このページでは大渕絹子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、財政演説並びに平成十一年度補正予算について総理並びに大蔵大臣に質問をいたします。 深刻な不況はいよいよ国民の身近なところまで押し寄せています。働き盛りの男性自殺者が増加を続け、地方銀行や信用組合の倒産がそれに拍車をかけ、国民は不安を募らせています。 確かに、先ごろ発表されました本年一月から三月までの実質経済成長率は年率換算で七・九%という高い数値を示しました。しかし、経済界も半信半疑で見ておりますし、四月、五月の景気の現状を示す一致指数は三七・五%と、景気判断の分岐点である五〇%を下回っております。所得面から見ても、春闘も、今夏のボーナスも……
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、狩野安国民福祉委員長解任決議案に賛成の立場から討論を行います。 狩野委員長は、昨日午後五時五十五分、職権によって国民福祉委員会を再開し、野党理事や委員が激しく抗議する中、山崎理事の動議を一方的に取り上げ、騒然としてだれの声も聞き取れない中で採決を強行したのであります。 我が党は、年金関連七法案を今国会における最重要法案と位置づけておりました。だからこそ、特例ではありますけれども、平成十二年度予算案審議と重なる日の委員会審議にも協力をしてまいりました。しかし、狩野委員長及び与党三党は、理事会において総理出席の委員会質疑を約束していたのに、それ……
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、総理並びに関係大臣にお伺いいたします。 人類の発展の歴史は、地球環境の犠牲の上に築かれてきたと言えます。総理、あなたは環境庁が環境省になることをどのように受けとめておられ、何を期待していますか。 公害発生を機に設立された環境庁が、各省庁の調整役しか果たし得ないとすれば、現在、地球規模で発生している環境問題や我が国の使い捨て社会経済システムから発生する環境問題に対して、包括的権限を有する独立した強い環境省をつくる必要があります。そのために、環境行政の憲法とも言うべき環境基本法に明確な規定が求められます。 二十一世紀に新しい役割を担う環境省……
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、ただいま議題になりました三法案について質問いたします。 本院議員であった小山孝雄、村上正邦両名が受託収賄の容疑で逮捕されたKSD事件は、自民党丸ごと汚染の実態を明らかにし、国民に深い絶望を与えております。逮捕された人々の取り調べ結果によっては、あと何人の逮捕者が出るかわかりません。どのような事態になろうとも真相究明を徹底してやる決意を法務大臣に求めます。 えひめ丸沈没事故をめぐる米海軍の査問会議は、予定がずれ込んだためにワドル前艦長らが蛇行や急浮上の実演を急いだこと、えひめ丸と見られる船体をとらえた音波探知情報が前艦長に伝わっていなかったこ……
○大渕絹子君 三人の参考人の皆さんには、本当に本日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。社民党の大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 中坊参考人には、今回の法律の制定に当たりましては大変貴重な御提言をいただきながら、整理回収機構が法律の中に盛り込まれていきましたことは、私たちも非常によかったことだというふうに思っております。これからも今までの住専の処理機構の中で培われましたノウハウを生かされて、この金融機関の不良債権が本当に早急に回収ができるように御尽力をいただければというふうに思うところでございます。 そこで、この国会の審議の中で宮澤大蔵大臣は、長銀……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 総理、冒頭で大変申しわけありません。質問通告をしてありませんけれども、沖縄県におきまして、女子高校生が米兵によってひき逃げをされて意識不明の重体に陥っている。沖縄県警は直ちに逮捕状を用意し、米軍に対して、このひき逃げ犯を逮捕させろということで要求をしたわけですけれども、そのことは拒否をされています。 そして、地位協定では、起訴前の逮捕状執行というのはできないことになっていますけれども、あの沖縄の少女暴行事件が起きたときに、殺人とかあるいは強姦とか凶悪な事件に対しては起訴前であってもアメリカ軍の運用の中でで……
○大渕絹子君 それでは、御質問をさせていただきたいと思います。
まず、環境庁長官、この法律案は、中央環境審議会に対して環境庁長官が諮問をし、その答申に沿ってつくられた法律というふうに認識をしておりますけれども、今回の中環審の位置づけはどういうふうに考えておられるか。ということは、同じように他省庁が携わる法律の中で環境アセスメント法というのがあったわけですけれども、そのときは内閣総理大臣の諮問によって中環審の答申がなされておるということを踏まえて、今回のこの中環審の答申というものの位置づけについて、まず長官にお伺いをいたしたい。
【次の発言】 位置づけについてお聞きをしたわけですけれども、次の……
○大渕絹子君 四人の参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。社会民主党の大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、青山参考人にお伺いをいたします。 六%の削減目標の当面の達成方策ということで政府が原案を出されておりますけれども、この中に植林等の吸収源対策ということでマイナス三・七%という数字を盛り込んでおります。ドイツの連邦政府は地球変動のアドバイザー会議において、この吸収源の算入は、温室効果ガスの大気中濃度の安定化という長期的な目的にとって生産的ではない、気候や土壌、生物圏を保護するという目的とは両立をしない、排出量を決定する上で不明確な定義や問題があり、議……
○大渕絹子君 「六%の削減目標の当面の達成方策について」というところで、大変くどいようでございますけれども、もう一度聞かせていただきたいというふうに思います。 京都議定書の三条三項に基づく計算方式では〇・三%という数字が出ているにもかかわらず、この目標の中でマイナス三・七%と記入をし、そして三条四項に新しいレビューとして検討課題としてこれから推進をする、その不確定な数字をマイナス三・七と入れた中でのマイナス六%の削減というのは私は納得ができないわけですけれども、この三・七%を示そうとする計算方式というのは、いわゆる京都会議においては各国から否定をされた計算方式ではないのですか。
○大渕絹子君 能勢町のダイオキシンの汚染問題についてお尋ねをいたします。
