入沢肇 参議院議員
18期国会発言一覧

入沢肇[参]在籍期 : |18期|-19期
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このページでは入沢肇参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

入沢肇[参]本会議発言(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 参議院本会議 第16号(1998/10/12、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました八法案のうち、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案に反対し、他の七法案について賛成する立場から討論いたします。  去る十月九日発表された月例経済報告では、「景気は低迷状態が長引き、極めて厳しい状況にある」と総括されておりますが、企業へのデフレ圧力が一段と強まり、内外需の冷え込みによる業績悪化と金融機関の信用収縮という二つの要因が、さらに今後の実体経済の悪化を加速するおそれがあると指摘されております。事実、株価も為替レートも日々、乱高下を続けております。  このような状況下で我々がなすべきことは、金融不安を未然に防止するとともに……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 参議院本会議 第12号(1999/12/10、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、自由民主党、公明党及び自由党を代表して、国民年金法の一部を改正する法律案など年金三法案について質問いたします。  二十一世紀を目前に控え、我が国においては、諸外国に例のない急速なスピードで少子高齢化が進展しており、働き手が減少すると同時に高齢者が増加しております。現役世代と高齢者世代の人口比率で見ますと、現在四人の現役で一人の高齢者を支えておりますが、二〇二五年には二人で一人、二〇五〇年には一・五人で一人を支えるという厳しい状況が予想されます。現在、我が国の税金と保険料を合わせた国民負担率は約三七%と主要先進諸国と比べますと低い水準にありますが、今後このような少子高齢化の進展……

入沢肇[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

入沢肇[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、自由党)

○入澤肇君 短い時間ですので、端的に質問しますから端的にお答え願いたいと思います。  金融機能安定化緊急措置法の十三兆円、この導入につきましては、同法の二十三条第二項第二号で、「金融機関等が破綻する蓋然性が高いと認められる場合でないこと。」と書いております。  一昨日の衆議院金融安定化特別委員会で大蔵省の伏屋金融企画局長も、注入結果とか注入の前とかそういうことに関係なく、そもそもの経営の状況が破綻する蓋然性が高いと認められるかどうかということだけで、高い場合にはだめだというふうに言っているわけであります。  したがいまして、公的資金の導入を申請される方々は、当然のことながら破綻の可能性が高くな……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(1998/10/06、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入津でございます。  冒頭恐縮でございますけれども、大蔵大臣、通告しないままちょっと質問をさせていただきます。  実は、きょうの日経新聞、朝日新聞に大きく取り上げられているんですけれども、五日付のアメリカのニューヨーク・タイムズが、速水日銀総裁が米国のルービン財務長官とグリーンスパン連邦準備理事会議長に対して、「大手邦銀十九行の自己資本がここ数カ月で危険なほどの低水準に落ち込んだと説明した」というような報道がございます。「さらに日本の政府当局者の話として、海外業務の展開に当たり八%以上の自己資本比率を求める国際決済銀行(BIS)規制が厳格に適用されれば、大手邦銀は海外展開が……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(1998/10/07、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  こんな時間にお呼び立てして、速水総裁、大変申しわけありません。  きのう、実は、いらっしゃらないところで大蔵大臣に私御質問したのでございますけれども、G7に行きまして、日本の十九行の自己資本比率が非常に低いという意味の発言をされたということが日本の新聞に大きく取り上げられました。きょう、またそのことにつきまして全銀協の皆さん方が抗議を行ったとかいう記事が新聞に出ていました。  私は、きのう大蔵大臣が申されましたように、確かに国内で増資をするのは非常に難しい、それから、外国から資本を持ってくるといっても限りがある、金融機関が経営をきちんとやっていく上には……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、自由党)

○入澤肇君 最終局面でございますので、幾つか確認の意味で質問をさせていただきたいと思います。  まず第一に、今度の金融再生法案の六十六条で、政府保証の規定が国会の議決の範囲内でなされるということが規定されておりますし、それから同法の附則の七条で、金融危機管理勘定、これは金融再生勘定と読みかえの規定がございます。  この金融再生勘定に対する政府保証の問題でございますけれども、形式的に言えば予算総則の第十一条の表の第十七、これの文字も修正するべきじゃないかと考えるんですが、いかがでしょうか。そのためには、当然のことながら、仮に十兆円という金額は動かさないとしても、その意味での補正予算を出して新しく……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(1998/10/15、18期、自由党)

○入澤肇君 最初に確認的な意味で、金融機能再生法の規定とそれから今回の早期健全化法の規定の、私にとってはちょっとあいまいだと思われるところについて確認したいと思います。  前回の質問で、この二法は非常に微妙なバランスの上にできている、やはり二法も法律を出すのでありますから、再生法は再生法で運用基準を明確につくる、それから早期健全化法は早期健全化法で運用基準を明確につくって、それぞれが別々に目的を持って運用されるべきだということを私は申し上げました。  法律をよく読んでみますと、金融機能健全化法の方は、今回の法律で目的が修正されまして、法律の目的に金融機関等の不良債権の処理を速やかに進めるものと……

第143回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/09/17、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、介護保険制度につきまして、今いろいろと御質疑がありましたけれども、運用の状況につきまして若干御質問すると同時に、医療費削減のための健康生活維持の国民運動につきまして、提案型の質問をさせていただきたいと思っています。  平成十二年から介護保険制度が発足するということでございますけれども、各地に行きますと特別養護老人ホームに入れなくて困っている人がたくさんおります。私自身も福祉施設の理事をやっていますし、親戚も特養ホームを経営しておりまして、事情を聞きますと、今の要望を聞くのにあと何年もかかるというような施設もございます。一体全国平均でどのくらいの待ち期間になっているのか、それか……

第143回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/09/24、18期、自由党)

○入澤肇君 法案の質疑ということで衆参両院の議事録を全部詳細に読まさせていただきました。非常に熱心に専門的な問題について議論されたことに対しまして敬意を表したいと思います。同時に、幾つかの疑問点といいますか、感想がありますので、それを中心にまずお話をさせていただきたいと思います。  一つは、非常に専門的な知識を有する人でなければわからないような用語がたくさんあるんですけれども、ひとつわかりやすく、例えば私が住んでいる川崎市でペストが発生した、その場合にどのような手続で入院をして退院させるかというところを、一般の人にわかるような言葉でダイジェストしていただけませんか。

第143回国会 予算委員会 第6号(1998/10/15、18期、自由党)

○入澤肇君 きょうは、午前中から六十兆円の資本注入につきましていろんな議論がございました。先ほどからも質問がありまして答弁がありましたように、一部は返ってくるんだということでございます。しかし、大事な税金でございますから、大幅に返してもらうためには、この金融二法を通した後の景気対策が極めて重要であります。そういう中で、昨日は経済戦略会議の報告書が総理に提出されたわけでございますけれども、この点について若干お聞きしたいと思います。  ことしの経済白書の解説を読んでみますと、現在の日本の経済状況をマクロベースで見ますとGDPベースで四%の需給ギャップがあると。四%というのは名目値で二十兆円だという……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1998/12/11、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、財革法及び財政構造改革をめぐる幾つかの問題につきまして御質問申し上げたいと思います。  まず最初に、この法律は制定して半年たたないうちに一部改正が行われ、また七カ月して執行停止ということでありますが、言ってみれば、経済の実態に法律、制度が翻弄された非常に典型的な例ではないかと思うんです。  これは大臣に聞くより、まず涌井主計局長に、このような例をあなたが役人になってから経験されたことがあるかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私も役人時代二十余年にわたりまして毎年毎年法律をつくらされました。一つの法律が一年もたたないうちに失効する、これは当然責任を問われま……

第144回国会 国民福祉委員会 第1号(1998/12/03、18期、自由党)

