水野誠一 参議院議員
18期国会発言一覧

水野誠一[参]在籍期 : 17期-|18期|
水野誠一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは水野誠一参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

水野誠一[参]本会議発言(全期間)
17期-|18期|
第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第27号(1999/06/09、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、参議院の会の代表として、ただいま議題となっております組織的犯罪対策関連三法案に関して、小渕総理並びに関係大臣に質問をいたします。  これまでも重ねて指摘のあるとおり、この三法案の中でも最も世間の関心を集めているのがいわゆる通信傍受法案であります。この法案の本質は憲法が保障する通信の秘密と公共の福祉や安全とのバランスをいかに適正に図るかという極めて重大な点にあり、こうした重要法案が衆議院では十分に論議されないまま可決され、参議院に送付されるに至ったことを大変遺憾に思います。  法務省によると、我が国における組織的犯罪は増加の一途をたどっており、これ以上一刻も放置することはでき……

第145回国会 参議院本会議 第28号(1999/06/11、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、参議院の会の同僚議員のお許しを得て、ただいま議題となっております中央省庁再編関連法案に関して、小渕総理並びに関係大臣に質問をいたします。  そもそも行政改革の目的とは、戦後一貫して続いてきた行政のあり方にメスを入れ、二十一世紀に通用する簡素で効率的、透明な政府を実現することにありました。肥大化した政府の役割を根本から見直すことによって、機構と人員の両面から徹底的なスリム化を図り、より機動的な行政運営を目指したものであります。  また、行革は、拡大を続ける財政赤字構造の改革とも関係深く、省庁再編と同時に、地方分権や規制緩和を進めることによって、役所が握る権限や予算を見直し、官……

第145回国会 参議院本会議 第41号(1999/08/02、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、参議院の会を代表いたしまして、ただいま議題となりました産業活力再生特別措置法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  この法案の提案理由にも述べられているように、産業界は設備、債務、雇用の三つの過剰から危機的な時代を迎え、我が国企業の生産性伸び率はOECD平均を下回る水準に低迷し続けております。  バブル崩壊後、政府も景気回復への甘い期待を抱いて、真の改革を先送りしてきました。しかし、市場競争のグローバル化の進展がもはやこうした態度を許さないことから、現在、我が国の経済社会が置かれている非常に厳しい状況を招いているものと考えます。  必要なことは、競争力のなくな……

第145回国会 参議院本会議 第45号(1999/08/12、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は時間を守って討論をしたいと思います。  私は、参議院の会の同僚議員の許しを得て、組織犯罪対策関連三法案に残念ながら反対の立場から討論を行います。(拍手)  なぜ残念ながらと申し上げたかといえば、従前より私は、近年の国内犯罪においてはその凶悪化、巧妙化といった著しい質の変化が進行しており、捜査機能にも時代に対応した能力の向上が求められているという認識のもと、通信傍受法案についてもその必要性には一定の理解を示してきたからであります。  しかし、捜査手法としての通信傍受はまさに一種の劇薬であり、その効果のみを期待して安易に導入を図るのは危険であると言わざるを得ません。厳格な運用が担……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 参議院本会議 第2号(1999/11/04、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、参議院の会を代表して、総理の所信表明演説と今国会における重要課題について、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。  所信表明演説が従来の総花式ではなく、経済、安全、安心という三つの課題に絞られたことについては評価すべきだと思いますが、その内容は残念ながらいささか具体性を欠いていると言わざるを得ません。  例えば、事業規模で十兆円を超えるという経済新生対策について、公共需要から民間需要へのバトンタッチの具体策とは何か、あるいは個人消費や設備投資の喚起のための構造改革とは一体何を意味しているのかなど、具体的な政策が見えてきません。  また、事業規模のみを強調した大盤振る……

第146回国会 参議院本会議 第9号(1999/12/01、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会を代表して、原子力防災対策二法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  一九六六年に原子力発電が開始されて以来、今日、原子力発電は日本の発電量の三割以上を占めるまでに発展してきました。その間、一貫して言い続けられてきたのが、原子力はクリーンで安全なエネルギーというスローガンでありました。しかし、ジェー・シー・オーの臨界事故などにより、このスローガンは、絶対安全をうたい続けてきた行政に対する国内外の信頼とともに、もろくも崩壊してしまいました。我が国の原子力政策及びエネルギー政策は、あらゆる意味において窮地に立たされたものと考えます。  殊に、今回の事故で露呈し……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 参議院本会議 第18号(2000/04/19、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 参議院クラブを代表しまして、今議題となっております消費者契約法案について質問をさせていただきます。  繰り返しになりますが、国民生活センターや全国の消費生活センターに寄せられた苦情・相談件数は、平成十年度において約四十一万件とこの十年で三倍に増加し、そのうち約八割を占める三十二万件が販売方法、契約、解約に関するもので占められていると聞いております。さらに、こうした数字も実際のトラブル件数に比べればわずか数%にすぎず、まさに氷山の一角であると説明されております。まことに憂慮すべき事態を示すデータであると言わざるを得ません。  国民の生活様式が多様化し、また産業構造やコミュニケーショ……

