このページでは入沢肇参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○委員以外の議員(入澤肇君) 保健婦さん、看護婦さん、准看護婦さん、これは同一の資格で男女で名前が変わるというのはもう今の時代にふさわしくないんじゃないかということで、保健師、看護師、准看護師というふうに名前を変えるわけですね。 助産婦さんについては、私は群馬の山の中で育ったんですけれども、地域医療システムの中で、医療行為こそしないけれども、いろんな健康相談等にあずかって、非常に地域では尊敬されております。まさに「師」と言うにふさわしい役割を担っているわけです。 そういう意味で、逆に言えば、なぜほかの保健婦さんや看護婦さんが「師」という名前になって助産婦さんだけが助産師と言っちゃいけないの……
○入澤肇君 私はきょうは、日銀総裁の現在の景況認識と、それから三月十九日以降行われております量的緩和政策についての検証につきまして、質問いたしたいと思います。 きょうの新聞に出ていますけれども、日本経済は本格的な減速局面に入った、二〇〇一年度のGDPはマイナス〇・八だという。いろいろな努力をやっていますけれども、まだまだ資本ストック、それから債務、それから雇用、三つの過剰が高水準にある。月例経済報告、先般発表されましたけれども、これも経済の停滞を、発表するたびごとに要するに停滞の度を深めているというふうなことが強調されております。 そこで、デフレの問題なんですけれども、実は、予算委員会にお……
○入澤肇君 私は、この法律改正に関しまして、金融行政のあり方について御質問申し上げたいと思います。衆議院の議事録も読んでいますので、できるだけダブらないように質問したいと思います。 一見しまして、この今回の異業種参入に伴う規制の強化というのは、ちょっと見ると違和感を感じるんですね。それは、今まで金利の自由化、それから業態別の垣根の取り払い、さらに為替管理の規制の緩和ということで、一般に言われております護送船団方式から金融行政は大幅に自由化の道を歩んできたわけであります。 それを今回、異業種が銀行業に参入するということを契機にしまして、銀行の公共性、信用秩序の維持とか預金者保護とか金融の円滑……
○入澤肇君 私は、今までの衆参両院の議論とダブらないように幾つか焦点を絞って御質問申し上げたいと思います。 我が国の株式市場をG7の中で見てみると、際立って大きな特徴が二つあります。 一つは、銀行の株式保有が非常に高い。アメリカは銀行本体で禁止されておりますし、それからドイツも非常な厳しい制限がある。日本だけが自己資本額を大幅に上回って所有している。 二つ目は、株の過剰現象というんでしょうか、バブルのときにエクイティーファイナンスをじゃかじゃか出したものですからROEが非常に低くなっている。去年なんかはアメリカは日本の十七倍。直近の数字を先ほど金融庁からもらいましたら、六、七倍ぐらいの格……
○入澤肇君 大変ありがとうございました。 高月先生にまず御質問申し上げたいと思います。 今、先生の御説明の中で、資本の取り崩し、健全債権の流動化、公的資金の注入等に触れられましたけれども、大きく分けて、日本型の経営方式についての反省と、それからRCCを含めた私的処理も踏まえた処理システム、これについての言及があったわけでございますけれども。 まず、日本型の資本主義の一つの特徴として株式の持ち合いということがかなり言われているわけですね。先般、株式の取得機構についての法案が成立いたしました。この法律の中でも、銀行は自己資本の範囲内でのみ株式を保有できると、それ以上はだめだというふうな制限が……
○入澤肇君 持ち時間が四時十八分までですので、答弁は簡単にお願いいたします。簡潔にお願いします。 各省でテロ対策本部が設立されておりますけれども、この英米の攻撃がいつ終了するか、短期で終わればいいんですが、長期にわたる場合になりますと、我が国の国民生活の安定あるいは安全のためにも大きな影響が出てくるんじゃないかということが心配されております。 そこで、各省を代表いたしまして、まず国土交通省には、航空、海上輸送等を所管しておりますので、その安全に対してどのような対策をとっているか。それから農林水産省には、インド洋というのは、我が国の水産物の平均消費量八百万トンのうちの約八十万トンがインド洋産……