○入澤肇君 先ほど朝日委員から出張の報告がございましたけれども、現地で保育園を視察いたしました。私は幼稚園で育ったものですから、四歳児、五歳児の保育につきまして、幼稚園と保育園は大差ないんじゃないかと思いまして、保育園と幼稚園の違いについて現地でお聞きしましたところ、よくわからないような説明がありました。  現役のときにいろんな文部省と厚生省のいわゆる権限争いですか、これに関しての情報は持っていましたけれども、実はけさ文部省から来年度の税制改正要求の説明を受けました。その中に当然厚生省が要求すべきことが入っていまして、厚生省に相談しているのかと申しましたら全然していないと言うので、ここでちょっ……

第144回国会 予算委員会 第3号(1998/12/10、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、自由党を代表して、平成十年度補正予算に賛成する立場から討論をいたします。  この未曾有の経済危機は、日本経済社会全般にわたるいわゆる構造問題に基本的な要因があると考えられ、この危機を克服するためには、断固とした決意を持って構造改革を断行しなければなりません。  この日本経済を自律的安定成長軌道に復帰させるためには、旧来の官主導の手法にとらわれない発想と実行が必要であり、今ほど政治の役割が期待されているときはありません。  今日最も必要なことは、政治主導により緊急に先行き不安を解消するため、構造改革についてそのビジョンと具体的な政策を一体として国民の前に提示し、その理解のもとに……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号(1999/07/09、18期、自由党)

○入澤肇君 まず最初に、柳沢委員長、委員長就任以来業界も辟易するほどの厳しい毅然とした姿勢で指導をやっていらっしゃることに対して敬意を表したいと思います。  それにしましても、きょうのこの報告書、金融再生法の第五条によりますと、「破綻した金融機関の処理のために講じた措置の内容その他金融機関の破綻の処理の状況を国会に報告」というのがありまして、見てみましても、実は金融二法制定の審議以来、長銀や日債銀のことにつきまして政府の公式な見解が余り出されていないわけであります。新聞では次から次へと新しい事実かどうかわかりませんけれどもスクープ記事が出されておりまして、どの数字が本当の数字なのかさっぱりわか……

第145回国会 決算委員会 第閉会後4号(1999/09/30、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、装備品の調達につきまして会計検査院が幾つかの指摘をしておりますので、それに関連いたしましてまず御質問申し上げたいと思います。  いわゆる装備品の調達をめぐる環境につきましても、冷戦構造が崩壊し、従来から言われてきました全方位外交が現実のものとなった。その結果といたしまして、従来日米だけで軍事訓練をやっていたのが、日米あるいは日ロ、日韓にも共同訓練が行われるようになりました。さらに、技術開発も大変な進歩であります。インターネットに見られますように、軍事技術として開発されたものが日常的な平和産業にも、あるいは日常的な生活にも応用が進んでおります。  こういう状況の中で、私は自衛隊……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1999/06/28、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、今までの衆参両院の議事録を十分に読ませていただきましたので、できるだけ重複しないような視点から質問申し上げたいと思います。  まず第一に、全体の法文を読ませていただきました。幾つかの感想がございますので、そこをまず申し上げます。  一つは、行政組織というのは一カ所に権力を集中しちゃいけないという視点から、チェック・アンド・バランスという機構、機能を内部に内在しなくちゃいけないというふうに思うのであります。この点につきまして、今度は内閣府という非常に強大な組織ができます。それから巨大官庁国土交通省もできます。このチェック・アンド・バランスという視点から十分な装置が内在しているか……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1999/06/30、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、一昨日、内閣府の権限につきまして御質問申し上げました。国家行政組織法の適用除外にするということ、さらに総務省の行政評価の対象外の部分も所掌事務として規定されているということ、これは非常に私はそれなりに新しい組織として評価する部分はあるんですけれども、運用いかんによっては大変問題なことができるんじゃないかというふうな気がしているわけであります。  官僚システムはそれ自身自己増殖していきますし、長い間かかりまして政治家がいかにコントロールしようとしてもコントロールできないような大きな組織になってしまう。これは旧内務省がよく指摘されておりますし、それからまた戦後の組織としては大蔵省……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1999/07/02、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、きょうは地方分権をいかに効率的に進めていくかという視点から御質問を申し上げ、時間がありましたら中央省庁再編に関しまして一、二御質問をさせていただきたいと思います。  最初に、各省庁の分権の数の一覧を教えていただきたいと思います。分厚い法律案を読んでいまして、どうも分権についての考え方が頭に入らない。そこで、一覧と同時に、分権についてどのような基準で各省庁に指導したのか。さらに、法律については一本一本精査をし、事実上休眠しているような法律もありますし、また廃止してしかるべき権限もございますから、そういうものについては十分に点検したのか、それが三つ目です。第四番目には、その結果、……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1999/07/07、18期、自由党)

○入澤肇君 最初に、磯村公述人にお聞きしたいと思います。  大阪市の位置づけにつきまして大変明快な御説明がありまして、参考になりました。今度の地方分権の問題は、受け皿としての地方自治体の強化の問題があわせて議論されなくてはいけないと。これにつきましては、先ほどから合併の議論あるいは財源の付与の問題、あるいは人材の養成の問題、こういうことが議論されておりますけれども、とりわけ財源の付与、これもいろんな問題がございますので、独自の今度新しい地方税を創設することも認められることになりますので、それについてのお考えがあるかどうかをまず第一にお聞きしたい。  二つ目は、人材の確保、養成の中で、関係市町村……

第145回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/03/09、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、きょうは厚生年金基金について、いろんな角度から御質問申し上げたいと思います。  まず、不良債権問題の後にはこの基金の積み立て不足問題の処理が大きな問題になるというふうに言われております。九八年六月、企業会計審議会は年金積み立て不足額を負債として母体企業のバランスシートに二〇〇一年の三月期から開示することを決めております。このことは、ほうっておきますと企業の格付に相当影響するわけであります。  そこで、今全国で千八百基金あるという厚生年金基金、このうちどのくらいが積み立て不足になっているんでしょうか。さらに、一説によりますと、上場企業全体で四十兆円ぐらい積み立て不足があると言わ……

第145回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/03/15、18期、自由党)

○入澤肇君 私は最初に、質問というよりも一言だけ確認させていただきたいと思います。  参議院の予算委員会で他党の議員が質問しているのを聞いていまして、もう少し答弁の仕方を変えたらば誤解が生じないのになと思ったことがありました。それは、特別養護老人ホームの入所者につきまして、介護保険制度が導入されると、要介護と認定されない限り五年間の経過措置が終了するまでには特別養護老人ホームを退所しなければならないという説明がありました。  ところが、私も知っていますが、特別養護老人ホームの入所者というのは、もう生活の拠点を自分の家から施設へ移転しているケースが大部分なんですね。移転するに当たってきちんと市町……

第145回国会 国民福祉委員会 第7号(1999/04/13、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、最初に制度について若干の御質問をし、その後、時間がありましたら運営の実態につきまして質問したいと思います。  最初に、保険料の算定方式についてでございますが、これは非常にわかりにくい。一般的に我々が解説を受けていますのは、介護保険の財源のうち保険料が占める割合が五〇%である、人口比に応じて一七%分を六十五歳以上の高齢者が負担する、これが一号保険料だと、それから三三%分を四十歳から六十四歳の人たちの保険料で賄う、これが二号保険料だというふうに言われたわけです。  これは一体どこに書いてあるか。政令案は手元にありますので、これは参考資料として厚生省からもらったわけですけれども、百……

第145回国会 国民福祉委員会 第8号(1999/04/15、18期、自由党)