この調査報告書を見るまでもなく、今日このような事態を引き起こした責任の所在は一体どこにあるとお考えでしょうか、厚生省。
【次の発言】 組合の維持管理に責任があるという指摘でございますけれども、その組合の維持管理を監督するのは、それではどこですか。
【次の発言】 そこを指導監督するのはどこですか。
【次の発言】 厚生省が法律の範囲内でしっかりとやってきた、指示も出し、そしてガイドラインもつくり、その組合に改善方も要求をしてきたということで厚生省の責任はないとおっしゃりたいというふうに思うわけでございますけれども、旧ガイド……
○大渕絹子君 国土庁の方にお聞きをいたしますが、豪雨や台風と大変大きな災害が引き続いて起こっておりまして、建設省や国土庁の皆さん方関係者は大変激務の中にあると思いますけれども、新潟県で起きました八月四日の集中豪雨災害について、激甚指定のための積算作業というのはどこまで進んでいるかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 次から次へと起こる災害で新潟県をお忘れないように、ぜひ早急に指定していただけるものは指定をしていただいて、そして災害復旧を遺憾なくやっていただきたいというふうに思うところでございます。どうぞ長官、よろしくお願い申し上げます。
○大渕絹子君 私も、今回の災害の視察に参加をさせていただきまして、本当に自然が安定を失ったときの破壊力の物すごさというのをまざまざと感じさせていただいたところでございます。人間が安全に住むにはやはり安全な場所に生活の場をきちんと持っていかなければならないということを痛感したところでございます。特に重度の身障者や要介護のお年寄りなど、いわゆる災害弱者という人たちを収容しておられる福祉施設などが安全な場所に設置をされておらなければならないということを痛感したわけでございます。 残念ながら今回福島県の総合福祉施設「太陽の国・からまつ荘」では五名もの命を奪われるという災害でございました。皆様方の御質……
○大渕絹子君 総理、おはようございます。
毒物混入事件が続発をして社会不安などが生まれていますけれども、国民に再発防止の決意と総理からのメッセージをお願いいたします。
【次の発言】 八月四日に新潟県を襲った集中豪雨の被害状況と対策について、建設大臣並びに農水大臣にお尋ねをいたします。
【次の発言】 建設大臣には早速に現地に赴いていただいて本当にありがとうございました。
農水大臣に重ねて土地改良費の繰り延べ支払いについての御検討を。
【次の発言】 被災農民と新潟県知事から激甚災害指定について強い要望が出ておりますが、国土庁長官にお尋ねします。
○大渕絹子君 御苦労さまでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年の五月二十七日、臨時大深度地下利用調査会の答申というのが出されました。いわゆる大深度地下利用についてですけれども、その答申を受けて、国土庁は今後どのような取り組みを進めていかれるのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 いつごろまでに法制化の予定でしょう。
【次の発言】 それでは、具体的にこの大深度地下を利用してどんな施設をつくろうとか、どんな事業計画を立てようとかというようなものはございますか。
【次の発言】 リニアモーターカーについても期待が寄せられているように聞きますけれども、ここらの検討はどうなっていますか。
○大渕絹子君 連日御苦労さまでございます。しばらくよろしくお願いをいたします。
真鍋環境庁長官は、埼玉県の所沢市、三芳町それから寄居町でしょうか、産業廃棄物施設の視察に行ったというふうに報道をされておりますけれども、行かれて実情をごらんになって、今率直な御感想、そして早急にやらねばならないというようなことがあるのかどうか、そのお考えを聞かせてください。
【次の発言】 そのとおりだと思います。私たち、この委員会が環境特別委員会という形で持たれていたころなんですけれども、もう九年ほど前になりますが、ダイオキシンの汚染の問題がそろそろ言い始められたときに、当委員会でもいろいろな議員の皆さんがかわり……
○大渕絹子君 私は、きょうは北海道開発庁、それから北東公庫、民間が共同出資をしておりました苫小牧東部開発株式会社についてお伺いをしていきたいというふうに思っております。 苫東株式会社と言わせていただきますけれども、苫東株式会社は、昭和四十七年七月、資本金二十億円、北東公庫が二五%、北海道などが二五・二五%、そして民間が四九・七五%の出資で設立をされました。その後、苫小牧の東部地域の土地の取得によってそれを分譲造成するというような事業を営むという内容で進められてきたわけでございますけれども、現在の財務状況、平成九年度末で借入金が実に一千七百八十一億円という巨大な額になっておりまして、この借入金……
○大渕絹子君 きょうは、国土庁にむつ小川原開発株式会社の処理施策についてお伺いをいたします。
平成九年九月二十四日の閣議決定、あるいはまた平成十年十二月二十五日の閣議決定に基づきまして、今むつ小川原開発株式会社の今後についての協議が鋭意進められていると思いますけれども、その状況について御説明を願いたいと思います。その中で、民間の金融機関の協力等についてはどのようなことになっているのかもお願いをいたします。
【次の発言】 具体的に国土庁が示された案に、民間の金融機関はノーということで対応しているというふうに報道されているわけですが、そこらを具体的にもう少しお聞かせください。
○大渕絹子君 きょうは、奄美群島について少し大臣とお話をしていきたいというふうに思っております。 日本地図で奄美群島をじっと見ておりまして、私は、あれ、ここは鹿児島県なのかなという思いをいたしました。亜熱帯性の気候、四季を通じて温暖、多湿、それから伝統、文化、言語、あるいは生活様式等々、台風の常襲地帯ということまで大変沖縄県とよく似ているという状況にあると思います。 西暦一四六〇年ころは、全島が琉球王朝の緩やかな支配下にあり、南の島の特性の中で本当に人々はおおらかな暮らしを楽しんでおったという歴史背景がございます。 一六〇九年、薩摩藩の侵攻によりまして琉球から分割されて薩摩藩に直属をされ……
○大渕絹子君 大変緊張した場面が続いておりますけれども、今回の法改正によって都市開発事業の推進とか民間投資を誘発し内需主導の景気回復を図りたい旨述べておられるわけですけれども、都市再開発が遅々として進まない原因について、先ほど弘友議員の質問に対して大臣は、オープンな議論が必要であり、それから融資のあり方、税制のあり方等々も考えていかなければならない、さまざまな要因があっておくれているというふうにお答えになっておられますけれども、私自身はその事業計画の中にあった借地借家人の権利というものが明快に確立をされていないからではないかというふうに思うわけでございます。そうした観点から、今回質問をしていき……