水野誠一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

水野誠一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私たちの番になりますと大半の質問というのはもう出尽くしておりましていつも大変苦慮するんですが、大筋の部分について、今回の長銀救済が、そしてそれに公的資金をつぎ込むということがいかに納得されないことか、国民にとってもそして我々にとってもなかなか理解できないことかということは、もう既に各委員からの質問、これは与党、野党問わず皆さん一致してそのポイントにおいては同じ立場から御質問が続いたと思います。  そういうこともございますので、私は幾つかポイントを絞って御質問をさせていただきたいと思います。  まず一つは、デリバティブ取引の問題であります。これも既に簗瀬委員あるいは山本委員から御質……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(1998/10/06、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、宮澤大蔵大臣それから堺屋企画庁長官に御見解を伺いたいと思うことがございます。  現在の日本の金融界の状況というのはまさにカオス、これはいわゆる混沌の状態ではないかと思うわけであります。個々の金融機関にとどまらずに金融システム全体が破綻しかけている、あるいはそのシステミックリスク一歩手前にまで来ているということからであります。しかし、カオスというのは混沌ではありますが、抜け道のない無秩序さとは違う。まさに宇宙の創成期がそうであったように、そのカオスの中から新しい秩序が生み出されていく、こういう期待を一方では持っているものでございます。  混沌とは何かということで、私もいろいろ……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(1998/10/07、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。御予定では大臣がもういらっしゃらなくなるということで寂しく思っておりましたけれども、最後までおつき合いをいただけるようでございまして、本当にうれしく思っております。  私は、今回の与野党合意の中に財政、金融の完全分離、これが織り込まれているという点に大変関心と期待を持っておりました。私たち新党さきがけも橋本政権時代に与党の片隅に身を置きまして、行政改革討議に参画をさせていただきました。この財金分離、特に財金の完全分離という点に大変こだわり、最後まで主張をしてまいったわけでございます。  そこで、今回の四党合意の中に財政、金融の完全分離という言葉を拝見しま……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号(1998/10/08、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 時間も限られておりますので、まず岸参考人に伺いたいと思います。  経営者として自行のかじ取りをされるということと同時に、業界に降りかかる大変大きな問題を解決しなければいかぬということで大変御苦労があると思います。  今論じられております法案、それからそれに伴う処理スキームは、現在金融機関が持っております病巣にメスを入れてそれを根治させるものであると思っております。先ほど神田先生も言っておられましたが、ともかく成立をさせて、まずいところがあればそれはまた随時直していけばいい、ともかく一日も早い施行が求められていると感じております。  でありますが、問題はその手術の後に真に健全な金融……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  報道を拝見いたしますと、平成十年度の第二次補正予算について前倒しをする意向を総理大臣が示されましたのがちょうど九月三十日でございました。同日及び翌日の日経平均株価はバブル後の最安値を更新した、こういうことを実は記憶しております。本来ですと、こういった補正予算の発表あるいはそれの前倒しという意向を総理が発表された場合、それが市場の株価に好転されてしかるべしと思うのが今までの慣例だったんではないかと思うんです。  その後、十月二日に改めて総理が緊急経済対策を策定する方針を表明されました。そして、それに引き続いてワシントンでも宮澤蔵相が景気追加策の表……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(1998/10/15、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。大臣も大分お疲れになっていると思いますので、短目に質問をしたいと思っております。  本法案と十三兆円の金融機能安定化法との違い、これは経営責任あるいは株主責任あるいは経営合理化といった点が法文化されたこととともに、自己資本比率ごとに具体的な要件などを細かく定めて早期是正措置との連携を図った、この点が非常に重要なのではないかと思っております。  そこで、昨日の一部報道によりますと、これは先ほどほかの委員からの指摘もあったんですが、金融監督庁は、長銀は債務超過になっていると、かような判断を固めたと報道されております。これはまだ真偽は明らかにはなっていないわけ……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号(1998/10/16、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、最後の質問ということもございますが、自民党発議者、できるならば保岡先生にお尋ねをしたいと思っております。  民主党提出の対案、これは簡単に言いますと,金融機関が保有する有価証券の評価あるいは債権分類ごとの引き当ての問題、こういうものをより実態に近い評価、言いかえれば厳しい評価を行う、それによって客観基準によって存続可能な金融機関に資本注入を行うという考え方だと理解しております。これは私は一定の見識であると評価をするところであります。  それに対して自民党案、保有有価証券の評価が選択制であるということでございます。これは今までも随分皆さんからも出ましたが、低価法によって保有有……

第143回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/09/17、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 もう既に大部分の質問が出ておりますが、幾つか私の方から伺いたいと思います。  まず、この法律改正の根拠になります条約の問題について、これは外務省の方からお答えいただく方がいいのかと思いますが、伺いたいと思います。  まず、条約加盟各国の批准状況、これはまだ批准が済んでいない、準備中の国もあるというふうに伺っておりますが、今どんな状況になっているのかお答えいただければと思います。
【次の発言】 OECDの加盟国のうちオーストラリアが署名していない。これは何か特に原因といいますか理由があるんでしょうか。
【次の発言】 今三十三カ国ということで、OECDを中心としてこの署各国があるわけ……

第143回国会 経済・産業委員会 第4号(1998/09/24、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 まず私は、地球温暖化ガス削減策に占めます森林吸収の問題、この算定について伺いたいと思います。  COP3の京都議定書で定められました温暖化ガスの六%削減目標、これをどう実現するかということは、我が国にとりまして、技術的にもまた京都会議の議長国の責任からいっても重要な問題だと思います。  この六月に定められました地球温暖化対策推進大綱、これを拝見いたしますと、温暖化ガス削減項目の中の森林吸収分につきまして、議定書にある規定を我が国に当てはめた場合、通常の計算ではO・三%の削減効果を算定できるというふうに書かれております。さらに大綱は、今後の国際交渉いかんによっては追加的吸収分につい……

第143回国会 経済・産業委員会 第5号(1998/09/29、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  先ほどから話題になっております新聞広告ですが、実は私もきのうちらっと目にして、しかし内容は気づかずに見過ごしておりました。これは一つに、表現が余り効果的ではなくて、私は何かどこかの保険会社の広告か何かかと思って見逃していたんですが、先ほど話題になって改めて拝見をしました。そして、昼休みに何人かの中小企業経営者であります友人に気がついたかといって聞きましたら、だれも気づいていないんです、やはりあの広告には。  ただ、だれもが今回の貸し渋り保証制度の強化ということについては熟知をしておりました。そしてまた期待も大きい。ただ、実効性といいますか、本当に良……

第143回国会 経済・産業委員会 第6号(1998/09/30、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 総理は外務大臣当時よりこの対人地雷禁止条約調印に非常に積極的な姿勢を示されてきました。当時、アメリカ側も既に不参加を表明していたという中で、総理が外務大臣として非常に積極的な姿勢を示されたということは大変評価できることだったと思います。  当時の新聞でも、これは朝日の社説でありますが、「米国との協調や自衛隊の組織維持を重視した外務、防衛官僚の抵抗をおさえ、政治判断を貫いた小渕恵三外相、それを受けた橋本龍太郎首相の決断を評価したい。」、こんな記事が載っております。私も当時、総理にお目にかかる機会があって、この問題について大変敬意を表させていただいた、そんな記憶も鮮明に覚えております……

第143回国会 経済・産業委員会 第8号(1998/10/15、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 渡辺先生の演説の後で大変影が薄くなりそうなんですが、何点か少しお尋ねをしたいと思います。  石油公団のあり方というのは、昨年十二月の衆議院の決算委員会においての集中審議から始まりまして、私も、日本の財政改革あるいは行政改革との両立という視点からも、あるいは情報の公開という視点からも、この石油公団のあり方は大変興味を持って見ておりました。  その後、堀内前通産大臣のああいった御指摘が出てきて、それによって内部のずさんな経営実態が明らかになるということで、私は大変この堀内前通産大臣の御指摘というのは画期的なことだったのではないか、かように評価をさせていただいているわけであります。  ……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/12/11、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  私は、新事業創出促進法案についてまずお尋ねしたいと思います。  中小企業庁の調査を拝見いたしますと、「創業に対する不安材料」の第一番目として「資金繰りの難しさ」、そして二番目には「失敗時の多大な金銭的リスク」、どちらも資金に関する不安でございますが、この二つの項目がいずれも八割を超えている。しかも、「公的機関に求める創業支援施策」も「開業資金の調達」、これが第一位である、こういうデータがございました。  日本は金融の直間比率の中で間接金融比率が非常に高いという特徴もあるわけでありますが、昨今貸し渋り問題、これがなかなか改善されない深刻な問題である……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 経済・産業委員会 第閉会後1号(1999/10/20、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  各委員からいろいろ御質問がもう既に出ておりまして、私は、この事故というのが単に経済的なあるいは六十九名の被曝者を出したというような問題だけではなくて、日本の原子力行政の安全神話を崩壊させてしまったということの意味の大きさ、これをひとつしっかりと認識をしていただきたいと思うわけであります。事故も大問題なんですが、またさらにその後の対応のまずさ、それによる不信感が倍加するという問題、これは特に日本が今持っている大きな問題点をそこにあらわしているのではないかな、そんな感じが私はいたします。  そこで、まず科学技術庁に確認をしたいんですが、もう既に何……