○入澤肇君 今回の法律の改正の要点につきまして、先ほど大臣から人権への配慮を徹底させたということ、それから地域福祉の充実を念頭に置いて必要な条文を入れたということ、これはそのとおりであると非常に評価していいんじゃないかと思うんです。  ただ、私は、若干の疑問がありますのは、五年ごとの見直しを行う規定があるために、どうも前回の改正のときに当然入れておくべきことを入れないで小出しにしているんじゃないかな、そういうふうな感じが実はするわけであります。  感染症予防法の継続審議で私は初めて質問に立たせていただいたんですけれども、あのとき衆参両院の委員会議事録を全部読みましたら、百年に一度の改正がなぜ行……

第145回国会 国民福祉委員会 第9号(1999/04/20、18期、自由党)

○入澤肇君 四人の方、大変貴重な御意見をありがとうございました。  最初に池原参考人にお伺いしますけれども、この法律は累次にわたって改正されているわけですね。今回、ある意味では人権と社会復帰ということをテーマにして法律の改正がなされたわけでございますけれども、本当のところを言ってもう少し高いレベルまで改正してもらいたかった、しかし我が国の精神医学界あるいはこの状況からしてやむを得ないレベルであるというふうにお考えになるのかどうか。どの点が不足していて、さらにこの次はどういう点を改善してもらいたいかということについて率直な御意見をお聞かせ願いたいんです。

第145回国会 国民福祉委員会 第10号(1999/04/22、18期、自由党)

○入澤肇君 先日の参考人の質疑を聞いておりまして一つ疑問に思ったんですけれども、これだけ累次にわたって法律改正がなされてきた精神障害者対策につきまして、今なお一般医療に対する対応策とかなりのギャップがある。例えば、精神科特例の問題にいたしましても、診療報酬の点数の問題にいたしましても、あるいは地域医療のシステムにいたしましても、それから社会復帰施設の整備の問題にいたしましても非常にギャップがあるということを痛感しております。  一方で、日本人の百人に一人は精神分裂病を患っているというふうなことが言われていますけれども、このギャップを法律の改正によって埋めるための基本的なスタートとして認識してい……

第145回国会 国民福祉委員会 第13号(1999/07/27、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、まず介護保険制度に関連することにつきまして、若干お聞きしたいと思います。  ことしの四月から国民年金、厚生年金の保険料の引き上げが凍結されたわけでございます。そういう中で来年の四月から今度は介護保険料が徴収される、極めて矛盾した状態が出てくるわけでございますけれども、まず事実関係についてお聞きしたいと思います。  国民年金それから厚生年金の保険料引き上げ凍結の実態、一人月額、国民年金であれば平均幾らか、それから厚生年金であればそれは幾らか、それはマクロとして金額的には幾らかということをまずお聞きしたいと思います。  次に、介護保険料の、二千八百八十五円で結構でございますから、……

第145回国会 国民福祉委員会 第14号(1999/08/05、18期、自由党)

○入澤肇君 この国民福祉委員会において、農政の中の基本的な課題である年金問題について議論できるということは、逆に農政の持っているミクロコスモス的な政策体系の象徴じゃないかと私は思っておるんです。  きょう、朝日先生初め大変本質を突く御質問が続出しているのでございますけれども、たまたま私が昭和四十四年ごろに官房の予算課にいましたときに厚生省と折衝してつくることに参画した制度なものですから、非常に思いが深いわけであります。  思いが深いといいますのは、当時、三十六年に農業基本法ができてから、十年たって一向に農業基本法の理念が実現できない、要するに構造政策が進まないということで、亡くなられた武田次官……

第145回国会 総務委員会 第8号(1999/05/13、18期、自由党)

○入澤肇君 長い経緯を経ていよいよ法案の審査に至ることになりましたことにつきまして、まず関係者に対して敬意を表したいと思います。  それにつきましても、私もこの法案を読んでみまして思い出しますのは日本とアメリカの差でありまして、私は六十一年から二年にかけまして日米農産物交渉に大デレゲーションの一員として行きました。こちらは外務省以下十二名の男性でございますが、アメリカ側は四人のUSTRの女性が対応いたしまして、国益を追求して堂々たる論陣を張られ、その結果、牛肉・オレンジの自由化につながったという経緯がございます。  それからまた、日米林産物交渉にも当たりましたけれども、時のUSTRの代表はヒル……

第145回国会 総務委員会 第9号(1999/05/18、18期、自由党)

○入澤肇君 私は幾つか事務当局に対して御質問したいと思います。  今実際に動いている基本法は我が国全体で十四本だと言われております。これはそれぞれの時代背景を担ってその時々に極めて重要な役割を果たしてきたわけでございますけれども、形はつくってもなかなか内容が伴わないという基本法も中にはございます。先ほど午前中の質疑の中で、条文だけ読みますと心構えの法律化という御発言がございました。  この基本法、いわゆる理念法あるいは宣言法的なものがこれから内容を持って大きく掲げていくためには前提条件が私は必要であると考えております。その前提条件は、言うまでもなく男女平等あるいは男女の共同参画についての我が国……

第145回国会 総務委員会 第10号(1999/05/20、18期、自由党)

○入澤肇君 私、実はこの法案の審議に参加いたしまして政府当局に幾つかの質問をしたんですけれども、歴史的な背景だとか経緯、そういう中でこのような法律が出てきたということはわかるんですが、差別の実態について日本の経済社会の中でどのようなことが行われているかについての調査、分析が不十分じゃないかという感じを持って質問していたんです。これだけ立派な基本法をつくるのであれば、もっと幅広く各省はそれぞれ所管するテーマごとに社会科学的な方法論を駆使して、私が好きな言葉で言えば文化人類学的な手法を用いながら調査、分析をして、その結果、条文というのがつくられていくんじゃないかというふうに実は思っているんです。私……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号(1999/05/17、18期、自由党)

○入澤肇君 衆議院の議論、それから本院における議論を聞いておりまして、私も政府の原案を読みましたときには非常に不明確な点が多かったんですけれども、修正が行われまして、法案の中身がかなり明確になったと思います。  安保条約の範囲内あるいは憲法の解釈を変更しない、そういう前提のもとでさまざまな議論が行われたわけでございますけれども、周辺事態につきましても類型が明示されましたし、後方地域支援の考え方につきましても各種の議論がございまして、かなり明確になってまいりました。さらに、憲法との関係、武器の使用についての考え方、さらには国会の関与のあり方、これにつきましても議論が行われています。  私は重複を……

第145回国会 農林水産委員会 第14号(1999/05/06、18期、自由党)

○入澤肇君 きょうは阿曽田先生がフィリピンにえさ米の勉強に行っておりますので、ピンチヒッターとして代理質問させていただきます。  最初に、卸売市場法関係につきまして幾つかの事実認識につきまして、当局の見解をお伺いしたいと思います。  今回の卸売市場法の改正は、流通の実態がかなりここ数年大きく変わっている。例えば、生鮮食料品の市場経由率が非常に低下している、それから市場外流通が拡大している、それから卸売経営者を初めとして市場関係者の経営が悪化している、さらには産地の大型化、それから大型ユーザーの発言力の高まり、さらに生鮮食料品等の輸入増加、こういうように生鮮食料品をめぐる流通の形態、内容が非常に……

第145回国会 農林水産委員会 第21号(1999/06/29、18期、自由党)

○入澤肇君 最後の質問を承りまして、幾つか御意見を申し上げたいと思います。  この新農業基本法は、平成四年に近藤元農林水産大臣が農業基本法の基本的な見直しをやったらどうかということを指示されまして、省内で検討会を設けまして、その結果打ち出したのが新農政でございます。  先ほどから、新農政は大規模農業だけを追求するんじゃないかとか、あるいは市場原理だけを追求するんじゃないかという視点からの大変な誤解のある発言が多々ありましたけれども、新農政はそういうものではございません。これは農林省もしっかりと内外に言わなくちゃいけないところだと思います。  要するに、経営マインドを持って意欲的にやっていく農家……