○大渕絹子君 都市の再開発には、虫食い状態になった土地の収用ということが大変重要な課題ですけれども、最近、外資系の企業が日本の不動産を購入するという動きが顕著だというふうに報道されております。地価税の凍結とか、不動産取得や保有に係る税制度の改正が行われ、さらに日本の土地、不動産が底値に来ていると見ているということもあるんでしょう。さらにまた、金融機関の担保不動産を一括購入するというような動きが出てきておりますけれども、これらの動きに対して政府はどういうふうに対応していくのかというのをお聞きしていきたいと思っています。 それは、この間も金融再生委員会の場所で、銀行が抱えている不良債権の扱い方に……
○大渕絹子君 御苦労さまでございます。ダイオキシン対策推進基本指針が三月三十一日に出されまして、そのことについて少しお聞きをしていきたいというふうに思います。 TDIを決定してから各種の基準づくりをするというふうに書かれておりますけれども、その基準づくりについて、生態系の保護に関する基準とかあるいは人の健康の保護に関する基準、これは乳幼児や胎児も含むということでございますけれども、それらの基準づくり。それから食品の安全の確保に関する基準、大気や水、土壌等への排出基準、それからそれらを総合的に総量規制する基準というようなものがそれぞれ必要になってくると思います。 これらの取り組みに対して、環……
○大渕絹子君 今回のこの鳥獣保護法の改正ですけれども、有害鳥獣対策が大変その原動力になっていて、今回の改正は野生生物の保護という観点が極めて希薄であるということをまず指摘をしておかなければなりません。
絶滅のおそれのある野生鳥獣の種類が増加をしているというふうに聞いていますけれども、環境庁の認識はどうでしょうか。
【次の発言】 その二割の哺乳動物の種類というのはわかっていますか。
【次の発言】 そういうものは私たちも資料でわかっておりますけれども、普通生息をしている野生動物ですね。狩猟対象になっている野生動物の中で絶滅の危機に瀕しているようなものはあるのじゃないですか。そこらが問題なのですけ……
○大渕絹子君 参考人の皆さんには、大変貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございます。 三浦参考人にお伺いをいたします。 草刈参考人の方から地方自治体へのアンケート調査ということで参考意見が述べられまして、地方にはまだこの法律が施行されてもなかなか受け皿がないのではないかという御意見が寄せられておりますけれども、私どもの手元に来ます意見の多くも、地方への移譲は時期尚早であるとか、自治体の人員、予算、技術、研究施設等の充実あるいは鳥獣保護体制の整備をしてからでないとこの法律の改正が難しいのではないかという意見が随分と寄せられておるところでございます。 三浦参考人は、この法律の施行……
○大渕絹子君 今回のこの住宅品質確保の促進に関する法律案、長い間住宅を求める消費者が求めていた法案だというふうに思いますので、その法案の中身、いわゆる住宅の性能表示の整備であるとか住宅の紛争処理体制の充実、あるいは瑕疵担保についての保証の充実というような内容につきましては、大変懸案のものであるということで賛成をしていかなければならない法案だということを前提にしながら質問させていただきたいというふうに思っているところでございます。 住宅の場合は、表向き、先ほどいろいろ欠陥住宅の話が出ていましたけれども、その住宅の建てられる土地について少しさまざまな欠陥があるということが明らかになっておりますけ……
○大渕絹子君 大渕絹子でございます。よろしくお願いをいたします。 きょうは、野党の立場に立って質問をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 現行の海岸法は、津波や高潮等の被害から海岸を防護するために必要な海岸保全施設の整備を行うことを主なる内容とするものでございまして、先ほど来ありましたけれども、現行法の第一条の目的のところにも、「この法律は、津波、高潮、波浪その他海水又は地盤の変動による被害から海岸を防護し、もつて国土の保全に資することを目的とする。」と、こう掲げられております。この法律ができて四十年になるわけでございますけれども、この目的が果たして着実に成功してき……
○大渕絹子君 昭和三十一年に海岸法が施行されて、その十年後、昭和四十五年に入りまして今の海岸事業五カ年計画ということがスタートをするわけですけれども、この長期計画を策定するという方向に踏み切った背景と経緯について、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 その第六次海岸事業七カ年計画ですけれども、建設省は四千四百五十八億円、農水省が三千九百十七億円、運輸省が五千二十五億円という計画で、総額が一兆三千四百億円ということになっております。その進捗率が、平成十一年度の予算案が終わったところで、金額的にはそれぞれ農水省が六八・二%、運輸省が七二・二%、建設省が六五・二%という数字をいただいてお……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。 四人の参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さまでございます。貴重な御意見を聞かせていただきまして、これからの法案の審議に資していきたいというふうに思っておるところでございます。 私は、今回のこの法案が出されてくる経過が、そこに住まわれている人たちの住民の皆さんの意見とかあるいは国民の要望とかというところからスタートをしておらないということに私は大きな不信感がございます。それは、金融機関や建設会社が持っております不良債権、その不良債権であります土地が有効に利用されないという状況の中で、何とかこれは国が関与し、その土地の流動化を図っていく中で都……
○大渕絹子君 まず第一に、いろいろな議論がされてきておりまして、公団が四十四年間果たしてきた役割は認めるわけでございますけれども、戸数が世帯数を超えたという状況の中で、住宅部門から大幅に撤退をしていく方針が出された今回の法案というふうに読んでいるわけですけれども、我が国、特に大都市圏における住宅事情をどう認識されておるのか、大臣にお聞きします。
【次の発言】 国際人権規約には、「自己及びその家族のための相当な食糧、衣類及び住居を内容とする相当な生活水準についての並びに生活条件の不断の改善についてのすべての者の権利を認める。」と住居の権利についてうたっております。そしてさらに、我が国の憲法第二十……