第145回国会 経済・産業委員会 第2号(1999/03/09、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、大臣の所信表明に沿って幾つかお尋ねをしたいと思っております。  大臣が所信表明で挙げられました諸課題、これはそれぞれ非常によく吟味され整理された諸課題であると理解をしておりますが、一方ではこういった項目が本当にどれだけ実現されていくのかということが非常に重要だと思っております。  なぜならば、平成十一年度予算案、これの全体を見ますと、一般会計八十一兆円、伸び率五・四%という大変積極財政を、しかも前年度当初予算の二倍の三十一兆円の公債発行の上に積み上げたという、こういう予算になっております。  大蔵省はめり張りのきいた予算配分であるということを強調しておりますが、一方、市場の……

第145回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/03/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、財政健全化と景気対策について堺屋長官のお考えを伺いたいと思います。  今さら論ずるまでもなく、財政健全化が先なのか、あるいは景気対策が先なのかという議論、これはいろいろな立場からさまざまな議論がされております。今、政府の展開しております考え方というのは、景気対策が最重要課題であるという考え方であります。しかし、一方で財政健全化の道筋がどうも見えにくくなってしまったということが、言ってみれば日本の国債の格付の低下というようなところ、つまり国際経済社会の中において日本買いというものが弱くなってくるということにもつながるということで、私は、これからの議論というのは、財政健全化なの……

第145回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/03/23、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問者になりますと、大部分の問題はもう既に出尽くしておりまして、伺うポイントが大変限られてくるのですが、ともかく一部重複する質問については、多少違う視点から補強的に伺うということで御容赦を願いたいと思います。  まず、今回出ております二法のうち、中小企業総合事業団法に対する問題ということについては、特殊法人の統廃合を積極的に進めるべきだという視点から、私は大いにこれは歓迎をしたい。ただ、足し算だけの発想ではなくて、こういった統合が掛け算の効果を上げるような統合にしていただくということ、これは非常に重要なポイントだと思いますし、ましていろいろ同僚議員から言われている、二十一世……

第145回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/03/30、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、先端技術が日進月歩の国際競争の時代に、今回の特許法改正というのは大変望ましいものだというふうに考えております。特にこういった技術革新が日々行われている、こういうときには、先ほどいろいろ同僚議員からも御指摘ありますが、三年といってもこれは非常に長い。本当に合理化してもっともっと時間短縮を図っていただくさらなる努力をお願いしたい。  そういう意味でも、今回、あす三十一日からスタートします四千万件に上る特許情報をインターネットを通じて提供する特許電子図書館、これも私は大いに期待をするものであります。  私は通告では、今渡辺委員からもう既に御質問が出てしまったんですが、知的所有権交……

第145回国会 経済・産業委員会 第6号(1999/04/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当にお忙しい中御苦労さまでございました。  今、同僚議員からいろいろ質問が出てまいりました。こうした問題というのは、自己責任と自由な競争行為、そしてそれに絡む法的規制というその三つどもえの問題、これはどこに適切なバランスをとるべきか大変難しい問題だと常々思っております。  しかし、一部の悪質な業者、こういった存在が健全な市場の発展を阻害するということはよくあるわけでありまして、こういうことが自由経済の中では大変残念なことだと思っております。  そのために、確かに今回の法整備をすることと、それから今もいろいろ話題になっております、お話が出……

第145回国会 経済・産業委員会 第7号(1999/04/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 まず不正競争防止法については、私、コンテンツサービスビジネスの今後の発展に欠かせない改正であると理解しております。音楽や映画、ゲームソフトなどのコピーガード機能を無効化する機器、先ほども実物を見せていただきましたが、こういうものが派手に広告されて売られているという現状はいかにも異常でありまして、コストと時間をかけて開発、提供している事業者の利益を保護するためにも、こうした機器の不公正な取引が不正競争防止法上の不正取引に位置づけられて、差しとめ請求などの対象となることは大きな効果が期待されると思っております。  しかし、こういった法の網をくぐって、やはり次から次にいろいろな新手の業……

第145回国会 経済・産業委員会 第8号(1999/04/20、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  今回の独禁法の適用除外の縮小、これは今まで何度も繰り返されてきたわけでありますが、いろいろ背景的なことから考えても今回の改正に異を唱えるものではない、公取には引き続き自己責任原則と市場原理に立つまさに市場の番人としてしっかりと努めていただきたい、かように思います。  民間企業の過剰設備の問題、これも同僚議員から繰り返し出た問題でありますが、今私は経済再生をする上で非常に重要課題だと思いますので、あえて繰り返して御質問をしたいと思います。  世界的な再編競争が今取りざたされています自動車関連に例を見ても、九八年度の国内生産台数が二十年ぶりに一千……

第145回国会 経済・産業委員会 第11号(1999/05/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。渡辺委員以上に聞く範囲が狭まって大変困っております。  今回の改正は、二〇〇一年までに国際的に遜色のない水準のコストサービスを目指すという政府の姿勢を具体化するものである、また昨年の規制緩和推進三カ年計画にある小売供給の自由化を初めとする競争促進を推進するという内容に沿ったものでありますし、電力、ガスの自由化ということ自体世界的な潮流であるということで、需要家利益の観点あるいは産業の国際競争力を増進するという観点、あるいは産業の空洞化を防いでいくという観点からも歓迎されるべき体制だと、私はかように思っております。  午前中に他の委員から規制緩和に対する慎……

第145回国会 経済・産業委員会 第13号(1999/05/27、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今回の原子炉等規制法の改正は、IAEAの追加議定書の国内担保措置それから使用済み燃料の中間貯蔵のための規定の整備という二つの柱から成っておりまして、政府のこれまでの方針と照らしますと一見どちらも必要性の高い改正内容ととれるわけであります。しかし、特に使用済み燃料の中間貯蔵に関しては、これまでも各委員から重ねて指摘のあるとおり、政府が推し進めているプルトニウム政策と密接に関連したものでありまして、つまり原子力発電、再処理工場、プルサーマルを中核としたいわゆる核燃料サイクル構想の一部を担うものであるということでありまして、この中間貯蔵施設を新しく建設……

第145回国会 経済・産業委員会 第14号(1999/06/01、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最終バッターといいますか、アンカーでございまして、今までかなり各委員からいろいろ御質問がありまして、ほとんどこの中間貯蔵の問題についてはいろいろ出尽くした感がございます。  ともかく、私は、その核燃料サイクルの全体像、これは設計図としてはあるんだけれども、それが本当に機能していくのか、あるいはそれが予定どおり本当にその能力を実現することができるのかという問題。これはよくトイレのないマンションというような言われ方もするんですが、ともかく設計図ではトイレがついているんだけれども、本当に下水管がそこに結ばれ、そしてまた処理能力のあるシステムがそこに伴っているのかということを考えたときに……