第145回国会 予算委員会 第8号(1999/03/02、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、各省各般にわたる政策の構造的改革を促進するという視点から御質問申し上げたいと思います。  まず、経済戦略会議の報告も出ましたし、それからその前には生活空間倍増計画、さらには産業再生計画、これが閣議決定されているわけでございます。この三つで一応構造改革を示す文書がそろったのではないかというふうに私は考えます。  しかし、構造改革と一口に言いましても、業界の現状によって違います。農政と福祉では全く異なります。しかし、共通な項目としてそれぞれに貫かれているものは、例えば、民主主義を一層徹底させる、それから生活者の視点、消費者の視点を重視する、それから民間でできるものは民間で徹底して……

第145回国会 予算委員会 第10号(1999/03/05、18期、自由党)

○入澤肇君 いよいよ予算委員会も一般質疑に入りましたので、私は、きょうは産業構造の改革を進めるという視点から若干の御質問を申し上げたいと思います。  景気後退の原因とか対応策につきましては、まさに評論家あるいはそれぞれの立場の人が百家争鳴であります。よく聞いていますと基本論と各論がかなり入り乱れていて、問題の整理をなかなか複雑にしているというふうに私は考えております。  それから、景気後退の要因といたしまして、九七年四月の消費税の引き上げ、それから特別減税の廃止、九七年秋の医療費の値上げ、合計約九兆円のお金が家計から吸い上げられた、これが一般的に景気後退の引き金になったんじゃないかという評価が……

第145回国会 予算委員会 第12号(1999/03/09、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  衆議院のこの問題につきましての参考人質疑、全部読ませていただきました。それからまた、きょう各委員の質問を聞いていまして、私は二つの点で大きな食い違いがあると、質問者側と答弁者側に。  一つは、債権の分類と引き当て・償却につきまして考え方の違い。一定のルールに基づいてやってきたんだけれども、ある日突然ルールが変わってしまって、その結果、従来のルールであれば債務超過でなかったのに新しいルールで債務超過と認定されて特別公的管理に入ってしまったと、こういう答弁者、参考人側の考え方。  もう一つは、ペーパーカンパニーについてでございます。  銀行側は、先ほども笠……

第145回国会 予算委員会 第13号(1999/03/10、18期、自由党)

○入澤肇君 まず、厚生大臣にお聞きしたいと思います。  今も清水委員からお話がございまして、答弁されておりましたけれども、国民年金の国庫負担額につきまして、「平成十六年(二〇〇四年)までの間に、安定した財源を確保し、別に法律で定めるところにより、」というふうに三月五日の年金制度改正案大綱では述べられております。また、そのように大臣も答弁されておりますけれども、この「安定した」という言葉は、継続的という言葉はさっき言っていましたけれども、そのほかに特定された財源ということを意味するものでしょうか、念頭にありましょうか。
【次の発言】 私もそうだと思うんです。  まず第一に、財源問題を考えるに当た……

第145回国会 予算委員会 第14号(1999/03/11、18期、自由党)

○入澤肇君 最初に、経済企画庁長官にお話をお伺いしたいと思います。  中期財政政策の試算を見ましても、今まさに我が国は行政改革を初め社会経済全般にわたる構造改革を本気で進めなくちゃいけないというふうに私は思っております。  その文書といたしまして、経済戦略会議の報告が出ましたし、また時間は前後いたしましたけれども、生活空間倍増計画あるいは産業再生計画なる文書が出てまいりました。  ちょっと辛口に見ますと、この二つの文書はいずれも網羅的でありまして、それから空間という概念に該当するのかどうかわからないようなあいまいなものも各省庁網羅的に入っておりますし、それからまた優先順位がはっきりしていません……

第145回国会 予算委員会 第16号(1999/03/17、18期、自由党)

○入澤肇君 締めくくり総括でありますので、私はきょうはアメリカの景気の見通しと我が国の経済政策の基本的な考え方についてお伺いしたいと思います。  アメリカの景気状況を概観してみますと、本年三月で九年目の景気拡大となりまして、六〇年代に次ぐ黄金の景気拡大、長期拡大というふうに言われております。  アメリカの金利は、この景気拡大の中で上昇するどころか下落している。もっとも、ことしの年央には長期金利は若干上がるんじゃないかというふうな見通しもございます。物価につきましても、インフレどころか下落傾向でありまして、景気の拡大はまだまだ継続しております。  このようなアメリカの景気につきまして、景気循環論……

第145回国会 予算委員会 第18号(1999/07/16、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  私は最初に、昨日の衆議院の予算委員会におきます介護保険制度についての厚生大臣の答弁について幾つか御確認をしたいと思います。  きょう、その議事録を取り寄せて読んでみますと、明らかに総理大臣と厚生大臣の答弁は矛盾しております。総理大臣は、各政党間の考え方もよく十分に受けとめて考えるべきだと財源問題について言っています。ところが、厚生大臣は、事介護保険に関する限りは、大筋でこれは国会で承認された法定事項でございますから、それを私どもとしては円滑にいかに実施するかということが必要だと言っていまして、自自公における基本政策のお話し合いは、当然これは私どもとして……

第145回国会 予算委員会 第19号(1999/07/19、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、自由民主党、自由党を代表して、ただいま議題となっております平成十一年度補正予算二案に対し、賛成の討論を行うものであります。  足元の景気は下げどまったという見方が出ておりますが、依然として厳しい状況にある我が国経済の回復に向けた動きをより確実なものとし、喫緊の課題となっている雇用不安の払拭を図るとともに、それを我が国経済の再生に結びつけるため、政府は、六月十一日に緊急雇用対策及び産業力強化対策を決定したところであります。今回の補正予算は、この緊急雇用対策に盛り込まれた施策を実施するために必要な緊急かつ不可欠なものであります。  以下、賛成する主な理由を申し述べます。  賛成の……

第145回国会 予算委員会 第20号(1999/08/04、18期、自由党)

○入澤肇君 長銀の経営者に続きまして、日債銀の関係者が六人も逮捕されました。そこで私は、官と民の扱い方に公平性にもとるところがあるのかないのか、あるいは民の中でも逮捕された経営者と逮捕を免れた経営者との間で公平性の面から見て問題があるかないか、そういう視点から幾つかの御質問をしたいと思います。  まず、柳沢大臣にお伺いしたいんですけれども、先般大臣は、セーフティーネットがない中で大きな銀行を突然死なせてしまうことは非常な混乱を招く、経営者としての選択の幅は本当に狭いものだったというふうに述べております。これは私は、経営者に対して当時の護送船団方式、大蔵省の強大な行政力のもとで銀行経営をやってい……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/11/18、18期、自由党)

○入澤肇君 午前中から非常に熱心な、また建設的な議論がありました。私はほかの委員がされた質問をダブってやるのは嫌ですから、それについて一方的に幾つか申し上げますと、先ほど今井委員が、閣議決定されているわけじゃありませんけれども、新聞発表された今度の措置については財政法上問題があるんじゃないかということを言われました。市町村にあらかじめ、四月一日以降、保険料を払うための基金を補正予算で対応するということは、私は明らかに財政法上問題があると思います。四月一日以降やることであれば十二年度の当初予算でやればいいのであって、介護制度を円滑に実施するための何らかの工夫があってしかるべきじゃないかというふう……

第146回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/11/25、18期、自由党)

○入澤肇君 きょうは一般質疑でありますので、若干アトランダムでございますが、幾つかの御質問をさせていただきます。  まず、三十日からWTOの閣僚会議がシアトルで行われるということでございます。私ども、新聞を見ている限りにおいては厚生省所管の医療等の分野ではどんな議論が行われているのかさっぱりわかりませんので、実情をちょっと教えていただきたいと思います。
【次の発言】 そんなのんきなことでいいのかと若干心配してしまうんですが、これは例えば営利参入否定というふうなことが原則的に打ち立てられますと、医療行政の根幹にかかわる問題につきまして相当な改定をしなくちゃいかぬということになります。ですから、政……