○大渕絹子君 前回の委員会のときに指摘をいたしました、住宅政策は基本的人権だという居住の権利を踏まえて、福祉という言葉を目的に入れてほしい、あるいはまた公団の透明性のある運営をやっていただくためには、その管理をする団体としての運営委員会の中に公団総裁が入ることはおかしいということを申し上げて、ぜひ全会一致で委員会提案で修正したいということを申し上げてまいりましたけれども、理事会で協議をした結果、残念ながら全会一致を見るに至らず、今回修正案を出すことができない、そういう状況になっておりますことを私は非常に残念に思っているところでございます。 参議院は、良識ある法案の審議をしながら、そこに出て浮……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。 四人の参考人の皆さんには、きょうは貴重な意見を聞かせていただきまして本当にありがとうございます。御礼を申し上げたいと思います。 そこで、お伺いをさせていただきたいと思います。 まず、井形参考人にお伺いをいたします。 中環審の環境保健部会でしょうか、そこから出していただきました今回のPRTR法にかかわる中間答申を読ませていただきまして、大変中身の濃いものであるというふうに思っております。そして、この中間答申と法案を見比べていったときに、この答申に沿って環境庁が総力を挙げてつくった法律にしては少し法案の方が中間答申に負けてしまっているんじゃ……
○大渕絹子君 大渕絹子です。どうぞよろしくお願い申し上げます。 質疑が大分経過をしてまいりまして、質疑内容も重なっておりますけれども、よろしくおつき合いをいただきたいというふうに思います。 法案審議の過程で明らかになりました、いわゆる地方自治体の窓口がどこになるのかがわからない、あるいは報告先の窓口が事業所管庁になるということで、その報告自体が非常に分散をされる可能性もあり、また事務も煩雑化をされるのではないかという懸念が指摘されてきたところでございますけれども、これをどう克服していくのか、具体的な政策というか対策について、まずお聞きをしていきたいと思います。 都道府県の担当窓口、報告を……
○大渕絹子君 同僚議員からこの法案が議員立法として出された経緯についてお聞きがありましたので、私は同じことを大臣にまずお聞きをしたい。 ここは通告してあったかどうかわかりませんけれども、大臣、この法律が閣法として出されなかったという理由に、各省庁大変たくさんであって議員立法がふさわしいという御答弁があったわけですけれども、議員立法が成立をする前から経済企画庁あるいは通産省、建設省、運輸省、厚生省などにおきましてこのPFIを活用するための予算措置が既に十一年度に盛り込まれております。 そういたしますと、成立するのが当然の中で予算措置が組まれている。これは政府におかれても期待をしておる、待って……
○大渕絹子君 社民党の大渕絹子です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、気象庁にお伺いをいたしたいと思います。 台風による高潮とか高波に対する警報というものが大変テレビを通じて事前に報道されて、台風が通過する地域等には注意が喚起されて、人的被害が食いとめられるようにということで行われているというふうに思うわけでございます。今回は現地視察をしてまいりましたけれども、県も自治体も避難勧告を出すタイミングを失っていたというか出さなかったというわけですけれども、出す時間がなかったのかどうかということをちょっと検証したいと思います。 気象庁が台風十八号で熊本県地方に高潮警報を出したのは一体……
○大渕絹子君 中村法務大臣、昨日一日考えられて辞任の決意をなさいましたか。
【次の発言】 総理と御相談なさいましたか。
【次の発言】 昨日の当委員会で民主党の角田委員の質疑に引き続き、私も中村法務大臣の辞任を強く要求いたします。
きのうの質疑の中で、検察庁の独立性を脅かし、そして私的なことに職権を乱用し、さらに省内の賀詞交換会における日本国憲法を否定する発言、これは憲法九十九条の閣僚は憲法を尊重し擁護する義務を負うということに明確に違反をしている。そのことに対して総理が釈明を求める、そして総理はそれを了承したということであると、総理自身にもその責任が及んでくるというふうに思いますけれども、総……
○大渕絹子君 連日御苦労さまでございます。 きょうは、宮澤大蔵大臣と納税者の権利についてちょっと議論をしていきたいというふうに思っております。 税務調査が行われていまして、最近では税務署の職員の対応も大変丁寧になってきているようでございますけれども、それでもまだ事前の通知のない調査とか、あるいは強権的な税務調査が行われています。税務当局の恣意的な推計課税とか修正申告の強要あるいは更正処分、青色申告の取り消しなど、納税者の権利が著しく脅かされるような事態もあるやに聞いているところでございます。 そこで、賦課課税制度と現行制度が求めています申告納税制度、これの違いというのを大臣はどこに見出し……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
山口参考人にまずお伺いをいたします。
大蔵省は、日債銀のダミー会社の存在と飛ばしについての事実を確認したのはいつでございますか。
【次の発言】 大蔵省は、役職がかわるとき、前の任務とかそういうものは継続しないのですか。
【次の発言】 一九九二年の十二月八日、我が党の大先輩であります志苫裕先生が大蔵委員会で質問をしています。日債銀が不良債権をダミー会社に飛ばしていることを指摘し、早急に調査をするように厳しく求めております。当時、この質問に沿って調査が行われたかどうかという事実は、それでは山口参考人、中川参考……
○大渕絹子君 連日、御苦労さまでございます。
有事法制立法化について、総理はその必要性を強調されておりますけれども、我が国が武力攻撃を受ける要因があるのか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 敵対されるとすれば、我が国の外交姿勢にこそ問題があると言わなければならないと思います。アメリカ偏重の外交をやめて世界との平和外交に徹するべきだと思いますけれども、いかがでございましょうか。
【次の発言】 総理はどんな法律を想定して有事法制が必要だと言われておるのでしょうか。
【次の発言】 総理が御答弁のように、自衛隊の日常の訓練は事あるときを想定されて行われているというふうに思いますけれども、その上……
○大渕絹子君 御苦労さまです。よろしくお願いをいたします。 きょうの議題に入る前に、総理にお願いがございます。 先月の二十六日から五日間、パキスタン・イスラム共和国を訪れさせていただきました。人口と開発会議の現地視察ということで参ったわけでございますけれども、パキスタンの国に入りまして、首相を初め、上下院の議長さん、あるいはまたパンジャブ州という大きな州の知事さん、あるいは人口大臣やエネルギーや水力大臣等々、大変要人の方たちと連日のお話し合いをさせていただきました。その中で強く要請を受けたことがございます。 それは、昨年私たちも積極的に主張したわけですけれども、パキスタンが核実験をやった……