第145回国会 経済・産業委員会 第15号(1999/06/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  前回、五月二十七日の委員会で、私は、核燃料サイクル構想の見通し、つまり使用済み燃料の再処理施設やプルサーマル計画、発電所の廃炉問題についてお尋ねをさせていただきました。また、参考人質疑においても、この廃炉問題等も含めて日本の再処理能力というものは果たして技術的にも能力的にも十分なものなのかどうかといった視点からお尋ねをしたわけでありますが、どうも聞けば聞くほど不安、疑問というものが残る、率直に申し上げてそんな感じを持っております。  再処理工場は六ケ所村に建設中でありますが、これも指摘をさせていただきましたように、数度の延期を経て稼働ができるのが……

第145回国会 経済・産業委員会 第16号(1999/06/08、18期、参議院の会)

○水野誠一君 今まで数回にわたってこの原子力問題を審議してきたわけでありますが、この二回の原子炉規制法の審議の中で、核燃料サイクル構想の将来について、スケジュールが不透明な施設が多い中、現実的な見通しはどうなっているのか、また一方で、廃炉問題や高レベル放射性廃棄物処理の問題などに絡むコスト、これを考えますと、現在言われている一キロワット当たり九円という原子力発電のモデル計算が妥当なのか、今後も維持できるのかといった疑問について何度か指摘をさせていただきました。廃炉や高レベル放射性廃棄物処理に係るコストについては、一キロワット当たりに割り戻すといずれも数銭から数十銭であってこれは問題ないんだとい……

第145回国会 経済・産業委員会 第18号(1999/07/29、18期、参議院の会)

○水野誠一君 今回のこの基準・認証法の問題というのは、規制緩和推進三カ年計画に沿ったものであるということでありますし、またその検査、認証分野についても積極的に民間の能力を活用していく、そしてまた事前検査型から事後チェック型に重点をシフトするということによって高コスト体質の改革を目指す法改正である、また国際的な整合性を図る観点からも基本的に今回の改正のスタンスには私は賛成したいと思っています。  ただ、これまでも各委員からもいろいろ指摘されておりますように、国民の安全確保そして消費者利益の確保、これは大前提でありまして、運用に当たっては民間の能力を信頼できるものにするとともに消費者の賢い選択が可……

第145回国会 経済・産業委員会 第19号(1999/08/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後のバッターとなりまして、大部分の質問というのはもう既に各委員から出ております。私は、その中から幾つかさらに詳しくお答えいただきたい、あるいはお答えの中でまだ十分に理解できない点についてお尋ねをさせていただければと思っております。  昨日も代表質問をさせていただいたんですが、バブル崩壊後、景気回復という期待を抱いて、政府も企業も本当の構造改革、これが先送りされてきた。しかし、そのツケが今ここにきて大きくのしかかってきている。その背景には、私は、市場の競争のグローバル化の進展というものがあるんではないかと思うわけであります。我々は、失業の増加、これは大変大きな懸念でありますが、こ……

第145回国会 経済・産業委員会 第20号(1999/08/05、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。きょうは皆さんありがとうございました。  まず、樋口さんに伺いたいと思うんですが、きょう、お話の中でリエンジニアリングという言葉が出てきて、大変私は我が意を得たりという感じがいたしました。  と申しますのは、リストラという言葉が、本来はそういう意味ではないと思うんですが、削減という意味に使われてきている。過剰設備、過剰債務、過剰雇用の削減という意味で、非常にリストラという言葉が刺激的な響きを持ってきちゃっている。  それで、リエンジニアリングというのは、私の解釈では、人的資源を含めてあらゆる資源をむだにせずにもう一度因数分解して組み立て直して再活……

第145回国会 経済・産業委員会 第21号(1999/08/06、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  二十一世紀に向けて経済発展に資する新規産業を育成していくためには、その産業への資金仲介をいかに円滑に図っていくか、そのための金融システムをいかに設計していくべきかという視点が不可欠だと私は考えております。言いかえますと、今企業にとって一番重要なリエンジニアリングは資金調達のメカニズムを大きく変えていくことではないかなと考えているわけであります。  あえて私がここでリエンジニアリングと申し上げたのは、やはりリストラという言葉が響きが余りよろしくないということで、大きなパラダイムシフトを図っていく。ということは、単にいろいろな三Kと言われる過剰を削減……

第145回国会 行政監視委員会 第6号(1999/05/31、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今、お三人の参考人の方から日本のODAというものが大分基本的に進化してきているという視点でのお話をいただいたのではないかと思うわけですが、同時に大きな問題点もまだまだ残されている。私は、歴史的に見ていきますと、途上国へ対するODA、それがややもすると過去には一部の権力者の権力増強のためにその資金が使われるというような側面というのもあったと思います。  そういった視点から見たときに、ODAというものがどれくらい進化してきているのか、これは非常に重要な視点だと思うんですが、例えば最近のことでいえば国の内紛、こういうものがODAに対して与える影響、これ……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1999/05/12、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、この委員会の中では慎重派といいますか、数少ない慎重論者だと思うんですが、猪口先生のお話は大変心強く受けとめました。  私自身、東京に住んでいるというだけではない意味で、やっぱり東京の再活性化といいますか、再整備ということをしない限り幾ら国会機能を移しても本質的問題は解決しない、こういう考え方なんです。  ただ一つ、東京が本当のグローバルプレーヤーになり得るか、あるいはハブ都市になり得るかという基本的問題の中に飛行場の問題、つまり成田がアジアのハブ空港たり得るかという問題というのはどうしても避けて通れない問題ではないかなと。  そこで、羽田の再開発の問題とかいろいろ空港問題と……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1999/05/26、18期、参議院の会)

○水野誠一君 お話をありがとうございました。  石井さんとは私も前の仕事のときに御一緒でいろいろやらせていただいて、今までの仕事というのはどちらかというともう既にある都市の中でその都市をリノベートしていくといいますか、再開発していくとか、そういう視点でのお仕事が多かったのじゃないかと思うんです。  私は、首都移転ということに対してはやや消極的な考え方を持っておりまして、それはなぜかと申しますと、新しい都市をつくる、人工的に新しい都市というものをかなり短期間につくり上げるということ自体にどうも無理があるのじゃないだろうかと。  今事例が出ております例えばワシントンDCとかオタワとか、この辺は一八……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/07/06、18期、参議院の会)

○委員以外の議員(水野誠一君) 本日は、各委員のお許しを得て、委員外議員として質問をさせていただく機会を得ましてまことにありがとうございます。まず御礼を申し上げます。  さきの代表質問で、私は通信傍受というものはまさに劇薬であるというふうに申し上げました。確かに捜査手段としてその薬効はあるかもしれないけれども、使い方を一つ間違うと非常に危険で、命取りになりかねない、そういった性格を持っている問題ではないだろうか、かように思うところであります。  本日いただいた時間は大変短い時間でもございますので本題に入らせていただきたいと思うんですが、まず衆議院での修正点について提出者に伺いたいと思います。 ……