○入澤肇君 私は、自由民主党・保守党及び公明党を代表して、ただいま議題となっております平成十三年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。 小泉内閣は、発足以来、内外の厳しい局面に直面しながらも、我が国の未来への発展基盤を強固なものとし、真に経済社会を活性化するための構造改革に意欲的に取り組んでまいりました。特にこの間、米国における景気後退や同時多発テロ事件等に起因する世界経済の減速は、我が国の経済にも重大な影響を及ぼしつつあり、とりわけ雇用をめぐる情勢は、九月の失業率が五・三%に上昇するなど一層の厳しさを増しております。 かかる状況下で構造改革を果敢に推進していくため……
○入澤肇君 久しぶりにこの委員会で質問させていただきまして、大変ありがとうございます。 私、衆議院の議事録等読んでまいりましたので、可能な限り基本問題に関しまして御質問申し上げたいと思います。重複がありましたらお許し願いたいと思います。 実は、政府・与党の社会保障協議会におきまして、いろんな議論ございました。人口には三方一両損ということが膾炙しておりますけれども、私は当初から、三方一両損だけでは駄目なんで、やはり制度の基本問題についての改革が同時セットでなくちゃいかぬというふうなことを主張してまいったんですけれども、法律では、おおむね二年を目途に基本的な改革を行うということになりましたので……
○入澤肇君 おはようございます。 今日は、私は、経済政策等の見解を聞くというより、むしろ予算編成作業の前提となる基礎的な事実につきまして、政府の見解というよりも事実の説明を事務当局からお聞きしたいと思います。 実は、思い違いをしていまして、三段表を見ていましたら、十四年度予算要求には従来入っていました標準的経費の欄が落とされております。実は、標準的経費というのが入ったゆえんのものは、法律で決められている定型的な予算につきましては、これは一定のルールの下に、各省が要求したら大蔵省は査定作業はすることなくそれは認めるというふうなことで、予算編成の効率化に非常に貢献してきた経緯がございます。予算……
○入澤肇君 おはようございます。 私はきょうは、JT株式会社の民営化の成熟がどのぐらい進んでいるかということに焦点を絞って御質問申し上げたいと思います。 昭和五十七年の臨調の基本答申があり、それを受けて昭和六十年に専売改革が行われたわけであります。それによりまして、自主経営責任体制の確立を目指してということで株式会社化が行われた。さらに、競争原理を導入するということで、たばこの輸入の自由化が行われた。これはちょっとまだ完全に民営化ということとそぐわないんですけれども、葉たばこ問題の対応で、JTによる葉たばこの買入れ諸制度が今度は契約制度として導入されたということでございます。言わば、株式会……
○入澤肇君 まず冒頭、坂野先生に対して心から御冥福をお祈り申し上げます。 今日、私は、法律に則して御質問申し上げたいと思いますけれども、本当は順番を逆にしたいんですが、大事なところですので、罰則の規定から入りたいと思います。 この法律の仕組みは、マネーロンダリングを防ぐための一つの手段として、金融機関等で本人の確認をする、その本人の確認が十分でないと認めるときに金融機関等に対して是正命令を掛ける、是正命令に従わない人に対して罰則を掛けると、こういう仕組みでございますね。 この法律をよく読んでみますと、これはお読みになったと思うんですけれども、かなり条文が、書き下ろしの法律にしては、一部改……
○入澤肇君 最初に、中里参考人にお尋ね申し上げます。 預貯金を株式の投資に誘導する方法を議論していましたときに、例の株式の配当課税、二重課税の問題が議論されました。そのときに、要するに法人の性格につきまして、法人は株主とは独立した存在であるという法人実在説、それから法人は個人株主の集合体であるという法人擬制説、神学論争的なものがかなり与党の中でも議論になりました。 今回、グループの連結納税制度というのは、こういう法人実在説とか法人擬制説、そういうふうな講学上の説に対して終止符を打つものと理解していいのか、新しい法人についての概念を確立することが行われるのかどうかについて、学問的な話を聞きた……