○大渕絹子君 清水長官、中山大臣には御就任本当におめでとうございます。また、今の大変な時代ですので大変御苦労もあろうかと思いますが、どうぞ頑張っていただきたいと思います。政務次官の皆さんもどうぞ大臣を補佐して頑張っていただきたいと思います。 社民党の大渕絹子でございます。 きょうは、まず建設大臣に、コンクリートの劣化問題について建設省の取り組みについてお尋ねをしていきたいというふうに思っております。 山陽新幹線のコンクリートの落下事故以後、運輸省におきましては、事務次官をキャップに運輸省事故災害防止安全対策会議を設置したり、あるいは有識者によるトンネル安全問題検討会の開催や、鉄道総合研究……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕でございます。 まず、福井参考人にお伺いをいたします。 この定期借家権の導入を福井参考人は急ぐべきであるという御主張、推進論を展開されておるわけでございますけれども、なぜこの時期にこれだけまだ意見が対立している法案を導入しなければならないのか。 その背景に何かあるのかなという思いで私は考えたんですけれども、例えばバブル崩壊以後、金融業界が大変な物件を抱えている。建設業界の負債の中で抵当としてとった住宅であるとかマンション、あるいは売れ残って倒産をしてしまっている建設業界の住宅がそのまま放置をされている。それを債権者である金融業界が押さえているという構図がある……
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十一年度補正予算に対し、反対の立場から討論を行います。 自自公連立政権が発足をして二カ月、この間、西村防衛政務次官の辞任に始まり、企業・団体献金や介護保険問題をめぐる政府と三党間の混乱など、この政権の抱える矛盾が吹き出しています。基本的政策合意がないままに数合わせで連立を組み、数は力なりとの強権的な政治手法、また改革と称して審議の形骸化を図る国会運営は目に余ります。良識の府として参議院が築き上げてきた民主主義の歩みをここでとめてはなりません。国民の負託を受けた参議院の役割を果たしていきたいと強く思っております。 さて、小渕政権は、景気……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。 三参考人の皆さんには本当に御苦労さまでございます。 まず、この法案が出されてきた経過でございますけれども、相次ぐ政治家の不祥事が起こってまいりまして、私たちは、政治家みずからがどうやったら襟を正していくことができるかということを検討いたしました。そして、突き詰めて、あっせん収賄罪、これを確立することによって政治家の倫理も確立をすること、そして政官財の癒着の構造を断ち切るということ、そして刑法のあっせん収賄罪のすき間、いわゆる請託を受けてというところの要件で立件が難しいということがあったわけでございますので、そこを埋めるという観点からこの法案……
○大渕絹子君 建設大臣は所信の中で、景気回復と経済新生に向けた取り組みとして、「最重要課題は、我が国経済を本格的な回復軌道に乗せるとともに、日本経済を新生させる発展基盤を築くことであります。このため、公共投資や住宅投資により引き続き景気を下支えしつつ、真に必要な分野に戦略的、重点的な投資を行っていく必要があります。」と、こう述べておられます。 昨日、経済企画庁が発表いたしました国民所得統計速報によりますと、九九年十月から十二月期の国内総生産、GDPは、実質で前期に比べましてマイナス一・四%。年率換算で五・五%減となり、二・四半期連続のマイナス成長となっています。投資意欲の高まりの中で、企業の……
○大渕絹子君 自治省では、一九九七年度の公共事業に投じた総額の概要というのを発表いたしました。その中で、総額は四十五兆八千三百七十九億円。そして、その中でも、事業主体が国であるものが九兆八千六百三十億円、都道府県が十五兆九千四百十一億円、市町村が二十兆三百三十八億円ということで、地方がその主体の八割を占めているという、こういう概要を出しました。 それぞれの地方自治体に伺いますと、近年、不況対策ということで公共事業費がたくさん投ぜられるのは不況対策だからいいのだけれども、しかしそのことが国の直轄事業として地方におりてきた場合に、地方財政が非常に逼迫している中で地方の財政出動を余儀なくされており……
○大渕絹子君 きょうは朝からお伺いをしておりまして、地球温暖化の問題も何人かの委員が発言をされておりましたけれども、環境庁から明快な具体的な政策というのが私には聞こえてこないというふうに思っておりまして、原発の開発が非常に大変ということで、二十一基を建設して温暖化防止対策にするということが少し転換をされて削減がされたんですけれども、そのことと関連をして、どういう具体的な政策を推進していくのかというのを私は聞きたいと思っています。 今までの取り組みとか、森林の吸収源への依存、あるいは海外との排出権取引というような問題では解決しないと思うんです。COP3の議長国として、COP6に向けて本当に六%……
○大渕絹子君 まず、農住利子補給法と宅地化促進法についてお伺いをしていきたいと思います。 この両法案とも、都市部の市街化地域にあります農地の宅地化をどう促進していくかという観点でつくられてきましたけれども、その時代背景の中には、折からの米の輸入自由化等々の方向性を目指しながら、米の過剰生産等々もあり、減反政策をやらざるを得ない状況の中で、市街化区域にある水田をどう宅地にしていこうかということも大きな背景としてあったと思いますけれども、時代ももう三十年経過をしてまいりまして、市街化地域の宅地のあり方、あるいはまた現状等々も随分その当時とは変わってきたというふうに思います。 そこで、きょうは残……
○大渕絹子君 きょうの明日香村の法律の審議に合わせるかのように、きょうの新聞は各紙とも一面でホケノ山古墳の発掘についての報告がなされております。非常に貴重な遺跡がまた明らかになってきたということで私自身も重大な関心を持っているわけですけれども、この新聞の切り抜き等々を読みながら、いまだに邪馬台国の所在がどこかという論争が日本の中ではまたわき起こってくる状況にあるわけでございます。 これは通告してありませんけれども、こういう日本の最も重大な歴史がまだ明らかにされていないという現状、こういう文化財を発掘したりそれから調査をしたりする中には、日本の歴史について真実を国民に知らしめていくための重要な……