第145回国会 予算委員会 第14号(1999/03/11、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  平成十一年度の予算案のポイントは、何といっても前年度当初予算比五・四%増、八十一兆八千六百億円という一般会計予算の規模ではないかと思います。景気回復に全力を尽くすという観点からのめり張りのきいた予算配分をしているという大蔵省の見解もあるわけでありますが、どうもその中身を見てまいりますと、依然公共事業などに重点を置いた従前型のスタイルのものである、こういう感想を持たざるを得ません。  そしてまた、さらに最大の問題というのが前年当初予算の二倍の三十一兆の公債発行額、この点ではないかと思います。これによって公債依存度はさらに拡大をしていくということ……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 経済・産業委員会 第2号(1999/11/25、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私も現場を見に行きまして、バケツによるウラン溶液の注入というようなことはとんでもない言語道断の話なんですが、その後の対応を聞いても、決死隊のような水抜き作業だとかあるいは有志による土のう積みだとか、何か第二次世界大戦のころの話を聞いているような、非常に原子力というイメージとはかけ離れた前近代的な対応しかなかったということにやはり大きなショックを受けました。  今の西山委員のお話にもありましたけれども、今後も原子力を重要政策としていく以上は、安全性を前提とするのではなくて、やはり危険性を十分配慮した、前提とした原子力のリスク管理という観点も必要になってくるなという意味で、私はきょう……

第146回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/12/02、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、きのうも代表質問に立たせていただきまして、原子力を今後も必要な施策として考えていくのであれば、そのリスクも正しく国民と共有していく必要がある。そして、常に緊張感を持って原子力の安全を確保していかなければいけない。そのためには、現在のようなお粗末な体制ではなくて、システム的なリスクマネジメントを再構築する必要がある。そういう観点から幾つか質問をさせていただきました。  きょうは、同じような観点から、原子力安全行政のかなめであります原子力安全委員会のあり方についても伺いたいと思いまして、きょうは委員長にわざわざお越しをいただいているわけでありますが、これは後ほど質問をするとして……

第146回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/12/07、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  きょうは本当にお疲れさまでした。私は最後の質問者なんで、短くすると言ってなかなか短くならないのが政治家の悪いところなんですが、私は簡潔に一問ずつ質問させていただきたいと思います。  まず、きょうはちょっと順序を変えて、中島先生から伺いたいと思うんです。  中島先生のお話の中で、特に安全委員会の権限の問題あるいはその手足がない問題等々、これは私も非常に大きな問題だと思い、またそのダブルチェックが本当に機能しているのかというようなことから、前の委員会でも何度か質問をさせていただきました。  実は、きょうはちょっと違う視点から伺いたいと思うんですが……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第4号(1999/11/19、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。最後の質問者ということになりまして、大臣も大分お疲れではないかと思いますので、簡潔にお尋ねしていきたいと思います。  昨年来、アジアの経済危機ということが話題になったわけでありますが、その中で日本に追いつけ追い越せということで頑張っておられた韓国が受けたダメージが非常に大きかったと。これは何だったのかということをよく分析すると、つまり財閥中心の経済構造である韓国では、中小企業の集積と自立性が日本に比べて非常に薄かったということが言われます。そういうことから考えても、国家経済にとって中小企業の自立性、それと厚みというものがいかに重要かということを私は痛……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1999/11/22、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一です。よろしくお願いします。  お二人とも大変きょうはありがとうございました。少し順序を変えて折口さんから伺いたいと思います。  私は、折口さんがおつくりになったジュリアナ、ヴェルファーレともに御招待をいただいて拝見をしておりまして、大変これはすごいものをおつくりになったなといって感心していたら、今度は新しい事業で店頭公開をされると。  私は、折口さんの事業を大変注目していましたのは、今の時代というのは情報ハイテクベンチャーというのは幾らでもある。ただ、本当の総合サービス産業、特に高齢者介護とか人材派遣とかいうまさに今これからの成熟化の時代にふさわしい事業で店……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第8号(1999/12/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、今日の日本の中小企業が置かれている状況、それからそれをどう活性化していくべきかということの重要性についての認識はほぼ皆さんに共有されているものになっていると思っております。  そこで、先般審議されました中小企業基本法、これは何と三十六年ぶりの改正だったということでありますが、これまで通産大臣の答弁からも大変大きな意気込み、これを感じることができますし、日本の中小企業政策自体がまさに五十年あるいは百年に一度の大転換を迫られている、こういう時期であるという認識を深めております。きょうはそうした観点から本法案の幾つかの点について、また中小企業政策における政府の役割などを主に伺って……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第9号(1999/12/14、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当に有意義なお話を伺いまして、ありがとうございました。  まず、寺内さんに伺いたいと思うんですが、きょうお話を伺っていて私が一番感銘を受けたのは、たくみの問題。これは、確かに今の時代というのはすべて機械化されて何でもかんでもオートメーションで物ができるというふうに思われがちなんだけれども、実は日本の技術が、東南アジアなんかといわゆるコスト競争だけじゃない、日本の技術の差別化があるというのは、恐らくこういったたくみの技術、とりわけ今お話のあったレンズの研磨とか金型の作製とか、こういうところでのたくみの技術というものをやはり守らなきゃいけな……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/03/14、18期、参議院の会)

○水野誠一君 まず、深谷大臣に伺いたいと思います。  大臣は、さきの所信表明演説の中で、今後の通産省行政を行うに当たって六つの課題をお挙げになりました。その中に、第三の課題として、総理の指示によって立ち上げられたミレニアムプロジェクトの推進をうたっておられるわけであります。  情報化、高齢化、環境対応、示された三つの政策分野は、いずれも二十一世紀の我が国の経済構造、生活環境をデザインする上で大変重要な視点だと思いますし、またいずれも通産行政と密接な関係を持つ分野のことでありますことから、ひとつ大臣のより積極的な取り組みを期待しているところでございます。  また、情報化分野に関連する法案として、……

第147回国会 経済・産業委員会 第3号(2000/03/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は昨日、電子商取引の推進をめぐる質問の中で、ネット取引課税の問題について機会を改めて触れたい、このように申し上げましたが、きょうまずこの点から伺いたいと思います。  昨日の日経夕刊にも記事が載っておりましたが、インターネットを使った電子商取引を通して物品やサービスを購入する際に課せられる税金について、これはアメリカではもう御存じのように数年前から大変激しい議論が続いてまいりました。商品を物の形で購入するあるいは輸入する場合、これは関税などでしっかりと捕捉をし課税ができるわけでありますが、消費者がインターネット経由でいわゆる形のない音楽なんかの場合、これはもう特にそういう問題が出……