第146回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/12/02、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  きょうは大変ありがとうございます。  先ほど浅野知事さんが、この制度は準備も不十分だ、制度にも欠陥がある、市町村ごとに保険料の額も違えば、場合によってはサービスのレベルも違う、非常にユニークな制度だというふうにおっしゃられましたけれども、私も全くそのとおりだと思います。  一方で、皆さん方が自治事務だ自治事務だということを強調すればするほど、事務費についてもっとお金をくれとか、財政調整交付金五%を引き上げてくれだとか、あるいはこういう面についてはもっと国から財源をくれという主張が場合によっては成り立たなくなる。一定の限度ではそういうことは言われてもいい……

第146回国会 財政・金融委員会 第2号(1999/11/11、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  どうもお二人のお話を聞き、さらに報道されている事実を見ていますと、出資法にしても利息制限法にしてもその他の法律にしましても、いわゆる規制法の理念というものを悪用しているというふうな印象を受けるわけであります。  規制法というのは、例えば金利の範囲にしても、これはぎりぎりのストライクゾーンの限界を規定しているわけですね。それを悪用して、一生懸命ビーンボールを投げて、それが結果悪くデッドボールになってしまったというふうなことが今回の事件の中身じゃないかなというふうに私は思うんです。人によっては、例えばベニスの商人のシャイロックみたいなものじゃないかというふ……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1999/11/22、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  最初に、黒瀬参考人にお伺いしたいと思います。  今度の法律は、二重構造を解消し、多様で活力ある中小企業をということを標語になされておりますけれども、先ほどから先生のお話を聞いていまして、問題型の中小企業観から積極的な中小企業観へのパラダイムの転換があるというお話がございました。  現在、二重構造の解消、私は必ずしも十分に解消しているとは思っていません。大企業との並立競争関係あるいは大企業との系列関係、これをパラダイムの転換をなす場合に、何を問題にしてどのように対応をしたらよいかということについてお考えをお聞きしたい。


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 国民福祉委員会 第1号(2000/02/03、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  衆議院からの継続案件になっております年金制度につきましてきょうから質疑が始まるわけでございますけれども、この年金制度は国民生活のセーフティーネットの極めて重要な一環をなしているわけでございます。この重要な法案の審議に当たりまして、日ごろよく勉強され真剣な議論をされております清水委員、小池委員、堂本委員、今井委員等、私が常に尊敬している議員の皆さん方が出席されないことを非常に残念に思います。与党だけでやるということじゃなくて、西川委員が入っておりますので若干救われた気持ちがあるんですけれども、私は野党の分も含めてやるような気持ちで真剣に質疑をしたいと思っ……

第147回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/02/15、18期、自由党)

○入澤肇君 今回の年金制度につきましては一応の改革案が出たわけでございますけれども、私どもも、今まで各党各委員の御質問にもありましたように、決して十全なものであるというふうに思っているわけじゃございません。まだ未解決の多くの問題、例えば逆進性の高い定額保険料制度という問題、あるいは保険料未納者、未加入者が一号被保険者の四〇%を超えるという問題、あるいは専業主婦をめぐる第三号被保険者の問題、あるいは学生加入の問題、それからまた保険料の徴収に膨大なコストがかかるというような問題、それから先ほども議論がありましたけれども減額率の問題、これらはいずれも今回の改正によって抜本的に改革されたわけじゃありま……

第147回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/02/22、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、きょうは、読売新聞社が昨年の七月に超高齢時代に備えた医療改革につきましてキャンペーンを行ったことにつきまして、当局の見解をただしたいと思います。  このキャンペーンは、超高齢時代に備えて我が国が直面している医療の諸問題、特に欧米との比較におきましておくれをとっているなというところに焦点を合わせて五つの提言をやっております。  一つは、死亡原因が第一位になりましたがんについての撲滅作戦を徹底させようじゃないか。二つ目は、病気からの解放のための画期的な新薬の開発を促進しろ。三つ目は、生老病死の究極の原因究明、そのために生命科学の研究を促進しようじゃないか。四つ目は、医療への信頼回……

第147回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/02/24、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、二月三日の最初の委員会におきまして、政府の年金改革案の考え方を明らかにするためにあえて、対極とは言いませんけれども、一つの試案として出されております連合の考え方につきまして、政府はどういうふうに認識をしているのかということを給付、負担両面からお聞きして、この難しい制度について少しでも理解を深めようとしたわけでございます。  きょうも今井委員、小池委員、清水委員等々から非常に有益な示唆に富んだ御質問がございました。  今回の改革にもかかわらず、多くの問題がこの年金制度に内在することは事実であります。非常に難しい問題であります。しかし、国全体の財政状況であるとか諸般の情勢を見ます……

第147回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/02/29、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  最初に、神代参考人、都村参考人、それから神野参考人にお聞きしたいのですけれども、昨年の二月二十六日に提出されました経済戦略会議の答申、「日本経済再生への戦略」の中で、年金改革について幾つか提言がございます。  一つは、公的年金はシビルミニマムに対応すると考えられる基礎年金部分に限定しろ、その水準は高齢者の基礎的生活コストをカバーできる水準にしろと。それから、その財源は、二十一世紀のなるべく早い時点で税による負担割合を高めて、さらに将来的には税方式に移行することが望ましいと。これが一点。それから二点目は、世代間の不公平是正の視点から高齢者に過度の優遇措置……

第147回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/03/07、18期、自由党)

○入澤肇君 もう既にかなり御質問を申し上げておりまして、それから各委員からも有益な質問が続出しておりますので、できるだけダブらないような範囲におきまして、年金をめぐる基礎的な事項について確認的な質問をきょうはしたいと思います。  最初に、これは久野委員からも非常に貴重な御質問があったんですけれども、基礎年金の厚さの問題、基礎年金の水準あるいは性格は一体どのように考えたらいいのか。その物差しを当てるに当たって、生活保護との関係において若干の御説明を願いたいと思うんです。  四十年加入して得られる基礎年金給付の満額、これに比べて生活扶助は住宅扶助を除いてもこの基礎年金の給付の満額を超えてしまうとい……

第147回国会 国民福祉委員会 第8号(2000/03/09、18期、自由党)

○入澤肇君 この年金法の改正、通れば来月から施行されるわけでございますけれども、そういう意味では国民生活にすぐ影響を及ぼすということで非常に関心が高まっております。来月から施行される部分につきまして、以下簡単に御説明いただきたいと思うんです。  一つは、学生の納付特例、これは来月の施行を予定しているんですけれども、明確な運用基準、これがまだこの委員会でも明らかにされておりません。具体的な免除基準と対象学生、この範囲はどうなっているのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いや、趣旨そのものはもう他の委員が質問したので、私は質問を割愛したんです。ですから、質問したことだけを答えていた……

第147回国会 国民福祉委員会 第10号(2000/03/15、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、先ほど今井委員から非常に貴重なマクロ的な質問がございましたので、予算書に即して極めてミクロ的な質問をしたいと思います。  最初に、介護保険法の円滑な実施のための対策が計上されておりますけれども、低所得者の利用者負担の軽減対策といたしまして、当面三年間は三%の負担として、それも段階的に引き上げていく、平成十七年度から一〇%とする。何か朝三暮四のような政策を打ち出しているんですけれども、このような暫定的な軽減措置をとった理由、平成十七年度から一〇%とする理由は一体どういうわけですか。
【次の発言】 こういうのは、十七年になれば低所得者の所得が上がっているかどうかわからない。また延……

第147回国会 国民福祉委員会 第18号(2000/05/09、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 私は、最初に児童手当をめぐる問題、その次に少子化の問題について御質問したいと思います。  今回の児童手当法の改正で一番大きな論点になりましたのは、せっかくつくったばかりの扶養控除十万円をもとに戻して、そしてそれを児童手当の原資に充てたということでございます。政府の方でこの所得控除の制度と直接給付の一つの形態である手当の制度、これにつきましてそのメリット、デメリットをどのように考えているか、政府の認識をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 メリット、デメリットは今御答弁があったとおりだと私も思います。そうしますと、まさに控除でいくか手当でいくかというのは極めて政治的な問題になってく……