○大渕絹子君 港湾法の改正に当たりまして、質問をしていきたいというふうに思っております。 先般、大臣もシンガポール港を見てきたということを衆議院の委員会で御答弁なさっていますけれども、私もシンガポールの港をあの小高い丘の上から、一望できるところがあるんですけれども、そこから眺めまして、すごいなと思わず声を上げたところでございます。港の整備のすごさというのはこの目で見てきておりまして、本当に驚いているわけでございます。 ずっと午前中からの質疑の中でも、アジアにおける我が国の国際的地位の低下とか国際競争力の低下ということが盛んに御答弁なり質疑なりでされているわけですけれども、これはどういう数値……
○大渕絹子君 連日、大臣におかれましては有珠山の問題に取り組まれておりまして、大変御苦労さまでございます。 私は、連日テレビの避難場所の映像を見まして、経済大国日本においても、何か災害が起こって避難というと、いつも学校の体育館であったり町の公民館であったりという、いわゆるプライバシーが守られない、おふろも毎日入れない、食事は炊き出しのおにぎり、これで本当にいいのかなという思いをしながら見ています。 近在のあるいは北海道じゅうの民宿や旅館やホテルと交渉し、ごく安い価格で宿泊を受け入れる先を見つけて、安心してプライバシーが守れて、避難生活でも、心配はしつつではありますけれども、少なくとも普通の……
○大渕絹子君 今回の河川法改正によって、町づくりの主体であります住民に最も身近な自治体であります市町村が河川管理に参加できるようになるのは、地方分権の精神からも大変望ましい方向だと思います。従来は、昭和六十二年の改正によって一級河川の都道府県管理区間及び二級河川に限られておりました市町村の河川工事が、今度は一級河川の直轄区間においても行えるようになりました。 この工事に係る費用負担ですけれども、先ほどからも同僚議員からたびたび御指摘がございますけれども、地方財政を圧迫するのではないかというのが私の心配でございます。 河川局長は、国が三分の一、県が三分の一、市町村が三分の一の負担になる、そし……
○大渕絹子君 御苦労さまでございます。
環境庁にお伺いをいたしますけれども、今回のこの悪臭防止法をつくるのに中央環境審議会の答申を得て政策決定をしてきたというふうに思うわけですけれども、その中環審の答申の位置づけについてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 答申を踏まえてつくられた法案にしては、大変中身が不十分であるというふうに思います。
答申の内容の中の第一番目に、事業者の責務の規定の新設、二番目に野外焼却に係る禁止規定の強化、それから事故時の措置の強化、臭気指数測定体制の充実強化に関する規定の整備等、所要の措置を講ずることということになっているわけですけれども、三番、四番につきまし……
○大渕絹子君 今回の都市計画法の改正は、今までの町づくり全体の見直しが必要という観点に立って改正が行われていると思いますけれども、これまでの都市計画制度そのものの評価も含めながら、今後の経済社会の動向も踏まえて都市政策をどのような方向に推進しようとしていくのか、まず大臣にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大臣がおっしゃったその方向を目指すには、まだまだ今のこの都市計画法ではだめなのではないかなという思いをしますけれども、これから少し、今まで現行の都市計画法で問題点と指摘をされていた部分について、このたびの改正ではどのようになっていくのかということを踏まえて質問していきたいと思っています……
○大渕絹子君 四人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございました。大変有意義な御意見を聞かせていただいております。 まず、伊藤参考人にお伺いをいたします。 答申をつくられてこの法案の改正に大変大きな御尽力をされてきたというふうに思います。今また生々しく盛り込まれなかった部分の御事情についても御発言がありましたけれども、今回の改正に当たって社会背景、経済背景が随分と四十三年につくられたときとは変わってきておりまして、都市計画法そのものを本当に根本的に変えなければならないという議論も中であったろうと思うんです。それにしては手ぬるいなという思いがいたします。 さっき野口参考人もおっしゃいまし……
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方整備局の設置に関し承認を求めるの件について、反対討論を行います。 中央省庁再編に伴って建設省、運輸省、国土庁を統合する国土交通省によって、公共事業の大部分を握る巨大官庁が誕生いたします。 一方、我が国の公共事業は、本来の必要とされる社会基盤の整備から景気対策の有効手段として活用され過ぎてきたことなどにより、多くのゆがみを生じさせてまいりました。いわば公共事業主体の経済とも言えるこれまでの状況は、経済構造の転換をおくらせて、我が国経済再生にとって決して好ましいものではあ……
○大渕絹子君 よろしくお願いいたします。
本法律案を制定するに当たりまして、その大深度地下利用について安全性などさまざまな角度から調査研究がなされてきたと思いますけれども、どのようなことを積み上げてきて確認をしながらこの法律を出されてきたか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 法案のできる前にもさまざまな、建設省もそうですが、通産省などでも大深度地下空間開発技術の研究開発などというものを行いながら、ジオドームですか、これを成功させたと。これは一九九七年に相模原市内で地下七十メートルに直径二十メーター、高さ十二・五メーターというミニドームの建設に成功したと、こう言われているんです。
……
○大渕絹子君 大臣、今の岩佐委員の質問なんですけれども、私も重ねて申し上げたいというふうに思います。 食品廃棄物の再資源化に安全性ということは最も大切なんです。ダイオキシンの暫定規制値というのを決めないで、漁獲や販売の制限も全くない、規制がない中で、これは通告していません、岩佐さんの質疑と続いてのことで今私も言わせていただいておるんですけれども、再資源化というのは非常に有害なんです。ですから、ダイオキシンの暫定規制値をしっかりと決めて漁獲制限とか販売の制限ということが考えられないと、この再資源化というのは、こんな法律をつくっても人の健康に関しては無意味なんです。むしろ有害なものが循環するシス……
○大渕絹子君 社民党の大渕絹子でございます。 四人の参考人の皆さんには、本当にありがとうございました。皆さんの貴重な御意見を聞いている最中にも理事会などが開催されて、退席をしなければならないという大変失礼をいたしまして申しわけなく思っております。聞けなかった部分につきましては、資料等を後で読ませていただきまして、また参考にさせていただきたいというふうに思っております。 まず、浅野参考人にお伺いをいたします。 清水環境庁長官の本会議場での答弁なんですけれども、中環審をこれから第三者機関として位置づけて、より広く国民の皆さんの意見を集約できる機関になっていただきたいというようなことを言ってい……