第147回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/03/23、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今回の問題というのは、昭和三十年以降、今日に至るまで約四十年間、計九次にわたって実施されてきた我が国の石炭政策は一貫して構造調整と段階的な縮小を目的としてきた、このように理解をしています。また、その最終局面というべき時期に当たって、今後の石炭政策のあり方やエネルギー政策のビジョンの一端を示すものが今回の一連の法案、かようにも理解しております。  今まで、もう既に同僚議員からさまざまな質問が出ました。最後の質問者というのはいつも大変質問に困るところがあるのでございますが、幾つかの点を強調するとともに、私の考えを少し述べさせていただきたいと思います。……

第147回国会 経済・産業委員会 第9号(2000/04/04、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問になります。  今回の法改正においては、これまでの指導という文言を支援に改めるということ以外に、その支援事業における国と自治体の役割の明確化あるいは中小企業診断士の資格を現状に即したものへと再構成することなど幾つかの柱があるわけでありますが、今後の中小企業支援施策においては、これらの改正の趣旨が十分に反映されるということを期待したいと思っています。  今、渡辺委員からも商工会議所あるいは商工会の役割分担、あるいは本当に今の現状に即した機能を持っているかどうかというような指摘もございました。私も同様の危惧といいますか問題意識は持っておりますが、繰り返しになりますのでその辺……

第147回国会 経済・産業委員会 第10号(2000/04/13、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 参議院クラブの水野でございます。  今回の産業技術力強化法案では、その制定目的として、米国などに比べた産業技術力の低下懸念、それ以外に次のようなことが説明されているわけです。「国際競争力の激化と産業構造の変化の中で、これまで我が国が得意としてきたコスト低下、品質改善を進める技術革新(プロセス・イノベーション)だけではもはや対応できず、新事業・新市場を創出するための技術革新(プロダクト・イノベーション)を可能とするような技術開発体制を構築することが急務。」と、こういうふうに書かれているわけであります。  私も全くこのとおりだと思うのでありますが、この新事業、新市場を創出する必要性と……

第147回国会 経済・産業委員会 第11号(2000/04/20、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 もう大分各委員から質問が出てまいりまして、最後の質問となります。私は多少時間を短縮して、皆さんお疲れなんで、貢献したいと思います。  きのうも実は代表質問を若干させていただきまして、それぞれについての御答弁をいただいたわけでありますが、きょうはその代表質問を若干補足する内容、それから加えて何点か具体的な問題について御質問をさせていただきたいと思っています。  まず、昨日伺わせていただいたのは、まず何をもって公正なルールとするかということを明確に認識しておくことが必要であろうという点でありました。契約行為における公正とは、お互いが十分な情報を持って自由な判断を許されること、そしてさ……

第147回国会 経済・産業委員会 第12号(2000/04/25、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 お疲れさまでございます。  私は最後の質問者になりました。大抵聞きたいことはもう各委員がほとんど聞いてしまうということでいつも苦慮するんですが、私、先ほど採点という中で、皆さんの採点を伺っていると大体良と可の間ぐらいと。ただ、岡田さんが一番最初に七十点とおっしゃって後悔されていたようなんですけれども、でも私は正直なところ、岡田さんが七十点をつけていただいたということは大変大事なことじゃないかと思うんです。といいますのは、今まで六年間にわたっての議論の中でやっぱりいろんな意見が出てきている。それで、事業者側それから消費者側双方の意見が出てきている中で、悪く言うと妥協の産物だという言……

第147回国会 経済・産業委員会 第15号(2000/05/11、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 私は、今回の独禁法改正の大きな柱は、被害者が裁判所に独禁法違反行為の差しとめ請求ができる道を開いた、いわゆる差しとめ請求制度の導入にあるとの理解をしております。  現行の独禁法では、個人あるいは企業が独禁法違反行為の差しとめを求める手段が、従来、公取委員会に申し立てをして調査などを待つしかなかったため、実際、被害の救済などが十分にできなかった、こういう指摘があったところでありますが、先ほど来お話がありますように、公取委員会の人員や体制が必ずしも十分じゃなく環境の変化に対応し切れていないということもこれまでの議論で改めて指摘をされてきました。今回の改正を経て法が十分に機能するように……

第147回国会 経済・産業委員会 第18号(2000/05/25、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 御苦労さまでございます。私は参議院クラブの水野でございます。  まず、森嶌先生に質問させていただきたいと思います。ほぼ質問、同僚議員からもう出尽くしておりまして、少し補足的な質問になろうかとも思います。  私はこの高レベル放射性廃棄物処分懇談会の報告書を拝見させていただきまして、大変時間もかけて十分いろいろな視点から議論をされているということはよくわかりました。先ほど先生もちょっとおっしゃっていたんですが、しかしそれを法文にしたときに非常に抽象的な表現になってしまうと。とりわけその安全性の問題とか、あるいは先ほどから出ておりますが関係住民の理解、国民の理解というようなときに、もっ……

第147回国会 経済・産業委員会 第19号(2000/05/30、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 昨年来、ジェー・シー・オー事故などによって当委員会でも原子力政策のあり方について議論する機会がたびたびございました。現実に今現在三五%以上のエネルギー需要を賄っている原子力発電そのものを否定するものではありませんが、プルサーマルやあるいは高速増殖炉の実現可能性、そしてリスク管理や廃棄物処理を含めた全体のデザインを描かなければ国民の理解を得ることができない、たびたび申し上げてきたわけであります。  使用済み燃料の中間貯蔵事業をめぐる原子炉等規制法の審議の際などにも、廃炉をめぐる問題や原子力エネルギーの本当のコストは一体どうなっているんだ、本当に原子力というのはコストとして安いのかど……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/08/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  本日は幾つか御質問させていただきたいと思うんですが、一昨日の予算委員会で、最近、自民党内で検討が始まっているという財政法四条を改正して、建設国債の適用対象を拡大するという案について質問させていただきました。国債の一本化という議論であれば以前から出ていたものでありますが、これは当然その賛否両論さまざまな意見があることも承知しております。  財政法四条が財政の規律維持の最後のとりでとして機能してきたということは事実でありまして、国債のあり方、あるいは現在の財政赤字の問題などとをセットで根本的な議論があってしかるべきだと思うわけでありますが、今回は……