○入澤肇君 私は、自由民主党・保守党及び公明党の与党三党を代表して、ただいま議題となっております平成十三年度第二次補正予算二案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。 小泉総理は、昨年の春の就任以来、聖域なき構造改革の基本方針の下、国民の絶大なる支持を背景に、特殊法人改革など懸案の諸課題に積極果敢に取り組んでおられます。 昨年秋には、二十一世紀の我が国が目指すべき経済社会の構築に向けて構造改革の道筋を示した改革工程表、改革先行プログラムを相次いで取りまとめ、雇用・中小企業のセーフティーネットの整備・拡充を中心とした第一次補正予算を編成するなど、国民が安心して働き、生活ができる環境作……
○入澤肇君 極めて鋭い野党的な質問の後に、私は提案型の質問をさせていただきたいと思います。 小泉総理が進める構造改革を更にエンカレッジするという視点に立ちまして、経済政策を中心に御質問申し上げたいと思います。 小泉内閣になりましてから、いろんな報道がありますけれども、私は着実に改革のステップが踏み出されているんじゃないかというふうに認識して、また評価しております。 言葉の上では、いろんな言葉がちまたを騒がしている。構造改革なくして景気回復なしと、こういう言葉もあれば、景気回復なくして構造改革なしという言葉もあります。さらに最近は、政治改革なくして構造改革なしと、こういうふうなことも言われ……
○入澤肇君 それでは、トップを承りまして御質問申し上げます。
トップバッターの責任上、ゆうべ発表されましたデフレ対策、総合対策ですね、これにつきまして竹中大臣から、ポイントと、当初竹中大臣が予定されておった案が新聞報道等によりますとかなり修正されるというふうなことが言われております。どの点が修正されて、どの点が竹中大臣の意向どおりに決定されたのか、この点について端的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 勝った負けたとかそういうことじゃなくて、私は、政策転換をする場合には、その前提条件の充足が必要だと思っているんです。その充足なしに不良債権の処理を加速化するという、別の言葉で言えばハード……
○入澤肇君 法律の審査でありますので、制度論に絡めて御質問申し上げたいと思います。
今回、まず金融の組織再編特別措置法が提案されましたけれども、この金融機関の組織再編につきましては、従来、昭和四十三年に制定されました金融機関の合併及び転換に関する法律、いわゆる合併転換法でございます、それから去年ですか、制定されました産業活力再生特別措置法、これに基づいても組織再編がなされています。このように既存の法律が二つもあるのにかかわらず、なぜ改めて新しい法律を作ることにしたのか、その背景なり理由をまず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今、与党の方でも、行財政協議会で、政府の持っている法律、これ……
○入澤肇君 本日のしんがりを引き受けまして、御質問させていただきます。 できるだけ衆議院の議論、今までの議論と重複しないように質問したいと思いますけれども、今日も幾人かの委員から、どうも今度の個人情報保護法はメディア規制という批判が免れないんじゃないかというふうな御質問がございました。私も聞いていまして、政府側の説明にもう一工夫あっていいんじゃないかなというような感想を持ったわけであります。 実は、この修正案を作るときに、私も与党三党の議論の現場におりましたので、そのときに考えたことを今日体系的にちょっと並べてみますので、それについて当局の御認識をお伺いしたいと思います。 相当な議論をや……