○大渕絹子君 社民党の大渕絹子です。よろしくお願い申し上げます。 今回の法改正は、事業者によるリサイクル対策の強化や製品の省資源化あるいは長寿命化による廃棄物の発生抑制対策、回収した製品からの部品等の再利用対策を新たに講じたという点では評価できる内容になっていると思います。 ダイオキシン類対策特別措置法が制定をされたのが平成十一年七月ですけれども、このダイオキシン対策推進基本指針に基づきまして取り組むべき課題として本法案の改正が求められたものと理解をしています。 平成十一年の十一月には、循環型社会形成のための関係省庁連絡会議が設置されましたけれども、いわゆる目標達成のために一体的に取り組……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。 きょうの委員会、建設大臣も環境庁長官も女性で、質問者も女性が三人も登板をするというようなこの様子を見て、近未来、恐らく政治の場所に女性が半分参加したときはこういう状況になるんだなという思いをいたしながら、大変力強く、うれしく思っているところでございます。お二人の大臣、どうぞこれから先もしっかりと頑張っていただきますようによろしくお願いを申し上げます。 さて、扇建設大臣にまずお聞きをしていきたいと思います。 建設大臣をお引き受けになるときに非常に深刻に考えたというふうに報道を聞いております。私もさもありなんと思いながら、しかし本日の答弁を見……
○大渕絹子君 私は、社会民主党を代表いたしまして、本特別委員会の設置について反対の意見を申し述べさせていただきます。 前回までの選挙制度に関する特別委員会の設置につきましては、参議院の代表者懇談会、議長が要請をされて、参議院の選挙制度のあり方について慎重に検討してほしいという要請にこたえて各会派代表者懇が持たれ、そして各会派代表者懇のもとに選挙制度に関する協議会が持たれました。 その協議会の中で合意に、選挙制度そのものに手を染めることは時間的にも間に合わず、そのことは今後とも協議をすることとし、定数削減についてのみ協議をする場所を設定すべきであるということで、前国会まで選挙制度特別委員会が……
○大渕絹子君 国土庁長官にお伺いをいたします。
長官は所信あいさつの中で、首都機能移転について「国会における審議を重要視し、今後も国会での御議論を活発にしていただき、国民の皆様にもより御理解を得られるよう努めてまいる所存であります。」と申されました。
国民の皆様にもより御理解を得られるという、その御理解というのはどういう理解でしょうか。
【次の発言】 国土庁の担当官にお聞きをいたします。
今、長官はそのようにおっしゃいましたけれども、平成二年からこの間、国土庁はこの問題が起こってから国民に理解を得るための御努力は何もなさってこなかったのでしょうか。
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。 三人の参考人の皆様方には、本当にきょうはありがとうございました。 それで、まず金本参考人にお伺いをいたしますけれども、今まで我が国はこうした今回の法律をつくる前段といたしましては、通達行政によってこれらのことが全部、各県段階におろされていって、公共事業の監視あるいは体制づくりをしてきたというのが実態でございました。この通達行政によって行われてきたことそのものが、政官財の癒着の構造を引き起こしてきたのではないかというようなことを考えるわけですけれども、この点についていかがお考えでございましょうか。
○大渕絹子君 柳澤大臣にお聞きをしていきたいと思います。 柳澤大臣は、金融再生委員長として、九九年、御退任をなさるときに、七兆五千億円もの公的資金を注入して、金融再生の種はまいたというふうにお述べになりまして退任なさったわけですけれども、今度金融大臣に就任して、積極的に不良債権の処理をやっていかなければならないということを、本当に決意を込めてお述べになっていらっしゃるわけですけれども、この間、大臣でおられなかった間の日本の金融再生の動きといいますか再編の動きというのは、大臣が期待されたような方向には行っておらなかったのかどうかも含めて、今回のこの不良債権処理の最終処理に言及された背景について……
○大渕絹子君 宮澤財務大臣にまずお尋ねをしたいと思います。 今回の日米首脳会議の結果についてどのようにお考えになるかということなんですけれども、私は、今、日本は大変景気低迷を続けてきて、ようやく回復の兆しが見えてきたこの時期、あるいはアメリカは好調景気が続いてきて減速に向かっているというこの時期なんですけれども、この時期に行われる首脳会議ですから、本来ならば、日本を代表して行かれる総理には、堂々と世界第一の債権国として、みずからの景気回復は、不良債権処理あるいは財政構造改革をきちんとやりながら日本はしっかりとして経済発展に向かうということをアメリカに示しながら、だからこそアメリカは、みずから……
○大渕絹子君 NPO法案の話が出ていますので、私もちょっと順番を変えまして、最初にNPO法案のことを聞きたいと思います。 今、池田理事と大臣とのやりとりを聞いておりまして、認定要件が非常に厳しいので、その認定されるNPO法人がどれだけになるのかというのが今のところわからないというようなことを朝から御答弁になっているわけですけれども、そういうことでしたら、実態がわかるようなパブリックコメントみたいなものを募集するようなことは、調査をするというようなことはできませんでしょうか。 実態を調査して、どれだけのNPO法人がこの今回の法案に該当するのかというようなことをきちんと調査をしてみることが必要……
○大渕絹子君 少し質問が重なる部分がございますけれども、お許しをいただきたいというふうに思います。 WTOというと、思い出しますのが日本の米問題です。九四年に最低輸入義務という形で部分輸入自由化が始まりまして、九九年四月からは関税化、いわゆる輸入自由化に踏み切りました。それで、ここ五年なんですけれども、毎年一〇%以上の米価の値下がりが続いています。三割を超える減反も強いられて、米農家の衰退はもう本当に著しいものがございます。米だけにとどまらずに、農産物の自由化は生鮮食品にも及び、日本農業に深刻なダメージを与えています。WTOの新ラウンドにおける農産物の取り扱いを本当に根本的に変更するという以……
○大渕絹子君 四月二日に日銀の三月の短観が発表されました。 企業の景況感を示す業況判断指数ですけれども、昨年十二月のときには大企業の製造業については一〇とプラスだったわけですけれども、今回の指数ですとマイナス五ということで、非常に厳しい数字が出ております。さらに、非製造業につきましてもマイナス一三。中小企業の製造業はマイナス二七、そして非製造業はマイナス二八と、十二月のときよりもマイナスの数値を強くしています。この数値を見ましても、あるいはまたITとか電気、情報関連などでプラスでずっと推移をしてきました電気機械の大企業部門のところが、十二月の指数では三〇と好調に見えたわけですけれども、今回調……