第149回国会 決算委員会 第閉会後6号(2000/09/20、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  先日、次期通常国会に電子政府一括法案を提出予定という政府のIT戦略会議の方針決定という報道を拝見いたしました。情報技術の進歩、進展に合わせて国への申請や届けなどの行政手続の電子化を実現するために必要な法令を改正するということでありますから、実現すれば各国にかなりおくれをとっていると言われた日本の電子政府プロジェクトが大きく前進するものとして期待されているところであります。  きょうは、この電子政府プロジェクトに関連して、主に自治省に対して幾つか伺いたいと思います。  この電子政府プロジェクトは、昨年、小渕内閣のミレニアムプロジェクトの柱として……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  さきの総選挙の結果分析の一つに都市住民の反乱という言葉がございます。都市部と地方の有権者の投票行動に大きな差があらわれた。端的に言えば、東京で特に顕著だったんですが、都市部で自民に厳しい結果が出たということだと思います。東京では、大臣経験者がこぞって落選されるというような結果が出たわけであります。  そもそも日本は大変都市政策が弱いと言われているわけですが、いろいろな調査、どの調査を見ても、暮らしやすさ指数のようなもの、これは東京などの都市部が上位に来ることはまずない。大変そういう意味での都市生活環境が改善されない。この原因の一つに、私は一票の格……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 経済・産業委員会 第1号(2000/11/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  本日は、先ほど円委員の質問にもあったことですが、中小企業金融安定化特別保証制度、いわゆる特別信用保証制度について伺いたいと思います。  九八年十月に実施されたこの制度は、中小企業に対する金融機関の貸し渋りが深刻化していた当時、二十兆円という大変大きな保証枠を政府が用意したものであります。その後、当初はことしの三月までとしていた制度の期限を一年延長しまして二〇〇一年三月までとしまして、さらに保証枠も十兆円上乗せした、こういった措置をとられてまいりました。  この制度について、昨年秋の中小企業国会において二回ほど当時の深谷通商産業大臣に質問をさせてい……

第150回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/11/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  今、梶原委員から、内職・モニター商法に対してはどうも今回の法制の対応が後手に回っている、こういう御指摘がありました。最近の急速な増加傾向を見ると確かに梶原委員おっしゃるとおりではないかと思うわけですが、一方、今回、インターネットについては大変先取りといいますか、先進国に対しても先取りというような感じで今回の法改正がなされるということであるわけでございます。特に、OECDにおいて電子商取引消費者保護ガイドラインが昨年十二月に採択されたことを受けて、今回は電子商取引に参加する消費者がリアルの世界を下回らないレベルの消費者保護を受けることを確保するため……

第150回国会 経済・産業委員会 第4号(2000/11/16、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  今、梶原委員からIT革命という言葉についてのお考えがいろいろお話があったわけでありますけれども、私も、IT革命という言葉を今、日本で、しかも政府が使うということについてはいささかいかがなものかと思っているところがありまして、これはアメリカでいけば、一九七〇年代に、それまでの重厚長大産業の衰えを新しいテクノロジー産業の伸びが補って押し上げていったという、セカンドカーブと言われるようなこういうタイミングをもってIT革命と言うこともできるとか、あるいは今お話がありましたけれども、インターネットの普及をもってそう言うと、いろいろな考え方があるようであ……

第150回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/11/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 私は、以前の質問の中で、特別信用保証をめぐる事故率あるいは回収率とその回収機関であります、今も御質問ありましたけれども、サービサーについて触れてまいりました。今回の法案にはそのサービサーの法的位置づけを整備する措置も盛り込まれているということで、私はその効果に期待をしたいと思っております。また一方では、その運営については非常に慎重に対応していただきたいとも思っております。  また、特別信用保証には一定の効果、これは認めておりますが、決して無軌道な運営がされるべきではないということも申し上げてまいりました。これはまさに緊急の貸し渋り対策で、効果はあるんだけれども、一方では非常に副作……

第150回国会 経済・産業委員会 第7号(2000/11/30、18期、無所属の会)

○水野誠一君 私も、この法案提出の唐突さについて、他の委員と同じく驚きを隠し得なかったということをまず申し上げたいと思います。  この委員会では、最近だけでも使用済み燃料の中間貯蔵施設に関する法案あるいは高レベル放射性廃棄物の最終処理に関する法案、原子力災害対策に関する法案、そしてジェー・シー・オー事故とその後の対策についてと、原子力発電をめぐる審議を大変数多く重ねてまいりました。  私は、原子力発電の必要性そのものを否定するものではありませんが、その安全対策、コスト面の問題あるいは長期的なエネルギー源の求め方などの観点から、核燃サイクル構想についてはその全体のデザインがどうも描き切れていない……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 経済産業委員会 第3号(2001/03/22、18期、無所属の会)

○水野誠一君 きょうはセーフガードについて少し伺いたいと思います。  昨年十一月の日経ビジネスに「気が付けば中国は世界の工場」という、こういう記事が載っておりました。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、オートバイ、いずれの製品でも既に中国がその生産の世界トップシェアをとっている。その勢いは目覚ましくて、かつての生産大国日本の座はもはや風前のともしびである、こういう内容の記事でございました。  そこで、ことしに入ってから話題となっております緊急輸入制限措置、いわゆるセーフガードの問題についてお尋ねをしたいと思います。  特定製品の輸入が急増し、国内産業に重大な損害を与え、また与えるおそ……

第151回国会 経済産業委員会 第4号(2001/03/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 今、梶原委員の方から、最後に環境問題についての、あるいは新エネルギーについての御質問がございました。それを私は引き継ぐような形で、きょうは環境関連政策について幾つかお尋ねをしたいと思います。  二十一世紀が環境の時代であるということについては、これはもう平沼大臣も全く御異議がないのではないかと思うわけでありますが、後で幾つか考えを述べさせていただきたいと思うんですが、環境省もできたと、今度の省庁再編で、環境庁が環境省に格上げになったということでもありますし、また政府も事あるごとに環境政策の重視ということをうたっておられるわけであります。  これは二〇〇一年、ことしの二月の日経エコ……

第151回国会 経済産業委員会 第6号(2001/04/10、18期、無所属の会)

○水野誠一君 水野でございます。  各委員からいろいろ御質問がありまして、また御発言もありましたが、我が国の伝統工芸品産業が極めて厳しい状況にあると。これはみんなの共通認識でありますし、また一たん途絶えてしまうともうこれを容易に再生できない、こういう大変貴重な、まさに絶滅種に近い、そういう産業であることも間違いないということから、非常にてこ入れをしなければもういけないと。今こそ、もう非常に残されている時間は短い、そういう危機感もまた私は持っております。  今回の法改正は、基本的にこれまでに行われてきた支援施策を一部見直して、より使いやすくするとともに、より産業活性化にも資するものとするねらいだ……

第151回国会 経済産業委員会 第11号(2001/06/05、18期、無所属の会)

○水野誠一君 当初、午後に質問をと思っておりましたけれども、大臣も御出発ということなので、午前中に質問を繰り上げさせていただきました。  今、各委員から問題の本質をつくいろいろな御質問があったわけでありますが、私は、今回の石油関連法改正というのは大きく分けて、流通にかかわる規制緩和と、それから石油開発にかかわる石油公団の業務拡充に分類されるととらえております。前者は、今もいろいろ御質問がありましたけれども、規制緩和という大きな流れに沿ったものである。ただ、エネルギーというものを、これを確保していくということは日本にとっても最重要な経済あるいは生活の安全保障の問題であるということから、特に生活面……


水野誠一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
17期-|18期|

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各種会議発言一覧(参議院18期)