○入澤肇君 参考人の皆さんにはお忙しいところを御出席いただきまして、大変ありがとうございます。少しきつい質問になるかもしれませんけれども、是非率直に御答弁願いたいと思います。 今回の証券取引法の一部改正案は、何で今ごろになってしまったんだろうかなというふうな気持ちもするわけであります。要するに、証券市場の改革促進プログラム、これに基づきまして、だれもが投資しやすい市場の整備、それから効率的で競争力のある市場の整備というのを投資家保護の観点も踏まえて各種の規定がなされたわけであります。すなわち、証券会社の主要株主に対する規制、これなどもなぜなかったのかなというふうな感じでありますし、それから証……
○入澤肇君 保守新党の入澤でございます。 私は、衆議院の議事録をほとんど読んできましたので、重複を避けて、内政の最重要課題であります構造改革につきまして質問をしたいと思います。 昨日も、景気対策で何やっているかという質問がございまして、塩川財務大臣から箇条書的にこんなにたくさんやっているというふうな答弁がございました。 しかし、世の中では、どうも不良債権の処理に足を取られちゃって産業構造の改革だとか行財政改革が進んでいないんじゃないかというふうな印象を持たれております。これは非常に不本意であります。私自身も、与党三党の政策責任者会議のメンバーで、約三十ぐらいあるプロジェクトチーム、このほ……
○入澤肇君 今日は公共事業につきまして御質問させていただきますけれども、その前に、個別案件について一つだけ質問させていただきます。 東京国際空港のD滑走路建設工事が始まりますけれども、私、川崎に住んでいるんですが、ますます飛行場が遠くなっちゃいまして、タクシーで空港から家に帰ると、距離も二倍、料金も二倍、三倍になってまいりまして、神奈川県に住んでいる川崎、横浜の市民は、この距離を短くしてくれということで神奈川口の構想というのを出しております。 神奈川口連絡道路の国直轄による整備だとか、それに伴う新しい町づくりの支援、こういうふうな構想を出しまして、それぞれ市議会で議論をしまして、国にも陳情……
○入澤肇君 それじゃ、幾つか御質問を申し上げたいと思います。 先ほども、外交上の有力な手段である、あるいは十年間世界じゅうで一番の援助を行ってきたという話ございましたけれども、どうしてこれだけ重要なことが法律に基づいて行われないのか、大綱の段階でとどまっているのか。私は、基本法というよりもむしろ実定法が制定されてしかるべきじゃないかと思っているんですが、政府として実定法の制定に踏み切らなかった理由が何かというのが一つ。 二つ目は、省庁再編によっていわゆる四省庁体制というのが崩れて、新しい審査体制、評価体制ができたというのですが、政府の今の説明によると大変よくやっているというふうに見えるんで……
○入澤肇君 大変いろんなことを教えていただきまして、ありがとうございました。 まず、遠藤参考人、先ほど、二年半の暫定政権の維持のために援助を集中的に継続することが必要であると、それから、アメリカのコミットメントの継続が何よりも必要だということが言われましたけれども、現にアフガンの状況を見ていると、少数民族が非常に争っていますね。チトーがユーゴを統一したときに、あのカリスマ性と、さらにあめとむちですね、これによって見事に統一がなされたけれども、冷戦構造の崩壊の後、ばらばらになっちゃいましたね、大変な争いになった。 今、そういうふうな過去の歴史的な経緯を踏まえて、この少数民族を束ねる力、これは……
○入澤肇君 それでは、短くやります。 今までこの調査会を中心にいろいろとイスラム・中東情勢の勉強をさせていただきましたけれども、もう一つ表面的でよく分からない面がたくさんあります。一方で、マスコミ等では、アフガンにおける紛争の後、多くの情報がはんらんしております。何が一体真実なのか、何がそういういろんな事実の背景にあるのか、よく分かりません。例えば、新しい政権ができた後も、地方によっては知事部局と元知事部局とが部族間の争いをやっている。一体、その背景は何なのか。それから、いつ収まるのか、どのような手段、方法を講じたら円満に解決するのか、よく分かりません。 私は、そういうふうな状況は、日本の……
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