第147回国会 国民福祉委員会 第20号(2000/05/16、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 大変参考になるお話、それぞれの先生方、ありがとうございました。  共通して言えることは、児童手当につきまして非常に位置づけが低い、あるいはその中身に非常に問題があるというふうに聞こえたのでございますけれども、それについては私は幾つかの理由があるんじゃないかと思うんです。その理由につきまして、先生方の御意見をまずお聞きしたいと思います。  先ほど京極先生が、児童手当というのは小さく産んで大きく育てることがいい制度だというふうにお話しございました。  たくさんの子育て支援対策が提言されているんですね。これはもう各団体、厚生省もそうですし、それから日経連、経団連、同友会、医師会。その中に……

第147回国会 国民福祉委員会 第21号(2000/05/18、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 ただいま提案理由の御説明がございまして、社会福祉の基礎構造改革という言葉は使っていなかったんですが、私ども、当初説明を受けましたときには、この法案は社会福祉の基礎構造の改革を行うんだということで説明を受けたわけでございます。よくわからないので首をかしげました。  基礎構造改革というのをいただきました資料で見てみますと、何が基礎構造なのかなと見ますと、社会福祉事業、それから社会福祉法人、措置制度、福祉事務所、地域福祉。これらはいずれも基礎構造という言葉で一くくりにされるんじゃなくて、むしろ社会福祉の枠組み、この文章にもありますが、「仕組み全般にわたって見直しを行う」、仕組みそのものな……

第147回国会 国民福祉委員会 第23号(2000/05/25、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 保守党の入澤でございますが、与党三党を代表いたしまして御質問いたしたいと思います。  大変貴重な御意見をありがとうございました。  まず最初に、河西参考人にお聞きしたいんです。  私も知らない事実をたくさんお教えいただきまして非常に感銘を受けましたけれども、盲導犬を育成していくには一頭当たりどのくらいかかるのかということが一つ、もう一つは、盲導犬の育成につきまして厚生省、それから動物一般については農林省がかなり補助金を出して、繁殖の研究から育種改良、それから獣医さんの養成とかやっていますけれども、厚生省、農林省の行政の対応は十分かどうかということにつきましてお聞きしたいんです。

第147回国会 予算委員会 第4号(2000/03/03、18期、自由党)

○入澤肇君 私の質問時間は五分間ですので、例えて言えば野球で九回の裏にリリーフに立って、そして攻め球に苦心するというような感じでございます。その五分間でどういう質問をしようかと思って一生懸命考えたんですけれども、一般質疑の初日でございますから経済問題から入りたいと思います。  いろんな評論家が設備の過剰、雇用の過剰、債務の過剰につきまして、最近の状況について見解を述べております。月例経済報告によりますと、景気は緩やかに改善しているというふうに言っております。  過剰設備の状況について見ますと、一時大変な過剰設備を抱えていたのが最近はかなり縮小してきたと。それから、過剰雇用につきましても、リスト……

第147回国会 予算委員会 第7号(2000/03/08、18期、自由党)

○入澤肇君 本題に入ります前に、運輸大臣がお見えでございますので、けさ九時一分ごろ、北千住駅発菊名行き日比谷線が脱線して衝突事故を起こしたという情報が入っておりますので、その概要と、現在運輸省当局がとられている措置につきまして御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。私からも万全の対応をとられますようにお願い申し上げます。  それでは、本題の質問に入らせていただきます。きょうは公共投資のあり方につきまして御質問申し上げたいと思います。  公共投資につきましては新聞等でいろんな批判が出ております。一つは、今までの枠組み、建設、農林、運輸を中心とするあの分け方は新しいニー……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/03/09、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、きのうに続きまして、公共投資のあり方につきまして若干の御質問をいたしたいと思います。  ばらまき批判であるとか、新しいニーズに対応していないとかいうことに並びまして、最近は有効需要の創出効果が非常に低くなっているんじゃないかという批判がございます。  いっとき、調べてみますと、七〇年代には公共投資、例えば一千億円追加すると、一年目は二・〇二倍、それから二年目に四・一四倍というふうにウナギ登りで有効需要の創出効果があった。これがだんだん小さくなりまして、九〇年代半ばになりますと、一年目は一・三二、二年目には一・七五、こういうふうに低下してきた。昔、一千億円公共事業を追加するとど……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/03/17、18期、自由党)

○入澤肇君 きょうは締めくくり総括でありますので、私は、「OECDによる日本経済への提言」、これはなかなか示唆に富んだ内容でありますので、これに対する政府の対応についてお聞きしたいと思います。  OECDは、加盟二十九カ国が原則として年一回、加盟国で構成する経済発展審査委員会によりまして、経済の現状と見通し、マクロ経済政策、構造問題等につきまして審査を受けることになっております。その内容は、既にこの国会におきまして議論になったものもあります、議論にならないものもございます。しかし、いずれも我が国経済にとって重要な項目を網羅しておりまして、これに対して日本政府はどう対応するかということが国際的に……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 国民福祉委員会 第1号(2000/08/09、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 私も長崎原爆のことにつきまして若干御質問を申し上げたいと思います。  きょうは八月九日で、一瞬にして七万四千名のとうとい生命が失われたわけでございますので、まず犠牲者の冥福と、また現在苦しんでいる方々に対するお見舞いを申し上げたいと思います。  今、田浦委員から現場の実態に基づく御質問がございました。それから、私は、田浦委員がこの前にこの国民福祉委員会において質問された議事録も読ませていただきました。今の大臣の答弁は、みずから矛盾を認めているんじゃないかと思うんです。  この長崎の原子爆弾は上空五百メートルの高さで爆発して、この被害は爆心地から同心円上に半径約十二キロにわたって被爆……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 保守党の入澤でございます。  関連して質問させていただきます。  今、各省庁とも来年度予算要求の編成作業の真っ最中であります。行政というのは、一年着手がおくれますと実行を図るためのスタートが三年おくれます。そういう意味で、私は、今夏の経済社会状況から見まして、改革を促進する立場から幾つかの質問をさせていただきます。  小渕内閣はかなりたくさんの会議体を設けまして、多くの報告書を残していただきました。経済戦略会議、産業競争力会議、さらに「二十一世紀日本の構想」懇談会、それから森内閣に引き継がれておりますのが社会保障構造のあり方についての有識者会議、それから教育改革国民会議、いろいろと……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/11/09、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 きょうは最初の日ですので、若干総論的な質問をさせていただきたいと思っております。  衆議院の議事録も読んでまいったのでございますけれども、今回の医療保険制度についての位置づけでございますが、厚生省では、当面の医療保険の安定的運営を図るんだということが一つ。二つ目は、これからの抜本的改革の第一歩とするんだというふうなことを繰り返し言われております。ただいま大島先生の質問を聞いておりましても、大臣の方から医療保険制度を全体として見直す、抜本改革を行うんだというふうなことを答弁されておりますけれども、私はどうも抜本的改革という意味がよくわからないんです。  と申しますのは、今までの仕組み……

