的プレゼンスであると。したがって、日米安保は人間でいえば背骨に当たる部分で、しかしその背骨というのは亡くなるまでは表面に出るものではないので、したがってその背骨の周りの筋肉をどのよう……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1997/02/12、17期、平成会)

○益田洋介君 三人の先生方にそれぞれ一問ずつ簡潔に質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、長谷川先生のアジア親善交流協会での報告書の十五ページにありますが、クリストファー国務長官が米中の外相会議の席上で、米中がいろいろな面で協力を推し進めていくことはコンストラクティブでありプロダクティブであるというような表現をしたというふうに書かれております。  また一方では、ジョセフ・ナイが、東アジア戦略研究におきまして、二つの中国との接し方が考えられるだろうけれども、一つはコンテーンメントであって、もう一つはエンゲージメントだと。これは、封じ込めの方は今のところしない方がいいだろうと。むしろ、……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1997/02/24、17期、平成会)

○益田洋介君 大変にうんちくのある御発言を伺ってまいりましたが、まず山本先生、山崎先生、お二方に御質問をさせていただいて、その後板垣先生にも若干御意見を伺い、さらに武田先生の御意見に対して私なりの考え方を述べさせていただきたいと思います。  最初に、昨年の十二月二日にウィリアム・ペリー国防長官が来日して2プラス2の会合が一応の決着を見た段階で、沖縄の基地問題の整理、統合、また縮小についての基本的な両国間の合意がなされて、このときにペリー長官が、沖縄の問題については当面危惧されていた問題点に一区切りがついたんだということで、これからは現実的にどのように合意した事項についての具体的な推進を進めてい……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1997/03/03、17期、平成会)

○益田洋介君 お二人の先生、本日は大変にありがとうございます。  まず最初に、プラサート先生に御質問申し上げたいと思います。  本年一月に橋本総理がASEANを歴訪したときに、モンデール元駐日アメリカ大使の発案を受けまして、日本もASEANの非公式首脳会議ぐらいに、日本の首脳、総理大臣が定期的に出席するようにさせてもらえないかという提案をいたしまして、基本的に反対をされる国はなかったというふうに伺っています。これは一つには、モンデール元駐日アメリカ大使が、日本をASEANに恒常的に参加させることによって、アメリカもその輪の中に組み込まれていくと。これは、日米安全保障体制の一環としてアメリカが日……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1997/04/07、17期、平成会)

○益田洋介君 先般、本調査会が行いました委員派遣につきまして御報告申し上げます。  本調査会の林田会長、板垣理事、南野理事、照屋理事、武田理事、上田理事、馳委員、林委員、山崎委員、田村委員、そして私、益田の十一名は、去る二月十七日から十九日までの三日間にわたり、安全保障、経済協力等に関する実情調査のため、沖縄県に派遣されました。  以下、その調査の概要について、日程に沿って御報告申し上げます。  第一日目は、那覇空港到着後、同空港に隣接する自衛隊那覇基地に赴き、基地所在の航空自衛隊南西航空混成団、陸上自衛隊第一混成団及び海上自衛隊第五航空群について概況説明を聴取し、意見交換を行ったほか、基地所……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第6号(1997/04/21、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、川島局長にお尋ねを申し上げたいと思います。  先週十七日、参議院の沖縄特措法の特別委員会において、私は安保の適用対象ということについて若干の質問を外務大臣にさせていただきました。尖閣列島については、昨年来アメリカの高官が繰り返し安保の対象になるんだ、ただし政治的にはうまく中国との間の話し合いを進めなきゃいけないので急にどうこうするということはないと。だから、アクションはとらないだろうという立場なわけですが、一方、竹島について安保条約の対象になるのかどうかという質問をしましたところ、外務大臣は、日本国有の領土であることは間違いない、しかし施政下にないので安保条約の適用は……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、平成会)

○益田洋介君 まず最初に、畠中局長にお伺いしたいんです。  いただいた資料の中で非常に興味を引かれたのは、一ページ目の大きな三番目にありますODA改革、これは、二十一世紀に向けて一から見直すつもりで援助のあり方を大胆に改革していくための提言を得る、こういった趣旨で六月の中間報告、そしてことしの十一月には最終報告がまとまるんだということで、非常に楽しみにしているわけでございます。  これは質問といいますか苦言ではないんですが、この十四ページにあります改革懇談会を構成しているメンバー、十人程度ということですが、顔ぶれを見させていただいて、確かにすばらしい方々が参画をいただいているわけでございます。……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第8号(1997/05/19、17期、平成会)