水野誠一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
17期-|18期|
第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号(1999/07/01、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の方の質問者になりました。あと一人を残すところとなっております。大部分の質問といいますかポイントについてはもう既に質問が出ておりまして、いつも最後の方になりますと大変苦労するんですが。  ともかく、このPRTR法の問題というのは、私は、OECD勧告から既に三年が経過しているということからいけばやや遅過ぎた感もあると言えると思います。それだけに、ほかの国の持っている問題点を学びつつ、本当に実効性のあるすぐれた法律にしていかなければいけないと、こう思うところであります。  政府案あるいはその修正案に対する疑問点の指摘が今までいろいろ重ねられてくる中で、政府は、いわばこの法律という……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 前回あるいは今回の各委員からの専門的な意見陳述を伺っておりまして、かなり具体的提案がなされているということでございますので多く申し上げることはないんですが、幾つか感じている点を申し述べたいと思います。  憲法とは、皆さんおっしゃるとおり、まさにその国の形を示すものでありますし、その意味では国の歴史や文化を反映したものであるべきだと思っております。すなわち、憲法においては基本的人権など人類共通の基本理念、これは別として、いわゆるグローバルスタンダードだけにとらわれるべきものではない、こう思います。  終戦直後に、敗戦国日本が、アメリカによってつくられた草案を短期的な、短時間の翻訳と……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は参議院の会の水野と申します。  きょう皆さんのいろいろ意見を伺っていて、憲法と現実の生活との乖離とか、あるいは皆さんの実感からの疑問というのがよく出てきたと思います。単なる空理空論に終わらないいい意見をいろいろ述べていただいたと思っています。  その中でも特に、平山さんは医療から見た人権や倫理という問題、あるいは浅田さんは型の重要性ということから、あるいは岡村さんは性差別という立場から、女性軍の皆さんが大変、空理空論に終わらない、非常に実感のこもった意見を述べていただいたということを評価したいと思います。  その中で、お二人にちょっと御質問をしたいんですが、一つは、西脇さん。……

第147回国会 憲法調査会 第8号(2000/05/17、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 水野でございます。  きょうは大変貴重な……
【次の発言】 参議院クラブの水野でございます。  きょうは大変貴重なお話を伺えてありがとうございました。  私は、特に石毛先生の「文化麺類学ことはじめ」なんかを初めとして食文化の本を多く読ませていただいておりまして、きょうは食関係だけではなくて非常に幅広くお話を伺えたと思います。  先生がおっしゃっている中で、特に帝国主義の時代から経済大国の時代、そしてこれから文化大国を目指す、こういう時代なんだということは大変私も同感なんですが、まず一つ伺いたいのは、文化大国を目指していくというこの時代になったときに、現在の憲法の中で何か足りない部……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。  きょうはありがとうございました。  まず、西部さんに伺いたいと思うのでありますが、きょうは西部さんのお話を伺っていて、習慣と伝統というものを混同していること、あるいはやっぱり人権という、これは非常に大きな問題でありますけれども、これはややもすると取り違えやすいテーマであるというようなことを含めて、大変考えさせられるお話をいろいろ伺いました。  その中で、エドモンド・バークのお話で、国民の権利と人間の権利というお話がありました。これも大変示唆に富んだ話だと思うんですが、国民の権利は認めるけれども人間の権利というのは認められない、こういうお話であります。……

第150回国会 交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号(2000/11/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  今回の基本法、IT基本法案は非常に幅広く総花的な法律という感じがしております。文中、文案を見ても、法案を見ても、例えば、高度情報通信ネットワーク社会の形成は、すべての国民が、ネットワークを容易に利用でき、個々の能力を最大限に発揮する、あるいは電子商取引の促進によって経済構造改革及び産業の国際競争力強化に寄与する、さらには、生活の利便性の向上、ゆとりと豊かさを実感できる国民生活、活力に満ちた地域社会と福祉の向上等々、非常に総花的かつよいことずくめが書かれているわけであります。  何といってもきわめつきは、ネットワーク社会の定義を第二条で、インタ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 憲法調査会 第3号(2001/03/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 ありがとうございました。  きょうは大変意義の深いいろいろ御意見を伺うことができまして、大変感謝をしております。  まず小林参考人に御質問させていただきたいと思うのでありますが、先ほど先生のお話の中で参議院の機能の問題というのがございました。これは両先生ともに参議院の機能ということをおっしゃっているわけでありまして、まして先ほど飯尾先生の方からは、政権闘争の場ではない良識の府としての参議院、こういうことを明確にすべきだというお話もございました。全くそのとおりだと思います。  私は無所属の会という立場でございまして、その政党と参議院というもののあり方というのはこれは非常にやはり大き……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  きょうは本当に貴重なお話をありがとうございました。  まず、中村参考人にお尋ねしたいと思うんですが、先ほどお話の中で、「憲法改正意見」の中の御紹介として、天皇は日本人民の儀章たるべきものであると、こういう案があったというお話がございました。今、日本の天皇としての規定として象徴という言葉が使われている。今、成田参考人からその象徴という定義が定着してきているしということでの評価もあったわけですが、一方では、その象徴という言葉ですら非常にあいまいな言葉ではないかという議論もございます。特にそういう中では儀章という言葉、私ども素人には大変耳新しいとい……

第151回国会 憲法調査会 第5号(2001/04/04、18期、無所属の会)

○水野誠一君 ありがとうございます。  先ほど堀幹事の方から、NPO法案についての名称の問題というお話が出まして、これは、ちょうどあれは自社さ政権のときで私たちは、私はそのころさきがけにおりましたんですが、まさに衆議院から市民活動という名称で来たものを参議院段階でどうしても市民活動という言葉はなじまないと、非常にその当時自民党から強い反対が出てその名称を非営利法人という名称に変えたと、こんな経緯がありまして、私もその場でその動きをまさに当事者として扱ってきたわけでありますが、そのときに、やはり市民という言葉に対する一部の方々のアレルギーというのはすごく強いなと大変びっくりした経験がございます。……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。きょうは本当にありがとうございました。  まず、長谷川先生に伺いたいと思います。  今議論になっていろいろ御説明いただいた憲法の制定過程の問題というのは、もうかなり議論が尽くされて、議論といいますかお答えいただいているのでこれは省きたいと思うんですが、国民主権の歴史といいますか、その解釈というものの歴史的な推移というものをお話しいただいて大変勉強になったんですが、外国の言葉にノーブレスオブリージュという言葉がある。つまり、これは単純に言えば、高貴な人間はその義務を負うという意味だと思うんですが、それと同時に、主権者には大きな権利とともに義務というものが伴……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。よろしくお願いいたします。  まず、諸井参考人に伺いたいと思います。  今、地方分権、これは非常に重要なテーマであるということは私も全く同感でございます。ただ、現在といいますか、従来は地方の首長というのが比較的中央省庁出身者、しかも自治省の出身者というのが大変多い。そして、それはなぜそうなるかというと、どうも中央省庁との根回しとか、先ほどお話がありましたけれども、いろいろな意味での予算配分、例えば補助金とか交付税とか地方債の問題、こういう問題でかなり枠が決められている中で行政をやっていくというときに、その求められる資格、資質というものが、比較的そういった……



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データ更新日:2022/12/18

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