第150回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/11/21、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 大変貴重な御意見をありがとうございました。厚生省等から説明を受けていますのが、参考人の意見を聞きまして立体的になったんじゃないかなという感じがしております。  そこで、最初に西澤参考人、水野参考人にお聞きしたいんですけれども、実は今回の医療法の改正は、一つは医療サービス、医療提供体制を効率化したい、もう一つは医療コストを削減する方向で努力したい、そういうことから、急性病床と慢性病床を区別するんだということで制度が改正されるわけでございますけれども、実は前回の委員会で質問いたしまして私も疑問に思ったところを、きょうは糸氏参考人が午前中に、ホスピタルフィーとドクターフィーをちゃんと区別……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 トップバッターで質問をさせていただきます。  私はこの法律を読みまして、まず、あっせん利得罪禁止法的なものは本来、民主主義国家で成熟している場合には慣習法的な倫理観が確立されていて不文法の世界で本当は対応すべきじゃないかと思うんですが、残念ながらいろんな世論にも配慮してこういうような法律ができたということじゃないかと思っております。  この法律、私は衆議院の質問も十分に読ませていただきまして、できるだけ重複しない範囲内で質問をさせていただきたいと思うんですけれども、受けとめ方であります。一つは司法の受けとめ方、もう一つは行政当局の受けとめ方でございます。  司法の関係でいえば、あっ……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第4号(2000/10/11、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 私はきょうは、選挙制度というのは我が国の衆参両院のあり方に密接に関連して決められているというふうに考えておりますので、総論的に両院のあり方についてまずお聞きしたいと思います。  きのう、参議院の役割につきましては森山委員の質問の中でも触れられておりました。非常に的確に触れられていたんですけれども、私自身の考え方を幾つか述べながら、まず発議者の意見をお聞きしたいと思います。  予算とか条約につきましては衆議院の優先議決権があることは御承知のとおりでありますけれども、現在の参議院の制度の特徴を幾つかピックアップしてみますと、一つは六年間の任期制があるわけですね。解散がない。これは身分が……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第5号(2000/10/12、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 お二人の参考人、大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。  我々が期待していた、もう少し我々を弁護してくれるような、擁護してくれるようなお話かと思いましたけれども、若干消極的なので、がっかりはしないんですけれども、幾つかお尋ねしたいと思います。  まず、大石参考人にお伺いしたいんですけれども、定数削減の問題とそれから非拘束名簿式比例代表制の導入問題につきまして、「現行制度を前提とした場合」、「現行制度にとらわれない場合」と並列的にお書きになっていますけれども、現実的あるいは具体的可能性という観点からしたらどちらに重点を置いて先生でしたら御主張されるか、お伺いしたいと……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 総務委員会 第5号(2001/03/29、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 保守党の入澤でございます。  先ほど、平成十三年度の収支予算、それから事業計画、それから資金計画につきまして概要の御説明がございました。そこで、ぜひ国民の皆さん方にもう少し掘り下げた説明をしていただきたいと思うんですけれども、アナ・アナ変換についても一定の国庫助成が計上されたわけでございますし、放送基盤の整備について基本的にどんな考え方を持っているか。  二つ目は、放送番組の編成につきまして、放送法に書いてある教養、教育、報道、娯楽、この四つの分野につきましてどんな計画を持っていらっしゃるか。大きな計画で結構でございます。  それから三つ目は、先ほど常田委員からも質問がありましたけ……

第151回国会 予算委員会 第5号(2001/03/07、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 保守党の入澤でございます。  清水議員の関連質問をさせていただきます。  最初に、えひめ丸の事件の犠牲者及び御親族、また関係者に対して心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  きょう私は景気対策と構造問題に焦点を絞って政府の見解をただしたいと思います。  まず、麻生大臣に、きのうの閣議後の記者会見で大臣は戦後初めて物価が値下がりする中での不況になっていると述べまして、前回の月例経済報告で景気は回復過程の踊り場にあるというふうに説明をされましたけれども、大きくこの説明を変更する会見を行っております。  翻ってみますと、九八年に金融不安がありましたときにマイナス成長と物価下落が同時に……

第151回国会 予算委員会 第15号(2001/05/22、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 おはようございます。  まず、初めて小泉総理に質問いたしますので、おくればせながら、おめでとうございます。  私は、衆議院の議論も十分に読んできましたので、重複のないように、きょうは小泉総理が掲げる構造改革について具体的にお話をお聞きしたいと思います。  非常に小泉内閣に対する国民の期待が高い。これは、閉塞的な状況を何とか打破してくれるんじゃないかな、月光仮面のような役割を果たしてくれるんじゃないかなというような気持ちが国民の間にあるんじゃないかと思うのであります。  きのうの質問、答弁を聞いていまして、徐々に私の考え方は具体的になっているというふうなことを申されましたけれども、ま……


入沢肇[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

入沢肇[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 共生社会に関する調査会 第閉会後1号(1998/11/26、18期、自由党)

○入澤肇君 入澤でございます。  先ほどからいろんな有益な話を聞かせていただきましてありがとうございます。  実効性のある対応ということを再三言われておりますけれども、暴力の内容につきましては東京都の調査とか何かでまあこういうことかなというふうなことがわかるんですが、その暴力の原因について資料がないので、もしおありでしたら御説明願いたいんです、その原因について。  また、時代の変化、流れで変わってきているのかどうか。精神的な暴力、身体的な暴力、性的な暴力というふうに区別がなされておりますけれども、それぞれにつきましてどのような変化があるかということ。  それから三つ目は、実態として、夫の職業あ……

第143回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1998/10/01、18期、自由党)

○入澤肇君 入澤でございます。  最初に共生という名前を聞きましたときに、政治家というのは何と大胆なことをテーマにするんだなと思ったんです。長い間役人をやっていますとこういうふうなことはどちらかというと避けて通ることが多いものですから、まずその概念が不明確でありますし、それから取り上げ方いかんによっては心の痛みを伴うこともあるし、話題にすること自身が問題であるというふうなことが多々あるわけであります。  しかし、戦後、近代国家は明治以来ですけれども、弱者の保護とか権利の確立ということは日本法制の基本課題でありましたし、テーマを限定して言えばこの共生という問題について非常に議論を深めることができ……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 共生社会に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、自由党)

○入澤肇君 先ほどいろんな説明をいただきまして、ありがとうございました。  そこで、まとめて質問しますけれども、一つは性暴力について。ケースが例えば極悪な例、これについて、通り魔殺人による被害者救済法がありますね、救済制度。こういうものが強姦とか何かの事件に対して類似の法律制度をつくるようなことは考えられるかどうか、考える場合にはどんな要件が必要かということがまず第一点。  二つ目は、今までのいろんな御経験からして、どうしたらこの性暴力を防ぐことができるのだろうか。防ぐためのマニュアルみたいなものが考えられたらそれを教えてもらいたい。  三つ目はドメスティック・バイオレンスについて。民事不介入……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、自由党)

○入澤肇君 今まで参考人に二回質疑をし、きょうはまた政府側からお話を聞いたんですけれども、この問題について何らかの対応策をとるという場合に、その前提の条件整備がどうあるべきかという視点に立って幾つか御質問したい。  一つは、ドメスティック・バイオレンスにしても性犯罪にしても、刑法上の通常の暴行罪とか恐喝罪、こういうものと実態としてどのような違いがあるのか、それからさらに、先ほど仲道先生からも御質問されまして若干の答えがありましたけれども、実態の特殊性と原因の明確な把握がなければ次のステップを踏めないと思うんです。これは今まで参考人にも質問したんですが、なかなか明確でなかった。  今お答えになれ……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/04/19、18期、自由党)

○入澤肇君 ドメスティック・バイオレンスとかセクハラについての現状なり対応策につきましては、きょう非常にいろんな質問が出たわけでございまして、私からその背景とか原因とか理由について、今言われていること、総理府の人権擁護に関する世論調査、それから野村総研の調査結果をもとにしまして幾つか御質問したいと思います。  女性が職場で十分な能力を発揮できる、男性優位の社会を緩めていくあるいは直していくということのために一番必要なのは、やっぱり女性が働きやすい職場をきちんとつくることですね。  そういう意味で労働省にお聞きしたいんですが、民間部門はともかくとしまして、まず役所の公的な部門でいわゆるライン制を……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、自由党)