○益田洋介君 まず今、留学崖の話が魚住委員の方から出ましたので、私の留学生に対する若干の考え方を述べさせていただきます。  私が大学の理工学部に通っておりましたころ、二人の留学生がインドネシアとタイからそれぞれ来ておりまして、土木工学科だったものですから、帰ってお二人とも今エンジニアとしてもう指導的な立場にいらっしゃるというふうに仄聞しておりますけれども、かなり風習の違い、言葉の違いで彼らは在学当時やはり随分悩んでおりました。幸いにして明るい性格でありましたので、二人とも四年間充実した生活を彼らの場合は送ったような印象を受けております。  しかし一方で、最近になっても聞きますことは、途中でやは……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第9号(1997/05/21、17期、平成会)

○益田洋介君 先ほど上田先生から日本周辺の領域という定義づけに注目したいというお話がありましたが、四月十七日、日米安保特別委員会におきまして、私は、日本有事の際の日米安全保障の対象となる範囲ということで質問をいたしました。  その際、外務大臣は、竹島については我が国固有の領土であり、一体不可分の施政権を我が国は有するものであるが、施政権下にないので、日米安全保障条約の中に言うイン・ザ・エリア・アンダー・ザ・アドミニストレーション・オブ・ジャパニーズ・ガバメント、ちょっと発言は外務大臣よくなかったんですが、という適用がなされないから日米安全保障条約の対象にはならない、こういうふうにおっしゃったの……


18期(1998/07/12〜)

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、公明党)

○益田洋介君 両先生におかれましては、大変御多忙の中お出ましいただきましてありがとうございます。冒頭お礼を申し上げておきたいと思います。  まず、ガイドラインにつきまして森本先生の御所見をお伺いしたいと思います。  さきの通常国会におきまして、国際平和協力法第二十四条の改正が行われました。そして、どのように改正されたかといいますと、武器の使用に関しまして、自衛隊員は上官の判断により武器の使用をすることが許されるといったものでございますが、一方で、今回のこの法案の中での武器の使用に関する規定は逆行したような形になりまして、武器の使用の判断は自衛隊員個人の判断による、こういうふうな規定になっており……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2000/03/01、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 まず最初に、塩野谷先生、高山先生、本当にお忙しい中、御苦労さまでございます。  初めに、塩野谷先生に二、三御質問したいと思うわけでございますが、非常に私が興味を深くして伺わせていただきましたきょうの先生のお話の中で、社会保障の負担が保険料、租税、自己負担の三者による以外にないのが現状である、こういった観点を踏まえて、特定の財源によらなきゃいけないという理由はないので、理想的な運用の仕方というのはこの三者の間での柔軟な最適の組み合わせを追求すべきであると。ここにやはり特定財源といいますか、社会保障についての財源を希求するに当たっての究極の結論というようなものを御提示されているのでは……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2000/04/19、18期、公明党・改革クラブ)

○益田洋介君 公明党の益田洋介でございます。  きょうは、両参考人の方、御多用の中お出ましくださいまして大変にありがとうございます。  私はまず、広岡先生に非常に興味深いお話を伺いまして、御質問させていただきたいんですが、この預けて育てるという考え方は基本的に賛成でございます。  私は、子供が四人、昔は四人いました、今は三人ですけれども、かなり小さいころから外国で生活をさせました。そういう関係で、特に上の男の子については幼稚園のころからイギリスの学校に行っておりまして、日本人学校はございますが、ずっと現地の学校に入れて育てました。特に、中学校からは五年制の全寮制のパブリックスクールに入れており……

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/03/15、18期、公明党)

○益田洋介君 両公述人におかれましては、お忙しい中、本当にきょうはありがとうございます。  まず最初に、新崎公述人にお伺いしたいと思います。  先生の今回の公聴会に先立ちましてさまざまな論文を読ませていただきました。中で私が一番感動しましたのは、ちょっと古くなりますが、一九九二年の五月十九日のエコノミストでございますが、その中で先生は、天皇を中心とする大和の歴史観に北と南から風穴をあけたいという、これはNHKの大河ドラマを当時手がけた吉村芳之さんという演出家が意見を述べられています。そこで、復元された首里城を舞台として、当時十七世紀の琉球を主題にした「琉球の風」という、これは陳舜臣さんの原作で……


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データ更新日:2022/12/09

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