○大渕絹子君 昭和二十四年に来日をしたシャウプの税制使節団は、税務代理士の状況を認識した上で、納税者の代理人としてあるべき姿として、税法の専門家として納税者の代理を立派に務めること、納税者が税務官吏に対抗するときの専門家群として位置づける、税務代理士階級の水準を相当程度引き上げることが必要である旨、勧告をいたしました。 この勧告を受けて、昭和二十六年、今回改正されます税理士法が議員立法で制定をされたわけですけれども、それまで税務代理人は大蔵大臣の認可制であったものを、改めて試験制度が導入をされたと認識しています。 その後、昭和五十五年の改正で、税理士使命の明確化や税目範囲の拡大、あるいは登……
○大渕絹子君 社民党の大渕絹子でございます。塩川財務大臣には初めて質問をさせていただきますが、よろしくお願いを申し上げます。 小泉内閣は、構造改革なくして景気回復なしということで、構造改革に積極的に取り組む姿勢を示しておられますし、財務大臣も所信の中で財政改革をやっていかなければならないという旨も申しておりますので、そのことは一定程度私たちも理解をしながら評価をしていきたいというふうに思いますけれども、しかし、構造改革を進めれば進めるほど国民の側への痛みというのは大きくなってくるのではないかなということがございまして、そのことでちょっとお聞きをいたしたいというふうに思います。 竹中平蔵経済……
○大渕絹子君 まず、風間環境副大臣にお尋ねをいたします。
国民公園として京都御苑の果たしてきた役割をどのように認識なさっておりますか。また、国民の利用状況について教えてください。
【次の発言】 大変国民に愛されて利用されている国民公園であるというふうに思いますが、その公園に天然記念物のオオタカが飛来をしてきたり、あるいはタシロランの自生などが確認をされていると聞きますけれども、これらに対する対応はどのようになさっていらっしゃいますか。
【次の発言】 大変力強い御答弁をいただいたというふうに思いますけれども、もともと環境省が所管をする数少ない中の国民公園の一つでありますのを、その重要な真ん中の……
○大渕絹子君 きょうは、緊急経済対策ということで四つの法案が出されておりますけれども、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の改正案に絞って質問をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 平成八年七月に住宅金融債権管理機構として設立をされて、そして平成十一年四月に株式会社整理回収銀行を吸収合併して現在の整理回収機構が発足をしました。今日まで、貸付金債権の買い取りあるいは回収業務、旧住専や金融機関等の破綻原因に関与した経営者等の民事、刑事上の責任追及、あるいは金融機関の自己資本充実のために、金融機関が発行する優先株式等の引き受けや、あるいは劣後ローンの買い……
○大渕絹子君 法案について質疑をしていきますので、淡々とお答えをいただきたいというふうに思います。 米国でも二〇〇四年にはすべての証券を翌日決済したいというような方向を目指していますけれども、我が国でもインターネットを利用した株の売買や企業間の電子商取引など、IT革命が金融証券市場や商品市場の決済制度改正を迫っている状況にあるというふうに思います。決済リスクを回避するためには取引と同時決済が理想といわれますけれども、現在、株や社債の決済は取引成立の三日後、コマーシャルペーパーは二日後になっています。 金融機関の破綻などによる投資家のリスクもふえておると聞いておりますけれども、社債や株式のペ……
○大渕絹子君 八田議員がその問題に触れましたので、一点だけ私も言わせていただきたいというふうに思います。 確かに、放送されたものについてNHKが全責任を持つということは、これは正しいと思います。しかし、制作をする段階、番組をつくる段階で、出演者との間でこういう意図でつくりたいということで了解を得て、そして番組をつくったということであるならば、その放送された内容が出演者と交渉したときとは大きく変わっていたというときには、事前に出演者側にそのことをきちんとお伝えし、謝罪をするなら謝罪をする。あるいは、出演者側からそういう内容でしたらばもう最初から全部だめなんですよということが言われた場合はさらに……
○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 私たち社民党はこのPRTR法案に対案として提出をさせていただき、前回の質疑でも、また本日の質疑におきましても、また過日の参考人質疑におきましても、政府案よりもよりよい制度であるということをほとんどの方がお認めいただいているところでございます。 本来ならば、社民党案が政府案にかわりまして通っていくことが一番理想でございますけれども、今の状況の中でそれはなかなか厳しいということを認識しながら、これから以降、時間の許す限り政府案についての問題点を指摘し、せめてここぐらいは改善をすべき、修正をすべきではないかという思いを……
○大渕絹子君 両先生、きょうは大変御苦労さまでございます。 青山先生には何度も国会にお運びをいただきまして、そしていろいろ御提言をいただくにもかかわらず、国会が即対応することができない状況を私たちもこの現場にいる者として大変歯がゆく思っています。 この間の所沢の事件は、一石を投じていただき、行政を動かしていただいたと思います。環境庁、厚生省がそれぞれ違う基準を持つ国なんというのは世界にも恥ずかしいというふうに言わざるを得ないと思っています。皆さんが起こしてくれたこの一石にこたえるべく、私たちも国会の場所で精いっぱい法律づくり、あるいはきょう御提案をいただいたもろもろの点について早急に対策を……
○大渕絹子君 少子化対策に対する質疑が続けられているわけでございますけれども、少子化の要因として未婚率の上昇ということが第一番に挙げられているわけですけれども、結婚適齢期の未婚男女の比率についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その数字を見るだけでも男性が結婚しにくい社会状況になっているということも事実でございますけれども、それと同時に、結婚をしたくてもできない人と結婚を最初から選ばない人というものの区別というのがあると思います。結婚を求めない選択をしている男女の比、パーセンテージというのはどのぐらいでしょうか。
【次の発言】 男性で八・九%、女性で五・一%という数字が挙げられてい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。