○入澤肇君 参考人の質疑、それから政府当局への質疑を通じて幾つか感じたことがありますので、申し上げてみたいと思います。  一つは、DV、ドメスティック・バイオレンス、これについてもセクシュアルハラスメントについての実態は報告があるんですけれども、その原因は、なかなかこれは事柄の性格上難しいと思うんですが、原因の究明あるいは分類、そういうものが十分でない。原因がはっきりしないと対応策も出てこないと僕は思うんです。  そこで、いろんな質問をした中で、今も釜本委員からお話がございましたけれども、既存の制度、施策で対応できるものと新しく措置しなければ対応できないものとを、この議論を通じて分けてみる必要……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/07/05、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  きょうは、大変貴重な御意見をありがとうございました。  まず、成田公述人と辻山公述人にお聞きしたいんですけれども、成田公述人については、分権委員会で財源問題として現在の地方交付税制度の役割とか限界、こういうものについて議論があったかどうか。辻山公述人には、同じように地方交付税制度についてどのようなお考えを持っているかということについてお聞きしたいんです。  と申しますのは、実は地方交付税は一応の積算基礎、単位費用表に基づく積算基礎によって市町村、都道府県に財源が配分されていますけれども、使途は特定されていないということで、かなり各町村の産業担当係とか個……

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、四分ですので、極めて基本的な問題について一問だけ御質問申し上げます。  神野先生も小野先生も構造改革の必要性ということを言っておられました。ただ、構造改革と一口で言いましても中身がなかなかこれは難しい。例えば金融の分野、個々の産業の分野、福祉の分野、農業の分野、それぞれ中身が違ってくると思うんです。  そこで、緊急性のあるものについて構造改革を進める分野は何か、それからそのときの軸足、構造改革を進めるときの物差しは一体何か、それから三つ目はどのようなステップで構造改革を進めていくのかにつきまして、お二人からそれぞれ御答弁願いたいと思います。


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/12/03、18期、自由党)

○入澤肇君 最初に、男女共同参画社会基本法の審査に参加しましたときに、これからいろいろなことをやらなくちゃいけないんですけれども、極めて、男女差別といいますか、現在のいろんな実態についての調査資料が少ないということを痛感いたしまして、当局に、可能な限り、トップダウンでいいから総理府がイニシアチブをとって各省に調査をするように私要請しました。  法律が通りましていよいよ局ができるわけですね。局ができるまでに、一つの局が十分な活動をするためにはそれなりの基盤整備がなされなくちゃいけない。ここで言う基盤整備というのは、政策を立案していくための基礎的な調査でございますけれども、どのような視点でどのよう……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2000/04/03、18期、自由党)

○入澤肇君 少子化の原因と対応策につきましては非常にきめの細かい議論が各先生方から行われているわけでございます。これについては既に少子化対策議員連盟、これが基本法をつくっておりますし、それからまた与党三党が検討いたしまして、それに基づきまして二千億円の補正予算もついて、さらにことしの当初予算にその補正予算が引き継がれているわけでございます。  いろんなことが言われております。今お聞きしましても、例えば原因としまして所得水準の問題あるいは女性の高学歴化の問題、それから働く女性の対策が不十分で、要するに育児施設が十分に整備されていないことも寄与しているんじゃないかと言われておりますけれども、まだ議……

第147回国会 国民福祉委員会公聴会 第1号(2000/03/21、18期、自由党)

○入澤肇君 私は、基礎年金と報酬比例部分の年金とは区別して考えるべきだという立場に立って、今まで出ていなかった質問について若干やりたいと思います。  一つは、厚生年金基金代行制度、これの廃止論があちこちで出ております。今まではかなり企業にとって有利だった。ところが、新会計基準への移行だとか、あるいは超低金利政策のもとで非常にメリットが少なくなったとか、いろんなことが言われているんですけれども、この厚生年金基金の代行制度を廃止することについて、まず理論的にはどういうふうなことが考えられるかということを高山先生にお伺いし、それから企業の立場からどうかということを成瀬公述人にお伺いしたいと思います。

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/03/14、18期、自由党)

○入澤肇君 自由党の入澤でございます。  きょうは大変知的好奇心をそそるようなお話をいただきまして、ありがとうございました。  まず、金子公述人にお聞きしますけれども、日本とアメリカの大学を経験され、さらに日本の大学教育におきましても国立と私立と両方とも経験され、さらに小学校の教育まで経験されておられるということでございます。  そこで、お聞きしたいんですけれども、アメリカと比較しまして日本の大学教育あるいは小学校教育、あるいは日本における私立学校と国公立学校の違い、どんなことが特徴として見られるかということについてお聞きしたいんです。例えば教員の選び方、カリキュラムのあり方、教育の進め方、そ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 国際問題に関する調査会 第1号(2001/02/14、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。  参考人の皆さん、大変きょうはありがとうございます。  幾つか御質問したいと思いますけれども、コソボの問題等々、新しい国際秩序をつくるためのきっかけになるんじゃないかと私は思っているんですけれども、国際連盟のやっぱり失敗の轍を踏まないために今の安全保障理事会のいろんな仕組みもあるわけですね。拒否権の問題もある。もし安全保障理事会を含めて国連の改革をするためには、国際的な秩序の確保について実効性のある、やっぱり担保的な手段が用意されなくちゃいけない。  それは今の国連に与えられたいろいろな権限では不十分なのかどうかということにつ……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第3号(2001/02/26、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 一問だけ。
【次の発言】 大変貴重なお話をありがとうございます。  一つだけちょっと教えてもらいたいんですけれども、高等弁務官の難民救済の仕事と国際赤十字運動とはどのように連携しているのか。先ほど、予算額九億円とか十億円とかのお話ございましたけれども、この国際赤十字の金との関係で、資金分担関係はどうなっているかについてお聞きしたいんですが。

第151回国会 国際問題に関する調査会 第6号(2001/04/18、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 短く問題意識を述べさせていただきたいと思います。途中からこの調査会に加わりましたので、過去の議事録を一応読んでまいりました。ダブらないように私の問題意識を述べたいと思います。  一つは、非常に不思議なことなんですけれども、国連について議論がなされながら、国連における我が国の外交活動について詳細なデータが出ていないということであります。たくさんの総会決議がなされておりますけれども、これはどうして棄権するのかな、なぜ反対するのかなと思われるような行動をとっております。それは多元方程式を解くような外交の中で、当然それなりの理由があって行動しているのだと思うんですけれども、国連における我が……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2001/05/23、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 私は安全保障の前提となる諸条件の整備がまず第一だと思います。  一つは、住民の生活の向上が十分になされているかどうか。貧富の格差が余りにもひどい。そこから要するに東アジア各国の政治の不安定が生じているということを認識すべきだと。  二つ目は、我が国は法治国家ですが、法治のシステムが十分に確立されていない。どちらかというと人治のシステムになっている。これを法治のシステムを確立するように誘導することが必要じゃないかと。  それから三つ目は、生活の安定のために、その国々の経済社会の発展状況に応じてですけれども、やはり大事なことは、一次産業の安定した基盤をつくるということが大事じゃないかと……

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/03/15、18期、自由民主党・保守党)

○入澤肇君 お二人の公述人の先生、大変ありがとうございました。  まず、大沢公述人から御意見をお伺いしたいと思います。  社会保障制度、なかんずく年金制度を勉強していますと、例の働く女性と専業主婦の負担の不公平の問題等すぐにぶち当たるわけでございます。そういう中で、個人モデルにより自己決定権を保障する社会的セーフティーネット、これは非常に魅力的な、私は十分に考えるに値する御意見じゃないかと思っております。  ただ、このためには、現在一生懸命になって内閣を中心に進めている男女共同参画社会基本法に基づく諸施策が実施されなくちゃいけない。しかし、なかなかこの男女共同参画基本計画を見ても中身が抽象的で……



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データ更新日:2022/12/18

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